JP2552805B2 - 蔵型収納付き建物 - Google Patents

蔵型収納付き建物

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JP2552805B2
JP2552805B2 JP5117120A JP11712093A JP2552805B2 JP 2552805 B2 JP2552805 B2 JP 2552805B2 JP 5117120 A JP5117120 A JP 5117120A JP 11712093 A JP11712093 A JP 11712093A JP 2552805 B2 JP2552805 B2 JP 2552805B2
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幹男 紋谷
仁樹 西田
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蔵型収納付き建物に係
わり、特に、車庫に隣接して収納部分が設けられた建物
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、建物においては、居住空間を犠
牲にすることなく収納空間を極力大きくとることが望ま
れている。そして、従来では、これらの収納空間を建物
本体と一体に設けることを前提としていることから、例
えば、屋根裏や床下を収納空間として利用する場合が殆
どである。
【0003】一方、近年、車の普及率が向上し、建物に
車庫が併設される場合が多くなっているが、これに伴
い、例えば、洗車用具やワックス、あるいは、交換用タ
イヤや工具、さらには、補充用バッテリー液、オイル、
ウィンドウォッシャー液等のメンテナンス用品といった
車の付帯備品が増える傾向にある。また、車の汚れを防
止するために、専用の屋根を設けて雨風から車を保護す
ることが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
車の付帯備品の殆どが、薬品や重量物であり、あるい
は、汚れ物であることから、従来のように、収納空間が
建物本体に一体に設けられている建物においては、家庭
用品との兼ね合い、あるいは、持ち運びの困難性等によ
り収納が困難な場合が生じる。
【0005】また、これらを建物内に収納できたとして
も、車の洗車や整備の度に建物内から外部へ運び出さな
ければならないから、その作業が煩雑であるばかりでな
く、建物内を汚してしまうおそれがある。
【0006】さらに、別途専用の屋根を設ける場合、そ
の基礎が独立した基礎となり、かつ、このような屋根は
片持ち構造となされることが一般的であることと相俟っ
て、強度的な問題が生じる場合があり、積雪地帯や強風
地帯における適用が制限されることもある。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
なされたもので、車庫に対する物品の搬入搬出が容易な
収納部分と、堅牢な屋根を備えた車庫とを有する建物を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明に係わる蔵型収納付き建物は、建物本体
の側部に車庫を設けるとともに、この車庫を挟んで前記
建物本体の反対側に、建物本体に沿って収納室を形成
し、これらの車庫および収納室の上部を、前記建物本体
の屋根を延出してなる延出屋根によって覆ってなること
を特徴とする。
【0009】
【作用】本発明に係わる蔵型収納付き建物は、建物本体
から離間した位置に収納室が設けられ、かつ、この収納
室が車庫に対向して設けられていることにより、車の付
帯備品を収納室から直接車庫へ出し入れすることができ
るとともに、これらの備品を家庭用品から分離した状態
で収納することができる。また、建物本体の側部に車庫
を設けているので、建物本体と車庫との間の行き来が水
平移動だけで済むので、該行き来を迅速かつ楽に行うこ
とができる。
【0010】また、建物本体の屋根と、収納室および車
庫の延出屋根が連続して形成されていることにより、車
庫の延出屋根が建物本体および収納室とによって両持ち
状態で支持されるとともに、建物本体と収納室とによっ
て剛構造となされていることから、車庫の延出屋根の剛
性が高められる。さらに、車庫の延出屋根が、建物本体
の屋根を延出してなるものであるので、つまり車庫用屋
根が建物本体の側壁から延出された下屋でないので、下
屋の場合に必要とされる、建物の側壁と下屋との接合部
の雨仕舞の処理を施す必要がないのは勿論のこと、下屋
の場合に比べて車庫の上方空間が広いので、例えば、車
庫内の車をジャッキアップして修理する際や雨天の際に
洗濯物を干す場合等に有利である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図中1は、本実施例に係わる建物を示
し、この建物1は、居住部分を構成する建物本体2と、
この建物本2の側部に設けられた車庫3と、この車庫3
を挟んで前記建物本体2と反対側に、この建物本体2に
沿って設けられた収納室4とを備え、これらの車庫3お
よび収納室4の上部を、建物本体2の屋根2aを延出し
てなる延出屋根5によって覆われた概略構成となってい
る。
【0012】ついで、これらの詳細について説明すれ
ば、前記建物1は、本実施例では、パネル組立型の2階
建て住宅を例示してあり、その1階部分には、図2に示
すように、複数の居室6・7が設けられ、また、1階に
は、その機能上、玄関8、ホール9、クローク10、キ
ッチン11、あるいは、洗面所12等が設けられてい
る。
【0013】前記収納室4は、図2に示すように、車1
3の幅と乗員の乗り降りが可能なスペースを確保できる
間隔を、前記建物本体2との間に形成するように設けら
れているとともに、内部が、3つの部屋4a〜4cに仕
切られ、各部屋4a〜4cの前記車庫3側の面には、そ
れぞれ、引戸14を備えた出入口15が設けられてい
る。
【0014】そして、この収納室4の基礎は、本実施例
においては、前記建物本体2の基礎16に連続して形成
されており、前記車庫3の底面は、土間コンクリート1
7が打設されて、前記基礎16と一体化されている。
【0015】このように構成された本実施例の建物1に
おいては、車13の付帯備品等が、車庫3から収納室4
の各部屋4a〜4cへ直接収納され、また、必要に応じ
て車庫3へ直接引き出される。
【0016】したがって、家庭用品と前記付帯備品とが
完全に分離された状態で収納されるとともに、前記付帯
備品の出し入れが容易になるとともに、この出し入れ時
における建物本体2内部の汚染が防止される。
【0017】そして、建物本体2、車庫3、および、収
納室4が共通の屋根によって覆われていることから、こ
れらが剛構造となされ、かつ、本実施例においては、こ
れらが連続した基礎16および土間コンクリート17に
よって一体化されていることから、さらに、剛性が高め
られている。
【0018】したがって、車庫3が堅牢な構造となされ
て、積雪や強風に対する耐力が十分に得られる。
【0019】さらに、本実施例においては、前記収納室
4が複数の部屋4a〜4cに区切られていることから、
収納室4自体の剛性も確保されており、この点からも、
車庫3の剛性の確保がなされる。
【0020】そして、本実施例においては、図2に示す
ように、収納室4をキッチン11側に設けてあることか
ら、キッチン11において発生する生ゴミ等を勝手口か
ら直接収納室4に運んでゴミ収拾日まで保管することが
できるので、建物本体2内に臭いがこもるようなことが
ない。
【0021】さらにまた、軒先が低く抑さえられるの
で、北側斜線対策上有効な屋根形状となる。
【0022】なお、前記実施例において示した各構成部
材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づ
き種々変更可能である。
【0023】例えば、前記実施例においては、車庫3の
前後を開放状態とした例について示したが、車13の出
入口と反対側に壁を設けたり、また、車13の出入口に
シャッターを設けるようにしてもよいものである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる蔵
型収納付き建物は、建物本体の側部に車庫を設けるとと
もに、この車庫を挟んで前記建物本体の反対側に、建物
本体に沿って収納室を形成し、これらの車庫および収納
室の上部を、前記建物本体の屋根を延出してなる延出屋
根によって覆ってなることを特徴とするもので、つぎの
ような優れた効果を奏する。
【0025】車の付帯備品等を、車庫から収納室へ直接
収納し、また、必要に応じて車庫へ直接引き出すことが
でき、したがって、家庭用品と前記付帯備品とを完全に
分離した状態で収納することができるとともに前記付帯
備品の出し入れを容易にし、かつ、この出し入れ時にお
ける建物本体内部の汚染を防止することができる。
た、建物本体の側部に車庫を設けているで、建物本体と
車庫との間の行き来が水平移動だけで済むので、該行き
来を迅速かつ楽に行うことができる。
【0026】また、建物本体、車庫、および、収納室が
共通の屋根によって覆われていることから、これらが剛
構造となされるとともに、車庫の延出屋根が建物本体と
収納室とによって支持されるから、車庫を堅牢な構造と
して、積雪や強風に対する耐力を向上させることができ
る。さらに、車庫の延出屋根が、建物本体の屋根を延出
してなるものであるので、つまり車庫用屋根が建物本体
の側壁から延出された下屋でないので、下屋の場合に必
要とされる、建物の側壁と下屋との接合部の雨仕舞の処
理を施す必要がないのは勿論のこと、下屋の場合に比べ
て車庫の上方空間が広いので、例えば、車庫内の車をジ
ャッキアップして修理する際や雨天の際に洗濯物を干す
場合等に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す一階部分の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 建物 2 建物本体 3 車庫 4 収納室 5 屋根 13 車 16 基礎 17 土間コンクリート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物本体の側部に車庫を設けるととも
    に、この車庫を挟んで前記建物本体の反対側に、建物本
    体に沿って収納室を形成し、これらの車庫および収納室
    の上部を、前記建物本体の屋根を延出してなる延出屋根
    によって覆ってなることを特徴とする蔵型収納付き建
    物。
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