JP3010251B2 - 光探知リモコン式被制御機器、これを利用した光探知リモコン式スポットライト - Google Patents

光探知リモコン式被制御機器、これを利用した光探知リモコン式スポットライト

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JP3010251B2
JP3010251B2 JP7211222A JP21122295A JP3010251B2 JP 3010251 B2 JP3010251 B2 JP 3010251B2 JP 7211222 A JP7211222 A JP 7211222A JP 21122295 A JP21122295 A JP 21122295A JP 3010251 B2 JP3010251 B2 JP 3010251B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源をターゲット
として自動探知し、パン、チルト動作によって本体部を
光源に追従させる配向位置制御を行うようにした光探知
リモコン式被制御機器及びこの原理を利用した光探知リ
モコン式リモコンスポットライトに関する。
【0002】
【従来技術】本出願の発明者らは、特願平6−3173
88号などにおいて、光を放出する発信器を使用し、ス
ポットライトに受光センサーブロックを設けて、発信器
を自動探知できるようにした光探知リモコン式スポット
ライトについて提案した。このスポットライトは、図1
5に示したように、スポットライトSPの光レンズ11
を設けた本体部10の前面に、5つの受光素子ブロック
21〜25より成る受光センサーブロック2を設け、発
信器(不図示)が放つ光を自動探知して、本体部10を
発信器に向けて追従して配向制御出来るようになってい
る。
【0003】ここに、受光センサーブロック2は、各々
の検知エリアP1,P2が水平に重なるパン検知エリア
PEが形成されるように、水平に対設された1組のパン
用受光素子ブロック21,22と、各々の検知エリアT
1,T2が上下に重なるチルト検知エリアTEが形成さ
れるように、上下に対設された1組のチルト用受光素子
ブロック23,24とを設け、更にその中心には、停止
検知エリアSEが形成されるように、駆動停止用ブロッ
ク25を設けている。このため、外観上は駆動停止用ブ
ロック25を中心にして、その同心円上に、1組のパン
用受光素子ブロック、21,22と、1組のチルト用受
光素子ブロック23,24とを十文字に配置した格好に
なっている。また、これらの各々の受光素子ブロック2
1〜25には、ガイド筒21a〜25aが突出して設け
られ、これによって各受光素子に入射する光を制限し
て、各受光素子ブロック21〜25によって規定される
検知エリアを所定の形状、寸法にしている。これらの受
光素子ブロック21〜25によって形成される検知エリ
アは、図4に示したように、パン検知エリアPE、チル
ト検知エリアTE、停止検知エリアSから構成されてい
る。
【0004】ところで、このようなスポットライトSP
は、パン軸PJを中心として本体部10を水平に移動さ
せるためのパン駆動ブロック(不図示)と、チルト軸T
Jを中心として本体部10を上下に移動させるためのチ
ルト駆動ブロック(不図示)とを本体部10に内蔵して
おり、次のようにして、ターゲットとなる発信器を光探
知し位置決制御するようになっている。
【0005】図17〜図20を参照して、この場合の制
御動作を説明すると、まづ、パン駆動ブロックを作動
し、停止検知エリアS内で光発信器を探知すると、光発
信器のある方向に本体部10をパン動作させる。このパ
ン動作によって、光発信器は、停止検知エリアS内で1
組のパン用受光素子ブロック21,22によって形成さ
れたパン検知エリアPEに入り、最後にはこの検知エリ
アPEより出て行くので、本体部10を水平に移動させ
ながら、光発信器が停止検知エリアS内でパン検知エリ
アPEに入った検知開始位置Aと、パン検知エリアから
出た検知終了位置Bとを記憶する(図17、図18参
照)。
【0006】このようにして、停止検知エリアS内でパ
ン検知エリアPEの検知開始位置Aと検知終了位置Bと
からパン検知エリア移動量を算出し、その中点位置Cを
求め、パン駆動ブロックを反対に作動して、本体部10
を中点位置Cに位置決めする。この結果、本体部10は
パン検知エリアPEの中間位置Cに対向して置かれたこ
とになる。
【0007】ついで、本体部10のパン動作を固定した
まま、チルト駆動ブロックを作動して、本体部10を上
下動させて発信器を探知する。このチルト動作に伴っ
て、1組のチルト用受光素子ブロック23,24の一方
が光発信器を検出すると、チルト駆動ブロックは更に、
本体部10を光発信器のある方向に移動させる。この結
果、発信器は、停止検知エリアS内で1組のチルト用受
光素子ブロック23,24によって形成されたチルト検
知エリアTEに入り、最後にはこの検知エリアTEより
出て行くので、本体部10をチルト動作させながら、光
発信器がチルト検知エリアTEに入った検知開始位置D
と、チルト検知エリアTEから出た検知終了位置Eとを
記憶する。
【0008】このようにして記憶された検知開始位置D
と検知終了位置Eとからチルト移動量を算出し、その中
点位置Fを求め、今度はチルト駆動ブロックを反対に作
動して、本体部10を中点位置Fに配向させる。この結
果、受光センサーブロック2の駆動停止用受光ブロック
25は、初等幾何の原理から停止検知エリアSの中心に
置かれたことになり、駆動停止用受光ブロック25の光
軸上に発信器が位置して、本体部10の前面は光発器に
配向されることになる。図21のステップ201〜21
3は、この場合の位置制御方法の基本手順をフローチャ
ートで示すものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような手順で位置制御を行って、受光センサーブロック
2の駆動停止用受光ブロック25の光軸が正しく光発信
器に配向するためには、受光センサーブロック2の水平
軸、垂直軸の各々が、本体部10のパン軸PJ、チルト
軸TJと合致し、角度ズレがないことが条件とされ、経
年変化や不注意な取り扱いなどによって、図16に示し
たように、これらの軸間に角度ズレθを生じた場合に
は、上記の位置制御方法では十分ではなく、このような
角度ズレθを補正する制御方法が望まれていた。
【0010】本発明は、このような要望に応えるために
開発され、提案されるもので、受光センサーブロックの
水平軸、垂直軸の各々が、本体部のパン軸、チルト軸に
対して回転ズレを途中で生じてしまった場合でも、より
精度の高い位置合わせが出来るようにした光探知リモコ
ン式被制御機器と、これを利用した光探知リモコン式ス
ポットライトを提供することを解決課題としている。
【0011】したがって、本発明の第1の目的は、ター
ゲットとなる光源に対して、光源を探知し、本体部を非
接触で高い精度で追従させて配向させる出来る光探知リ
モコン式の被制御機器を提供することにある。また、第
2の目的は、受光センサーブロックの水平、垂直軸が本
体部のパン軸、チルト軸に対して角度ズレを生じていて
も、高い精度で配向位置制御の出来る光探知リモコン式
の被制御機器を提供することにある。
【0012】更に、別の目的は、光を放出する発信器と
組み合わせて使用され、上記と同様な方法で光探知を行
って、発信器に対して配向制御できる光探知リモコン式
スポットライトを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案される本発明は次のような構成となっている。す
なわち、請求項1において提案された本発明の光探知リ
モコン式被制御機器は、本体部の前面には、水平に重な
るパン検知エリアが形成されるように、水平に対設され
た1組のパン用受光素子ブロックと、上下に重なるチル
ト検知エリアが形成されるように、上下に対設された1
組のチルト用受光素子ブロックと、上記両方の受光素子
ブロックによって形成されるパン検知エリアとチルト検
知エリアとの重なる部分に、停止検知エリアが形成され
るように、中心に配設された駆動停止用受光ブロックと
を組み合わせて成る受光センサーブロックを設けてお
り、また、パン/チルト駆動制御手段として、上記1組
のパン用受光素子ブロックにより光源を検知しながら、
上記本体部をパン動作させるパン駆動ブロックと、上記
1組のチルト用受光素子ブロックによる光源を検知しな
がら、上記本体部をチルト動作させるチルト駆動ブロッ
クとを設けており、更に、パン/チルト移動量検出記憶
手段として、上記光源が停止検知エリア内でパン検知エ
リアに入った検知開始位置からパン検知エリアより出た
検知終了位置までの間における上記本体部のパン移動量
(以下、「パン検知エリア移動量」という)、上記光源
が停止検知エリア内でチルト検知エリアに入った検知開
始位置からチルト検知エリアより出た検知終了位置まで
の間における上記本体部のチルト移動量(以下、「チル
ト検知エリア移動量」という)、及び上記パン検知エリ
ア移動量、チルト検知エリア移動量の中点位置のそれぞ
れを記憶する手段とを備えた構成とされ、上記パン駆動
ブロック、チルト駆動ブロックのいずれかを駆動させ
て、上記本体部をいずれかの検知エリア移動量の中点位
置に移動させた後、他方の検知エリア移動量の中点位置
に位置制御できるようにしている。
【0014】また、請求項2において提案された光探知
リモコン式被制御機器は、その位置決制御方法の制御手
順に特徴を有したもので、パン駆動ブロックを作動し本
体部をパン動作させて、パン検知エリア移動量を検出し
た後に、本体部をパン検知エリア移動量の中点位置まで
パン動作させ、ついで、その位置で、上記チルト駆動ブ
ロックを作動し本体部をチルト動作させて、チルト検知
エリア移動量を検出した後に、本体部をチルト検知エリ
ア移動量の中点位置までチルト動作させ、更に、その位
置で、パン駆動ブロックを作動し本体部をパン動作させ
てパン検知エリア移動量を検出した後に、本体部をその
パン検知エリア移動量の中点位置までパン動作させるこ
とによって、上記本体部の前面を上記光源に配向させる
構成としている。
【0015】請求項3において提案された光探知リモコ
ン式被制御機器は、パン/チルト移動量検出記憶手段
を、ポテンショメータ、ロータリエンコーダで構成し、
これによって本体部をパン、チルトさせた移動量を簡単
に記憶し、かつ位置制御時に正確に再現できる構成とし
ている。また、請求項4,5は、請求項1,2を更に具
体的にさせた光探知リモコン式スポットライトを提案す
るものであり、請求項4は、受光センサーブロックの水
平、垂直軸が本体部のパン軸、チルト軸に対して角度ズ
レを生じていても、高い精度で配向位置制御の出来る光
探知リモコン式のスポットライトを提案しており、請求
項5は、簡単な方法で位置制御の出来る制御手順に特徴
を持たせた光探知リモコン式スポットライトを提案して
いる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。本発明において使用される光探知リモコン
式被制御機器は、特願平6−317388号や特願平7
−158941号において提案された光探知被制御機器
が使用できる。
【0017】図2は、スポットライトに適用された光探
知リモコン式被制御機器を示したものであり、光レンズ
11を設けた本体部10は天井面などの適所に取り付け
られ、その前面には、5つの受光素子ブロック21〜2
5より成る受光センサーブロック2を設け、発信器Pが
放つ光を自動探知して、本体部10を発信器Pに向けて
追従して配向制御出来るようになっている。
【0018】受光センサーブロック2は、駆動停止用ブ
ロック25を中心にして、その同心円上に、1組のパン
用受光素子ブロック、21,22と、1組のチルト用受
光素子ブロック23,24とを十文字に配置した格好に
なっており、これらの各々の受光素子ブロック21〜2
5には、ガイド筒21a〜25aが突出して設けられ、
これによって各受光素子に入射する光を制限して、各受
光素子ブロック21〜25によって規定される検知エリ
アを所定の形状、寸法にしている。ここに、各々の検知
エリアP1,P2が水平に重なる部分にはパン検知エリ
アPEが形成されるように、水平に対設された1組のパ
ン用受光素子ブロック21,22と、各々の検知エリア
T1,T2が上下に重なる部分にはチルト検知エリアT
Eが形成されるように、上下に対設された1組のチルト
用受光素子ブロック23,24とを設け、更にその中心
には、停止検知エリアSが形成されるように、駆動停止
用ブロック25を設けている。
【0019】図4は、これらの受光素子ブロック21〜
25によって形成されるパン検知エリアPE、チルト検
知エリアTE、停止検知エリアSを示している。このよ
うなスポットライトSPは、図1に示したように、モー
タ3aを有し、モータ3aを回転させてパン軸PJを中
心として本体部10を水平に移動させるためのパン駆動
ブロック3と、モータ4aを有し、チルト軸TJを中心
として本体部10を上下に移動させるためのチルト駆動
ブロック4とを本体部10に内蔵しており、これらのパ
ン駆動ブロック3、チルト駆動ブロック4を駆動させ
て、本体部10をパン、チルト動作させたパン、チルト
移動量は、パン/チルト移動量検出記憶手段5として、
各モータ3a,4aの出力軸に付設したポテンショメー
タ51やロータリエンコーダ(不図示)に記憶され、C
PUで構成された信号処理部6で処理されて、位置決め
制御されるようになっている。
【0020】このような本発明の光探知被制御機器で
は、ターゲットとなる発信器Pに配向させて次のような
手順で位置決制御出来るようになっており、次に、図5
〜図13を参照して、位置制御動作を説明する。パン駆
動ブロック3を作動して、光源Poを探知し、1組のパ
ン用受光素子ブロック21、22の一方が光源Poを検
出すると、パン駆動ブロック3が作動され、光源Poの
ある方向に本体部10をパン動作させることによって、
光源Poは中央の停止検知エリアSに入る(図5)。こ
の状態で更にパン動作を続けると、光源Poは停止検知
エリアS内で更に1組のパン用受光素子21,22によ
って形成されたパン検知エリアPEに入り、最後にはこ
のパン検知エリアPEより出て行くので(図6)、光源
Poがパン検知エリアPEに入った検知開始位置と、
パン検知エリアPEから出た検知終了位置とを、パン
/チルト移動量検出記憶手段5に記憶する。
【0021】このようにして、パン/チルト移動量検出
記憶手段5に記憶された検知開始位置と検知終了位置
とからパン検知エリア移動量が分かるので、その中点
位置を求め、パン駆動ブロック3を反対方向に作動し
て、本体部10を、その中点位置に位置決めする。こ
の結果、本体部10は、停止検知エリアSと重なったパ
ン検知エリアPEの中点位置に置かれたことになる
(図7)。
【0022】ついで、本体部10のパン動作を固定した
まま、チルト駆動ブロック4を作動して、本体部10を
上下動させて光源Poを探知する。このチルト動作に伴
って、1組のチルト用受光素子ブロック23,24の一
方が光源Poを検出すると、チルト駆動ブロック4は更
に、本体部10を光源Poのある方向に移動させる。こ
の結果、光源Poは、停止検知エリアSと1組のチルト
用受光素子23,24によって形成されたチルト検知エ
リアTEとの重なった部分に入り(図8)、最後にはこ
の停止検知エリアSとチルト検知エリアTEの重なった
部分より出て行くが、この場合のチルト検知エリアTE
は、更にパン検知エリアPEとも重なっているので、本
体部10をチルト動作させながら、光源Poがチルト検
知エリアTEに入った検知開始位置と、チルト検知エ
リアTEから出た検知終了位置とを、パン/チルト移
動量検出記憶手段5に記憶する(図9)。
【0023】このようにして記憶された検知開始位置
と検知終了位置とからチルト移動量が分かるので、信
号処理部6ではその中点位置を求め、今度はチルト駆
動ブロック4を逆方向に作動して、光源Poが中点位置
に来るように本体部10をチルト動作させて位置決め
する(図10)。この結果、本体部10は、停止検知エ
リアS内でチルト検知エリアTEとパン検知エリアPE
の重なったエリアSOで、しかもチルト検知エリアTE
の上端から下端に降ろした垂線の中点位置に、光源Po
が来るように位置決めされることになる。
【0024】ついで、この中点位置でパン駆動ブロッ
ク3を作動して、本体部10をパン動作させて、光源P
oを再び探知する。この2度目のパン動作では、光源P
oがパン検知エリアPEの境界点を検出する。すなわ
ち、パン駆動ブロック4を作動して、本体部10を右と
左に水平動作させ、パン検知エリアPEから光源Po出
て行く境界位置とを検出し、パン/チルト移動量検
出記憶手段5によって記憶する(図11,図12)。信
号処理部6では、このようにして、検出された2つの境
界位置とから、その中点位置を求め、パン駆動ブ
ロック3を更にパン動作させて、その中点位置に位置
決する(図13)。
【0025】本発明では、このような方法で、停止検知
エリアS、チルト検知エリアTE、パン検知エリアPE
が重なったエリアSO内で、チルト軸TJ方向に広がる
チルト検知エリアTEの中点位置に光源Poが来るよう
に位置決めした後、更に次のパン動作によって、停止検
知エリアS、チルト検知エリアTE、パン検知エリアP
Eが重なったエリアSO内で、パン軸PJ方向に広がる
パン検知エリアPEの中点位置に光源Poが来るように
本体部10は位置決めされるので、受光センサーブロッ
ク2が、図16に示したように、回転ズレθを生じてい
ても、停止検知エリアSE、チルト検知エリアTE、パ
ン検知エリアPEが重なったエリアSO内のほぼ中心近
くに、光源Poが来るように位置決めされる。
【0026】図14のステップの100〜114は、以
上の制御動作をフローチャートをもって示すものであ
る。以上の方法では、本体部10を最初にパン動作させ
てから、チルト動作させて、停止検知エリアS内でパン
検知エリアPE、チルト検知エリアTEの重なったエリ
アSO内でチルト軸TJ方向の中点位置に位置決めし、
その後、その位置から2度目のパン動作を行うことによ
って、停止検知エリアS内でパン検知エリアPE、チル
ト検知エリアTEの重なったエリアSO内でパン軸PJ
方向の中点位置に位置決めする例を示したが、最初にチ
ルト動作を行い、次にパン動作を行って停止検知エリア
S内でパン検知エリアPE、チルト検知エリアTEの重
なったエリアSO内でパン軸PJ方向の中点位置に位置
決めしてから、2度目のチルト動作によって停止検知エ
リアS内でパン検知エリアPE、チルト検知エリアTE
の重なったエリアSO内でチルト軸TJ方向の中点位置
位置決めするようにしてもよく、本発明の技術的範囲に
包含されることはいうまでもない。
【0027】
【発明の効果】請求項1に記載した本発明によれば、本
体部の前面に、水平方向に1組のパン用受光素子ブロッ
ク、上下方向に1組のチルト用受光素子ブロック、これ
らの中心に駆動停止用ブロックを設けて構成した受光セ
ンサーブロックを備えたパン、チルト制御機能を有した
光探知リモコン式被制御機器において、受光センサーブ
ロックが回転ズレを生じて取り付けられている場合で
も、何等のセンサー手段を付加することなく、パン、チ
ルト制御を行うだけで、本体部を非接触な状態でターゲ
ットとなる光源により正確に配向させることが出来る。
【0028】請求項2に記載した本発明によれば、複雑
な位置計算を要することなく、本体部の前面に設けた1
組のパン用受光素子ブロック、1組のチルト用受光素子
ブロック、これらの中心に駆動停止用ブロックを設けて
構成した受光センサーブロックで光源の位置を監視しな
がら、順次パン、チルト動作を行うことによって停止検
知エリアの中心位置に接近させながら、精度高く配向制
御が出来る。
【0029】請求項3に記載した本発明によれば、ポテ
ンショメータ、ロータリエンコーダでパン/チルト移動
量検出記憶手段を構成しているため、構造が簡易にし
て、位置制御の再現性に優れた安価な光探知被制御機器
が提供できる。請求項4に記載した本発明によれば、受
光センサーブロックが経年変化あるいは不注意な取付に
よって回転ズレを生じても、本体部を光発信器に非接触
な状態で正確に配向制御が出来る。
【0030】請求項5に記載した本発明によれば、複雑
な位置計算を要することなく、本体部の前面に設けた1
組のパン用受光素子ブロック、1組のチルト用受光素子
ブロック、これらの中心に駆動停止用ブロックを設けて
構成した受光センサーブロックで発信器の位置を監視し
ながら、順次パン、チルト動作を行うことによって停止
検知エリアの中心位置に接近させながら、精度高く配向
制御が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光探知リモコン式被制御機器の要部構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の光探知リモコン式被制御機器を含んだ
光探知リモコンシステムの外観構成図である。
【図3】本発明の光探知リモコン式被制御機器を示す概
略構成図である。
【図4】本発明の光探知リモコン式被制御機器の各受光
素子ブロックによって形成された検知エリアを示す概略
構成図である。
【図5】光探知による位置決制御手順を示す図である
(光源が停止検知エリア内でパン検知エリア内に入った
状態を示す)。
【図6】光探知による位置決制御手順を示す図である
(光源が停止検知エリア内でパン検知エリアより出た状
態を示す)。
【図7】光探知による位置決制御手順を示す図である
(光源が停止検知エリア内でパン検知エリアの中点位置
に来た状態を示している)。
【図8】光探知による位置決制御手順を示す図である
(光源が停止検知エリア内でチルト検知エリア内に入っ
た状態を示している)。
【図9】光探知による位置決制御手順を示す図である
(光源が停止検知エリア内でチルト検知エリア内より出
た状態を示している)。
【図10】光探知による位置決制御手順を示す図である
(光源が停止検知エリア内でチルト検知エリアの中点位
置に来た状態を示している)。
【図11】光探知による位置決制御手順を示す図である
(光源が2度目のパン動作によって停止検知エリア内で
パン検知エリアの一方の境界点に来た状態を示してい
る)。
【図12】光探知による位置決制御手順を示す図である
(光源が2度目のパン動作によって停止検知エリア内で
パン検知エリアの他方の境界点に来た状態を示してい
る)。
【図13】光探知による位置決制御手順を示す図である
(光源が停止検知エリア内でパン検知エリアの中点位置
に来た状態を示している)。
【図14】光探知による位置決制御手順を示すフローチ
ャートである。
【図15】光探知リモコン式被制御機器の外観を示す図
である。
【図16】受光センサーブロックの水平、垂直軸と、本
体部のパン軸、チルト軸との間に生じる回転ズレの説明
図である。
【図17】光探知による位置決制御手順を示す図であ
る。
【図18】光探知による位置決制御手順を示す図であ
る。
【図19】光探知による位置決制御手順を示す図であ
る。
【図20】光探知による位置決制御手順を示す図であ
る。
【図21】先願において提案された光探知による位置決
制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
Po・・・光源 P・・・発信器 SP ・・・スポットライト PJ・・・パン軸 TJ・・・チルト軸 PE・・・パン検知エリア TE・・・チルト検知エリア S・・・停止検知エリア SO・・・3つの検知エリアの重なった部分 1・・・光探知リモコン式被制御機器 10・・・本体部 11・・・光レンズ 2・・・受光センサーブロック 3・・・パン駆動ブロック 4・・・チルト駆動ブロック 5・・・パン/チルト移動量検出記憶手段 51・・・ポテンショメータ 6・・・信号処理部 21,22・・・パン用受光素子ブロック 23,24・・・チルト用受光素子ブロック 25 ・・・駆動停止用受光素子ブロック
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−35394(JP,A) 特開 昭56−36887(JP,A) 特開 昭56−36888(JP,A) 特開 昭59−3801(JP,A) 特開 昭59−3802(JP,A) 特開 昭59−3803(JP,A) 特開 昭59−5501(JP,A) 特開 昭59−5502(JP,A) 特開 昭64−33802(JP,A) 特開 平3−29296(JP,A) 特開 平5−242704(JP,A) 特開 平6−215878(JP,A) 特開 平7−169302(JP,A) 特開 平8−180702(JP,A) 特開 平9−7407(JP,A) 特開 平9−63303(JP,A) 特開 平9−147606(JP,A) 特開 平9−161502(JP,A) 実開 昭59−3401(JP,U) 実開 平1−80701(JP,U) 実開 平5−90890(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21P 5/00 H05B 37/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ターゲットとなる光源を自動探知し、光源
    に対して本体部をパン、チルト動作させて、本体部の前
    面を光源に配向させる光探知リモコン式被制御機器であ
    って、 本体部の前面には、 水平に重なるパン検知エリアが形成されるように、水平
    に対設された1組のパン用受光素子ブロックと、 上下に重なるチルト検知エリアが形成されるように、上
    下に対設された1組のチルト用受光素子ブロックと、 上記両方の受光素子ブロックによって形成されるパン検
    知エリアとチルト検知エリアとの重なる部分に、停止検
    知エリアが形成されるように、中心に配設された駆動停
    止用受光ブロックとを組み合わせて成る受光センサーブ
    ロックを設け、 パン/チルト駆動制御手段として、 上記1組のパン用受光素子ブロックにより光源を検知し
    ながら、上記本体部をパン動作させるパン駆動ブロック
    と、 上記1組のチルト用受光素子ブロックによる光源を検知
    しながら、上記本体部をチルト動作させるチルト駆動ブ
    ロックとを設けており、 更に、パン/チルト移動量検出記憶手段として、 上記光源が停止検知エリア内でパン検知エリアに入った
    検知開始位置からパン検知エリアより出た検知終了位置
    までの間における上記本体部のパン移動量(以下、「パ
    ン検知エリア移動量」という)、上記光源が停止検知エ
    リア内でチルト検知エリアに入った検知開始位置からチ
    ルト検知エリアより出た検知終了位置までの間における
    上記本体部のチルト移動量(以下、「チルト検知エリア
    移動量」という)、及び上記パン検知エリア移動量、チ
    ルト検知エリア移動量の中点位置のそれぞれを記憶する
    手段とを備え、 上記パン駆動ブロック、チルト駆動ブロックのいずれか
    を駆動させて、上記本体部を上記パン検知エリア移動量
    の中点位置またはチルト検知エリア移動量の中点位置の
    いすれかに移動させた後、他方の中点位置まで移動させ
    るようにした光探知リモコン式被制御機器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の光探知リモコン式被制御
    機器において、 上記パン駆動ブロックを作動し本体部をパン動作させ
    て、パン検知エリア移動量を検出した後、本体部をパン
    検知エリア移動量の中点位置までパン動作させ、 ついで、その位置で、上記チルト駆動ブロックを作動し
    本体部をチルト動作させて、チルト検知エリア移動量を
    検出した後、本体部をチルト検知エリア移動量の中点位
    置までチルト動作させ、 更に、その位置で、パン駆動ブロックを作動し本体部を
    パン動作させてパン検知エリア移動量を検出した後、本
    体部をそのパン検知エリア移動量の中点位置までパン動
    作させることによって、上記本体部の前面を上記光源に
    配向させる構成とした光探知リモコン式被制御機器。
  3. 【請求項3】上記パン/チルト移動量検出記憶手段を、
    ポテンショメータ、ロータリエンコーダで構成している
    請求項1に記載の光探知リモコン式被制御機器。
  4. 【請求項4】光発信器を自動探知し、光発信器に対し
    て、本体部に設けたスポットライトをを配向させて位置
    制御を行うパン、チルト位置決め機能を備えた光探知リ
    モコンスポットライトであって、 スポットライトを設けた本体部の前面には、水平に対設
    された1組のパン用受光素子ブロックと、上下に対設さ
    れた1組のチルト用受光素子ブロックと、これらのブロ
    ックを同心円上に配設するように、その円の中心に配設
    された駆動停止用ブロックとを受光センサーブロックと
    して設け、 上記1組のパン用受光素子ブロックにより光発信器を検
    知しながら、上記本体部をパン動作させるパン駆動ブロ
    ックと、 上記1組のチルト用受光素子ブロックによる光発信器を
    検知しながら、上記本体部をチルト動作させるチルト駆
    動ブロックとを設けており、 上記光発器が停止検知エリア内でパン検知エリアに入っ
    た検知開始位置からパン検知エリアより出た検知終了位
    置までの間における上記パン駆動ブロックのパン移動量
    (以下、「パン検知エリア移動量」という)、上記光発
    信器が停止検知エリア内でチルト検知エリアに入った検
    知開始位置からチルト検知エリアより出た検知終了位置
    までの間における上記チルト駆動ブロックのチルト移動
    量(以下、「チルト検知エリア移動量」という)、及び
    上記パン検知エリア移動量、チルト検知エリア移動量の
    中点位置のそれぞれを記憶するためのパン/チルト移動
    量検出記憶手段とを備え、 上記パン駆動ブロック、チルト駆動ブロックのいずれか
    を駆動させて、上記本体部を上記パン検知エリア移動量
    の中点位置またはチルト検知エリア移動量の中点位置の
    いすれかに移動させた後、他方の中点位置まで移動させ
    るようにした光探知リモコン式スポットライト。
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