JP2552886Y2 - センサ保護部材の取付構造 - Google Patents

センサ保護部材の取付構造

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JP2552886Y2
JP2552886Y2 JP1991027817U JP2781791U JP2552886Y2 JP 2552886 Y2 JP2552886 Y2 JP 2552886Y2 JP 1991027817 U JP1991027817 U JP 1991027817U JP 2781791 U JP2781791 U JP 2781791U JP 2552886 Y2 JP2552886 Y2 JP 2552886Y2
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卓 村上
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Komatsu Ltd
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、被測定物に近接配置さ
れ、被測定物と相対移動するセンサ本体が、被測定物と
接触して破損するのを防止する保護部材の取付構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、油圧シリンダのストローク量を
検出する位置検出装置やリニヤスケール、ロータリエン
コーダ等に使用されている磁気センサは、センサを被測
定物に接触または近接させて配置している。図3は、油
圧シリンダの位置検出装置のセンサ部を示したものであ
る。
【0003】センサ本体10は、例えば強磁性体薄膜か
らなる磁気抵抗素子12の上方に、図示しない基板等を
介して永久磁石14が配置してあり、磁気抵抗素子12
にバイアス磁場を印加するようにしてある。また、セン
サ本体10は、検出面である磁気抵抗素子12の前面
に、Be−P等の非磁性体からなるセンサカバー16が
設けてあるとともに、磁気抵抗素子12と永久磁石14
の周囲に磁気シールド18が設けてある。
【0004】一方、センサ本体10が近接配置される被
測定物であるシリンダのロッド20は、磁性体をもって
構成してある。そして、ロッド20の周面には、所定の
ピッチ(例えば2mmのピッチ)をもって所定深さ(例
えば50μm)と幅の周溝22が形成してあるととも
に、表面にクロムメッキ24が被覆してある。
【0005】このような使用状態においては、センサ本
体10とロッド20との相対移動の際に、両者間のギャ
ップの変動やフレッチング摩耗、またセンサ本体10を
ロッド20に接触させて使用する場合の、摺動に伴うセ
ンサ本体10の加熱によるセンサ特性の変化等の問題を
生ずる。そこで、センサには、一般にセンサ本体10が
被測定物と直接接触して摩耗や破損するのを防止するた
め、またセンサ本体10と被測定物との距離を一定に保
つために、センサ本体の先端部に保護部材を取り付ける
場合が多い。
【0006】すなわち、従来のセンサは、図4に示した
ように、保護部材26をセンサ本体10の先端部全体を
覆うキャップ状に形成し、キャップ状保護部材26をセ
ンサ本体10に嵌合させたり、または図5のように保護
部材26を円筒状に形成し、この円筒状保護部材26を
センサ本体10の先端部に嵌めたり、さらには図6に示
したようにセンサ本体10を保護ケース28内に収納し
たりしている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記のキャッ
プ状または円筒状の保護部材26をセンサ本体10に嵌
めたものは、振動等によって保護部材26が抜け落ちて
しまう場合も多い。そして、この抜け落ちを防止するた
めに、センサ本体10と保護部材26とを接着すると、
保護部材26が摩耗したり損傷した場合に、保護部材2
6の交換をすることができず、結果的にセンサの寿命が
短くなる。一方、図6のようにセンサ本体10を保護ケ
ース28内に収納するものは、保護部材がセンサ本体1
0の全体を覆うケースとなるため、コストが高くなるば
かりでなく、保護ケース28内にセンサ本体10の支持
機構を設ける必要があり、構造が複雑となる。
【0008】本考案は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、振動等によって脱落することが
なく、センサのコストを低減することができるセンサ保
護部材の取付構造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案に係わるセンサ保護部材の取付構造は、
気抵抗素子のセンサと、および、被測定物との相対速
度、あるいは相対位置を検出するセンサ本体の先端部に
被測定物との接触を防止する保護部材を装着するセンサ
保護部材の取付構造において、センサと被測定物との間
に配設され、かつ、センサを被覆するマスクと、このマ
スクを内包するようにリング形状に形成され、かつ、被
測定物側にマスクより突出した保護部材とを有し、リン
グ形状の保護部材は内径でセンサ本体に螺着したことを
特徴としている。
【0010】保護部材は、例えばびびり振動に対するク
ッション機能を有するウレタン系の合成樹脂、あるいは
摺動特性改善のため、耐かじり性のよいフッ素系樹脂、
または耐熱性に優れたエポキシ系の合成樹脂、さらには
耐熱耐摺動特性に優れたスーパーエンプラ、不燃性に優
れたフェノール樹脂等を用いることができる。
【0011】
【作用】上記の如く構成した本考案は、保護部材をセン
サ本体に螺着してあるため、被測定物が振動してセンサ
本体と接触して振動や衝撃があった場合であっても、保
護部材がセンサ本体から脱落することがない。また、セ
ンサをマスクで被覆し、さらに、マスクより突出した保
護部材を設けてセンサ本体を保護している。また、セン
サはマスクおよびマスクより突出した保護部材により二
重に保護されている。また、保護部材はリング形状にし
てマスクホルダに螺着して設けている。従って、保護部
材をセンサ本体の全体を覆うケースのように形成する必
要がなく、センサ本体のコストを低減することができ
る。
【0012】
【実施例】本考案に係るセンサ保護部材の取付構造の好
ましい実施例を、添付図面に従って詳説する。図1は、
本考案の実施例に係るセンサ保護部材の取付構造を示す
一部断面図である。
【0013】図1において、センサ本体10は、下部に
磁気抵抗素子12が設けてあり、この磁気抵抗素子12
の上部にスペーサ30を介して永久磁石14が配置して
あって、磁気抵抗素子12にバイアス磁場が印加してあ
る。そして、スペーサ30の上部には、円筒状の取付部
32が設けてあり、図示しないセンサホルダに装着でき
るようにしてある。この取付部32の内部には、封入樹
脂34が充填してある。
【0014】取付部32の下端部とスペーサ30とは、
マスクホルダ36に挿入してある。マスクホルダ36
は、下端部が内側に屈曲されていて、この屈曲部38に
マスク40が配置してある。そして、マスクホルダ36
の下端部外周面には、雄ねじ部42が形成してあり、雄
ねじ部42にリング状の保護部材44が螺着してある。
この保護部材44は、例えばウレタン系の樹脂によって
形成してあり、下端面がセンサ本体10の下端面となる
マスクホルダ36の下端から突出するように取り付けら
れている。なお、図の上部に示した符号45は、磁気抵
抗素子12の検出信号を取り出すリード線である。
【0015】このように構成した実施例においては、例
えば図2に示したように、センサ本体10を被測定物で
ある回転軸46に近接して配置し、回転検出器のセンサ
として使用するような場合、回転軸46が芯ずれをして
センサと接触したとしても、保護部材44がセンサ本体
10を保護しているため、センサ本体10が損傷した
り、摩耗するのを防止できる。しかも、保護部材44
は、センサ本体10に螺着してあるため、回転軸46の
接触などによる衝撃や振動によってセンサ本体10から
脱落することがなく、ケースのように素子の全体を覆う
必要がないため、コストの上昇を避けることができる。
また、保護部材44をウレタン等の緩衝性に優れた部材
をもって形成することにより、センサの耐振性を向上す
ることができる。このことは、リニヤセンサ等として使
用する場合も同様である。
【0016】なお、保護部材44は、周囲の使用条件に
よって任意に変えることができる。例えば、センサを回
転軸46に接触させて使用する場合、摺動特性、耐かじ
り性に優れたフッ素樹脂をもって形成することが望まし
い。そして、この場合、保護部材44の回転軸46との
接触部を、回転軸46の曲率に一致させて形成してもよ
い。
【0017】その他、保護部材44は、耐熱性を有する
エポキシ樹脂、不燃性に優れたフェノール樹脂、耐熱耐
摺動特性を有するスーパーエンプラ等によって形成して
もよい。そして、これらの保護部材44は、センサ本体
10に螺着するようになっているため、サイズを共通に
することにより、互換性を図ることができる。また、前
記実施例においては、センサが磁気センサである場合に
ついて説明したが、センサはこれに限定されず、光セン
サ等であってもよい。
【0018】
【効果】以上説明したように、本考案によれば、保護部
材をセンサ本体に螺着してあるため、被測定物が振動し
てセンサ本体と接触して振動や衝撃があった場合であっ
ても、保護部材がセンサ本体から脱落することがない。
また、センサをマスクで被覆し、さらに、マスクより突
出した保護部材を設けてセンサ本体を保護しているた
め、振動や衝撃がある部分に装着してもセンサ本体が損
傷したり、摩耗するのを防止できる。また、センサはマ
スクおよびマスクより突出した保護部材により二重に保
護されているため、損傷がより少なくなる。また、保護
部材はリング形状にしてマスクホルダに螺着して設けて
いる。従って、保護部材をセンサ本体の全体を覆うケー
スのように形成する必要がなく、センサ本体のコストを
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るセンサ保護部材の取付構造を示す
一部断面図である。
【図2】実施例の使用状態図説明図である。
【図3】シリンダの位置検出装置として使用される磁気
センサの断面図である。
【図4】従来のキャプ状保護部材の取付構造の断面図で
ある。
【図5】従来の円筒状保護部材の取付構造の断面図であ
る。
【図6】従来のセンサ本体を保護ケースに収納した状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
10 センサ本体 42 雄ねじ部 44 保護部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01P 3/42 G01P 3/42 Z

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気抵抗素子のセンサと、および、被測
    定物との相対速度、あるいは相対位置を検出するセンサ
    本体の先端部に被測定物との接触を防止する保護部材を
    装着するセンサ保護部材の取付構造において、センサと
    被測定物との間に配設され、かつ、センサを被覆するマ
    スクと、このマスクを内包するようにリング形状に形成
    され、かつ、被測定物側にマスクより突出した保護部材
    とを有し、リング形状の保護部材は内径でセンサ本体に
    螺着したことを特徴とするセンサ保護部材の取付構造。
JP1991027817U 1990-12-28 1991-03-29 センサ保護部材の取付構造 Expired - Lifetime JP2552886Y2 (ja)

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JP1991027817U JP2552886Y2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 センサ保護部材の取付構造
AU91073/91A AU9107391A (en) 1990-12-28 1991-12-27 Magnetic sensor and structure of its mounting
US08/081,265 US5450009A (en) 1990-12-28 1991-12-27 Magnetic sensor and structure of its mounting
PCT/JP1991/001783 WO1992012438A1 (fr) 1990-12-28 1991-12-27 Detecteur magnetique et structure de son montage

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