JP2551829Y2 - 入力装置 - Google Patents
入力装置Info
- Publication number
- JP2551829Y2 JP2551829Y2 JP1991076247U JP7624791U JP2551829Y2 JP 2551829 Y2 JP2551829 Y2 JP 2551829Y2 JP 1991076247 U JP1991076247 U JP 1991076247U JP 7624791 U JP7624791 U JP 7624791U JP 2551829 Y2 JP2551829 Y2 JP 2551829Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- operation roller
- roller
- case
- bearing member
- chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Selective Calling Equipment (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばテレビやビデオ
テープレコーダ用のリモートコントロール装置(以下、
リモコンと略称)などとして好適で、操作ローラを回動
操作すると表示装置に制御信号が出力されるようになっ
ている入力装置に関する。
テープレコーダ用のリモートコントロール装置(以下、
リモコンと略称)などとして好適で、操作ローラを回動
操作すると表示装置に制御信号が出力されるようになっ
ている入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の入力装置としては、従来、実開
平3−34383号公報に開示されている如きリモコン
がある。このものは、ケースの窓孔から操作ローラの一
部が突出し、該ケース内で該操作ローラの回動軸にエン
コーダが取り付けてあり、該エンコーダにて検出される
該操作ローラの回転量および回転方向に応じた制御信号
が外部機器たる表示装置に出力されるようになってい
る。このようなリモコンを用いると、例えば、操作者が
操作ローラを回動操作することにより、表示装置のCR
T等に表示されているカーソルを、該操作ローラの回転
量および回転方向に応じて移動させることができ、設定
したカーソル位置に表示されている画像情報を確定する
時には、確定キーを押圧してケース内の押釦スイッチを
動作させることにより、必要な制御信号を表示装置に出
力することができる。なお、確定キーは通常、操作ロー
ラの近傍に露出するように配設されている。
平3−34383号公報に開示されている如きリモコン
がある。このものは、ケースの窓孔から操作ローラの一
部が突出し、該ケース内で該操作ローラの回動軸にエン
コーダが取り付けてあり、該エンコーダにて検出される
該操作ローラの回転量および回転方向に応じた制御信号
が外部機器たる表示装置に出力されるようになってい
る。このようなリモコンを用いると、例えば、操作者が
操作ローラを回動操作することにより、表示装置のCR
T等に表示されているカーソルを、該操作ローラの回転
量および回転方向に応じて移動させることができ、設定
したカーソル位置に表示されている画像情報を確定する
時には、確定キーを押圧してケース内の押釦スイッチを
動作させることにより、必要な制御信号を表示装置に出
力することができる。なお、確定キーは通常、操作ロー
ラの近傍に露出するように配設されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、この種の入
力装置においては、操作ローラを露出させるためのケー
スの窓孔と該操作ローラとの間に、円滑な回動操作を保
証するためのクリアランスを確保しておかねばならない
ので、誤って水などをケースにこぼしてしまった場合、
このクリアランスを介してケース内に浸入した水がプリ
ント配線板等へ流れ込んで短絡事故を招来する虞があっ
た。また、このような従来の入力装置は、操作ローラを
回動操作した後に確定キーを押圧操作しなければならな
いので、必然的に操作時の手指の移動量が多くなってし
まい、操作性に難があった。
力装置においては、操作ローラを露出させるためのケー
スの窓孔と該操作ローラとの間に、円滑な回動操作を保
証するためのクリアランスを確保しておかねばならない
ので、誤って水などをケースにこぼしてしまった場合、
このクリアランスを介してケース内に浸入した水がプリ
ント配線板等へ流れ込んで短絡事故を招来する虞があっ
た。また、このような従来の入力装置は、操作ローラを
回動操作した後に確定キーを押圧操作しなければならな
いので、必然的に操作時の手指の移動量が多くなってし
まい、操作性に難があった。
【0004】したがって本考案の目的とするところは、
上記従来技術の課題を解消し、操作ローラの操作性が良
好で、ケースの窓孔から水が浸入しても短絡事故が起こ
りにくい高信頼性の操作ローラ付き入力装置を提供する
ことにある。
上記従来技術の課題を解消し、操作ローラの操作性が良
好で、ケースの窓孔から水が浸入しても短絡事故が起こ
りにくい高信頼性の操作ローラ付き入力装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した本考案の目的
は、ケースの窓孔から一部突出する回動自在な操作ロー
ラと、上記ケース内に組み込まれたエンコーダおよび押
釦スイッチとを備え、上記操作ローラを回動操作して上
記エンコーダを動作させることにより外部機器たる表示
装置に第1の制御信号を出力し、上記操作ローラを押圧
操作して上記押釦スイッチを動作させることにより上記
表示装置に第2の制御信号を出力する入力装置におい
て、上記ケースに上記窓孔を包囲して該ケース内に突出
するリブを設け、該ケース内に上記押釦スイッチを動作
させる可動軸受部材を回動可能に保持するとともに、該
可動軸受部材に上記操作ローラの回動軸を軸支し、上記
可動軸受部材と上記操作ローラとの間に、該操作ローラ
を収納して上記リブに嵌合される主室と、該主室に隣接
して排水路に通じる副室と、これら主室および副室を連
通して上記操作ローラの回動軸が挿通する切欠とを有す
る水受け部材を配設することによって達成される。
は、ケースの窓孔から一部突出する回動自在な操作ロー
ラと、上記ケース内に組み込まれたエンコーダおよび押
釦スイッチとを備え、上記操作ローラを回動操作して上
記エンコーダを動作させることにより外部機器たる表示
装置に第1の制御信号を出力し、上記操作ローラを押圧
操作して上記押釦スイッチを動作させることにより上記
表示装置に第2の制御信号を出力する入力装置におい
て、上記ケースに上記窓孔を包囲して該ケース内に突出
するリブを設け、該ケース内に上記押釦スイッチを動作
させる可動軸受部材を回動可能に保持するとともに、該
可動軸受部材に上記操作ローラの回動軸を軸支し、上記
可動軸受部材と上記操作ローラとの間に、該操作ローラ
を収納して上記リブに嵌合される主室と、該主室に隣接
して排水路に通じる副室と、これら主室および副室を連
通して上記操作ローラの回動軸が挿通する切欠とを有す
る水受け部材を配設することによって達成される。
【0006】
【作用】上記手段によれば、手指で操作ローラを押し込
むと、可動軸受部材が回動して押釦スイッチを動作させ
るので、操作ローラを回動操作した後、手指を移動させ
ることなく該操作ローラを押圧操作すれば所望の制御信
号を表示装置に出力することができ、操作性が非常に良
好になる。しかも、ケース内で窓孔を臨む空間を該ケー
スのリブと水受け部材の主室とで仕切ることができるの
で、該窓孔から浸入した若干量の水を他所へ漏らすこと
なく該主室に溜めて自然乾燥させることができ、また、
主室に多量の水が浸入してきたときには切欠から溢れさ
せて副室へと導き、該副室から排水路を経てケース外等
へ水を排出することができる。
むと、可動軸受部材が回動して押釦スイッチを動作させ
るので、操作ローラを回動操作した後、手指を移動させ
ることなく該操作ローラを押圧操作すれば所望の制御信
号を表示装置に出力することができ、操作性が非常に良
好になる。しかも、ケース内で窓孔を臨む空間を該ケー
スのリブと水受け部材の主室とで仕切ることができるの
で、該窓孔から浸入した若干量の水を他所へ漏らすこと
なく該主室に溜めて自然乾燥させることができ、また、
主室に多量の水が浸入してきたときには切欠から溢れさ
せて副室へと導き、該副室から排水路を経てケース外等
へ水を排出することができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0008】図1ないし図6はすべて本考案による入力
装置の一実施例としてのリモコンを説明するためのもの
で、図1は該リモコンの要部分解斜視図、図2は該リモ
コンの動作説明図、図3は該リモコンを操作ローラの長
手方向に沿って切断して見た断面図、図4は該リモコン
を操作ローラの径方向に沿って切断して見た断面図、図
5は該リモコン全体の平面図、図6は該リモコンの操作
ローラと可動軸受部材と押釦スイッチとの位置関係を示
す一部省略斜視図である。
装置の一実施例としてのリモコンを説明するためのもの
で、図1は該リモコンの要部分解斜視図、図2は該リモ
コンの動作説明図、図3は該リモコンを操作ローラの長
手方向に沿って切断して見た断面図、図4は該リモコン
を操作ローラの径方向に沿って切断して見た断面図、図
5は該リモコン全体の平面図、図6は該リモコンの操作
ローラと可動軸受部材と押釦スイッチとの位置関係を示
す一部省略斜視図である。
【0009】これらの図に示す入力装置は、テレビやビ
デオテープレコーダ用のリモコンであって、上ケース2
と下ケース3とを組み合わせてなる樹脂製のケース1の
内部に、プリント配線板4やエンコーダ5等を組み込
み、操作面たる上ケース2の表面に、電源のオン・オフ
切替やメニュー選択、音量調節等を行うための複数のキ
ースイッチ6と、カーソル位置の制御等を行うための操
作ローラ7とを露出させている。
デオテープレコーダ用のリモコンであって、上ケース2
と下ケース3とを組み合わせてなる樹脂製のケース1の
内部に、プリント配線板4やエンコーダ5等を組み込
み、操作面たる上ケース2の表面に、電源のオン・オフ
切替やメニュー選択、音量調節等を行うための複数のキ
ースイッチ6と、カーソル位置の制御等を行うための操
作ローラ7とを露出させている。
【0010】上記操作ローラ7は金属製の回動軸7aに
一体化されていて、この回動軸7aが、ケース1内に組
み込んだ樹脂製の可動軸受部材8の受け部8aに軸支さ
れているので、この操作ローラ7は、ケース1の操作面
に開設した窓孔1aから一部を突出させた状態で回動自
在である。また、上ケース2の裏面に突設した凹状突起
2aと、ケース1内で上記プリント配線板4を支持して
いる樹脂製の支持板9の凹状突起9aとによって、上記
回動軸7aとは軸心をずらして突設した可動軸受部材8
の軸部8bを軸支し、この可動軸受部材8がケース1に
対し回動可能な状態に保持されていることから、操作ロ
ーラ7を押し込むと回動軸7aを介して可動軸受部材8
に回転力が付与され、これら操作ローラ7および可動軸
受部材8が一体に軸部8bを中心として回転するように
なっている。そして、この可動軸受部材8の所定位置に
突設した押圧突起8cが、プリント配線板4の一辺端に
配設した押釦スイッチ10に当接させてあることから、
操作ローラ7を押し込んで可動軸受部材8を回転させる
と、押圧突起8cが押釦スイッチ10を押圧駆動するよ
うになっている(図2,6参照)。
一体化されていて、この回動軸7aが、ケース1内に組
み込んだ樹脂製の可動軸受部材8の受け部8aに軸支さ
れているので、この操作ローラ7は、ケース1の操作面
に開設した窓孔1aから一部を突出させた状態で回動自
在である。また、上ケース2の裏面に突設した凹状突起
2aと、ケース1内で上記プリント配線板4を支持して
いる樹脂製の支持板9の凹状突起9aとによって、上記
回動軸7aとは軸心をずらして突設した可動軸受部材8
の軸部8bを軸支し、この可動軸受部材8がケース1に
対し回動可能な状態に保持されていることから、操作ロ
ーラ7を押し込むと回動軸7aを介して可動軸受部材8
に回転力が付与され、これら操作ローラ7および可動軸
受部材8が一体に軸部8bを中心として回転するように
なっている。そして、この可動軸受部材8の所定位置に
突設した押圧突起8cが、プリント配線板4の一辺端に
配設した押釦スイッチ10に当接させてあることから、
操作ローラ7を押し込んで可動軸受部材8を回転させる
と、押圧突起8cが押釦スイッチ10を押圧駆動するよ
うになっている(図2,6参照)。
【0011】また、操作ローラ7の回動軸7aの一端部
にはプーリ11が取り付けてあり、同様に上記エンコー
ダ5の回動軸5aにもプーリ12が取り付けてあって、
これら両プーリ11,12をタイミングベルト13によ
って連結している。つまり、プーリ11,12やタイミ
ングベルト13を用いることにより、操作ローラ7の回
転軸心とエンコーダ5の回転軸心とを離間させつつ、両
回動軸7a,5aがずれを起こすことなく連動できる構
成になっており、操作ローラ7の回転量および回転方向
はエンコーダ5によって確実に検出される。
にはプーリ11が取り付けてあり、同様に上記エンコー
ダ5の回動軸5aにもプーリ12が取り付けてあって、
これら両プーリ11,12をタイミングベルト13によ
って連結している。つまり、プーリ11,12やタイミ
ングベルト13を用いることにより、操作ローラ7の回
転軸心とエンコーダ5の回転軸心とを離間させつつ、両
回動軸7a,5aがずれを起こすことなく連動できる構
成になっており、操作ローラ7の回転量および回転方向
はエンコーダ5によって確実に検出される。
【0012】さらにまた、上ケース2の裏面に窓孔1a
を包囲する角筒状のリブ2bが突設してあるとともに、
ケース1内の操作ローラ7と可動軸受部材8との間にゴ
ム製の水受け部材14が配設してある。この水受け部材
14は、操作ローラ7を収納して上記リブ2bに嵌合さ
れる主室14aと、主室14aに隣接して排水路15
(図3参照)に通じる小さな副室14bとに区別でき、
主室14a側の側壁と副室14b側の側壁にはそれぞれ
操作ローラ7の回動軸7aを逃がすためのU字溝14c
が設けてあり、主室14aと副室14bとを仕切る隔壁
には逃げ溝を兼ねてはいるがU字溝14cよりも深い連
通路としての切欠14dが設けてある。なお、上ケース
2のリブ2bにも同様に、回動軸7aを逃がすためのU
字溝2cが設けてある。また、図1に示す可動軸受部材
8の透孔8dや支持板9の透孔9bは、水受け部材14
の副室14bに連通して排水路15を形成するためのも
のである。
を包囲する角筒状のリブ2bが突設してあるとともに、
ケース1内の操作ローラ7と可動軸受部材8との間にゴ
ム製の水受け部材14が配設してある。この水受け部材
14は、操作ローラ7を収納して上記リブ2bに嵌合さ
れる主室14aと、主室14aに隣接して排水路15
(図3参照)に通じる小さな副室14bとに区別でき、
主室14a側の側壁と副室14b側の側壁にはそれぞれ
操作ローラ7の回動軸7aを逃がすためのU字溝14c
が設けてあり、主室14aと副室14bとを仕切る隔壁
には逃げ溝を兼ねてはいるがU字溝14cよりも深い連
通路としての切欠14dが設けてある。なお、上ケース
2のリブ2bにも同様に、回動軸7aを逃がすためのU
字溝2cが設けてある。また、図1に示す可動軸受部材
8の透孔8dや支持板9の透孔9bは、水受け部材14
の副室14bに連通して排水路15を形成するためのも
のである。
【0013】上記構成からなるリモコンは、ケース1の
窓孔1aから露出する操作ローラ7を回動操作すると、
その回転量および回転方向がエンコーダ5にて検出さ
れ、テレビ受像機のCRTに表示されているカーソルの
位置を制御する信号が出力されて該カーソルを任意に移
動させることができる。また、設定したカーソル位置に
表示されている画像情報を確定するときには、図2に示
す如く、回動操作した操作ローラ7を押し込んで、可動
軸受部材8の押圧突起8cを介して押釦スイッチ10を
押圧駆動することにより、所定の制御信号が出力されて
必要な画像情報が得られるようになっている。したがっ
て操作者は、操作ローラ7を回動操作した後、手指を移
動させることなく該操作ローラ7を押圧操作すれば所望
の制御信号を出力することができ、操作時の手指の移動
量が少なくなって良好な操作性が期待できる。なお、操
作ローラ7に対する押圧操作は、押釦スイッチ10に組
み込まれている図示せぬ復帰ばねの弾発力に抗して行わ
れるので、かかる押圧操作力を除去すれば、該復帰ばね
の弾発力によって操作ローラ7および可動軸受部材8は
元の位置まで押し返される。つまり、操作ローラ7およ
び可動軸受部材8は軸部8bを中心として回動し、その
回動角は、押圧突起8cを押釦スイッチ10の作動スト
ローク分だけ変位させることができる大きさである。
窓孔1aから露出する操作ローラ7を回動操作すると、
その回転量および回転方向がエンコーダ5にて検出さ
れ、テレビ受像機のCRTに表示されているカーソルの
位置を制御する信号が出力されて該カーソルを任意に移
動させることができる。また、設定したカーソル位置に
表示されている画像情報を確定するときには、図2に示
す如く、回動操作した操作ローラ7を押し込んで、可動
軸受部材8の押圧突起8cを介して押釦スイッチ10を
押圧駆動することにより、所定の制御信号が出力されて
必要な画像情報が得られるようになっている。したがっ
て操作者は、操作ローラ7を回動操作した後、手指を移
動させることなく該操作ローラ7を押圧操作すれば所望
の制御信号を出力することができ、操作時の手指の移動
量が少なくなって良好な操作性が期待できる。なお、操
作ローラ7に対する押圧操作は、押釦スイッチ10に組
み込まれている図示せぬ復帰ばねの弾発力に抗して行わ
れるので、かかる押圧操作力を除去すれば、該復帰ばね
の弾発力によって操作ローラ7および可動軸受部材8は
元の位置まで押し返される。つまり、操作ローラ7およ
び可動軸受部材8は軸部8bを中心として回動し、その
回動角は、押圧突起8cを押釦スイッチ10の作動スト
ローク分だけ変位させることができる大きさである。
【0014】また、上記リモコンは、操作ローラ7の回
動軸7aに設けたプーリ11とエンコーダ5の回動軸5
aに設けたプーリ12とをタイミングベルト13で連結
し、小径化した操作ローラ7の回転軸心を小型とはいえ
径寸法がやや大きいエンコーダ5の回転軸心よりも高い
位置に設定してあるので、ケース1の操作面(上ケース
2の表面)に大きな段差を形成する必要がなく、よって
意匠性を損なったり設計自由度を制約する心配がない。
そして、このようにタイミングベルト13を介して連結
された操作ローラ7とエンコーダ5との軸間距離は、該
タイミングベルト13の遊び分だけ変動が許容されるの
で、操作ローラ7を可動軸受部材8の軸部8bを中心と
してある程度回動させても何ら問題は生じず、この実施
例のように操作ローラ7を押し込むと軸間距離が広がる
ように(図2参照)各部材が配置してあると、押圧操作
後に操作ローラ7および可動軸受部材8を初期位置へ復
帰させる際にタイミングベルト13自身の復帰力をも利
用することができる。ただし、この実施例とは逆に、操
作ローラ7を押し込むと軸間距離が狭まるように各部材
が配置してある場合にも、押釦スイッチ10の上記復帰
ばねとして弾発力がある程度強いものを使用すれば問題
はない。
動軸7aに設けたプーリ11とエンコーダ5の回動軸5
aに設けたプーリ12とをタイミングベルト13で連結
し、小径化した操作ローラ7の回転軸心を小型とはいえ
径寸法がやや大きいエンコーダ5の回転軸心よりも高い
位置に設定してあるので、ケース1の操作面(上ケース
2の表面)に大きな段差を形成する必要がなく、よって
意匠性を損なったり設計自由度を制約する心配がない。
そして、このようにタイミングベルト13を介して連結
された操作ローラ7とエンコーダ5との軸間距離は、該
タイミングベルト13の遊び分だけ変動が許容されるの
で、操作ローラ7を可動軸受部材8の軸部8bを中心と
してある程度回動させても何ら問題は生じず、この実施
例のように操作ローラ7を押し込むと軸間距離が広がる
ように(図2参照)各部材が配置してあると、押圧操作
後に操作ローラ7および可動軸受部材8を初期位置へ復
帰させる際にタイミングベルト13自身の復帰力をも利
用することができる。ただし、この実施例とは逆に、操
作ローラ7を押し込むと軸間距離が狭まるように各部材
が配置してある場合にも、押釦スイッチ10の上記復帰
ばねとして弾発力がある程度強いものを使用すれば問題
はない。
【0015】しかも、上記リモコンは、ケース1内で窓
孔1aを臨む空間を上ケース2のリブ2bと水受け部材
14の主室14aとで仕切ることができるので、水をこ
ぼすなどして窓孔1aからケース1内へ若干量の水が浸
入したとしても、その水を他所へ漏らすことなく主室1
4aに溜めて自然乾燥させることができ、仮に、主室1
4aに多量の水が浸入したとしても、その水は切欠14
dから溢れて副室14bへと導かれ、該副室14bから
排水路15を経て排出されるので、窓孔1aから浸入し
た水が短絡事故を招来する虞がなく、信頼性が高まって
いる。
孔1aを臨む空間を上ケース2のリブ2bと水受け部材
14の主室14aとで仕切ることができるので、水をこ
ぼすなどして窓孔1aからケース1内へ若干量の水が浸
入したとしても、その水を他所へ漏らすことなく主室1
4aに溜めて自然乾燥させることができ、仮に、主室1
4aに多量の水が浸入したとしても、その水は切欠14
dから溢れて副室14bへと導かれ、該副室14bから
排水路15を経て排出されるので、窓孔1aから浸入し
た水が短絡事故を招来する虞がなく、信頼性が高まって
いる。
【0016】なお、操作ローラ7の回動操作や押圧操作
で得られる機能は必要に応じて適宜設定することがで
き、例えば、操作ローラ7を回動操作して画像のコマ送
りやスクロールを行わせたり、押圧操作して巻戻しや早
送りのオン・オフ切替を行わせるといった機能設定も可
能である。
で得られる機能は必要に応じて適宜設定することがで
き、例えば、操作ローラ7を回動操作して画像のコマ送
りやスクロールを行わせたり、押圧操作して巻戻しや早
送りのオン・オフ切替を行わせるといった機能設定も可
能である。
【0017】また、本考案がリモコン以外の操作ローラ
付き入力装置にも適用できることは言うまでもない。
付き入力装置にも適用できることは言うまでもない。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、手
指で操作ローラを押し込むと、可動軸受部材が回動して
押釦スイッチを動作させるので、操作ローラを回動操作
した後、手指を移動させることなく該操作ローラを押圧
操作すれば所望の制御信号を表示装置に出力することが
でき、しかも、操作ローラが露出するケースの窓孔から
水が浸入しても、水受け部材の主室に溜めて自然乾燥さ
せたり、該水受け部材の副室から排水路を経て排出する
ことができるので、該窓孔から浸入した水が短絡事故を
招来する虞がなく、したがって、操作性が良好で信頼性
の高い操作ローラ付き入力装置を提供することができ
る。
指で操作ローラを押し込むと、可動軸受部材が回動して
押釦スイッチを動作させるので、操作ローラを回動操作
した後、手指を移動させることなく該操作ローラを押圧
操作すれば所望の制御信号を表示装置に出力することが
でき、しかも、操作ローラが露出するケースの窓孔から
水が浸入しても、水受け部材の主室に溜めて自然乾燥さ
せたり、該水受け部材の副室から排水路を経て排出する
ことができるので、該窓孔から浸入した水が短絡事故を
招来する虞がなく、したがって、操作性が良好で信頼性
の高い操作ローラ付き入力装置を提供することができ
る。
【図1】本考案の一実施例に係るリモコンの要部分解斜
視図である。
視図である。
【図2】該リモコンの動作説明図である。
【図3】該リモコンを操作ローラの長手方向に沿って切
断して見た断面図である。
断して見た断面図である。
【図4】該リモコンを操作ローラの径方向に沿って切断
して見た断面図である。
して見た断面図である。
【図5】該リモコン全体の平面図である。
【図6】該リモコンの操作ローラと可動軸受部材と押釦
スイッチとの位置関係を示す一部省略斜視図である。
スイッチとの位置関係を示す一部省略斜視図である。
1 ケース 1a 窓孔 2 上ケース 2b リブ 5 エンコーダ 7 操作ローラ7a 回動軸 8 可動軸受部材10 押釦スイッチ 14 水受け部材 14a 主室 14b 副室 14d 切欠 15 排水路
Claims (1)
- 【請求項1】 ケースの窓孔から一部突出する回動自在
な操作ローラと、上記ケース内に組み込まれたエンコー
ダおよび押釦スイッチとを備え、上記操作ローラを回動
操作して上記エンコーダを動作させることにより外部機
器たる表示装置に第1の制御信号を出力し、上記操作ロ
ーラを押圧操作して上記押釦スイッチを動作させること
により上記表示装置に第2の制御信号を出力する入力装
置において、 上記ケースに上記窓孔を包囲して該ケース内に突出する
リブを設け、該ケース内に上記押釦スイッチを動作させ
る可動軸受部材を回動可能に保持するとともに、該可動
軸受部材に上記操作ローラの回動軸を軸支し、上記可動
軸受部材と上記操作ローラとの間に、該操作ローラを収
納して上記リブに嵌合される主室と、該主室に隣接して
排水路に通じる副室と、これら主室および副室を連通し
て上記操作ローラの回動軸が挿通する切欠とを有する水
受け部材を配設したことを特徴とする入力装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991076247U JP2551829Y2 (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 入力装置 |
US07/933,445 US5448240A (en) | 1991-08-29 | 1992-08-21 | Remote control input device |
DE69225933T DE69225933T2 (de) | 1991-08-29 | 1992-08-28 | Fernbedienungseinrichtung |
EP92114745A EP0531829B1 (en) | 1991-08-29 | 1992-08-28 | Remote control device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991076247U JP2551829Y2 (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 入力装置 |
Publications (2)
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JP2551829Y2 true JP2551829Y2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=13599861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991076247U Expired - Lifetime JP2551829Y2 (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 入力装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2551829Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59149734U (ja) * | 1983-03-24 | 1984-10-06 | シャープ株式会社 | リモ−トコントロ−ル送信機の収納装置 |
JPS60235227A (ja) * | 1984-05-09 | 1985-11-21 | Fujitsu Ltd | カ−ソル座標の操作ロ−ラ |
-
1991
- 1991-08-29 JP JP1991076247U patent/JP2551829Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0521584U (ja) | 1993-03-19 |
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