JP2550759Y2 - ラジアスボールエンドミル - Google Patents
ラジアスボールエンドミルInfo
- Publication number
- JP2550759Y2 JP2550759Y2 JP10228491U JP10228491U JP2550759Y2 JP 2550759 Y2 JP2550759 Y2 JP 2550759Y2 JP 10228491 U JP10228491 U JP 10228491U JP 10228491 U JP10228491 U JP 10228491U JP 2550759 Y2 JP2550759 Y2 JP 2550759Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- cutting edge
- arc
- end mill
- throw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Milling Processes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スローアウェイ式のボ
ールエンドミルの中のラジアスタイプのものに関する。
ールエンドミルの中のラジアスタイプのものに関する。
【0002】
【従来の技術】円弧切刃稜を有するスローアウェイチッ
プを取付けたラジアスボールエンドミルは既に多くのも
のが提案され実用化されている。1つのスローアウェイ
チップにより構成される比較的小径のものにおいては、
丸チップを使用し、取付け部の寸法的余裕をカバーしつ
つ、チップの取付け強度及び取付け精度等の向上を計っ
ている。しかしエンドミルの刃径が比較的大きくなり複
数の刃を有するようになっても、丸チップを多数配列し
たものが提案されている。しかし、丸チップは取付強度
が小さく、また切削時のビビリやこれに伴うチップ破損
を生じやすく、更なる性能改善が期待されている。
プを取付けたラジアスボールエンドミルは既に多くのも
のが提案され実用化されている。1つのスローアウェイ
チップにより構成される比較的小径のものにおいては、
丸チップを使用し、取付け部の寸法的余裕をカバーしつ
つ、チップの取付け強度及び取付け精度等の向上を計っ
ている。しかしエンドミルの刃径が比較的大きくなり複
数の刃を有するようになっても、丸チップを多数配列し
たものが提案されている。しかし、丸チップは取付強度
が小さく、また切削時のビビリやこれに伴うチップ破損
を生じやすく、更なる性能改善が期待されている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】本考案の目的は丸チ
ップを使用したラジアスタイプのボールエンドミルの欠
点である、取付強度、軸方向の切削に対する手段を設け
る事により、チップの取付け強度があり、且つ安定した
チップ取付け精度を有する高性能なスローアウェイ式ラ
ジアスボールエンドミルを提供することにある。
ップを使用したラジアスタイプのボールエンドミルの欠
点である、取付強度、軸方向の切削に対する手段を設け
る事により、チップの取付け強度があり、且つ安定した
チップ取付け精度を有する高性能なスローアウェイ式ラ
ジアスボールエンドミルを提供することにある。
【0004】
【問題を解決するための手段】上記問題を達成するた
め、本考案は次のような構成要件を具備している。すな
わち、本考案では、スローアウェイチップをチップ座に
取付ける場合、チップ座壁面への取付け基準面を直線状
側面としたのでチップの取付け精度は安定する。当然な
がらチップ座壁面の加工も直線状の平面なので容易に行
なうことが出来る。又チップ上面であるすくい面は凸状
曲面なのですくい面が平面なものに比べて切刃長さも長
くなり、切刃単位長さ当りの切削量も減少できるので、
ビビリ等の生じない安定切削領域を、より高条件側に広
げることが出来る。
め、本考案は次のような構成要件を具備している。すな
わち、本考案では、スローアウェイチップをチップ座に
取付ける場合、チップ座壁面への取付け基準面を直線状
側面としたのでチップの取付け精度は安定する。当然な
がらチップ座壁面の加工も直線状の平面なので容易に行
なうことが出来る。又チップ上面であるすくい面は凸状
曲面なのですくい面が平面なものに比べて切刃長さも長
くなり、切刃単位長さ当りの切削量も減少できるので、
ビビリ等の生じない安定切削領域を、より高条件側に広
げることが出来る。
【0005】スローアウェイチップは、第1の底刃を形
成するチップ、第2の軸方向の直線部を切削するチップ
を共通に使えるのも本願の特徴である。該チップは比較
的長い直線状切れ刃を有するため、軸中心線まで切れ刃
を有し、縦送り切削にも対応でき、また軸方向の深さが
直線切れ刃の長さ分、深く加工できる。
成するチップ、第2の軸方向の直線部を切削するチップ
を共通に使えるのも本願の特徴である。該チップは比較
的長い直線状切れ刃を有するため、軸中心線まで切れ刃
を有し、縦送り切削にも対応でき、また軸方向の深さが
直線切れ刃の長さ分、深く加工できる。
【0006】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。図1は本考案に係るスローアウェイ式ボールエン
ドミルの正面図、図2はその底面図、である。図3は本
考案の他の例を示す正面図である。そして図4は本考案
ボールエンドミルに組み込まれるスローアウェイチップ
の平面図で、図5その側面図である。
する。図1は本考案に係るスローアウェイ式ボールエン
ドミルの正面図、図2はその底面図、である。図3は本
考案の他の例を示す正面図である。そして図4は本考案
ボールエンドミルに組み込まれるスローアウェイチップ
の平面図で、図5その側面図である。
【0007】図1、図2において、1は円柱状の工具本
体で、その先端にチップポケット部2とチップ座3が設
けられ、このチップ座3内には略1/2円状の円弧側面
4と、直線状側面5を切刃稜とするスローアウェイチッ
プが止めねじ6によって取付けられている。第1のチッ
プ7は軸方向の垂線に対しα度の角度をもって取り付け
られ、第2のチップ8は軸方向に対しβ度の角度をもっ
てとりつけられている。また取付強度をより高めるとき
には、止めネジとクランプの両方を使用するとより効果
的である。さらに図3はαを大きくとった例を示す。
体で、その先端にチップポケット部2とチップ座3が設
けられ、このチップ座3内には略1/2円状の円弧側面
4と、直線状側面5を切刃稜とするスローアウェイチッ
プが止めねじ6によって取付けられている。第1のチッ
プ7は軸方向の垂線に対しα度の角度をもって取り付け
られ、第2のチップ8は軸方向に対しβ度の角度をもっ
てとりつけられている。また取付強度をより高めるとき
には、止めネジとクランプの両方を使用するとより効果
的である。さらに図3はαを大きくとった例を示す。
【0008】図4、図5にに示す如くこの小判状のスロ
ーアウェイチップは、中央取付け穴を中心として点対称
の位置に一組の略1/2円状の円弧側面4と、これに連
なる直線上側面5を有し、各側面は底面がすくい面より
も縮小する如く逃げ角を持った形に形成されている。又
すくい面の外周部には凹状のブレーカを形成すれば切削
抵抗を軽減できる。更に上記チップの取付け機構を図1
によって詳述すると、このスローアウェイチップ3の一
方の円弧側面と直線上側面とを取付け面とし、すくい面
上にある中央取付け穴を介して止めねじの側圧が2つの
チップ座壁面の交点方向にかかるように、該チップを取
付けてあるので、該チップは安定して且つ確実にチップ
座に固定することが出来る。
ーアウェイチップは、中央取付け穴を中心として点対称
の位置に一組の略1/2円状の円弧側面4と、これに連
なる直線上側面5を有し、各側面は底面がすくい面より
も縮小する如く逃げ角を持った形に形成されている。又
すくい面の外周部には凹状のブレーカを形成すれば切削
抵抗を軽減できる。更に上記チップの取付け機構を図1
によって詳述すると、このスローアウェイチップ3の一
方の円弧側面と直線上側面とを取付け面とし、すくい面
上にある中央取付け穴を介して止めねじの側圧が2つの
チップ座壁面の交点方向にかかるように、該チップを取
付けてあるので、該チップは安定して且つ確実にチップ
座に固定することが出来る。
【0009】
【考案の効果】本考案はスローアウェイ式ラジアスボー
ルエンドミルにおいて、前記スローアウェイチップは前
記中央取付け穴を中心として点対称の位置に略1/2円
状の円弧側面と、これに連なる直線状側面とからなる小
判状のチップを使用して、第1のチップは該円弧側面側
を切刃稜とし、さらに前記円弧側面に連なる前記直線状
側面を工具本体の軸中心付近にまで延ばし切れ刃とし、
第2のチップは、該円弧側面側を切刃稜とし、更に該円
弧側面と連なる直線状切れ刃を軸方向の切れ刃とするこ
とにより、チップ座の加工が容易で且つ該チップの取付
け精度も安定し、切刃の接触長さも多くなり、よって、
これらの相乗効果により高性能なスローアウェイ式ラジ
アスボールエンドミルを提供することが出来る。
ルエンドミルにおいて、前記スローアウェイチップは前
記中央取付け穴を中心として点対称の位置に略1/2円
状の円弧側面と、これに連なる直線状側面とからなる小
判状のチップを使用して、第1のチップは該円弧側面側
を切刃稜とし、さらに前記円弧側面に連なる前記直線状
側面を工具本体の軸中心付近にまで延ばし切れ刃とし、
第2のチップは、該円弧側面側を切刃稜とし、更に該円
弧側面と連なる直線状切れ刃を軸方向の切れ刃とするこ
とにより、チップ座の加工が容易で且つ該チップの取付
け精度も安定し、切刃の接触長さも多くなり、よって、
これらの相乗効果により高性能なスローアウェイ式ラジ
アスボールエンドミルを提供することが出来る。
【図1】図1は本考案に係るスローアウェイ式ボールエ
ンドミルの正面図を示す。
ンドミルの正面図を示す。
【図2】図2は図1の底面図を示す。
【図3】図3は本考案の他の実施例の正面図を示す。
【図4】図4は本考案ボールエンドミルに組み込まれる
スローアウェイチップの平面図を示す。
スローアウェイチップの平面図を示す。
【図5】図5は図4の側面図を示す。
1 工具本体 2 チップポケット部 3 チップ座 4 円弧側面 5 直線状側面 6 止めネジ 7 第1のスローアウェイチップ 8 第2のスローアウェイチップ α チップ7の取付角 β チップ8の取付角
Claims (1)
- 【請求項1】 円柱状をなす工具本体の先端に設けられ
たチップ座内に、複数のスローアウェイチップを該チッ
プのすくい面上にある中央取付け穴を介して止めねじに
より着脱自在に固定したスローアウェイ式ラジアスボー
ルエンドミルにおいて、前記スローアウェイチップは前
記中央取付け穴を中心として点対称の位置に略1/2円
状の円弧側面と、これに連なる直線状側面と、平面であ
る底面と凸状曲面の上面(すくい面)とから成り、第1
のチップは該円弧側面側を切刃稜とし、さらに前記円弧
側面に連なる前記直線状側面を工具本体の軸中心付近に
まで延ばして切れ刃とし、第2のチップは、該円弧側面
側を切刃稜とし、更に該円弧側面と連なる直線状切れ刃
を軸方向の切れ刃となした事を特徴とするラジアスボー
ルエンドミル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10228491U JP2550759Y2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | ラジアスボールエンドミル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10228491U JP2550759Y2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | ラジアスボールエンドミル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0541622U JPH0541622U (ja) | 1993-06-08 |
JP2550759Y2 true JP2550759Y2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=14323314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10228491U Expired - Lifetime JP2550759Y2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | ラジアスボールエンドミル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2550759Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10156616A (ja) * | 1996-12-05 | 1998-06-16 | Hitachi Tool Eng Co Ltd | スローアウェイ式ラジアスエンドミル |
JP4540764B2 (ja) * | 1999-04-27 | 2010-09-08 | 株式会社タンガロイ | 切削工具 |
JP4540292B2 (ja) * | 2002-10-22 | 2010-09-08 | オーエスジー株式会社 | ラジアスエンドミル |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP10228491U patent/JP2550759Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0541622U (ja) | 1993-06-08 |
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