JP2600734Y2 - ストローク位置検出器 - Google Patents

ストローク位置検出器

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JP2600734Y2
JP2600734Y2 JP1993070813U JP7081393U JP2600734Y2 JP 2600734 Y2 JP2600734 Y2 JP 2600734Y2 JP 1993070813 U JP1993070813 U JP 1993070813U JP 7081393 U JP7081393 U JP 7081393U JP 2600734 Y2 JP2600734 Y2 JP 2600734Y2
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JP
Japan
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magnetic sensor
piston rod
cap
magnetic
ring
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JP1993070813U
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JPH0741406U (ja
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昭 坂本
雅一 中里
正 佐藤
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KYB Corp
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KYB Corp
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Publication date
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Actuator (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はシリンダのピストンロッ
ドのストローク位置の検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリンダのピストンロッドストロ
ーク位置を検出するため、ピストンロッドの表面に軸方
向に所定のピッチ間隔で磁気スケールを形成し、シリン
ダの軸受部にこの磁気スケールに感応する磁気センサを
設け、ピストンロッドの移動に伴い正弦波を検出し、こ
れを波形処理してピストンロッドのストローク量や位置
を測定するものが知られている。
【0003】磁気センサの出力は、ピストンロッドの表
面に形成した磁気スケールとの間隔によって変化し、こ
のため、磁気センサの感応表面から磁気スケールまでの
測定距離を正確に一定値に決める必要があった。
【0004】そのため、例えば実願昭61−19329
5号により、磁気センサの周囲に円筒形の案内部材を嵌
め、この案内部材をピストンロッドの表面に摺接させる
ことにより、磁気センサと磁気スケールとの間隙を常に
一定に保持することが提案されている。
【0005】ところで、ピストンロッドの表面には油な
どが付着していて、この油分や水分、塵埃等が磁気セン
サの感応表面に付着すると、長期的には腐食等の原因と
なり、センサ性能を安定的に維持することが難しくな
る。
【0006】そこで、例えば特開昭58−72771号
公報にもあるように、磁気センサをケースの中に収め、
このケースのシリンダへの装着部をOリングにより封止
し、内部に油分や水分等が混入しないようにしている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このように、
磁気センサケースをOリングにより封止する場合、セン
サケースをシリンダに締結する際の締め付け力よりOリ
ングの圧縮代が変化すると、センサ感応表面と磁気スケ
ールとの間隔、つまり測定距離が変動し、センサ出力が
不安定になるという問題があった。
【0008】本考案はこのような問題を解決することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこでこの考案は、ピス
トンロッドの表面に磁気スケールを形成し、この磁気ス
ケールに近接してシリンダに磁気センサを取付けたスト
ローク位置検出器において、磁気センサの先端に袋状の
キャップを嵌合し、このキャップ内周と磁気センサ外周
面との間にOリングを介装する一方、キャップがピスト
ンロッド表面に接触するように磁気センサをスプリング
で付勢する。
【0010】
【作用】磁気センサはその先端に嵌めたキャップとOリ
ングにより保護され、感応表面に直接的に油分、水分
や、塵埃等が触れることがなく、長期的に安定した性能
を維持する。また、キャップを介しての磁気センサとピ
ストンロッド表面の磁気スケールとの間隔は、Oリング
の締め代と無関係に一定であり、キャップがピストンロ
ッド表面に接触するようにスプリングで付勢されている
ので、磁気センサの感応面と磁気スケールとの間隙は常
に一定に保持され、センサ出力の変動が防止できる。
【0011】
【実施例】図1、図2は本考案の実施例で、1はシリン
ダ、2はピスントロッド、3はピストンで、ピスントロ
ッド2の表面には、図示しないが、一定のピッチでもっ
て軸方向に非磁性材の磁気スケールが形成される。
【0012】シリンダ1の軸受部4には、この磁気スケ
ールに近接して対峙する磁気センサ5が配置され、ピス
ントロッド2の移動により磁気スケールのピッチに対応
した正弦波を検出し、これを図示しないコントローラに
より波形処理した上、ピスントロッド2のストローク
量、ないしは位置の測定値を出力する。
【0013】軸受部4に形成した収容孔7に配置される
磁気センサ5は、ホルダ8に取付けられ、このホルダ8
がスプリング9によりピスントロッド2の表面に向けて
付勢されている。そして、磁気センサ5の先端には、袋
状のキャップ10が密着するように嵌合され、このキャ
ップ10の密着底部10aは、センサ感応面5aとピス
ントロッド2の表面との間隔を、安定的なセンサ出力を
確保するのに必要な所定の測定距離に保つべく、一定の
厚みに設定される。
【0014】そして、キャップ10の内周面には環状の
シール溝11が形成され、このシール溝11にOリング
12が介装され、キャップ10の内周面と磁気センサ5
の外周面との間を油密的に封止している。
【0015】また、磁気センサ5の外周と、ホルダ8及
びキャップ10との間に挟まれた部分と、収容孔7との
内周との間に形成される環状空間には、Oリング14が
介装され、収容孔7内への油の侵入を防止している。
【0016】以上のように構成され、スプリング9の付
勢により、磁気センサ5はキャップ10を介してピスン
トロッド2の表面に常に接触している。キャップ10と
磁気センサ5の感応面5aとは密着しているので、感応
面5aとピスントロッド2の表面の磁気スケールまでの
測定距離は一定に保持され、このため、磁気センサ5
は、ピスントロッド2の移動に伴い、常に安定して位置
信号を検出することができる。
【0017】一方、磁気センサ5の表面はキャップ10
により覆われ、かつ磁気センサ5の外周面とキャップ1
0の内周面との間はOリング12により封止され、ピス
ントロッド2の表面に付着した油分、水分等の侵入が防
止されているため、長期間にわたり腐食等の問題が発生
せず、安定した性能を維持できる。
【0018】また、このように磁気センサ5の先端にO
リング12を介してキャップ10を嵌合すると、シリン
ダ1への組付けあるいは分解時に、Oリング12の弾性
による摩擦でキャップ10の脱落が防止でき、作業性が
著しく改善できる。
【0019】
【考案の効果】以上のように本考案は、ピストンロッド
の表面に磁気スケールを形成し、この磁気スケールに近
接してシリンダに磁気センサを取付けたストローク位置
検出器において、磁気センサの先端に袋状のキャップを
嵌合し、このキャップ内周と磁気センサ外周面との間に
Oリングを介装する一方、キャップがピストンロッド表
面に接触するように磁気センサをスプリングで付勢した
ので、キャップとOリングにより感応表面に直接的に油
分、水分や塵埃等が触れることがなく、腐食等を防止
し、長期的に安定した性能を維持でき、また、キャップ
を介しての磁気センサとピストンロッド表面の磁気スケ
ールとの間隔、つまり測定距離を、Oリングと無関係に
一定に保つことができ、センサ出力を安定化させること
ができる一方、磁気センサにOリングを介してキャップ
を嵌合したので、シリンダへの組付けあるいは分解時
に、Oリングの弾性による摩擦でキャップが脱落するこ
とがなく、作業性が著しく改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】同じく要部を示す断面図である。
【符号の説明】 1 シリンダ 2 ピスントロッド 5 磁気センサ 9 スプリング 10 キャップ 12 Oリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−34102(JP,A) 実開 平4−71804(JP,U) 実開 昭63−97804(JP,U) 実開 平1−102701(JP,U) 実開 昭63−97806(JP,U) 実開 平4−68202(JP,U) 実開 平4−77007(JP,U) 実開 平7−14305(JP,U) 実開 昭63−97805(JP,U) 実開 昭61−30709(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 7/00 - 7/34 F15B 15/28

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンロッドの表面に磁気スケールを
    形成し、この磁気スケールに近接してシリンダに磁気セ
    ンサを取付けたストローク位置検出器において、磁気セ
    ンサの先端に袋状のキャップを嵌合し、このキャップ内
    周と磁気センサ外周面との間にOリングを介装する一
    方、キャップがピストンロッド表面に接触するように磁
    気センサをスプリングで付勢することを特徴とするスト
    ローク位置検出器。
JP1993070813U 1993-12-28 1993-12-28 ストローク位置検出器 Expired - Lifetime JP2600734Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993070813U JP2600734Y2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 ストローク位置検出器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993070813U JP2600734Y2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 ストローク位置検出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0741406U JPH0741406U (ja) 1995-07-21
JP2600734Y2 true JP2600734Y2 (ja) 1999-10-25

Family

ID=13442395

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