JP2001260928A - 装軌車両の操向方法および操向装置 - Google Patents

装軌車両の操向方法および操向装置

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JP2001260928A JP2000083329A JP2000083329A JP2001260928A JP 2001260928 A JP2001260928 A JP 2001260928A JP 2000083329 A JP2000083329 A JP 2000083329A JP 2000083329 A JP2000083329 A JP 2000083329A JP 2001260928 A JP2001260928 A JP 2001260928A
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    • B62D11/18Steering non-deflectable wheels; Steering endless tracks or the like by differentially driving ground-engaging elements on opposite vehicle sides by means of a single main power source using gearings with differential power outputs on opposite sides, e.g. twin-differential or epicyclic gears differential power outputs being effected by additional power supply to one side, e.g. power originating from secondary power source the additional power supply being supplied hydraulically
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧モータおよび油圧ポンプの吐出容量以上
の最小旋回半径を実現するとともに、信地旋回時に発生
する車両の走行・旋回の不安定な挙動を確実に防止す
る。 【解決手段】 左右の各出力軸に一対のブレーキ装置2
5を備えるとともに、油圧モータ27の駆動力を遊星歯
車機構24を介して各出力軸に伝達するようにし、車両
の信地旋回時に、左右いずれか一方の出力軸におけるブ
レーキ装置25の作動と、油圧モータ27から遊星歯車
機構24への駆動力の伝達とを所定時間併用した後、油
圧モータ27から遊星歯車機構24への駆動力の伝達を
遮断するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右の各出力軸に
一対のブレーキを備えるとともに、油圧モータの駆動力
を差動操向手段を介して前記各出力軸に伝達するように
した装軌車両の操向方法および操向装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばブルドーザのような装軌車
両の操向装置として、エンジンにて駆動される油圧ポン
プにより油圧モータを駆動し、この油圧モータの出力を
遊星歯車機構等の差動操向手段を介して左右の各出力軸
に伝達して左右のスプロケットの回転数を異ならせるこ
とにより車両を旋回させるようにしたものが知られてい
る。
【0003】ところで、このような装軌車両の操向装置
においては、車両の旋回時に油圧モータが車両の旋回抵
抗の反力を受け、また車両の旋回半径が小さくなるにつ
れて油圧モータに大きな反力が作用するため、油圧ポン
プ、モータの能力を越える旋回半径が得られないという
問題点があった。また、この油圧モータによる操向装置
の場合、旋回に必要なパワーを全て油圧でカバーする構
成であるために、エンジンパワーに余裕を持たせなけれ
ばならないという問題点があった。
【0004】このような問題点に対処するために、例え
ば特開昭63−235173号公報においては、油圧ポ
ンプと油圧モータとの閉回路に左右操向ブレーキ弁をそ
れぞれ設けるとともに、横軸に一対のブレーキを設けた
ものにおいて、操向レバーの操作位置が中間操作量以上
となったときに、油圧モータの出力をゼロにし、かつ左
右スプロケットのどちらか一方を制動するようにして、
信地旋回等の旋回半径の小さな旋回を行う場合に油圧モ
ータに反力が作用しないように構成したものが提案され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報に開示されている従来技術では、以下に述べるような
問題点がある。すなわち、ブレーキによるスプロケット
の制動タイミングと、駆動力からの油圧モータの切離し
タイミングとの関係において、前者(制動タイミング)
の方が後者(切離しタイミング)よりも遅い場合には、
左右のスプロケットの相対速度が各履帯が路面から受け
る負荷のみに支配されることとなり、車体の旋回半径が
一定にならない。一方、前者(制動タイミング)の方が
後者(切離しタイミング)よりも早い場合には、そのタ
イミングによっては信地旋回に入る瞬間に車体が大きな
衝撃を受けることになってしまう。
【0006】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、油圧モータおよび油圧ポンプの吐
出容量以上の最小旋回半径を実現することができるとと
もに、特に信地旋回時に発生する車両の走行・旋回の不
安定な挙動を確実に防止することのできる装軌車両の操
向方法および操向装置を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前記目
的を達成するために、第1発明による装軌車両の操向方
法は、左右の各出力軸に一対のブレーキを備えるととも
に、油圧モータの駆動力を差動操向手段を介して前記各
出力軸に伝達するようにした装軌車両の操向方法であっ
て、車両の信地旋回時に、左右いずれか一方の出力軸に
おけるブレーキの作動と、前記油圧モータから前記差動
操向手段への駆動力の伝達とを所定時間併用した後、前
記油圧モータから前記差動操向手段への駆動力の伝達を
遮断することを特徴とするものである。
【0008】本発明においては、車両の信地旋回時に、
左右いずれか一方の出力軸におけるブレーキの作動と、
油圧モータから差動操向手段への駆動力の伝達とが所定
時間併用され、この後油圧モータから差動操向手段への
駆動力の伝達が遮断されて油圧モータがフリー状態にさ
れる。したがって、ブレーキ作動のタイミングが遅れて
そのブレーキ作動前に油圧モータのフリー状態が続くこ
とによる不具合の発生、言い換えれば左右のスプロケッ
トの相対速度が各履帯が路面から受ける負荷のみに支配
されるといった不具合の発生を回避できるとともに、信
地旋回に入る瞬間に車体に大きな衝撃が加わるといった
不具合の発生も回避できる。また、この信地旋回時に、
油圧モータから差動操向手段への駆動力の伝達が遮断さ
れるので、油圧モータに路面からの反力が作用すること
がなく、従来の小容量の油圧モータを用いて信地旋回を
行うことが可能である。
【0009】次に、第2発明による装軌車両の操向装置
は、左右の各出力軸に一対のブレーキを備えるととも
に、油圧モータの駆動力を差動操向手段を介して前記各
出力軸に伝達するようにした装軌車両の操向装置であっ
て、(a)左右のブレーキを独立して作動させるブレー
キ作動手段、(b)前記油圧モータから前記差動操向手
段への駆動力の伝達を遮断する駆動力伝達遮断手段、
(c)車両の信地旋回制御指令信号が発せられたことを
検出する信地旋回制御指令信号検出手段および(d)こ
の信地旋回制御指令信号検出手段からの出力に基づき、
前記ブレーキ作動手段による左右いずれか一方の出力軸
におけるブレーキの作動と、前記油圧モータから前記差
動操向手段への駆動力の伝達とを所定時間併用した後、
前記駆動力伝達遮断手段により前記油圧モータから前記
差動操向手段への駆動力の伝達を遮断するように前記ブ
レーキ作動手段および前記駆動力伝達遮断手段を制御す
る制御手段を備えることを特徴とするものである。
【0010】本発明は、前記第1発明による装軌車両の
操向方法をより具体的に実現するための装置に関わるも
のであって、前記第1発明と同様の作用効果を奏するも
のである。
【0011】前記第2発明においては、さらに、エンジ
ンの回転数を検出するエンジン回転数検出手段を設け、
前記制御手段は、車両の信地旋回時に前記エンジン回転
数検出手段により検出されるエンジン回転数が所定回転
数以下になるようにエンジンを制御するものであるのが
好ましい(第3発明)。このようにすれば、片側のブレ
ーキ作動によってその側の駆動軸が停止している際に、
回転している側の駆動軸から油圧モータが駆動力を受け
てモータ回転がオーバランしてしまうといった不具合の
発生を回避することができ、油圧モータの耐久性を向上
させることができる。
【0012】ここで、前記制御手段は、前記信地旋回制
御指令信号検出手段からの出力を受けてから所定時間経
過後に所要の制御を実行するのが好ましい(第4発
明)。こうすることで、信地旋回に係る制御を実行する
前にオペレータの意思確認が行え、誤操作時であっても
安全性を確保することができる。
【0013】前記第2発明〜第4発明において、前記信
地旋回制御指令信号検出手段は、旋回操作レバーのスト
ロークが信地旋回領域にあり、かつその旋回操作レバー
に設けられる信地旋回制御指令スイッチが押圧操作され
たときに車両の信地旋回制御指令信号が発せられたこと
を検出するものであるのが好ましい(第5発明)。この
ような信地旋回制御指令スイッチを設けることで、旋回
操作レバーのストロークが信地旋回領域にあった場合で
も、安全上オペレータの信地旋回実施意思の最終確認を
行うことができる。
【0014】前記第5発明において、前記信地旋回領域
は、前記旋回操作レバーのレバーストロークエンドの近
傍領域であって全レバーストロークの20%以内の領域
であり得る(第6発明)。こうすることで、信地旋回領
域における旋回操作レバーのレバー調整が容易となる。
【0015】また、前記第2発明〜第4発明において、
前記信地旋回制御指令信号検出手段は、旋回操作レバー
がレバーストロークエンドに達したことを検出すること
により車両の信地旋回制御指令信号が発せられたことを
検出するものであるのが好ましい(第7発明)。このよ
うにすれば、油圧モータを用いる操向制御におけるパワ
ーターン領域を最大限生かすことができる。
【0016】前記第2発明においては、さらに、前記制
御手段による制御を実行するか否かを選択するモード選
択スイッチが設けられるのが好ましい(第8発明)。こ
のようなモード選択スイッチを設けると、オペレータが
信地旋回動作を実行する必要がないと判断した場合にそ
のモード選択スイッチを切り替え操作することで、自動
的な信地旋回動作が阻止されることになり、オペレータ
の意思に合った制御を実行することが可能となる。
【0017】前記第2発明〜第8発明において、前記駆
動力伝達遮断手段は、油圧ポンプと油圧モータとを含む
油圧駆動閉回路において、油圧モータの上流側と下流側
とを連通する連通路に配される連通弁を開作動すること
により前記油圧モータから前記差動操向手段への駆動力
の伝達を遮断するものであるのが好ましい(第9発
明)。このような油圧回路構成を採用すれば、極めて簡
素な構成で所望の目的を達成することができる。
【0018】また、前記第2発明〜第8発明において、
前記駆動力伝達遮断手段は、前記油圧モータから前記差
動操向手段への駆動力の伝達を遮断するモータクラッチ
であり得る(第10発明)。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明による装軌車両の操
向方法および操向装置の具体的な実施の形態について、
図面を参照しつつ説明する。
【0020】(第1実施例)本実施例は、ブルドーザの
操向装置に適用したものである。図1には、本発明の第
1実施例に係るブルドーザの外観図が示されている。
【0021】本実施例のブルドーザ1においては、車体
2上にボンネット3および運転席4が設けられ、車体2
の前進方向の左右の各側部に、車体2を前進、後進およ
び旋回させる履帯5が設けられている。これら履帯5
は、エンジンから伝達される駆動力によって対応するス
プロケット6により各履帯5毎に独立して駆動される。
【0022】また、車体2の左右の側部には、ブレード
7を先端側で支持する左および右のストレートフレーム
8,9の基端部がトラニオン(右側のトラニオンは図示
されていない。)10によってブレード7が上昇・下降
可能なように枢支されている。さらに、ブレード7に
は、このブレード7を上昇・下降させる左右一対のブレ
ードリフトシリンダ11,11が車体2との間に、また
ブレード7を左右に傾斜させるブレース12およびブレ
ードチルトシリンダ13がそのブレース12を左ストレ
ートフレーム8との間に、ブレードチルトシリンダ13
を右ストレートフレーム9との間に配することにより設
けられている。
【0023】また、運転席4の左側には前後進選択・操
行および変速操作が可能な走行レバー(本発明における
旋回操作レバーに対応する。)15および燃料コントロ
ールダイアル16がそれぞれ設けられ、右側にはブレー
ド7を上昇、下降、左傾斜および右傾斜させるブレード
コントロールレバー18等が設けられている。なお、運
転席4の前方には図示されていないがデクセルペダルが
設けられている。
【0024】次に、動力伝達系統並びに本実施例の制御
システム構成が示されている図2において、エンジン2
0からの回転駆動力はダンパー、PTO(いずれも図示
せず)を介してトルクコンバータ21に伝達され、この
トルクコンバータ21の出力軸からトランスミッション
(図示せず)に伝達され、このトランスミッションの出
力軸からベベルギヤー22を介して横軸23に伝達され
る。この横軸23には、左右の遊星歯車機構(本発明に
おける差動操向手段に相当する。)24,24がそれぞ
れ連結され、各遊星歯車機構24,24の出力軸がブレ
ーキ装置25,25および終減速装置26,26を介し
てスプロケット6,6にそれぞれ連結される。
【0025】前記遊星歯車機構24,24は、ステアリ
ング用の固定容量型油圧モータ(HSSモータ)27の
出力軸に取り付けられるピニオン28に駆動連結されて
いる。また、前記トルクコンバータ21の出力側には可
変容量型の油圧ポンプ(HSSポンプ)29が連結さ
れ、この油圧ポンプ29からの吐出油が管路30もしく
は管路31を介して前記油圧モータ27に導入されるよ
うになっている。これら油圧ポンプ29と油圧モータ2
7とを含むステアリング系油圧回路は独立閉回路とさ
れ、油圧ポンプ29の一方側から吐出される圧油によっ
て油圧モータ27が正方向に回転され、他方側から吐出
される圧油によって油圧モータ27が逆方向に回転され
る。また、前記各管路30,31は連通路32を介して
連通可能に接続され、この連通路32の途中には連通弁
(アンロード弁)33が介挿されている。この連通弁3
3は、ソレノイドが消磁している時には連通路32を遮
断しており、コントローラ34からのソレノイド駆動指
令信号によってソレノイドが励磁された時には連通路3
2を連通させるように制御される。
【0026】こうして、油圧ポンプ29の吐出油を油圧
モータ27に供給し、この油圧モータ27の出力軸に連
結される左右の各遊星歯車機構24,24によって左右
のスプロケット6,6の回転数を異ならせることで左右
の各履帯5,5の走行速度を調整して車体2を左右に旋
回させるようになっている。また、油圧ポンプ29の斜
板29aの角度を変えて吐出油量を変化させることで、
油圧モータ27の回転数が増減されて車体2の旋回半径
が制御され、斜板29aの向きを変更して吐出油の方向
を変えることで、車体2の旋回方向が変化される。
【0027】走行レバー15を手動操作すると、そのレ
バー位置に応じた出力電圧(レバーストローク電圧)が
ポテンショメータ35から出力されてその信号が前記コ
ントローラ34に入力される。そして、このコントロー
ラ34からの出力信号は図示されないサーボ電磁弁に入
力され、このサーボ電磁弁の切換えに応じてやはり図示
されないサーボポンプのピストン位置が制御され、この
ピストン位置に応じて前記油圧ポンプ29の斜板29a
の角度が調整される。
【0028】前記各遊星歯車機構24,24と各終減速
装置26,26との間に介挿されるブレーキ装置25,
25は、各ブレーキ弁(ブレーキ作動手段)36,36
のソレノイドが励磁されている時には油圧が供給されて
ブレーキ装置25,25が非制動状態にあり、コントロ
ーラ34からのブレーキ指令信号によってソレノイドが
消磁されるとブレーキ装置25,25がばね力によって
制動状態になるように制御される。
【0029】前記コントローラ34からは、前述の油圧
ポンプ29の斜板29aに対する斜板指令信号、連通弁
33に対するソレノイド駆動指令信号およびブレーキ弁
36に対するブレーキ指令信号のほか、エンジン20に
対してエンジン回転を低下させるためのエンジン絞り指
令信号が発せられる。これらの各制御を可能にするため
に、前記コントローラ34には、前述の走行レバー15
からのレバーストローク電圧信号のほか、エンジン20
に付設されるエンジン回転数検出器(エンジン回転数検
出手段)37からのエンジン回転数信号およびトルクコ
ンバータ21の出力軸に付設されるトルクコンバータ出
力軸回転数検出器38からのトルクコンバータ出力軸回
転数信号等が入力される。
【0030】一方、運転席4近傍の所要部には、後述す
る車両の信地旋回制御を行うか否かをオペレータが選択
するためのON・OFF式のモード選択スイッチ39が
設けられている。図3のフローチャートに示されるよう
に、コントローラ34においては、このモード選択スイ
ッチ39がON操作されているか否かが判定され(ステ
ップS1)、このモード選択スイッチ39がOFFのと
きには、走行レバー15のレバーストロークが予め設定
された信地領域(本実施例ではストロークエンド)に入
っていても、通常の油圧モータ27による操向制御(以
下、「HSS制御」という。)による所謂パワーターン
が実行され(ステップS2)、一方、モード選択スイッ
チ39がON操作されているときには、走行レバー15
のレバーストロークが予め設定された信地領域に入った
ときに、後述する本実施例の信地旋回制御(HSS制御
+ブレーキ制御)が実行される(ステップS3)。
【0031】次に、本実施例における信地旋回制御(ブ
レーキ制御)について、図4に示されるフローチャート
に基づいて説明する。
【0032】T1:走行レバー15のレバーストローク
が信地領域にあるか否かを判定する。本実施例において
信地領域(信地ポイント)は、図5(a)に示されるよ
うに、レバーストロークが100%のとき、言い換えれ
ば走行レバー15がストロークエンドまで倒された場合
とされている。 T2〜T3:レバーストロークが信地領域にあるときに
は、この信地領域で走行レバー15を維持する時間を計
測するタイマ1をカウントアップし、このタイマ1が所
定時間(本実施例では1〜3秒程度)以上になるか否か
を判定する。なお、このようにタイマ1を設けているの
は、オペレータが走行レバー15をストロークエンドま
で倒し、かつその位置で維持するという行為が、より車
両の旋回半径を小さくしたいという意思の現れであると
判断し、以下の信地旋回制御に入るのが適切であるとい
う理由によるものである。 T4:レバーストロークが信地領域にないときには、タ
イマ1をクリアして再度ステップT1の判定を行う。
【0033】T5〜T6:エンジン回転数検出器37に
より検出されるエンジン回転数が予め設定された所定回
転数以下であるかを判定し、所定回転数以下でない場合
には、エンジン回転を低下させるためにエンジン20に
エンジン絞り指令を発する。この制御は、信地旋回制御
の実行時に油圧モータ27の回転数がモータ許容回転数
を越えることがないようにするために行われる。
【0034】T7:エンジン回転数が所定回転数以下に
なったときには、一方側のブレーキ弁36にブレーキ指
令信号を発してブレーキ装置25の作動を開始する。こ
のときのブレーキ装置25の制動パターンは、図5
(b)の処理Aにて示されているように、ブレーキ開放
状態(a点)から圧油を戻してブレーキ圧力をa
まで低下させ、このa点からa点の方向に徐々に制
動力を増加させ、時刻Tにおいてa点でブレーキが結
合され、この結合後にはブレーキ圧力をゼロにするとい
うパターンに設定されている。
【0035】T8〜T10:ブレーキ装置25の作動が
完了してから所定時間L1が経過したか否かを判定し、
所定時間L1が経過している場合には、連通弁33のソ
レノイドに駆動指令信号を発して連通路32を連通させ
る。これによって、左または右のブレーキ装置25が制
動されてから所定時間L1が経過した後に、油圧モータ
27の出力がゼロになってその油圧モータ27がフリー
状態となる、言い換えればブレーキ装置25の作動と、
スプロケット6への油圧モータ27からの駆動力の伝達
とが所定時間併用された後に油圧モータ27がフリー状
態となる。したがって、ブレーキ装置25の作動タイミ
ングが遅れてブレーキ装置25の作動前に油圧モータ2
7のフリー状態が続くことによって、左右のスプロケッ
トの相対速度が各履帯が路面から受ける負荷のみに支配
されるといった不具合の発生を回避することができる。
また、信地旋回に入る瞬間に車体に大きな衝撃が加わる
こともなく、路面から受ける旋回反力を油圧モータ27
に作用させずに、信地旋回をスムーズに行うことが可能
となる。ここで、前記所定時間L1は、実験的に0.2
〜0.5秒程度に設定するのが、信地旋回に入る瞬間の
ショックが最小となり好ましい。なお、前記連通弁33
の作動はレバーストロークが信地領域を脱するまで続け
られる。
【0036】T11:レバーストロークが信地領域を脱
すると、連通弁33の作動を停止させる。これによって
油圧モータ27のフリー状態が解除されることになる。 T12〜T13:連通弁33の作動停止から所定時間L
2が経過したか否かを判定し、所定時間L2が経過して
いる場合には、ブレーキ装置25の開放を開始する。こ
のときのブレーキ装置25の開放パターンは、図5
(b)の処理Bにて示されているように、時刻Tにおい
てブレーキ圧力がゼロの状態から圧油を供給してブレー
キ圧力をb点まで上昇させ、このb点からb点の
方向に徐々に制動力を減少させ、b点でブレーキが開
放され、この後ブレーキ圧力をb点まで上昇させると
いうパターンに設定されている。ここで、前記所定時間
L2は、所定時間L1と同様、実験的に0.2〜0.5
秒程度に設定するのが、信地旋回から脱する瞬間のショ
ックが最小となり好ましい。
【0037】(第2実施例)図6には、本発明の第2実
施例における信地旋回制御のフローチャートが示されて
いる。本実施例において、ブルドーザのハード構成およ
びその制御システム構成等については、第1実施例と基
本的に異なるところがない。したがって、第1実施例と
共通する部分についてはその説明を省略し、以下、本実
施例に特有の点についてのみ説明することとする。
【0038】本実施例においては、走行レバー15の所
要部(例えばレバー先端部)に信地旋回制御指令スイッ
チSW1が設けられ、レバーストロークが信地領域にあ
り、かつ前記信地旋回制御指令スイッチSW1がON操
作されたときにのみ、信地旋回制御を実行するようにさ
れている。
【0039】次に、本実施例における信地旋回制御(ブ
レーキ制御)について、図6に示されるフローチャート
に基づいて説明する。
【0040】U1:走行レバー15のレバーストローク
が信地領域にあるか否かを判定する。本実施例において
信地領域(信地ポイント)は、第1実施例と同様、図5
(a)に示されるように、レバーストロークが100%
のとき、言い換えれば走行レバー15がストロークエン
ドまで倒された場合とされている。 U2:レバーストロークが信地領域にあるときには、次
に信地旋回制御指令スイッチSW1がON操作されたか
否かを判定する。信地旋回制御指令スイッチSW1がO
N操作されていないときには、ステップU1に戻り、O
N操作されたときには次のステップU3へ進む。 U3〜U11:これらの各ステップについては、第1実
施例のT5〜T13の各ステップと同様であるので、そ
の詳細な説明は省略する。
【0041】本実施例においては、オペレータが走行レ
バー15をストロークエンドまで倒し、かつその位置で
信地旋回制御指令スイッチSW1をON操作したことに
よって、より車両の旋回半径を小さくしたいという意思
の現れであると判断し、信地旋回制御に入るようにされ
ている。このようにすれば、オペレータの信地旋回制御
実施の最終意思確認を確実に行うことができ、制御実施
指示を手動操作にて行うことになり、より安全性を確保
できるという効果がある。
【0042】(第3実施例)図7には、本発明の第3実
施例に係る信地領域を示す図(レバーストロークとポン
プ斜板との関係)が示されている。
【0043】前記各実施例においては、走行レバー15
がストロークエンドまで倒されたときを信地領域に設定
したものを説明したが、本実施例においては、図7に示
されるように、走行レバー15のレバーストロークがフ
ルストロークの80%以上になったときを信地領域に設
定している。なお、本実施例における信地旋回制御のフ
ローについては、図6に示される第2実施例と同様であ
るのでその詳細な説明は省略する。
【0044】(第4実施例)図8には、本発明の第4実
施例における制御システム構成図が示されている。な
お、以下の各実施例は、油圧ポンプと油圧モータとを含
むステアリング系油圧回路の回路構成並びに油圧モータ
から遊星歯車機構24への駆動力の伝達を遮断する駆動
力伝達遮断手段の態様が異なる種々の実施例を示すもの
である。また、これら各実施例では、走行レバー15の
先端に信地旋回制御指令スイッチSW1が付設されたも
のについて示されている。
【0045】本実施例では、油圧ポンプ40が固定容量
型のポンプとされ、この油圧ポンプ40と油圧モータ2
7とが開回路を構成している。また、油圧ポンプ40か
らの吐出油を油圧モータ27に導入する管路30,31
間の連通路32に第1実施例と同様の連通弁33が介挿
されるとともに、油圧ポンプ40と油圧モータ27間に
切換弁41が設けられ、コントローラ34からのポンプ
流量指令に基づきその切換弁41の作動を制御する電磁
制御弁42が設けられている。このような構成によって
も前記各実施例と同様の作用効果を奏し得る。
【0046】(第5実施例)図9には、本発明の第5実
施例における制御システム構成図が示されている。
【0047】本実施例は、前記第4実施例において固定
容量型の油圧ポンプ40に代えて、可変容量型の油圧ポ
ンプ43を用いたものである。これ以外の構成について
は第4実施例と同様である。
【0048】(第6実施例)図10には、本発明の第6
実施例における制御システム構成図が示されている。
【0049】本実施例においては、図2に示される第1
実施例における油圧ポンプ29と油圧モータ27とを含
む独立閉油圧回路において、管路30,31間に2つの
連通路44,45を設けるとともに、これら各連通路4
4,45にそれぞれリリーフ弁46,47を設けたもの
である。このように構成したものでは、リリーフ弁4
6,47のソレノイドが励磁されたときには設定リリー
フ圧になり、このソレノイドが消磁されたときにはリリ
ーフ圧がゼロになる。したがって、リリーフ圧がゼロに
なったときに油圧モータ27の出力がゼロになってその
油圧モータ27がフリー状態となる。
【0050】(第7実施例)図11には、本発明の第7
実施例における制御システム構成図が示されている。
【0051】本実施例においては、図8に示される第4
実施例における固定容量型の油圧ポンプ40と油圧モー
タ27とを含む開油圧回路において、管路30,31間
に2つの連通路44,45を設けるとともに、これら各
連通路44,45にそれぞれリリーフ弁46,47を設
けたものである。
【0052】(第8実施例)図12には、本発明の第8
実施例における制御システム構成図が示されている。
【0053】本実施例においては、図9に示される第5
実施例における可変容量型の油圧ポンプ43と油圧モー
タ27とを含む開油圧回路において、管路30,31間
に2つの連通路44,45を設けるとともに、これら各
連通路44,45にそれぞれリリーフ弁46,47を設
けたものである。
【0054】(第9実施例)図13には、本発明の第9
実施例における制御システム構成図が示されている。
【0055】本実施例においては、可変容量型の油圧ポ
ンプ29と油圧モータ27とを含む独立閉回路構成にお
いて、油圧モータ27の出力軸とピニオン28との間に
モータクラッチ48を設けるとともに、このモータクラ
ッチ48を制御するためのモータクラッチソレノイド4
9を設け、信地旋回制御時にコントローラ34からの指
令によってそのモータクラッチソレノイド49を介して
モータクラッチ48を切断するようにしたものである。
このようなモータクラッチ48を用いても前記各実施例
と同様の作用効果を奏し得る。
【0056】(第10実施例)図14には、本発明の第
10実施例における制御システム構成図が示されてい
る。
【0057】本実施例においては、固定容量型の油圧ポ
ンプ40と油圧モータ27とよりなる開回路に切換弁4
1を設けるとともに、この切換弁41の作動を制御する
電磁制御弁42を設けたものにおいて、第9実施例と同
様のモータクラッチ48およびモータクラッチソレノイ
ド49を設けたものである。
【0058】(第11実施例)図15には、本発明の第
11実施例における制御システム構成図が示されてい
る。
【0059】本実施例は、前記第10実施例において固
定容量型の油圧ポンプ40に代えて、可変容量型の油圧
ポンプ43を用いたものである。これ以外の構成につい
ては第10実施例と同様である。
【0060】前記各実施例においては、車両の信地旋回
時にエンジン回転数検出器37からエンジン回転数を検
出してそのエンジン回転数が所定回転数以下になるよう
に制御するものとしたが、トルクコンバータ出力軸回転
数検出器38からトルクコンバータ出力軸の回転数を検
出してそのトルクコンバータ出力軸回転数が所定回転数
以下になるようにエンジン20に絞り指令を発するよう
にしても良い。また、これ以外に、車速から油圧モータ
の回転数を算出し、このモータ回転数が所定回転数以下
になるようにエンジン20に絞り指令を発するようにし
ても良い
【0061】前記各実施例では、ブルドーザが平地を走
行する場合における信地旋回制御を中心に説明したが、
車両が傾斜地を走行する場合を想定して、車両の傾斜角
を検出する傾斜角計を設け、この傾斜角計により検出さ
れる傾斜角が所定値以上の場合に、前記エンジンの所定
回転数値もしくはトルクコンバータ出力軸の所定回転数
値もしくは油圧モータの所定回転数値を補正するように
することができる。同様に、車両の牽引力や速度段等に
応じて前記各所定回転数値を補正するようにできる。
【0062】前記各実施例においては、ブルドーザに適
用したものについて説明したが、本発明は、その他の装
軌車両に対しても適用できるのは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1実施例に係るブルドーザの外観図
である。
【図2】図2は、第1実施例の制御システム構成図であ
る。
【図3】図3は、モード選択制御のフローを示すフロー
チャートである。
【図4】図4は、第1実施例の信地旋回制御のフローを
示すフローチャートである。
【図5】図5(a)は、信地領域を示す図、図5(b)
は、信地旋回制御の特性図である。
【図6】図6は、第2実施例の信地旋回制御のフローを
示すフローチャートである。
【図7】図7は、第3実施例の信地領域を示す図であ
る。
【図8】図8は、第4実施例の制御システム構成図であ
る。
【図9】図9は、第5実施例の制御システム構成図であ
る。
【図10】図10は、第6実施例の制御システム構成図
である。
【図11】図11は、第7実施例の制御システム構成図
である。
【図12】図12は、第8実施例の制御システム構成図
である。
【図13】図13は、第9実施例の制御システム構成図
である。
【図14】図14は、第10実施例の制御システム構成
図である。
【図15】図15は、第11実施例の制御システム構成
図である。
【符号の説明】
1 ブルドーザ 2 車体 5 履帯 6 スプロケット 15 走行レバー(旋回操作レバー) 20 エンジン 21 トルクコンバータ 23 横軸 24 遊星歯車機構(差動操向手段) 25 ブレーキ装置 27 油圧モータ 29,40,43 油圧ポンプ 30,31 管路 32,44,45 連通路 33 連通弁(アンロード弁) 34 コントローラ 35 ポテンショメータ 36 ブレーキ弁(ブレーキ作動手段) 37 エンジン回転数検出器 38 トルクコンバータ出力軸回転数検出器 39 モード選択スイッチ 41 切換弁 42 電磁制御弁 46,47 リリーフ弁 48 モータクラッチ 49 モータクラッチソレノイド SW1 信地旋回制御指令スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅田 久夫 大阪府枚方市上野3丁目1−1 株式会社 小松製作所大阪工場内 (72)発明者 中川 智裕 大阪府枚方市上野3丁目1−1 株式会社 小松製作所大阪工場内 (72)発明者 北 郁夫 大阪府枚方市上野3丁目1−1 株式会社 小松製作所大阪工場内 Fターム(参考) 3D052 AA02 BB11 DD01 EE01 FF02 GG04 HH02 JJ01 JJ10 JJ37

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の各出力軸に一対のブレーキを備え
    るとともに、油圧モータの駆動力を差動操向手段を介し
    て前記各出力軸に伝達するようにした装軌車両の操向方
    法であって、 車両の信地旋回時に、左右いずれか一方の出力軸におけ
    るブレーキの作動と、前記油圧モータから前記差動操向
    手段への駆動力の伝達とを所定時間併用した後、前記油
    圧モータから前記差動操向手段への駆動力の伝達を遮断
    することを特徴とする装軌車両の操向方法。
  2. 【請求項2】 左右の各出力軸に一対のブレーキを備え
    るとともに、油圧モータの駆動力を差動操向手段を介し
    て前記各出力軸に伝達するようにした装軌車両の操向装
    置であって、(a)左右のブレーキを独立して作動させ
    るブレーキ作動手段、(b)前記油圧モータから前記差
    動操向手段への駆動力の伝達を遮断する駆動力伝達遮断
    手段、(c)車両の信地旋回制御指令信号が発せられた
    ことを検出する信地旋回制御指令信号検出手段および
    (d)この信地旋回制御指令信号検出手段からの出力に
    基づき、前記ブレーキ作動手段による左右いずれか一方
    の出力軸におけるブレーキの作動と、前記油圧モータか
    ら前記差動操向手段への駆動力の伝達とを所定時間併用
    した後、前記駆動力伝達遮断手段により前記油圧モータ
    から前記差動操向手段への駆動力の伝達を遮断するよう
    に前記ブレーキ作動手段および前記駆動力伝達遮断手段
    を制御する制御手段を備えることを特徴とする装軌車両
    の操向装置。
  3. 【請求項3】 さらに、エンジンの回転数を検出するエ
    ンジン回転数検出手段を設け、前記制御手段は、車両の
    信地旋回時に前記エンジン回転数検出手段により検出さ
    れるエンジン回転数が所定回転数以下になるようにエン
    ジンを制御するものである請求項2に記載の装軌車両の
    操向装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記信地旋回制御指令
    信号検出手段からの出力を受けてから所定時間経過後に
    所要の制御を実行する請求項2に記載の装軌車両の操向
    装置。
  5. 【請求項5】 前記信地旋回制御指令信号検出手段は、
    旋回操作レバーのストロークが信地旋回領域にあり、か
    つその旋回操作レバーに設けられる信地旋回制御指令ス
    イッチが押圧操作されたときに車両の信地旋回制御指令
    信号が発せられたことを検出するものである請求項2〜
    4のいずれかに記載の装軌車両の操向装置。
  6. 【請求項6】 前記信地旋回領域は、前記旋回操作レバ
    ーのレバーストロークエンドの近傍領域であって全レバ
    ーストロークの20%以内の領域である請求項5に記載
    の装軌車両の操向装置。
  7. 【請求項7】 前記信地旋回制御指令信号検出手段は、
    旋回操作レバーがレバーストロークエンドに達したこと
    を検出することにより車両の信地旋回制御指令信号が発
    せられたことを検出するものである請求項2〜4のいず
    れかに記載の装軌車両の操向装置。
  8. 【請求項8】 さらに、前記制御手段による制御を実行
    するか否かを選択するモード選択スイッチが設けられる
    請求項2に記載の装軌車両の操向装置。
  9. 【請求項9】 前記駆動力伝達遮断手段は、油圧ポンプ
    と油圧モータとを含む油圧駆動閉回路において、油圧モ
    ータの上流側と下流側とを連通する連通路に配される連
    通弁を開作動することにより前記油圧モータから前記差
    動操向手段への駆動力の伝達を遮断するものである請求
    項2〜8のいずれかに記載の装軌車両の操向装置。
  10. 【請求項10】 前記駆動力伝達遮断手段は、前記油圧
    モータから前記差動操向手段への駆動力の伝達を遮断す
    るモータクラッチである請求項2〜8のいずれかに記載
    の装軌車両の操向装置。
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