JP2551835B2 - センサーレスブラシレスモータの起動方法 - Google Patents

センサーレスブラシレスモータの起動方法

Info

Publication number
JP2551835B2
JP2551835B2 JP1027865A JP2786589A JP2551835B2 JP 2551835 B2 JP2551835 B2 JP 2551835B2 JP 1027865 A JP1027865 A JP 1027865A JP 2786589 A JP2786589 A JP 2786589A JP 2551835 B2 JP2551835 B2 JP 2551835B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
period
acceleration
rotor
acceleration period
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1027865A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02211089A (ja
Inventor
陽介 川手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP1027865A priority Critical patent/JP2551835B2/ja
Publication of JPH02211089A publication Critical patent/JPH02211089A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2551835B2 publication Critical patent/JP2551835B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はセンサーレスブラシレスモータの起動方法に
関する。
〔従来の技術と解決しようとする課題〕
従来のセンサーレスブラシレスモータの起動方法に
は、ステータに模擬パルス電流を流してその電流の立上
り速度を調べてロータの位置を検出し、コミュニテーシ
ョンを行なう方法があった。しかし、この方法では、回
路が複雑でコスト高となる欠点があった。
そこで、本発明では、起動が確実でしかも複雑な回路
を必要としないセンサーレスブラシレスモータの起動方
法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、所定の励磁パターンに従ってステー
タコイルをオープンループで励磁してロータを起動する
起動期間と、ステータコイルに生じる逆起電力を検出し
てこれに従ってステータコイルをクロールドループで励
磁してロータの回転を加速する加速期間と、加速期間の
後ロータを所定の回転数で回転する定常運転期間と、を
有するセンサーレスブラシレスモータの起動方法におい
て、加速期間は、起動期間の後に遂行される第1の加速
期間と、第1の加速期間の後に遂行され、ロータの回転
数が所定値に達したときに切換わる第2の加速期間から
構成され、第1の加速期間から第2の加速期間に切換わ
るときに逆起電力の信号波形の位相が進み方向に切換ら
れる。
〔作用〕
本発明に起動方法では、起動期間の後に遂行される加
速期間は、起動後に行われる第1の起動期間と、これに
続いて遂行される第2の起動期間から構成されている。
そして、ロータの回転数が所定値に達したときに、第1
の加速期間から第2の加速期間に切換られ、この切換の
際にステータコイルに生じる逆起電力の信号波形の位相
が進み方向に切換られる。従って、ロータの回転数が増
加すると、逆起電力の信号波形の位相が進められ、従来
生じていた逆起電力の位相遅れが解消され、ロータの加
速がスムーズに行われ、ロータの回転が短時間に増大す
る。
〔実施例〕
次に、実施例について図面を参照して説明する。
本発明は、励磁された時の電磁界を発生するステータ
と、該ステータとの電磁気的相互作用によって回転力を
得る永久磁石ロータとを、備えた直流ブラシレスモータ
の起動方法であり、第2図に於て、横軸に時間Tを、縦
軸にロータの回転数Nをとって、回転数がどのように変
化するかを例示する。
本発明では、ホール素子等の検出器を全く使用せずに
回転制御を行なうものであって、第2図に示す如く、起
動域S(起動期間)と、起動域Sに続いて遂行される加
速域(加速期間)と、この加速域に続いて遂行される定
常回転域C(定常回転期間)から構成されている。起動
域Sでは、後述する如く、ロータが十分低速にて起動す
る。加速域は、第1加速域A1(第1の加速期間)と第2
加速域A2(第2の加速期間)から構成され、これら加速
域ではロータの回転が加速される。また、定常回転域C
では、ロータが所定の一定回転で回転される。
この第2図に対応する制御回路のブロック図を第1図
に、また波形図を第3A図及び第3B図に夫々示す。
1は無安定マルチバイブレータ(発振器)であって、
第3A図に示すようなパルス2…を発振し、カウンタ3に
てそのパルス2…を計数し、その後、このパルス2…を
波形処理するために励磁パターン発生回路から第3B図
(I)に示すような方形波u,v,wを送り出し、切換回路
5に入力させる。この切換回路5の一部を構成するモー
ド切換回路5aは、モード切換指令回路6に接続されると
共に、上記カウンタ3とこのモード切換指令回路6とが
接続され、カウンタ3によって、電気的な一サイクル−
即ち第3A図に示したパルス2…−をカウントすると直ち
にモード切換指令回路6に信号を送る。
上記切換回路5はモータ駆動回路7に接続され、さら
に直流モータ8に−具体的にはモータのステータコイル
−に接続される。
19は、このモータ8のステータコイルによる逆起電力
を検出する回路であり該ステータコイルを、第4図に示
したセンター・タップ付の結線とするのが最も望まし
い。けだし、このセンサー・タップ付のステータコイル
であれば、逆起電力の検出能力が向上出来、フィルタ9
を通せば、第3B図(II)に示すような波形u,v,wが得ら
れる。該フィルタ9は上記ステータコイルの逆起電力波
形の歪みによるノイズを除去する。
このフィルタ9の出力信号は、所望により、移相回路
10を経て、増幅器11に入力され、かつ該増幅11の出力信
号が前記切換回路5に入力される。
12は速度検出回路であり、増幅器11からの波形信号が
入力される。該速度検出回路12からは、第2図中の回転
数Nbに達した時に信号が入力され、定数切換指令回路13
に送られて、フィルタ9のフィルタ定数を切換える。
フィルタ9は既述の如くコイル波形の歪みによるノイ
ズを防止するものであるが、これの影響として回転数の
増加につれて相対的に位相遅れが増大する。これにを避
けるために、第2図に示した加速途上に於て(回転数Nb
に於て)、移相回路10を介装して位相の切換を行ない、
または、定数切換指令回路13にてフィルタ定数を変更す
る。
また上記速度検出回路12の出力の一部を前記モード切
換指令回路6に入力するよう接続する。
14は位相反転回路、15はマルチプレクサであって、該
マルチプレクサ15へは上記速度検出回路12からの信号が
入力し、かつ、第2図中の第2加速域A2及び定常運転域
Cに於てはこのマルチプレクサ15から切換回路5に送ら
れる信号にてモータ8の回転が制御される。
従って、この実施例では、起動S→加速A1→加速A2
定常運転Cと、一連の回転の制御を全て含むものであ
る。
しかして、本発明では、第3A図に示す如きパルス2…
を電気的な一サイクル〜のみ通電させるものであ
る。つまり、第1図の無安定マルチバイブレータ1→カ
ウンタ3→励磁パターン発生回路4と、順次接続されな
オープンループ制御により、ステータコイルを励磁して
低い回転数Naにて起動させる。そして、上記一サイクル
のオープンループ制御による起動の後、直ちに逆起電力
検出によるステータコイルの通電制御を行なうことによ
って、第1加速A1を行なう。
また、この際、最後のパルス2の途中で逆起電力を検
出し、モードを切換えている。つまり、第3A図に示す様
に、最後のパルス2のパルス幅L1を他のパルス2のパル
ス幅Lよりも短くしている。従って、モータ速度(ロー
タの速度)が速いところ−逆起電力が高いところ−で切
換えることにしている。けだし、起動時にロータを回転
させる目的はロータが回転することによって逆起電力が
発生し、この逆起電力を検出することによってコミュテ
ーション(整流信号)を作るので、逆起電力が出来るだ
け高い時点で切換えるのが好ましいからである。なお、
実施例の如く、センター・タップ付の方法であれば、起
動時回転数Naに近い低速時に於ても逆起電力の検出が容
易・高精度に可能である。
また、このとき、カウンタ3にて電気的一サイクルを
検知してモード切換指令回路6に信号を送れば、モード
切換回路5aによって逆起電力検出回路19→フィルタ9→
増幅器11→切換回路5→……→モータ8のクローズドル
ープ制御に、切換わる。低速時(つまり、第1加速域
A1)では、逆起電力検出波形の位相のままでステータコ
イルへの通電相とする。しかし、第2図の所定回転数Nb
に到達すれば、逆起電力検出波形を位相反転回路14にて
反転し、またフィルタ定数等を変えて、マルチプレクサ
15から切換回路5へ入力するクローズドループ制御にて
切換えて、最適のタイミングとしつつ2加速A2及び定常
運転Cを行なう。
なお、本発明は上述の実施例に限定されず種々変更自
由であり、例えば、カウンタ3に代えて、タイミング発
生回路を設けて、起動域Sの時間の長さをもって、オー
プンループからクローズドループに切換えられるように
も好ましく、また、モータ駆動回路7をバイポーラとユ
ニポーラとに切換自在とすると共に、加速途中に於て、
バイポーラからユニポーラへの切換えが可能なものとす
るも好ましい。また、第3A図のパルス数は電気的半サイ
クル以上であれば実用上問題なく動作する。
〔発明の効果〕
本発明は上述の構成により次のような顕著な効果を有
する。
起動期間後の加速期間は、起動後に行われる第1の起
動期間と、これに続いて遂行される第2の起動期間から
構成され、ロータの回転数が所定値に達したときに、第
1の加速周期から第2の加速期間に切換えられる。そし
て、この切換の際に、ステータコイルに生じる逆起電力
の信号波形の位相が進み方向に進められる。従って、従
来加速時に生じていた逆起電力の位相遅れが解消され、
ロータの加速がスムースに行われ、ロータの回転が短時
間に増大する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の起動方法に使用される制御回路の一例
を示すブロック図、第2図はモータの回転速度の変化を
示すグラフ図、第3A図と第3B図は説明用波形図、第4図
はモータ駆動結線図である。 2……パルス、4……励磁パターン発生回路、L,L1……
パルス幅。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の励磁パターンに従ってステータコイ
    ルをオープンループで励磁してロータを起動する起動期
    間と、該ステータコイルに生じる逆起電力を検出してこ
    れに従って該ステータコイルをクロールドループで励磁
    して該ロータの回転を加速する加速期間と、該加速期間
    の後該ロータを所定の回転数で回転する定常運転期間
    と、を有するセンサーレスブラシレスモータの起動方法
    において、該加速期間は、該起動期間の後に遂行される
    第1の加速期間と、該第1の加速期間の後に遂行され、
    該ロータの回転数が所定値に達したときに切換わる第2
    の加速期間から構成され、該第1の加速期間から該第2
    の加速期間に切換わるときに該逆起電力の信号波形の位
    相が進み方向に切換られる、ことを特徴とするセンサー
    レスブラシレスモータの起動方法。
JP1027865A 1989-02-06 1989-02-06 センサーレスブラシレスモータの起動方法 Expired - Fee Related JP2551835B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1027865A JP2551835B2 (ja) 1989-02-06 1989-02-06 センサーレスブラシレスモータの起動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1027865A JP2551835B2 (ja) 1989-02-06 1989-02-06 センサーレスブラシレスモータの起動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02211089A JPH02211089A (ja) 1990-08-22
JP2551835B2 true JP2551835B2 (ja) 1996-11-06

Family

ID=12232795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1027865A Expired - Fee Related JP2551835B2 (ja) 1989-02-06 1989-02-06 センサーレスブラシレスモータの起動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2551835B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08280199A (ja) * 1995-02-10 1996-10-22 Nippon Soken Inc 永久磁石界磁同期電動機のセンサレス制御装置
US5903129A (en) * 1995-02-10 1999-05-11 Denso Corporation Method and apparatus for sensor-less control of permanent magnet synchronous motor
US5713320A (en) * 1996-01-11 1998-02-03 Gas Research Institute Internal combustion engine starting apparatus and process
US10975824B2 (en) 2015-11-12 2021-04-13 Bombardier Recreational Products Inc. Method and system for starting an internal combustion engine
CA3197928A1 (en) 2015-11-12 2017-05-18 Bombardier Recreational Products Inc. Method and system for starting an internal combustion engine
US11448146B2 (en) 2015-11-12 2022-09-20 Bombardier Recreational Products Inc. Method and system for starting an internal combustion engine

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS555035A (en) * 1978-06-26 1980-01-14 Hitachi Ltd Brushless motor starting system
JPS61135382A (ja) * 1984-12-04 1986-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd ブラシレスモ−タ駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02211089A (ja) 1990-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2547061B2 (ja) 直流ブラシレスモータの起動回転制御方法
US5235264A (en) Method of and circuit for starting sensorless motor
US5703449A (en) Controller for brushless DC motor without position sensor
JP4673553B2 (ja) ブラシレス直流モータのスタート方法
JP3306669B2 (ja) センサ無し、ブラシレス直流モータの始動方法及び始動装置
US4717864A (en) Speed control method and apparatus for electronically commutated motors
JP2000245186A (ja) 切替えリラクタンスマシーンの制御
KR970004269A (ko) 센서레스모터구동회로
JP2551835B2 (ja) センサーレスブラシレスモータの起動方法
KR960016106A (ko) 센서리스모터 구동회로
KR20020062822A (ko) 브러시레스 모터 구동장치
US5554916A (en) Method of starting a sensorless motor
JP4201886B2 (ja) Dcブラシレスモータの速度制御装置
JP3135561B2 (ja) センサレス型ブラシレスモータのロータ停止位置検出方法および装置
EP0495611A2 (en) Method of and circuit for starting sensorless motor
JP3037969B2 (ja) センサレスモータの起動方法と起動装置
JPH01268482A (ja) ブラシレスモータの駆動制御方式
JPS63110998A (ja) パルスモ−タ駆動方法
JP2934258B2 (ja) サーボ装置
JPS60170490A (ja) モ−タ起動回路
SU396569A1 (ja)
JP2547082B2 (ja) ブラシレスモータ
JPH09322588A (ja) ブラシレス直流モータ
JP3124397B2 (ja) センサレス多相直流モータの起動方法
JP3244820B2 (ja) センサレス多相直流モータの起動方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees