JP2552828Y2 - 放熱板 - Google Patents

放熱板

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JP2552828Y2
JP2552828Y2 JP1991076368U JP7636891U JP2552828Y2 JP 2552828 Y2 JP2552828 Y2 JP 2552828Y2 JP 1991076368 U JP1991076368 U JP 1991076368U JP 7636891 U JP7636891 U JP 7636891U JP 2552828 Y2 JP2552828 Y2 JP 2552828Y2
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fins
fin
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heat sink
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Inventor
栄治 杉尾
浩三 道阪
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昭和アルミニウム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、熱交換効率の高いアル
ミニウム製強制空気冷却方式放熱板、特に安価であり製
造が容易で空気との熱交換性の良い放熱板に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウムまたはその合金は熱伝導率
が銅に次いで高い金属であり、その上安価、軽量である
のみならず極めて加工性に優れているところから放熱板
として押出、鋳造、機械加工などの方法により加工さ
れ、広く使用されている。
【0003】本考案の対象はトランジスター、IC、サ
イリスター等半導体素子取付用等として用いられる強制
空気冷却方式放熱板など、小型の熱交換器に用いられる
放熱板であり、空気の流れを放熱フィンの列中を通過さ
せるため装置内部にファン等を内蔵して空気の流れを作
り、放熱板の列中にこの空気の流れを通すなどの形式に
より熱交換効率を高めている熱交換器用放熱板である。
【0004】押出成形材による放熱フィンは、フィンの
製造のための容易性、生産性などのほか、フィン全体に
空気の流れが均等に流す必要のために、フィンは図5に
示すように空気の流れと平行に設けられている。このた
め、フィンの表面上の空気の流れは層流となって熱交換
効率は必然的に低い一定水準を超えることがない。とこ
ろでこの種の放熱板における放熱効率は、一般に放熱用
フィンの表面積に比例して向上するものであるが、熱交
換器のサイズおよび押出加工上の制限があってフィンの
高さを無制限に高くすることはできない。従って、フィ
ンの高さ及び間隔を一定の制限された範囲内で熱交換効
率の高い放熱板開発の要望が継続してあることになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、従来の製造
が容易で安価な押出成形材を使用した放熱板の形式が、
フィンを空気の流れに対して平行にしてあることを改良
し、従来の放熱フィン製造ラインをそのまま利用でき、
フィンの高さを変えずに放熱用フィンの表面積を大きく
し、空気の流れを乱して伝熱境膜をできるだけ薄くする
ことにより熱交換効率の向上した放熱フィンの開発を目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、多数のフィン
を備えたアルミニウム押出型材製放熱器において、フィ
ンに一定間隔にスリットを設け、該フィン片の上部を交
互に曲げて、フィンの高さに比してフィンの表面積を大
きくして空気の流れを乱した放熱板を開発することによ
り上記の目的を達成した。
【0007】以下、図面により詳細に説明する。本考案
に使用するアルミニウムまたはアルミニウム合金として
特に限定されるわけでないが、純アルミニウム系、アル
ミニウム−マンガン系、アルミニウム−亜鉛−マグネシ
ウム合金系などが好ましい。
【0008】このアルミニウム材料を型材として押出加
工し、図5に示す従来の押出成形型材の放熱板とする。
次いで、このように放熱器ベース本体1とフィン2を一
体化した放熱器のフィン2を一定間隔ごとに切断3し、
短いフィン片2を作る。この場合の間隔はフィン材の厚
さ、フィンの間隔、その後の加工方法により異なるため
決めることはできないが、目安として言えば、フィン材
の厚さは約1〜3m/m、フィンの間隔約10〜50m
/m、切断部の間隔約10〜50m/mのものを適用す
ることが好ましい。
【0009】ついでこのフィン片2を図3(これは平面
図であって、側面図は図4に示す。)のようにフィン片
の上部を交互に曲げる(折り曲げても良い。)ことによ
り放熱フィンとする。
【0010】
【作用】本考案の放熱フィンは、多数の切断部の存在に
基づく切口面積の生成による表面積の増加と空気の流れ
に対して、必ず局所熱伝達率の極めて高いフィン切断部
3が多数設けられ、これが空気の流れに露出するような
形状を取っていること、及びフィンの形状が従来のフィ
ン形状に比して高さが低くともフィンの表面積を大きく
し、空気の流れが乱れるような形状とし、かつスリット
を設けることにより放熱板全表面積の伝熱の境膜を薄く
できるので全体として熱交換効率を大幅に向上させるこ
とができる。
【0011】
【考案の効果】本考案の放熱フィンの製造には、従来の
押出型材による放熱器製造ラインをそのまま使用し、わ
ずかに切断部を設けるためのカッターとフィン片を曲げ
る装置を導入するだけの改造ですむため、生産効率に優
れ安価に製造できるメリットがある。
【0012】この放熱板を採用した結果、放熱フィンの
高さに比して表面積を大きくし、かつ空気の流れに対し
局所熱伝達率の高いフィン切断部を多量露出させ、かつ
空気の流れを乱流化して伝熱境膜を薄くしたため、従来
の押出型材をそのまま放熱板とした放熱器に比し熱交換
効率の高い放熱器が製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィン加工前の本考案放熱器の斜視図である。
【図2】フィンの上部をねじった従来の放熱器の側面図
である。
【図3】フィンの上部を曲げた本考案放熱器の平面図で
ある。
【図4】図3に示した放熱器の側面図である。
【図5】従来の放熱器の斜視図である。
【符号の説明】
1 放熱器ベース 2 フィン片 3 切断部 21 2をねじったもの 22 2の上部を左右に曲げたもの

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のフィンを備えたアルミニウム押出
    型材製放熱器において、フィンに一定間隔にスリットを
    設け、該フィン片の上部を交互に曲げ、フィンの高さに
    比してフィンの表面積を大きくして空気の流れを乱した
    ことを特徴とする放熱板。
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