JP2551072Y2 - 硬貨補給装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、例えばパチンコ等の遊
技場において、パチンコ島から回収されてくる硬貨をパ
チンコ島端の両替機等へ補給するような硬貨補給装置に
関する。

【０００２】

【従来の技術】パチンコ遊技場等においては、パチンコ
島内にパチンコ玉貸機が配置され、この玉貸機でパチン
コ玉を購入するようになされており、このパチンコ玉貸
機に投入された硬貨はパチンコ島内に配設された搬送装
置により回収され、この回収されてくる硬貨を昇降可能
なバケット内に受取って上方へ搬送し、両替機等へ補給
するようになされている。

【０００３】このような硬貨補給用の装置として、従来
特開昭６０−２２６８号公報に示されるものがある。こ
の装置は、搬送装置により回収されてきた硬貨を筒形状
の一時保留部に収容し、その一時保留部に所定量の硬貨
が収容されると昇降可能なバケットが一時保留部から硬
貨を受取るために下降し、そのバケットの下降動に連動
して一時保留部の底部のシャッタが開放されて一時保留
部に収容されていた硬貨がバケット内へ受け渡されるよ
うになっている。そしてバケットが上昇すると、一時保
留部の底部のシャッタが閉じられるようになっている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】しかるに上記従来の技
術では、一時保留部のシャッタをバケットの下降動に連
動して開放させるようにしているため、バケットが硬貨
受取位置に確実に位置されていない間、すなわちバケッ
トが未だ移動している間にシャッタが開き始め、その結
果硬貨がバケットに入らずにこぼれてしまい、違算を生
じたり、バケットとの間に詰まるなどの問題点があっ
た。また筒形状の一時保留部に一旦硬貨を貯留したのち
に所定量の硬貨をまとめてバケット内へ受渡すようにし
ているため、硬貨がブリッジ状に詰まることが起こり、
硬貨の受渡しが確実に行なわれないという問題があっ
た。

【０００５】本考案はこれに鑑み、硬貨の受渡し時にお
ける硬貨のこぼれや硬貨の詰まりが生じることのない硬
貨補給装置を提供することを目的としてなされたもので
ある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決するため、本考案は、パチンコ島等の遊技
機から搬送装置によって搬送されてくる硬貨を昇降可能
なバケット内に受取って上方へ搬送し、両替機等に補給
する硬貨補給装置において、装置本体の下方部に設けら
れた前記両替機等が硬貨の補給を要しないときに回収さ
れてくる硬貨を収納するオーバーフロー金箱と、前記搬
送装置から送出される回収硬貨を前記バケットの硬貨受
取位置の側部を通って前記オーバーフロー金箱へ案内す
るシュートと、このシュート内に設けられ回収硬貨の落
下方向をオーバーフロー金箱側からバケット側へ切換え
るシュート切換機構とを有し、この切換機構は、前記バ
ケットの硬貨受取位置への移動に連動して前記バケット
の硬貨受入口とシュートとの間の間隙を閉塞するこぼれ
防止部材と、前記バケットが硬貨受取位置に位置したの
ちシュートをバケット側へ切換えるとともにバケットが
上昇を開始する前段階でシュートをオーバーフロー金箱
側へ切換えるべく電動機によって駆動されるシュート切
換部材とを具備することを特徴とするものである。

【０００７】

【作用】バケットが受取位置にないときはシュート切換
部材およびこぼれ防止部材が垂直姿勢におかれていてシ
ュートの内面とシュートの一部を構成し、オーバーフロ
ー金箱内への硬貨を誘導する。バケットを下降させると
その下降に連動してこぼれ防止部材がバケットの硬貨受
入口とシュートとの間の間隙を閉塞して硬貨こぼれの発
生しそうな隙間を無くす。そして、その後電動機の駆動
により、シュート切換部材が切換えられ、シュートがバ
ケット側に切換わる。その切換中に、硬貨が丁度シュー
ト内を落下していたとしても既に切換わっているこぼれ
防止部材によって硬貨のこぼれが防止される。

【０００８】

【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例を参照して
説明する。

【０００９】図示の実施例は、図８に示すようにパチン
コ島１においてパチンコ台２，２…間に挟在されるパチ
ンコ玉貸機３，３…への投入硬貨を回収し、島端の両替
機４へ補給する場合を示している。

【００１０】このパチンコ島１は、複数のパチンコ台
２，２…が背面が向き合う状態で列設され、２台置きの
パチンコ台間にパチンコ玉貸機３，３…が配設されたも
ので、パチンコ島１の島端には本考案による硬貨補給装
置を適用する硬貨処理装置５および両替機４が取り付け
られている。これとは反対側の島端には図示しないがパ
チンコ玉貸機３に投入された紙幣を回収する島端ボック
スが設けられている。

【００１１】上記パチンコ玉貸機３は縦長状を有し、そ
の前面の上部から紙幣投入口６、その下位に硬貨投入口
７、ついで選択ボタン（千円用）８、選択ボタン（５０
０円用）９、パチンコ玉投出口１０、釣銭投出口１１が
それぞれ配設されている。そしてパチンコ台２，２…の
背面間には、パチンコ玉貸機３に投入された紙幣を島端
ボックスへ搬送して回収するための紙幣搬送コンベア１
２と、硬貨処理装置５から投入硬貨または外部からの補
給硬貨をパチンコ玉貸機３，３…へ釣銭硬貨として補給
するための硬貨補給コンベア１３と、パチンコ玉貸機
３，３…から硬貨を硬貨処理装置５へ回収するための硬
貨回収コンベア１４がそれぞれ配設されている。

【００１２】両替機４は、その前面に紙幣（１万円、５
０００円、千円紙幣）の挿入口１５、硬貨投入口１６、
両替金種の選択ボタン１７、両替紙幣取出口１８、両替
硬貨取出口１９がそれぞれ設けられている。

【００１３】前記硬貨処理装置５内の硬貨回収部２０
は、図９に示すように硬貨回収コンベア１４の末部に続
くように選別板２１が設けられ、この選別板２１の上流
側に１００円硬貨を落下させる１００円用選別孔２２
が、後流側に５００円用選別孔２３が開口されており、
またこの選別板２１への入口部には硬貨を１層状態にし
て選別を確実に行なわせるための逆転ローラ２４が設け
られている。そして選別板２１の上面にそって押えベル
ト２５が配設されており、選別板２１上で硬貨Ｃを搬送
するようになっている。

【００１４】前記選別板２１の選別孔２２，２３の直下
には各硬貨用のダクト２６，２７の上端が接合されてお
り、各ダクト２６，２７の下方部は互いに反対方向に屈
曲してその下部がオーバーフロー金箱２８，２９内に向
け臨ませられている。

【００１５】前記硬貨処理装置５の上方内部には、両替
機４内の両替用として１００円硬貨を給送するための５
００円用ホッパ３０と、パチンコ玉貸機３へ釣銭用とし
て５００円硬貨を給送するための５００円用ホッパ３１
が付帯されており、５００円用ホッパ３１から送り出さ
れる硬貨が前記硬貨補給コンベア１３によって搬送され
るようになっている。

【００１６】前記ダクト２６，２７の下部にはシュート
切換機構３２，３２が設けられる。このシュート切換機
構３２は、１００円用、５００円用とも同一構成のもの
で、図２にその一方（１００円用）を代表して斜視図で
示し、図３〜図７にその作動状態を示している。

【００１７】ダクト２６の下部からオーバーフロー金箱
２８の上部にかけて機枠３３が設けられ、この機枠３３
と硬貨処理装置５の内枠３４の内面との間にバケット３
５が昇降自在に設けられている。このバケット３５の昇
降を案内するガイドレール３６は、前記内枠３４の内面
に垂直方向に固設され、このガイドレール３６は長手方
向中央に断面コ字状の凹部３６ａを有し、この凹部３６
ａの開口側左右側方に突縁３６ｂ，３６ｂが突設された
もので、バケット３５を支持するブラケット３７の断面
コ字状をなす部分の各内面に軸着されたローラ（ベアリ
ング）３８，３８…が前記凹部３６ａ内、内枠３４と突
縁３６ｂ、３６ｂとの間にそれぞれ嵌合して前後左右側
方向に振れることなく上下動が案内されるようになって
いる。

【００１８】前記バケット３５の外面には姿勢制御用ロ
ーラ３８′が軸着されていて、前記ガイドレール３６の
凹部３６ａに嵌合自在とされ、このローラ３８′がガイ
ドレール３６の上端から抜け出たときバケット３５がブ
ラケット３７に対しピン３９，３９を支点として矢印方
向に転回自在とされている。

【００１９】バケット３５の転回は、ガイドレール３６
の上端に連設された弧状のガイド４０（図６）にバケッ
ト３５のローラ３８′が当ることでこのガイド４０によ
り次第に傾動され、ホッパ３０側のストッパ４１に当っ
て９０°を超える転回状態となるように形成されてい
る。また前記バケット３５には内枠３４の上下端に設け
られた一対のプーリーに巻回されるワイヤ４２が結着さ
れており、下端のプーリー軸に連結された正逆モータ４
２ａの正逆回転により前記バケット３５を昇降させるよ
うになっている。また、ワイヤ４２の途中位置には引張
りバネ４３が介在されており、ワイヤ４２のゆるみを防
止するようになっている。

【００２０】一方、前記機枠３３にはダクト２６の下端
に整合する位置と、下降位置にあるバケット３５の上部
開口部に臨む位置とにわたり揺動可能な断面コ字状でシ
ュート切換機構を構成する第１のシュート切換部材４４
が設けられてる。この第１のシュート切換部材４４はそ
のガイド面４４ａがバケット３５側に位置するように軸
４５で機枠３３に枢支されており、常時はバネ４６によ
り垂直姿勢、すなわちダクト２６の下端とオーバーフロ
ー金箱２８とを結ぶ線上に位置するようになっている。
この第１のシュート切換部材４４のガイド面４４ａとは
反対側に面するようにシュート切換機構を構成する第２
のシュート切換部材４７が揺動可能に設けられている。
この第２のシュート切換部材４７はその上端が機枠３３
に軸４８で枢支され、この第２のシュート切換部材４７
の側面に突設されたピン４９が前記第１のシュート切換
部材４４の側縁４４ｂに当接されている。そしてこの第
２のシュート切換部材４７の軸４８より後方側の上部に
はソレノイド５０のプランジャ５１が連結されており、
プランジャ５１が引かれたとき第２のシュート切換部材
４７が垂直姿勢から軸４８を中心にバケット３５側に回
動してピン４９が前記第１のシュート切換部材４４を押
し、第２のシュート切換部材４７と共に第１のシュート
切換部材４４を傾動させてシュートをバケット３５側へ
切換えるようになっている。なお５２は戻し用のバネで
ある。

【００２１】前記機枠３３の下方部には、バケット３５
の下端が当接し得る位置に作動レバー５３が軸５４によ
り枢支され、常時はバネ５５により水平状態を保つよう
になされており、この作動レバー５３の軸５４にはシュ
ート切換機構を構成するこぼれ防止部材５６が固着され
ている。このこぼれ防止部材５６は前記第１のシュート
切換部材４４が垂直姿勢にあるときそのガイド面４４ａ
の下端外面側に当接してガイド面４４ａの延長面を作
り、作動レバー５３が押下げられたときガイド面４４ａ
の下端外面から離間して該シュート切換部材４４の傾動
を妨げない長さとされており、このときシュートの一部
を構成する機枠３３とバケット３５の開口縁との間の隙
間を塞ぐ位置をとるようになっている。以上のように本
実施例では、第１のシュート切換部材４４、第２のシュ
ート切換部材４７、こぼれ防止部材５６、機枠３３によ
ってシュートが構成されており、さらに、その中の第１
のシュート切換部材４４、第２のシュート切換部材４
７、こぼれ防止部材５６によってシュート切換機構が構
成されている。

【００２２】次に上記実施例の作用を説明する。

【００２３】バケット３５が受取位置にないときは、図
２のように作動レバー５３は水平姿勢を保っており、第
１のシュート切換部材４４および第２のシュート切換部
材４７は共に垂直姿勢におかれていて、四周が囲まれた
角筒状となってシュートを構成し、ダクト２６とオーバ
ーフロー金箱２８とを連通状態としている。また作動レ
バー５３のこぼれ防止部材５６も略垂直姿勢におかれて
いて、シュートの一部を構成している。

【００２４】硬貨の補給を要するとき正逆モータ４２ａ
を逆回転させるとワイヤ４２が回動してバケット３５が
下降し、そのバケット３５の下降終端付近においてバケ
ット３５の下端が作動レバー５３に当ってこれを押下
げ、作動レバー５３はバネ５５に抗し軸５４を中心に図
において反時計方向に回動し、これと一体に回動するこ
ぼれ防止部材５６がバケット３５の開口縁に当って止ま
る（図４）。ついでソレノイド５０が励磁されてプラン
ジャ５１が引かれ、第２のシュート切換部材４７が軸４
８を中心に時計方向に回動してピン４９により第１のシ
ュート切換部材４４を押上げ、第１のシュート切換部材
４４および第２のシュート切換部材４７の下端をバケッ
ト３５の開口部内に臨む位置に傾動させる。これにより
ダクト２６とバケット３５とが連通状態におかれ、また
こぼれ防止部材５６はバケット３５と第２のシュート切
換部材４７の下端との間の隙間を塞ぐ形となってこの隙
間から硬貨が下方へこぼれ落ちることが防がれる（図
５）。特に、第１、第２のシュート切換部材４４，４７
が切換えられるときに硬貨が丁度落下してきてそのシュ
ート切換部材によってはね飛ばされたとしても、硬貨が
こぼれ落ちる隙間は既にこぼれ防止部材によって閉塞さ
れているので、硬貨がこぼれ落ちることなく確実にバケ
ット３５内か、オーバーフロー金箱２８内へ収容される
ようになる。

【００２５】こうしてバケット３５内に所定量の硬貨が
取込まれると、ソレノイド５０が解磁され、プランジャ
５１がバネ５２により引上げられて第２のシュート切換
部材４７が垂直姿勢に戻され、これに追従して第１のシ
ュート切換部材４４が垂直姿勢となる。この間ダクト２
６から継続して硬貨が送り込まれても、第１、第２のシ
ュート切換部材４４，４７を通じてバケット３５からオ
ーバーフロー金箱２８側へその進路を変えて流れ、外部
に漏れることなく移行する。この際にもこぼれ防止部材
５６が第１のシュート切換部材４４の下端に追従移動し
て常に隙間を塞いでおり、この隙間からのこぼれ出しが
防がれる。

【００２６】第２のシュート切換部材４７および第１の
シュート切換部材４４が共に垂直姿勢に戻ると、図４の
状態とり、バケット３４の移動中にダクト２６を通じて
送り込まれる硬貨をオーバーフロー金箱２８内に受入れ
る。

【００２７】正逆モータ４２ａが正回転してバケット３
５が引上げられると作動レバー５３もバネ５５の付勢に
より追従して次第に水平姿勢に戻り、こぼれ防止部材５
６も垂直姿勢に移行してバケット３５の上昇進路から退
去し、バケット３５の引上げに支障をきたさない。バケ
ット３５が作動レバー５３から離れると、図３の状態に
なり、こぼれ防止部材５６は第１のシュート切換部材４
４の下端と機枠３３の開口縁との間の隙間を塞ぐ役目に
戻り、シュートの一部を構成してこぼれを防止する。

【００２８】バケット３５が最上昇位置に近づくと、バ
ケット３５のローラ３８′がガイドレール３６の凹部３
６ａから脱出して規制が解かれ、ついで弧状のガイド４
０に当って次第に傾動し、図７のようにストッパ４１に
当るまで傾動して斜め下向きに転回し、ホッパ３０内に
硬貨があけられ、硬貨補給コンベア１３へ供給される。
バケット３５内の硬貨が全量排出されるとワイヤ４２を
逆回転させることによりバケット３５は下降し、再び最
下降位置に至って硬貨の供給を受ける。

【００２９】なお５００円用のホッパ３１に対する補給
装置３２も同一構成であるのでその説明は省略する。ま
た、本実施例では、シュート切換部材を第１のシュート
切換部材４４と第２のシュート切換部材４７に分離して
構成したが一体構成としてもよい。

【００３０】

【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、回
収される硬貨を補給用として所定の位置へ搬送するため
のバケットへ供給するシュートをオーバーフロー金箱と
バケットとに連通する位置へ揺動可能とし、そのいずれ
への連通状態時にもシュートの下端に生じる隙間を防ぐ
こぼれ防止部材を有するので、硬貨の受渡しの際に硬貨
がシュート外にこぼれ出すことがなく、かつ硬貨の送り
込みを中断させることなくバケットとオーバーフロー金
箱への切換えができ、硬貨の詰りを生じることがない。
また、回収されてくる硬貨を一時保留することなく、そ
の都度バケット内へ収容するので硬貨がブリッジ状に詰
ることがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を適用した硬貨処理装置の一例を示す正
面図。

【図２】本考案による硬貨補給装置の一実施例を示す斜
視図。

【図３】バケットが上方位置ある状態時の側面図。

【図４】バケットが下降してこぼれ防止部材が傾動した
状態時の側面図。

【図５】シュートがバケット側へ切換わった状態時の側
面図。

【図６】バケットが上昇した状態の正面図。

【図７】バケットがホッパ側へ転回した状態時の正面
図。

【図８】本考案の適用対象としてのパチンコ島を示す一
部の斜視図。

【図９】回収硬貨の分類部の一例を示す断面図。

【符号の説明】

１ パチンコ島 ２ パチンコ台 ３ パチンコ玉貸機 ４ 両替機 ５ 硬貨処理装置 １２ 紙幣搬送コンベア １３ 硬貨補給コンベア １４ 硬貨回収コンベア ２１ 選別板 ２６ ダクト ２７ ダクト ２８ オーバーフロー金箱（１００円用） ２９ オーバーフロー金箱（５００円用） ３０ １００円用ホッパ ３１ ５００円用ホッパ ３２ 硬貨補給装置 ３３ 機枠 ３４ 内枠 ３５ バケット ３６ ガイドレール ３７ ブラケット ４０ ガイド ４４ 第１のシュート切換部材 ４７ 第２のシュート切換部材 ５０ 電動機としてのソレノイド ５３ 作動レバー ５６ こぼれ防止部材

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】パチンコ島等の遊技機から搬送装置によっ
   て搬送されてくる硬貨を昇降可能なバケット内に受取っ
   て上方へ搬送し、両替機等に補給する硬貨補給装置にお
   いて、装置本体の下方部に設けられた前記両替機等が硬
   貨の補給を要しないときに回収されてくる硬貨を収納す
   るオーバーフロー金箱と、前記搬送装置から送出される
   回収硬貨を前記バケットの硬貨受取位置の側部を通って
   前記オーバーフロー金箱へ案内するシュートと、このシ
   ュート内に設けられ回収硬貨の落下方向をオーバーフロ
   ー金箱側からバケット側へ切換えるシュート切換機構と
   を有し、この切換機構は、前記バケットの硬貨受取位置
   への移動に連動して前記バケットの硬貨受入口とシュー
   トとの間の間隙を閉塞するこぼれ防止部材と、前記バケ
   ットが硬貨受取位置に位置したのちシュートをバケット
   側へ切換えるとともにバケットが上昇を開始する前段階
   でシュートをオーバーフロー金箱側へ切換えるべく電動
   機によって駆動されるシュート切換部材とを具備するこ
   とを特徴とする硬貨補給装置。