JP2550284B2 - ヘッド駆動装置 - Google Patents

ヘッド駆動装置

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JP2550284B2
JP2550284B2 JP5250296A JP25029693A JP2550284B2 JP 2550284 B2 JP2550284 B2 JP 2550284B2 JP 5250296 A JP5250296 A JP 5250296A JP 25029693 A JP25029693 A JP 25029693A JP 2550284 B2 JP2550284 B2 JP 2550284B2
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head
optical system
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coil
coils
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JP5250296A
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俊夫 杉山
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク、光情報フ
ァイル等の所謂光情報処理装置に用いられるヘッド駆動
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、高速にアクセスを行う場合に有利
な光学的走査装置として、スウイングアームと呼ばれる
ものが提案された。
【0003】図1と図2にこの装置の概略を示す。レン
ズ1を含む光学系2は、支点4を中心に回転するアーム
3の1端部に固定されている。アーム3の他端には駆動
コイル5が固着してある。
【0004】図2に断面を示すように、駆動コイル5を
はさんで磁気回路6が配置されている。この駆動コイル
5に電気を通じることによりアーム3は磁気回路6の間
を自由に支点4を中心に動作する。この装置はディスク
(図示せず)の情報記録範囲の光学系走査をすべてカバ
ーできる。すなわち、情報トラックの一回転中の追従で
あるトラッキング走査と、そのディスクの記録範囲をス
パイラルの情報トラックに従ってゆっくり移動するとこ
ろの送り走査とを、この装置1つで兼用できるのであ
る。このため、装置が簡単になるとともに、アクセスタ
イムを短縮できる利点がある。
【0005】而してスウイングアームに要求される条件
は、アームの共振周波が高いことである。これは、トラ
ッキング制御の精度やサーボの広帯域化と非常に密接な
関係にある。通常第1次共振周波数は、3000Hzも
しくはそれ以下で発生する。この共振はスウイングアー
ムを片持ち梁とした場合の第1次の曲げ共振である。通
常、駆動発生トルクに対する感度を上げるため、スウイ
ングアームの慣性質量をできるかぎり少なく、またその
曲げ剛性が大きくなるようにその構造を工夫していた
が、限界がある。この1つの原因は、共振周波数を上げ
るためにはアームの断面積を大きくすることにより可能
であるが、その場合はアーム全体が非常に大きなものに
なりすぎて感度の点で問題があることである。もう1つ
は、回転トルクを発生する駆動源と実際に光スポットで
読み出す光ヘッド部が回動中心に対して対向する構造に
なっているため、第1次共振を境に位相が反転してしま
うことである。以上述べた欠点が、ディスク回転を高速
化できない最大のネックになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の欠点を
配慮し、特に、小型でトラッキング、フォーカシングの
両方を同時に行ないうるヘッド駆動装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、以下の手段を採用した
【0008】本願発明は、光ヘッドを記録媒体上の所望
の位置に位置決めするためのヘッド駆動装置であって、
光ヘッドの光学軸に対して傾斜するように巻かれた第1
のコイルと、第1のコイルと交叉すると同時に光学軸に
対しても傾斜するように巻かれた第2のコイルとを有
し、2つのコイルに流す電流を制御することにより、光
ヘッドを駆動することを特徴とする。
【0009】
【作用】本願発明は、次のような作用を奏する
【0010】すなわち、本願発明の構成によれば、小型
の構成でトラッキングとフォーカシングの動作を同時に
行ないうる光学系駆動装置を提供しうる。
【0011】以下図3〜図7によって、本願発明の適用
対象の一例であるスウイングアームを説明する。
【0012】図3a及びbにスウイングアームをモデル
化し、その駆動源を従来のように、回動中心に対向して
設けた場合と、光ヘッドの付近に設けた場合の周波数特
性を示す。図3aは変位、図3bは位相特性を示す。破
線イは駆動源と変位検出点が回動中心と対向している従
来の例に相当する。実線ロは駆動源と変位検出点が回動
中に対して同一方向にあり、かつ近接にある場合であ
る。図から明らかなように図3bの場合多少周波数特性
に乱れはあるが、位相の反転が見られない。
【0013】共振状態をモデル化して示すと図4のよう
に示される。図において、Oが回転中心、D1が駆動
点、D2が変位検出点であり、二点鎖線が変形状態を示
す。
【0014】図5にスウイングアームの一例の平面図を
示し、図6にその縦断面図を示す。ディスク10に光束
を集束するための光学系11は、板バネ13で回転アー
ム12の先端付近に固着されている。このため、光学系
11は、光軸方向に自由に動作可能になっている。ま
た、アーム12は、軸受18でベース17に固定され、
自由に回動できる。フォーカシング動作は、光学系11
の下部に固着されたコイル15と磁気回路16により、
駆動されることにより行なう。またトラッキングは光学
系11の横に固定された筒状のコイル14により駆動さ
れる。このコイル14は、マグネット20と磁路19で
構成された、円弧状のギャップの間を軸受18を中心に
回動できることを示す。図5の例では動作すべき光学系
11に直接駆動点があるために、アームの機械的共振や
その他の影響をうけにくいという優れた特性を持つ。ま
た装置全体も小型にでき、安価である。本願発明の駆動
装置はこのようなスイングアームにも適用可能であり、
小型の構成でトラッキングとフォーカシングの動作を同
時に行なうことができる。
【0015】次に他の駆動装置の例を図7に示す。この
場合図5及び図6は光学系全体を動作してフォーカシン
グをしていたのを、レンズ部21のみ駆動する場合を示
す。この場合に、フォーカシングすべき、質量が軽量に
なっているので、駆動力が少なくて済む。
【0016】
【実施例】 本願発明は特にヘッド駆動装置に係わり、小
型の構成でトラッキングとフォーカシングの動作を同時
に行なうことができる。以下に本願発明 の実施例を図8
及び図9に示す。またコイル全体の斜視図を図10に示
す。本実施例は、トラッキングを行うための磁路を使っ
て、フォーカシングも行うのである。この場合駆動コイ
ルは、図9a及びbに示すように22a,22bと2つ
に分けてあり、互いに、X字になるように磁路に位置す
るようになっている。図9aに示すように、互いのコイ
ルに逆相に電気を通じると、2つのコイルの発生する合
力は、矢印で示すようなフォーカシング方向に作用す
る。また図9bに示すように同様に、同相に電気を通じ
ると、2つのコイルの発生する合力は矢印のトラッキン
グ方向に作用する。よって、1つの磁気ギャップによ
り、フォーカシングとトラッキングを行えるために、前
例より構造が簡単になる。この場合、2つのコイル22
a,22bが交わる角度を変えることにより、フォーカ
シングとトラッキングの駆動力のバランスを自由に設定
できる。図8に示すものは光学系全体をアクセスするも
のであるが、光学系の1部をアクセスすることも可能で
ある。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上のように、小型の構成で
トラッキングとフォーカシングの動作を同時に行ないう
る光学系駆動装置を提供しうる
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のスウイングアームの概略の上面図。
【図2】駆動コイルを示す断面図。
【図3】それぞれスウイングアームの特性を説明するた
めのグラフ図。
【図4】スウイングアームの共振状態をモデル化して示
した模式図。
【図5】スウイングアームの構成を示す平面図。
【図6】スウイングアームと駆動装置の構成を示す断面
図。
【図7】スウイングアームと駆動装置の構成を示す断面
図。
【図8】本発明の実施例の構成を示す断面図。
【図9】本願発明の実施例を説明するための断面図。
【図10】本願発明の実施例を説明するための斜視図。
【符号の説明】
11…光学系、12…回動アーム、13…板バネ、14
…コイル、18…軸受、19…磁路、20…マグネッ
ト。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドの光学系を記録媒体上の所望の位置
    に位置決めするためのヘッド駆動装置であって、上記ヘ
    ッドの光学系に固着され上記記録媒体に垂直な方向に対
    して傾斜するように巻かれた第1のコイルと、上記ヘッ
    ドの光学系に固着され該第1のコイルと交差すると同時
    に上記記録媒体に垂直な方向に対して傾斜するように巻
    かれた第2のコイルと、該2つのコイルに磁束を印加す
    るための磁気回路とを有し、該2つのコイルに流す電流
    を制御することにより、上記ヘッドの光学系を駆動する
    ことを特徴とするヘッド駆動装置。
  2. 【請求項2】ヘッドの光学系を記録媒体上の所望の位置
    に位置決めするためのヘッド駆動装置であって、上記ヘ
    ッドの光学系に固着され上記記録媒体に垂直な方向に対
    して傾斜するように巻かれた第1のコイルと、上記ヘッ
    ドの光学系に固着され該第1のコイルと交差すると同時
    に上記記録媒体に垂直な方向に対して傾斜するように巻
    かれた第2のコイルと、該2つのコイルに磁束を印加す
    るための磁気回路とを有し、上記第1及び第2のコイル
    は略同一の中心軸を持つように配置され、上記磁気回路
    は上記第1及び第2のコイルの巻線を横切る磁束を印加
    する磁気ギャップを有し、該2つのコイルに流す電流を
    制御することにより、上記ヘッドの光学系を駆動するこ
    とを特徴とするヘッド駆動装置。
  3. 【請求項3】ヘッドの光学系を記録媒体上の所望の位置
    に位置決めするためのヘッド駆動装置であって、上記ヘ
    ッドの光学系に固着され上記記録媒体に垂直な方向に対
    して傾斜するように巻かれた第1のコイルと、上記ヘッ
    ドの光学系に固着され該第1のコイルと交差すると同時
    に上記記録媒体に垂直な方向に対して傾斜するように巻
    かれた第2のコイルと、該2つのコイルに磁束を印加す
    るための磁気回路とを有し、上記第1及び第2のコイル
    は上記記録媒体面に略平行に延在する略同一の中心軸を
    持つように配置され、上記磁気回路は上記第1及び第2
    のコイルの巻線を横切る磁束を印加するために上記記録
    媒体面に略平行に延在する磁気ギャップを有し、該2つ
    のコイルに流す電流を制御することにより、上記ヘッド
    の光学系を駆動することを特徴とするヘッド駆動装置。
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JP22040684A Division JPS60121544A (ja) 1984-10-22 1984-10-22 光学系走査装置

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JPH06223395A JPH06223395A (ja) 1994-08-12
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59220406A (ja) * 1983-05-26 1984-12-11 Sumitomo Rubber Ind Ltd モ−タ−サイクル用タイヤとリムの組立体
JPS60121544A (ja) * 1984-10-22 1985-06-29 Hitachi Ltd 光学系走査装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59220406A (ja) * 1983-05-26 1984-12-11 Sumitomo Rubber Ind Ltd モ−タ−サイクル用タイヤとリムの組立体
JPS60121544A (ja) * 1984-10-22 1985-06-29 Hitachi Ltd 光学系走査装置

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