JP2552895B2 - ヒートポンプ - Google Patents

ヒートポンプ

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JP2552895B2
JP2552895B2 JP63095400A JP9540088A JP2552895B2 JP 2552895 B2 JP2552895 B2 JP 2552895B2 JP 63095400 A JP63095400 A JP 63095400A JP 9540088 A JP9540088 A JP 9540088A JP 2552895 B2 JP2552895 B2 JP 2552895B2
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heat pump
electric motor
refrigerant
temperature
winding
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康夫 小川
伸治 野路
昭弘 山本
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Ebara Corp
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Ebara Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、冷媒冷却の電動機により駆動される遠心式
圧縮機を用いたヒートポンプに関するものであり、特に
冷媒としてジクロロトリフルオロエタン(以下R−123
と称す)を用いることができる。電動機により駆動され
る遠心式圧縮機を用いたヒートポンプに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、ヒートポンプの1種として、電動機により駆動
される遠心式圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器及びこ
れらの機器を接続する配管経路などで構成され、これら
の機器内を循環する冷媒と同一の冷媒で前記電動機が冷
却されるようになつているヒートポンプがあるが、この
ヒートポンプでは冷媒としてトリクロロモノフルオロメ
タン(以下R−11と称す)が用いられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このR−11は成層圏のオゾン層を破壊
するという問題があり、世界的にその規制がなされつつ
ある。
その代替冷媒の候補としてR−123が研究されている
が、この冷媒は電動機の電線の有機絶縁材料に対して強
い溶解作用や膨潤作用があり、電動機巻線の絶縁破壊事
故を引き起すという大きな欠点があり、このため冷媒冷
却の電動機により駆動されるヒートポンプには使用でき
ないものであつた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、電動機により駆動される遠心式圧縮機、凝
縮器、減圧装置、蒸発器及びこれらの機器を接続する配
管経路などで構成され、これらの機器内を循環する冷媒
と同一の冷媒で前記電動機が冷却されるようになつてい
るヒートポンプにおいて、前記冷媒としてR−123を用
い、前記電動機コイル部の温度を直接又は間接的に検出
し、この温度を120℃以下とする温度制御装置を有し、
且つ前記電動機巻線がポリアミドイミド線であることを
特徴とするヒートポンプによつて前記課題を解決した。
ヒートポンプを上記の如く構成することにより、成層
圏オゾン層をほとんど破壊しないR−123を用いても高
寿命のヒートポンプを提供することが可能となつた。
このヒートポンプでは電動機のコイル部に前記冷媒が
直接接触することにより冷却されるので、冷却効率がよ
い。
なお、ここで、ヒートポンプとは、温流体を製造する
狭義のヒートポンプのみならず、冷流体を製造する冷凍
機も含むものとする。
本発明におけるポリアミドイミド線は銅線などをポリ
アミドイミド層で被覆したものをいい、中間に他の合成
樹脂などの被覆層を有してもよく、また有さなくてもよ
い。また、ポリアミドイミド層の上をさらにポリエステ
ルのような他の被覆層で被覆してもよい。
〔作 用〕
本発明における電動機巻線のポリアミドイミド線はR
−123に対して殆ど溶解したり、膨潤することがないの
で、この電動機巻線をR−123と直接接触させることに
より冷却させても絶縁破壊事故を起すことがない。ただ
し、ポリアミドイミド線は130℃以上になるとR−123に
対する溶解性や膨潤性が出てくるので、実用上巻線の温
度は120℃を越えないようにコイル部の温度を120℃以下
に保つ必要がある。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
ただし、この実施例はあくまでも本発明の実施態様の一
例であつて、本発明の技術的思想を有する例は本発明に
包含されるものである。
第1図は、本発明に係るヒートポンプの概略構成を示
す図である。同図において、1は遠心式圧縮機、2は凝
縮器、3は減圧装置、4は蒸発器である。これら遠心式
圧縮器1、凝縮器2、減圧装置3及び蒸発器4は冷媒経
路で接続されて冷媒循環流路を形成している。
上記構成のヒートポンプにおいて、圧縮機1で圧縮さ
れた冷媒ガスは凝縮器2にて、流路5から送られてくる
負荷流体により冷却及び凝縮され、減圧装置3にて減圧
された後、蒸発器4に至る。蒸発器4では流路6から送
られる熱源流体により、加熱及び蒸発され、再び遠心式
圧縮機1に戻り、ヒートポンプサイクルを構成する。一
方、流路5を流れる負荷流体は凝縮器2にて加熱され、
負荷(図示せず)に供給される。このヒートポンプにお
いては冷媒としてR−123が使用される。
また、凝縮器で凝縮したR−123液の一部は、冷媒ポ
ンプ7により電動機8に送られ、電動機の巻線9などを
冷却し、冷媒自身は加熱され、蒸発する。そして、再び
凝縮器2へ戻る。
そして、この巻線9はポリアミドイミド線が用いられ
ている。その巻線表面に温度検出器10が取りつけられて
いる。この温度信号は制御装置11に送られるが、温度が
上昇して120℃に達すると、電動機の巻線温度を低下す
る処置がとられる。例えば、遠心式圧縮機1の容量制御
装置であるサクシヨンベーンコントロール装置12を駆動
するモータ13を作動させて圧縮機の負荷、即ち電動機8
の負荷を減じる。また、電動機の巻線温度を低下する処
置としては、電動機の運転を停止させるようにしてもよ
い。これにより電動機のコイル部は120℃以下に保たれ
る。
以上の構成により、本発明のヒートポンプは効率よく
長期に亘つて運転することができた。
以上のように、本発明は、電動機巻線がポリアミドイ
ミド線であり、使用最高温度は120℃に抑えるように制
御され、且つ冷媒としてR−123が用いられるという、
3つの条件を全て満足することにより、成層圏オゾン層
に悪影響を及ぼさない冷媒により冷却された電動機を用
いるヒートポンプを実現したものであるが、この上記の
3つの条件を設定するためには長期間にわたつてR−12
3を使用しうる条件を追究し、且つ電動機の巻線の材質
についても深く検討した結果によるものである。
その研究結果によれば、ポリアミドイミド線はR−12
3に十分耐えうるものであつて、その実用的耐性は各温
度下における絶縁破壊電圧を見ることにより判断するこ
とができる。第2図は、R−123雰囲気中でのポリアミ
ドイミド線の各温度下の絶縁破壊電圧を示し、縦軸は絶
縁破壊電圧、横軸は雰囲気温度である。
この巻線は、図のように120℃程度までは絶縁破壊電
圧は下がらないが、それ以上の温度では急激に劣化す
る。この現象は当業者にとつて予測のつかないことであ
つた。
〔発明の効果〕
本発明のヒートポンプは、上述のような構成となつて
いるので、下記のような優れた効果がある。
(1) 冷媒としてR−123を用いてヒートポンプを運
転できる。そして、万一がそれが漏れても、成層圏オゾ
ン層を破壊することがほとんどない。
(2) 電動機コイルが劣化しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るヒートポンプの概略構成を示す
図であり、第2図は、R−123雰囲気中でのポリアミド
イミド線の各温度下の絶縁破壊電圧を示す。 1……遠心式圧縮機、2……凝縮器 3……減圧装置、4……蒸発器 7……冷媒ポンプ、8……電動機 9……巻線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機により駆動される遠心式圧縮機、凝
    縮器、減圧装置、蒸発器及びこれらの機器を接続する配
    管経路などで構成され、これらの機器内を循環する冷媒
    と同一の冷媒で前記電動機が冷却されるようになつてい
    るヒートポンプにおいて、前記冷媒としてジクロロトリ
    フルオロエタンを用い、前記電動機コイル部の温度を直
    接又は間接的に検出し、この温度を120℃以下とする温
    度制御装置を有し、且つ前記電動機巻線がポリアミドイ
    ミド線であることを特徴とするヒートポンプ。
JP63095400A 1988-04-20 1988-04-20 ヒートポンプ Expired - Lifetime JP2552895B2 (ja)

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