JP2552324B2 - デュアルモード車両のパワーステアリング装置 - Google Patents
デュアルモード車両のパワーステアリング装置Info
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- Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Description
うるデュアルモード車両において、ステアリングホイー
ルの操舵力を増幅して車輪に伝えるパワーステアリング
装置に関するものである。
ステアリングホイール(以下、ハンドルという)によっ
て操作される手動ステアリング系のほかに、車体側方に
張出されてガイドウェイ側方のガイドレールに接触する
左右のガイドローラと、このガイドローラの横変位をナ
ックルに伝えるアーム機構とからなる自動ステアリング
系が設けられ、ガイドウェイ走行時にはこの自動ステア
リング系によって操舵(誘導)されるようになってい
る。
の操舵力負担を軽減するために、手動ステアリング系
に、ハンドルの操舵力を増幅して車輪に伝える所謂倍力
機能を果すパワーステアリング装置が組込まれている。
ルモード車両においては、自動ステアリング系によるガ
イドウェイ走行時(以下、誘導走行時という)に、誘導
力がナックルアームを介して手動ステアリング系に伝え
られてハンドルが回転し、このハンドル回転時の慣性力
がパワーステアリングで増幅されて自動ステアリング系
に逆伝達され、これにより車両がふらつく等、走行安定
性が悪くなるという問題があった。
に示されているように、誘導走行時に、手動ステアリン
グ系を自動ステアリング系から機構的に切離し、ハンド
ルの回転が車輪および自動ステアリング系に伝わらない
構成としたものが公知となっている。ところが、この構
成によると、誘導走行時に、手動操舵が一切無効となる
ため、ガイドウェイの分岐部で進路を変更する場合等、
一時的に手動操舵したい場合に対応できなかった。この
ため、上記分岐部に自動分岐装置が必要となる等余分な
設備付加が必要となり、ガイドウェイ建設コストが高く
なる等の欠点があった。
は消失させることができ、これにより誘導走行時の手動
操舵を可能としながら、ハンドル回転の自動ステアリン
グ系への影響を抑えることができるデュアルモード車両
のパワーステアリング装置を提供するものてある。
されてガイドウェイ側方のガイドレールに接触するガイ
ドローラの横変位力が、一般道路走行時にはステアリン
グホイールの回転力がそれぞれ操舵力として車輪に伝え
られるデュアルモード車両において、上記ステアリング
ホイールの回転に連動して作動するコントロールバルブ
と、このコントロールバルブにより伸縮制御され上記ス
テアリングホイールの操舵力を増幅して車輪に伝えるパ
ワーシリンダと、このパワーシリンダに対し上記コント
ロールバルブを介して作動油の給排を行なう油圧ユニッ
トとを具備し、上記油圧ユニットとコントロールバルブ
とを結ぶ管路に、上記パワーシリンダに対する供給油量
を制限する位置と制限しない位置との間で切換えられる
切換弁が設けられ、かつ、この切換弁の作動を制御する
弁制御手段を具備してなるものである。
発揮される通常状態と、倍力機能が低下または消失する
制限状態とを選択できるため、誘導走行時に、上記制限
状態を選択することによって、手動操舵が可能で、しか
もハンドル回転の自動ステアリング系への影響を抑える
ことができる。
をそれぞれ示している。
はドラッグリンクで、図示しないハンドルの回転運動が
ステアリングギヤ、ピットマンアームを介してこのドラ
ッグリンク1に前後運動として伝えられる。2はこのド
ラッグリンク1と車体フレームとの間に設けられたリン
クレバーで、このリンクレバー2の前後動により、コン
トロールバルブ3が駆動されてパワーシリンダ4が伸縮
制御され、このパワーシリンダ4により、ハンドル操舵
力が増幅されて図示しないナックルアームに伝えられ
る。5はパワーシリンダ4に作動油を供給する油圧ポン
プ、6はタンク、7は回路圧力設定用のメインリリーフ
弁で、これらによって油圧ユニットUが構成されてい
る。また、8は安全弁としてのチェック弁である。
ニットU(ポンプ5およびタンク6)とコントロールバ
ルプ3とを結ぶ管路9に二位置4ポートの電磁切換弁10
または11が設けられている。
(オフ位置)では、コントロールバルブ3のポンプポー
トPとポンプ5、同タンクポートTとタンク6とをそれ
ぞれ連通させ、B位置(オン位置)では、コントロール
バルブ3のポンプポートPとタンクポートT、およびポ
ンプ5とタンク6とをそれぞれ連通させるように構成さ
れている。
れた図示の状態では、ポンプ5およびタンク6とパワー
シリンダ4との間に作動油の給排が行なわれて本来の倍
力機能が有効に発揮される通常状態となる。
は、ポンプ5からの圧油が直接タンク6に戻されるとと
もに、コンクリートバルブ3のポンプ、タンク両ポート
P、Tが連通されて閉回路が形成される。このため、コ
ントロールバルブ3が駆動されてもこの閉回路での作動
油の移動のみが行なわれ、倍力機能は働かずにハンドル
操舵力がそのままナックルアームに伝えられる倍力機能
消失状態となる。したがって、誘導走行時にこの倍力機
能消失状態を選択しておけば、自動ステアリング系の操
舵力がハンドルに伝えられてハンドルが回転しても、そ
の回転慣性力は自動ステアリング系には全く伝わらない
ため、走行安定性が良いものとなる。また、この状態で
は、倍力機能が消失しただけで、ハンドルによる手動操
舵が可能な状態にあるため、ガイドウェイ分岐部で人為
的に進路を変更したい場合等一時的に手動操舵が必要と
なった場合に直ちに対応することができる。したがっ
て、この第1実施例構成は、倍力機能がなくても手動操
舵が可能な中型以下の車両に適することとなる。
A位置(オフ位置)で、ポンプ5とコントロールバルブ
3のポンプポートPとが直接接続され、B位置(オン位
置)では、これらがフローコントロールバルブ12を介し
て接続されるように構成されている。なお、タンク6と
タンクポートTとは常時接続状態にある。13は逆流防止
用チェック弁、14は圧力制御用のリリーフ弁である。
揮される通常状態となり、B位置では、ポンプ5からコ
ントロールバルブ3に供給される油量がフローコントロ
ールバルブ12によって絞られるため、倍力機能が低下す
る倍力機能低下状態となる。このため、誘導走行時に、
この倍力機能低下状態にセットしておけば、ハンドルの
回転慣性力の自動ステアリング系に及ぼす影響が小さく
抑えられる。また、ガイドウェイ分岐部等における手動
操舵時に、低いながらも倍力機能が働くため、手動操舵
が容易となる。したがって、この第2実施例構成は、操
舵力軽減の必要性が高い大型車両にとくに適するものと
なる。
制御される。
0,11の電磁操作部(ソレノイド)10a,11aに対する通電
回路に、運転者によってオン、オフ操作されるマニュア
ルスイッチ、または自動ステアリング系におけるガイド
ローラの張出し、格納操作に連動して、もしくは張出
し、格納を検出してオン、オフ作動するスイッチを設
け、このスイッチの作動によって電磁切換弁10,11を、
誘導走行時にはB位置にを切換える構成をとることがで
きる。あるいは、ハンドル操舵角をハンドル、もしくは
ピットマンアーム等の手動ステアリング系のリンク部材
の動きによって検出し、ハンドル操舵角が一定角度以上
となったときに、手動操舵が求められているとして、電
磁切換弁10,11をA位置に切換える構成としてもよい
し、ハンドルにタッチセンサを設け、運転者がハンドル
に手を触れたときにこのタッチセンサのオンにより電磁
切換弁10,11をA位置にセットする構成としてもよい。
伸縮制御するコントロールバルブと油圧ポンプとを結ぶ
管路に、ポンプからの油量を制限する位置と制限しない
位置とを備えた切換弁を設けこの切換弁の切換えによっ
て、倍力機能が有効に発揮される通常状態と、倍力機能
が消失または低下する制限状態とに切換えうる構成とし
たから、誘導走行時に、上記制限状態を選択することに
より、ガイドウェイ分岐部等における手動操舵が可能
で、しかもハンドルの回転慣性力の自動ステアリング系
への影響を抑えることができる。したがって、ガイドウ
ェイ走行の安定性を確保しうるとともに、上記ガイドウ
ェイ分岐部に自動分岐装置を設ける等余分な設備付加が
不要となり、ガイドウェイ建設コストが安くてすむ。
それぞれ示すパワーステアリング装置の構成図である。 1……自動ステアリング系のドラッグリンク、2……同
リンクレバー、3……コントロールレバー、4……パワ
ーシリンダ、U……油圧ユニット、5……同ユニットの
油圧ポンプ、9……油圧ユニットとコントロールバルブ
とを結ぶ管路、10,11……電磁切換弁、A……電磁切換
弁の油量を制限しない位置、B……同制限する位置、12
……油量制限用のフローコントロールバルブ、14……弁
制御手段。
Claims (1)
- 【請求項1】ガイドウェイ走行時には、車体側方に張出
されてガイドウェイ側方のガイドレールに接触するガイ
ドローラの横変位力が、一般道路走行時にはステアリン
グホイールの回転力がそれぞれ操舵力として車輪に伝え
られるデュアルモード車両において、上記ステアリング
ホイールの回転に連動して作動するコントロールバルブ
と、このコントロールバルブにより伸縮制御され上記ス
テアリングホイールの操舵力を増幅して車輪に伝えるパ
ワーシリンダと、このパワーシリンダに対し上記コント
ロールバルブを介して作動油の給排を行なう油圧ユニッ
トとを具備し、この油圧ユニットとコントロールバルブ
とを結ぶ管路に、上記パワーシリンダに対する供給油量
を制限する位置と制限しない位置との間で切換えられる
切換弁が設けられ、かつ、この切換弁の作動を制御する
弁制御手段を具備してなることを特徴とするデュアルモ
ード車両のパワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63079745A JP2552324B2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | デュアルモード車両のパワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63079745A JP2552324B2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | デュアルモード車両のパワーステアリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01249577A JPH01249577A (ja) | 1989-10-04 |
JP2552324B2 true JP2552324B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=13698762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63079745A Expired - Lifetime JP2552324B2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | デュアルモード車両のパワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552324B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4371855A2 (en) * | 2019-07-22 | 2024-05-22 | LS Mtron Ltd. | Hydraulic steering device of agricultural work vehicle |
WO2021015528A1 (ko) * | 2019-07-22 | 2021-01-28 | 엘에스엠트론 주식회사 | 농업용 작업차량의 유압식 조향장치 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5840828Y2 (ja) * | 1976-08-27 | 1983-09-14 | 三菱農機株式会社 | コンバインにおける操作装置 |
JPS53136235A (en) * | 1977-04-30 | 1978-11-28 | Iseki & Co Ltd | Device for controlling steering of moving agricultural machine |
-
1988
- 1988-03-30 JP JP63079745A patent/JP2552324B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01249577A (ja) | 1989-10-04 |
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