JP2550688Y2 - 角形蛇腹体 - Google Patents

角形蛇腹体

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JP2550688Y2
JP2550688Y2 JP1990090599U JP9059990U JP2550688Y2 JP 2550688 Y2 JP2550688 Y2 JP 2550688Y2 JP 1990090599 U JP1990090599 U JP 1990090599U JP 9059990 U JP9059990 U JP 9059990U JP 2550688 Y2 JP2550688 Y2 JP 2550688Y2
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英夫 鈴木
勝見 佐藤
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キヨーラク株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、伸縮自在の各種容器や覆い体を構成する柔
軟性の合成樹脂からなる角形蛇腹体に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、伸縮自在の各種容器や覆い体を構成する角形蛇
腹体としては、例えば、実開昭62-98865号公報に記載さ
れているものなどが知られている。
[考案が解決しようとする課題] 一般に、柔軟性の合成樹脂からなる蛇腹体は、第4図
に示すように、山部と谷部が交互に形成されており、収
縮状態では山部間のピッチが小さくなってその頂部が外
方に突出するが、円筒状の蛇腹体では、全体の収縮条件
が同一であるところから、収縮時の歪が均等に吸収さ
れ、蛇腹体の形状が全体としていびつになることは少な
い。
ところが、角形蛇腹体にあっては、それを圧縮する
と、各山部にはその各面に第5図に示す方向のモーメン
トMが働いて、蛇腹体の各角部よりその間の中央部分が
大きく突出してしまい、蛇腹体の角形形状が全体として
楕円形に変形して、外部の部材に接触して亀裂が発生す
るなど種々の不都合を惹起する。
そこで、従来、角形蛇腹体におけるこのような不都合
を解消しようとしたものとしては、前掲の実開昭62-988
65号公報に記載されているように、各谷部に伸縮方向に
幅を有する平坦部aを形成したものがあるが(第6図参
照)、これにあっても、圧縮時に各山部に加わるモーメ
ントMは、第6図に示すように、山部の壁に直交する方
向に作用するために、収縮状態で蛇腹体が外方に膨出す
る変形を十分抑制することはできなかった。
本考案は、叙上のような従来の技術における問題点を
解消しようとすることを目的とするものであって、山部
と谷部が交互に形成され、その谷部に伸縮方向に幅をも
つ平坦部が形成されたものにおいて、さらに、平坦部の
伸縮方向両端に、伸縮方向と直交する向きに広がる収縮
時の平行移動部を形成し、かつ平坦部および平行移動部
をともに山部より厚肉としたことによって、圧縮時に各
山部に作用するモーメントを圧縮方向と直交する方向に
吸収させるとともに、その作用によっても平行移動部が
変形しないようにして、収縮状態において外方に膨出変
形することがない角形蛇腹体を提供しようとするもので
ある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、その目的を達成するための技術的手段とし
て次のように構成した。すなわち、 山部と谷部が交互に形成され、谷部に伸縮方向と平行
する平坦部を有する角形蛇腹体において、平坦部の伸縮
方向両端に、伸縮方向と直交する向きに広がる収縮時の
平行移動部を形成し、かつ平坦部および平行移動部をと
もに山部より厚肉に形成したことを特徴とする角形蛇腹
体としたものである。
[作用] 本考案に係る角形蛇腹体においては、谷部の平坦部の
伸縮方向両端に平行移動部が形成されており、この平行
移動部が伸縮方向と直交する向きに広がっているので、
蛇腹体の圧縮時に山部の壁と直交する方向に作用するモ
ーメントは、平行移動部で吸収される。そして、平坦部
および平行移動部はともに山部より厚肉に形成されてい
るので、圧縮時に各山部に作用するモーメントを平行移
動部に圧縮方向と直交する方向に吸収させても平行移動
部が変形せず、山部は外方に膨出変形することがなく、
特に各角部間の中央部の外方への変形が抑制される。
[実施例] 本考案の一実施例を図面の第1図ないし第3図を参照
して説明する。
第1図において、1は角形蛇腹体であって、2はその
山部、3は谷部であり、これら山部2と谷部3は交互に
形成されている。角形蛇腹体1は、柔軟性の合成樹脂、
例えば、ポリオレフィン系、スチレン系、ポリウレタン
系、ポリエステル系などの熱可塑性エラストマーや、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重
合体、軟質塩化ビニル等の熱可塑性合成樹脂でブロー成
形されたものである。
上記角形蛇腹体1においては、第2図に示すように、
各谷部3に蛇腹体の伸縮方向と平行する平坦部4が形成
されており、各平坦部4の蛇腹体の伸縮方向両端には、
伸縮方向と直交する向きに広がる収縮時の平行移動部5,
5が形成されている。平坦部4および平行移動部5,5は、
ともに山部2の少なくとも頂部付近の肉厚より厚肉に形
成されている。
なお、山部2はその頂部方向に次第に薄肉となるよう
に形成されており、平行移動部5,5の肉厚は、平坦部4
より薄肉に形成されている。第2図において、山部2は
その頂部方向に鋭角状に形成されていて、収縮時に山部
2の変形を少なくするように形成されているが、この山
部2は丸みを帯びた形状であってもよい。
以上のように構成された角形蛇腹体1において、それ
を伸縮方向に圧縮すると、第3図に示すように収縮す
る。その際に各山部2にはその壁と直交する方向に変形
する力、すなわちモーメントが作用するが、そのモーメ
ントは、蛇腹の伸縮方向と直交する向きに広がる平行移
動部5,5に吸収される。そして、平坦部4および平行移
動部5,5は山部2より厚肉になっているので、平坦部5,5
は外方に膨出しようとする際の一種のリブとして働くこ
とになり、図示のように変形しない状態を保持する。
このため、各山部2には外方に膨出しようとする力が
作用しないから、収縮状態の角形蛇腹体1は外方に変形
せず、特に各角部の間の中央部分が外方に膨出して楕円
状に変形するようなことはない。そして、上記実施例の
ように、角形蛇腹体1をブロー成形により形成すると、
山部2に比べて平坦部4および平行移動部5,5が厚肉に
形成される。
[考案の効果] 本考案は、前記のように、山部と谷部が交互に形成さ
れ、谷部に伸縮方向と平行する平坦部を有する角形蛇腹
体において、平坦部の伸縮方向両端に、伸縮方向と直交
する向きに広がる収縮時の平行移動部を形成し、かつ平
坦部および平行移動部のをともに山部より厚肉に形成し
たものであるから、圧縮時に各山部に作用するモーメン
トを圧縮方向と直交する方向に吸収させても、平行移動
部が変形せず、収縮状態において外方に膨出変形するこ
とがない角形蛇腹体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る角形蛇腹体の全体斜視図、第2図
はその一部の拡大縦断面図、第3図は同じく収縮状態を
示す一部の拡大縦断面図、第4図は一従来例の蛇腹体を
示す一部の縦断面図、第5図はその収縮時の態様を示す
縦断面図、第6図は他の従来例の角形蛇腹体の一部を示
す縦断面図である。 1……角形蛇腹体、2……山部、3……谷部、4……平
坦部、5,5……平行移動部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】山部と谷部が交互に形成され、谷部に伸縮
    方向と平行する平坦部を有する角形蛇腹体において、平
    坦部の伸縮方向両端に、伸縮方向と直交する向きに広が
    る収縮時の平行移動部を形成し、かつ平坦部および平行
    移動部をともに山部より厚肉に形成したことを特徴とす
    る角形蛇腹体。
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JPH0643569Y2 (ja) * 1985-12-12 1994-11-14 キョーラク株式会社 角形蛇腹体
JPH0642281Y2 (ja) * 1988-08-10 1994-11-02 株式会社田村電機製作所 2トラツク式情報読取装置におけるセンサ取付構造
JP3078165U (ja) * 2000-12-06 2001-06-22 長谷川眼鏡株式会社 ツーポイントメガネ

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