JP2552771Y2 - 作業用走行車における回転センサの配設構造 - Google Patents

作業用走行車における回転センサの配設構造

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JP2552771Y2
JP2552771Y2 JP10606491U JP10606491U JP2552771Y2 JP 2552771 Y2 JP2552771 Y2 JP 2552771Y2 JP 10606491 U JP10606491 U JP 10606491U JP 10606491 U JP10606491 U JP 10606491U JP 2552771 Y2 JP2552771 Y2 JP 2552771Y2
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JP
Japan
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shaft
rotation sensor
case
sensor
rear axle
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JP10606491U
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正躬 松岡
建治 伊藤
弘章 山崎
正博 桑垣
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、乗用型水田作業機等の
作業用走行車における回転センサの配設構造に関するも
のである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】今日、こ
の種作業用走行車においては、走行機体の走行速度デー
タ等に基づいて走行機体を自動走行制御したり、作業部
の作動を自動制御したりすることでオパレータの手間を
軽減することが提唱されているが、前記走行速度データ
を得るためには、走行動力伝動系に回転センサを設ける
必要がある。しかるに従来では、走行動力を分岐させた
特別なセンサ装着部を別途設け、該センサ装着部に回転
センサを連結状に装着するべく構成していたため、部品
点数の増加や構造の複雑化が生じてコストアツプの一因
となつているのが実状であつた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる作業用走
行車における回転センサの配設構造を提供することを目
的として創案されたものであつて、後輪動力伝動用のプ
ロペラシヤフトと、該プロペラシヤフトから動力を入力
するリヤアクスルケースとの間に、プロペラシヤフトに
連結される入力軸よりもリヤアクスルケースに連結され
る出力軸が下方に位置するべく構成される車高調整用の
アダプタケースを介設すると共に、前記入力軸から出力
軸への動力伝動を中継するべくアダプタケースに組込ま
れる中間軸に対して走行速度検出用の回転センサを連結
したことを特徴とするものである。そして本考案は、こ
の構成によつて、殊更専用のセンサ装着部を設けること
を不要にして部品点数の削減および構造の簡略化を計る
ことができるようにしたものである。
【0004】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は機体後部に防除機2が連結
された乗用型水田作業機の走行機体であつて、該走行機
体1の機体フレーム1a前後には、左右前輪3が組付け
られるフロントアクスルケース4と、左右後輪5が組付
けられるリヤアクスルケース6とがそれぞれ一体的に設
けられており、そしてフロントアクスルケース4にはト
ランスミツシヨンケース7から直接的にエンジン動力を
伝動する一方、リヤアクスルケース6にはプロペラシヤ
フト8を介してエンジン動力を伝動することにより前後
輪3、5を駆動せしめて走行機体1を走行せしめるが、
これらの基本構成は何れも従来通りである。
【0005】9は前記プロペラシヤフト8とリヤアクス
ルケース6との間に介設されるアダプタケースであつ
て、該アダプタケース9は、プロペラシヤフト8の後端
部に連結される入力軸10、リヤアクスルケース6の入
力ベベルギヤ11に連結される出力軸12、さらには入
力軸10から出力軸12への動力伝動を中継する中間軸
13を上下方向並列状に内装して構成されるものである
が、前記入力軸10よりも出力軸12が所定寸法Hだけ
下方に位置するようになつている。即ち、アダプタケー
ス9は、プロペラシヤフト8の高さ位置とリヤアクスル
ケース6の高さ位置とを位置ずれさせることに基づいて
走行機体1の車高(地上高)をH寸法高くするべく走行
機体1に組付けられる車高調整アダプタに構成されてい
る。
【0006】さらに、14は走行速度検出用の回転セン
サであつて、該回転センサ14の検知データは、図示し
ない制御ユニツトに入力され、例えば走行機体1の自動
走行制御、防除機2の散布量制御等における判断データ
として利用されるが、本考案の回転センサ14は前記ア
ダプタケース9の前面に組付けられると共に、そのセン
サ入力軸14aはアダプタケース9に開設されるセンサ
連結孔9aを介して中間軸13に連結されている。つま
り、走行動力を分岐させたセンサ装着部を殊更設けるこ
となく、車高調整用に設けられるアダプタケース9の中
間軸13を有効利用して回転センサ14を配設するべく
構成されている。
【0007】ところで、前記回転センサ14は、円筒状
のブラケツト15にねじ込み状に取り付けられ、しかる
後、アダプタケース9に一体的にボルト固定されるが、
ブラケツト15内に突出するセンサ入力軸14aは、組
付け時において大きな力を受けて回転センサ14の破損
を招くことのないよう、中間軸13に螺合する連結軸1
6に対して軸芯方向摺動自在に連結されている。つま
り、連結軸16には、センサ入力軸14aが一体回動自
在で、かつ軸芯方向摺動自在な状態で連結可能な連結溝
部16aが形成されており、そして組付け時にはセンサ
入力軸14a側のキー突起14bが連結溝16aの方向
に沿う状態でセンサ入力軸14aを連結軸16に嵌挿す
るのみで回転センサ14を中間軸13に連結することが
できるようになつている。
【0008】叙述の如く構成された本考案の実施例にお
いて、回転センサ14の検知に基づいて各種自動制御を
行うことになるが、回転センサ14は、走行機体1の車
高を調整するべくプロペラシヤフト8とリヤアクスルケ
ース6との間に介設されるアダプタケース9に組付けら
れ、アダプタケース9に内装される中間軸13から走行
動力を入力して走行速度検知を行うことになる。従つ
て、従来の様に走行動力を分岐させたセンサ装着部を殊
更設けることなく、車高調整のために設けられるアダプ
タケース9を兼用して回転センサの組付けが行い得るこ
ととなり、この結果、部品点数を削減できる許りか、構
造を著しく簡略化して大幅なコストダウンを可能にする
ことができる。
【0009】しかも、アダプタケース9に組付けられる
回転センサ14は、前方がトランスミツシヨンケース7
に、後方がアダプタケース9に、左右側方が後輪5に、
上方が機体フレーム1aにそれぞれ囲まれる機体底部中
央に位置することになるため、回転センサ14の有効な
保護が計れる許りか、センサ配線も容易に行うことがで
きて極めて都合がよい。
【0010】また、実施例においては、センサ入力軸1
4aと中間軸13とを軸芯方向摺動自在に連結している
ため、センサ組付け時に回転センサ14を破損してしま
うような不都合を確実に防止できるばかりか、回転セン
サ14の組付け性も著しく向上させることができる。
【0011】
【作用効果】以上要するに、本考案は叙述の如く構成さ
れたものであるから、各種自動制御に必要な走行速度デ
ータを検出するべく回転センサを設けたものでありなが
ら、該回転センサは、プロペラシヤフトとリヤアクスル
ケースとの間に介設される車高調整用のアダプタケース
に組付けられると共に、アダプタケースに内装される中
間軸に連結されることにより走行動力を入力して走行動
力伝動系の作動回転を検出することになる。従つて、わ
ざわざ走行動力を分岐させた特別なセンサ装着部を設け
ることなく、車高調整のために設けられるアダプタケー
スを有効利用して回転センサが配設できることになり、
この結果、部品点数の削減および構造の簡略化に基づい
て著しいコストダウンを計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行機体の側面図である。
【図2】アダプタケースの断面図である。
【符号の説明】
1 走行機体 6 リヤアクスルケース 8 プロペラシヤフト 9 アダプタケース 13 中間軸 14 回転センサ
フロントページの続き (72)考案者 桑垣 正博 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番 地1 三菱農機株式会社内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後輪動力伝動用のプロペラシヤフトと、
    該プロペラシヤフトから動力を入力するリヤアクスルケ
    ースとの間に、プロペラシヤフトに連結される入力軸よ
    りもリヤアクスルケースに連結される出力軸が下方に位
    置するべく構成される車高調整用のアダプタケースを介
    設すると共に、前記入力軸から出力軸への動力伝動を中
    継するべくアダプタケースに組込まれる中間軸に対して
    走行速度検出用の回転センサを連結したことを特徴とす
    る作業用走行車における回転センサの配設構造。
JP10606491U 1991-11-29 1991-11-29 作業用走行車における回転センサの配設構造 Expired - Lifetime JP2552771Y2 (ja)

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JPH0546222U JPH0546222U (ja) 1993-06-22
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