JP2550323B2 - 文字のなぞり書き学習装置 - Google Patents

文字のなぞり書き学習装置

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JP2550323B2
JP2550323B2 JP14392186A JP14392186A JP2550323B2 JP 2550323 B2 JP2550323 B2 JP 2550323B2 JP 14392186 A JP14392186 A JP 14392186A JP 14392186 A JP14392186 A JP 14392186A JP 2550323 B2 JP2550323 B2 JP 2550323B2
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【発明の詳細な説明】 〔目 次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする問題点 問題点を解決するための手段 作用 実施例 I.実施例と第1図との対応関係 II.実施例の構成および構成 (i)全体的な構成および機能 (ii)助言部の構成 (iii)セグメント対応データ格納部での格納セグメン
ト対応データ (iv)漢字構成辞書部における格納漢字構成データ (v)助言の例 (v−1)部分パターン毎にまとめて書いていなかった
場合 (v−2)複数の部分パターンを書く順序を誤った場合 (v−3)部分パターン内の筆順を誤った場合 (v−4)筆順が正しかった場合 III.実施例のまとめ IV.発明の変形態様 発明の効果 〔概 要〕 文字のなぞり書き学習装置であって、学習者が複数の
部分パターンから成る文字のなぞり書き学習を行なうに
際し、部分パターンを筆順の点で連続して書いたかどう
か、複数の部分パターンを筆記する順序が手本文字と一
致しているかどうか、部分パターンのそれぞれの中で筆
順が手本文字と一致しているかどうか等の検査を行なう
ようにして、入力された文字と手本文字との筆順を判定
してなぞり書きを行う上での適切な助言を与えることが
できる。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、文字のなぞり書き学習装置に関し、特に、
示された手本文字に対して、学習者がなぞり書きを行な
うことによって入力された文字での書き方での誤りを検
出して、文字の書き方についての学習上での適切な助言
を与えるようにした文字のなぞり書き学習装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、文字のなぞり書き学習装置として、入力文字が
手本文字と比較して筆順において正しいかどうかを判断
して、学習者の便宜を図るようにしたものがあった。
そのような文字のなぞり書き学習装置にあっては、手
本文字と入力文字との字画の距離を求め、手本文字の字
画に最小の距離を持つ入力文字の字画を対応付けてい
た。それにより、筆順の誤り等を検出して、学習者にメ
ッセージの形で出力するようになっえちた。そこで為さ
れている筆順の誤り等を検出するための論理を以下に見
る。
例えば、第9図(a)に示すように、表示部の画面91
1に手本文字の字画912が表示されているものとする。そ
のとき、学習者がなぞり書きした文字が字画913のよう
に入力されたものとする。これら手本文字の字画912と
入力文字の字画913との間の距離は、次のようにして一
般式として求められる。
第9図(b)に示すように手本文字の字画Mについて
定義される始点Ms,中点Mm,終点Meと、第9図(c)に示
すように入力文字の字画Iについて定義される始点Is,
中点Im,終点Ieとでそれぞれ対応する各点の距離の和
が、手本文字の字画Mと入力文字の字画Iとの距離であ
ると定義される。ここで、A点とB点との間の距離をd
(A,B)として表すものとすると、上述した手本文字の
字画Mと入力文字の字画Iとの距離は、 d(M,I)=d(Ms,Is)+d(Mm,Im)+d(Mm,Ie)
(1) として表される。
また、手本文字と入力文字とが第10図(a)に示すよ
うな関係である場合をみる。つまり、表示部の画面911
に手本文字914の字画が表示されているときに、学習者
がなぞり書きした文字915が、ここで示す字画のように
入力されたものとする。
第10図(b)で符号M1〜M4によって示す部分をみる
に、手本文字914の筆順は、M1→M2→M3→M4である。
ところで、入力文字915については、第10図(c)に
おいて示す如く、I1→I2→I3→I4の筆順で、学習者がな
ぞり書きしたものとする。
このような場合での手本文字914および入力文字915の
字画の各部分での対応する距離は、第11図に示すように
なる。ここで、対応する字画間での距離が最小であるも
のを斜線で表示している。ここから、その対応関係をみ
ると第12図で示すようになっていることが判る。しかし
ながら、本来は部分M3とI3とが対応し、また、部分M4
I4とが対応すべきものである。このような入力文字915
の書き順が間違っていることが検出されて、例えば「入
力文字の第3画目と第4画目の書順が逆である」旨を、
当該学習者に通知する。それによって、文字のなぞり書
き学習装置を用いて効果的ななぞり書きの学習を行なう
ことができる。
ところで、このような文字のなぞり書き学習装置は手
本文字に対して入力文字が同一画数である場合に、その
書順が正しいかどうかを知るには効果的である。
例えば、第13図(a)に示すように、M1→M2→M3の筆
順である手本文字に対し、同図(b)に示すようなI1
I2→I3→I4の筆順であったり、また、同図(c)に示す
ようなI1→I2の筆順であったりすると、字画の対応付け
が不可能である。その場合には、例えば、「画数が多す
ぎます」あるいは「画数が少なすぎます」というメッセ
ージが出力されるのみであった。その場合、どこで誤っ
たかどうかの学習上で適切な助言が与えられなかった。
このような問題点を解決するものとして、本出願人
は、特願昭60−159879「文字のなぞり書き学習装置」を
既に提案した。この装置にあっては、表示部に手本文字
を表示し、それをなぞり書きして学習するものである。
そのようになぞることによって入力された文字に対し、
文字の端点,屈曲点,交点,接点を特徴点として抽出
し、隣接する特徴点の字画または字画の一部に係わる情
報を、手本文字における特徴点間の字画または字画の一
部に係わる情報と対応して、入力文字の書き方での間違
いを検出する。それによって、適切なメッセージが出力
されて、文字のなぞり書き学習装置を用いた場合での学
習上の適切な助言が与えられるようになっていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような文字のなぞり書き学習装置にあっては、単
に画の順序や画の繋がりに関して間違いを検出するもの
であり、画数の少ない文字に関しては効果的に筆順の誤
りを検出できた。しかしながら、実際には画数の多い文
字もあり、複雑なパターンでの文字についての書順の誤
りは的確に判断できなかった。
ところで、一般に漢字はいくつかの部分パターンから
成っている。そのような文字での筆順の誤りは、部分パ
ターンでの構成に関する知識が欠如していたり、一部の
部分パダーンでの筆順の誤りに起因することが多いこと
が実情である。
このため、筆順での適切な助言を漢字の部分パターン
の構成の知識と関係付けて与えることが望まれる。
本発明は、このような点にかんがみて創作されたもの
であり、文字の部分パターンの構成の知識と関係付け
て、筆順での適切な助言を与えるようにした文字のなぞ
り書き学習装置を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図は、本発明の文字のなぞり書き学習装置の原理
ブロック図である。
図において、文字格納手段111は、なぞり書き学習を
行なう際の手本となる手本文字を格納している。
文字入力手段113は、前記なぞり書き学習のために文
字を入力できる。
筆順情報格納手段115には、文字の部分パターンに
て、筆順に応じた画の情報が格納されている。
検査手段117は、文字格納手段111によって入力された
文字と前記手本文字とを対応付け、それぞれの画を前記
部分パターンにおいて筆順に従い、筆順情報格納手段11
5に格納されている前記情報に基づいて補正すると共
に、その検査結果にしたがって文字の書き方についての
助言情報を出力する。
前記検査手段117によって行われる検査は、前記部分
パターンを筆順の点で連続して書いたこと、複数の部分
パターンを筆記する順序が手本文字と一致しているこ
と、及び部分パターンのそれぞれの中で筆順が手本文字
と一致していることを組合わせた判定が為されるように
構成する。
〔作 用〕
文字格納手段111に格納されている手本文字に従って
なぞり書き学習を行なう際に、文字入力手段113によっ
てなぞり書きの文字が入力される。
この入力文字と手本文字とが対応付けられる。入力文
字と手本文字とが、筆順情報格納手段115に格納されて
いる筆順に応じた情報に基づき、文字の画がそれぞれ部
分パターンにて筆順に従って検査される。
この入力文字および手本文字の検査結果によって、文
字の書き方についての助言を与える。
本発明にあっては、なぞり書きで入力された文字の筆
記順序が手本文字と一致しているかどうかを部分パター
ンによって判定して、適切な助言を与えるようにして、
学習者が複数の部分パターンから成る文字のなぞり書き
学習を行なうに際してどこに誤りがあるか等のなぞり書
きを行う上での適切な助言を与えることができる。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本発明の実施例について詳細に
説明する。
第2図および第3図は、本発明の一実施例における文
字のなぞり書き学習装置の構成を示す。
I.実施例と第1図との対応関係 ここで、本発明の実施例と第1図との対応関係を示し
ておく。
文字格納手段111は、手本漢字セグメント格納部237に
相当する。
文字入力手段113は、漢字入力部213に相当する。
筆順情報格納手段115は、漢字構成辞書部215に相当す
る。
検査手段117は、セグメント対応データ格納部241およ
び助言部243に相当する。
II.実施例の構成および動作 以上のような対応関係があるものとして、以下本発明
の実施例について説明する。
第2図において、利用者の学習のための利用に際して
説明する。
(i)全体的な構成および機能 先ず、手本漢字格納部211に格納してる手本漢字のパ
ターンを表示部221に表示する。この表示部221の前面に
タッチパネルとして取りつけられた漢字入力部213を用
いて、その表示されている手本漢字(例えば、「文」の
文字)のパターンをなぞり書きすることによって、利用
者は文字を入力する。この漢字入力部213は、入力漢字
の各点を検知して表示部221で表示すると共に、当該入
力漢字に係わるデータを入力漢字一時格納部231に一旦
格納する。
このようにして入力された入力漢字データは次段の特
徴点抽出部233に供給され、その端点,屈曲点,交点,
接点等の特徴点が抽出される。ここで、字画上で隣接す
る2つの特徴点を対と成して、これをセグメントとして
入力漢字セグメント格納部235に格納する。なお、特徴
点が両端点である字画の一部分をセグメントと称する。
一方、手本漢字セグメント格納部237には、手本漢字
のセグメントが格納されている。
セグメント対応づけ部239は、入力漢字セグメントと
手本漢字のセグメントとを比較して、それらセグメント
の両端の距離がそれぞれ予め定められた値以下であると
きに、それらが対応するものであると判定して、手本漢
字と入力漢字とのセグメントの対応データをセグメント
対応データ格納部241に格納する。
助言部243は、セグメント対応データ格納部241の入力
漢字と手本漢字とのセグメントの対応データに基づいて
入力文字の誤りを検知し、助言メッケージを表示部221
で表示するものである。ここで、助言部243は漢字構成
辞書部215に格納された部分パターンを構成する画の情
報に基づいて、部分パターンを筆順の上で続けて書いて
いるかどうか、複数の部分パターンを書く順序が正しい
かどうかおよび部分パターン内の筆順が正しいかどうか
を検査する。
(ii)助言部の構成 上述したような助言部243の検査は、第3図に示す構
成で為される。つまり、部分パターンを筆順の上で続け
て書いているかどうかの検査は、部分パターン内筆順連
続性判定部251で行なわれる。また、複数の部分パター
ンを書く順序が正しいかどうかの検査は、部分パターン
筆記順序判定部253によって為される。更に、部分パタ
ーン内の筆順が正しいかどうかの検査は、部分パターン
内筆順判定部255によって行なわれる。これらの3つの
検査はそれぞれ順に行なわれる。
(iii)セグメント対応データ格納部での格納セグメン
ト対応データ 第4図および第5図は、セグメント対応データ格納部
241に格納されたセグメント対応データの構成を示す。
つまり、ある漢字の画数(k)、そのうちの第1画目〜
第k画目までのそれぞれのセグメント数のデータが含ま
れている。また、個々のセグメントデータとして、表示
データにおけるセグメントの始点へのポインタ、表示デ
ータにおけるセグメントの終点へのポインタ、相手パタ
ーンの対応するセグメントのデータへのポインタがそれ
ぞれ含まれている。
助言部243は、このようなデータからセグメントが属
する字画と当該字画内におけるセグメントの順序を手本
漢字と入力漢字との間で照合し、その相違から漢字ある
いはその書き方の間違いを検出するものである。
(iv)漢字構成辞書部における格納漢字構成データ 第6図(A)は、漢字構成辞書部215に格納されてい
る漢字構成データの例を示す。通常、1つの漢字は複数
の部分パターンから構成されているので、その部分パタ
ーン数(m)、かような第1部分パターン目〜第m部分
パターン目のそれぞれについての画数のデータで構成さ
れている。例えば、「形」という漢字についてみれば、
左側部分の の2つの部分パターンから成っているので、部分パター
ン数m=2である。この左側の部分パターン の画数は4、右側の部分パターン の画数は3である。従って、第6図(B)に示す如く、
漢字「形」についての漢字データは〔2,4,3〕である。
また、例えば、漢字「信」についてのデータは、〔2,3,
7〕である。
(v)助言の例 第7図(a)〜(e)は、第2図に示す本発明実施例
のでの文字のなぞり書き学習装置での助言の例を示す態
様である。また、第8図は、そのような助言を為す際の
動作を示う順序である。
以下、第2図〜第8図を参照する。ここで、「形」と
いう文字を例にとって説明する。
先ず、表示部221は、第7図(a)に示すように、手
本漢字としての「形」および『てほんをなぞってかいて
ください。』というメッセージを表示する(ステップ81
1)。
この表示をみて、漢字入力部213において、学習者は
手本漢字を真似てなぞり書きする(ステップ812)。以
下、このなぞり書きされた漢字が正しいかどうかの検査
に入り、間違いがあれば学習者に適切な助言を与える。
(v−1)部分パターン毎にまとめて書いていなかった
場合 上述したステップ812の後、先ず、入力漢字が部分パ
ターン毎にまとめてなぞり書きされたか否かを判定する
(ステップ813)。この判定は助言部243内の部分パター
ン内筆順連続性判定部251にて為される。
ここで、部分パターン毎にまとめて書かれなかった場
合(否定判定)には学習上の誤りがあるから助言をする
必要がある。例えば、第7図(b)に示す如く、 の次に、 を書いてしまったような場合は、部分パターン毎にまと
めて書かれなかった場合である。
この場合、助言部243は表示部221によって、「形」の
うち左側の の部分を濃く且つ太くして、各部分パターンを区別して
表示する。それと共に、『いろのおなじぶぶんはまとめ
てかきましょう。』というメッセージを表示する(ステ
ップ814)。この表示により、学習者はまとめて書くべ
き部分の筆順を誤ったことを知る。
続いて、再度のなぞり書きを促すメッセージ『もうい
ちどなぞりましょう。』を表示部221で表示して(ステ
ップ815)、ステップ811に戻る。ここで、再度手本漢字
を示して、なぞり書きを為すようにする。
このような動作は、部分パターンでの筆順が正確とな
るまで繰り返される。そして、部分パターンでの筆順が
正確となればステップ813で肯定となり、次の検査に移
行する。
(v−2)複数の部分パターンを書く順序を誤った場合 上述したステップ813での検査で正確であると判定さ
れた後、部分パターンの順序は正しいか否かが判定され
る(ステップ816)。この判定は、助言部243内の部分パ
ターン筆記順序判定部253にて為される。
ここで、部分パターン毎の順序が誤っていた場合(否
定判定)、学習上の誤りがあるから助言をする必要があ
る。例えば、第7図(c)に示す如く、右側の の部分をなぞり書きした後に、左側の の部分を書いてしまったような場合には、部分毎の順序
が間違っている。
この場合、助言部243は表示部221によって、「形」の
うち の部分を濃く且つ太くして、各部分パターンを区別して
表示する。それと共に、『これらのぶぶんをかくじゅん
じょがちがいます。』というメッセージを表示する。こ
の表示によって、学習者は、まとめて書くべき部分の筆
順を誤ったことを知る。しかる後、メッセージ『ぶぶん
のじゅんじょをしていしてください。』を表示して、書
きべき部分の順序を入力させる(ステップ817)。
このメッセージに従って、学習者は自己が正しいと思
う順序を、漢字入力部213によって指定する(ステップ8
18)。次に、この指定順序が正しいか否かを判定する
(ステップ819)。ここで、同図(c)の(イ)に示す
如く、左側部分の を『2』とそれぞれ指定したならば、正しい(肯定判
定)ので、『そのとおり。ただしいです。』のメッセー
ジを表示部221において表示する(ステップ820)。しか
る後、再度のなぞり書きを促すメッセージ『もういちど
なぞりましょう。』を表示して(ステップ815)、ステ
ップ811に戻る。ここで、再度手本漢字を示して、なぞ
り書きを為すようにする。
しかし、(ロ)に示すように、左側の を『2』,右側の を『1』とそれぞれ指定したならば、誤っているので
(否定判定)、『ざんねん、まちがっています。』のメ
ッセージ表示して学習者に誤りであることを知らせる。
続いて、『ただしいじゅんじょをしめしましょう。』の
メッセージと共に、正しい順序を各部分の上に数字によ
って表示する(ステップ821)。しかる後、再度のなぞ
り書きを促すメッセージ『もういちどなぞりましょ
う。』を表示して(ステップ815)、ステップ811に戻
る。
再度のなぞり書きで、部分パターン毎にまとめて書か
れ、且つ、複数の部分パターンを書く順序が正しかった
場合には、ステップ816で肯定判定となって、次の検査
に移行する。
(v−3)部分パターン内の筆順を誤った場合 上述したステップ813および816での検査で正確である
と判定された後、部分パターン内での順序は正しいか否
かが判定される(ステップ822)。この判定は、助言部2
43内の部分パターン内筆順判定部255にて為される。
ここで、部分パターン内での筆順が誤っていた場合
(否定判定)、学習上の誤りがあるから助言をする必要
がある。例えば、第7図(d)に示す如く、左側の の部分のなぞり書き中に、 と書いてしまった場合には、部分パターン内での順序が
間違っている。
この場合、助言部243は表示部221によって、「形」の
うち左側の の部分を濃く且つ太くして、各部分パターンを区別して
表示する。それと共に、『ふとせんのぶぶんのかきじゅ
んがちがいます。』のメッセージを表示して、間違って
いるパターンを区別して学習者に示す。この表示によっ
て学習者は、部分パターン内での筆順を誤ったことを知
る。しかる後、メッセージ『ふとせんのぶぶんをなぞり
ましょう。』のメッセージを表示して、間違っているパ
ターンのみについて再度なぞり書きを行なわせるように
する(ステップ823)。
このメッセージに従って、漢字入力部213によって、
学習者は自己が正しいと思う順序で、先に間違えた部分
のなぞり書きを行なう(ステップ824)。
続いて、この書き順序が正しいか否かを判定する(ス
テップ825)。同図(d)の(イ)に示すような順序で
書かれたならば、正しい順序であるから(肯定判定)、
『そのとおり。ただしいです。』のメッセージを表示部
221にて表示する(ステップ820)。更に、再度のなぞり
書きを促すメッセージ『もういちどなぞりましょう。』
を表示して(ステップ815)、ステップ811に戻る。ここ
で、再度手本漢字を示して、なぞり書きを為すようにす
る。
しかし、同図(d)の(ロ)に示すような順序で書か
れたならば、誤った順序であるから(否定判定)、『ざ
んねん。ただしいひつじゅんをしめします。』のメッセ
ージ表示して、学習者に誤りであることを知らせると共
に、正しいを順序を数字によって表示する(ステップ82
6)。しかる後、再度のなぞり書きを促すメッセージ
『もういちどなぞりましょう。』を表示して(ステップ
815)、ステップ811に戻る。
(v−4)筆順が正しかった場合 ステップ812においてなぞり書きされた入力漢字が全
く正しかったなば、上述した3つの検査において正しい
ものと判定される。この場合にも学習者に、なぞり書き
の順序が正しかったことを知らせる必要がある。
つまり、第7図(e)に示すように筆順が正しけれ
ば、ステップ813および816の検査の後で、ステップ822
の検査でも正しいものとして肯定判定となる。その場
合、表示部221によって、『そのとおり。ただしいで
す。』のメッセージを表示して動作を終了する。
III.実施例のまとめ このように、助言部243内の部分パターン内筆順連続
性判定部251,部分パターン筆記順序判定部253および部
分パターン内筆順判定部255によって、部分パターン毎
にまとめて書かれていること,複数の部分パターンの書
き順序に誤りがないことおよび部分パターン内の筆順に
誤りがないことを順次検査する。そして、各検査におい
て間違いがあれば、その都度学習者に知らせてその手本
をも示し、再度のなぞり書きを促すようにしている。
従って、まとめて書くべき部分パターン、複数の部分
パターンの書き順序および部分パターン内の筆順という
ように、きめ細かい助言を、複雑な漢字であっても学習
者に提供できる。
IV.発明の変形態様 なお、上述した本発明の実施例にあっては、「形」の
文字について説明したが、これ以外の文字についても同
様である。
また、上述した本発明実施例では、部分パターン毎に
まとめて書いていなかった場合、複数の部分パターンを
書く順序を誤った場合、部分パターン内の筆順を誤った
場合を検出できるように、助言部243を構成したが、こ
の一部の検査のみでもよければ、必要に応じて検査を行
なう動作部を削除すればよい。
更に、「I.実施例と第1図との対応関係」において、
第1図と本発明との対応関係を説明しておいたが、これ
に限られることはなく、各種の変形態様があることは当
業者であれば容易に推考できるであろう。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明によれば、学習者が複数の部
分パターンから成る文字のなぞり書き学習を行なうに際
して、部分パターンを筆順の点で入力された文字と手本
文字との筆順を判定するようにし、なぞり書きを行う上
での適切な助言を与えることができるので、実用的には
極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の文字のなぞり書き学習装置の原理ブロ
ック図、 第2図は本発明の一実施例による文字のなぞり書き学習
装置の構成ブロック図、 第3図は本発明実施例での助言部を示すブロック図、 第4図および第5図はセグメント対応データ格納部での
データ構成を示す説明図、 第6図(A)および(B)は漢字構成辞書部でのデータ
構成を示す説明図、 第7図(a)〜(e)は本発明実施例による文字のなぞ
り書き学習装置において助言を与える場合の動作説明
図、 第8図は本発明実施例による文字のなぞり書き学習装置
において助言を与える場合の動作を説明する流れ図、 第9図は従来の文字のなぞり書き学習装置において字画
間の距離を示す説明図、 第10図は従来の文字のなぞり書き学習装置において手本
文字と入力文字との関係の例を示す説明図、 第11図は従来の文字のなぞり書き学習装置において手本
文字と入力文字との各字画間の距離を表として示す説明
図、 第12図は従来の文字のなぞり書き学習装置において手本
文字と入力文字との各字画の対応関係を示す説明図、 第13図は従来の文字のなぞり書き学習装置において他の
手本文字と入力文字との関係の例を示す説明図である。 図において、 111は文字格納手段、 113は文字入力手段、 115は筆順情報格納手段、 117は検査手段、 211は手本漢字格納部、 213は漢字入力部、 215は漢字構成辞書部、 221は表示部、 231は入力漢字一時格納部、 233は特徴点抽出部、 235は入力漢字セグメント格納部、 237は手本文字セグメント格納部、 239はセグメント対応づけ部、 241はセグメント対応データ格納部、 243は助言部、 251は部分パターン内筆順連続性判定部、 253は部分パターン筆記順序判定部、 255は部分パターン内筆順判定部、 911は表示部の画面、 912は手本文字の字画、 913は入力文字の字画、 914は手本文字、 915は入力文字である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】なぞり書き学習を行う際の手本となる手本
    文字を格納している文字格納手段と、 前記なぞり書き学習のために文字を入力できる文字入力
    手段と、 文字の部分パターンにて、筆順に応じた画の情報が格納
    されている筆順情報格納手段と、 文字入力手段によって入力された文字と前記手本文字と
    を対応付け、それぞれの画を前記部分パターンにおいて
    筆順に従い、筆順情報格納手段に格納されている前記情
    報に基づいて検査すると共に、その検査結果にしたがっ
    て文字の書き方についての助言情報を出力する検査手段
    と、を備え、 検査手段によって行われる前記検査は、前記部分パター
    ンを筆順の点で連続して書いたこと、複数の前記部分パ
    ターンを筆記する順序が前記手本文字と一致しているこ
    と、および前記部分パターンのそれぞれの中で筆順が前
    記手本文字と一致していることを組み合わせた判定が為
    されるように構成されたこと を特徴とする文字のなぞり書き学習装置。
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