JP2550700B2 - スイツチング素子 - Google Patents

スイツチング素子

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JP2550700B2
JP2550700B2 JP1091088A JP9108889A JP2550700B2 JP 2550700 B2 JP2550700 B2 JP 2550700B2 JP 1091088 A JP1091088 A JP 1091088A JP 9108889 A JP9108889 A JP 9108889A JP 2550700 B2 JP2550700 B2 JP 2550700B2
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voltage
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igbt
gate
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスイツチング電源等に使用して好適なスイツ
チング素子に関する。
〔従来の技術〕
従来、スイツチング素子として、絶縁ゲート型電界効
果トランジスタ、いわゆるMOS FETや、絶縁ゲート型バ
イポーラトランジスタ、いわゆるIGBTが知られている。
ここに、IGBTは、第3図に示すようにPNダイオードの
順方向特性と同様の電圧−電流特性を有している。即
ち、ゲートを開いたとしても、PN接合のビルトインポテ
ンシヤルのために、ドレイン・ソース間電圧が0.7
〔V〕以下ではドレイン電流は流れないが、ビルトイン
ポテンシヤル以上の電圧を印加すると伝導度変調を生
じ、急激に電流が流れ始めるという特性を有している。
これに対して、MOS FETは、第4図に示すように、ゲ
ートを開けば、ドレイン・ソース間電圧が0.7〔V〕以
下であってもドレイン電流は流れるが、ドレイン電流が
流れ出しても、伝導度変調を生じないので、オン電圧は
IGBTの比較すると小さい。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上のように、IGBTには、オン電圧が小さいという利
点があるものの、ドレイン・ソース間電圧が0.7〔V〕
以下では動作しないという欠点があり、他方、MOS FET
には、ドレイン・ソース間電圧が0.7〔V〕以下でも動
作するという利点はあるものの、オン電圧が大きいとい
う欠点がある。このため、それぞれの用途が限定されて
しまうという問題点があった。
本発明は、かかる点に鑑み、オン電圧が小さく、且
つ、0.7〔V〕以外のドレイン・ソース間電圧でも動作
するようにしたスイツチング素子を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のスイツチング素子は、MOS FETのソース、ド
レインおよびゲートをそれぞれIGBTのソース、ドレイン
およびゲートに接続したものである。
〔作用〕
ドレイン・ソース間電圧が0.7〔V〕以下の場合にお
いては、MOS FETが動作し、MOS FETの電圧が−電流特性
に従ったドレイン電流が流れる。
また、ドレイン・ソース間電圧が0.7〔V〕以上の場
合には、MOS FET及びIGBTの両者が動作し、これらMOS F
ET及びIGBTにおいて、それぞれMOS FET及びIGBTの電圧
−電流特性に従ったドレイン電流が流れる。この結果、
本発明のオン電圧は、MOS FET及びIGBTのオン電圧に比
較して小さくなる。
〔実施例〕
以下、第1図及び第2図を参照して、本発明の一実施
例につき説明する。
第1図は本発明の一実施例の要部を示す断面図であっ
て、本実施例のスイツチング素子は、P型シリコン基板
1を基体とし、MOS FET2とIGBT3とを一体として作り込
み、MOS FETのソース、ドレインおよびゲートをそれぞ
れIGBTのソース、ドレインおよびゲートに接続して構成
されている。
ここに、4はP型シリコン基板1上に成長させたN
層、5はN層4の表面側に選択的に形成されたP層、6
はP層5の表面側に形成されたN+層からなるソース領域
であって、このソース領域6には、アルミニウムからな
るソース電極7がオーミツクに接続されている。なお、
8はPSG膜である。
また、9はN+層からなるドレイン領域であって、この
ドレイン領域9には、アルミニウムからなるドレイン電
極10がオーミツクに接続されている。
また、11はゲート絶縁膜、12はポリシリコンからなる
ゲート電極であって、このポリシリコンからなるゲート
電極12にはアルミニウムからなるゲート電極13が積層さ
れている。
また、14は素子分離帯をなすP+層、15はN層4の表面
側に選択的に形成されたP層、16はN層4の表面側に形
成されたN+層であって、これらP層15及びN+層16には、
アルミニウムからなるソース電極17がオーミツクに接続
されている。
また、18はN層4の表面側に選択的に形成されたN
+層、19はN+層18の表面側に選択的に形成されたP+層で
あって、このP+層19には、アルミニウムからなるドレイ
ン電極20がオーミツクに接続されている。
また、21はゲート酸化膜、22はポリシリコンからなる
ゲート電極であって、このゲート電極22にはアルミニウ
ムからなるゲート電極23が積層されている。
ここに、MOS FET2のソース電極7、ドレイン電極10及
びゲート電極13は、それぞれIGBT3のソース電極17、ド
レイン電極20及びゲート電極23と共通接続されている。
かかる本実施例においては、第2図に破線Xで示すよ
うな電圧−電流特性を得ることができる。なお、この第
2図において、実線YはIGBT3の電圧−電流特性、実線
ZはMOS FET2の電圧−電流特性である。
即ち、ドレイン・ソース間電圧が0.7〔V〕以下の場
合においては、MOS FET2が作動し、MOS FET2の電圧−電
流特性に従ったドレイン電流が流れる。
また、ドレイン・ソース間電圧が0.7〔V〕以上の場
合には、MOS FET2及びIGBT3の両者が動作し、これらMO
S FET2及びIGBT3において、それぞれMOS FET2及びIGBT3
の電圧−電流特性に従ったドレイン電流が流れる。この
結果、本実施例のオン電圧は、MOS FET2及びIGBT3のオ
ン電圧に比較して小さくなる。
〔発明の効果〕
本発明においては、MOS FETとIGBTとをMOS FETのソ
ース、ドレインおよびゲートをそれぞれIGBTのソース、
ドレインおよびゲートに接続させているのでドレイン・
ソース間電圧が0.7〔V〕以下でも動作し、且つ、オン
電圧がMOS FET及びIGBTよりも小さくなる。したがっ
て、MOS FETやIGBTのようには用途範囲が限定されず、
広い範囲に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の要部を示す断面図、第2図
は第1図例の電圧−電流特性図、第3図はIGBTの電圧−
電流特性図、第4図はMOS FETの電圧−電流特性図であ
る。 2……MOS FET、3……IGBT。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】MOS FETのソース、ドレインおよびゲート
    がそれぞれIGBTのソース、ドレインおよびゲートと接続
    されていることを特徴とするスイッチング素子。
JP1091088A 1989-04-11 1989-04-11 スイツチング素子 Expired - Lifetime JP2550700B2 (ja)

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