JP3108315B2 - スイッチ操作装置 - Google Patents

スイッチ操作装置

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JP3108315B2
JP3108315B2 JP07062727A JP6272795A JP3108315B2 JP 3108315 B2 JP3108315 B2 JP 3108315B2 JP 07062727 A JP07062727 A JP 07062727A JP 6272795 A JP6272795 A JP 6272795A JP 3108315 B2 JP3108315 B2 JP 3108315B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチを押釦の押圧
操作によって作動させるようにしたリモコンまたはAV
機器等の民生用機器に使用されるスイッチ操作装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、スイッチ操作装置において
は、実公平6−35305号(H01H13/14)公
報に開示された周知技術が知られている。
【0003】この技術は、操作パネル(ベース)の裏側
部位に設けられたスイッチを押釦の押圧操作によって作
動させるようにしたスイッチ操作装置であって、次の作
用効果を有するものである。
【0004】1.押釦の周縁部の複数個所にガイド手段
を設け、このガイド手段によって押釦の移動をガイドし
押釦の傾きを防止し得て、確実にスイッチを作動させ
る。
【0005】2.押釦の押圧操作後に元位置に復帰させ
る復帰力付勢手段を、ベースに一体に形成した弾性片部
にて構成したことによって、この復帰力付勢手段を別部
品として必要とせず、組立て工数の削減、コストの低減
が得られる。
【0006】3.弾性片部を凹部の底部に略同一面で形
成したことによって、押釦とスイッチとの間の寸法を大
きく確保する必要がない。
【0007】4.押釦の裏面中央部で弾性片部の押圧部
を押圧してスイッチを押圧操作することによって、押釦
の操作力がスイッチに伝わりやすく信頼性が高い。
【0008】また、通常、この種のスイッチ操作装置と
スイッチとの関係は図5に示す如く、押釦40の裏面中
央にリブ状に設けられ押釦40による押圧操作時の支点
をなす突条41と、この突条41に直交する位置の2ケ
所に円柱状に設けられ押釦40による押圧操作時に少許
回動する突部42が形成される。
【0009】そして、押釦40は、図5に示す正面図
(図5a)、および正面図におけるD−D線断面図(図5
b)で示されるように、押圧操作面の表側(D−D線断
面図において上面)からの押圧操作により突条41を支
点にして突部42が交互に移動するシーソー構造とした
構成が用いられている。
【0010】また、ボタンホルダー50には、押釦40
に対応して円形状の凹部51が形成され、この凹部51
の底部に前記突条41に対応して押釦40による押圧操
作時の支点をなす凹条52が形成されると共に、押釦4
0の押圧操作に伴う突部42の回動によって弾性変移
し、この弾性変移を押圧力として付勢する押圧力付勢手
段500が設けられる。
【0011】この押圧力付勢手段500は、凹部51の
底部と略面一の状態で一体に形成され、可撓性を有して
形成されたアーム53と、突部42が当接する略三角形
状の当接部54、および該当接部の裏面に円柱状に設け
られた操作杆55とから構成される。そして、押圧力付
勢手段によって操作杆55の先端がスイッチ6の操作子
6aを押圧する方向に変移し、押釦40の押圧力をスイ
ッチ6に付勢する。
【0012】次に、60は略ドーナツ状に形成された早
送りと巻戻し機能を奏するボリウムつまみであり、この
ボリウムつまみ60はボタンホルダー50の外周縁に対
応して操作面61が形成される。
【0013】また、ボリウムつまみ60には、ボタンホ
ルダー50に対応して円形状の凹部62が形成され、こ
の凹部62の底部中央にプリント基板5に配備されるボ
リウム70のつまみ嵌合部71に嵌合するスカート部6
3が形成されている。
【0014】また、ボリウム70にはつまみ嵌合部71
の内側にスイッチ6が配備され、このスイッチ6と共に
ボリウム回路がプリント基板5の制御回路に接続され
る。
【0015】上記の様に、押釦40の押圧操作により前
記突条41を支点として該押釦が少許回動する変移を、
ボタンホルダー50に設けられた押圧力付勢手段500
を介して弾性変移を操作杆55に付勢し、この操作杆5
5の付勢力によって押圧形のスイッチ6を押圧すると共
に、ボタンホルダー50の外周に沿って配備されたボリ
ウムつまみ60を、時計方向/反時計方向に回転させる
ようにした構成のスイッチ操作装置が一般に賞用されて
いる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成のス
イッチ操作装置においては、AV機器の前面若しくはリ
モコン等の制約された省スペースの操作部に、異なる機
能を有した押釦を数多く且つ複合して配置することがで
きないことからデザインの多様性に対応できないという
欠点があった。
【0017】このことは、例えば図5に示す通常用いら
れるスイッチ操作装置において、ボタンホルダーの外周
部に押釦を配置すること、およびボタンホルダーがプリ
ント基板に配備されるボリウムとの係合関係によって位
置決めされることからアナログ的に数量制御するボリウ
ムに替えてデジタル的に数値制御する押釦への変更がで
きない等の欠点があった。
【0018】また、スイッチ操作装置をキャビネットに
取付ける際、キャビネットに配備されたボリウムにボリ
ウムつまみを取付けた後、ボリウムにボタンホルダーを
取付け、その後押釦をボタンホルダーに取付ける工程を
経なければならず、スイッチ操作装置をキャビネットに
取付けるための作業工数が多くなる。
【0019】また、スイッチ操作装置はキャビネットへ
の取付けにおいて、キャビネットとの間で係合関係にな
いことから、キャビネットに取付けるための位置決め精
度を必要とし、外力に対してもスイッチの操作子が破壊
され易い等といった欠点があった。
【0020】本発明は上記した欠点に鑑みなされたもの
であり、AV機器の前面若しくはリモコン等の制約され
た省スペースの操作部に複数の押釦を複合して配置で
き、且つキャビネットに取付ける際にワンタッチで取付
けることができ、このための位置決め精度を必要としな
いスイッチ操作装置を提供し、以ってデザインの多様性
に対応できるスイッチ操作装置を提供する。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明のスイッチ操作装置は、第1に、円形状に形
成された凹部2の底部周縁に複数の係合孔4を有し且つ
該底部にプリント基板5に配備された第1スイッチ6お
よび第2スイッチ6を臨む大きさで開口3が形成された
キャビネット1と、その裏面に第1係合爪13が形成さ
れると共に突条11および複数の突部12が形成され、
表側からの押圧操作により前記突条11を支点にして前
記突部12を表側から裏側方向への交互の移動が可能な
ように設けられた第1押釦10と、その表面の周縁に円
弧状の非押圧操作面22が形成されると共に、該表面中
央には前記第1押釦10が嵌まる凹部21が形成され、
且つ該凹部の底部に前記第1係合爪13が係止する第1
係合孔23および前記突条11に対応して凹条24が形
成されると共に前記第1押釦10の表側から裏側方向へ
の押圧操作により弾性変移して前記第1スイッチ6に付
勢する第1弾性力付勢手段200が設けられ、その裏面
に第2係合爪28が形成されると共に該裏面周縁には前
記係合孔4に係合する第3係合爪29が形成され、該第
3係合爪の係合により前記第1押釦10を前記キャビネ
ット1に保持するように設けられたボタンホルダー20
と、該ボタンホルダーの非押圧操作面22に対応して円
弧状の押圧操作面31が形成されると共に、該押圧操作
面の表側から裏側方向への押圧操作により弾性変移して
前記第2スイッチ7に付勢する第2弾性力付勢手段30
0が設けられ、且つ該第2弾性力付勢手段には前記第2
係合爪28が係合する第2係合孔37が形成され、該第
2係合孔への係合により前記ボタンホルダー20に保持
されるように設けられた第2押釦30とから構成し、前
記ボタンホルダー20の表面に前記第1押釦10を係止
すると共に裏面に前記第2押釦30を係合し、前記第1
押釦10の押圧操作時は前記第1弾性力付勢手段200
を介して前記第1スイッチ6を押圧し、前記第2押釦3
0の押圧操作時は前記第2弾性力付勢手段300によっ
て前記第2スイッチ7を押圧することを特徴とする。
【0022】また、第2に、前記第1弾性力付勢手段2
00は、前記ボタンホルダー20に形成された凹部21
の底部に略面一の状態で一体に形成され、可撓性を有し
て前記突部12の押圧によって弾性変移するアーム25
と、該アームに連繁して形成され前記突部12が当接す
る当接部26と、該当接部の裏面に円柱状に設けられ前
記アーム25の弾性変移に伴って前記第1スイッチ6の
操作子6aを押圧する第1操作杆27とから構成され、
前記第1押釦10の押圧操作時に前記第1操作杆27は
突部12が少許回動する移動方向とは異なる方向に変移
し、該第1操作杆の変移によって前記第1押釦10の押
圧力を前記第1スイッチ6の操作子6aに付勢する構成
としたことを特徴とする。
【0023】そして、第3に、前記第2弾性力付勢手段
300は、前記第2押釦30に形成された押圧操作面3
1の段部に円弧状内壁32から延出して形成され、該押
圧操作面近傍の裏面に円柱状に設けられ前記押圧操作面
31の変移に伴って前記第2スイッチ7の操作子7aを
押圧する第2操作杆36が形成された押圧支持部33
と、該押圧支持部に連繁すると共に可撓性を有して成型
され前記押圧操作面31の押圧によって弾性変移するヒ
ンジ部34と、該ヒンジ部に連繁して形成されると共に
該ヒンジ部の近傍に前記第2係合爪28が係合する第2
係合孔37が形成された連結支持部35とから構成さ
れ、前記第2押釦30の押圧操作時に前記第2操作杆3
6は押圧操作面31が少許回動する移動方向に変移し、
該第2操作杆の変移によって前記第2押釦30の押圧力
を前記第2スイッチ7の操作子7aに付勢する構成とし
たことを特徴とする。
【0024】
【作用】第1押釦10は、該第1押釦に形成された第1
係合爪13をボタンホルダー20に形成された第1係合
孔23に係止することにより、ボタンホルダー20との
係合関係を保ってボタンホルダー20に位置決めされ
る。また、第2押釦30は、該第2押釦に形成された第
2係合孔37にボタンホルダー20に形成された第2係
合爪28を係合することにより、ボタンホルダー20と
の係合関係を保ってボタンホルダー20に位置決めされ
る。このようにして、第1押釦および第2押釦はボタン
ホルダー20に組立てられ1つの組部品として準備され
る。
【0025】そして、準備された組部品は、ボタンホル
ダー20に形成された第3係合爪29をキャビネット1
に形成された係合孔4に係合することによってキャビネ
ット1に位置決めされ取付けられる。
【0026】これに伴って、第1操作杆27および第2
操作杆36は、プリント基板5に配備された第1スイッ
チ6の操作子6aおよび第2スイッチ7の操作子7aに
それぞれ対向する位置で位置決めされる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1乃至図4
を参照して説明する。
【0028】まず図1において、1はリモコンまたはA
V機器等の操作部を構成するキャビネット、2はこのキ
ャビネット1に円形状に形成された凹部で、この凹部2
には、その中央にキャビネット1の内部に配備されるス
イッチを臨む大きさで開口3が形成されている。また、
凹部2の底部周縁には係合孔4が設けられている。
【0029】また、5はキャビネット1の内部に配設さ
れ図示しないがシャーシにねじ止め固定されたプリント
基板、6は前記開口3の略中央位置に対応してプリント
基板5に配備された押圧形の第1スイッチであり、7は
前記開口3の略周縁位置に対応してプリント基板5に配
備された押圧形の第2スイッチである。
【0030】次に、10は円盤状に形成された第1押釦
であり、本実施例ではこの第1押釦10は再生釦および
停止釦を有して2つの押釦で構成する。
【0031】そして第1押釦10には、その裏面中央に
第1押釦10の表側からの押圧操作により回動支点とす
るリブ状に設けられた突条11が形成されると共に、突
条11と直交する位置の2ケ所に第1押釦10の表側か
らの押圧操作により移動する円柱状に設けられた突部1
2が形成される。これにより、第1押釦10の押圧操作
に応じて突条11を支点にして突部12が第1押釦10
の表側から裏側方向へ交互に少許回動するシーソー構造
を構成している。
【0032】また、第1押釦10の裏面周縁には、突条
11の延長線上の両側に第1係合爪13が形成される。
【0033】次に、20は前記係合孔4に係合すると共
に、前記第1押釦10と後述する第2押釦30を係合保
持する構成からなるボタンホルダーである。
【0034】そしてボタンホルダー20には、その表面
周縁に円弧状の非押圧操作面22が形成されると共に、
表面中央に前記第1押釦10が嵌まる円形状の凹部21
が該第1押釦に対応して形成される。
【0035】また、凹部21の底部には、前記第1係合
爪13が係止する第1係合孔23が形成されると共に前
記突条11に対応して凹条24が形成され、更に前記第
1押釦10の表側から裏側方向への押圧操作に伴う前記
突部12の回動によって弾性変移し、この弾性変移を押
圧力として前記第1スイッチ6に付勢する第1押圧力付
勢手段200が設けられる。
【0036】この第1押圧力付勢手段200は、凹部2
1の底部と略面一の状態で一体に形成され、可撓性を有
して前記突部12の押圧によって弾性変移するアーム2
5と、このアーム25に連繁して形成され前記突部12
が前記第1押釦10の非押圧状態で当接するように設け
られた当接部26と、この当接部26の裏面に円柱状に
設けられ前記アーム25の弾性変移に伴って前記スイッ
チ6の操作子6aを押圧する第1操作杆27とから構成
される。
【0037】また、ボタンホルダー20の裏面には、後
述する第2押釦30に形成された第2係合孔37に係合
する第2係合爪28が形成されると共に、前記係合孔4
に係合する第3係合爪29が形成される。
【0038】次に、30は円弧状に形成された第2押釦
であり、本実施例ではこの第2押釦30は早送り釦およ
び巻戻し釦を有して2つの押釦で構成する。
【0039】そして第2押釦30には、その表面の周縁
に前記非押圧操作面22に対応して円弧状の押圧操作面
31が形成されると共に、該押圧操作面の表側から裏側
方向への押圧操作によって弾性変移し、この弾性変移を
押圧力として前記第2スイッチ7に付勢する第2弾性力
付勢手段300が設けられる。
【0040】この第2弾性力付勢手段300は、第2押
釦30に形成された押圧操作面31の段部に円弧状内壁
32から延出すると共に、該押圧操作面近傍の裏面に円
柱状に設けられ前記押圧操作面31の変移に伴って前記
第2スイッチ7の操作子7aを押圧する第2操作杆36
が形成された押圧支持部33と、該押圧支持部に連繁す
ると共に可撓性を有して成型され押圧操作面31の押圧
によって弾性変移するヒンジ部34と、該ヒンジ部に連
繁して形成されると共に該ヒンジ部の近傍に前記第2係
合爪28が係合する第2係合孔37が形成された連結支
持部35とから構成される。
【0041】また、連結支持部35は、早送りおよび巻
戻しの2つの押釦を連結すると共に、前記ボタンホルダ
ー20の裏面に当接してヒンジ部34による押圧操作時
の撓みすぎを規制するため、その表面に係止用突部38
が設けられている。
【0042】而して上記構成において、スイッチ操作装
置の組立ては、前記ボタンホルダー20に形成された第
1係合孔23に前記第1押釦10に形成された第1係合
爪13を係止し、前記ボタンホルダー20に形成された
第2係合爪28を前記第2押釦30に形成された第2係
合孔37に係合する。これによって、前記ボタンホルダ
ー20に第1押釦10と第2押釦30を係合した1つの
組部品として組立てられ準備される。
【0043】そして、この組部品は、前記ボタンホルダ
ー20に形成された第3係合爪29を前記キャビネット
1に形成された係合孔4に係合することによってキャビ
ネット1に位置決めされ取付けられる。これによって、
前記第1弾性力付勢手段200および前記第2弾性力付
勢手段300に設けられた第1操作杆27および第2操
作杆36は、前記プリント基板5に配備された第1スイ
ッチ6の操作子6aおよび第2スイッチ7の操作子7a
にそれぞれ対向する位置で位置決めされる。
【0044】従って、前記第1押釦10の押圧操作時は
前記第1操作杆27が前記第1弾性力付勢手段200を
介して前記第1スイッチ6の操作子6aを押圧し、前記
第2押釦30の押圧操作時は前記第2操作杆37が前記
第2弾性力付勢手段300によって前記第2スイッチ7
の操作子7aを押圧する。
【0045】次に、図2乃至図4において、スイッチ操
作装置をキャビネット1に取付けた状態における押釦と
スイッチの動作について説明する。
【0046】図2は、スイッチ操作装置とスイッチとの
関係を示す正面図(図2a)、および正面図におけるA−
A線断面図(図2b)である。
【0047】図2で第1押釦10は、該第1押釦の表側
(A−A線断面図において上面)から押圧操作される
が、該第1押釦を押圧操作しない状態では、該第1押釦
の突部12がボタンホルダー20に構成される第1押圧
力付勢手段200の当接部26に当接し、該当接部と第
1スイッチ6の操作子6aとの線上に第1操作杆27が
位置するように配設される。また、第2押釦30は、該
第2押釦に構成される第2押圧力付勢手段300の第2
操作杆36がスイッチ7の操作子7aに対向した位置に
配設される。
【0048】図3は、図2に示した第1および第2押釦
を押圧操作していない状態から、第1押釦10を押圧操
作したときの状態を示すA−A線断面図である。
【0049】図3において、第1押釦10が矢印の位置
でB方向(図3において上面、即ち第1押釦の表側から
裏側方向)に押圧されると、該第1押釦の突部12が突
条11を支点にして時計方向に少許回動し、この突部1
2の回動によって第1押圧力付勢手段200が反時計方
向に変移する。そして、第1押圧力付勢手段200の変
移は、アーム25の撓みによる弾性変移を伴って第1操
作杆27の先端を反時計方向に且つ第1スイッチ6の操
作子6aを押圧する方向に変移させる。即ち、第1操作
杆27は、第1押釦10の押圧操作時に突部12が少許
回動する移動方向とは異なる方向に変移し、第1押釦1
0の押圧力を第1スイッチ6の操作子6aに付勢する。
【0050】図4は、図2に示した第1および第2押釦
を押圧操作していない状態から、第2押釦30を押圧操
作したときの状態を示すA−A線断面図である。
【0051】図4において、第2押釦30が矢印の位置
でC方向(図4において上面、即ち第2押釦に形成され
た押圧操作面の表側から裏側方向)に押圧されると、押
圧操作面31が第2押圧力付勢手段300の第2係合孔
37に係合する前記第2係合爪28を支点にして時計方
向に少許回動し、この押圧操作面31の回動によって第
2押圧力付勢手段300が時計方向に変移する。そし
て、第2押圧力付勢手段300の変移は、ヒンジ部34
の撓みによる弾性変移を伴って第2操作杆36の先端を
時計方向に且つ第2スイッチ7の操作子7aを押圧する
方向に変移させる。即ち、第2操作杆36は、第2押釦
30の押圧操作時に押圧操作面31が少許回動する移動
方向に変移し、第2押釦30の押圧力を第2スイッチ7
の操作子7aに付勢する。
【0052】また、第2押釦30の押圧操作時は、押圧
操作面31の縁がキャビネット1に当接して第2押釦3
0のそれ以上の押圧操作が阻止される。
【0053】更に、第2押釦30の押圧操作時におい
て、第2押圧力付勢手段300の連結支持部35に設け
られた係止用突部38がボタンホルダー20の裏面に当
接するため、ヒンジ部34による押圧操作時の撓みすぎ
が規制される。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ボタンホ
ルダー20の表面に第1押釦10を配置すると共にその
裏面に第2押釦30を配置し、第1押釦10の押圧操作
時はボタンホルダー20の第1弾性力付勢手段200を
介して第1スイッチ6を押圧し、第2押釦30の押圧操
作時は第2弾性力付勢手段300によって第2スイッチ
7を押圧するように構成したので、第1押釦と第2押釦
はボタンホルダーを介して別々に構成することができ、
特にボタンホルダーの裏面に配置される第2押釦を複数
且つ複合して構成することができ、AV機器の前面若し
くはリモコン等の制約された省スペースの操作部におい
て押釦の配置デザインを自在に設定することができると
いう従来にない効果を奏する。
【0055】また、第1押釦は、第1押釦10に形成さ
れた第1係合爪13をボタンホルダー20に形成された
第1係合孔23に係止することにより、ボタンホルダー
との係合関係を保って位置決めされ、また、第2押釦
は、第2押釦30に形成された第2係合孔37にボタン
ホルダー20に形成された第2係合爪28を係合するこ
とにより、ボタンホルダーとの係合関係を保って位置決
めされるように構成したので、第1押釦と第2押釦をボ
タンホルダーに組立てた1つの組部品として別個に準備
することができる。加えて、この組部品はボタンホルダ
ー20に形成された第3係合爪29をキャビネット1に
形成された係合孔4に係合することによってキャビネッ
ト1に位置決めされて取付けられるように構成したの
で、組部品をキャビネットに取付けるための位置決め精
度を必要とせずワンタッチで取付けることができ、スイ
ッチ操作装置を組立てる際の作業工数を削減することが
できると共にコストも低減し得るという優れた効果を奏
する。
【0056】更に、第1押釦と第2押釦はボタンホルダ
ーとの間で係合関係によって位置決めされ、ボタンホル
ダーはキャビネットに係合されるので、スイッチ操作装
置に加わる外からの力がプリント基板に配備されるスイ
ッチの操作子に伝わることがなく、スイッチの操作子が
破壊されることがないという利点もあるなど、その実用
的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す分解斜視図。
【図2】実施例のスイッチ操作装置をキャビネットに取
付けた状態を示す正面図(図2a)およびA−A線断面図
(図2b)。
【図3】実施例で第1押釦を押圧操作したときの状態を
示すA−A線断面図。
【図4】実施例で第2押釦を押圧操作したときの状態を
示すA−A線断面図。
【図5】従来例のスイッチ操作装置をキャビネットに取
付けた状態を示す正面図(図5a)およびD−D線断面図
(図5b)。
【符号の説明】
1 キャビネット 6 第1スイッチ 7 第2スイッチ 10 第1押釦 20 ボタンホルダー 25 アーム 26 当接部 27 第1操作杆 30 第2押釦 33 押圧支持部 34 ヒンジ部 35 連結支持部 36 第2操作杆 200 第1弾性力付勢手段 300 第2弾性力付勢手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−217468(JP,A) 実開 昭61−127524(JP,U) 実開 平5−11239(JP,U) 実開 昭63−111727(JP,U) 実開 平1−98438(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 13/70 H01H 13/14 H01H 13/76

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形状に形成された凹部2の底部周縁に
    複数の係合孔4を有し且つ該底部にプリント基板5に配
    備された第1スイッチ6および第2スイッチ7を臨む大
    きさで開口3が形成されたキャビネット1と、 その裏面に第1係合爪13が形成されると共に突条11
    および複数の突部12が形成され、表側からの押圧操作
    により前記突条11を支点にして前記突部12を表側か
    ら裏側方向への交互の移動が可能なように設けられた第
    1押釦10と、 その表面の周縁に円弧状の非押圧操作面22が形成され
    ると共に、該表面中央には前記第1押釦10が嵌まる凹
    部21が形成され、且つ該凹部の底部に前記第1係合爪
    13が係止する第1係合孔23および前記突条11に対
    応して凹条24が形成されると共に前記第1押釦10の
    表側から裏側方向への押圧操作により弾性変移して前記
    第1スイッチ6に付勢する第1弾性力付勢手段200が
    設けられ、その裏面に第2係合爪28が形成されると共
    に該裏面周縁には前記係合孔4に係合する第3係合爪2
    9が形成され、該第3係合爪の係合により前記第1押釦
    10を前記キャビネット1に保持するように設けられた
    ボタンホルダー20と、 該ボタンホルダーの非押圧操作面22に対応して円弧状
    の押圧操作面31が形成されると共に、該押圧操作面の
    表側から裏側方向への押圧操作により弾性変移して前記
    第2スイッチ7に付勢する第2弾性力付勢手段300が
    設けられ、且つ該第2弾性力付勢手段には前記第2係合
    爪28が係合する第2係合孔37が形成され、該第2係
    合孔への係合により前記ボタンホルダー20に保持され
    るように設けられた第2押釦30とから構成し、 前記ボタンホルダー20の表面に前記第1押釦10を係
    止すると共に裏面に前記第2押釦30を係合し、前記第
    1押釦10の押圧操作時は前記第1弾性力付勢手段20
    0を介して前記第1スイッチ6を押圧し、前記第2押釦
    30の押圧操作時は前記第2弾性力付勢手段300によ
    って前記第2スイッチ7を押圧することを特徴とするス
    イッチ操作装置。
  2. 【請求項2】 前記第1弾性力付勢手段200は、前記
    ボタンホルダー20に形成された凹部21の底部に略面
    一の状態で一体に形成され、可撓性を有して前記突部1
    2の押圧によって弾性変移するアーム25と、該アーム
    に連繁して形成され前記突部12が当接する当接部26
    と、該当接部の裏面に円柱状に設けられ前記アーム25
    の弾性変移に伴って前記第1スイッチ6の操作子6aを
    押圧する第1操作杆27とから構成され、前記第1押釦
    10の押圧操作時に前記第1操作杆27は突部12が少
    許回動する移動方向とは異なる方向に変移し、該第1操
    作杆の変移によって前記第1押釦10の押圧力を前記第
    1スイッチ6の操作子6aに付勢する構成としたことを
    特徴とする請求項1記載のスイッチ操作装置。
  3. 【請求項3】 前記第2弾性力付勢手段300は、前記
    第2押釦30に形成された押圧操作面31の段部に円弧
    状内壁32から延出して形成され、該押圧操作面近傍の
    裏面に円柱状に設けられ前記押圧操作面31の変移に伴
    って前記第2スイッチ7の操作子7aを押圧する第2操
    作杆36が形成された押圧支持部33と、該押圧支持部
    に連繁すると共に可撓性を有して成型され前記押圧操作
    面31の押圧によって弾性変移するヒンジ部34と、該
    ヒンジ部に連繁して形成されると共に該ヒンジ部の近傍
    に前記第2係合爪28が係合する第2係合孔37が形成
    された連結支持部35とから構成され、前記第2押釦3
    0の押圧操作時に前記第2操作杆36は押圧操作面31
    が少許回動する移動方向に変移し、該第2操作杆の変移
    によって前記第2押釦30の押圧力を前記第2スイッチ
    7の操作子7aに付勢する構成としたことを特徴とする
    請求項1記載のスイッチ操作装置。
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