JP2551655Y2 - 車両用灯具の遮熱板取付構造 - Google Patents

車両用灯具の遮熱板取付構造

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JP2551655Y2
JP2551655Y2 JP1992029184U JP2918492U JP2551655Y2 JP 2551655 Y2 JP2551655 Y2 JP 2551655Y2 JP 1992029184 U JP1992029184 U JP 1992029184U JP 2918492 U JP2918492 U JP 2918492U JP 2551655 Y2 JP2551655 Y2 JP 2551655Y2
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JP
Japan
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heat shield
shield plate
cap
heat
plate
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昭二 川崎
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用灯具の構成部材
であるランプハウジングの側壁の内側に遮熱板を取り付
ける構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2(A)はランプハウジングの側壁の
内側に遮熱板を取り付けた車両用灯具の水平断面図、同
図(B)はそのb−b断面図である。ランプハウジング
1の前面開口部1aを覆ってレンズ2が装着され、後面
開口部1bを覆ってキャップ(別称バックカバー)1c
が装着されている。1dはランプハウジングの側壁であ
る。上記ランプハウジング1とレンズ2とによって囲ま
れた空間(灯室)内に光源バルブ3が設置されている。
矢印aは当該車両用灯具の投光方向を示す。本考案にお
いて前,後の呼称は投光方向を前とし、その反対方向を
後とし、これらと直角方向を側方とする。ランプハウジ
ング1の側壁1dの内側に、遮熱板4を案内する樋状の
ガイド1eが設けられている。図3(A)は上記のガイ
ド1e付近の分解斜視図であって、矢印aは灯具前方を
示している。ガイド1eは矢印aとほぼ平行な1対の直
線状部分1e1が設けられていて、遮熱板4の1対の側
縁4aに嵌合してこれを前後方向に案内する1対の溝を
形成している。前記の遮熱板4は上記の溝に両側縁を差
し込まれて反矢印a方向に挿入され、所定の位置に達す
るとガイド1eのストッパ面1e2に当接して止まる。
上記のようにして停止せしめられた遮熱板4が矢印a方
向に(すなわちストッパ面1e2から離間する方向に)
抜け出さないよう、前記の遮熱板4には抜け止め用の爪
4dが切り起こされている。この抜け止め爪4dの拡大
図を図3((B)に示す。この抜け止め爪4dは前述の
ガイド1eの直線状部1e1によって形成されている溝
の中に圧入され、抜け止め機能を果たす。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図2に示した従来例に
おいては、この車両用灯具の前方から反矢印a方向に見
たとき、レンズ2を透して遮熱板4の前縁4cが外観に
現われて意匠を煩雑にし、商品価値を低下させる。さら
に、この車両用灯具を装着した自動車が急制動して矢印
a方向の慣性力が作用したとき、抜け止め爪4dの抜け
止め作用が充分でなく、抜け出す虞れが有る。また、遮
熱板4に抜け止め爪4dを切り起こすと該遮熱板4の製
造コストが増加する。本考案は上述の事情に鑑みて為さ
れたもので、遮熱板の前縁が外観に現われず、該遮熱板
に抜け止め爪を切り起こす必要が無く、しかも該遮熱板
が抜け出し方向に移動する虞れの無い取付構造を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の構成について、その1実施例に対応する図
1を参照し、かつ、前記従来例を描いた図3(A)に対
比して略述すると、従来例(図3(A))のガイド1e
は遮熱板4を灯具前方から反矢印a方向に挿入する構造
であったが、本考案は図1(B)のごとくガイド1fに
対して灯具後方から矢印a方向に遮熱板4′を挿入し、
ストッパ面1f2に当接せしめて矢印a方向の挿入を停
止させる。そして、図1(A)に示したごとくキャップ
1cにより、該遮熱板4′が反矢印a方向に抜け出さな
いように押えつける。
【0005】
【作用】上記の手段によれば、遮熱板4′の前縁4cが
ガイド1fのストッパ面1f2で覆われるので外観に現
われない。また、キャップ1cによって完全に抜け止め
られるので抜け出し方向(反矢印a方向)に移動しな
い。その上、上述のごとくキャップ1cで抜け止めされ
るので、従来例の遮熱板4のように抜け止め爪4dを切
り起こす必要が無く、遮熱板の製造コストが低減され
る。
【0006】
【実施例】図1は本考案に係る遮熱板取付構造の1実施
例を備えた車両用灯具を示し、(A)は水平断面図、
(B)は遮熱板取付構造部分の分解斜視図である。ラン
プハウジング1′の前面開口部1aを覆ってレンズ2が
取り付けられるとともに、後面開口部1bを覆ってキャ
ップ1cが取り付けられている。該キャップ1cは図外
の取付ネジで固定されているが、本考案を実施する際、
キャップの取付手段は取付ネジに限らず任意の公知技術
を適宜に選定して用いることができる。上記ランプハウ
ジング1′内に光源バルブ3が配設されており、矢印a
はその主たる投光方向である。遮熱板4′は前記従来例
の遮熱板4に対応する類似の構成部材であるが、抜け止
め用の爪は切り起こされていない。ランプハウジング
1′の側壁1dの内側に、前記遮熱板4′を案内して保
持するガイド1fが設けられている。このガイド1fは
矢印aとほぼ平行な1対の直線状部1f1により、遮熱
板4′の1対の側縁4aのそれぞれに嵌合してこれを前
後方向に案内する溝を形成している(図1(B)参
照)。そして、遮熱板4′が矢印a方向に挿入されて所
定の位置に達したとき、これに当接して挿入方向の動き
を止めるストッパ面1f2が設けられている。図1
(A)に示すごとく、キャップ1cがランプハウジング
後面開口部1bに装着されると、遮熱板4′は前記スト
ッパ面1f2から離間する方向に抜け出せないよう、矢
印a方向に押し付けられる。このようにして遮熱板4′
は、両側縁4aをガイド1fの直線状部1f1に支持さ
れるとともに、ガイド1fのストッパ面1f2とキャッ
プ1cとの間に挟みつけて強固に固定される。図1から
容易に理解されるように、本実施例を灯具正面から反矢
印a方向に見たとき、遮熱板4′の前縁4cはガイド1
fのストッパ面1f2に当接して覆われているので外観
に現われない。
【0007】
【考案の効果】以上に説明したごとく本考案の遮熱板取
付構造によれば、該遮熱板が外観に現われて商品価値を
損ねる虞れが無く、しかも遮熱板に抜け止め爪を切り起
こす必要が無く、確実に所定の位置に固定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示し、(A)は水平断面
図、(B)は要部の分解斜視図である。
【図2】従来例の車両用灯具を示し、(A)は水平断面
図、(B)はそのb−b断面図である。
【図3】(A)は図2に示した従来例における遮熱板付
近の分解斜視図、(B)は抜け止め爪を拡大して描いた
斜視図である。
【符号の説明】
1,1′…ランプハウジング、1c…キャップ、1f…
ガイド、1f1…直線状部、1f2…ストッパ面、4,
4′…遮熱板、4a…遮熱板の側縁、4c…遮熱板の前
縁。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプハウジングの後面開口部を覆うキ
    ャップを備え、かつ該ランプハウジングの側壁の内側に
    配置された遮熱板と、該遮熱板の側縁に嵌合してこれを
    所定の位置に導く溝を有するガイド部材と、上記のガイ
    ド部材によって導かれた遮熱板に当接して所定の位置で
    停止させるストッパ手段と、上記のストッパ手段に当接
    して停止せしめられた遮熱板が該ストッパ手段から離間
    することを阻止する抜け止め手段とを具備している車両
    用灯具において、 前記のストッパ手段は、前記の遮熱板の前縁に当接し
    て、該遮熱板が灯具前方に移動することを阻止する構造
    であり、かつ、前記の抜け止め手段は前記のキャップが
    遮熱板の後縁に当接して該遮熱板が灯具後方へ移動する
    ことを阻止する構造であることを特徴とする、車両用灯
    具の遮熱板取付構造。
JP1992029184U 1992-05-01 1992-05-01 車両用灯具の遮熱板取付構造 Expired - Lifetime JP2551655Y2 (ja)

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JPH0587715U JPH0587715U (ja) 1993-11-26
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