JP2552087B2 - 10進乗算処理装置 - Google Patents

10進乗算処理装置

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JP2552087B2
JP2552087B2 JP6081228A JP8122894A JP2552087B2 JP 2552087 B2 JP2552087 B2 JP 2552087B2 JP 6081228 A JP6081228 A JP 6081228A JP 8122894 A JP8122894 A JP 8122894A JP 2552087 B2 JP2552087 B2 JP 2552087B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は10進乗算処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図4はきわめて一般的な従来例を示すブ
ロック図である。本例の10進乗算処理装置は図4に示
すように、複数桁×1桁の10進乗算を行う乗算部4
と、乗算部4で生成された複数桁×1桁の演算結果を前
回までの演算結果に加算し被乗数×乗数の演算結果を生
成する加算部5と、被乗数及び乗数の情報や加算部5で
生成される演算結果を保持する記憶部1と、記憶部1よ
り読み出した被乗数及び乗数を格納する演算処理用のレ
ジスタファイル2と、レジスタファイル2と乗算部4及
び加算部5をマイクロプログラムにより制御する制御部
11により構成されている。
【0003】本例において、記憶部1から読み出された
被乗数はレジスタファイル2の上位アドレスに、乗数は
下位アドレスにそれぞれ格納される。そして、制御部1
1は、被乗数及び乗数の長さに関係なく、複数桁×1桁
乗算機構42にレジスタファイル2の上位アドレス側の
被乗数を、また1桁側取出し機構41にレジスタファイ
ル2の下位アドレス側の乗数をそれぞれ供給するよう制
御する。これにより生成された複数桁×1桁の乗算結果
は、加算部5によってその演算結果を前回までの演算結
果に加算していくことにより10進乗算を行う。
【0004】次に、より進展した従来例には特開平4−
239911に開示されているごとく、マイクロプログ
ラムによりm桁×n桁及びn桁×m桁のどちらの方式で
演算するかを判断し、被乗数より乗数の桁数が大きい場
合は被乗数と乗数を交換する10進乗算方式が知られて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術のう
ち被乗数がm桁、乗数がn桁の10進乗算を行う場合
に、被乗数及び乗数の長さに関係なく、m桁×1桁の演
算をn回行うことによってm桁×n桁の10進乗算を行
う方法によると、m桁≧n桁のときに比べ、m桁<n桁
のときには処理速度が低下してしまうという問題があ
る。また、マイクロプログラムによりm桁×n桁及びn
桁×m桁のどちらで演算するかを判断させることによっ
て処理速度を高める方法によると、被乗数と乗数の交換
をして演算処理の流れを変更することがあるので、デー
タの移送を伴うことになるため演算実行時間が長くな
り、またその分だけマイクロプログラムの容量を増加さ
せるという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、被乗数
及び乗数を格納するレジスタファイルと、前記被乗数,
乗数の桁数の多少判定と前記被乗数,乗数のいずれを前
記レジスタファイルに格納しようとしているかを示す信
号とに基づき桁数の多い方を前記レジスタファイルの所
定の位置に書き込むよう前記レジスタファイルのライト
アドレスを切り替えるアドレス切り替え部と、前記所定
の位置から読み出した前記被乗数もしくは乗数に対して
それぞれ乗数もしくは被乗数の1桁ごとに複数桁×1桁
の乗算を当該桁数と同回数だけ順次に実行する乗算部
と、前記乗算の結果を累積する加算部とを有する。
【0007】第2の本発明は、被乗数及び乗数を所定の
位置に格納するレジスタファイルと、前記被乗数,乗数
の桁数の多少判定と前記被乗数,乗数のいずれを前記レ
ジスタファイルから読み出そうとしているのかを示す信
号とに基づき桁数の多い方を前記レジスタファイルの所
定の位置から読み出すよう前記レジスタファイルのリー
ドアドレスを切り替えるアドレス切り替え部と、前記所
定の位置から読み出した被乗数もしくは乗数に対してそ
れぞれ乗数もしくは被乗数の1桁ごとに複数桁×1桁の
乗算を当該桁数と同回数だけ順次に実行する乗算部と、
前記乗算の結果を累積する加算部とを有する。
【0008】第3の本発明は、被乗数及び乗数を所定の
位置に格納するレジスタファイルと、前記被乗数,乗数
の桁数の多少判定と前記被乗数,乗数のいずれを前記レ
ジスタファイルから読み出そうとしているのかを示す信
号とに基づいてリードアドレス信号を発生するアドレス
切り替え部と、前記レジスタファイルから読み出されて
いる前記被乗数と乗数のうち桁数の多い方を一定の側に
出力するよう前記リードアドレス信号に応答して切り替
えるセレクタと、前記桁数の多い方の被乗数もしくは乗
数に対してそれぞれ乗数もしくは被乗数の1桁ごとに複
数桁×1桁の乗算を当該桁数と同回数だけ順次に実行す
る乗算部と、前記乗算の結果を累積する加算部とを有す
る。
【0009】
【実施例】本発明の第1の実施例を示す図1を参照する
と、本例の10進乗算装置は、複数桁×1桁の10進乗
算を行う乗算部4と、乗算部4で生成された複数桁×1
桁の演算結果を前回までの演算結果に加算し被乗数×乗
数の演算結果を生成する加算部5と、被乗数及び乗数の
情報や加算部5で生成される演算結果を保持する記憶部
1と、記憶部1より読み出した被乗数及び乗数を格納す
る演算処理用のレジスタファイル2と、被乗数及び乗数
の定義上レングスと被乗数及び乗数のいずれをレジスタ
ファイル2に格納しようとしているのかを示す制御信号
302を入力して被乗数及び乗数をレジスタファリル2
に格納する際のライトアドレスを変換するアドレス切り
替え部3と、レジスタファイル2とアドレス切り替え部
3乗算部4及び加算部5をマイクロプログラムにより制
御する制御部6により構成される。なお、被乗数,乗数
の定義上レングスとは被乗数,乗数のプログラムで定義
されたレングスを意味する。
【0010】アドレス切り替え部3は、被乗数の定義上
レングスから乗数の定義上レングスを減算し大小関係を
キャリー信号301として出力する減算回路31と、減
算回路31から得られるキャリー信号301と記憶部1
より被乗数及び乗数のどちらを読み出しレジスタファイ
ル2に格納しようとしているかを示す制御部6からの制
御信号302を入力として排他的論理和演算を行い、そ
の結果をライトアドレス信号303として出力する排他
的論理和回路32により構成される。
【0011】乗算部4はレジスタファイル2から1桁側
のデータを取り出す1桁取出し機構41と、レジスタフ
ァイル2から複数桁側のデータを受取り、また1桁取り
だし機構41より1桁側のデータを受取って複数桁×1
桁の10進乗算を生成する複数桁×1桁乗算機構42よ
り構成される。
【0012】以下に、被乗数の定義上レングスをm、乗
数の定義上レングスをnとして、10進乗算を行う時の
本実施例の動作について説明する。
【0013】なお、レジスタファイル2は8つのアドレ
スを有し、制御部6は、乗算部4における乗算時の被乗
数がレジスタファイルのアドレス0〜3、乗数がアドレ
ス4〜7に格納されているとして動作する。制御部6
は、記憶部1より乗数を読み出しレジスタファイル2に
格納する場合は制御信号302を”0”とし、記憶部1
より被乗数を読み出しレジスタファイル2に格納する場
合は制御信号302を”1”とする。
【0014】まず、被乗数の定義上レングスmが乗数の
定義上レングスn以上の場合、すなわちm≧nである場
合について説明する。
【0015】減算回路31は、記憶部1より読み出した
被乗数の定義上レングスmから、同じく記憶部1より読
み出した乗数の定義上レングスnを減算し、この場合は
キャリーの”1”をキャリー信号301として出力す
る。制御部6は記憶部1より被乗数を読み出しレジスタ
ファイル2に格納する際は信号線302に”1”を出力
しているので、排他的論理和回路32はライトアドレス
信号303に”0”を出力し、レジスタファイル2のラ
イトアドレスの最上位のビットを”0”とすることによ
りライトアドレスを0〜3に切り替える。これにより、
被乗数がレジスタファイル2のアドレス0〜3に格納さ
れる。
【0016】同様に記憶部1より乗数を読み出しレジス
タファイル2に格納する際は、制御信号302に”0”
が出力されているので、排他的論理和回路32はライト
アドレス信号303に”1”を出力し、レジスタファイ
ル2のライトアドレスの最上位のビットを”1”とする
ことによりライトアドレスを4〜7に切り替える。これ
により、乗数がレジスタファイル2のアドレス4〜7に
格納される。
【0017】以上の制御によって定義上のレングスが長
い被乗数が乗算処理のマイクロプログラムにおいても被
乗数として複数桁側に使用され、定義上のレングスが短
い乗数が乗算処理のマイクロプログラムにおいても乗数
として1桁側に使用されることになる。
【0018】次に定義上のレングスがm<nである場合
について説明する。減算回路31は記憶部1より読み出
した被乗数の定義上のレングスmから同じく記憶部1よ
り読み出した乗数の定義上のレングスnを引き、キャリ
ーの”0”をキャリー信号301に出力する。制御部6
が記憶部1より被乗数を読み出しレジスタファイル2に
格納する際は、制御信号302に”1”を出力している
ので、排他的論理和回路32はライトアドレス信号30
3に”1”を出力し、レジスタファイル2のライトアド
レスの最上位のビットを”1”とすることにより、ライ
トアドレスを4〜7に切り替える。これにより、被乗数
がレジスタファイル2のアドレス4〜7に格納される。
【0019】同様に記憶部1より乗数を読み出しレジス
タファイル2に格納する際は、制御信号302に”0”
が出力されているので、排他的論理和回路32はライト
アドレス信号303に”0”を出力し、レジスタファイ
ル2のライトアドレスの最上位のビットを”0”とする
ことによりライトアドレスを0〜3に切り替える。これ
により、乗数がレジスタファイル2のアドレス0〜3に
格納される。
【0020】以上のような動作によって定義上のレング
スが短い被乗数が乗算処理のマイクロプログラムにおい
ては乗数として1桁側に使用され、定義上のレングスが
長い乗数が乗算処理のマイクロプログラムにおいては被
乗数として複数桁側に使用されることになる。
【0021】乗算処理のマイクロプログラムは乗算部4
の複数桁×1桁乗算機構42に対し複数桁側の入力デー
タとしてレジスタファイル2のアドレス0〜3のデータ
を使用し、また1桁取出し機構41に対して1桁側の入
力データとしてレジスタファイル2のアドレス4〜7の
データを使用するよう制御して、乗算部4と加算部5を
レジスタファイル2のアドレス4〜7に格納された方の
定義上のレングスと同数分だけ動作させる。すなわり、
m≧nの時は乗算部4と加算部5をn回動作させ、ま
た、m<nの時はm回実行させることにより、いずれの
場合も桁数の少ない演算数と同じ回数だけの1桁乗算で
10進乗算を行うことができる。
【0022】図2は本発明の第2の実施例を示すブロッ
ク図である。図2を参照すると、本例の10進乗算装置
は、先に説明した第1の実施例に比べ、記憶部1から読
み出した被乗数及び乗数のデータにより被乗数及び乗数
の有効なレングスを生成する有効レングス生成部7をア
ドレス切り替え部8に前置し、アドレス切り替え部8
は、有効レングス生成部7で生成された被乗数及び乗数
の有効なレングスと、乗算部4で使用するデータのうち
複数桁×1桁乗算機構42と1桁取出し機構41のどち
らのデータをレジスタファイル2から読み出しているの
かを示す制御信号802を入力してレジスタファイル2
からのリードアドレスを変換する点が異なる。なお、図
2と図1において、同じ参照番号の付されたその他の構
成要素は同じ機能を有する。また、ここでの有効レング
スとは、データの上位桁の連続した”0”を圧縮して得
られたデータのレングスを意味するものとする。
【0023】アドレス切り替え部8は、有効アドレス生
成部7より被乗数の有効なレングスを受け取るレジスタ
83と、同じく有効アドレス生成部7から乗数の有効な
レングスを受け取るからレジスタ84と、被乗数の有効
なレングスから乗数の有効なレングスを引き大小関係を
キャリー信号801として出力する減算回路81と、減
算回路81から得られるキャリー信号801と制御信号
802を入力として排他的論理和演算を行い、その結果
をリードアドレス信号803として出力する排他的論理
和回路82より構成される。
【0024】以下に、被乗数の有効なレングスをm、乗
数の有効なレングスをnとして10進乗算を行う時の本
実施例の動作について説明する。
【0025】第1の実施例におけるのと同様に、制御部
9は、被乗数がレジスタファイル2のアドレス0〜3に
格納されており、また乗数がアドレス4〜7に格納す
る。また、制御部9は、レジスタファイル2から複数桁
×1桁乗算機構42側のデータを読み出すときは制御信
号802に”1”とし、また、レジスタファイル2から
1桁取出し機構41側のデータを読み出すときは制御信
号802は”0”と出力する。
【0026】まず、有効なレングスがm≧nである場合
について説明する。制御部9は上述のように、記憶部1
から読み出した被乗数をレジスタファイル2のアドレス
0〜3に格納し、記憶部1から読み出した乗数をレジス
タファイル2のアドレス4〜7に格納する。また、有効
レングス生成部7により生成される被乗数の有効なレン
グスmをレジスタ83に格納し、有効レングス生成部7
により生成された乗数の有効なレングスnをレジスタ8
4に格納する。
【0027】減算回路81はレジスタ83に格納された
被乗数の有効なレングスmからレジスタ84に格納され
た乗数の有効なレングスnを引き、キャリーの”1”を
キャリー信号801として出力する。制御部9はレジス
タファイル2から複数桁×1桁乗算機構42側のデータ
を読み出すときは、制御信号802に”1”を出力して
いるので、排他論理和回路82はリードアドレス信号8
03に”0”を出力し、レジスタファイル2のリードア
ドレスの最上位のビットを”0”とすることにより、リ
ードアドレスを0〜3に切り替える。これにより、被乗
数が乗算部4の複数桁×1桁乗算機構42側に読み出さ
れる。
【0028】同様に制御部9がレジスタファイル2から
1桁取出し機構41側のデータを読み出すときは、制御
信号802に”0”が出力しているので、排他論理和回
路82はリードアドレス信号803に”1”を出力し、
レジスタファイル2のリードアドレスの最上位のビット
を”1”とすることにより、リードアドレスを4〜7に
切り替える。これにより、乗数が乗算部4の1桁取出し
機構41側に読み出される。
【0029】以上の制御により、有効なレングスが長い
被乗数が乗算処理のマイクロプログマウにおいても被乗
数として複数桁側に使用され、有効なレングスが短い乗
数が乗算処理のマイクロプログラムにおいても乗数とし
て1桁側に使用されることになる。
【0030】次に定義上のレングスがm<nである場合
について説明する。m≧nの場合と同様に生後部9は、
記憶部1から読み出した被乗数をレジスタファイル2の
アドレス0〜3に格納し、記憶部1から読み出した乗数
をレジスタファイル2のアドレス4〜7に格納する。ま
た、有効レングス生成部7により生成される被乗数の有
効なレングスmをレジスタ83に格納し、有効レングス
生成部7により生成された乗数の有効なレングスnをレ
ジスタ84に格納する。
【0031】減算回路81は、レジスタ83に格納され
た被乗数の有効レングスmからレジスタ84に格納され
た乗数の有効なレングスnを引き、キャリーの”0”を
キャリー信号301として出力する。制御部9がレジス
タファイル2から複数桁×1桁乗算機構42側のデータ
を読み出すときは、制御信号802に”1”を出力して
いるので、排他論理和回路82はリードアドレス信号8
03に”0”を出力し、レジスタファイル2のリードア
ドレスの最上位のビットを”1”とすることにより、リ
ードアドレスを4〜7に切り替える。これにより、乗数
が乗算部4の複数桁側に読み出される。
【0032】同様に制御部9がレジスタファイル2から
1桁取出し機構41側のデータを読み出すときは、制御
信号802に”0”が出力しているので、排他論理和回
路82はリードアドレス信号803に”0”を出力し、
レジスタファイル2のリードアドレスの最上位のビット
を”0”とすることにより、リードアドレスを0〜3に
切り替える。これにより、被乗数が乗算部4の1桁側に
読み出される。
【0033】以上のような動作によって有効なレングス
が短い被乗数が乗算処理のマイクロプログラムにおいて
は乗数として1桁側に使用され、有効なレングスが長い
乗数が乗算処理のマイクロプログラムにおいては被乗数
として複数桁側に使用されることになる。
【0034】乗算処理のマイクロプログラムは、乗算部
4の1桁取出し機構41及び複数桁×1桁乗算機構42
に対して前述のように制御された複数桁側及び1桁側の
データを使用し、乗算部4の加算部5を1桁側に使用さ
れる方の有効レングスと同じ回数分だけ動作させる。す
なわち、m≧nの時は乗算部4と加算部5をn回動作さ
せ、m<nの時はm回動作させることにより、いずれの
場合も桁数の少ない演算数と同じ回数だけの1桁乗算で
10進乗算を行うことができる。
【0035】本実施例によれば、被乗数と乗数の長短比
較を有効レングスにより行うため、データの先頭に”
0”が続くときの判断がより正確かつ高速にできる。ま
た、記憶部1がRAMで構成される場合には、第1の実
施例より高速な動作が可能になる。
【0036】なお、以上に説明した第1の実施例におけ
る減算回路31は被乗数と乗数の各定義上レングスを減
算しているが、第2の実施例におけるように、有効レン
グス生成部7を設けて有効レングスを減算するようにし
た実施例も考えられる。一方、第2の実施例から有効レ
ングス生成部7を除去し、減算回路81は第1の実施例
におけるように定義上レングスを減算するように構成し
てもよい。
【0037】さらに、第1の実施例における記憶部1と
レジスタファイル2の間の第2の実施例において、レジ
スタファイル2と乗算部4の間にそれぞれセレクタを設
けて、それぞれライトアドレス信号303,リードアド
レス信号803によって、レジスタファイル2,乗算部
4へのデータの書き込み,読み出し先を切り替えるよう
にしてもよい。後者の一例を図3に示す
【発明の効果】本発明によれば、定義上の被乗数及び乗
数のうち、長い方が被乗数、短い方が乗数として複数桁
×1桁乗算を実行することによって、マイクロプログラ
ムの容量を増加させず、かつ高速に処理を行う効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 記憶部 2 レジスタファイル 3,8 アドレス切り替え部 4 乗算部 5 加算部 6,9,10,11 制御部 7 有効レングス生成部 12 セレクタ 31,81 減算回路 32,82 排他的論理和回路 41 1桁取出し機構 42 複数桁×1桁乗算機構。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被乗数及び乗数を格納するレジスタファ
    イルと、前記被乗数,乗数の桁数の多少判定と前記被乗
    数,乗数のいずれを前記レジスタファイルに格納しよう
    としているかを示す信号とに基づき桁数の多い方を前記
    レジスタファイルの所定の位置に書き込むよう前記レジ
    スタファイルのライトアドレスを切り替えるアドレス切
    り替え部と、 前記所定の位置から読み出した前記被乗数もしくは乗数
    に対してそれぞれ乗数もしくは被乗数の1桁ごとに複数
    桁×1桁の乗算を当該桁数と同回数だけ順次に実行する
    乗算部と、 前記乗算の結果を累積する加算部とを有する10進乗算
    装置。
  2. 【請求項2】 被乗数及び乗数を所定の位置に格納する
    レジスタファイルと、 前記被乗数,乗数の桁数の多少判定と前記被乗数,乗数
    のいずれを前記レジスタファイルから読み出そうとして
    いるのかを示す信号とに基づき桁数の多い方を前記レジ
    スタファイルの所定の位置から読み出すよう前記レジス
    タファイルのリードアドレスを切り替えるアドレス切り
    替え部と、 前記所定の位置から読み出した被乗数もしくは乗数に対
    してそれぞれ乗数もしくは被乗数の1桁ごとに複数桁×
    1桁の乗算を当該桁数と同回数だけ順次に実行する乗算
    部と、 前記乗算の結果を累積する加算部とを有する10進乗算
    装置。
  3. 【請求項3】 被乗数及び乗数を所定の位置に格納する
    レジスタファイルと、 前記被乗数,乗数の桁数の多少判定と前記被乗数,乗数
    のいずれを前記レジスタファイルから読み出そうとして
    いるのかを示す信号とに基づいてリードアドレス信号を
    発生するアドレス切り替え部と、前記レジスタファイル
    から読み出されている前記被乗数と乗数のうち桁数の多
    い方を一定の側に出力するよう前記リードアドレス信号
    に応答して切り替えるセレクタと、前記桁数の多い方の
    被乗数もしくは乗数に対してそれぞれ乗数もしくは被乗
    数の1桁ごとに複数桁×1桁の乗算を当該桁数と同回数
    だけ順次に実行する乗算部と、前記乗算の結果を累積す
    る加算部とを有する10進乗算装置。
  4. 【請求項4】 前記切り替えは、前記桁数が多い場合と
    前記格納もしくは読み出し時とを同値の2値情報で表現
    した排他的論理和演算により求めた2値情報で前記所定
    の位置を指定することにより行うことを特徴とする請求
    項1,請求項2及び請求項3記載の10進乗算装置。
  5. 【請求項5】 前記桁数の多少判定を前記被乗数および
    乗数のプログラムにおける定義上レングスを圧縮して得
    られた有効レングスを使用して行うことを特徴とする請
    求項1,請求項2及び請求項3記載の10進乗算装置。
JP6081228A 1994-04-20 1994-04-20 10進乗算処理装置 Expired - Lifetime JP2552087B2 (ja)

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