JP2552532B2 - メタリック仕上げ方法 - Google Patents
メタリック仕上げ方法Info
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- JP2552532B2 JP2552532B2 JP63139679A JP13967988A JP2552532B2 JP 2552532 B2 JP2552532 B2 JP 2552532B2 JP 63139679 A JP63139679 A JP 63139679A JP 13967988 A JP13967988 A JP 13967988A JP 2552532 B2 JP2552532 B2 JP 2552532B2
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、リーフィングタイプアルミニウム顔料を含
有するベースコート塗膜とクリヤー塗膜との層間密着性
を改良したメタリック仕上げ方法に関する。
有するベースコート塗膜とクリヤー塗膜との層間密着性
を改良したメタリック仕上げ方法に関する。
<従来の技術及びその解決すべき課題> 従来から、車両、電気製品、建築材料、家具製品ある
いはこれらの部品等の各種被塗物を保護し、また美観を
もたせるため、リーフィングタイプアルミニウム顔料を
含有するベースコート塗料を塗装し、次いでクリヤー塗
料を塗装するメタリック仕上げ方法が広く知られてい
る。このメタリック仕上げ方法は、通常前記ベースコー
ト塗料を塗装し、約120℃以上の温度にて焼付けた後、
クリヤー塗料を約120℃以上の温度にて焼付ける方法(2
C2B方式)あるいは両塗料をウェット・オン・ウェット
方法にて塗り重ねた後、約120℃以上の温度にて焼付け
る方法(2C1B方式がとられていた。
いはこれらの部品等の各種被塗物を保護し、また美観を
もたせるため、リーフィングタイプアルミニウム顔料を
含有するベースコート塗料を塗装し、次いでクリヤー塗
料を塗装するメタリック仕上げ方法が広く知られてい
る。このメタリック仕上げ方法は、通常前記ベースコー
ト塗料を塗装し、約120℃以上の温度にて焼付けた後、
クリヤー塗料を約120℃以上の温度にて焼付ける方法(2
C2B方式)あるいは両塗料をウェット・オン・ウェット
方法にて塗り重ねた後、約120℃以上の温度にて焼付け
る方法(2C1B方式がとられていた。
しかしながら、このように焼付ける方法においては、
得られる両塗膜間の層間密着性は良好であったが、両塗
膜を自然乾燥もしくは100℃以下、通常60〜80℃の温度
にて強制乾燥させると、両塗膜間の層間密着性が悪く、
それ故前記メタリック仕上げ方法においては焼付ける方
法しか行なわれていなかった。前述の通り両塗膜を自然
乾燥もしくは強制乾燥した場合、両塗膜間の層間密着性
が悪い原因は定かではないが恐らく使用されるリーフィ
ングタイプアルミニウム顔料がフレーク状アルミニウム
粒子表面にステアリン酸、オレフィン酸などの脂肪酸を
吸着させているためと考えられる。
得られる両塗膜間の層間密着性は良好であったが、両塗
膜を自然乾燥もしくは100℃以下、通常60〜80℃の温度
にて強制乾燥させると、両塗膜間の層間密着性が悪く、
それ故前記メタリック仕上げ方法においては焼付ける方
法しか行なわれていなかった。前述の通り両塗膜を自然
乾燥もしくは強制乾燥した場合、両塗膜間の層間密着性
が悪い原因は定かではないが恐らく使用されるリーフィ
ングタイプアルミニウム顔料がフレーク状アルミニウム
粒子表面にステアリン酸、オレフィン酸などの脂肪酸を
吸着させているためと考えられる。
本発明はこのような現状に鑑み、自然乾燥もしくは10
0℃以下の温度にて強制乾燥させた場合にもベースコー
ト塗膜とクリヤー塗膜との層間密着のよいメタリック仕
上げ方法を鋭意研究行なった結果、本発明に至ったもの
である。
0℃以下の温度にて強制乾燥させた場合にもベースコー
ト塗膜とクリヤー塗膜との層間密着のよいメタリック仕
上げ方法を鋭意研究行なった結果、本発明に至ったもの
である。
<課題を解決するための手段> すなわち、本発明は、 リーフィングタイプアルミニウム顔料を含有するポリ
オール樹脂とポリイソシアネート化合物とを主成分とす
るベースコート塗料を塗装し、自然乾燥もしくは強制乾
燥させた後、ポリオール樹脂とポリイソシアネート化合
物とを主成分とするクリヤー塗料を塗り重ね、自然乾燥
もしくは強制乾燥させる、メタリック仕上げ方法におい
て、前記ベースコート塗料及びクリヤー塗料の少なくと
も一方にジルコアルミネート系カップリング剤を含有せ
しめたことを特徴とするメタリック仕上げ方法に関する
ものである。
オール樹脂とポリイソシアネート化合物とを主成分とす
るベースコート塗料を塗装し、自然乾燥もしくは強制乾
燥させた後、ポリオール樹脂とポリイソシアネート化合
物とを主成分とするクリヤー塗料を塗り重ね、自然乾燥
もしくは強制乾燥させる、メタリック仕上げ方法におい
て、前記ベースコート塗料及びクリヤー塗料の少なくと
も一方にジルコアルミネート系カップリング剤を含有せ
しめたことを特徴とするメタリック仕上げ方法に関する
ものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において使用されるベースコート塗料は、後述
するジルコアルミネート系カップリング剤を配合する以
外は従来からこの種の塗料に使用される成分と同様の構
成成分からなり、具体的には、ポリオール樹脂及びその
硬化剤であるポリイソシアネート化合物、リーフィング
タイプアルミニウム顔料、有機溶剤、その他必要に応じ
体質顔料、着色顔料、着色染料、改質剤、さらには紫外
線吸収剤、レベリング剤、分散剤、消泡剤等の各種添加
剤からなるものである。
するジルコアルミネート系カップリング剤を配合する以
外は従来からこの種の塗料に使用される成分と同様の構
成成分からなり、具体的には、ポリオール樹脂及びその
硬化剤であるポリイソシアネート化合物、リーフィング
タイプアルミニウム顔料、有機溶剤、その他必要に応じ
体質顔料、着色顔料、着色染料、改質剤、さらには紫外
線吸収剤、レベリング剤、分散剤、消泡剤等の各種添加
剤からなるものである。
ポリオール樹脂としては、水酸基価約30〜150のアク
リル樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素樹脂等が代表的な
ものとして挙げられるがこれらに限定されるものではな
い。
リル樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素樹脂等が代表的な
ものとして挙げられるがこれらに限定されるものではな
い。
前記アクリル樹脂は、例えばメチル(メタ)アクリレ
ート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)ア
クリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ラウリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル
(メタ)アクリレート等のアクリル酸又はメタクリル酸
のアルキルあるいはシクロアルキルエステル類;2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート等のアクリル酸又はメタクリル
酸のヒドロキシアルキルエステル類;(メタ)アクリル
酸、イタコン酸、クロトン酸等のα、β−エチレン性不
飽和カルボン酸類;マレイン酸モノメチル、マレイン酸
モノエチル、フマル酸モノメチル等のα、β−エチレン
性不飽和ジカルボン酸モノエステル類;その他スチレ
ン、ビニルトルエン、(メタ)アクリロニトリル、(メ
タ)アクリルアミド、グリシジル(メタ)アクリレート
等のモノマーを二種以上適宜組合せ共重合した、水酸基
価約30〜150、数平均分子量約1000〜100,000の樹脂であ
る。
ート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)ア
クリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ラウリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル
(メタ)アクリレート等のアクリル酸又はメタクリル酸
のアルキルあるいはシクロアルキルエステル類;2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート等のアクリル酸又はメタクリル
酸のヒドロキシアルキルエステル類;(メタ)アクリル
酸、イタコン酸、クロトン酸等のα、β−エチレン性不
飽和カルボン酸類;マレイン酸モノメチル、マレイン酸
モノエチル、フマル酸モノメチル等のα、β−エチレン
性不飽和ジカルボン酸モノエステル類;その他スチレ
ン、ビニルトルエン、(メタ)アクリロニトリル、(メ
タ)アクリルアミド、グリシジル(メタ)アクリレート
等のモノマーを二種以上適宜組合せ共重合した、水酸基
価約30〜150、数平均分子量約1000〜100,000の樹脂であ
る。
前記ポリエステル樹脂は、例えばネオペンチルグリコ
ール、エチレングリコール、ヘキサンジオール、ジエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、ペンタンジオール、トリメチルペンタンジ
オール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタ
エリスリトール、シクロヘキサンジメタノール等の多価
アルコールとフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、
アジピン酸、セバシン酸、イタコン酸、アゼライン酸、
マレイン酸等の多塩基酸及び安息香酸、P−ターシャリ
ブチル安息香酸等のモノカルボン酸とを縮合重合させ
た、水酸基価約30〜150、数平均分子量約1,000〜10,000
の樹脂である。
ール、エチレングリコール、ヘキサンジオール、ジエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、ペンタンジオール、トリメチルペンタンジ
オール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタ
エリスリトール、シクロヘキサンジメタノール等の多価
アルコールとフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、
アジピン酸、セバシン酸、イタコン酸、アゼライン酸、
マレイン酸等の多塩基酸及び安息香酸、P−ターシャリ
ブチル安息香酸等のモノカルボン酸とを縮合重合させ
た、水酸基価約30〜150、数平均分子量約1,000〜10,000
の樹脂である。
これらポリオール樹脂の硬化剤であるポリイソシアネ
ート化合物としては例えばヘキサメチレンジイソシアネ
ート、テトラメチレンジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネート、水添ジフェニレンジイソシアネート、
水添キシリレンジイソシアネート、トリレンジイソシア
ネート等の脂肪族、脂環族、芳香族ジイソシアネートあ
るいはこれらのビューレット体、二量体、三量体あるい
はこれらイソシアネート化合物の過剰とエチレングリコ
ール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエ
リスリトール等の低分子ポリオールとの反応生成物など
が代表的なものとして挙げられる。
ート化合物としては例えばヘキサメチレンジイソシアネ
ート、テトラメチレンジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネート、水添ジフェニレンジイソシアネート、
水添キシリレンジイソシアネート、トリレンジイソシア
ネート等の脂肪族、脂環族、芳香族ジイソシアネートあ
るいはこれらのビューレット体、二量体、三量体あるい
はこれらイソシアネート化合物の過剰とエチレングリコ
ール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエ
リスリトール等の低分子ポリオールとの反応生成物など
が代表的なものとして挙げられる。
なお、前記ポリオール樹脂とポリイソシアネート化合
物との混合割合は、ポリイソシアネート化合物のイソシ
アネート基対ポリオール樹脂の水酸基の当量比(NCO/O
H)が(0.2〜1.5/1)の範囲が適当である。
物との混合割合は、ポリイソシアネート化合物のイソシ
アネート基対ポリオール樹脂の水酸基の当量比(NCO/O
H)が(0.2〜1.5/1)の範囲が適当である。
リーフィングタイプアルミニウム顔料は通常塗料用と
して使用されている平均粒径約5〜60μ、厚み約0.1〜
1μのフレーク状顔料である。市販品としては例えばSa
p100、120(以上昭和アルミパウダー社製)、アルトッ
プ15、18、23、25、28(以上東海金属社製)、アルペー
スト0100MA、0100M、0100N、0100X、0200M、0200N、020
0X、0215M、P0100(以上東洋アルミニウム社製)STAP2
X、2ALUPOL、AV−10、4ALUPOL、8(以上エツカルト社
製)等が代表的なものとして挙げられる。
して使用されている平均粒径約5〜60μ、厚み約0.1〜
1μのフレーク状顔料である。市販品としては例えばSa
p100、120(以上昭和アルミパウダー社製)、アルトッ
プ15、18、23、25、28(以上東海金属社製)、アルペー
スト0100MA、0100M、0100N、0100X、0200M、0200N、020
0X、0215M、P0100(以上東洋アルミニウム社製)STAP2
X、2ALUPOL、AV−10、4ALUPOL、8(以上エツカルト社
製)等が代表的なものとして挙げられる。
有機溶剤としてはトルエン、キシレン等の炭化水素
類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸
エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート、ブチルセ
ロソルブ等のエステル類などが代表的なものとして挙げ
られる。
類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸
エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート、ブチルセ
ロソルブ等のエステル類などが代表的なものとして挙げ
られる。
本発明において使用されるクリヤー塗料は後述するジ
ルコアルミネート系カップリング剤を配合する以外は従
来からこの種の塗料に使用される成分と同様の構成成分
からなり、具体的には、ポリオール樹脂及びその硬化剤
であるポリイソシアネート化合物、有機溶剤、その他必
要な応じ体質顔料、改質剤あるいは紫外線吸収剤、レベ
リング剤、分散剤、消泡剤等の各種添加剤からなるもの
である。さらにメタリック感を阻害しない程度に着色顔
料、着色染料等も少量配合することが出来る。
ルコアルミネート系カップリング剤を配合する以外は従
来からこの種の塗料に使用される成分と同様の構成成分
からなり、具体的には、ポリオール樹脂及びその硬化剤
であるポリイソシアネート化合物、有機溶剤、その他必
要な応じ体質顔料、改質剤あるいは紫外線吸収剤、レベ
リング剤、分散剤、消泡剤等の各種添加剤からなるもの
である。さらにメタリック感を阻害しない程度に着色顔
料、着色染料等も少量配合することが出来る。
前記各成分についてはベースコート塗料の成分と同様
のものが使用出来る。
のものが使用出来る。
本発明において使用されるベースコート塗料、クリヤ
ー塗料はこれらの一方、望ましくは両方にジルコアルミ
ネート系カップリング剤を塗料固形分中約0.5〜10重量
%、好ましくはポリオール樹脂の種類、リーフィングタ
イプアルミニウム顔料の量等により異なるが1〜5重量
%含有せしめたものである。即ち、本発明はジルコアル
ミネート系カップリング剤を配合せしめることにより、
得られるベースコート塗膜とクリヤー塗膜間の層間密着
性を改良させたものである。
ー塗料はこれらの一方、望ましくは両方にジルコアルミ
ネート系カップリング剤を塗料固形分中約0.5〜10重量
%、好ましくはポリオール樹脂の種類、リーフィングタ
イプアルミニウム顔料の量等により異なるが1〜5重量
%含有せしめたものである。即ち、本発明はジルコアル
ミネート系カップリング剤を配合せしめることにより、
得られるベースコート塗膜とクリヤー塗膜間の層間密着
性を改良させたものである。
ジルコアルミネート系カップリング剤は例えば下記
式: (但し、R1はアシル基であり、R2、R3は反応性官能基を
有する有機基である。) で表わされる部分構造を有する、ジルコニウム及びアル
ミニウムを含有した低分子量のジルコアルミネート骨格
に2種類の有機配位子が選択的に結合して得られたもの
である。
式: (但し、R1はアシル基であり、R2、R3は反応性官能基を
有する有機基である。) で表わされる部分構造を有する、ジルコニウム及びアル
ミニウムを含有した低分子量のジルコアルミネート骨格
に2種類の有機配位子が選択的に結合して得られたもの
である。
市販品としてはCAVEDON CHEMICAL社からCAVCO MOD
A、C、C−1、F、M、M−1、S(以上はアルコー
ル系溶媒を使用し、アミノ基、カルボキシル基、脂肪
酸、メタクリルオキシ基、メルカプタン基等の官能基を
有する。);CAVCO MOD APG、CPG、CPM、FPM、MPG、MP
M(以上はグリコール系溶媒を使用し、前記同様の官能
基を有する。)等の商品名で市販されている。
A、C、C−1、F、M、M−1、S(以上はアルコー
ル系溶媒を使用し、アミノ基、カルボキシル基、脂肪
酸、メタクリルオキシ基、メルカプタン基等の官能基を
有する。);CAVCO MOD APG、CPG、CPM、FPM、MPG、MP
M(以上はグリコール系溶媒を使用し、前記同様の官能
基を有する。)等の商品名で市販されている。
次に本発明のメタリック仕上げ方法について説明す
る。
る。
本発明において適用される被塗物の素材はプラスチッ
ク、金属、無機質等の各種素材に適用出来、これらは必
要に応じ表面処理、下塗塗膜を施したものであってもよ
い。
ク、金属、無機質等の各種素材に適用出来、これらは必
要に応じ表面処理、下塗塗膜を施したものであってもよ
い。
これら被塗物にスプレー等の手段により前記ベースコ
ート塗料を乾燥膜厚約10〜80μになるように塗装し、自
然乾燥の場合は室温で約1〜30時間、強制乾燥の場合は
40〜100℃の温度で約10〜60分間乾燥させる。
ート塗料を乾燥膜厚約10〜80μになるように塗装し、自
然乾燥の場合は室温で約1〜30時間、強制乾燥の場合は
40〜100℃の温度で約10〜60分間乾燥させる。
次いでスプレー等の手段により前記クリヤー塗料を乾
燥膜厚約10〜100μになるように塗装し、同様にして自
然乾燥もしくは強制乾燥させる。
燥膜厚約10〜100μになるように塗装し、同様にして自
然乾燥もしくは強制乾燥させる。
<発明の効果> 本発明のメタリック仕上げ方法により、リーフィング
タイプアルミニウム顔料を含有するベースコート塗膜、
クリヤー塗膜を焼付け乾燥しなくとも、100℃以下の強
制乾燥もしくは自然乾燥にて、層間密着性のよい塗膜が
得られる。
タイプアルミニウム顔料を含有するベースコート塗膜、
クリヤー塗膜を焼付け乾燥しなくとも、100℃以下の強
制乾燥もしくは自然乾燥にて、層間密着性のよい塗膜が
得られる。
それ故特に熱変形を生じやすいプラスチック製品等へ
のメタリック仕上げに好適である。
のメタリック仕上げに好適である。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
なお、実施例中「部」、「%」は重量基準である。
なお、実施例中「部」、「%」は重量基準である。
<ベースコート塗料I> 主剤成分 アクリルポリオール樹脂ワニス注1) 63.2 部 リーフィングタイプアルミニウム顔料 10.5 部 有機溶剤注2) 23.1 部 ジルコアルミネート系カップリング剤注3) 3.2 部 添加剤 微量 硬化剤成分 ヘキサメチレンジイソシアネート溶液注4) 6.75部 イソホロンジイソシアネート溶液注5) 2.25部 酢酸ブチル 1.00部 注1) 「ヒタロイド3018」(日立化成工業社製商品
名;固形分50%、水酸基価20、酸価3.5、数平均分子量1
5000) 注2) イソホロン、ソルベッソ100、ブチルセロソル
ブ、キシレンからなる混合溶剤 注3) 「CAVCO MOD CPM」(CAVEDON CHEMICAL社製商
品名;固形分22.5%;カルボキシル基含有) 注4) NCO14%、固形分75% 注5) NCO9.6%、固形分75% <ベースコート塗料II> ジルコアルミネート系カップリング剤として「CAVCO
MOD A」(CAVEDON CHEMICAL社製商品名;固形分22.5
%;アミノ基含有)を使用する以外はベースコート塗料
Iと同様。
名;固形分50%、水酸基価20、酸価3.5、数平均分子量1
5000) 注2) イソホロン、ソルベッソ100、ブチルセロソル
ブ、キシレンからなる混合溶剤 注3) 「CAVCO MOD CPM」(CAVEDON CHEMICAL社製商
品名;固形分22.5%;カルボキシル基含有) 注4) NCO14%、固形分75% 注5) NCO9.6%、固形分75% <ベースコート塗料II> ジルコアルミネート系カップリング剤として「CAVCO
MOD A」(CAVEDON CHEMICAL社製商品名;固形分22.5
%;アミノ基含有)を使用する以外はベースコート塗料
Iと同様。
<ベースコート塗料III> 主剤成分 アクリルポリオール樹脂ワニス注1) 63.2 部 リーフィングタイプアルミニウム顔料 10.5 部 有機溶剤注6) 24.3 部 シラン系カップリング剤 2.0 部 添加剤 微量 硬化剤成分 ヘキサメチレンジイソシアネート溶液注4) 6.75部 イソホロンジイソシアネート溶液注5) 2.25部 酢酸ブチル 1.00部 注6) イソホロン、ソルベッソ100、酢酸ブチル、キ
シレンからなる混合溶剤 <ベースコート塗料IV> 主剤成分 アクリルポリオール樹脂ワニス注1) 63.2 部 リーフィングタイプアルミニウム顔料 10.5 部 有機溶剤注7) 26.3 部 添加剤 微量 硬化剤成分 ヘキサメチレンジイソシアネート溶液注4) 6.75部 イソホロンジイソシアネート溶液注5) 2.25部 酢酸ブチル 1.00部 注7) イソホロン、ソルベッソ100、キシレンからな
る混合溶剤 <ベースコート塗料V> 主剤成分 ポリエステルポリオール樹脂ワニス注8) 70.0 部 リーフィングタイプアルミニウム顔料 10.5 部 有機溶剤注9) 15.3 部 ジルコアルミネート系カップリング剤注3) 4.2 部 添加剤 微量 硬化剤成分 ヘキサメチレンジイソシアネート溶液注4) 33.75部 イソホロンジイソシアネート溶液注5) 11.25部 酢酸ブチル 5.00部 注8) 「デスモフェン670−80B」(住友バイエルウレ
タン社製商品名;固形分80%、水酸基価113、酸価2、
数平均分子量1980) 注9) ブチルセロソルブ、酢酸ブチル、キシレンから
なる混合溶剤 〔クリヤー塗料の組成〕 <クリヤー塗料I> 主剤成分 アクリルポリオール樹脂ワニス注10) 80.0 部 有機溶剤注11) 14.9 部 ジルコアルミネート系カップリング剤注3) 4.0 部 添加剤 1.1 部 硬化剤成分 ヘキサメチレンジイソシアネート溶液注4) 8.78部 イソホロンジイソシアネート溶液注5) 2.92部 酢酸ブチル 1.30部 注10) 「オレスターQ189」(三井東圧化学社製商品
名;固形分50%、水酸基価25、酸価3以下、数平均分子
量12000) 注11) イソホロン、3−メトキシ−3−ブチル、酢酸
ブチル、ブチルセロソルブからなる混合溶剤 <クリヤー塗料II> 主剤成分 アクリルポリオール樹脂ワニス注10) 80.0 部 有機溶剤注12) 18.9 部 添加剤 1.1 部 硬化剤成分 ヘキサメチレンジイソシアネート溶液注4) 8.78部 イソホロンジイソシアネート溶液注5) 2.92部 酢酸ブチル 1.30部 注12) イソホロン、3−メトキシ−3−ブチル、酢酸
ブチル、ソルベッソ100からなる混合溶剤 <クリヤー塗料III> 主剤成分 ポリエステルポリオール樹脂ワニス注8) 70.0 部 有機溶剤注9) 24.7 部 ジルコアルミネート系カップリング剤注3) 4.2 部 添加剤 1.1 部 硬化剤成分 ヘキサメチレンジイソシアネート溶液注4) 33.75部 イソホロンジイソシアネート溶液注5) 11.25部 酢酸ブチル 5.00部 実施例1〜6及び比較例1〜2 自動車車体を構成するプラスチック(ABS)板を脱脂
処理した後、第1表に示す組合せで前記ベースコート塗
料をエアースプレーにて乾燥膜厚13μになるよう塗装
し、70℃、20分間強制乾燥させた後、前記クリヤー塗料
をエアースプレーにて乾燥膜厚20μになるよう塗り重
ね、70℃、20分間強制乾燥させた。
シレンからなる混合溶剤 <ベースコート塗料IV> 主剤成分 アクリルポリオール樹脂ワニス注1) 63.2 部 リーフィングタイプアルミニウム顔料 10.5 部 有機溶剤注7) 26.3 部 添加剤 微量 硬化剤成分 ヘキサメチレンジイソシアネート溶液注4) 6.75部 イソホロンジイソシアネート溶液注5) 2.25部 酢酸ブチル 1.00部 注7) イソホロン、ソルベッソ100、キシレンからな
る混合溶剤 <ベースコート塗料V> 主剤成分 ポリエステルポリオール樹脂ワニス注8) 70.0 部 リーフィングタイプアルミニウム顔料 10.5 部 有機溶剤注9) 15.3 部 ジルコアルミネート系カップリング剤注3) 4.2 部 添加剤 微量 硬化剤成分 ヘキサメチレンジイソシアネート溶液注4) 33.75部 イソホロンジイソシアネート溶液注5) 11.25部 酢酸ブチル 5.00部 注8) 「デスモフェン670−80B」(住友バイエルウレ
タン社製商品名;固形分80%、水酸基価113、酸価2、
数平均分子量1980) 注9) ブチルセロソルブ、酢酸ブチル、キシレンから
なる混合溶剤 〔クリヤー塗料の組成〕 <クリヤー塗料I> 主剤成分 アクリルポリオール樹脂ワニス注10) 80.0 部 有機溶剤注11) 14.9 部 ジルコアルミネート系カップリング剤注3) 4.0 部 添加剤 1.1 部 硬化剤成分 ヘキサメチレンジイソシアネート溶液注4) 8.78部 イソホロンジイソシアネート溶液注5) 2.92部 酢酸ブチル 1.30部 注10) 「オレスターQ189」(三井東圧化学社製商品
名;固形分50%、水酸基価25、酸価3以下、数平均分子
量12000) 注11) イソホロン、3−メトキシ−3−ブチル、酢酸
ブチル、ブチルセロソルブからなる混合溶剤 <クリヤー塗料II> 主剤成分 アクリルポリオール樹脂ワニス注10) 80.0 部 有機溶剤注12) 18.9 部 添加剤 1.1 部 硬化剤成分 ヘキサメチレンジイソシアネート溶液注4) 8.78部 イソホロンジイソシアネート溶液注5) 2.92部 酢酸ブチル 1.30部 注12) イソホロン、3−メトキシ−3−ブチル、酢酸
ブチル、ソルベッソ100からなる混合溶剤 <クリヤー塗料III> 主剤成分 ポリエステルポリオール樹脂ワニス注8) 70.0 部 有機溶剤注9) 24.7 部 ジルコアルミネート系カップリング剤注3) 4.2 部 添加剤 1.1 部 硬化剤成分 ヘキサメチレンジイソシアネート溶液注4) 33.75部 イソホロンジイソシアネート溶液注5) 11.25部 酢酸ブチル 5.00部 実施例1〜6及び比較例1〜2 自動車車体を構成するプラスチック(ABS)板を脱脂
処理した後、第1表に示す組合せで前記ベースコート塗
料をエアースプレーにて乾燥膜厚13μになるよう塗装
し、70℃、20分間強制乾燥させた後、前記クリヤー塗料
をエアースプレーにて乾燥膜厚20μになるよう塗り重
ね、70℃、20分間強制乾燥させた。
なお、ベースコート塗料については塗装粘度13秒/20
℃(FC#4)、またクリヤー塗料については塗装粘度16
秒/20℃(FC#4)に調整したものを使用した。
℃(FC#4)、またクリヤー塗料については塗装粘度16
秒/20℃(FC#4)に調整したものを使用した。
得られた塗膜性能は第1表下欄に示す通りであった。
第1表より明らかの通り、本発明の実施例1〜6のメ
タリック仕上げ方法においては、層間密着性等に優れて
いた。
タリック仕上げ方法においては、層間密着性等に優れて
いた。
一方、ベースコート塗料、クリヤー塗料の両方ともジ
ルコアルミネート系カップリング剤を配合させない比較
例1、2は層間密着性等の塗膜性能が不良であった。
ルコアルミネート系カップリング剤を配合させない比較
例1、2は層間密着性等の塗膜性能が不良であった。
また、ジルコアルミネート系カップリング剤の代りに
シランカップリング剤を使用したベースコート塗料は、
貯蔵安定性が不良であった。
シランカップリング剤を使用したベースコート塗料は、
貯蔵安定性が不良であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 信介 埼玉県和光市中央1―4―1 株式会社 本田技術研究所内 (72)発明者 富沢 勉 埼玉県和光市中央1―4―1 株式会社 本田技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】リーフィングタイプアルミニウム顔料を含
有し、かつポリオール樹脂とポリイソシアネート化合物
とを主成分とするベースコート塗料を塗装し、自然乾燥
もしくは強制乾燥させた後、ポリオール樹脂とポリイソ
シアネート化合物とを主成分とするクリヤー塗料を塗り
重ね、自然乾燥もしくは強制乾燥させる、メタリック仕
上げ方法において、前記ベースコート塗料及びクリヤー
塗料の少なくとも一方にジルコアルミネート系カップリ
ング剤を含有せしめたことを特徴とするメタリック仕上
げ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63139679A JP2552532B2 (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | メタリック仕上げ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63139679A JP2552532B2 (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | メタリック仕上げ方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01307475A JPH01307475A (ja) | 1989-12-12 |
JP2552532B2 true JP2552532B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=15250900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63139679A Expired - Fee Related JP2552532B2 (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | メタリック仕上げ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552532B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO1998058007A1 (en) | 1997-06-17 | 1998-12-23 | Konishi Co., Ltd. | Process for the preparation of urethane resins and urethane resin compositions |
JP4918254B2 (ja) * | 2005-12-20 | 2012-04-18 | 東洋アルミニウム株式会社 | メタリック塗料組成物およびその製造方法 |
-
1988
- 1988-06-07 JP JP63139679A patent/JP2552532B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01307475A (ja) | 1989-12-12 |
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