JP2551718Y2 - 自走式散布車の畝間移動機構 - Google Patents

自走式散布車の畝間移動機構

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JP2551718Y2
JP2551718Y2 JP1991006984U JP698491U JP2551718Y2 JP 2551718 Y2 JP2551718 Y2 JP 2551718Y2 JP 1991006984 U JP1991006984 U JP 1991006984U JP 698491 U JP698491 U JP 698491U JP 2551718 Y2 JP2551718 Y2 JP 2551718Y2
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  • Catching Or Destruction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、園芸ハウス内や、畝栽
培の蔬菜畑において、オペレーターが付いていなくて
も、自動的に走行しながら防除作業を行う自走式散布車
の畝間移動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、畝間を前進しながら防除作業
を行い、畝間の端部において後進に切換えて自動的に戻
る、自走式散布車については公知とされているのであ
る。また、1列の畝間の防除が終了した後に、次の畝間
に移動するのを容易にする自走式散布車の畝間移動機構
に関しても公知とされているのである。例えば、特開平
2−71864号公報や、実開平2−96882号公報
に記載の技術の如くである。
【0003】
【考案が解決すべく課題】本考案は、隣接畝間への移動
も自動的に行うことにより、最初に自走式散布車のスイ
ッチを入れるだけで、後は全て自動的に自走式散布車に
よる防除作業が出来るように構成したものである。
【0004】
【課題を解決する手段】本考案の解決すべき課題は以上
の如くであり、次に該課題を解決する手段を説明する。
畝間Vの一端に到達すると自走式散布車Aは後進し、畝
間Vの他端には直交する方向に隣接畝間移動台車Dを設
け、自走式散布車Aが該隣接畝間移動台車Dに自力で乗
り上げると、隣接畝間移動台車Dが移動する構成におい
て、隣接畝間移動台車Dの自走式散布車Aが登攀する登
り口4を、付勢バネ5により常時吊り上げ付勢し、吊り
上げられた該登り口4の先端が自走式散布車Aの走行車
輪10の半径よりも低い高さにとなるようにしたもので
ある。
【0005】
【作用】次に本考案の作用を説明する。即ち、まず畝間
Vを前進状態で走行しながら、噴霧口8から薬液を散布
して防除作業を行う。畝間Vの端部に至ると逆転センサ
ー1に本機側の逆転センサー9が接当し、端部であるこ
とを検出して、自走式散布車Aは後進を開始する。そし
て畝間Vの元の位置まで戻ると、登り口4を走行車輪1
0の回転により押し下げて、登り口4を伝って台車3に
登攀する。該台車3の上に自走式散布車Aが完全に搭載
されると、走行車輪10の回転が停止し、自走式散布車
Aは停止する。それと共に、制御機構Cからの信号によ
り、駆動モータMが駆動されて巻取ウインチWにより走
行ワイヤーYを巻き取って、自走式散布車Aを一条分だ
け移動する。そして隣接畝間センサー2の位置で隣接畝
間移動台車Dは停止し、走行車輪10の逆転駆動が開始
されて、自走式散布車Aはまた登り口4を押し下げ畝間
Vに降りて行く。そして畝間Vを走行しながら、噴霧口
8により噴霧防除を行うのである。この作用を繰り返す
ことにより、畝Uの消毒防除を終了するのである。
【0006】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は本考案の自走
式散布車の畝間移動機構の実施例を示す平面図、図2は
他の実施例を示す平面断面図、図3は隣接畝間移動台車
Dの実施例を示す斜視図、図4は隣接畝間移動台車Dの
上に登攀した自走式散布車Aを示す側面図、図5は隣接
畝間移動台車Dの上に登攀中の自走式散布車Aを示す側
面図、図6は隣接畝間移動台車Dへの登攀装置の他の図
面、図7は隣接畝間移動台車Dへの登攀装置の他の図面
である。
【0007】図1と図2について説明する。図1におい
ては、畝Uと畝Uの間に畝間Vが構成されており、該畝
間Vの一端には逆転センサー1を配置しており、他端に
は隣接畝間移動台車Dと、該隣接畝間移動台車Dが移動
する走行レールRが配置されている。該走行レールRの
部分に、隣接畝間センサー2が各畝間V毎に設けられて
いる。また該隣接畝間移動台車Dを牽引して走行すべく
走行ワイヤーYが設けられており、該走行ワイヤーYを
巻取りする巻取ウインチWが設けられている。該巻取ウ
インチWを駆動する駆動モータMを、制御機構Cにより
制御し、隣接畝間移動台車Dを1畝分だけ移動させて、
再度隣接畝間移動台車Dを停止すべく構成している。図
2の実施例においては、長い畝Uの中央部分に隣接畝間
移動台車Dの走行レールRを配置している。そして畝間
Vのそれぞれの端部には逆転センサー1が配置されてい
る。また走行レールRの畝間Vには隣接畝間センサー2
が設けられている。該隣接畝間移動台車Dを駆動する走
行ワイヤーYと巻取ウインチWと駆動モータMと制御機
構Cの構成は図1の場合と同じである。制御機構Cは無
線制御装置であり、自走式散布車Aからの信号も受信し
て、隣接畝間移動台車Dを操作しているのである。即
ち、隣接畝間移動台車Dの上に自走式散布車Aが完全に
搭載されたかどうかの信号を検出して、自走式散布車A
の駆動モータを停止して、走行車輪10の回転を止める
のである。また、隣接畝間移動台車Dが一条分の畝間V
を移動したことを検出すると、該自走式散布車Aの駆動
モータを逆進回転に切換えて、次に自走式散布車Aが隣
接畝間移動台車Dから降りて行く操作を行わせるのであ
る。
【0008】図3においては隣接畝間移動台車Dの構成
が開示されている。該隣接畝間移動台車Dは台車3の部
分に自走式散布車Aが自走し登攀するのである。該自走
式散布車Aが登攀する場合に登り口4を利用するのであ
るが、自動走行で隣接畝間移動台車Dをも制御しようと
する場合において、登り口4が常時、地面に接地してい
ると、隣接畝間移動台車Dの移動の際において地面を擦
る為に隣接畝間移動台車Dの走行力を弱めるのである。
故に、本考案においては、通常は登り口4を上げた状態
とする為に、付勢バネ5を介装しているのである。隣接
畝間移動台車Dは車輪6とハンドル7が設けられてい
る。
【0009】図5において、自走式散布車Aが登り口4
から登攀する場合について説明すると。登り口4は付勢
バネ5により、最高に引き上げられた状態で自走式散布
車Aの走行車輪10の半径よりも低い位置に来るように
構成している。故に、自走式散布車Aが近付いて、回転
状態の走行車輪10に登り口4が接当すると、該走行車
輪10の回転力により登り口4が押し下げられて接地状
態となるように構成している。そして、該付勢バネ5が
伸びて、登り口4が接地状態となって登り口4から自走
式散布車Aが登攀するのである。9は前述の逆転センサ
ー1に接当して前後進行を逆転する自走式散布車Aの側
のセンサーである。また8は噴霧口である。
【0010】図4の如く、自走式散布車Aが隣接畝間移
動台車Dに搭載された状態で、走行車輪10は回転を停
止し、逆に隣接畝間移動台車Dの駆動モータMが駆動さ
れて、隣接畝間移動台車Dが隣接畝間まで移動するので
ある。そして隣接畝間センサー2により停止し、停止と
共に走行車輪10が駆動されて、自走式散布車Aは隣接
畝間内の走行と噴霧作業を開始するのである。該自走式
散布車Aが隣接畝間移動台車Dから降りる場合にも、付
勢バネ5が伸びて登り口4が接地するのである。
【0011】図6においては、他の構成であり、台車2
9の上に枢支点28を設け、載置台車27を別に枢支し
ている。該載置台車27が接地した状態で走行車輪10
が登攀し、自走式散布車Aが載置台車27に乗った状態
では、載置台車27が接地状態から水平状態に戻るので
ある。図7の他の構成では、走行車輪10の回転力によ
り、登り口32を押さえて、台車3の上に登攀し、該自
走式散布車Aが台車3に登攀した状態では、接当センサ
ー31が押し倒されて、滑車30を介してワイヤー33
が登り口32を巻き上げるのである。
【0012】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。第1に、最初に自走式散
布車Aのスイッチを入れるだけで最後まで自走式散布車
の畝間移動機構により自動的に走行、移動し、防除作業
を行うことが出来るのである。第2に、登り口4は自走
式散布車Aが登攀する場合にのみ、地面に接地すること
となり、その他の場合には常時付勢バネ5により吊り上
げられているので、隣接畝間移動台車Dが隣接畝間へ移
動する場合において、登り口4が地面を擦るということ
が無くなったのである。第3に、該登り口4を地面に接
地させる操作は走行車輪10の回転力により行うことが
出来るのであり、登り口4の上昇操作は付勢バネ5のバ
ネ力により行うので、簡単な機構により登り口4の自動
昇降機構を構成することが出来たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自走式散布車の畝間移動機構の実施例
を示す平面図である。
【図2】他の実施例を示す平面断面図である。
【図3】隣接畝間移動台車Dの実施例を示す斜視図であ
る。
【図4】隣接畝間移動台車Dの上に登攀した自走式散布
車Aを示す側面図である。
【図5】隣接畝間移動台車Dの上に登攀中の自走式散布
車Aを示す側面図である。
【図6】隣接畝間移動台車Dへの登攀装置の他の図面で
ある。
【図7】隣接畝間移動台車Dへの登攀装置の他の図面で
ある。
【符号の説明】
A 自走式散布車 D 隣接畝間移動台車 Y 走行ワイヤー R 走行レール W 巻取ウインチ 1 逆転センサー 2 隣接畝間センサー 3 台車 4 登り口 5 付勢バネ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畝間Vの一端に到達すると自走式散布車
    Aは後進し、畝間Vの他端には直交する方向に隣接畝間
    移動台車Dを設け、自走式散布車Aが該隣接畝間移動台
    車Dに自力で乗り上げると、隣接畝間移動台車Dが移動
    する構成において、隣接畝間移動台車Dの自走式散布車
    Aが登攀する登り口4を、付勢バネ5により常時吊り上
    げ付勢し、吊り上げられた該登り口4の先端が自走式散
    布車Aの走行車輪10の半径よりも低い高さにとなるよ
    うにしたことを特徴とする自走式散布車の畝間移動機
    構。
JP1991006984U 1991-02-19 1991-02-19 自走式散布車の畝間移動機構 Expired - Fee Related JP2551718Y2 (ja)

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