JP2550397Y2 - 多重信号検出回路 - Google Patents

多重信号検出回路

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JP2550397Y2
JP2550397Y2 JP5121591U JP5121591U JP2550397Y2 JP 2550397 Y2 JP2550397 Y2 JP 2550397Y2 JP 5121591 U JP5121591 U JP 5121591U JP 5121591 U JP5121591 U JP 5121591U JP 2550397 Y2 JP2550397 Y2 JP 2550397Y2
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signal
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light emitting
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一志 大池
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ATSUMI ELECTRIC CO.LTD.
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ATSUMI ELECTRIC CO.LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、直流電源電圧に多重化
された交流信号を検出する多重信号検出回路に係り、特
に多重伝送式警報システムにおける多重信号検出に用い
て好適な多重信号検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、警報システムとして、複数のセン
サからの情報を多重伝送によって収集する多重伝送式警
報システムが知られている。多重伝送式警報システムに
おいては、各センサに電源電圧を供給すると共に、セン
サからの情報を伝達する必要があるので、電源線と通信
回線を別個に配置する、いわゆる4線式と、電源線と通
信回線を共用する、いわゆる2線式の二種類のシステム
が提案されている。
【0003】図3、図4に本出願人が先に特開昭63−14
3698号公報で提案した2線式多重伝送式警報システムの
概略の構成を示す。図3において、多重伝送式警報装置
(以下、PCと称す)1の出力端に単線2芯ケーブル
(以下、単にケーブルと称す)2の一端を接続して、こ
のケーブルの各所に複数個の多重伝送式センサ(以下、
PSと称す)3を接続し、且つケーブルの両端に当該ケ
ーブルの特性インピーダンスに等しいインピーダンスを
持ったCR直列回路5及び6を接続して反射波の発生を
防止している。そして、PC1は、内部に備える直流電
源の出力電圧をケーブル2を介してPS3に供給する。
これによってPC3には電源電圧が印加される。また、
PC1は、図4Aに示すように、各PSのそれぞれに対
して割り当てられた、一連の2進符号からなるアドレス
信号p,q,r,…を時間間隔T、時間幅tをもって順
次発生し、更に当該アドレス信号を図4Bに示すように
所定の周波数の搬送波で変調してアクセス信号を生成し
てケーブル2に送出する。
【0004】各PS3は常時アクセス信号を監視し、自
己に割り当てられたアドレスと一致すると、一定の時間
遅れUをもって所定の時間幅のパルス信号s(図4C)
を発生し、赤外線検出器等の検出器で得た情報に基づい
て生成した符号を、上記アクセス信号の搬送波周波数と
同一の周波数の搬送波で変調してアンサー信号を生成し
てケーブル2に送出する。従って、ケーブル2には各P
S3から図4Dに示すようなアンサー信号が一定の時間
間隔で送出される。なお、各々のアンサー信号は図4B
に示したアクセス信号の中間に介挿されることは言うま
でもない。これらの各PS3から送出されたアンサー信
号はPC1で復調され、これによって各PS3の状態の
表示が行われる。なお、以上の説明では各センサは多重
伝送機能を有するものとしたが、多重伝送機能を有して
いない通常のセンサを用いる場合には、当該センサに上
記の機能を有する多重伝送変換器を接続すればよい。
【0005】PC1はアンサー信号を検出する必要があ
り、PS3はアクセス信号を検出する必要があるが、そ
のための多重信号検出回路としては耐ノイズ性等を考慮
してフォトカプラを用いた絶縁型信号検出回路が用いら
れる。その構成例を図5に示す。図6Aはケーブル2上
の信号波形の例を示す図であり、交流信号である搬送波
9が直流電源電圧V0 に重畳されて多重化されている。
そしてケーブル2上の多重化信号はコンデンサCと抵抗
Rからなるハイパスフィルタ(HPF)により交流成
分、即ち搬送波9のみが抽出されて、AC入力対応フォ
トカプラ7の発光ダイオード部Dに供給される。発光ダ
イオード部Dは、二つの発光ダイオードが互いに逆極性
に並列接続されて構成されている。そして、発光ダイオ
ード部Dで発光された光はフォトトランジスターTによ
り受光され、そのエミッタから出力信号が取り出され
る。フォトトランジスタTの出力信号は、シュミットト
リガー回路等で構成される波形成型回路8で波形成型さ
れ、図6Bに示すような矩形波が得られる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、図5に示す
回路構成において多重化信号を検出する場合には、直流
電源電圧に多重化されている交流信号9の振幅は発光ダ
イオードの順方向電圧(略0.6〜1V程度)以上であるこ
とが要求され、順方向電圧以下の場合には発光ダイオー
ドが発光しないので交流信号9を検出することはできな
い。しかしながら多重伝送式警報システムにおいてはケ
ーブル2の長さが長くなった場合には交流信号9が減衰
して振幅が発光ダイオードの順方向電圧を下回り、交流
信号9が検出されない場合があった。
【0007】これに対して、アクセス信号及びアンサー
信号の搬送波の交流信号9の振幅を大きくすることが考
えられるが、この対策は望ましいものではない。なぜな
ら、多重伝送式警報システムの直流電源電圧V0 は通常
12V程度であり、これに多重化できる交流信号の振幅も
自ずと限度があり、振幅を大きくし過ぎた場合には交流
信号自体がノイズとなり、PC1またはPS3の動作が
不安定になる可能性があるからである。
【0008】本考案は、上記の課題を解決するものであ
って、交流信号の振幅が小さい場合であっても良好に検
出することができる多重信号検出回路を提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案の多重信号検出回路は、フォトカプラと、
直流電源電圧に多重化された交流信号を抽出する第1の
手段と、前記直流電源電圧に基づいて定電流を発生する
第2の手段と、前記第1の手段の出力と前記第2の手段
の出力との加算出力を前記フォトカプラの発光ダイオー
ドに印加する第3の手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
【作用】ケーブル2上の交流信号は本考案の第1の手段
としてのHPF12で抽出される。また、ケーブル2上
の直流電圧はLPF10で抽出され、本考案の第2の手
段としての定電流回路11に入力される。定電流回路1
1の出力と、HPF12の出力とは本考案の第3の手段
としての重畳回路13で加算重畳されフォトカプラ14
の発光ダイオードDに印加される。これにより直流電源
電圧に多重化されている交流信号の振幅が小さい場合に
おいても良好に検出することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
図1は本考案に係る多重信号検出回路の一実施例の構成
を示す図であり、図中、10はローパスフィルタ(LP
F)、11は定電流回路、12はHPF、13は重畳回
路、14はフォトカプラ、15は増幅回路、16は波形
成型/復調回路、Dは発光ダイオード、Tはフォトトラ
ンジスタを示す。
【0012】ケーブル2上の直流電圧はLPF10を通
って定電流回路11に入力され、定電流化された所定の
直流電流が出力される。また、ケーブル2上の交流信号
はHPF12で抽出される。定電流回路11の出力と、
HPF12の出力とは重畳回路13で加算重畳される。
重畳回路13の出力はフォトカプラ14の発光ダイオー
ドDに印加される。
【0013】発光ダイオードDで発光された光はフォト
トランジスタTで受光される。これによりフォトトラン
ジスタTからは図2Aに示すような信号が出力される。
なお、図2Aにおいて20は直流電源電圧に多重化され
ている交流信号を示す。この信号は増幅回路15で増幅
されて波形成型/復調回路16に入力され、波形成型等
の所定の信号処理が行われて図2Bに示すような復調信
号が得られる。なお、フォトトランジスタTからの負荷
の取り出し方には図1に示すコレクタ負荷の他にエミッ
タ負荷とすることも考えられるが、高速型のフォトカプ
ラの応答速度を生かすためにはコレクタ負荷を用いる方
が有利である。ここで、定電流回路11の出力電流は、
発光ダイオードDを発光させることができる電流値に設
定されることは当然である。なお、定電流回路11は種
々知られているので、具体的な構成は省略する。
【0014】定電流回路11を設ける理由は次のようで
ある。発光ダイオードDを発光させる手段としては、L
PF10の出力を限流抵抗を介する等して重畳回路13
に供給することも考えられ、これによれば定電流回路1
1を設ける必要はないから、より安価に構成できるが、
上述したように多重伝送式警報システムにおいてはケー
ブル2の長さが極めて長くなることがあり、その場合に
はケーブル2上の直流電源電圧も低下し、これに伴って
フォトトランジスタTの出力の直流レベルV1が変動す
ることになる。しかし、フォトカプラ14の後段に配置
される増幅回路15及び波形成型/復調回路16の回路
定数は、フォトトランジスタTから出力される信号の直
流レベルV1 は一定であることを条件として定められる
のが通常であるから、該直流レベルV1 が変動すること
は好ましいことではなく、また電源電圧が低い方に変動
した場合には発光ダイオードDが発光しなくなる可能性
があり、更に何等かの原因で電源電圧が高い方に変動し
た場合には発光ダイオードDもしくはフォトトランジス
タTが飽和状態となる可能性もある。そこで、図1に示
す構成においては定電流回路11が設けられているので
ある。
【0015】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、直流電源電圧に多重化されている交流信号の
振幅がフォトカプラの発光ダイオードの順方向電圧に満
たない微小な場合においても良好に且つ安定的に検出す
ることができる。また、定電流回路を介するので、直流
電源電圧が変動した場合においても安定的に多重化され
ている交流信号を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の構成を示す図である。
【図2】 図1の構成における信号波形を示す図であ
る。
【図3】 2線式多重伝送式警報システムの概略の構成
を示す図である。
【図4】 2線式多重伝送式警報システムにおいて直流
電源電圧に多重化される信号を説明するための図であ
る。
【図5】 従来の多重信号検出回路の構成例を示す図で
ある。
【図6】 図5の構成における信号波形を示す図であ
る。
【符号の説明】
10…LPF、11…定電流回路、12…HPF、13
…重畳回路、14…フォトカプラ、15…増幅回路、1
6…波形成型/復調回路、D…発光ダイオード、T…フ
ォトトランジスタ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォトカプラと、直流電源電圧に多重化
    された交流信号を抽出する第1の手段と、前記直流電源
    電圧に基づいて定電流を発生する第2の手段と、前記第
    1の手段の出力と前記第2の手段の出力との加算出力を
    前記フォトカプラの発光ダイオードに印加する第3の手
    段とを備えることを特徴とする多重信号検出回路。
JP5121591U 1991-07-03 1991-07-03 多重信号検出回路 Expired - Lifetime JP2550397Y2 (ja)

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