JP2551719Y2 - 電線保護カバー - Google Patents

電線保護カバー

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JP2551719Y2
JP2551719Y2 JP1991008846U JP884691U JP2551719Y2 JP 2551719 Y2 JP2551719 Y2 JP 2551719Y2 JP 1991008846 U JP1991008846 U JP 1991008846U JP 884691 U JP884691 U JP 884691U JP 2551719 Y2 JP2551719 Y2 JP 2551719Y2
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wire
cover
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wire support
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Inventor
靖 椎名
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マサル工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】考案は、電線保護カバーに係
り、例えば電柱等の円柱外周面上に付設されるアース用
電線の保護あるいは電線への接触防止を図る電線保護カ
バーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の電線保護カバーとして
単なる円筒形、例えば実公昭43−17015号公報に
記載されたような側面に開口部を有する筒形、あるいは
電線の被取付面を保護するベース体と外側を保護するカ
バー体の2部材からなるものなどが考えられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、円筒形
の電線保護カバーでは、電線を配設する前に予め電線保
護カバーの長手方向に電線を挿通しておかなければなら
ず取付作業性が悪く、また、側面に開口部を有する電線
保護カバーについては、電線保護カバーに挿入した電線
が露出しやすく、また、電線の露出を防止するためには
電線挿入後止め具 によって開口部を閉鎖しなければなら
ず、取付作業性が悪い問題を有している。さらに、ベー
ス体とカバー体の2部材からなるものについては、電線
を確実に保護しようとするものは取付作業性が悪く、取
付作業性を改善しようとするものは電線の保護に難点を
有している。
【0004】本考案は、このような点に鑑みなされたも
ので、電線を確実に保護し、なおかつ、取付作業性が良
好である電線保護カバーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、長手方向に沿
って全長にわたる電線の直径よりも狭い電線挿入口、お
よび被取付物に対向する取付面を有する、弾性変形する
合成樹脂からなる、細長筒形状の電線支持体と、長手方
向に沿って全長にわたる開口部、およびこの開口部の両
端縁部から外方に突出し前記被取付物に当接するベース
面を設けたフランジ部を有し、前記電線支持体に外側か
ら嵌合して少なくとも前記電線挿入口を覆う、合成樹脂
からなる、細長筒形状のカバー体とを具備したものであ
る。
【0006】
【作用】本考案は、合成樹脂からなる、電線支持体とカ
バー体とからなるため、電線二重に保護される。ま
た、電線支持体とカバー体とがいずれも電線を挿入する
ための電線挿入口と開口部とをそれぞれ側面に有してい
るため、電線容易に電線保護カバーに挿入される。
【0007】そして、電線支持体の電線挿入口が電線の
直径よりも狭くしかも電線支持体が弾性変形するため、
電線支持体に電線を一旦挿入すればこの電線が不意には
ずれることがなくなり、また、電線支持体とカバー体と
を一旦嵌合すれば、電線挿入口がカバー体に覆われると
ともに不意に両者がはずれることがなく、電線の露出、
外れが確実に防止される。
【0008】さらに、フランジ部のベース面が被取付物
に当接するとともに、電線支持体の 取付面が被取付部材
に対向するため、取付後の電線保護カバーが安定する。
【0009】
【実施例】以下、本考案の電線保護カバーの一実施例を
図面を参照して説明する。
【0010】図1および図2について、1は電線保護カ
バーとしてのアース線保護カバーであり、このアース線
保護カバー1は、硬質ポリ塩化ビニールからなる電線支
持体10と硬質ポリ塩化ビニールからなるカバー体2とを
嵌合することによりなり、全体として例えば長さ200
0mmの細長筒形状をなしている。
【0011】そしてこの電線支持体10は断面略C字形状
の細長形状であり長手方向に沿って全長にわたる電線挿
入口11を有している。この電線挿入口11はアース線保護
カバー1に挿入する対象となる電線としてのアース線21
の直径よりも若干狭くなっている。
【0012】そしてこの電線支持体10の外面について
は、被取付物としての電柱20に対する取付面14が平面状
に形成されている。この取付面14の両縁は滑らかに例え
ば60度程度屈曲され平面状の屈曲面15に連続し、さら
にこの屈曲面15は滑らかに曲部13の外面に連続してい
る。また電線支持体10の断面の肉厚については、取付面
14部分が最も厚く、屈曲面15部分が取付面14部分より若
干薄く、曲部13が最も薄く形成されている。
【0013】次に、カバー体2は、断面略U字形状の細
長形状であり、長手方向に沿って全長にわたる開口部3
を有している。この開口部3は電線支持体10の曲部13の
外径よりも若干広くなっている。またこの開口部3付近
の両内側面に電線支持体10の両屈曲面15に係合する係合
突条4がそれぞれ突設され、この係合突条4は開口部3
側が挿入案内傾斜面4aとなり内側が係止面4bとなってお
り、係合突条4間の間隔は電線支持体10の曲部13の外径
よりも若干狭くなっている。
【0014】そして、カバー体2の開口部3の両端縁部
5は互いに離れる方向に屈曲されそれぞれフランジ部6
を形成している。これらのフランジ部6の電柱20に対す
るベース面7は被取付物の形状に対応して形成されてい
る。
【0015】次に、この実施例の作用を説明する。
【0016】まず、アース線21を電柱20に沿って仮設す
る。次にこの仮設したアース線21に電線支持体10の電線
挿入口11を沿わせた後、曲部13を弾性変形させつつアー
ス線21を電線収納空間12へ押込む。すると、電線挿入口
11はアース線21の直径より若干狭く形成されているため
一度挿入したアース線21は不意にはずれないようになっ
ている。
【0017】なお、電線支持体10は硬質合成樹脂からな
るが、曲部13は比較的肉厚が薄く形成されているため、
容易にアース線21を押込むことができる。そうして、ア
ース線21を挿入した電線支持体10を回動させ、取付面14
を電柱20に当接させる。
【0018】次にこの電線支持体10にカバー体2の開口
部3を沿わせた後、係合突条4によって電線支持体10の
曲部13を変形させつつ、電線支持体10をカバー体2に押
込み嵌合させる。すると、係合突条4が長さ方向に沿っ
て左右から電線支持体10を抱持し、不意にカバー体2が
はずれないようになっている。そうして、フランジ部6
のベース面7を電柱20に当接させ、ステンレスバンド等
(図示せず)により電柱20に巻締め固定する。このと
き、フランジ部6のベース面7は電柱20の表面形状に対
応しており、電線支持体10の取付面14も平面状に形成さ
れているため、アース線保護カバー1の安定性は良好で
ある。
【0019】またアース線21は、電線支持体10の電線挿
入口11およびカバー体2の開口部3の部分を除き、硬質
合成樹脂の二重の層に被覆されるため、外部からの大き
な衝撃や荷重から保護することができる。
【0020】
【考案の効果】本考案の電線保護カバーによれば、電線
支持体とカバー体とによって二重に電線を被覆するた
め、確実に電線を保護することができる。また、電線支
持体とカバー体とがそれぞれ電線挿入口と開口部とを側
面に有しているため、電線を容易に電線保護カバーに挿
入でき、取付の作業効率改善できる。そして、電線支
持体の電線挿入口が電線の直径よりも狭く、しかも電線
支持体が弾性変形するため、一旦挿入された電線が不意
にはずれることがなくなり、また、電線支持体とカバー
体とを一旦嵌合すれば、電線挿入口がカバー体に覆われ
るとともに不意に両者がはずれることがなく、電線の露
出、外れを確実に防止できる。
【0021】さらに、フランジ部のベース面が被取付物
に当接するとともに、電線支持体の取付面が被取付部材
に対向するため、取付後の電線保護カバー安定させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す電線保護カバーの一部
を示す斜視図である。
【図2】同上端面図である。
【符号の説明】
1 電線保護カバーとしてのアース線保護カバー 2 カバー体 3 開口部 5 端縁部 6 フランジ部 7 ベース面 10 電線支持体 11 電線挿入口14 取付面 20 被取付物としての電柱 21 電線としてのアース線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に沿って全長にわたる電線の直
    径よりも狭い電線挿入口、および被取付物に対向する取
    付面を有する、弾性変形する合成樹脂からなる、細長筒
    形状の電線支持体と、 長手方向に沿って全長にわたる開口部、およびこの開口
    部の両端縁部から外方に突出し前記被取付物に当接する
    ベース面を設けたフランジ部を有し、前記電線支持体に
    外側から嵌合して少なくとも前記電線挿入口を覆う、合
    成樹脂からなる、細長筒形状のカバー体 を具備した
    とを特徴とする電線保護カバー。
JP1991008846U 1991-02-25 1991-02-25 電線保護カバー Expired - Lifetime JP2551719Y2 (ja)

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JPH052532U JPH052532U (ja) 1993-01-14
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