JP2550122Y2 - クローラ車両のクローラフレーム - Google Patents

クローラ車両のクローラフレーム

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JP2550122Y2
JP2550122Y2 JP1990029881U JP2988190U JP2550122Y2 JP 2550122 Y2 JP2550122 Y2 JP 2550122Y2 JP 1990029881 U JP1990029881 U JP 1990029881U JP 2988190 U JP2988190 U JP 2988190U JP 2550122 Y2 JP2550122 Y2 JP 2550122Y2
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清 小川
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油谷重工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、主として建設機械,作業車両などクロー
ラ車両のクローラフレームの構造に関する。
従来の技術 第5図は、従来技術のクローラフレーム1をそなえた
小型ショベルの側面図である。図において、2は小型シ
ョベルの下部走行体、3はクローラ(この下部走行体2
ではゴムクローラを巻着している)、4は下部走行体2
を駆動する走行モータ、5はスプロケット、6はアイド
ラ、7は上部旋回体、8は上部旋回体7のフロント部に
装着した作業アタッチメントである。第6図は、クロー
ラフレーム1の要部分解斜視図である。図において、9
はクローラフレーム1の主桁、10は主桁9前部の内部側
に設けたガイド部材、11は主桁9の内部側に固定して設
けたプレート、12はプレート11に開穿された緊張ボルト
用ねじ穴、13はクローラ緊張調整用の緊張ボルト、14は
アイドラ6のボス、15はスライド体、16は軸、17は左右
のスライド体15の連結板、18は締付ボルト、19は座金で
ある。第7図は、クローラフレーム1の要部たて断面図
である。
次に、従来技術のクローラフレーム1の構成を第6図
および第7図について述べる。従来技術のクローラフレ
ーム1では、主桁9前部の内部側左右に水平方向にガイ
ド部材10を設け、そのガイド部材10に沿ってスライド板
15を摺動可能に設けている。そして上記スライド体15に
両端部を把持された軸16に、アイドラ6を取付けてい
る。
それで緊張ボルト13の操作によりクローラの緊張調整
を行うとき、あるいはクローラ車両の走行中にクローラ
が前後方向の衝撃を受けたとき、スライド体15はガイド
部材10に沿って摺動移動することができる。
考案が解決しようとする課題 第5図に示すような小型ショベルのクローラフレーム
では、その主桁が薄板の鋼板で構成されている。上記主
桁の前部にはアイドラを配置するためのガイド部材が、
溶接構造にて設けられている。第7図に示すようにガイ
ド部材10は、主桁9の内部側左右に長さLにわたって設
けられている。そのためにガイド部材の構成板材が多
く、主桁の重量が大であった。またクローラフレーム製
作時に主桁の溶接工数が多くかかるとともに、溶接歪み
により主桁が変形する不具合があった。
本考案は主桁の溶接部を減少して主桁の変形を低減す
るとともに、ガイド部材の摺動部に対して泥土が詰まる
のを少くできるクローラフレームを提供することを目的
とする。
課題を解決するための手段 イ.本考案では、クローラフレームの前部から左右のガ
イド部材を水平かつ前方へ向けて突設し、アイドラを枢
支した軸の両端部に固着した左右一対の各スライド体と
上記各ガイド部材とを摺接せしめるようにしたクローラ
車両において、 ロ.クローラフレームの主桁前端部にプレートを固定し
て設け、そのプレートに突設せしめたガイド部材をそれ
ぞれ丸棒にて形成してガイドバーに設定し、 ハ.また上記各スライド体に上記ガイドバーの外周面部
を部分的に接触させるバー受け部を形成した。
作用 イ.ガイド部材をそれぞれ丸棒にて形成してガイドバー
に設定し、そのガイドバーの基部側を、クローラフレー
ムの主桁前端部に固着したプレートの前面部に溶着する
ようにしたので、ガイドバーに対する溶接部を最小限度
に制限して主桁の変形を低減することができる。
ロ.また左右一対のスライド体に上記ガイドバーの外周
面部を部分的に接触させるバー受け部を形成したので、
そのバー受け部とガイドバーとの摺動面部に泥土が侵入
して詰まってしまうトラブルを防止することができる。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。第1図は、この考案にかかる第1実施例クローラ
フレーム20を示す要部たて断面図である。図において、
従来技術と同一構成要素を使用するものに対しては同符
号を付す。21はクローラフレーム20の主桁、22は主桁21
の前端部に固定して設けたプレート、23はプレート22に
開穿された緊張ボルト用ねじ穴、24はプレート22に固着
した4個のガイドバー、25はスライド体、26は左右のス
ライド体25を連結する連結板である。第2図は、第1図
のAより見た正面図である。図において、27はスライド
体25に形成したバー受け部である。
次に、本考案の第1実施例クローラフレーム20の構成
を第1図および第2図について述べる。本考案では、主
桁21の前端部にプレート22を固定して設け、そのプレー
ト22の前面部に突設せしめたガイド部材をそれぞれ丸棒
(棒鋼材,鋼管など)にて形成して4個のガイドバー24
に設定し、またスライド体25に上記ガイドバー24の外周
面部を部分的に接触させるバー受け部27を形成した。
次に、本考案の第1実施例クローラフレーム20の作用
について述べる。本考案ではガイド部材をそれぞれ丸棒
にて形成して4個のガイドバー24に設定し、そのガイド
バー24の基部側を、クローラフレーム20の主桁21前端部
に固着したプレート22の前面部に溶着するようにしたの
で、ガイドバー24に対する溶接部を最小限度に制限して
主桁21の変形を低減することができる。また左右一対の
スライド体25にガイドバー24の外周面部を部分的に接触
させるバー受け部27を形成したので、そのバー受け部27
とガイドバー24との摺動面部に泥土が侵入して詰まって
しまうトラブルを防止することができる。
次に第3図は、この考案にかかる第2実施例クローラ
フレーム28を示す要部たて断面図である。図において、
第1実施例クローラフレーム20と同一構成要素を使用す
るものに対しては同符号を付す。22′は主桁21′の前端
部に固定して設けたプレート、29はプレート22′に固着
した2個のガイドバー、30はスライド体、31は左右のス
ライド体30を連結する連結板、16′は軸である。第4図
は、第3図のBより見た正面図である。図において、32
はスライド板30に形成したバー受け部である。このクロ
ーラフレーム28では、2個のガイドバー29をプレート2
2′に対し、水平かつ前方へ向けて固着し、そのガイド
バー29に上記バー受け部32を対応適合させるようにして
いる。クローラフレーム28の作用機能は、クローラフレ
ーム20の場合と同様である。
考案の効果 本考案のクローラフレームではガイド部材をそれぞれ
丸棒にて形成してガイドバーに設定し、そのガイドバー
の基部側を、クローラフレームの主桁前端部に固着した
プレートの前面部に溶着するようにしたので、ガイドバ
ーに対する溶接部を最小限度に制限して主桁の変形を低
減することができる。また左右一対のスライド体に上記
ガイドバーの外周面部を部分的に接触させるバー受け部
を形成したので、そのバー受け部とガイドバーとの摺動
面部に泥土が侵入して詰まってしまうトラブルを防止す
ることができる。したがって本考案クローラフレームの
メンテナンス性を向上し、かつクローラフレーム製作費
のコストダウンを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる第1実施例クローラフレーム
を示す要部たて断面図、第2図は第1図のAより見た正
面図、第3図はこの考案にかかる第2実施例クローラフ
レームを示す要部たて断面図、第4図は第3図のBより
見た正面図、第5図は小型ショベルの側面部、第6図は
従来技術のクローラフレームの要部分解斜視図、第7図
は従来技術のクローラフレームのたて断面図である。 1,20,28……クローラフレーム 6……アイドラ 9,21,21′……主桁 10……ガイド部材 11,22,22′……プレート 15,25,30……スライド体 24,29……ガイドバー 27,32……バー受け部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クローラフレームの前部から左右のガイド
    部材を水平かつ前方へ向けて突設し、アイドラを枢支し
    た軸の両端部に固着した左右一対の各スライド体と上記
    各ガイド部材とを摺接せしめるようにしたクローラ車両
    において、クローラフレームの主桁前端部にプレートを
    固定して設け、そのプレートに突設せしめたガイド部材
    をそれぞれ丸棒にて形成してガイドバーに設定し、また
    上記各スライド体に上記ガイドバーの外周面部を部分的
    に接触させるバー受け部を形成したことを特徴とするク
    ローラ車両のクローラフレーム。
JP1990029881U 1990-03-23 1990-03-23 クローラ車両のクローラフレーム Expired - Lifetime JP2550122Y2 (ja)

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JPH03121094U JPH03121094U (ja) 1991-12-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5087643U (ja) * 1973-12-14 1975-07-25
JPS51102830A (ja) * 1975-03-05 1976-09-10 Kubota Ltd Kuroorasokosochiniokeru tenshonrintaishijikozo

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