JP2550908Y2 - ガスライター用パイプ - Google Patents

ガスライター用パイプ

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JP2550908Y2
JP2550908Y2 JP1990114912U JP11491290U JP2550908Y2 JP 2550908 Y2 JP2550908 Y2 JP 2550908Y2 JP 1990114912 U JP1990114912 U JP 1990114912U JP 11491290 U JP11491290 U JP 11491290U JP 2550908 Y2 JP2550908 Y2 JP 2550908Y2
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JP
Japan
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pipe
semiconductive
gas lighter
gas
hollow
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JP1990114912U
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幸雄 川瀬
勇一 新島
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は、ガスライターのガス収納部と着火部間を連
結するガスライター用パイプに関する。
(考案の技術的背景とその問題点) 一般に、ガスライター用パイプは、可燃性ガスを通過
させるための中空部分と、可燃性ガスを発火させるため
の通電用の銅線とで構成されている。
従来、ガスライター用パイプとしては、第3図に示す
ように、中空パイプ1の外周に、細径の銅線2を長さ方
向に添って添設したものや、第4図に示すように、中空
パイプ1の内周に、細径の銅線2をその一部が露出する
ように長さ方向に添って埋設したもの等が知られてい
る。
しかしながら、このような構成のガスライター用パイ
プおいては、前者にあっては、ガスライターの内部に、
中空パイプ1と銅線2を別々に収納しなければならない
ので、必要以上のスペースを必要とし、また中空パイプ
1の連結作業の他に銅線2の接続作業を必要とし、組立
工程が2工程になるという難点があった。
一方、後者にあっては、ガスライター用パイプの製造
中もしくは製造後に、銅線2が中空パイプ1から剥がれ
てしまう恐れがあり、また中空パイプ1の内周に銅線2
を一部露出させるため、第3図に示すものよりも中空パ
イプ1の内径を大きくしなければならず、ひいては可燃
性ガスの放出量が多くなり、着火部分における可燃性ガ
スの噴射力が弱まるという難点があった。更に、第5図
に示すように、銅線2が中空パイプ1の内周から一部突
出しているので、中空部分3が真円とならず、ひいて
は、ガスライター用パイプの端末に装着される円筒状の
端子4と中空部分3との嵌合部にギャップGが生じ、両
者の接触が悪くなって導通不良となる難点もあった。
(考案の目的) 本考案は、このような点に着目してなされたもので、
ガスライター用パイプの端末に装着される円筒状の端子
とガスライター用パイプを構成する導通部材との接触を
確実に保持し、かつ導通部材が中空パイプから剥離する
恐れのないガスライター用パイプを提供せんとするもの
である。
(考案の概要) 本考案のガスライター用パイプは、それ自身が可燃性
ガスを発火させるための通電路として用いられ、かつそ
れ自身の中空部分が可燃性ガスの通路として用いられる
筒状の半導電性パイプの外周に、導線を長さ方向に添設
し、この上に押出被覆によって絶縁層を形成して成るこ
とを特徴としている。
(考案の実施例) 以下、本考案を一実施例の図面に基づいて説明する。
第1図において、本考案にかかるガスライター用パイプ
は、それ自身の中空部分5に可燃性ガスを挿通させる半
導電性パイプ6と、この半導電性パイプ6の外周に添設
した導線7と、この導線7の外周に半導電性パイプ6と
密着するように設けた絶縁層8とで構成されている。
次に、本考案にかかるガスライター用パイプの製造方
法について述べる。先ず、非架橋型の半導電のポリエチ
レン樹脂を押出被覆装置によって中空状に押出成形して
半導電性パイプ6を得る。ところで、半導電性パイプ6
の端末には、第2図に示すように、所定の外径を有する
導電性の端子9が装着されるため半導電性パイプ6を所
定の内径(0.6±0.1mm)を有するように押出成形する必
要がある。このため半導電性パイプ6を押出成形するに
際し、半導電ポリエチレン内に所定圧(約180mmaq)の
エアーを供給しながらその内径が一定範囲に入るように
管理している。なお、半導電性パイプ6の肉厚は、半導
電性パイプ6の固有抵抗が10Ω・cm程度以下となるよう
にし、かつ半導電性パイプ6に可撓性をもたせる観点か
ら、0.5〜0.7mm程度とされている。
導線7としては、例えば直径が0.12mm程度の銅線が用
いられ、これらの銅線の複数本例えば3本が隣接するご
とくしてまとめて半導電性パイプ6の外周に縦添または
螺旋状に横巻きされている。なお、複数本の銅線は半導
電性パイプ6の外周に円周方向に添って等配する如くし
て縦添または螺旋状に横巻きしてもよい。
次に、半導電性パイプ6の外周に、別工程でポリエチ
レン樹脂を押出被覆装置によって押出被覆して絶縁層8
を形成する。この場合、絶縁層8は、導線7が半導電性
パイプ6に密着するように、かつ絶縁層8と半導電性パ
イプ6の界面に空隙が生じないように押出被覆すること
が望ましい。
ところで、上記のガスライター用パイプの製造方法に
おいては、半導電性パイプ内に供給したエアーが、半導
電性パイプの上に押出成形する絶縁層の押出被覆時の熱
によって膨張し、ひいては半導電性パイプの内径が変動
してしまう難点がある。そこで、かかる半導電性パイプ
の内径の変動を防止するためには、中空部に所定圧のエ
アーを供給しながら、半導電ポリエチレン樹脂とポリエ
チレン樹脂をコモンヘッドで2層に同時に押出被覆する
ことが望ましい。なお、コモンヘッドとしては、内層用
ニップルと、この内層用ニップルを同心的に包囲する内
層用ダイスと、この内層用ダイスを同心的に包囲する外
層用ニップルと、この外層用ニップルの先端部を同心的
に包囲する外層用ダイスとを備えて成るものが使用され
る。かかる2層同時押出方式によるものにおいては、半
導電ポリエチレン樹脂とポリエチレン樹脂とがコモンヘ
ッドの出口部分で一体化すると共に、半導電性パイプの
内径管理も容易に行うことができる。
なお、前述の半導電性パイプ6及び絶縁層8はポリエ
チレン樹脂で形成したものに限定されず、例えばポリプ
ロピレン樹脂やビニル樹脂等で形成してもよい。
かかる構成のガスライター用パイプにおいては、半導
電性パイプの中空部が真円状にされているので、端子を
半導電性パイプの中空部に装着しても両者間にギャップ
が生ぜず、これにより両者の電気的な接触を確実に行う
ことができ、また絶縁層と半導電性パイプとが押出被覆
時の熱で完全に一体化しているので、絶縁層と半導電性
パイプとの界面に空隙が生ずる恐れもない。更に、半導
電性パイプの外周に導線が添設されているので、長期間
の使用によって半導電性パイプが劣化しその固有抵抗が
上昇しても導線の導体抵抗が変化しないので、安定した
着火性能が得られる。
(効果) 以上述べたように、本考案においては、端子と、ガス
ライター用パイプの導通部材との導通を確実に保持で
き、また導電部材の導体抵抗が上昇する恐れのない安定
した着火性能を有するガスライター用パイプを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のガスライター用パイプの横断面図、第
2図は本考案のガスライター用パイプの端末に端子を装
着した状態を示す横断面図、第3図及び第4図は従来の
ガスライター用パイプの横断面図、第5図は従来のガス
ライター用パイプの端末に端子を装着した状態を示す縦
断面図である。 1……中空パイプ 2……銅線 3、5……中空部分 4、9……端子 6……半導電性パイプ 7……導線 8……絶縁層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−69188(JP,A) 特開 昭62−290310(JP,A) 実開 昭63−2384(JP,U) 実開 昭54−38576(JP,U) 実開 昭55−116499(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】それ自身が可燃性ガスを発火させるための
    通電路として用いられ、かつそれ自身の中空部分が可燃
    性ガスの通路として用いられる筒状の半導電性パイプの
    外周に、導線を長さ方向に添って添設し、この上に押出
    被覆によって絶縁層を形成して成ることを特徴とするガ
    スライター用パイプ。
JP1990114912U 1990-10-31 1990-10-31 ガスライター用パイプ Expired - Lifetime JP2550908Y2 (ja)

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JPH0473735U JPH0473735U (ja) 1992-06-29
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JPS5438576U (ja) * 1977-08-22 1979-03-14
JPS632384U (ja) * 1986-06-23 1988-01-08

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JPH0473735U (ja) 1992-06-29

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