JP2551010B2 - 電荷転送装置の製造方法 - Google Patents

電荷転送装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、MONOS(金属−酸化膜−窒化膜−酸化膜−
半導体)構造の電荷転送部とMOS(金属−酸化膜−半導
体)構造の周辺MOS部を同一基板上に有する電荷転送装
置の製造方法に関する。
B.発明の概要 MONOS構造の電荷転送部とMOS構造の周辺MOS部を有す
る電荷転送装置の製造方法において、上記電荷転送部の
最終段の不純物領域を選択イオン注入で形成することに
より、出力ゲートを第1層目の電極層で形成し、その第
1層目の電極層をマスクの一部として浮遊拡散領域と上
記周辺MOS部領域の少なくとも窒化膜を除去することに
より、その製造工程の簡略化等を実現するものである。
C.従来の技術 CCD(電荷結合デバイス)等の電荷転送装置の構造と
して、電荷転送部を所謂ピンホール現象(酸化膜の一部
で局所的に電荷が注入される現象)防止等のために窒化
膜を設けたMONOS構造とし、出力MOSトランジスタ等が形
成される周辺MOS部をMOS構造とするものが知られてい
る。
このような構造の電荷転送装置の従来の製造方法につ
いて、第4図a〜第4図dを参照しながら簡単に説明す
る。
(a) まず、第4図aに示すように、P型の半導体基
板100上の全面に酸化膜101と窒化膜102が形成される。
このP型の半導体基板100には、図中、領域Qで示す周
辺MOS部と領域Rで示す電荷転送部が形成される。そし
て、上記電荷転送部には、第1層目の多結晶シリコン層
をパターニングして各電極層103が電荷転送用電極の一
部を構成するように形成される。なお、上記領域Rに
は、電荷転送のためのN+型の不純物領域104が形成され
る。また、領域Qには、PMOSトランジスタを形成するた
めのN型のウェル領域105も形成される。また、窒化膜1
02上には酸化膜が形成されるがその図示を省略する。
(b) 次に、周辺MOS部では、窒化膜が不要であるた
めに、上記領域Qのみ上記窒化膜102が除去される。続
いて、マスク層106が形成され、このマスク層106は、第
4図bに示すように、最終段の第1層目の電極層103上
に開口部の端部106aがくるように開口される。すると、
開口部106内部では、上記第1層目の電極層103がマスク
として機能し、例えばボロン等のイオン注入を行うこと
で、セルフアラインでN-型の不純物領域107が形成され
る。すなわち、電荷転送部の基板表面は、N-型とN+型の
不純物領域が交互に形成されることになる。
(c) 次に、第4図cに示すように、上記マスク層10
6が除去され、全面に第2層目の多結晶シリコン層より
第2層目の電極層が形成される。この第2層目の電極層
は、第1層目の電極層103間に形成される電荷転送用電
極108tと、最終段の第1層目の電極層103の次に形成さ
れる出力ゲート108aと、出力MOS部のMOSトランジスタの
ゲート電極108gとなるように各々パターニングされる。
(d) 第2層目の電極層を形成して出力ゲート108aの
位置が決まったところで、その出力ゲートとセルフアラ
インで窒化膜104を除去する。これは、次の浮遊拡散
(フローティング・ディフュージョン)領域の形成に用
いられる例えば砒素等の不純物をイオン注入で打ち込み
易くするためである。そして、第4図dに示すように、
マスク層109等を用いながら砒素のイオン注入が行わ
れ、浮遊拡散領域110やMOSトランジスタのソース・ドレ
イン領域111等が形成される。すると、出力ゲート108a
とセルフアラインで浮遊拡散領域110が形成されること
になり、また、それぞれ電極層108t,103に所要の制御信
号Φ1を供給するような配線等が施されて装置が完
成する。
D.発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上述したような従来の電荷転送装置の
製造方法では、2度の窒化膜102の除去工程が必要とな
り、その製造プロセスが多工程となるためにその簡略化
が望まれている。
すなわち、周辺MOS部では、当初全面に形成した窒化
膜102をそのゲート電極108gの形成前に選択的に除去す
る必要があるが、一方電荷転送部においては、浮遊拡散
領域110の形成用の砒素等のイオン注入のために出力ゲ
ート108aとセルフアラインで窒化膜102を選択的に除去
する必要がある。この電荷転送部における出力ゲート10
8aは第2層目の電極層により形成されることから、窒化
膜102の除去は第2層目の電極層の形成後となって、少
なくとも2度の窒化膜102の選択的除去工程が必要とな
る。そして、このような2度の窒化膜102の除去工程に
よっては、その製造プロセスが長いものとなり、その製
造プロセスの簡略化が望まれている。
一方、窒化膜102の選択的除去工程を1度だけで行う
ことも、第1層目の電極層形成後に、開口端部を出力ゲ
ート108aが形成される領域に合わせたレジストマスクを
用いることにより可能であるが、そのマスク形成の精度
によって、浮遊拡散領域110における容量がばらつくこ
とになり、読み出し特性等が変動することになる。
そこで、本発明は上述の問題点に鑑み、その製造工程
の簡略化等を実現する電荷転送装置の製造方法を提供す
ることを目的とする。
E.問題点を解決するための手段 本発明は、積層された酸化膜及び窒化膜上に多層の電
極層からなる電荷転送用電極を形成した電荷転送部と酸
化膜上に電極層を形成した周辺MOS部を有する電荷転送
装置の製造方法において、上記電荷転送部の最終段の不
純物領域を選択イオン注入で形成することにより、出力
ゲートを第1層目の電極層で形成し、その第1層目の電
極層をマスクの一部として浮遊拡散領域と上記周辺MOS
部領域の少なくとも窒化膜を除去する電荷転送装置の製
造方法により上述の技術的課題を解決する。
F.作用 浮遊拡散領域をセルフアラインで形成するために必要
な出力ゲートを第1層目の電極層とすることで、当該第
1層目の電極層のパターニングの後であって第2層目の
電極層によるゲート電極等の形成前には、その第1層目
の電極層をマスクの一部として浮遊拡散領域と上記周辺
MOS部領域の少なくとも窒化膜を除去することができ、
周辺MOS部領域のMOS構造や上記セルフアラインが実現さ
れる。しかし、単に、出力ゲートを第1層目の電極層と
するのみでは、出力ゲートへ向かってポテンシャルが段
階状に傾斜する構造にできない。そこで、本発明の電荷
転送装置の製造方法では、電荷転送部の最終段の不純物
領域を選択イオン注入で形成し、その最終段の不純物領
域を出力ゲートへ向かってポテンシャルが段階状に傾斜
する構造とし、出力ゲートを第1層目の電極層で形成で
きる様にしている。
G.実施例 本発明の好適な実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第1の実施例 本実施例は、電荷転送部の出力ゲート(アウト・プッ
ト・ゲート)を第1層目の電極層で形成した例であり、
窒化膜の選択的除去が1度の工程で行われる製造プロセ
スとなっている。以下、本実施例を第1図a〜第1図e
を参照しながら工程順に説明する。
(a) まず、第1図aに示すように、P型の半導体基
板1上に酸化膜2が形成され、この酸化膜2上に窒化膜
3が形成される。この窒化膜3上には、ナイトライド酸
化により酸化膜7が形成される。このP型の半導体基板
には、電荷転送部として用いられる領域Rと、出力用の
MOSトランジスタ等が形成される周辺MOS部として用いら
れる領域Qとが形成される。すなわち、領域Rは最終的
にMONOS構造とされ、領域Qは最終的にMOS構造とされ
る。上記領域R側には電荷転送用のポテンシャル井戸を
形成するためのN+型の不純物領域5が形成される。な
お、領域Q側にはPMOSトランジスタを形成するためのN
型のウェル領域6も形成される。
そして、このように積層された酸化膜2、7及び窒化
膜3上には、第1層目の多結晶シリコン層を用いた第1
層目の電極層が形成され、この第1層目の電極層はパタ
ーニングされて、上記領域R上で出力ゲート4aのパター
ンと、複数の電荷転送用電極4tのパターンとが残存す
る。ここで、本実施例の電荷転送装置の製造方法におい
ては、出力ゲート4aとその隣の電荷転送用電極4tの間隔
f0が比較的大きく採られる。このように間隔f0を大きめ
に採ることで、選択イオン注入による不純物の打ち分け
を行うためである。
(b) 上記出力ゲート4aと複数の電荷転送用電極4tの
各パターンが形成されたところで、第1図bに示すよう
に、マスク層8が形成され、このマスク層8は上記周辺
MOS部となる領域Q及び上記出力ゲート4aの一部を露出
するように開口される。次に、その一部開口されたマス
ク層8を用いて、上記酸化膜7と窒化膜3の選択的除去
が行われる。この選択的除去によって、上記周辺MOS部
となる領域Qでは酸化膜2が露出し、上記出力ゲートに
隣接したところでは当該出力ゲート4aのパターンとセル
フアラインで窒化膜3が除去されることになる。
(c) 上記マスク層8が全面的に除去され、続いて第
1図cに示すように、マスク層9が形成される。このマ
スク層9は既に窒化膜が除去された領域Qと上記出力ゲ
ート4aを被覆し、上記間隔f0で示した(第1図a参照)
領域において、上記出力ゲート4aから長さf1だけ該出力
ゲートaとその隣の電荷転送用電極4tの間を被覆し、電
荷転送部の他の複数の電荷転送用電極4tが形成されてい
る領域では開口される。そして、このような開口部を有
したマスク層9を用いて選択イオン注入が行われる。こ
の選択イオン注入では、複数の電荷転送用電極4t同士の
間の領域には該電荷転送用電極4tとセルフアラインでボ
ロン等の不純物がイオン注入され、上記出力ゲートaと
のその隣の電荷転送用電極4tの間の領域ではマスク層9
により電荷転送用電極4t側より長さf2(すなわちf2=f0
−f1)の領域のみ同じくボロン等の不純物が打ち込まれ
る。すると、電荷転送用電極4t同士の間の領域に対応す
る上記N+型の不純物領域5では、ボロンのイオンにより
N+型の導電型が多少打ち消されてN-型の不純物領域10が
セルフアラインで形成される。そして,さらに上記長さ
f2に対応する領域では、出力ゲート4aの隣の電荷転送用
電極4t側で同様にボロンのイオンによりN+型の導電型が
多少打ち消されてN-型の不純物領域10が形成される。こ
のとき出力ゲート4aに隣接したN+型の不純物領域5には
ボロンは導入されず、高濃度のN+型のままである。この
ようにN-型の不純物領域10を形成することで、電荷を転
送するためのポテンシャルバリヤが高くなり、出力ゲー
ト4aに向かって低く傾斜する階段状のポテンシャル構造
となる。そして、特に第1層目の電極層で形成した出力
ゲート4aに隣接する領域では、マスク層9を用いた選択
イオン注入により、N-型の不純物領域10の形成が長さf1
だけオフセットされる。従って、第1層目の電極層で出
力ゲート4aを形成しても十分な電荷の転送を図ることが
できることになる。
(d) 選択イオン注入の後、第1図dに示すように、
全面に例えば多結晶シリコン層を用いて第2層目の電極
層が形成される。この電極層はパターニングされ、上記
電荷転送部において第2層目の電極層からなる複数の電
荷転送用電極11tが上記第1層目の電極層で形成された
出力ゲート4aや電荷転送用電極4tの間の領域でそれぞれ
酸化膜7上に被着され、上記周辺MOS部において第2層
目の電極層からなるMOSトランジスタのゲート電極11gが
上記酸化膜2上に形成される。
(e) このような第2層目の電極層の形成後、第1図
eに示すように、上記出力ゲート4aとセルフアラインで
例えば砒素がイオン注入され、浮遊拡散領域12が形成さ
れる。上述のように出力ゲート4aでは、既に当該出力ゲ
ート4aとセルフアラインで窒化膜3が除去されており
(第1図b参照)、従って容易に砒素の打ち込みを行う
ことができる。その際上記出力ゲート4aは、浮遊拡散領
域12の形成のためのマスクの一部として用いられる。ま
た、マスク層13等を用いて上記第2層目の電極層からな
るゲート電極11gとセルフアラインでP型の半導体基板
1或いはP型のウェル領域等にソース・ドレイン領域1
4,14を形成したり、さらには不純物を換えて上記N型の
ウェル領域6に図示しないゲート電極とセルフアライン
でソース・ドレイン領域を形成するようにすることがで
きる。このようなソース・ドレイン領域の形成により周
辺MOS部にはMOSトランジスタが形成され、一方電荷転送
部には第1層目の電極層による出力ゲート4aとセルフア
ラインで浮遊拡散領域12が形成されることになる。
上述のような本実施例の電荷転送装置の製造方法にお
いては、窒化膜3の選択的な除去工程を1度で済ますこ
とができ、製造プロセスの簡略化がなされることにな
る。また、レジスト等を用いて窒化膜を除去する方法に
比較して、出力ゲートとセルフアラインで浮遊拡散領域
が形成されることから、その容量のばらつきも十分に小
さくなることになる。
なお、電極層をさらに多層構造とする時では、最終層
以前の電極層を出力ゲートの形成に用いる様にしても良
い。
第2の実施例 本発明の第2の実施例として、本発明の電荷転送装置
の製造方法を一層明確なものとするために、本発明を適
用して製造される電荷転送装置の一例について第2図及
び第3図を参照しながら説明する。
本実施例の電荷転送装置は、第2図にその断面構造を
示すように、MONOS構造を有する電荷転送部R1と、MOS構
造を有する周辺MOS部Q1とから構成されている。
上記電荷転送部R1は、P型の半導体基板21の表面に酸
化膜22、窒化膜23及び酸化膜24を積層しており、その酸
化膜24上には第1層目の多結晶シリコン層をパターニン
グした出力ゲート25aと複数の電荷転送用電極25tとが形
成されている。これら出力ゲート25aや電荷転送用電極2
5t同士の間には、第2層目の多結晶シリコン層を用いた
電荷電送用電極26tが上記酸化膜24上に被着され且つそ
の端部が上記出力ゲート25a等の上部に重複させるよう
に形成されている。
第1層目の電極層で形成された上記出力ゲート25a及
び上記電荷転送用電極25tの下部の半導体基板21には、N
+型の不純物領域27が形成され、第2層目の電極層で形
成された上記電荷転送用電極26tの下部には、N-型の不
純物領域28が形成されている。このうち、最終段の上記
電荷転送用電極26tの下部には、N-型の不純物領域28の
みならず上記出力ゲート25a側にN+型の不純物領域27も
形成される構造とされ、この最終段の上記電荷転送用電
極26tの下部だけで、出力ゲートに向かって階段状に低
くなるポテンシャル構造となっている。
上記出力ゲート25aは、本実施例では、第1層目の電
極層を用いて構成され、上記窒化膜23は、電荷転送部の
電荷転送用電極からその出力ゲート25aの端部30まで延
在されてMONOS構造となっている。この出力ゲート25aの
端部30からはその端部30とセルフアラインで浮遊拡散領
域29が形成されている。
上述の如き、電荷転送部R1に対して周辺MOS部Q1
は、酸化膜22のみがP型の半導体基板21上に積層され、
窒化膜23は形成されていない。この窒化膜23の除去は、
特に本実施例では、電荷転送部R1の出力ゲート25aをマ
スクの一部として行うことができる。周辺MOS部Q1
は、第2層目の電極層を用いて形成されたゲート電極31
が形成され、Nウェル領域32やP型の半導体基板21にソ
ース・ドレイン領域33等を形成して、例えば出力MOSト
ランジスタ等として用いられることになる。
ここで、このような出力ゲート25aを第1層目の電極
層で形成した本実施例の動作について簡単に説明する
と、上記出力ゲート25aには信号Φ0Gが供給され、その
隣の電荷転送用電極26tには信号Φが供給され、さら
にその隣の電荷転送用電極25t及び電荷転送用電極26tに
は信号Φが供給される。そして、上記信号Φと信号
Φは互いに反転したクロック信号の関係にあり、信号
Φが“L"レベルのときに上記浮遊拡散領域29に電荷
(電子)が流し込まれて行くことになる。
次に、第3図を参照しながら、平面レイアウトの一例
について説明する。この第3図の例は、CCDラインセン
サーの例であり、図中X方向に直線状に形成されたセン
サー部41を有し、その両側部には、読み出しゲート42,4
2が形成されている。上記センサー部41は複数の受光部4
3が並んで構成されており、隣接する受光部43同士は異
なる読み出しゲート42を介して電荷が取り出される様に
なっている。
上記読み出しゲート42に隣接して、図中X方向を電荷
の転送方向とする電荷転送部が形成されている。この電
荷転送部の構造は、MONOS構造とされ、第1層目の電極
層であって第3図中斜線で示す第1層目の多結晶シリコ
ン層で電荷転送用電極E1,E2,…,Eiが形成され、さらに
その第1層目の多結晶シリコン層で出力ゲート44が形成
されている。そして、第3図中破線で示すパターンで第
2層目の電極層である第2層目の多結晶シリコン層が形
成され、転送方向に沿って出力ゲート側から電荷転送用
電極e1,e2,…,eiが形成されている。なお、第2層目の
多結晶シリコン層からなる電荷転送用電極e1,e2,…,ei
は、1つ置きの電極同士は同じ信号(Φ若しくは
Φ)が供給されることから、延在部45等で1つ置きの
電極同士が互いに一体となったパターンすなわち櫛歯状
のパターンで形成されている。また、最終段の電荷転送
用電極e1では不純物の打ち分けのためにX方向の長さが
他の電極と比較して大きくされているが、特にX方向の
長さについて限定されるものではない。また、出力ゲー
ト44と対向する側には、入力ソース部47が形成される。
上記出力ゲート44の電荷転送用電極e1と反対の側に
は、電荷を電圧に変換して取り出すための浮遊拡散領域
46が形成される。この浮遊拡散領域46は、第1の実施例
で説明したプロセスに従って出力ゲート44が第1層目の
多結晶シリコン層で形成される故に周辺MOS部の窒化膜
と共に電荷転送部の窒化膜をセルフアラインで除去で
き、そのセルフアラインの窒化膜の除去により出力ゲー
ト44とセルフアラインで形成できる。第3図中、一点鎖
線は窒化膜除去時のマスクのパターン例であり、少なく
とも浮遊拡散領域46を窓部内とし、マスクの端部は出力
ゲート44上を通過して、浮遊拡散領域46の形成のための
イオン注入時には上記出力ゲート44の一部がマスクの一
部として用いられることになる。
このように本実施例は、出力ゲートに隣接する電荷転
送用電極の下部の不純物領域を2段階の不純物濃度を有
するように構成していることから、出力ゲートを第1層
目の電極層で形成することができる。そして、出力ゲー
トを第1層目の電極層で形成することで、周辺MOS部と
出力ゲート近傍で除去する必要のある窒化膜を1度に除
去することができる。
H.発明の効果 本発明の電荷転送装置の製造方法は、第1層目の電極
層をマスクの一部として浮遊拡散領域と上記周辺MOS部
領域の少なくとも窒化膜を除去するために、従来2度必
要とされていた選択的除去の工程が一度に短縮されるこ
とになり、製造プロセスの簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜第1図eは本発明の電荷転送装置の製造方法
の第1の実施例を説明するための製造工程に従ったそれ
ぞれ断面図、第2図は本発明の第2の実施例を説明する
ための電荷転送装置の要部断面図、第3図は本発明の第
2の実施例を説明するための電荷転送装置の要部平面図
である。 また、第4図a〜第4図dは従来の電荷転送装置の製
造方法を説明するための各々断面図である。 1……半導体基板 2,7……酸化膜 3……窒化膜 4a……出力ゲート 4t,11t……電荷転送用電極 5,10……不純物領域 11g……ゲート電極 12……浮遊拡散領域

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積層された酸化膜及び窒化膜上に多層の電
    極層からなる電荷転送用電極を形成した電荷転送部と酸
    化膜上に電極層を形成した周辺MOS部を有する電荷転送
    装置の製造方法において、 上記電荷転送部の最終段の不純物領域を選択イオン注入
    で形成することにより、出力ゲートを第1層目の電極層
    で形成し、その第1層目の電極層をマスクの一部として
    浮遊拡散領域と上記周辺MOS部領域の少なくとも窒化膜
    を除去する電荷転送装置の製造方法。
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