JPH054294U - 多重信号検出回路 - Google Patents

多重信号検出回路

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JPH054294U
JPH054294U JP5121591U JP5121591U JPH054294U JP H054294 U JPH054294 U JP H054294U JP 5121591 U JP5121591 U JP 5121591U JP 5121591 U JP5121591 U JP 5121591U JP H054294 U JPH054294 U JP H054294U
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一志 大池
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アツミ電気株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多重伝送式警報システムにおいて直流電源電
圧に多重化された交流信号を安定的に検出する。 【構成】 ケーブル2上の直流電圧はLPF10を通っ
て定電流回路11に入力され、定電流化された所定の直
流電流が出力される。ケーブル2上の交流信号はHPF
12で抽出される。定電流回路11の出力と、HPF1
2の出力とは重畳回路13で加算重畳されフォトカプラ
14の発光ダイオードDに印加される。発光ダイオード
Dで発光された光はフォトトランジスタTで受光され、
増幅回路15で増幅されて波形成型/復調回路16に入
力され、波形成型等の所定の信号処理が行われて復調さ
れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、直流電源電圧に多重化された交流信号を検出する多重信号検出回路 に係り、特に多重伝送式警報システムにおける多重信号検出に用いて好適な多重 信号検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、警報システムとして、複数のセンサからの情報を多重伝送によって収集 する多重伝送式警報システムが知られている。多重伝送式警報システムにおいて は、各センサに電源電圧を供給すると共に、センサからの情報を伝達する必要が あるので、電源線と通信回線を別個に配置する、いわゆる4線式と、電源線と通 信回線を共用する、いわゆる2線式の二種類のシステムが提案されている。
【0003】 図3、図4に本出願人が先に特開昭63−143698号公報で提案した2線式多重伝 送式警報システムの概略の構成を示す。 図3において、多重伝送式警報装置(以下、PCと称す)1の出力端に単線2 芯ケーブル(以下、単にケーブルと称す)2の一端を接続して、このケーブルの 各所に複数個の多重伝送式センサ(以下、PSと称す)3を接続し、且つケーブ ルの両端に当該ケーブルの特性インピーダンスに等しいインピーダンスを持った CR直列回路5及び6を接続して反射波の発生を防止している。そして、PC1 は、内部に備える直流電源の出力電圧をケーブル2を介してPS3に供給する。 これによってPC3には電源電圧が印加される。また、PC1は、図4Aに示す ように、各PSのそれぞれに対して割り当てられた、一連の2進符号からなるア ドレス信号p,q,r,…を時間間隔T、時間幅tをもって順次発生し、更に当 該アドレス信号を図4Bに示すように所定の周波数の搬送波で変調してアクセス 信号を生成してケーブル2に送出する。
【0004】 各PS3は常時アクセス信号を監視し、自己に割り当てられたアドレスと一致 すると、一定の時間遅れUをもって所定の時間幅のパルス信号s(図4C)を発 生し、赤外線検出器等の検出器で得た情報に基づいて生成した符号を、上記アク セス信号の搬送波周波数と同一の周波数の搬送波で変調してアンサー信号を生成 してケーブル2に送出する。従って、ケーブル2には各PS3から図4Dに示す ようなアンサー信号が一定の時間間隔で送出される。なお、各々のアンサー信号 は図4Bに示したアクセス信号の中間に介挿されることは言うまでもない。 これらの各PS3から送出されたアンサー信号はPC1で復調され、これによ って各PS3の状態の表示が行われる。 なお、以上の説明では各センサは多重伝送機能を有するものとしたが、多重伝 送機能を有していない通常のセンサを用いる場合には、当該センサに上記の機能 を有する多重伝送変換器を接続すればよい。
【0005】 PC1はアンサー信号を検出する必要があり、PS3はアクセス信号を検出す る必要があるが、そのための多重信号検出回路としては耐ノイズ性等を考慮して フォトカプラを用いた絶縁型信号検出回路が用いられる。その構成例を図5に示 す。 図6Aはケーブル2上の信号波形の例を示す図であり、交流信号である搬送波 9が直流電源電圧V0 に重畳されて多重化されている。そしてケーブル2上の多 重化信号はコンデンサCと抵抗Rからなるハイパスフィルタ(HPF)により交 流成分、即ち搬送波9のみが抽出されて、AC入力対応フォトカプラ7の発光ダ イオード部Dに供給される。発光ダイオード部Dは、二つの発光ダイオードが互 いに逆極性に並列接続されて構成されている。そして、発光ダイオード部Dで発 光された光はフォトトランジスターTにより受光され、そのエミッタから出力信 号が取り出される。フォトトランジスタTの出力信号は、シュミットトリガー回 路等で構成される波形成型回路8で波形成型され、図6Bに示すような矩形波が 得られる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、図5に示す回路構成において多重化信号を検出する場合には、直流 電源電圧に多重化されている交流信号9の振幅は発光ダイオードの順方向電圧( 略0.6〜1V程度)以上であることが要求され、順方向電圧以下の場合には発光ダ イオードが発光しないので交流信号9を検出することはできない。しかしながら 多重伝送式警報システムにおいてはケーブル2の長さが長くなった場合には交流 信号9が減衰して振幅が発光ダイオードの順方向電圧を下回り、交流信号9が検 出されない場合があった。
【0007】 これに対して、アクセス信号及びアンサー信号の搬送波の交流信号9の振幅を 大きくすることが考えられるが、この対策は望ましいものではない。なぜなら、 多重伝送式警報システムの直流電源電圧V0 は通常12V程度であり、これに多重 化できる交流信号の振幅も自ずと限度があり、振幅を大きくし過ぎた場合には交 流信号自体がノイズとなり、PC1またはPS3の動作が不安定になる可能性が あるからである。
【0008】 本考案は、上記の課題を解決するものであって、交流信号の振幅が小さい場合 であっても良好に検出することができる多重信号検出回路を提供することを目的 とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案の多重信号検出回路は、フォトカプラと 、直流電源電圧に多重化された交流信号を抽出する第1の手段と、前記直流電源 電圧に基づいて定電流を発生する第2の手段と、前記第1の手段の出力と前記第 2の手段の出力との加算出力を前記フォトカプラの発光ダイオードに印加する第 3の手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
【作用】
ケーブル2上の交流信号は本考案の第1の手段としてのHPF12で抽出され る。また、ケーブル2上の直流電圧はLPF10で抽出され、本考案の第2の手 段としての定電流回路11に入力される。定電流回路11の出力と、HPF12 の出力とは本考案の第3の手段としての重畳回路13で加算重畳されフォトカプ ラ14の発光ダイオードDに印加される。 これにより直流電源電圧に多重化されている交流信号の振幅が小さい場合にお いても良好に検出することができる。
【0011】
【実施例】
以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。 図1は本考案に係る多重信号検出回路の一実施例の構成を示す図であり、図中 、10はローパスフィルタ(LPF)、11は定電流回路、12はHPF、13 は重畳回路、14はフォトカプラ、15は増幅回路、16は波形成型/復調回路 、Dは発光ダイオード、Tはフォトトランジスタを示す。
【0012】 ケーブル2上の直流電圧はLPF10を通って定電流回路11に入力され、定 電流化された所定の直流電流が出力される。また、ケーブル2上の交流信号はH PF12で抽出される。定電流回路11の出力と、HPF12の出力とは重畳回 路13で加算重畳される。重畳回路13の出力はフォトカプラ14の発光ダイオ ードDに印加される。
【0013】 発光ダイオードDで発光された光はフォトトランジスタTで受光される。これ によりフォトトランジスタTからは図2Aに示すような信号が出力される。なお 、図2Aにおいて20は直流電源電圧に多重化されている交流信号を示す。この 信号は増幅回路15で増幅されて波形成型/復調回路16に入力され、波形成型 等の所定の信号処理が行われて図2Bに示すような復調信号が得られる。なお、 フォトトランジスタTからの負荷の取り出し方には図1に示すコレクタ負荷の他 にエミッタ負荷とすることも考えられるが、高速型のフォトカプラの応答速度を 生かすためにはコレクタ負荷を用いる方が有利である。 ここで、定電流回路11の出力電流は、発光ダイオードDを発光させることが できる電流値に設定されることは当然である。なお、定電流回路11は種々知ら れているので、具体的な構成は省略する。
【0014】 定電流回路11を設ける理由は次のようである。発光ダイオードDを発光させ る手段としては、LPF10の出力を限流抵抗を介する等して重畳回路13に供 給することも考えられ、これによれば定電流回路11を設ける必要はないから、 より安価に構成できるが、上述したように多重伝送式警報システムにおいてはケ ーブル2の長さが極めて長くなることがあり、その場合にはケーブル2上の直流 電源電圧も低下し、これに伴ってフォトトランジスタTの出力の直流レベルV1 が変動することになる。しかし、フォトカプラ14の後段に配置される増幅回路 15及び波形成型/復調回路16の回路定数は、フォトトランジスタTから出力 される信号の直流レベルV1 は一定であることを条件として定められるのが通常 であるから、該直流レベルV1 が変動することは好ましいことではなく、また電 源電圧が低い方に変動した場合には発光ダイオードDが発光しなくなる可能性が あり、更に何等かの原因で電源電圧が高い方に変動した場合には発光ダイオード DもしくはフォトトランジスタTが飽和状態となる可能性もある。そこで、図1 に示す構成においては定電流回路11が設けられているのである。
【0015】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、直流電源電圧に多重化され ている交流信号の振幅がフォトカプラの発光ダイオードの順方向電圧に満たない 微小な場合においても良好に且つ安定的に検出することができる。また、定電流 回路を介するので、直流電源電圧が変動した場合においても安定的に多重化され ている交流信号を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の構成を示す図である。
【図2】 図1の構成における信号波形を示す図であ
る。
【図3】 2線式多重伝送式警報システムの概略の構成
を示す図である。
【図4】 2線式多重伝送式警報システムにおいて直流
電源電圧に多重化される信号を説明するための図であ
る。
【図5】 従来の多重信号検出回路の構成例を示す図で
ある。
【図6】 図5の構成における信号波形を示す図であ
る。
【符号の説明】
10…LPF、11…定電流回路、12…HPF、13
…重畳回路、14…フォトカプラ、15…増幅回路、1
6…波形成型/復調回路、D…発光ダイオード、T…フ
ォトトランジスタ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 フォトカプラと、直流電源電圧に多重化
    された交流信号を抽出する第1の手段と、前記直流電源
    電圧に基づいて定電流を発生する第2の手段と、前記第
    1の手段の出力と前記第2の手段の出力との加算出力を
    前記フォトカプラの発光ダイオードに印加する第3の手
    段とを備えることを特徴とする多重信号検出回路。
JP5121591U 1991-07-03 1991-07-03 多重信号検出回路 Expired - Lifetime JP2550397Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5253407B2 (ja) * 2007-10-24 2013-07-31 株式会社オーディオテクニカ 赤外線送信機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5253407B2 (ja) * 2007-10-24 2013-07-31 株式会社オーディオテクニカ 赤外線送信機

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