JP2549760B2 - 販売登録装置 - Google Patents

販売登録装置

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JP2549760B2
JP2549760B2 JP2297178A JP29717890A JP2549760B2 JP 2549760 B2 JP2549760 B2 JP 2549760B2 JP 2297178 A JP2297178 A JP 2297178A JP 29717890 A JP29717890 A JP 29717890A JP 2549760 B2 JP2549760 B2 JP 2549760B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子式秤や電子式キャッシュレジスタ等の
登録用端末機をホストコンピュータ等からなる上位コン
トローラで管理するようにした販売登録装置に関する。
[従来の技術] 例えば秤部にて計量した商品の価格を算出し売上げ登
録を行う電子式秤(登録用端末機)を、HDLC(ハイレベ
ル・データ・リンク・コントロール)回線等の伝送路を
介してホストコンピュータ等からなる上位コントローラ
に接続し、この上位コントローラでもって電子式秤での
登録データ等を管理するようにした販売登録装置があ
る。
また電子式秤のなかには、第5図に示すように商品の
単価,重量,価格等ととともにメッセージを表示できる
表示器を備えたものがある。このような電子式秤は、通
常、RAM等の内蔵メモリに複数のメッセージを予め設定
しておき、そのうちの1つを任意に選択して表示器にス
クロール表示させるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] このように、従来のメッセージ表示可能な電子式秤で
は、内蔵メモリに必要なメッセージを全て設定しておく
ために、数多くのメッセージを適時表示させて客に適切
な情報を付与しようとすると、メッセージ用に割り付け
られるメモリの容量が増大する。このことは、電子式秤
の台数が増えれば増えるほど大きな問題となる。またこ
の問題は電子式秤に限らず、客が買い上げる定額商品の
登録を行う電子式キャッシュレジスタにおいてメッセー
ジを表示またはレシートに印字させる場合にも同様であ
る。
そこで本発明は、登録用端末機のメモリ容量が増加す
ることなく、登録用端末機において数多くのメッセージ
を適時切換えて出力できる販売登録装置を提供しようと
するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、客が買い上げる商品の登録を行う登録用端
末機と、この端末機を管理する上位コントローラとを伝
送路を介して接続してなる販売登録装置において、上位
コントローラは、複数のメッセージデータを設定記憶す
るメッセージテーブルと、登録用端末機からの問合わせ
に応じてメッセージテーブルから該当するメッセージデ
ータを検索して読出すメッセージ読出し手段と、この読
出し手段により読出されたメッセージデータを伝送路を
介して登録用端末機へ送信するメッセージ送信手段とを
具備し、登録用端末機は、上記コントローラへメッセー
ジデータの問合わせを行うメッセージ問合せ手段と、上
位コントローラからのメッセージデータを受信して記憶
するメッセージ記憶手段と、このメッセージ記憶手段に
より記憶されたメッセージデータを出力するメッセージ
出力手段とを備えたものである。
[作 用] このような構成の本発明によれば、登録用端末機から
上記コントローラへメッセージデータの問合せを行え
ば、上記コントローラにおいてメッセージテーブルから
問合せのあったメッセージデータを検索して読出し、伝
送路を介して登録用端末機へ送信される。登録用端末機
では、そのメッセージデータが記憶されて出力される。
また登録用端末機から上位コントローラへ別のメッセ
ージデータの間合せを行えば、上位コントローラにおい
てメッセージテーブルから問合せのあったメッセージデ
ータを検索して読出し、伝送路を介して登録用端末機へ
送信される。登録用端末機ではそのメッセージデータが
記憶されて出力される。
従って、登録用端末機は、メッセージ1個分のメモリ
容量でも数多くの種類のメッセージの出力を行うことが
できる。
[実施例] 以下、本発明を登録用端末機として電子式秤に適用し
た一実施例について図面を参照しながら説明する。
第1図は本実施例装置の全体構成を概略的に示す模式
図であって、登録用端末機として機能する複数台の電子
式秤1と、上位コントローラとして機能するファイルプ
ロセッサ2とが、HDLC回線等の伝送路3を介して電気的
に接続されている。そして、ファイルプロセッサ2に
は、第2図に示す如く、任意に設定されたメッセージコ
ード[01]〜[49]に対応して最大49種類のメッセージ
データを格納できるメッセージテーブル4が設けられて
いる。このメッセージテーブル4は、1つのメッセージ
領域についてメッセージコードに2バイト、メッセージ
データに160バイト、表示文字数データに1バイトの計1
63バイトのメモリを使用しており、その49倍のメモリ容
量で構成されている。
各電子式秤1のうち1台がマスター機に設定されてお
り、残りがサテライト機に設定されている。
第3図は電子式秤1の構成を示すブロック図であっ
て、制御部本体を構成するCPU(中央処理装置)11に、
バスライン12を介して、プログラムデータ、キャラクタ
ジェネレータデータ等の固定的データが格納されるROM
(リード・オンリ・メモリ)13、各商品の品名,単価等
が品番別にプリセットされる品番ファイルや各商品の売
上データを登録処理するためのメモリ等が形成されるRA
M(ランダム・アクセス・メモリ)14、前記伝送路3を
介してファイルプロセッサ2との間で行われるデータ送
受信を制御する通信コントローラ15、置数キーK1,品番
キーK2,現計キーK3,取消キーK4,メッセージキーK5等の
各種キーが配列されたキーボード16を制御するキーボー
ドコントローラ17、第5図に示す如く品名及びメッセー
ジの表示エリアD1、単価の表示エリアD2、重量の表示エ
リアD3,金額の表示エリアD4をそれぞれドット表示管で
構成した表示器18を制御する表示器コントローラ19、レ
シート等の印字を行うプリンタ20を制御するプリンタコ
ントローラ21、がそれぞれ接続されている。
また、現在の日時を計時する時計回路22及び秤部23に
て計量された重量データをディジタルなカウント値に変
換するA/D(アナログ・ディジタル)変換器24が前記CPU
11に接続されている。
そして、特に上記RAM14には、第4図に示すメッセー
ジメモリ30が設けられている。このメッセージメモリ30
は、前記メッセージテーブル4における1メッセージ分
のメモリ容量(メッセージコード=2バイト、メッセー
ジデータ=160バイト、表示文字数データ=1バイト)
で構成されている。
次に、このように構成された本実施例の作用について
説明する。
先ず、ファイルプロセッサ2のメッセージテーブル4
には、第2図に示すように客に連絡したい情報等を示す
メッセージデータがメッセージコード別に予め設定され
ている。なお、このメッセージデータの設定は、フィイ
ルプロセッサのキーボードから入力する方法や、フロッ
ピーディスク等の外部記憶装置から転送する方法、ある
いはマスター機に設定された電子式秤1のキーボード16
から設定する方法が考えられる。
この状態で、任意の電子式秤1にメッセージテーブル
4に設定されているメッセージの1つを表示させたい場
合、オペレータは当該電子式秤1のキーボード16の置数
キーK1により所望のメッセージに対応するメッセージコ
ードを置数してからメッセージキーK5を入力操作する。
そうすると、当該電子式秤1のCPU11が第6図に示すメ
ッセージキー処理を開始する。すなわち、先ずST(ステ
ップ)1として販売商品の登録中でないこと、ST2とし
て置数キーK1によるメッセージコードの置数が行われて
いることをそれぞれ確認した後、ST3として入力された
メッセージコードでメッセージ問合わせ伝文を作成し
て、その間合わせ伝文を通信コントローラ15から伝送路
3を介してファイルプロセッサ2へ送信する。
一方、ファイルプロセッサ2においては、第7図に示
す如く、電子式秤からメッセージ問合わせ伝文を受信す
るに、伝文中のメッセージコードでメッセージテーブル
4の検索を行い、当該メッセージコードに対応するメッ
セージデータ及び表示文字数データを読出して(メッセ
ージ読出し手段)、問合わせのあった電子式秤1に正常
応答(ACK)とともに返信する(メッセージ送信手
段)。
そこで、ST4及びST5にてファイルプロセッサ2から正
常応答を受信した電子式秤1のCPU11は、ST6として応答
伝文中のメッセージコード,メッセージデータ及び表示
文字数データをRAM14のメッセージメモリ30に格納する
(メッセージ記憶手段)。また、ST7としてメッセージ
メモリ30内のメッセージデータをROM13のキャラクタジ
ェネレータデータに基づいてドットパターンのイメージ
に変換し、そのイメージを表示器18の品名及びメッセー
ジ表示エリアD1にメッセージとしてスクロール表示させ
る(メッセージ表示手段)。
ただし、メッセージの問合わせに対してメッセージテ
ーブル4に該当するメッセージテータが設定されていな
い場合にはエラー応答(NAK)が返信され、問合わせが
無効となる。
従って、オペレータが任意の電子式秤1にメッセージ
テーブル4に設定されているメッセージの1つを表示さ
せるために、当該電子式秤1のキーボード16の置数キー
K1により所望のメッセージに対応するメッセージコード
を置数してからメッセージキーK5を入力操作することに
よって、該当するメッセージデータがファイルプロセッ
サ2のメッセージテーブル4から呼出されて当該電子式
秤1のメッセージメモリ30に書込まれ、これによって表
示器18の品名及びメッセージ表示エリアD1に所望のメッ
セージがスクロール表示される。このことは、当該電子
式秤1に別のメッセージを表示させる場合も同様で、置
数キーK1により該当するメッセージコードを置数してか
らメッセージキーK5を入力操作すれば、該当するメッセ
ージデータがファイルプロセッサ2のメッセージテーブ
ル4から呼出されて当該電子式秤1のメッセージメモリ
30に書込まれ、これによって品名及びメッセージ表示エ
リアD1に別のメッセージがスクロール表示されるように
なる。すなわち、電子式秤1のRAM14に1メッセージに
つき最大限必要な容量のメッセージメモリ30を設けただ
けで、最高49種類ものメッセージを選択的に表示でき
る。
このように本実施例によれば、電子式秤の1のメモリ
容量を格別増加させることなく表示器18に数多くのメッ
セージを表示させることができるので、多くの情報を客
に付与できるようになり、販売の促進につながる。
なお、前記実施例ではメッセージを表示させる例を示
したが、レシート、ラベルなどに印加させる場合も同様
である。また前記実施例では電子式秤1毎にメッセージ
を呼出す例を示したが、マスター機に設定された電子式
秤1がメッセージを呼出すことによって、他のサテライ
ト機に設定された電子式秤1に同一メッセージが設定さ
れるように構成してもよい。さらに、ファイルプロセッ
サ2が例えば時間帯によって自動的に所定のメッセージ
を呼出し、各電子式秤1に送信して表示させるようにす
ることも可能である。なお、本発明は電子式キャッシュ
レジスタ等のように客が買い上げる定額商品の登録が可
能な装置に適用できる。この他、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、登録用端末機の
メモリ容量が増加することなく、登録用端末機において
数多くのメッセージを適時切換表示させることができる
販売登録装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示す図であって、第1図は装置
全体の概略構成を示す模式図、第2図はメッセージテー
ブルの構成図、第3図は電子式秤の構成を示すブロック
図、第4図はメッセージメモリの構成図、第5図は表示
器の構成図、第6図はCPUのメッセージキー処理を示す
流れ図、第7図はファイルプロセッサのメッセージ問合
わせ伝文受信処理を示す流れ図である。 1……電子式秤(登録用端末機)、 2……ファイルプロセッサ(上位コントローラ)、 3……伝送路、 4……メッセージテーブル、 18……表示器、 30……メッセージメモリ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】客が買い上げる商品の登録を行う登録用端
    末機と、この端末機を管理する上位コントローラとを伝
    送路を介して接続してなる販売登録装置において、 前記上位コントローラは、複数のメッセージデータを設
    定記憶するメッセージテーブルと、前記登録用端末機か
    らの問合わせに応じて前記メッセージテーブルから該当
    するメッセージデータを検索して読出すメッセージ読出
    し手段と、この読出し手段により読出されたメッセージ
    データを前記伝送路を介して前記登録用端末機へ送信す
    るメッセージ送信手段とを具備し、 前記登録用端末機は、前記上記コントローラへメッセー
    ジデータの問合わせを行うメッセージ問合せ手段と、前
    記上位コントローラからのメッセージデータを受信して
    記憶するメッセージ記憶手段と、このメッセージ記憶手
    段により記憶されたメッセージデータを出力するメッセ
    ージ出力手段とを具備したことを特徴とする販売登録装
    置。
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JPH04170699A JPH04170699A (ja) 1992-06-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57105076A (en) * 1980-12-22 1982-06-30 Tokyo Electric Co Ltd Remote display device
JPS61282996A (ja) * 1985-06-07 1986-12-13 オムロン株式会社 取引処理装置

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