JP2552869Y2 - 貯水式製氷装置 - Google Patents

貯水式製氷装置

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JP2552869Y2
JP2552869Y2 JP430893U JP430893U JP2552869Y2 JP 2552869 Y2 JP2552869 Y2 JP 2552869Y2 JP 430893 U JP430893 U JP 430893U JP 430893 U JP430893 U JP 430893U JP 2552869 Y2 JP2552869 Y2 JP 2552869Y2
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忠志 酒井
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、貯水式製氷装置に関
し、更に詳しくは、貯水タンクに貯留した水を使用して
製氷を行なう製氷機を備えた製氷装置において、貯水タ
ンクへの給水等のメンテナンスを容易に行なうことので
きる貯水式製氷装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】所要形状の氷塊を連続的に多数製造する製
氷機を、給水設備のない場所に設置し得るようにした貯
水式製氷装置として、例えば実開平3−129874号
が存在する。この製氷装置は、製氷機が載置される支持
箱体の内部に、所要量の水を貯留可能な貯水タンクを備
え、該タンク中の水を給水ポンプを介して製氷機の製氷
部に供給するよう構成されている。また該製氷装置で
は、貯水タンクに配設した水位検知装置が該タンク中の
水量が所定値以下となったことを検出したときに、前記
製氷機の運転を停止するよう設定されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前述した構成の貯水式
製氷装置では、貯水タンク中の水を製氷機に供給する給
水ポンプおよび製氷機の運転制御を行なう水位検知装置
は、該タンク中の水に浸漬するよう構成されている。こ
のため、貯水タンクへの給水に際しては、給水ポンプや
水位検知装置をタンクから取外したり取付けたりする煩
雑な作業を必要とする欠点があった。また、取外した給
水ポンプや水位検知装置は外部に放置されるため、該ポ
ンプや検知装置の浸漬部に塵埃が付着して不衛生となる
問題も指摘される。更に、給水ポンプおよび水位検知装
置の取外しや取付けに際し、該ポンプおよび検知装置へ
の電源ラインや電気的信号線等の断線を生じたり、感電
等の事故の発生を来たすおそれもあった。
【0004】
【考案の目的】本考案は、前述した貯水式製氷装置に内
在している前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく
提案されたものであって、貯水タンクへの給水等のメン
テナンスを容易に行ない得ると共に、常に衛生的に保ち
得る貯水式製氷装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本願の請求項1記載の考案は、所
要形状の氷塊を自動的に製造する製氷機を載置可能な箱
体と、該箱体の内部に取出し可能に収納される貯水タン
クと、この貯水タンク中の水を前記製氷機の製氷部に供
給する給水ポンプとを備えた貯水式製氷装置において、
前記給水ポンプを箱体の内部に配設すると共に、該ポン
プの吐出口に接続した給水管を前記製氷部に連通し、前
記貯水タンクの上方にリザーブタンクを配設すると共
に、該タンクの吐出口と前記給水ポンプの吸込口とを連
通し、前記リザーブタンクに吸込管を、その上端がタン
ク中に所定高さで開放するよう配設すると共に、該吸込
管の下端を前記貯水タンク中に挿脱自在に挿入し得るよ
う構成したことを特徴とする。
【0006】また、前記課題を克服し、所期の目的を達
成するため本願の請求項3記載の考案は、所要形状の氷
塊を自動的に製造する製氷機を載置可能な箱体と、該箱
体の内部に取出し可能に収納される貯水タンクと、この
貯水タンク中の水を前記製氷機の製氷部に供給する給水
ポンプとを備えた貯水式製氷装置において、前記箱体の
内部に配設したガイドレールと、前記ガイドレールに沿
って走行自在に配設され、前記貯水タンクが載置される
搬送体と、前記箱体の内部に回動自在に枢支され、該箱
体に収納した搬送体の後端部が載置された際に回動可能
な検知板と、前記検知板をその枢支部を中心として上方
に回動付勢する弾性手段と、前記検知板の回動軌跡に臨
むよう配設され、該検知板の回動により検出作動する検
知手段とを備え、前記貯水タンク中の水量が所定値以下
に減少した際に、前記弾性手段の弾力作用下に、前記検
知板を上方に回動させて前記検知手段を検出作動させる
ことにより、前記製氷機の運転を停止させるよう設定し
たことを特徴とする。
【0007】
【実施例】次に、本考案に係る貯水式製氷装置につき、
好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説
明する。
【0008】図1は、実施例に係る貯水式製氷装置を一
部縦断して示す側面図であり、矩形状の支持箱体10に
製氷機12が載置され、支持箱体10内に配設した給水
機構を介して製氷機12の製氷部に製氷水が供給される
よう構成されている。そこで、先ず製氷機12の概略構
成につき説明する。図6は、製氷機12の全体的な構成
を概略的に示す断面図であって、製氷機本体を構成する
筐体14の内部は、圧縮機CMや凝縮器16等の冷凍機
械が収納される下部機械室18と、その上方に位置し断
熱材で囲われると共に、内部に貯氷室20を画成した箱
状の貯氷庫22と、この貯氷庫22の内部上方に配設さ
れる製氷ユニット24とから基本的に構成されている。
製氷ユニット24は、製氷水を所定レベルで貯留する水
皿26と、この製氷水中に浸漬される製氷突起28を備
えると共に上面に冷凍機構から導出した蒸発管33を配
設した製氷基板30とを備え、該水皿26は除氷運転に
切換わると所定角度傾動して、該水皿26中の製氷水を
排水受部31および排水管32を介して後述する貯水タ
ンク34に回収すると共に、製氷突起28の周囲に形成
された氷塊を前記貯氷室20へ放出し得るようになって
いる。また水皿26の内部には、揺動板36が揺動自在
に配置され、製氷運転に際して該揺動板36を揺動する
ことにより、水皿26に貯留されている製氷水に動きを
付与して、前記製氷突起28に形成される氷塊が白濁す
るのを防止するよう構成されている。なお、貯氷庫22
には後述する氷塊放出装置38が配設され、該装置38
により貯氷室20に貯留される氷塊を外部に放出するよ
う構成してある。
【0009】前記貯氷庫22の正面側にカバー体40が
着脱自在に配設され、このカバー体40の前面側に、図
6に示す如く、前記製氷ユニット24における水皿26
の傾動機構42と、揺動板36の揺動機構44および氷
塊放出装置38が纏めて配設されている。なお傾動機構
42はアクチュエータモータAMを備え、揺動機構44
は揺動用モータRMを備え、両モータAM,RMは図7
に示す電気制御回路に基づいて制御される。また氷塊放
出装置38は、カバー体40の裏面から貯氷室内に延出
する氷塊搬出用のスクリュー46と、該カバー体40の
前面に配設されたモータGMとから構成され、該モータ
GMによりスクリュー46を回転することにより、貯氷
室20に貯留された氷塊を正面側に向けて搬送するよう
構成してある。更に貯氷庫22における正面端部近傍の
底面に、所要開口寸法の氷塊放出口22aが開設され、
スクリュー46により搬送された氷塊は、該氷塊放出口
22aを介して外部に放出される。
【0010】前記筐体14の前面に前面パネル48が着
脱自在に装着されて、貯氷庫22のカバー体40に配設
した各機構42,44や装置38を囲繞するようになっ
ている。また、前面パネル48には、前記氷塊放出口2
2aと対応する開口48aが開設され、該パネル48に
配設した氷塊放出用のスイッチSW3の押しボタン(図示
せず)を押すことにより、前記氷塊放出装置38が作動
して貯氷庫内の氷塊は、氷塊放出口22a、開口48a
を介して外部に放出される。
【0011】前記製氷基板30の適宜位置に配設した供
給管50には、筐体14の背面側から延出する端部に後
述する給水ポンプPMに連通接続される給水管52が接
続され、該ポンプPMを付勢することにより水皿26に
所定量の製氷水を供給するようになっている(図1参
照)。また前記排水管32の下端部は、機械室18に配
設した管継手54に接続され、該継手54に前記貯水タ
ンク34に連通する戻し管56が接続される。なお、前
記貯氷庫22の底部に配設した排出管58が管継手54
に接続され、氷塊からの融解水を貯水タンク34に回収
し得るようになっている。
【0012】前記支持箱体10の前面に開口10aが開
設されると共に、該箱体前面に開口10aを閉塞するパ
ネル60が着脱自在に配設され、開口10aを介して支
持箱体10内に搬送体61(後述)に載置された貯水タン
ク34が搬入されるようになっている。支持箱体10の
内部には、図1に示す如く、収納された貯水タンク34
の上方位置に支持板62が配設され、該支持板62にお
ける貯水タンク34の開口部34aの上方に臨む位置に
リザーブタンク63が着脱自在に配設される。このリザ
ーブタンク63は、図2に示す如く、底部にフランジ6
3aを形成した密閉容器であって、その上面には呼水を
給水するための給水口63bが形成されている。なお給
水口63bは、ねじ64およびOリング65を介して気
密的に密閉し得るようになっている。
【0013】前記支持板62にはリザーブタンク本体の
通過を許容する通孔62aが形成されると共に、該支持
板62の下面における通孔62aの縁部に近接してL型
のフック66が垂設してある。また、該フック66の配
設位置と通孔62aを挟んで反対側に、支持板62に固
定された固定部67aと、該固定部67aに対して一端
が可撓可能でかつ他端が位置決め保持可能な可撓片67
bとからなるクリップ67が配設され、固定部67aと
可撓片67bとの間にリザーブタンク63のフランジ6
3aを挟持することにより、該タンク63は支持板62
に位置決め固定される。そして固定部67aから可撓片
67bを取外すことにより、タンク63を支持板62か
ら取外すことができる。
【0014】前記リザーブタンク63には、タンク中の
所定高さ位置で上端が開口する吸込管68が配設され、
該吸込管68のタンク下面から垂下する端部に、前記貯
水タンク34中に挿入される給水ホース69が連通接続
されている。また前記支持板62の適宜位置に、図1に
示す如く、ブラケット70を介して給水ポンプPMが垂
設され、この給水ポンプPMの吐出口71に、前記給水
管52の一端が連通接続される。更に給水ポンプPMの
吸込口72に、リザーブタンク63の下面に突設した吐
出口63cがホース73を介して連通接続されている。
従って、給水ポンプPMを付勢することにより、貯水タ
ンク34に貯留されている水は、リザーブタンク63を
介して給水ポンプPMに吸込まれた後、給水管52を介
して製氷機12の製氷ユニット24(水皿26)に供給さ
れる。
【0015】なお、前記戻し管56および給水ホース6
9は、図1に示す如く、蓋体74に挿通されており、該
蓋体74を貯水タンク34の開口部34aに被着した状
態において、蓋体74から下方に延出する部位が貯水タ
ンク34中に貯留した水に浸漬されるよう構成されてい
る。また、戻し管56および給水ホース69は何れも可
撓性を有し、前記搬送体61により支持箱体10に対し
て搬出入される貯水タンク34からの戻し管56および
給水ホース69の抜取りおよび挿入を容易に行ない得る
ようになっている。
【0016】前記支持箱体10の内部底面には、前記貯
水タンク34の重量を検出して前記製氷機12の運転制
御を行なう重量検知装置が配設されている。すなわち、
支持箱体10の内部底面には、図4に示す如く、幅方向
に離間して一対のガイドレール75,75が配設され、
該ガイドレール75,75に沿って貯水タンク34の搬
送体61が移動するよう構成される。この搬送体61
は、図1および図3に示す如く、貯水タンク34が載置
される凹状の載置部材61aを備え、該部材61aの幅
方向両側に、一対の保持板61b,61b(一方のみ図
示)が配設される。各保持板61bの後部(支持箱体10
の奥を指向する側)側面に後部ローラ76が回転自在に
枢支され、該ローラ76が対応のガイドレール75に移
動自在に載置されるようになっている。また保持板61
bの前端部に脚61cが垂設され、該脚61cの下端に
前部ローラ77が回転自在に枢支され、搬送体61を支
持箱体10から引出す際に該前部ローラ77を介して搬
送体61は床面を移動する(図3参照)。
【0017】前記支持箱体10の内部に配設されるガイ
ドレール75,75は、その構成が対称であるので、一
方のガイドレール75の構成についてのみ説明し、他方
のガイドレール75の同一の部材には同一符号を付して
詳細説明は省略する。すなわち、図1および図5に示す
如く、ガイドレール75は箱体底面から垂直に立上がる
第1垂直部75aと、該第1垂直部75aの上端から外
側(他方のガイドレール75から離間する側)に水平に延
出する第1水平部75bと、該第1水平部75bの端部
から垂直に立上がる第2垂直部75cおよび第2垂直部
75cの上端から内側に水平に延出する第2水平部75
dとから構成され、前記搬送体61の後部ローラ76は
第1水平部75bと第2水平部75dとの間を移動する
ようになっている。また第2水平部75dの前端部は所
要長さに亘って切欠かれ、該切欠部に対応する第2垂直
部75cに規制ローラ78が枢支されている。この規制
ローラ78は、図3に示す如く、搬送体61を支持箱体
10から引出した際に、搬送体61の後部ローラ76と
当接して該ローラ76がガイドレール75から脱落する
のを防止するべく機能する。また支持箱体10の底面に
は、図4に示す如く、開口10aに近接する位置に所定
高さの立上り片79が立設され、搬送体61を支持箱体
10内に収納した際に、該立上り片79の内側に搬送体
61の前部ローラ77を臨ませることにより、該搬送体
61の移動を規制するようになっている。
【0018】前記ガイドレール75の後端部近傍におけ
る第1垂直部75aおよび第1水平部75bには、所要
長さに亘って開口80が形成されている。また第1垂直
部75aには、図5に示す如く、検知板81の前端部が
ピン82を介して回動自在に枢支され、該検知板81に
形成した水平部81aが、前記開口80内に臨むよう構
成されている。この検知板81の後端部は、ガイドレー
ル75の後端部から所定長さだけ後方に延出した後に内
側に折曲形成されると共に、該折曲部の上端に係合片8
1bが形成されている。またガイドレール75の後端に
保持部材83が立設され、該保持部材83の上端部と検
知板81の係合片81bとの間に引張りばね84が張設
され、検知板81は引張りばね84の弾力作用下に常に
ピン82を中心として時計方向(図1において)に付勢さ
れるようになっている。なお、前記搬送体61の後部ロ
ーラ76は、該搬送体61を支持箱体10内に納納した
際に、検知板81の水平部81aに載置されるよう設定
される(図1参照)。また引張りばね84は、後部ローラ
76が検知板81の水平部81aに載置されて該検知板
81に搬送体61および貯水タンク34の重量が加わっ
ている状態において、貯水タンク34内の水量が所定値
以下の場合に、検知板81の水平部81aを第1水平部
75bと同一レベルで水平に臨ませると共に、水量が所
定値より多い場合には検知板81がピン82を中心に反
時計方向へ回動する弾力に設定されている。
【0019】前記保持部材83の適宜位置にウェイトス
イッチSW1が配設され、該スイッチSW1の検知片85
が、前記検知板81の係合片81bに当接可能に位置決
めされる。そしてこのウェイトスイッチSW1のON−
OFF作動により、前記製氷機12の運転制御を行なう
よう構成される。すなわちウェイトスイッチSW1の検
知片85は、検知板81の水平部81aが第1水平部7
5bと同一レベルで水平に臨んでいる状態(図9参照)で
は、前記係合片81bに当接してスイッチSW1をOF
F状態とし、検知板81がピン82を中心に反時計方向
に回動(図8参照)した際に、係合片81bから離間して
スイッチSW1をON状態とするよう設定されている。
そして、ウェイトスイッチSW1がON状態からOFF
状態となったときに、製氷機12の運転を停止するよう
制御される。なお、ウェイトスイッチSW1は、一方の
ガイドレール75に配設した保持部材83にのみ配設さ
れる。
【0020】図7は、実施例に係る貯水式製氷装置の電
気制御回路を示すものであって、給水機構側の制御回路
と製氷機側の制御回路とがコネクタにより接続されるよ
うになっている。図に示す給水機構側の制御回路におい
て、電源供給ラインRと接続点Dとの間に、ヒューズF
が介挿され、この接続点DとラインTとの間に、ウェイ
トスイッチSW1、リレーX0の常開接点X0−a1および
リレーX0が直列に介挿されている。また、リレーX0
その常開接点X0−a1との間とラインRの間に、製氷装
置の運転スイッチSW2が介挿されている。更にライン
RとラインTとの間に、リレーX0の常閉接点X0−bと
給水ランプLとが直列に介挿されている。
【0021】また前記ヒューズFとコネクタK1との間
に、リレーX0の常開接点X0−a2が介挿されている。
コネクタK2は、ヒューズFとリレーX0の常開接点X0
−a2との間に接続される。更にコネクタK3とラインT
との間に、給水ポンプPMが介挿される。またラインT
にコネクタK4が接続される。そして各コネクタK1,
2,K3,K4は、製氷機側の制御回路の対応するコネク
タに接続される。コネクタK3には、製氷機側の制御回
路に配設した給水スイッチSW6が接続され、またコネ
クタK2には氷塊放出用スイッチSW3とモータGMが接
続される。なお、製氷機側のその他の制御回路の構成に
ついては、本考案の要旨としないので説明は省略する。
【0022】
【実施例の作用】次に、実施例に係る貯水式製氷装置の
作用につき説明する。先ず図3に示す如く、前記搬送体
61を支持箱体10から引出し、別場所において所要量
の水を給水(満水状態)した貯水タンク34を搬送体61
に載置した後、該搬送体61を箱体10内に搬入する。
搬送体61の後部ローラ76,76は、ガイドレール7
5,75の第1水平部75b,75bに沿って移動し、前
記各検知板81の水平部81aに移載される。このと
き、貯水タンク34は満水状態(タンク中の水量が予め
設定された所定値より多い)であるので、図8に示す如
く、検知板81は前記引張りばね84の弾力に抗してピ
ン82を中心に反時計方向に回動し、ウェイトスイッチ
SW1をON状態とする。また貯水タンク34を支持箱
体10に収納する際に、該タンク34の開口部34aを
介して前記戻し管56および給水ホース69をタンク中
に挿入して水に浸漬させる(図1参照)。更に、前記リザ
ーブタンク63に所定量の呼水を入れておく。
【0023】この状態で、運転スイッチSW2をONす
ると、リレーX0が付勢されてこれと協働する常開接点
0−a1が閉成する。このとき、前記ウェイトスイッチ
SW1はON状態(閉状態)となっているので、リレーX0
は自己保持される。またリレーX0と協働する常開接点
0−a2が閉成し、製氷機側の回路に電源が供給され
て、製氷機12の製氷・除氷運転が開始される。なお、
リレーX0と協働する常閉接点X0−bが開放することに
より、前記給水ランプLは消灯する。
【0024】製氷機12の製氷・除氷運転中に給水スイ
ッチSW6がONすると、前記給水ポンプPMが回転
し、先ず前記リザーブタンク63中の呼水が吸込まれ
る。そしてタンク63中の水量が減少すると該タンク内
は負圧となり、前記給水ホース69を介して貯水タンク
34中の水がリザーブタンク63中に吸上げられ、該水
がポンプPMを介して製氷機12の製氷ユニット24に
供給される。製氷ユニット24に所定量の水が供給され
ると、給水スイッチSW6がOFF作動し、給水ポンプ
PMが停止する。
【0025】前記製氷機12の製氷・除氷運転が繰返さ
れて貯水タンク34中の水量が減少して所定値以下にな
ると、図9に示す如く、前記検知板81が引張りばね8
4の弾力によりピン82を中心に時計方向に回動し、前
記水平部81aが第1水平部75bと同一レベルで水平
となる。これにより、前記ウェイトスイッチSW1の検
知片85に検知板81の係合片81bが当接して、該ス
イッチSW1はOFF作動(開状態)し、リレーX0の自己
保持が解除される。この結果として、リレーX0と協働
する常開接点X0−a2が開放し、製氷機側の回路への電
源供給が停止される。またリレーX0と協働する常閉接
点X0−bが閉成し、給水ランプLが点灯して作業者に
給水の必要を覚知させる。なお、この状態においても、
図7に示す如く、前記氷塊放出用のモータGMは、前記
氷塊放出用スイッチSW3をON作動することにより回
転して氷塊を放出することができる。
【0026】前記貯水タンク34への給水に際しては、
先ず支持箱体10からパネル60を取外した状態で、前
記搬送体61を手前側に引出すことにより、該搬送体6
1の後部ローラ76,76は検知板81の水平部81a,
81aから第1水平部75b,75bに移行して移動す
る。そして該ローラ76,76が規制ローラ78,78に
当接することにより、図3に示す如く、搬送体61およ
び貯水タンク34は支持箱体10から完全に引出され
る。このとき、貯水タンク34の開口部34aを介して
挿入されていた戻し管56および給水ホース69は、開
口部34aから抜取られて箱体10内に垂下する。な
お、給水ホース69中の水およびリザーブタンク63中
における吸込管68の上端より上方の水は、給水ホース
69の下端が大気中に開放された際に貯水タンク34に
回収されるので、該タンク34から抜取られた給水ホー
ス69から水が垂れることはない。
【0027】前記支持箱体10から引出された貯水タン
ク34を別場所に運んで所要量の水を給水した後、該タ
ンク34を再び搬送体61に載置すると共に、前記戻し
管56および給水ホース69を開口部34aを介して挿
入した状態で、これを箱体10内に収納することによ
り、前述した如くウェイトスイッチSW1がON作動し
て製氷機12の運転が可能となる。
【0028】このように、実施例の貯水式製氷装置で
は、給水ポンプPMを支持箱体10内に配設すると共
に、重量検知装置により貯水タンク34の重量を検出し
て製氷機12の運転を制御するよう構成したので、貯水
タンク34への給水等のメンテナンスに際し、ポンプP
Mや検知装置等をタンク34から取外したり取付ける煩
雑な作業を必要とせず、短時間で簡単に行ない得る。ま
たポンプPMや検知装置等を外部に放置することもない
ので、貯水タンク34内に塵埃の付着した部材を挿入す
ることもなく、常に衛生的に保ち得るものである。
【0029】なお実施例では、水皿中に製氷水を所要レ
ベルで貯留し、蒸発管を配設した製氷基板の下面に突設
垂下した製氷突起を、該製氷水中に浸漬させることによ
り、該製氷突起の周りに氷塊を形成させるようにした簡
易型の製氷機を使用する場合につき説明したが、本願は
これに限定されるものでない。例えば、多数の仕切り
板を縦横に配設して下方に開口する多数の製氷小室を画
成し、その下方に配設した水皿から各対応の製氷小室に
製氷水を噴射供給して、冷凍系に接続する蒸発管で冷却
されている各製氷小室に角氷を形成するクローズドセル
式の製氷機や、前記水皿は使用せず、これらの製氷小
室中に下方から製氷水を散布することにより、各小室中
に角氷を形成するオープンセル型の製氷機や、直立配
置した製氷板の一側面に、その上方から製氷水を流下さ
せることにより、該製氷板面にかまぼこ状の氷塊を多数
形成する水流下式の製氷機等が適宜採用可能である。
【0030】
【考案の効果】以上説明した如く、本考案に係る貯水式
製氷装置によれば、給水ポンプを貯水タンクに直に配設
しないので、貯水タンクへの給水作業を短時間で容易に
行ない得る。また、給水作業に際してポンプを外部に放
置することがないので汚れることもなく、貯水タンク中
の水を常に衛生的に保ち得る。更に、貯水タンクの重量
を検出して製氷機の運転を制御するようにしたので、貯
水タンク中に配設した検知装置を取外したり取付けたり
する煩雑な作業を省略することができ、貯水タンクへの
給水等のメンテナンスを効率的に行ない得る利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に係る貯水式製氷装置を一部縦断して
示す側面図である。
【図2】 貯水式製氷装置におけるリザーブタンクの配
設個所を示す要部縦断面図である。
【図3】 支持箱体から搬送体および貯水タンクを引出
した状態で示す貯水式製氷装置の要部縦断側面図であ
る。
【図4】 貯水式製氷装置における支持箱体を横断して
示す平面図である。
【図5】 貯水式製氷装置における検知板の配設個所を
示す要部概略斜視図である。
【図6】 貯水式製氷装置に使用される製氷機の概略構
成を示す縦断側面図である。
【図7】 貯水式製氷装置の制御回路図である。
【図8】 搬送体および貯水タンクの重量により検知板
が回動してウェイトスイッチがONしている状態を示す
説明図である。
【図9】 貯水タンクの水量が減少して検知板の水平部
が水平状態となってウェイトスイッチがOFFしている
状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10…支持箱体,12…製氷機,24…製氷ユニット,3
4…貯水タンク 52…給水管,61…搬送体,63…リザーブタンク,6
3c…吐出口 68…吸込管,71…吐出口,72…吸込口,75…ガイ
ドレール 81…検知板,84…引張りばね,PM…給水ポンプ,S
1…ウェイトスイッチ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要形状の氷塊を自動的に製造する製氷
    機(12)を載置可能な箱体(10)と、該箱体(10)の内部に取
    出し可能に収納される貯水タンク(34)と、この貯水タン
    ク(34)中の水を前記製氷機(12)の製氷部(24)に供給する
    給水ポンプ(PM)とを備えた貯水式製氷装置において、 前記給水ポンプ(PM)を箱体(10)の内部に配設すると共
    に、該ポンプ(PM)の吐出口(71)に接続した給水管(52)を
    前記製氷部(24)に連通し、 前記貯水タンク(34)の上方にリザーブタンク(63)を配設
    すると共に、該タンク(63)の吐出口(63c)と前記給水ポ
    ンプ(PM)の吸込口(72)とを連通し、 前記リザーブタンク(63)に吸込管(68)を、その上端がタ
    ンク(63)中に所定高さで開放するよう配設すると共に、
    該吸込管(68)の下端を前記貯水タンク(34)中に挿脱自在
    に挿入し得るよう構成したことを特徴とする貯水式製氷
    装置。
  2. 【請求項2】 前記貯水タンク(34)は重量検知装置に載
    置され、該重量検知装置の信号により前記製氷機(12)の
    運転を制御するようにした請求項1記載の貯水式製氷装
    置。
  3. 【請求項3】 所要形状の氷塊を自動的に製造する製氷
    機(12)を載置可能な箱体(10)と、該箱体(10)の内部に取
    出し可能に収納される貯水タンク(34)と、この貯水タン
    ク(34)中の水を前記製氷機(12)の製氷部(24)に供給する
    給水ポンプ(PM)とを備えた貯水式製氷装置において、 前記箱体(10)の内部に配設したガイドレール(75,75)
    と、 前記ガイドレール(75,75)に沿って走行自在に配設さ
    れ、前記貯水タンク(34)が載置される搬送体(61)と、 前記箱体(10)の内部に回動自在に枢支され、該箱体(10)
    に収納した搬送体(61)の後端部が載置された際に回動可
    能な検知板(81)と、 前記検知板(81)をその枢支部を中心として上方に回動付
    勢する弾性手段(84)と、 前記検知板(81)の回動軌跡に臨むよう配設され、該検知
    板(81)の回動により検出作動する検知手段(SW1)とを備
    え、 前記貯水タンク(34)中の水量が所定値以下に減少した際
    に、前記弾性手段(84)の弾力作用下に、前記検知板(81)
    を上方に回動させて前記検知手段(SW1)を検出作動させ
    ることにより、前記製氷機(12)の運転を停止させるよう
    設定したことを特徴とする貯水式製氷装置。
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