JP2552636Y2 - Ｒｈ浸漬管のガス吹込管補強構造 - Google Patents
Ｒｈ浸漬管のガス吹込管補強構造Info
- Publication number
- JP2552636Y2 JP2552636Y2 JP1991017997U JP1799791U JP2552636Y2 JP 2552636 Y2 JP2552636 Y2 JP 2552636Y2 JP 1991017997 U JP1991017997 U JP 1991017997U JP 1799791 U JP1799791 U JP 1799791U JP 2552636 Y2 JP2552636 Y2 JP 2552636Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas injection
- pipe
- injection pipe
- immersion
- bent portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、ＲＨ真空脱ガス設備用
浸漬管の構造に係り、特に支持金具にガス吹込管を屈曲
させて貫通するガス吹込管屈曲部外周に保護金具を配設
した構造とし、ガス吹込管の溶融破損防止が図れる構造
に関する。
浸漬管の構造に係り、特に支持金具にガス吹込管を屈曲
させて貫通するガス吹込管屈曲部外周に保護金具を配設
した構造とし、ガス吹込管の溶融破損防止が図れる構造
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＲＨ真空脱ガス設備における浸漬
管の構造は、例えば図５に縦断面図を示すようにスタッ
ド１等を多数植設した円筒状の支持金具２の内周に円周
方向を複数個に分割した横迫り煉瓦３（以下、内巻煉瓦
と言う）を複数段継ぎ合わせることによって内張りして
内筒とし、該内巻煉瓦３と支持金具２の間、および外周
にはキャスルタブル耐火物等の不定形耐火物４を施工し
て外筒とし、該内・外筒を貫通させた複数本のガス吹込
管５を配設し一体化して構成されている。
管の構造は、例えば図５に縦断面図を示すようにスタッ
ド１等を多数植設した円筒状の支持金具２の内周に円周
方向を複数個に分割した横迫り煉瓦３（以下、内巻煉瓦
と言う）を複数段継ぎ合わせることによって内張りして
内筒とし、該内巻煉瓦３と支持金具２の間、および外周
にはキャスルタブル耐火物等の不定形耐火物４を施工し
て外筒とし、該内・外筒を貫通させた複数本のガス吹込
管５を配設し一体化して構成されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来型
の浸漬管は、還流管の下端部に取付け取鍋内の溶鋼に浸
漬して真空脱ガス処理を行なうと、溶鋼が保有する高
温、溶鋼の還流に伴う衝撃的な乱流による摩耗、あるい
は繰返し使用による急熱・急冷によって摩耗、スポーリ
ングが発生且つ助長され、損傷する。また、一般に外筒
を形成する不定形耐火物４は、亀裂が発生し易い性質を
有するだけでなく、かかる苛酷な諸条件にさらされると
支持金具２が変形を起こし、内・外筒を形成する内卷煉
瓦３および不定形耐火物４に影響を与えて支持金具２と
の間に隙間が生じたり、目地切れ、亀裂等の発生を助長
することになる。特に支持金具２にガス吹込管５を貫通
させる貫通孔６には、支持金具２の外周上方から導入し
た通常肉厚１ｍｍ程度の配管用炭素鋼管（ガス吹込管
５）を円弧状に屈曲させて貫通してあって湯面より下方
に位置するため、溶鋼が保有する高温によりスケール化
が進んで最も強度的に弱い屈曲部付近が溶融破損して使
用不能となり、該部の損傷状態によって寿命が左右され
ることが多いことから重点的な延命対策を要望されてい
た。
の浸漬管は、還流管の下端部に取付け取鍋内の溶鋼に浸
漬して真空脱ガス処理を行なうと、溶鋼が保有する高
温、溶鋼の還流に伴う衝撃的な乱流による摩耗、あるい
は繰返し使用による急熱・急冷によって摩耗、スポーリ
ングが発生且つ助長され、損傷する。また、一般に外筒
を形成する不定形耐火物４は、亀裂が発生し易い性質を
有するだけでなく、かかる苛酷な諸条件にさらされると
支持金具２が変形を起こし、内・外筒を形成する内卷煉
瓦３および不定形耐火物４に影響を与えて支持金具２と
の間に隙間が生じたり、目地切れ、亀裂等の発生を助長
することになる。特に支持金具２にガス吹込管５を貫通
させる貫通孔６には、支持金具２の外周上方から導入し
た通常肉厚１ｍｍ程度の配管用炭素鋼管（ガス吹込管
５）を円弧状に屈曲させて貫通してあって湯面より下方
に位置するため、溶鋼が保有する高温によりスケール化
が進んで最も強度的に弱い屈曲部付近が溶融破損して使
用不能となり、該部の損傷状態によって寿命が左右され
ることが多いことから重点的な延命対策を要望されてい
た。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案者等は、このよう
な諸問題を解決するため種々検討、実験を行なった結
果、本考案補強構造の開発に成功したものであり、本考
案の技術的構成は、前記実用新案登録請求の範囲に明記
したように、溶鋼に浸漬して真空脱ガス処理を行なう浸
漬管において、支持金具（２）にガス吹込管（５）を屈
曲させて貫通するガス吹込管屈曲部外周に、鋼鉄製から
成る横断面が半円筒状、コ字状又は三角状で上下端開放
状の保護金具（７）を配設した、ことを特徴とするＲＨ
浸漬管のガス吹込管補強構造とすることによってガス吹
込管の溶融破損防止が図れるように構成したものであ
る。
な諸問題を解決するため種々検討、実験を行なった結
果、本考案補強構造の開発に成功したものであり、本考
案の技術的構成は、前記実用新案登録請求の範囲に明記
したように、溶鋼に浸漬して真空脱ガス処理を行なう浸
漬管において、支持金具（２）にガス吹込管（５）を屈
曲させて貫通するガス吹込管屈曲部外周に、鋼鉄製から
成る横断面が半円筒状、コ字状又は三角状で上下端開放
状の保護金具（７）を配設した、ことを特徴とするＲＨ
浸漬管のガス吹込管補強構造とすることによってガス吹
込管の溶融破損防止が図れるように構成したものであ
る。
【０００５】以下、本考案を図１から図４に示す一実施
例を参照しながら更に詳しく説明する。
例を参照しながら更に詳しく説明する。
【０００６】本考案に係るＲＨ浸漬管のガス吹込管補強
構造は、図１に本考案を適用した縦断面図、図２に図１
の矢視Ａ〜Ａ断面図、図３に図１のＢ部拡大図、図４に
本考案保護金具の斜視図を示すように、支持金具２にガ
ス吹込管５を屈曲させて貫通するガス吹込管屈曲部外周
に鋼鉄製から成る保護金具７を配設して構成されてい
る。
構造は、図１に本考案を適用した縦断面図、図２に図１
の矢視Ａ〜Ａ断面図、図３に図１のＢ部拡大図、図４に
本考案保護金具の斜視図を示すように、支持金具２にガ
ス吹込管５を屈曲させて貫通するガス吹込管屈曲部外周
に鋼鉄製から成る保護金具７を配設して構成されてい
る。
【０００７】従来型のＲＨ設備用浸漬管は、図５に示す
ように内巻煉瓦３として例えば、マグネシア・クロム、
高アルミナ質等から成り所定の内径と肉厚寸法を有した
横迫り形状、または縦迫り形状、あるいは扇型形状と
し、ＲＨ設備用浸漬管の大きさに合わせて円周方向を複
数個に分割し、複数段継ぎ合わせた所定形状の煉瓦で形
成されている。
ように内巻煉瓦３として例えば、マグネシア・クロム、
高アルミナ質等から成り所定の内径と肉厚寸法を有した
横迫り形状、または縦迫り形状、あるいは扇型形状と
し、ＲＨ設備用浸漬管の大きさに合わせて円周方向を複
数個に分割し、複数段継ぎ合わせた所定形状の煉瓦で形
成されている。
【０００８】該内巻煉瓦３は、外周にスタッド１等を所
定量植設して上端をフランジ８に密着し、下方部内周面
に煉瓦受け金具２ａを設けて円筒状に形成した鋼鉄製の
支持金具２の内側に配設して内筒とし、内巻煉瓦３と支
持金具２との間、および支持金具２の外周にはキャスタ
ブル耐火物等の不定形耐火物４を配設した外筒とした２
層構成とし、該内・外筒を貫通させた還流用のガス吹込
管５を複数本配設して強固に連結させた一体構造として
形成されている。併し、該従来型ＲＨ設備用浸漬管は、
急熱・急冷を繰返しながら使用中に外筒を形成する不定
形耐火物４、および内筒を形成する内巻煉瓦３に亀裂、
目地切れ等が発生したり、あるいは変形等によって支持
金具２と不定形耐火物４とが剥離して隙間が生じたりす
るだけでなく、支持金具２にガス吹込管５を貫通させる
貫通孔６には支持金具２の外周上方から導入した通常肉
厚１ｍｍ程度のガス吹込管５を円弧状に屈曲させて貫通
してあって、浸漬時に湯面よりも下方に位置するために
溶鋼が保有する高温によってスケール化が進行し、しか
もガス吹込管屈曲部は加熱して屈曲加工されるため、肉
薄の吹込管は更に屈曲部が肉薄となり、スケール化によ
り浸漬管の寿命までの耐用性がなく、強度的に弱い屈曲
部が最も強く溶融破損し、浸漬管の使用中に破損するこ
ととなる。
定量植設して上端をフランジ８に密着し、下方部内周面
に煉瓦受け金具２ａを設けて円筒状に形成した鋼鉄製の
支持金具２の内側に配設して内筒とし、内巻煉瓦３と支
持金具２との間、および支持金具２の外周にはキャスタ
ブル耐火物等の不定形耐火物４を配設した外筒とした２
層構成とし、該内・外筒を貫通させた還流用のガス吹込
管５を複数本配設して強固に連結させた一体構造として
形成されている。併し、該従来型ＲＨ設備用浸漬管は、
急熱・急冷を繰返しながら使用中に外筒を形成する不定
形耐火物４、および内筒を形成する内巻煉瓦３に亀裂、
目地切れ等が発生したり、あるいは変形等によって支持
金具２と不定形耐火物４とが剥離して隙間が生じたりす
るだけでなく、支持金具２にガス吹込管５を貫通させる
貫通孔６には支持金具２の外周上方から導入した通常肉
厚１ｍｍ程度のガス吹込管５を円弧状に屈曲させて貫通
してあって、浸漬時に湯面よりも下方に位置するために
溶鋼が保有する高温によってスケール化が進行し、しか
もガス吹込管屈曲部は加熱して屈曲加工されるため、肉
薄の吹込管は更に屈曲部が肉薄となり、スケール化によ
り浸漬管の寿命までの耐用性がなく、強度的に弱い屈曲
部が最も強く溶融破損し、浸漬管の使用中に破損するこ
ととなる。
【０００９】そのため、本考案のガス吹込管補強構造に
おいては、上記のようにして形成した従来型浸漬管の支
持金具２にガス吹込管５を屈曲させて貫通するガス吹込
管屈曲部外周に鋼鉄製から成る保護金具７を配設する。
おいては、上記のようにして形成した従来型浸漬管の支
持金具２にガス吹込管５を屈曲させて貫通するガス吹込
管屈曲部外周に鋼鉄製から成る保護金具７を配設する。
【００１０】上記保護金具７は、例えば一般構造用圧延
鋼材等の普通鋼、あるいはステンレス鋼等の特殊鋼等か
ら成り、所定の内径と肉厚寸法を有し、直径方向を二分
した半円筒状として従来型浸漬管の支持金具２にガス吹
込管５を貫通させるガス吹込管屈曲部外周に配設されて
いる。該保護金具７は、浸漬管製作時にガス吹込管５を
途中で曲げて支持金具２に貫通させるために強度的に弱
くなるガス吹込管屈曲部外周を覆うことによって保護
し、使用中に溶鋼が保有する高温によってスケール化が
進行するのを防止するために設けられたもので、例えば
肉厚寸法を４〜１０ｍｍ程度として内径寸法をガス吹込
管屈曲部が覆えるだけにし、軸方向はガス吹込管５を湾
曲させた寸法よりも大きくして少なくとも貫通孔６、止
め金具９等が露出しないように設定し、内側（支持金具
２と保護金物７との間）にも不定形耐火物４が充填でき
るように上下端開口としてガス吹込管屈曲部の外周に配
設されている。上記内径寸法は、大き過ぎるとガス吹込
管屈曲部からの距離が長くなってガス吹込管５のスケー
ル化を防止することができなくなるだけでなく、それだ
け外筒を形成する不定形耐火物４層の外周面に近付くこ
とによって損傷し易くなるため必要以上に大きく設定す
る必要はなく、ガス吹込管屈曲部が覆える大きさであれ
ば良い。そして、通常は、各々が単体で吹き込むガスの
操作ができるように複数本の管から成るガス吹込管５を
支持金具２の所定位置に貫通させた後、溶接等の手段に
よって固着させて配設すればよい。また、ガス吹込管５
の屈曲部外周を断熱材で巻いてから上記保護金具７を取
り付ければ、更にスケール化の防止効果を高めることが
できる。
鋼材等の普通鋼、あるいはステンレス鋼等の特殊鋼等か
ら成り、所定の内径と肉厚寸法を有し、直径方向を二分
した半円筒状として従来型浸漬管の支持金具２にガス吹
込管５を貫通させるガス吹込管屈曲部外周に配設されて
いる。該保護金具７は、浸漬管製作時にガス吹込管５を
途中で曲げて支持金具２に貫通させるために強度的に弱
くなるガス吹込管屈曲部外周を覆うことによって保護
し、使用中に溶鋼が保有する高温によってスケール化が
進行するのを防止するために設けられたもので、例えば
肉厚寸法を４〜１０ｍｍ程度として内径寸法をガス吹込
管屈曲部が覆えるだけにし、軸方向はガス吹込管５を湾
曲させた寸法よりも大きくして少なくとも貫通孔６、止
め金具９等が露出しないように設定し、内側（支持金具
２と保護金物７との間）にも不定形耐火物４が充填でき
るように上下端開口としてガス吹込管屈曲部の外周に配
設されている。上記内径寸法は、大き過ぎるとガス吹込
管屈曲部からの距離が長くなってガス吹込管５のスケー
ル化を防止することができなくなるだけでなく、それだ
け外筒を形成する不定形耐火物４層の外周面に近付くこ
とによって損傷し易くなるため必要以上に大きく設定す
る必要はなく、ガス吹込管屈曲部が覆える大きさであれ
ば良い。そして、通常は、各々が単体で吹き込むガスの
操作ができるように複数本の管から成るガス吹込管５を
支持金具２の所定位置に貫通させた後、溶接等の手段に
よって固着させて配設すればよい。また、ガス吹込管５
の屈曲部外周を断熱材で巻いてから上記保護金具７を取
り付ければ、更にスケール化の防止効果を高めることが
できる。
【００１１】
【作用】本考案においては、支持金具２にガス吹込管５
を屈曲させて貫通するガス吹込管屈曲部外周に鋼鉄製か
ら成る保護金具７を配設してあるので、浸漬中に溶鋼が
保有する高温により強度的に弱いガス吹込管屈曲部付近
のスケール化が進行して溶融破損することがなく、特に
該部が先行損傷することによって生じるガス漏れ事故を
防止するだけでなく、貫通孔６が開口して外気が侵入す
ることによって生じるエアーリークも防止することがで
きるので、浸漬管の寿命を大幅に延命させることができ
る。
を屈曲させて貫通するガス吹込管屈曲部外周に鋼鉄製か
ら成る保護金具７を配設してあるので、浸漬中に溶鋼が
保有する高温により強度的に弱いガス吹込管屈曲部付近
のスケール化が進行して溶融破損することがなく、特に
該部が先行損傷することによって生じるガス漏れ事故を
防止するだけでなく、貫通孔６が開口して外気が侵入す
ることによって生じるエアーリークも防止することがで
きるので、浸漬管の寿命を大幅に延命させることができ
る。
【００１２】
【実施例】図５に示すようにスタッド等を多数植設した
支持金具２の内周に、円周方向を２４等分した内巻煉瓦
３をモルタルを介して３段継ぎ合せることによって内張
りして内筒とし、内巻煉瓦３と支持金具２の間、および
支持金具２の外周にはキャスタブル耐火物４を施工して
外筒とし、該内・外筒を貫通させた複数本のガス吹込管
５を配設して一体化構造とした従来型浸漬管と、更に図
１から図４に示すように支持金具２にガス吹込管５を屈
曲させて貫通するガス吹込管屈曲部外周に肉厚＝６ｍ
ｍ、内径＝２２ｍｍ、軸方向＝１３０ｍｍの半円筒状に
形成した一般構造用圧延鋼材から成る保護金物７を取り
付けた本考案浸漬管を得た。両浸漬管をＲＨ真空脱ガス
設備に連続使用したところ、従来型浸漬管はガス吹込管
屈曲部が溶融破損したことによってガス漏れが生じ、１
５８回で廃却となったが、本考案浸漬管はガス吹込管屈
曲部の先行破損がなく、２３０回以上使用しても溶融破
損することはなかった。
支持金具２の内周に、円周方向を２４等分した内巻煉瓦
３をモルタルを介して３段継ぎ合せることによって内張
りして内筒とし、内巻煉瓦３と支持金具２の間、および
支持金具２の外周にはキャスタブル耐火物４を施工して
外筒とし、該内・外筒を貫通させた複数本のガス吹込管
５を配設して一体化構造とした従来型浸漬管と、更に図
１から図４に示すように支持金具２にガス吹込管５を屈
曲させて貫通するガス吹込管屈曲部外周に肉厚＝６ｍ
ｍ、内径＝２２ｍｍ、軸方向＝１３０ｍｍの半円筒状に
形成した一般構造用圧延鋼材から成る保護金物７を取り
付けた本考案浸漬管を得た。両浸漬管をＲＨ真空脱ガス
設備に連続使用したところ、従来型浸漬管はガス吹込管
屈曲部が溶融破損したことによってガス漏れが生じ、１
５８回で廃却となったが、本考案浸漬管はガス吹込管屈
曲部の先行破損がなく、２３０回以上使用しても溶融破
損することはなかった。
【００１３】本考案の実施例においては、保護金具７を
半円筒状に形成したが、断面をコ字状に形成したり、三
角状とすることもできる。また、ガス吹込管屈曲部に密
着させて設けることができ、図示の実施例に限定される
ものではない。
半円筒状に形成したが、断面をコ字状に形成したり、三
角状とすることもできる。また、ガス吹込管屈曲部に密
着させて設けることができ、図示の実施例に限定される
ものではない。
【００１４】
【考案の効果】以上、説明したように本考案によれば、
支持金具にガス吹込管を屈曲させて貫通するガス吹込管
屈曲部外周に鋼鉄製から成る保護金具を配設して保護し
てあるので、浸漬中に溶鋼が保有する高温によって強度
的に最も弱いガス吹込管屈曲部のスケール化の進行を阻
止して先行損傷するのを防止することができ、その結果
としてガス漏れ事故、エアーリーク等も防止して浸漬管
の寿命を大幅に延命させることができる。
支持金具にガス吹込管を屈曲させて貫通するガス吹込管
屈曲部外周に鋼鉄製から成る保護金具を配設して保護し
てあるので、浸漬中に溶鋼が保有する高温によって強度
的に最も弱いガス吹込管屈曲部のスケール化の進行を阻
止して先行損傷するのを防止することができ、その結果
としてガス漏れ事故、エアーリーク等も防止して浸漬管
の寿命を大幅に延命させることができる。
【図１】本考案の一具体例を示す縦断面図
【図２】図１のＡーＡ線に沿った横断面図
【図３】図３は図１のＢ部拡大図
【図４】本考案保護金具の斜視図の一例
【図５】従来例の縦断面図
１ スタッド ２ 支持金具 ２ａ 煉瓦受け金具 ３ 内巻煉瓦 ４ 不定形耐火物 ５ ガス吹込管 ６ 貫通孔 ７ 保護金具 ８ フランジ ９ 止め金具
Claims (1)
- 【請求項１】 溶鋼に浸漬して真空脱ガス処理を行なう
浸漬管において、支持金具（２）にガス吹込管（５）を
屈曲させて貫通するガス吹込管屈曲部外周に、鋼鉄製か
ら成る横断面が半円筒状、コ字状又は三角状で上下端開
放状の保護金具（７）を配設した、ことを特徴とするＲ
Ｈ浸漬管のガス吹込管補強構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991017997U JP2552636Y2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | Ｒｈ浸漬管のガス吹込管補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991017997U JP2552636Y2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | Ｒｈ浸漬管のガス吹込管補強構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0610354U JPH0610354U (ja) | 1994-02-08 |
| JP2552636Y2 true JP2552636Y2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=11959366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991017997U Expired - Lifetime JP2552636Y2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | Ｒｈ浸漬管のガス吹込管補強構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2552636Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0658274B2 (ja) * | 1985-08-09 | 1994-08-03 | マツダ株式会社 | 車両の圧力測定装置 |
-
1991
- 1991-03-25 JP JP1991017997U patent/JP2552636Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0610354U (ja) | 1994-02-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2552636Y2 (ja) | Ｒｈ浸漬管のガス吹込管補強構造 | |
| JP5393231B2 (ja) | 浸漬管 | |
| JP3724779B2 (ja) | 円形状断面のランスパイプおよびその成形方法 | |
| JPH0745559Y2 (ja) | Ｒｈ設備用浸漬管 | |
| JPH0339479Y2 (ja) | ||
| JPH09263823A (ja) | 浸漬管用耐火物及びその製造方法、並びに、該耐火物を施工した浸漬管及びその施工方法 | |
| JP2523061Y2 (ja) | 真空脱ガス設備用浸漬管における内巻き煉瓦脱落防止構造 | |
| JPH10298632A (ja) | Ｒｈ設備用の浸漬管 | |
| JP2558908Y2 (ja) | 真空脱ガス設備用浸漬管 | |
| JP2535770Y2 (ja) | 溶銑予備処理用ランス | |
| KR960006323B1 (ko) | 소모성 랜스 | |
| JPS5942198Y2 (ja) | 溶融金属鋳造用エア−シ−ル・パイプ | |
| JP2758585B2 (ja) | 真空脱ガス設備用環流管の施工方法 | |
| JPH07258721A (ja) | 溶融金属処理用浸漬管 | |
| JPS6028680Y2 (ja) | 溶融金属処理用ガス吹込みランス | |
| JPH10287913A (ja) | ランスパイプ | |
| JP2017094386A (ja) | 上ノズル | |
| JP2582127Y2 (ja) | Ｒｈ設備浸漬管の吸窒防止構造 | |
| JPH0654759U (ja) | 真空脱ガス設備用環流管 | |
| JPH1121617A (ja) | シール金物変形防止構造を有するｒｈ設備浸漬管 | |
| JPH101714A (ja) | 溶融金属処理用浸漬管 | |
| JPH09241719A (ja) | 炉口金物 | |
| JP3002871U (ja) | 真空脱ガス設備用の浸漬管 | |
| JP4157222B2 (ja) | 真空脱ガス装置用浸漬管 | |
| JP3002119U (ja) | Ｒｈ真空脱ガス設備用浸漬管 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060214 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060307 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060508 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070327 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20070409 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100427 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110427 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120427 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 6 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130427 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 7 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140427 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |