JP2000288234A - メダル払出装置 - Google Patents

メダル払出装置

Info

Publication number
JP2000288234A
JP2000288234A JP11101383A JP10138399A JP2000288234A JP 2000288234 A JP2000288234 A JP 2000288234A JP 11101383 A JP11101383 A JP 11101383A JP 10138399 A JP10138399 A JP 10138399A JP 2000288234 A JP2000288234 A JP 2000288234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medals
medal
edge
payout
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11101383A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Otegi
義弘 樗木
Katsufumi Takita
克文 田北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meisei Co Ltd
Original Assignee
Meisei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meisei Co Ltd filed Critical Meisei Co Ltd
Priority to JP11101383A priority Critical patent/JP2000288234A/ja
Publication of JP2000288234A publication Critical patent/JP2000288234A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来よりもメダルを噛み込みにくい構造のメ
ダル払出装置を提供すること。 【解決手段】 メダルを払い出す際には、振り分け機2
5内の揺動部材41が、図中に実線で示した位置まで揺
動し、上部送出機23が作動してメダルを振り分け機2
5に投入する。その結果、メダルは払出経路であるホッ
パー51へと滑落する。払出経路へ払い出されたメダル
が、ある程度以上の量に達したことをセンサで検出した
ら、上部送出機23が停止し、振り分け機25が、図中
二点鎖線で示す位置へと揺動する。上部送出機23から
こぼれ落ちるメダルは、回収経路であるホッパー53へ
と滑落するので、外部へ払い出されることはない。揺動
部材41は、メダルの通過経路を閉鎖しないので、動作
中にメダルを噛み込むことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数のメダルをま
とめて払い出すメダル払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ある程度多量のメダルをまと
めて払い出すように構成されたメダル払出装置が知られ
ている。この種のメダル払出装置は、例えば、遊技場の
店員がメダル貸出機に補給するためのメダルなどを得る
際に利用するもので、遊技客が利用するメダル貸出機等
とは異なり、必ずしも正確に一定枚数を払い出す必要は
ないので、概ね一定量とみなせる程度のメダルが払い出
せるような構造になっている。
【0003】具体的には、例えば、メダル送出装置を一
定時間だけ作動させることによって、十二分に多量のメ
ダルを送出し、そのメダルを容器内に投入することによ
り、過剰な量のメダルを容器上部から溢れさせ、その溢
れたメダルについては回収経路へと転落させ、一方、容
器内に残ったメダルについては、容器側面に形成された
ドアを開放することにより、払出経路へと転落させ、そ
の払出経路へ転落したメダルが、外部へ払い出されるよ
うになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなメダル払出装置の場合、メダルの払出に伴って、
容器側面に形成されたドアを開閉するため、このドアを
閉じるときにメダルを噛み込んでしまう恐れがある。特
に、上部から容器内へわずかずつメダルが落ちている途
中でドアを閉じると、ドアを閉じる時にメダルを噛み込
む恐れがあった。
【0005】また、容器一杯分のメダルを確実に払い出
すには、過剰な量のメダルが容器上部から十分に溢れ出
るまでメダル送出装置を作動させなければならないた
め、回収経路へと転落してしまって実際の払出に利用さ
れないメダルの量が多くなるのも問題であった。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、従来よりもメダルを噛み
込みにくい構造のメダル払出装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段、および発明の効果】以
下、上記目的を達成するためになされた本発明の特徴に
ついて詳述する。本発明のメダル払出装置は、メダルを
連続的に搬送方向下流側へと送出するメダル送出手段
と、メダルを滑落させる滑落面が上面側に形成されてい
て、該滑落面の傾きが互いに異なる傾きとなる第1の位
置または第2の位置へと揺動可能な揺動部材を備えてお
り、前記メダル送出手段から送出されてくるメダルが前
記滑落面に載る位置に配設され、前記揺動部材が前記第
1の位置にある場合は、前記滑落面に載ったメダルを一
方の縁から払出経路へと転落させ、前記揺動部材が前記
第2の位置にある場合は、前記滑落面に載ったメダルを
前記一方の縁の反対側にあるもう一方の縁から回収経路
へと転落させる振り分け手段と、該振り分け手段によっ
て払出経路へと振り分けられたメダルがあらかじめ定め
られた量に達したことを検知可能な検知手段と、前記振
り分け手段の揺動部材を前記第1の位置へと揺動させ、
前記メダル送出手段を作動させ、前記検知手段によって
前記払出経路へと振り分けられたメダルがあらかじめ定
められた量に達したことを検知したら、前記振り分け手
段の揺動部材を前記第2の位置へと揺動させ、前記メダ
ル送出手段を停止させる制御を行う制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0008】このメダル払出装置において、メダル送出
手段は、例えばベルトコンベヤなどによって構成できる
が、メダルが自重で滑落する機構やメダルを一列に並べ
て押し出す機構等でもよく、メダルを連続的に搬送方向
下流側へと送出できれば、どのような機構を採用してい
てもよい。また、メダル送出手段が送出するメダルは、
搬送方向上流側に設置されたメダルタンクから得たもの
でもよいし、遊技機等からメダルを回収する回収装置と
組み合わせることにより、遊技機等から回収されてくる
メダルをそのまま利用するようにしてもよい。
【0009】振り分け手段の揺動部材は、要するに、シ
ーソーのように揺動して、その傾きによってメダルの滑
落方向を変更するもので、その滑落方向の違いにより、
メダルの転落先が払出経路または回収経路のいずれかと
なる。揺動部材を揺動させる駆動力源としては、例えば
モーターやソレノイドなどを利用でき、モーターやソレ
ノイドが発生させた動力を振り分け手段に伝達する手段
としては、周知の各種歯車機構やリンク機構を採用すれ
ばよい。揺動部材の揺動位置は、接触型もしくは非接触
型の位置検出センサで検出でき、この位置検出センサか
らの検出信号に基づいてモータやソレノイドを駆動すれ
ばよい。あるいは、ステッピングモータなどを利用すれ
ば、位置検出センサを用いることなく、振り分け部材を
所望の揺動位置まで揺動させることもできる。
【0010】検知手段は、払出経路へと振り分けられた
メダルがあらかじめ定められた量に達したことを検知す
るもので、払出経路の末端においてメダルの量を検知す
る手段であってもよいし、払出経路の途中でメダルの量
を検知する手段であってもよい。払出経路の末端におい
てメダルの量を検知する手段としては、例えば、払出経
路の末端においてメダルを容器内に貯めるようにし、容
器内のある高さ位置に接触型のセンサを設けて、容器内
に貯まったメダルがある高さ位置に達して接触型のセン
サに触れたら、検知信号を発するようなものを考え得
る。払出経路の途中でメダルの量を検知するには、メダ
ルが重ならないように整列して通過する経路を設けて、
その経路を通過したメダルの枚数を光センサ等でカウン
トすればよい。
【0011】制御装置は、メダル送出手段と振り分け手
段を上述の如く制御するものであり、周知のシーケンサ
ー等によって構成することができる。このように構成さ
れたメダル払出装置において、メダルの払い出しを行う
際には、振り分け手段の揺動部材が第1の位置へ揺動し
て、メダル送出手段が作動する。これにより、メダルが
払出経路を通って外部へと払い出されるようになる。そ
の後、払出経路へと振り分けられたメダルがあらかじめ
定められた量に達したら、それを検知手段が検知して、
振り分け手段の揺動部材が第2の位置へと揺動し、メダ
ル送出手段が停止する。
【0012】この時、メダル送出手段が完全に停止する
までには、ある程度の時間を要する可能性があり、それ
までの間は、メダル送出手段からいくらかメダルが送出
されてしまう可能性がある。しかし、本メダル払出装置
では、振り分け手段の揺動部材が第2の位置へと揺動す
るので、メダル送出手段から送出されたメダルは回収経
路へと転落することになる。したがって、過大な量のメ
ダルが払出経路へ転落してしまうことはなく、また、メ
ダル送出手段も過剰に作動を続けることはないので、過
大な量のメダルが回収経路へ転落することもない。
【0013】また、本メダル払出装置において、メダル
の通過する経路には、開閉されるドア状の構造が存在し
ない。したがって、ドア状構造を閉める際にメダルを噛
み込むといった問題が発生することはなく、故障を招き
にくい。次に、請求項2に記載のメダル払出装置は、前
記振り分け手段が、前記揺動部材の周囲を取り囲む隔壁
を備え、前記一方の縁と前記隔壁との間、前記もう一方
の縁と前記隔壁との間には、前記揺動部材の動作位置に
かかわらず、常にメダルを通過させる程度の隙間が確保
されていて、前記一方の縁および前記もう一方の縁以外
の箇所では、前記揺動部材の動作位置にかかわらず、前
記揺動部材と前記隔壁との間にメダルを通過させる隙間
が存在しないことを特徴とする。
【0014】このメダル払出装置によれば、上述の如き
隔壁が存在しているので、メダル送出手段から送出され
たメダルが、揺動部材の滑落面付近から予期しない方向
へ脱落することがない。また、メダルが転落することに
なる滑落面の両縁と隔壁との間には、振り分け手段の動
作位置にかかわらず常にメダルを通過させる程度の隙間
が確保されているので、ここでメダルを噛み込むことも
ない。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
一例を挙げて説明する。以下に説明するメダル払出装置
は、遊技用メダルを研磨するためのメダル研磨装置の一
部を構成している。
【0016】図1および図2に示すように、メダル研磨
装置1は、一次タンク11,下部送出機13,リフター
15,研磨ボックス17,シャッター装置19,二次タ
ンク21,上部送出機23,および振り分け機25など
を備え、各部の動作がシーケンサー29によって制御さ
れている。
【0017】一次タンク11は、未研磨状態のメダルを
貯めておく容器である。一次タンク11内のメダルは、
例えば、メダル計数機(図示略)に投入されたメダルを
回収したもので、メダル計数機は、一次タンク11の上
方にある天板31の上に設置できるようになっている。
なお、遊技機の背後にベルトコンベヤ等を利用した回収
機構を配設すれば、遊技機に投入されたメダル遊技機に
投入されたメダルを連続的に回収することもできるの
で、その回収機構によって回収されたメダルが一次タン
ク11内に回収されるようになっていてもよい。
【0018】下部送出機13は、シーケンサー29によ
って制御されて一次タンク11から連続的にメダルを送
り出す装置で、内蔵するベルトコンベヤによってメダル
を搬送するものである。下部送出機13によって送出さ
れてくるメダルは、ホッパー33へ投入される。
【0019】リフター15は、シーケンサー29によっ
て制御されてホッパー33へ投入されたメダルを上方へ
と搬送する装置である。このリフター15は、内部に一
対の無端ベルトを互いに接触するように配置して、その
無端ベルト間にメダルを挟み込んで上方へと搬送するも
のである。
【0020】研磨ボックス17は、図3に示すように、
内部に、ほぼ同じようにジグザグに曲げられた2本のベ
ルト35を備えている。各ベルト35は、弾力的に撓む
もので、2本のベルト間にジグザグの通路が形成される
ように間隔を置いて配設され、それぞれその上下両端に
おいて固定されている。また、ベルト35によって形成
されたジグザグ通路内には、布状研磨部材37が吊り下
げられている。この布状研磨部材37は、筒状に形成さ
れた綿布で、メダルを研磨するための研磨手段である。
リフター15によって搬送されてくるメダルは、布状研
磨部材37の上端側から布状研磨部材37の内部に投入
され、投入されたメダル(図中C)は、布状研磨部材3
7に擦れつつ下方へと落下し、これにより、メダルの表
面が磨かれることになる。
【0021】なお、研磨ボックス17の下端側から放出
されるメダルは、再び、ホッパー33に投入される。す
なわち、研磨ボックス17は、リフター15の出口から
出た後に自重で落下するメダルをリフター15の入口へ
と案内する落下経路をなし、リフター15と研磨ボック
ス17が、メダルを環状搬送経路内で循環させる循環搬
送手段として機能している。
【0022】シャッター装置19は、搬送先を2通りに
切り替える搬送先切替手段であり、その動作がシーケン
サー29によって制御されるもので、リフター15の上
端にある水平搬送部17aの近傍に配設されている。シ
ャッター装置19の内部には、図4に示すような、水平
搬送部17aの搬送方向Bに対して傾きを持った遮蔽板
19aが配設され、この遮蔽板19aが、ソレノイド
(図示略)によって駆動されて上下動する構造となって
いる。遮蔽板19aが上方へ移動した際には、遮蔽板1
9aと水平搬送部17aとの間に隙間ができるので、水
平搬送部17aに搭載されて搬送されるメダルは、搬送
方向Bへと搬送されて研磨ボックス17に至る。一方、
遮蔽板19aが下方へ移動した際には、遮蔽板19aが
水平搬送部17aに軽く当接し、両者間の隙間がなくな
るので、水平搬送部17aに搭載されて搬送されるメダ
ルは、遮蔽板19aに当接し、その進路が図中矢印Mの
ように曲げられることになる。進路が曲げられたメダル
は、水平搬送部17aの脇へとこぼれ落ちて、二次タン
ク21内に収容される。
【0023】二次タンク21は、研磨済みのメダルを貯
めておく容器である。二次タンク21内には、異なる高
さ位置に残量センサ39a,39bが配置されている。
一方の残量センサ39aは、二次タンク21内のメダル
が満杯になったことを検出するセンサで、もう一方の残
量センサ39bは、二次タンク21内のメダルの残量が
少なくなったことを検出するセンサである。なお、これ
らの残量センサ39a,39bは、メダルの接触に伴っ
て電気的に短絡する接触型センサを利用して構成してあ
るが、メダルによって光路を遮られる光センサ等で構成
することもできる。
【0024】上部送出機23、二次タンク21から連続
的にメダルを送り出す装置で、内蔵するベルトコンベヤ
によってメダルを搬送するものである。上部送出機23
によって送出されてくるメダルは、振り分け機25へ投
入される。振り分け機25は、図5に示すように、上面
側にメダルを滑落させる滑落面41aが形成された揺動
部材41と、揺動部材41の周囲を囲む隔壁43を備え
ている。揺動部材41は、滑落面41aの傾きが互いに
異なる傾きとなる第1の位置(図5中に実線で示す位
置)または第2の位置(図5中に二点鎖線で示す位置)
へと揺動するように構成されていて、振り分け機25
は、上部送出機23から送出されてくるメダルが滑落面
41aに載る位置に配設されている。揺動部材41は、
モータ(図示略)に駆動されて揺動するもので、揺動部
材41の下側に延出された遮光板41bが、揺動に伴っ
てフォトインタラプタ45,47の光路を遮ることによ
り、揺動部材41が第1,第2の位置に達したことを検
出できるようになっている。揺動部材41が第1の位置
にある場合は、滑落面41aに載ったメダルが一方の縁
41cから払出経路であるホッパー51へと転落し、揺
動部材41が第2の位置にある場合は、滑落面41aに
載ったメダルがもう一方の縁41dから回収経路である
ホッパー53へと転落させるようになっている。また、
この振り分け機25において、上記一方の縁41cと隔
壁43との間、上記もう一方の縁41dと隔壁43との
間には、揺動部材41の動作位置にかかわらず、常にメ
ダルを通過させる程度の隙間が確保されていて、揺動部
材41と隔壁43の間にメダルが挟み込まれないように
なっている。一方の縁41cおよびもう一方の縁41d
以外の箇所(すなわち、図5において揺動部材41の正
面側と背面側)では、揺動部材41と隔壁43が揺動部
材41の動作位置にかかわらず、揺動部材41と隔壁4
3との間にメダルを通過させる隙間が存在しないので、
ここでもメダルが挟み込まれることはない。
【0025】払出経路であるホッパー51へと転落した
メダルは、ジョッキ61に貯まる。ジョッキ61は、図
6に示すように、メダル研磨装置1から取り外して持ち
運びができる取っ手付の容器で、メダル研磨装置1のメ
ダル払出部63に設置されている。メダル払出部63に
は、ジョッキ検出センサ65、メダル検出センサ67が
配設されている。ジョッキ検出センサ65は、近傍に金
属が存在することを非接触で検出する近接センサで、金
属製のジョッキ61の有無を検知できるようになってい
る。メダル検出センサ67は、ジョッキ61に形成され
た貫通穴を通ってジョッキ61内に突出しており、2つ
のメダル検出センサ67a−67b間がメダルを介して
短絡状態になったか否かを電気的に検知可能なものであ
る。
【0026】なお、回収経路であるホッパー53へと転
落したメダルは、上述の一次タンク11へと戻される。
次に、上記メダル研磨装置1におけるメダル研磨動作に
ついて説明する。上記メダル研磨装置1において、二次
タンク21内のメダルの残量が少なくなったことを、上
記残量センサ39bが検出すると、一次タンク11内に
貯められている未研磨のメダルが研磨されて、二次タン
ク21内へと送り込まれる。
【0027】具体的には、シーケンサー29が下部送出
機13を一定時間だけ作動させ、これにより、一次タン
ク11内のメダルがホッパー33に投入される。また、
シーケンサー29がリフター15を作動させ、これによ
り、ホッパー33に投入されたメダルが揚送される。揚
送されたメダルは、研磨ボックス17の上端に至り、研
磨ボックス17内を落下し、その落下中にメダルの表面
が研磨される。研磨ボックス17の下端まで落下したメ
ダルは、再び、ホッパー33に投入されて、リフター1
5により揚送されることになる。つまり、リフター15
による揚送と研磨ボックス17内の落下の繰り返しによ
り、図1および図2中に黒塗りの実線矢印で示したよう
に、メダルは環状搬送経路内を循環することになる。こ
の時、メダルは何度も研磨ボックス17内を落下するの
で、そのたびにメダルが磨かれることになる。
【0028】続いて、適当な時点で、シーケンサー29
がシャッター装置19を作動させ、これにより、リフタ
ー15が研磨ボックス17へと搬送しているメダルを、
二次タンク21へと回収する。シーケンサー29がシャ
ッター装置19を作動させるタイミングは、メダルを磨
くのに十分な時間があらかじめ設定されていてもよい
し、任意に可変設定できるようになっていてもよい。
【0029】以上の一連の処理は、通常、残量センサ3
9aが、二次タンク21内のメダルが満杯になるまで繰
り返されるが、これは、あらかじめ決められた回数だけ
繰り返されてもよいし、その回数を任意に可変設定でき
るようになっていてもよい。以上のように動作するメダ
ル研磨装置1によれば、メダルが研磨ボックス17内を
通過する回数を多くすることで、メダルの磨き具合を高
めることができるので、メダルの磨き具合を高めるため
に研磨ボックス17の高さ方向寸法を過剰に長くする必
要がなく、メダル研磨装置1の高さについて小型化を図
ることができる。また、リフター15と研磨ボックス1
7によって、上下方向に長い環状経路を形成しているの
で、メダル研磨装置1の横幅や奥行きについても小型化
を図ることができる。つまり、メダル研磨装置1を、全
体的にコンパクトにすることができるのである。
【0030】また、このメダル研磨装置1によれば、研
磨ボックス17内においてメダルを落下させるだけでメ
ダルが研磨されるので、研磨のために特に動力を供給す
る必要がなく、そのような動力を供給するための動力源
や駆動機構を配置しなくてもよい分だけ、小型化を図る
ことができる。
【0031】さらに、このメダル研磨装置1において
は、シャッター装置19をリフター15の上端側に設け
てあり、リフター15が、研磨ボックス17の入口まで
メダルを揚送する機能と、二次タンク21までメダルを
揚送する機能を兼ね備えたものとなっているので、各機
能を実現するためのリフターをそれぞれ個別に設けなく
てもよく、その分だけ装置の小型化を図ることができ
る。
【0032】次に、上記メダル研磨装置1におけるメダ
ル払出動作について説明する。上記メダル研磨装置1に
おいて、操作パネル(図示略)にある払出ボタン(図示
略)が押されると、二次タンク21内に貯められている
研磨済みのメダルが、図1および図2中に示した白抜き
の実線矢印で示したように流れて、ジョッキ61へと払
い出される。
【0033】具体的には、シーケンサー29が振り分け
機25を作動させ、これにより、揺動部材41が第1の
位置(図5中に実線で示す位置)へと揺動する。揺動部
材41が第1の位置に達すると、遮光板41bがフォト
インタラプタ45の光路を遮るので、それを検出したシ
ーケンサー29が振り分け機25を停止させる。
【0034】続いて、シーケンサー29が上部送出機2
3を作動させ、これにより、二次タンク21内のメダル
が振り分け機25に投入される。振り分け機25に投入
されたメダルは、揺動部材41の滑落面41a上をホッ
パー51へと滑落し、そのメダルがジョッキ61に貯ま
る。
【0035】ジョッキ61内において、メダル検出セン
サ67aに達する高さ位置までメダルが貯まると、メダ
ルを介してメダル検出センサ67a−67b間が短絡
し、そのことがシーケンサー29において検出される。
続いて、シーケンサー29は、直ちに上部送出機23を
停止させ、また、振り分け機25を作動させる。これに
より、上部送出機23が停止し、揺動部材41が第2の
位置(図5中に二点鎖線で示す位置)へと揺動する。揺
動部材41が第2の位置に達すると、遮光板41bがフ
ォトインタラプタ47の光路を遮るので、それを検出し
たシーケンサー29が、振り分け機25を停止させる。
その結果、メダルの払い出しが停止する。
【0036】このように構成されたメダル研磨装置1に
おいて、上部送出機23の動作が完全に停止するまでに
は、ある程度の時間を要するので、上部送出機23から
は不定量のメダルがしばらくこぼれ落ちてくることがあ
る。しかし、このメダル研磨装置1においては、上部送
出機23を停止させる際に、揺動部材41を第2の位置
へと揺動させるので、揺動部材41が第2の位置に向か
ってある程度揺動すれば、メダルはホッパー51へ滑落
しなくなり、さらに揺動部材41が揺動すれば、図1お
よび図2中において白抜きの破線矢印で示したように、
メダルはホッパー53へと滑落するようになる。したが
って、メダルがいつまでもばらばらとジョッキ61内へ
こぼれ落ちることはなく、メダルがジョッキ61から溢
れてしまうことはない。また、上部送出機23が完全に
停止した後も、既に上部送出機23の終端付近まで搬送
されたメダルが残っていると、そのメダルが後になって
こぼれ落ちてくる可能性はあるが、そのようなメダルも
ホッパー53へと滑落するので、後からメダルが外部へ
放出されることはない。
【0037】また、このメダル研磨装置1において、揺
動部材41は、メダルがジョッキ61へと転落するのを
防ぐに当たって、ジョッキ61への通路を閉鎖するもの
ではないので、メダルを噛み込む恐れがなく、故障を招
きにくい。また、揺動部材41の周囲には隔壁43が存
在しているので、上部送出機23から送出されたメダル
が、揺動部材41の滑落面付近から予期しない方向へ脱
落することがなく、メダルが転落することになる滑落面
41aの両縁41c,41dと隔壁43との間には、揺
動部材41の動作位置にかかわらず常にメダルを通過さ
せる程度の隙間が確保されているので、ここでメダルを
噛み込むこともない。
【0038】なお、以上説明したメダル研磨装置1を構
成する装置の内、上部送出機23が本発明でいうメダル
送出手段に相当し、振り分け機25が本発明でいう振り
分け手段に相当し、メダル検出センサ67が本発明でい
う検知手段に相当し、シーケンサー29が本発明でいう
制御手段に相当する。
【0039】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明は、上記以外の形態でも実施可能であり、上
記の具体的形態に限定されるものではない。例えば、上
記メダル研磨装置1において、揺動部材41の両縁41
c,41dと隔壁43との間には、揺動部材41の動作
位置にかかわらず常にメダルを通過させる程度の隙間が
確保されていたが、隙間を確保する代わりに、揺動部材
41の両縁41c,41d、または隔壁43を、ゴム等
の撓みやすい部材で構成しても、メダルの噛み込みを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 メダル研磨装置の内部構造を示す正面図であ
る。
【図2】 メダル研磨装置の内部構造を示す側面図であ
る。
【図3】 研磨ボックスを示す従断面図である。
【図4】 シャッター装置の内部構造を示す平面図であ
る。
【図5】 振り分け機の内部構造を示す従断面図であ
る。
【図6】 ジョッキおよびメダル払出部を示す従断面図
である。
【符号の説明】
1・・・メダル研磨装置、11・・・一次タンク、13
・・・下部送出機、15・・・リフター、17・・・研
磨ボックス、19・・・シャッター装置、21・・・二
次タンク、23・・・上部送出機、25・・・振り分け
機、29・・・シーケンサー、31・・・天板、37・
・・布状研磨部材、41・・・揺動部材、41a・・・
滑落面、43・・・隔壁、61・・・ジョッキ、63・
・・メダル払出部、65・・・ジョッキ検出センサ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月6日(2000.6.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段、および発明の効果】以
下、上記目的を達成するためになされた本発明の特徴に
ついて詳述する。本発明のメダル払出装置は、メダルを
連続的に搬送方向下流側へと送出するメダル送出手段
と、メダルを滑落させる滑落面が上面側に形成されてい
て、該滑落面の傾きが一方の縁から他方の縁に向かって
下り傾斜となる第1の位置または前記他方の縁から前記
一方の縁に向かって下り傾斜となる第2の位置へと揺動
可能な揺動部材を備えており、前記メダル送出手段から
送出されてくるメダルが上から落下して前記滑落面に載
る位置に配設され、前記揺動部材が前記第1の位置にあ
る場合は、前記滑落面に載ったメダルを前記他方の縁
ら払出経路へと転落させ、前記揺動部材が前記第2の位
置にある場合は、前記滑落面に載ったメダルを前記一方
の縁から回収経路へと転落させる振り分け手段と、該振
り分け手段によって払出経路へと振り分けられたメダル
があらかじめ定められた量に達したことを検知可能な検
知手段と、前記振り分け手段の揺動部材を前記第1の位
置へと揺動させ、前記メダル送出手段を作動させ、前記
検知手段によって前記払出経路へと振り分けられたメダ
ルがあらかじめ定められた量に達したことを検知した
ら、前記振り分け手段の揺動部材を前記第2の位置へと
揺動させ、前記メダル送出手段を停止させる制御を行う
制御手段とを備え、前記振り分け手段が、前記揺動部材
の周囲を取り囲む隔壁を備え、前記一方の縁と前記隔壁
との間、前記他方の縁と前記隔壁との間には、前記揺動
部材の動作位置にかかわらず、常にメダルを通過させる
程度の隙間が確保されていて、前記一方の縁および前記
他方の縁以外の箇所では、前記揺動部材の動作位置にか
かわらず、前記揺動部材と前記隔壁との間にメダルを通
過させる隙間が存在しないことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、本メダル払出装置において、メダル
の通過する経路には、開閉されるドア状の構造が存在し
ない。したがって、ドア状構造を閉める際にメダルを噛
み込むといった問題が発生することはなく、故障を招き
にくい
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また特に、このメダル払出装置によれば、
上述の如き隔壁が存在しているので、メダル送出手段か
ら送出されたメダルが、揺動部材の滑落面付近から予期
しない方向へ脱落することがない。また、メダルが転落
することになる滑落面の両縁と隔壁との間には、振り分
け手段の動作位置にかかわらず常にメダルを通過させる
程度の隙間が確保されているので、ここでメダルを噛み
込むこともない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明は、上記以外の形態でも実施可能であり、上
記の具体的形態に限定されるものではない

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メダルを連続的に搬送方向下流側へと送出
    するメダル送出手段と、 メダルを滑落させる滑落面が上面側に形成されていて、
    該滑落面の傾きが互いに異なる傾きとなる第1の位置ま
    たは第2の位置へと揺動可能な揺動部材を備えており、
    前記メダル送出手段から送出されてくるメダルが前記滑
    落面に載る位置に配設され、前記揺動部材が前記第1の
    位置にある場合は、前記滑落面に載ったメダルを一方の
    縁から払出経路へと転落させ、前記揺動部材が前記第2
    の位置にある場合は、前記滑落面に載ったメダルを前記
    一方の縁の反対側にあるもう一方の縁から回収経路へと
    転落させる振り分け手段と、 該振り分け手段によって払出経路へと振り分けられたメ
    ダルがあらかじめ定められた量に達したことを検知可能
    な検知手段と、 前記振り分け手段の揺動部材を前記第1の位置へと揺動
    させ、前記メダル送出手段を作動させ、前記検知手段に
    よって前記払出経路へと振り分けられたメダルがあらか
    じめ定められた量に達したことを検知したら、前記振り
    分け手段の揺動部材を前記第2の位置へと揺動させ、前
    記メダル送出手段を停止させる制御を行う制御手段とを
    備えたことを特徴とするメダル払出装置。
  2. 【請求項2】前記振り分け手段が、前記揺動部材の周囲
    を取り囲む隔壁を備え、前記一方の縁と前記隔壁との
    間、前記もう一方の縁と前記隔壁との間には、前記揺動
    部材の動作位置にかかわらず、常にメダルを通過させる
    程度の隙間が確保されていて、前記一方の縁および前記
    もう一方の縁以外の箇所では、前記揺動部材の動作位置
    にかかわらず、前記揺動部材と前記隔壁との間にメダル
    を通過させる隙間が存在しないことを特徴とする請求項
    1に記載のメダル払出装置。
JP11101383A 1999-04-08 1999-04-08 メダル払出装置 Pending JP2000288234A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11101383A JP2000288234A (ja) 1999-04-08 1999-04-08 メダル払出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11101383A JP2000288234A (ja) 1999-04-08 1999-04-08 メダル払出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000288234A true JP2000288234A (ja) 2000-10-17

Family

ID=14299257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11101383A Pending JP2000288234A (ja) 1999-04-08 1999-04-08 メダル払出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000288234A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002143386A (ja) * 2000-11-14 2002-05-21 Oizumi Corp 遊技媒体管理システム
US6769687B2 (en) 2001-11-09 2004-08-03 Namco Ltd. Token-operated game machine
JP2006160476A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 Yamato Scale Co Ltd 振分装置
JP2009018188A (ja) * 2008-09-22 2009-01-29 Namco Bandai Games Inc メダルプッシャーゲーム装置
JP2016060616A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 株式会社イシダ 振り分け装置
CH719753A1 (de) * 2022-06-03 2023-12-15 Ferag Ag Transportvorrichtung zum Transport und Beabstanden von Stückgütern.

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002143386A (ja) * 2000-11-14 2002-05-21 Oizumi Corp 遊技媒体管理システム
US6769687B2 (en) 2001-11-09 2004-08-03 Namco Ltd. Token-operated game machine
US7017904B2 (en) 2001-11-09 2006-03-28 Namco Ltd. Token-operated game machine
JP2006160476A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 Yamato Scale Co Ltd 振分装置
JP2009018188A (ja) * 2008-09-22 2009-01-29 Namco Bandai Games Inc メダルプッシャーゲーム装置
JP2016060616A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 株式会社イシダ 振り分け装置
CH719753A1 (de) * 2022-06-03 2023-12-15 Ferag Ag Transportvorrichtung zum Transport und Beabstanden von Stückgütern.

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4535794A (en) Machine having a coin or token payout mechanism
US4383540A (en) Feeding mechanism for dual coin sorters operating in parallel
JPH07129804A (ja) 両替機
JP3934064B2 (ja) 遊技機用メダルの投入装置
CN108537946B (zh) 硬币处理设备和硬币放置/分配机器
JP5109071B2 (ja) メダル選別手段を有するメダル処理装置
JP2000288234A (ja) メダル払出装置
JP3197879B2 (ja) メダル払出装置
JP3679017B2 (ja) 硬貨釣銭機
JP2007181595A (ja) 遊技機用台間機
JP3673052B2 (ja) 硬貨入出金機の取引口装置
JP2000288230A (ja) 研磨装置
JP2006346326A (ja) メダル送り装置
JP2008000449A (ja) メダル補給装置
JP3272780B2 (ja) 硬貨処理機
JP2551072Y2 (ja) 硬貨補給装置
JPH04340695A (ja) 硬貨処理装置
JPH0337091Y2 (ja)
JP2007061447A (ja) メダル処理装置のメダルリフト装置
JP2024012842A (ja) 硬貨処理機
JP3633950B2 (ja) 硬貨補給方法と硬貨補給装置
JP2024012845A (ja) 硬貨投出ユニットおよび硬貨処理機
JP3086681B2 (ja) 硬貨処理装置
JP2024012846A (ja) 収納機構および硬貨処理機
JP4713345B2 (ja) 遊技機用台間機