JP2552201Y2 - スクリーンの視野角測定装置 - Google Patents

スクリーンの視野角測定装置

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JP2552201Y2
JP2552201Y2 JP3960991U JP3960991U JP2552201Y2 JP 2552201 Y2 JP2552201 Y2 JP 2552201Y2 JP 3960991 U JP3960991 U JP 3960991U JP 3960991 U JP3960991 U JP 3960991U JP 2552201 Y2 JP2552201 Y2 JP 2552201Y2
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collimated light
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JP3960991U
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JPH04126138U (ja
Inventor
勉 松井
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日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、投写型テレビジョン
等のスクリーンの視野角を測定する視野角測定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】投写型テレビジョン等において、スクリ
ーンの映像を右側または左側から見た時に映像が良好に
見られる角度範囲すなわち視野角はスクリーン自体の特
性の1つであるが、スクリーンの視野角を測定する方法
として、従来、図8に示すように、スクリーン1に向け
て輝度計2を配置し、この輝度計2をスクリーン1の正
面から右または左に円弧の軌跡で移動させ、輝度計2の
出力がある一定値に低下した時の輝度計2のスクリーン
1に対する傾き角(正確にいえばスクリーンに立てた法
線に対する傾き角)θをもって視野角としていた。
【0003】また、図9に示すように、輝度計2は固定
とし、スクリーン1自体をその中心軸回りに回動させ、
輝度計2とスクリーン1との相対的な傾き角θを得るこ
とで視野角を測定する方法もある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の視野角測定
方法には次のような欠点がある。すなわち、輝度計2を
スクリーン1と直交する面内でスクリーン1上の1点を
中心とする円弧状の軌跡を移動させつつ輝度測定を行う
必要があるが、そのような測定位置の設定が容易でな
い。また、スクリーン1に対する輝度計2の傾き角θを
確認することも容易でない。さらに、測定エリアが広い
ので、この点でも測定作業が容易でない。
【0005】本考案は上記従来の欠点を解消するために
なされたもので、スクリーンの視野角の測定を容易にか
つ精密に行うことができる視野角測定装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記上記課題を解決する
本考案の視野角測定装置は、コリメート光を発するコリ
メート光発光部と、このコリメート光発光部から発せら
れた光のスクリーン上の反射点を中心とする円弧状の軌
跡を移動可能であり、前記コリメート光発光部から発せ
られスクリーンで反射した反射光を受光する受光部と、
前記コリメート光発光部と受光部とが上下に重なる位置
でコリメート光発光部の光軸と受光部の光軸とがなす角
度の2等分線がスクリーンに対して正しく直交するよう
に調整するための直交度調整手段とを備えたことを特徴
とする。
【0007】請求項2は、透過式スクリーンの視野角を
測定する場合のものである。この場合は、コリメート光
発光部が受光部と反対側に配置される。
【0008】
【作用】上記構成において、直交度調整手段により視野
角測定装置本体のスクリーンに対する位置のセッテイン
グを行う。これにより、コリメート光発光部および受光
部のスクリーンに対する光学的に正しい位置関係が設定
される。そして、受光部を円弧状の軌跡で移動させつつ
測定を行う。受光部の円弧状の軌跡の各位置において、
コリメート光発光部から発せられたコリメート光は、ス
クリーンで反射し受光部で受光される。この場合、受光
部のスクリーンに対する傾き角が大きくなるにつれて、
受光部の出力は低下する。受光部の出力がある一定値ま
で低下した時の受光部のスクリーンに対する傾き角を視
野角とする。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。図1〜図6において、符号10は本考案一実施例
の視野角測定装置を示す。視野角測定装置10は、図6
にも示すように、装置本体11を三脚12上に設け、装
置本体11の前面に直交度調整用プレート13を取り付
け、この直交度調整用プレート13の四隅にスクリーン
14との間の一定距離を確認するための距離センサ15
を取り付けている。装置本体11の内部には、コリメー
ト光発光部16および受光部17が設けられている。前
記コリメート光発光部16は、直交度調整用プレート1
3にほぼ直交する位置で固定され、可視光を発する半導
体レーザまたは発光ダイオード等の光源18および光源
18が発した発散光をコリメート光(平行光)にするコ
リメータレンズ19を備えている。前記受光部17は、
図2に示すように上下方向の位置関係としては、コリメ
ート光発光部16から発せられた光のスクリーン14で
反射した反射光を受光する位置にあり、反射光を収束す
る収束レンズ20および収束された光を検出する光セン
21を備えている。コリメート光発光部16および受光
部17の光軸はスクリーン14に対して直角ではない
が、わずかの角度は視野角測定上特に問題ない。前記受
光部17は、コリメート光発光部16から発せられた光
のスクリーン14上の反射点Pを中心として円弧状をな
すレール22上を移動するキャリッジ23上に設けられ
ている。キャリッジ23は、装置本体11側に固定した
円弧状のラック24とかみ合うピニオン25、ピニオン
25を駆動するモータ26、レール22上を転動する走
行ローラ27、これと反対側の走行ローラ28を備え、
さらに、走行ローラ28の軸28aに回転部が連結され
た磁気式ロータリエンコーダ29を備えている。磁気式
ロータリエンコータ29は、走行ローラ28の回転の検
出により受光部17の移動距離を検出して受光部17の
スクリーン14に対する傾き角を検出するために用い
る。
【0010】前記距離センサ15は、図4に示すように
発光素子31と2つのエレメント32a、32bからな
る2分割式受光素子32とを互いに傾斜した角度で対称
的に向き合わせて配置し、前記2分割式受光素子32の
2つのエレメント32a、32bの出力の差を取るコン
パレータ33を備えている。
【0011】次に上記の視野角測定装置10によるスク
リーン14の視野角測定の要領を説明する。まず、装置
本体11をスクリーン14に対して正しくセッテイング
するこのセッティングは、直交度調整用プレート13の
四隅の距離センサ15とスクリーン14との間の距離が
すべて等しくなるように調整することで行う。図4にお
いて、スクリーン14が実線位置にある時の距離センサ
15との距離aが設定すべき距離であり、この状態で2
分割式受光素子32の2つのエレメント32a、32b
は発光素子31からの光を均等に受光し、両出力は等し
くなる。一方、スクリーン14が破線で示す位置にある
時は、一方のエレメント32a側の出力が大となり、ま
たスクリーン14が2点鎖線で示す位置にある時は他方
のエレメント32b側の出力が大となる。すなわち、図
5に示すように、コンパレータ33の出力が零の時に正
しい設定距離aにあり、出力がプラス側に大きくなれば
遠すぎ、マイナス側に大きくなれば近すぎることにな
る。
【0012】次いで、モータ26を駆動しキャリッジ2
3を走行させて、受光部17をレール22に沿う円弧状
の軌跡で連続的に移動させると、スクリーン14で反射
した反射光を受光する光センサ21の出力は、スクリー
ン14に対する傾き角θが大きくなるにつれて小さくな
る。この傾き角θは、ロータリエンコーダ29により検
出される。この光センサ21の出力がある一定値まで低
下した時の傾き角θを視野角とする。視野角θを定める
光センサ21出力のある一定値は、実験により定める。
【0013】次に、透過型スクリーンの視野角を測定す
る場合の実施例を図7に示す。図7において、符号14
Aは透過型スクリーンを示す。装置本体11Aにスクリ
ーン14Aの反対側に側方から回り込むアーム40を固
定し、このアーム40にコリメート光発光部16を取り
付ける。コリメート光発光部16自体は、前述の実施例
と同じであり、その光軸は直交度調整用プレート15に
直交する。装置本体11Aの内部構造は、コリメート光
発光部がない点を除けば図1〜図3に示したものとほぼ
同様であるが、この場合は受光部17とコリメート光発
光部16Aとの干渉の問題がないので、受光部17の光
軸およびコリメート光発光部16の光軸を水平方向の同
一平面上に設定できる。したがって、受光部17がスク
リーン14Aの正面にある時はコリメート光発光部16
と受光部17とが一直線をなす。
【0014】なお、本考案の視野角測定装置は、投写型
テレビジョンのスクリーンに限らず、その他のスクリー
ンについての視野角測定にも使用できる。
【0015】
【考案の効果】本考案によれば、受光部がスクリーン上
の一点を中心として正しく円弧状の軌跡で回動するか
ら、装置本体を移動させながら測定する必要はなく、測
定位置の設定を容易にかつ正確に行うことができ、また
スクリーンに対する受光部の傾き角を正確に検知するこ
とができる。したがって、測定操作が容易であり、かつ
精密な測定を行うことができる。
【0016】コンパクトで可搬型とすることができ、か
つ、上記の通り測定操作が容易であるから、例えば投写
型テレビジョンを設置する現場でのチェックが容易にな
り、そのスクリーンに合ったプロジェクタの調整を行う
ことが可能となる。
【0017】請求項4の直交度調整手段によれば、発光
素子と2分割式受光素子とコンパレータとによるきわめ
て簡単な構成で、装置本体のスクリーンに対する正確な
セッテイングを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の視野角測定装置の一部切り
欠き平面図である。
【図2】同視野角測定装置の側面図である。
【図3】図2における受光部近傍の拡大図である。
【図4】上記直交度調整手段としての距離センサの構成
説明図である。
【図5】距離センサの作用を説明するもので、コンパレ
ータ出力の図である。
【図6】視野角測定装置の外観を示す斜視図である。
【図7】他の実施例の視野角測定装置を示す一部切り欠
き平面図である。
【図8】従来の視野角測定方法の説明図である。
【図9】従来の他の視野角測定方法の説明図である。
【符号の説明】
10 視野角測定装置 11、11A 装置本体 13 直交度調整用プレート 14、14A スクリーン 15 距離センサ 16 コリメート光発光部 17 受光部 22 レール 23 キャリッジ 31 発光素子 32 2分割式受光素子 33 コンパレータ

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コリメート光を発するコリメート光発光
    部と、このコリメート光発光部から発せられた光のスク
    リーン上の反射点を中心とする円弧状の軌跡を移動可能
    であり、前記コリメート光発光部から発せられスクリー
    ンで反射した反射光を受光する受光部と、前記コリメー
    ト光発光部と受光部とが上下に重なる位置でコリメート
    光発光部の光軸と受光部の光軸とがなす角度の2等分線
    がスクリーンに対して正しく直交するように調整するた
    めの直交度調整手段とを備えたことを特徴とするスクリ
    ーンの視野角測定装置。
  2. 【請求項2】 コリメート光を発するコリメート光発光
    部と、このコリメート光発光部から発せられた光のスク
    リーン上の透過点を中心とする円弧状の軌跡を移動可能
    であり、前記コリメート光発光部から発せられスクリー
    ンを透過した透過光を受光する受光部と、前記コリメー
    ト光発光部と受光部とが一直線上に並ぶ位置でその直線
    がスクリーンに対して正しく直交するように調整するた
    めの直交度調整手段とを備えたことを特徴とするスクリ
    ーンの視野角測定装置。
  3. 【請求項3】 前記直交度調整手段は、装置本体の前面
    に取り付けた前記2等分線または直線と直交する直交度
    調整用プレートの少なくとも3箇所に、スクリーンとの
    間の一定距離を確認するための距離センサを設けたこと
    を特徴とする請求項1または2記載のスクリーンの視野
    角測定装置。
  4. 【請求項4】 前記距離センサは、発光素子と2分割式
    受光素子とを互いに傾斜した角度で対称的に向き合わ
    せ、前記2分割式受光素子の2つのエレメントの出力の
    差を取るコンパレータを設けて構成したことを特徴とす
    る請求項3記載のスクリーンの視野角測定装置。
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JPH04126138U JPH04126138U (ja) 1992-11-17
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JP2007271350A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Fujifilm Corp 平面表示型ディスプレイの基準平面設定方法及び視野角測定方法

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