JP2549522Y2 - 伸縮式ステアリングコラム - Google Patents
伸縮式ステアリングコラムInfo
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- JP2549522Y2 JP2549522Y2 JP1991043665U JP4366591U JP2549522Y2 JP 2549522 Y2 JP2549522 Y2 JP 2549522Y2 JP 1991043665 U JP1991043665 U JP 1991043665U JP 4366591 U JP4366591 U JP 4366591U JP 2549522 Y2 JP2549522 Y2 JP 2549522Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案に係る伸縮式ステアリン
グコラムは、ステアリングシャフトを挿通したステアリ
ングコラムの全長を伸縮し、前記ステアリングシャフト
の端部に設けたステアリングホイールの位置を、運転者
の体格や運転姿勢に合わせて調節する場合に利用する。
グコラムは、ステアリングシャフトを挿通したステアリ
ングコラムの全長を伸縮し、前記ステアリングシャフト
の端部に設けたステアリングホイールの位置を、運転者
の体格や運転姿勢に合わせて調節する場合に利用する。
【0002】
【従来の技術】運転者の体格や運転姿勢に合わせてステ
アリングホイールの位置を調節する為の装置として、チ
ルトステアリング装置と伸縮式ステアリングコラム装置
(所謂テレスコピックステアリング装置)とが知られて
いる。図8は、この様なチルトステアリング装置と伸縮
式ステアリングコラム装置との両方を組み込んだステア
リング装置を示している。
アリングホイールの位置を調節する為の装置として、チ
ルトステアリング装置と伸縮式ステアリングコラム装置
(所謂テレスコピックステアリング装置)とが知られて
いる。図8は、この様なチルトステアリング装置と伸縮
式ステアリングコラム装置との両方を組み込んだステア
リング装置を示している。
【0003】この図8に示したステアリング装置は、チ
ルトステアリング装置の調節レバー1を操作する事によ
り、ステアリングコラム2内を挿通されたステアリング
シャフト3の後端部(図8の右端部)を、同図の矢印a
方向に変位させる。そして、このステアリングシャフト
3の後端部に固定されたステアリングホイール(図示せ
ず)の高さ位置を調節する。又、伸縮式ステアリングコ
ラム装置の調節レバー4を操作する事により、アウター
コラム5とインナーコラム6とをテレスコープ状に組み
合わせた、ステアリングコラム2の全長を伸縮させる。
そして、やはり伸縮自在に構成された前記ステアリング
シャフト3の後端部を、図8の矢印b方向に変位させ
て、このステアリングシャフト3の後端部に固定された
ステアリングホイールの前後位置を調節する。尚、この
うちのチルトステアリング装置の構造及び作用に就いて
は、実開昭60−144569号公報等に詳しく記載さ
れており、本考案の要旨とも関係しない為、詳しい説明
は省略する。
ルトステアリング装置の調節レバー1を操作する事によ
り、ステアリングコラム2内を挿通されたステアリング
シャフト3の後端部(図8の右端部)を、同図の矢印a
方向に変位させる。そして、このステアリングシャフト
3の後端部に固定されたステアリングホイール(図示せ
ず)の高さ位置を調節する。又、伸縮式ステアリングコ
ラム装置の調節レバー4を操作する事により、アウター
コラム5とインナーコラム6とをテレスコープ状に組み
合わせた、ステアリングコラム2の全長を伸縮させる。
そして、やはり伸縮自在に構成された前記ステアリング
シャフト3の後端部を、図8の矢印b方向に変位させ
て、このステアリングシャフト3の後端部に固定された
ステアリングホイールの前後位置を調節する。尚、この
うちのチルトステアリング装置の構造及び作用に就いて
は、実開昭60−144569号公報等に詳しく記載さ
れており、本考案の要旨とも関係しない為、詳しい説明
は省略する。
【0004】一方、伸縮式ステアリングコラム装置は、
従来から例えば、図9〜10に示す様に構成していた。
ステアリングコラム2は、それぞれが円筒状に形成さ
れ、互いにテレスコープ状に組み合わされたアウターコ
ラム5とインナーコラム6とから構成している。このう
ちのインナーコラム6の内側には、深溝型(或はアンギ
ュラ型)の玉軸受7、7を介して、ステアリングシャフ
ト3の中間部を支承している。そして、このステアリン
グシャフト3の中間部には、スプライン係合部8を設
け、前記ステアリングコラム2の伸縮に伴なって、前記
ステアリングシャフト3も伸縮する様にしている。
従来から例えば、図9〜10に示す様に構成していた。
ステアリングコラム2は、それぞれが円筒状に形成さ
れ、互いにテレスコープ状に組み合わされたアウターコ
ラム5とインナーコラム6とから構成している。このう
ちのインナーコラム6の内側には、深溝型(或はアンギ
ュラ型)の玉軸受7、7を介して、ステアリングシャフ
ト3の中間部を支承している。そして、このステアリン
グシャフト3の中間部には、スプライン係合部8を設
け、前記ステアリングコラム2の伸縮に伴なって、前記
ステアリングシャフト3も伸縮する様にしている。
【0005】又、前記アウターコラム5の中間部には、
一部を前記アウターコラム5の側方(図9の下方、図1
0の左方)に突出させた状態で、ロックハウジング9を
固設している。このロックハウジング9の一部で前記ア
ウターコラム5の側方に突出した部分には、後述するロ
ック部材10を嵌装する為の、シリンダ空間11を設け
ている。直方体形状を有するこのシリンダ空間11の両
側(図10の上下両側)は、前記アウターコラム5の中
心軸と平行で互いに間隔をあけて設けた、1対の平面1
7、17により区画している。又、前記アウターコラム
5の側面の一部で前記シリンダ空間11に整合する位置
には、このシリンダ空間11とアウターコラム5の内部
とを連通させる連通開口12を形成している。そして、
前記シリンダ空間11内に嵌装したロック部材10の内
側面を、アウターコラム5の内側に挿通されたインナー
コラム6の外周面に突き当て自在としている。前記ロッ
ク部材10の内側面は、前記インナーコラム6の外周面
の曲率とほぼ同じ曲率を有する、円弧状凹面13として
いる。そして、この円弧状凹面13を前記インナーコラ
ム6の外周面に強く押し付ける事により、このインナー
コラム6と前記アウターコラム5との相対的変位を阻止
する様にしている。
一部を前記アウターコラム5の側方(図9の下方、図1
0の左方)に突出させた状態で、ロックハウジング9を
固設している。このロックハウジング9の一部で前記ア
ウターコラム5の側方に突出した部分には、後述するロ
ック部材10を嵌装する為の、シリンダ空間11を設け
ている。直方体形状を有するこのシリンダ空間11の両
側(図10の上下両側)は、前記アウターコラム5の中
心軸と平行で互いに間隔をあけて設けた、1対の平面1
7、17により区画している。又、前記アウターコラム
5の側面の一部で前記シリンダ空間11に整合する位置
には、このシリンダ空間11とアウターコラム5の内部
とを連通させる連通開口12を形成している。そして、
前記シリンダ空間11内に嵌装したロック部材10の内
側面を、アウターコラム5の内側に挿通されたインナー
コラム6の外周面に突き当て自在としている。前記ロッ
ク部材10の内側面は、前記インナーコラム6の外周面
の曲率とほぼ同じ曲率を有する、円弧状凹面13として
いる。そして、この円弧状凹面13を前記インナーコラ
ム6の外周面に強く押し付ける事により、このインナー
コラム6と前記アウターコラム5との相対的変位を阻止
する様にしている。
【0006】一方、前記シリンダ空間11の外側を区画
する隔壁14の中央部には、螺子孔15を形成し、この
螺子孔15に螺合したロック螺子16の内端を、前記ロ
ック部材10の外面中央部に突き当てている。前記ロッ
ク螺子16の外端部には、前記調節レバー4の基端部を
固定し、この調節レバー4の操作に基づき、前記ロック
部材10の円弧状凹面13を、インナーコラム6の外周
面に押圧自在としている。又、ロックハウジング9の底
部に固定し、アウターコラム5の下面を貫通したガイド
ピン18は、インナーコラム6の下面に軸方向に亙って
形成した長孔19に係合させる事により、このインナー
コラム6の(回転を防止して)軸方向に亙る変位のみを
許容している。
する隔壁14の中央部には、螺子孔15を形成し、この
螺子孔15に螺合したロック螺子16の内端を、前記ロ
ック部材10の外面中央部に突き当てている。前記ロッ
ク螺子16の外端部には、前記調節レバー4の基端部を
固定し、この調節レバー4の操作に基づき、前記ロック
部材10の円弧状凹面13を、インナーコラム6の外周
面に押圧自在としている。又、ロックハウジング9の底
部に固定し、アウターコラム5の下面を貫通したガイド
ピン18は、インナーコラム6の下面に軸方向に亙って
形成した長孔19に係合させる事により、このインナー
コラム6の(回転を防止して)軸方向に亙る変位のみを
許容している。
【0007】上述の様に構成される伸縮式ステアリング
コラム装置に於いて、ステアリングコラム2の全長を調
節する場合、次の様にして行なう。調節作業を行なうに
就いては、先ず調節レバー4を操作する事により、ロッ
ク螺子16を図10の左方に後退させる。そして、この
ロック螺子16によりロック部材10をインナーコラム
6の外周面に押圧していた力を解除し、インナーコラム
6がアウターコラム5の内側で変位自在な状態とする。
この状態で、ステアリングシャフト3の端部に固定し
た、図示しないステアリングホイールを押し引きし、こ
のステアリングホイールの前後位置を調節する。ステア
リングホイールを押し引きする事に伴なって、ステアリ
ングシャフト3の途中に設けたスプライン係合部8が変
位すると共に、このステアリングシャフト3の外側に玉
軸受7、7を介して設けられたインナーコラム6が、前
後方向に変位する。
コラム装置に於いて、ステアリングコラム2の全長を調
節する場合、次の様にして行なう。調節作業を行なうに
就いては、先ず調節レバー4を操作する事により、ロッ
ク螺子16を図10の左方に後退させる。そして、この
ロック螺子16によりロック部材10をインナーコラム
6の外周面に押圧していた力を解除し、インナーコラム
6がアウターコラム5の内側で変位自在な状態とする。
この状態で、ステアリングシャフト3の端部に固定し
た、図示しないステアリングホイールを押し引きし、こ
のステアリングホイールの前後位置を調節する。ステア
リングホイールを押し引きする事に伴なって、ステアリ
ングシャフト3の途中に設けたスプライン係合部8が変
位すると共に、このステアリングシャフト3の外側に玉
軸受7、7を介して設けられたインナーコラム6が、前
後方向に変位する。
【0008】この結果、ステアリングホイールの前後位
置が調節されたならば、前記調節レバー4を操作する事
により、前記ロック螺子16を(図10の右方に)前進
させ、このロック螺子16により、前記ロック部材10
をインナーコラム6の外周面に押圧する。この結果、前
記ロック部材10の内面に形成した円弧状凹面13とイ
ンナーコラム6の外周面との間に強い摩擦力が働く様に
なり、前記インナーコラム6がアウターコラム5の内側
に変位不能に支持されて、前記ステアリングホイール
が、調節後の位置に支持されたままの状態となる。
置が調節されたならば、前記調節レバー4を操作する事
により、前記ロック螺子16を(図10の右方に)前進
させ、このロック螺子16により、前記ロック部材10
をインナーコラム6の外周面に押圧する。この結果、前
記ロック部材10の内面に形成した円弧状凹面13とイ
ンナーコラム6の外周面との間に強い摩擦力が働く様に
なり、前記インナーコラム6がアウターコラム5の内側
に変位不能に支持されて、前記ステアリングホイール
が、調節後の位置に支持されたままの状態となる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述の様に
構成され作用する、従来の伸縮式ステアリングコラム装
置(ロック部材10等により構成される締付装置を含む
ものを言う。)を構成する伸縮式ステアリングコラム
(締付装置を含まないものを言う。)の場合、ステアリ
ングコラム2を構成するアウターコラム5の内周面とイ
ンナーコラム6の外周面とを、全周に亙り摩擦係合させ
ていた。この為、前記ステアリングコラム2を伸縮させ
る為に要する力が大きくなる事が避けられなかった。
構成され作用する、従来の伸縮式ステアリングコラム装
置(ロック部材10等により構成される締付装置を含む
ものを言う。)を構成する伸縮式ステアリングコラム
(締付装置を含まないものを言う。)の場合、ステアリ
ングコラム2を構成するアウターコラム5の内周面とイ
ンナーコラム6の外周面とを、全周に亙り摩擦係合させ
ていた。この為、前記ステアリングコラム2を伸縮させ
る為に要する力が大きくなる事が避けられなかった。
【0010】ステアリングコラムの伸縮に要する力を軽
くする為の構造として、実開昭63−18380号公報
には、調節時に移動する側のコラムをローラにより支持
する構造が記載されている。ところが、この公報に記載
された構造では、ローラがコラムを押圧する力を調節で
きない為、このコラムがローラに対してがたつく可能性
がある。又、ローラにより支持されたコラムの軸方向へ
の変位量を規制する機構と、このコラムの回転を防止す
る機構とを、別途設ける必要がある。コラムの軸方向へ
の変位量を規制する機構はコラムの抜け止めの為に必要
であり、コラムの回転を防止する機構は、コラムに設け
たスイッチ類の回転を防止し、スイッチ類の操作を確実
にすると共に、電気配線の導通を確保する為に必要であ
る。それぞれがこの様な目的を有する、コラムの軸方向
への変位量を規制する機構と、このコラムの回転を防止
する機構とを別途設けると、全体構造が複雑になって、
伸縮式ステアリングコラム装置のコストが嵩む事が避け
られない。
くする為の構造として、実開昭63−18380号公報
には、調節時に移動する側のコラムをローラにより支持
する構造が記載されている。ところが、この公報に記載
された構造では、ローラがコラムを押圧する力を調節で
きない為、このコラムがローラに対してがたつく可能性
がある。又、ローラにより支持されたコラムの軸方向へ
の変位量を規制する機構と、このコラムの回転を防止す
る機構とを、別途設ける必要がある。コラムの軸方向へ
の変位量を規制する機構はコラムの抜け止めの為に必要
であり、コラムの回転を防止する機構は、コラムに設け
たスイッチ類の回転を防止し、スイッチ類の操作を確実
にすると共に、電気配線の導通を確保する為に必要であ
る。それぞれがこの様な目的を有する、コラムの軸方向
への変位量を規制する機構と、このコラムの回転を防止
する機構とを別途設けると、全体構造が複雑になって、
伸縮式ステアリングコラム装置のコストが嵩む事が避け
られない。
【0011】一方、実開平2−44565号公報には、
調節時に移動する側のコラムの外周面に突条を形成する
と共に、ローラの外周面にこの突条と係合する凹溝を形
成する事により、前記コラムの回転を防止した構造が記
載されている。ところが、この様な構造の場合、コラム
の外周面に突条を形成する作業が面倒で、伸縮式ステア
リングコラムの製作費を高くする原因となる。又、前記
コラムの軸方向への変位量を規制する機構と、ローラと
コラムとの当接圧を調節する機構とは、やはり別途設け
る必要があり、全体構造が複雑になって、伸縮式ステア
リングコラム装置のコストが嵩む事が避けられない。本
考案の伸縮式ステアリングコラムは、上述の様な不都合
を何れも解消するものである。
調節時に移動する側のコラムの外周面に突条を形成する
と共に、ローラの外周面にこの突条と係合する凹溝を形
成する事により、前記コラムの回転を防止した構造が記
載されている。ところが、この様な構造の場合、コラム
の外周面に突条を形成する作業が面倒で、伸縮式ステア
リングコラムの製作費を高くする原因となる。又、前記
コラムの軸方向への変位量を規制する機構と、ローラと
コラムとの当接圧を調節する機構とは、やはり別途設け
る必要があり、全体構造が複雑になって、伸縮式ステア
リングコラム装置のコストが嵩む事が避けられない。本
考案の伸縮式ステアリングコラムは、上述の様な不都合
を何れも解消するものである。
【0012】
【課題を解決する為の手段】本考案の伸縮式ステアリン
グコラムは、内面が筒状のアウターコラムと、このアウ
ターコラムに対してテレスコープ状に組み合わされた筒
状のインナーコラムと、このインナーコラムの一部外周
面に形成された、軸方向に長く、長さ方向両端部が前記
インナーコラムの軸方向中間部に存在する透溝又は凹溝
と、前記アウターコラムの一部に、このアウターコラム
の軸と直角な方向に形成され、一端部を前記アウターコ
ラムの内周面に開口させたシリンダ部と、このシリンダ
部内に、このシリンダ部の軸方向に亙る変位を自在とし
て嵌装された支持駒と、前記シリンダ部の中心軸と直角
で、且つ前記アウターコラムの軸に対して捻れの位置関
係にある軸を中心とする回転を自在に、前記支持駒に枢
支されて、前記透溝又は凹溝に一部を進入させた状態で
この透溝又は凹溝と係合しつつ、前記インナーコラムを
軸と直角方向に押圧するローラと、前記シリンダ部の外
端部に螺着した調整螺子と、この調整螺子の内端面と前
記支持駒の外端面との間に挟持された弾性部材とから成
る。
グコラムは、内面が筒状のアウターコラムと、このアウ
ターコラムに対してテレスコープ状に組み合わされた筒
状のインナーコラムと、このインナーコラムの一部外周
面に形成された、軸方向に長く、長さ方向両端部が前記
インナーコラムの軸方向中間部に存在する透溝又は凹溝
と、前記アウターコラムの一部に、このアウターコラム
の軸と直角な方向に形成され、一端部を前記アウターコ
ラムの内周面に開口させたシリンダ部と、このシリンダ
部内に、このシリンダ部の軸方向に亙る変位を自在とし
て嵌装された支持駒と、前記シリンダ部の中心軸と直角
で、且つ前記アウターコラムの軸に対して捻れの位置関
係にある軸を中心とする回転を自在に、前記支持駒に枢
支されて、前記透溝又は凹溝に一部を進入させた状態で
この透溝又は凹溝と係合しつつ、前記インナーコラムを
軸と直角方向に押圧するローラと、前記シリンダ部の外
端部に螺着した調整螺子と、この調整螺子の内端面と前
記支持駒の外端面との間に挟持された弾性部材とから成
る。
【0013】
【作用】上述の様に構成される本考案の伸縮式ステアリ
ングコラムの場合、ステアリングホイールの前後位置を
調節すべく、ステアリングコラムを伸縮させる場合に
は、インナーコラムを軸方向(前後方向)に押す。この
結果、支持駒に枢支されたローラが回転しつつ、前記イ
ンナーコラムの前後方向に亙る変位を許容する。インナ
ーコラムの軸方向に亙る変位量は、ローラとインナーコ
ラムの外周面に形成された透溝又は凹溝との係合により
規制される。即ち、この透溝又は凹溝の長さ方向両端部
は前記インナーコラムの軸方向中間部に存在し、前記ロ
ーラは一部を前記透溝又は凹溝に進入させた状態でこの
透溝又は凹溝と係合している為、このローラの一部がこ
の透溝又は凹溝の端部にまで移動した状態で、前記イン
ナーコラムがそれ以上軸方向に移動する事はなくなる。
又、前記インナーコラムの回転も、前記ローラの一部と
透溝又は凹溝との係合により防止される。更に、このロ
ーラが前記インナーコラムを押圧する力は、調整螺子を
回転させて弾性部材の弾力を変える事により、任意に調
節できる。従って、前記ローラがインナーコラムを押圧
する力を過大にする事なく、このインナーローラのがた
つきを有効に防止できる。
ングコラムの場合、ステアリングホイールの前後位置を
調節すべく、ステアリングコラムを伸縮させる場合に
は、インナーコラムを軸方向(前後方向)に押す。この
結果、支持駒に枢支されたローラが回転しつつ、前記イ
ンナーコラムの前後方向に亙る変位を許容する。インナ
ーコラムの軸方向に亙る変位量は、ローラとインナーコ
ラムの外周面に形成された透溝又は凹溝との係合により
規制される。即ち、この透溝又は凹溝の長さ方向両端部
は前記インナーコラムの軸方向中間部に存在し、前記ロ
ーラは一部を前記透溝又は凹溝に進入させた状態でこの
透溝又は凹溝と係合している為、このローラの一部がこ
の透溝又は凹溝の端部にまで移動した状態で、前記イン
ナーコラムがそれ以上軸方向に移動する事はなくなる。
又、前記インナーコラムの回転も、前記ローラの一部と
透溝又は凹溝との係合により防止される。更に、このロ
ーラが前記インナーコラムを押圧する力は、調整螺子を
回転させて弾性部材の弾力を変える事により、任意に調
節できる。従って、前記ローラがインナーコラムを押圧
する力を過大にする事なく、このインナーローラのがた
つきを有効に防止できる。
【0014】
【実施例】図1〜3は、本考案の第一実施例を示してい
る。アウターコラム21は、ダッシュボードの下側等に
於いて車体20に固定されている。このアウターコラム
21の前端部(図1の左端部)にはロアーコラム22を
嵌合固定し、このロアーコラム22の前端部(図1の左
端部)をブラケット23により、やはり車体20に支持
固定している。一方、前記アウターコラム21の後半部
にはインナーコラム24の前半部を、前記アウターコラ
ム21の後端開口部から挿入している。又、前記インナ
ーコラム24の内側にはアッパーシャフト25を、前後
1対の玉軸受7、7により、回転のみ自在に支持してい
る。
る。アウターコラム21は、ダッシュボードの下側等に
於いて車体20に固定されている。このアウターコラム
21の前端部(図1の左端部)にはロアーコラム22を
嵌合固定し、このロアーコラム22の前端部(図1の左
端部)をブラケット23により、やはり車体20に支持
固定している。一方、前記アウターコラム21の後半部
にはインナーコラム24の前半部を、前記アウターコラ
ム21の後端開口部から挿入している。又、前記インナ
ーコラム24の内側にはアッパーシャフト25を、前後
1対の玉軸受7、7により、回転のみ自在に支持してい
る。
【0015】前記アッパーシャフト25は、前記ロアー
コラム22の内側を挿通されたロアーシャフト26と共
に、ステアリングシャフト27を構成する。このアッパ
ーシャフト25の前端部(図1の左端部)と、前記ロア
ーシャフト26の後端部(図1の右端部)とは、スプラ
イン係合部28により、互いに結合している。又、前記
アッパーシャフト25の後端部には、ステアリングホイ
ール29を装着自在としている。
コラム22の内側を挿通されたロアーシャフト26と共
に、ステアリングシャフト27を構成する。このアッパ
ーシャフト25の前端部(図1の左端部)と、前記ロア
ーシャフト26の後端部(図1の右端部)とは、スプラ
イン係合部28により、互いに結合している。又、前記
アッパーシャフト25の後端部には、ステアリングホイ
ール29を装着自在としている。
【0016】又、前記インナーコラム24の一部外周面
には、図3に示す様に、このインナーコラム24の軸方
向に長い透溝30を打ち抜き形成している。この透溝3
0は、前記インナーコラム24の軸方向中間部に形成し
ている。従って、この透溝30の軸方向両端部は、前記
インナーコラム24の軸方向中間部に存在する。言い換
えれば、前記透溝30の軸方向端部が、前記インナーコ
ラム24の軸方向端縁に開口していない。更に、前記ア
ウターコラム21の下面後端部には、図1〜2に示す様
にシリンダ部31を、このアウターコラム21の軸と直
角方向で、且つ前記アウターコラム21の中心軸に対し
て捻れの位置関係となる様に、このアウターコラム21
の直径方向(図1の表裏方向、図2の左右方向)に亙り
形成している。このシリンダ部31の上端部は、前記ア
ウターコラム21の内周面に開口して、前記透溝30と
整合している。
には、図3に示す様に、このインナーコラム24の軸方
向に長い透溝30を打ち抜き形成している。この透溝3
0は、前記インナーコラム24の軸方向中間部に形成し
ている。従って、この透溝30の軸方向両端部は、前記
インナーコラム24の軸方向中間部に存在する。言い換
えれば、前記透溝30の軸方向端部が、前記インナーコ
ラム24の軸方向端縁に開口していない。更に、前記ア
ウターコラム21の下面後端部には、図1〜2に示す様
にシリンダ部31を、このアウターコラム21の軸と直
角方向で、且つ前記アウターコラム21の中心軸に対し
て捻れの位置関係となる様に、このアウターコラム21
の直径方向(図1の表裏方向、図2の左右方向)に亙り
形成している。このシリンダ部31の上端部は、前記ア
ウターコラム21の内周面に開口して、前記透溝30と
整合している。
【0017】この様なシリンダ部31内には、凹字形断
面を有する支持駒32を、このシリンダ部31の軸方向
(図2の上下方向)に亙る変位を自在に嵌装している。
そして、この支持駒32の上端部に、図2に示す様に、
前記インナーコラム24の軸方向と直角な方向の枢軸3
3を設け、この枢軸33にローラ34を枢支している。
このローラ34は、前記透溝30の幅寸法よりも大きな
幅寸法を有する小径部35の中間部外周面に、前記透溝
30の幅寸法以下の幅寸法を有する大径部36を形成し
て成る。この様なローラ34は、前記支持駒32の枢軸
33に枢支した状態で、前記大径部36を前記透溝30
に遊合させている。即ち、前記ローラ34の一部であ
る、前記大径部36の円周方向一部を、前記透溝30
に、この透溝30の長さ方向に亙る変位自在に進入させ
ている。
面を有する支持駒32を、このシリンダ部31の軸方向
(図2の上下方向)に亙る変位を自在に嵌装している。
そして、この支持駒32の上端部に、図2に示す様に、
前記インナーコラム24の軸方向と直角な方向の枢軸3
3を設け、この枢軸33にローラ34を枢支している。
このローラ34は、前記透溝30の幅寸法よりも大きな
幅寸法を有する小径部35の中間部外周面に、前記透溝
30の幅寸法以下の幅寸法を有する大径部36を形成し
て成る。この様なローラ34は、前記支持駒32の枢軸
33に枢支した状態で、前記大径部36を前記透溝30
に遊合させている。即ち、前記ローラ34の一部であ
る、前記大径部36の円周方向一部を、前記透溝30
に、この透溝30の長さ方向に亙る変位自在に進入させ
ている。
【0018】更に、前記シリンダ部31の外端部内周面
には雌螺子を刻設しており、この雌螺子に調整螺子37
を螺着している。そして、この調整螺子37の内端面
(図1〜2の上端面)と前記支持駒32の外端面(同下
端面)との間に、弾性部材である板ばね38を挟持して
いる。図1〜2に於いて39はロックナット、図1に於
いて40は方向指示器やライト等のスイッチ類である。
このスイッチ類40は、取付板41により、前記インナ
ーコラム24の後端部外周に支持している。
には雌螺子を刻設しており、この雌螺子に調整螺子37
を螺着している。そして、この調整螺子37の内端面
(図1〜2の上端面)と前記支持駒32の外端面(同下
端面)との間に、弾性部材である板ばね38を挟持して
いる。図1〜2に於いて39はロックナット、図1に於
いて40は方向指示器やライト等のスイッチ類である。
このスイッチ類40は、取付板41により、前記インナ
ーコラム24の後端部外周に支持している。
【0019】上述の様に構成される本考案の伸縮式ステ
アリングコラムの場合、ステアリングホイール29の前
後位置を調節すべく、ステアリングコラムを伸縮させる
場合には、図示しない締付装置を弛めた状態で、前記ス
テアリングホイール29を介して、インナーコラム24
を軸方向(前後方向)に押す。この結果、前記支持駒3
2に枢支されたローラ34が回転しつつ、前記インナー
コラム24の前後方向に亙る変位を許容する。この際、
前記インナーコラム24の重量の多くの部分は、このイ
ンナーコラム24の下側に設けたローラ34が支承す
る。そして、このローラ34が、前記インナーコラム2
4の変位と共に、前記枢軸33を中心に回転する。この
為、前記インナーコラム24を前後に変位させる作業
は、比較的軽い力で行なえる。
アリングコラムの場合、ステアリングホイール29の前
後位置を調節すべく、ステアリングコラムを伸縮させる
場合には、図示しない締付装置を弛めた状態で、前記ス
テアリングホイール29を介して、インナーコラム24
を軸方向(前後方向)に押す。この結果、前記支持駒3
2に枢支されたローラ34が回転しつつ、前記インナー
コラム24の前後方向に亙る変位を許容する。この際、
前記インナーコラム24の重量の多くの部分は、このイ
ンナーコラム24の下側に設けたローラ34が支承す
る。そして、このローラ34が、前記インナーコラム2
4の変位と共に、前記枢軸33を中心に回転する。この
為、前記インナーコラム24を前後に変位させる作業
は、比較的軽い力で行なえる。
【0020】又、前記インナーコラム24は、前記ロー
ラ34の大径部36が前記透溝30内で動き得る範囲内
でのみ、軸方向に変位可能である。即ち、前記インナー
コラム24の軸方向に亙る変位量は、前記ローラ34の
大径部36と前記透溝30との係合により規制される。
又、前記インナーコラム24の回転も、前記大径部36
と透溝30との係合により防止される。この為、インナ
ーコラム24がアウターコラム21から抜け出したり、
前記スイッチ類40が回転して操作性が悪化したり、或
は配線が断たれたりする事を確実に防止出来る。
ラ34の大径部36が前記透溝30内で動き得る範囲内
でのみ、軸方向に変位可能である。即ち、前記インナー
コラム24の軸方向に亙る変位量は、前記ローラ34の
大径部36と前記透溝30との係合により規制される。
又、前記インナーコラム24の回転も、前記大径部36
と透溝30との係合により防止される。この為、インナ
ーコラム24がアウターコラム21から抜け出したり、
前記スイッチ類40が回転して操作性が悪化したり、或
は配線が断たれたりする事を確実に防止出来る。
【0021】更に、前記ローラ34をインナーコラム2
4の外周面に押圧する力の大きさは、前記調整螺子37
を回転させ、この調整螺子37と前記支持駒32との間
の板ばね38の圧縮量を変える事により、任意に調節で
きる。この為、前記インナーコラム24の外周面に過大
な力を加える事なく、このインナーコラム24が前記ア
ウターコラム21の内側でがたつく事も、確実に防止で
きる。前記調整螺子37により板ばね38の圧縮量を調
節した後は、前記ロックナット39を緊締しておく。
4の外周面に押圧する力の大きさは、前記調整螺子37
を回転させ、この調整螺子37と前記支持駒32との間
の板ばね38の圧縮量を変える事により、任意に調節で
きる。この為、前記インナーコラム24の外周面に過大
な力を加える事なく、このインナーコラム24が前記ア
ウターコラム21の内側でがたつく事も、確実に防止で
きる。前記調整螺子37により板ばね38の圧縮量を調
節した後は、前記ロックナット39を緊締しておく。
【0022】次に、図4〜5は、本考案の第二実施例を
示している。前述の第一実施例が、インナーコラム24
の一部に、軸方向に亙る透溝30を形成していたのに対
し、本実施例の場合には、前記インナーコラム24の一
部を塑性変形させる事により、このインナーコラム24
の外周面に、軸方向に亙る凹溝42を形成している。そ
して、この凹溝42に、ローラ34の大径部36を係合
させている。その他の構成及び作用は、前述の第一実施
例の場合と同様である。但し、本実施例の場合、ローラ
34の一部で前記凹溝42と係合した部分が、前記イン
ナーコラム24を軸と直角な方向に押圧する。従って、
前記ローラ34には、前記第一実施例に於ける様な小径
部35を設ける必要はない。
示している。前述の第一実施例が、インナーコラム24
の一部に、軸方向に亙る透溝30を形成していたのに対
し、本実施例の場合には、前記インナーコラム24の一
部を塑性変形させる事により、このインナーコラム24
の外周面に、軸方向に亙る凹溝42を形成している。そ
して、この凹溝42に、ローラ34の大径部36を係合
させている。その他の構成及び作用は、前述の第一実施
例の場合と同様である。但し、本実施例の場合、ローラ
34の一部で前記凹溝42と係合した部分が、前記イン
ナーコラム24を軸と直角な方向に押圧する。従って、
前記ローラ34には、前記第一実施例に於ける様な小径
部35を設ける必要はない。
【0023】次に、図6は、本考案の第三実施例を示し
ている。本実施例の場合、インナーコラム24の外周面
に、断面形状が略矩形の凹溝42を形成している。そし
て、この凹溝42の断面形状に合わせて、ローラ34の
外周面も、幅方向に亙って平坦にしている。その他の構
成及び作用は、前述の第二実施例の場合と同様である。
ている。本実施例の場合、インナーコラム24の外周面
に、断面形状が略矩形の凹溝42を形成している。そし
て、この凹溝42の断面形状に合わせて、ローラ34の
外周面も、幅方向に亙って平坦にしている。その他の構
成及び作用は、前述の第二実施例の場合と同様である。
【0024】次に、図7は、本考案の第四実施例を示し
ている。前述の第一実施例が、インナーコラム24に透
溝30を形成する作業を、打ち抜き加工により行なって
いたのに対して、本実施例の場合、バーリング加工によ
り、前記透溝30を形成している。ローラ34の外周面
は、この様なバーリング加工により形成された透溝30
の両側部に係合して、インナーコラム24の回転防止と
変位量の規制とを行なっている。その他の構成及び作用
は、前述の第一実施例の場合と同様である。
ている。前述の第一実施例が、インナーコラム24に透
溝30を形成する作業を、打ち抜き加工により行なって
いたのに対して、本実施例の場合、バーリング加工によ
り、前記透溝30を形成している。ローラ34の外周面
は、この様なバーリング加工により形成された透溝30
の両側部に係合して、インナーコラム24の回転防止と
変位量の規制とを行なっている。その他の構成及び作用
は、前述の第一実施例の場合と同様である。
【0025】
【考案の効果】本考案の伸縮式ステアリングコラムは、
以上に述べた通り構成され作用する為、簡単な構造で、
比較的安価に製作できるにも拘らず、ステアリングホイ
ールの前後位置調節時に要する力を軽減させる事がで
き、しかもインナーコラムを傷める事なく、このインナ
ーコラムの回転防止、変位量の規制、がたつき防止を合
わせて図る事ができる。
以上に述べた通り構成され作用する為、簡単な構造で、
比較的安価に製作できるにも拘らず、ステアリングホイ
ールの前後位置調節時に要する力を軽減させる事がで
き、しかもインナーコラムを傷める事なく、このインナ
ーコラムの回転防止、変位量の規制、がたつき防止を合
わせて図る事ができる。
【図1】本考案の第一実施例を示す縦断側面図。
【図2】図1の拡大A−A断面図。
【図3】インナーコラムの部分斜視図。
【図4】第二実施例を示す、図2と同様の断面図。
【図5】インナーコラムの部分斜視図。
【図6】第三実施例を示す、図2のB部に相当する断面
図。
図。
【図7】第四実施例を示す、図6と同様の図。
【図8】伸縮式ステアリングコラム装置とチルトステア
リング装置とを組み込んだ、ステアリング装置の側面
図。
リング装置とを組み込んだ、ステアリング装置の側面
図。
【図9】図8のC矢視図。
【図10】従来の伸縮式ステアリングコラム装置を示
す、図8のD−D断面に相当する図。
す、図8のD−D断面に相当する図。
1 調節レバー 2 ステアリングコラム 3 ステアリングシャフト 4 調節レバー 5 アウターコラム 6 インナーコラム 7 玉軸受 8 スプライン係合部 9 ロックハウジング 10 ロック部材 11 シリンダ空間 12 連通開口 13 円弧状凹面 14 隔壁 15 螺子孔 16 ロック螺子 17 平面 18 ガイドピン 19 長孔 20 車体 21 アウターコラム 22 ロアーコラム 23 ブラケット 24 インナーコラム 25 アッパーシャフト 26 ロアーシャフト 27 ステアリングシャフト 28 スプライン係合部 29 ステアリングホイール 30 透溝 31 シリンダ部 32 支持駒 33 枢軸 34 ローラ 35 小径部 36 大径部 37 調整螺子 38 板ばね 39 ロックナット 40 スイッチ類 41 取付板 42 凹溝
Claims (1)
- 【請求項1】 内面が筒状のアウターコラムと、このア
ウターコラムに対してテレスコープ状に組み合わされた
筒状のインナーコラムと、このインナーコラムの一部外
周面に形成された、軸方向に長く、長さ方向両端部が前
記インナーコラムの軸方向中間部に存在する透溝又は凹
溝と、前記アウターコラムの一部に、このアウターコラ
ムの軸と直角な方向に形成され、一端部を前記アウター
コラムの内周面に開口させたシリンダ部と、このシリン
ダ部内に、このシリンダ部の軸方向に亙る変位を自在と
して嵌装された支持駒と、前記シリンダ部の中心軸と直
角で、且つ前記アウターコラムの軸に対して捻れの位置
関係にある軸を中心とする回転を自在に、前記支持駒に
枢支されて、前記透溝又は凹溝に一部を進入させた状態
でこの透溝又は凹溝と係合しつつ、前記インナーコラム
を軸と直角方向に押圧するローラと、前記シリンダ部の
外端部に螺着した調整螺子と、この調整螺子の内端面と
前記支持駒の外端面との間に挟持された弾性部材とから
成る伸縮式ステアリングコラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991043665U JP2549522Y2 (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 伸縮式ステアリングコラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991043665U JP2549522Y2 (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 伸縮式ステアリングコラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04128975U JPH04128975U (ja) | 1992-11-25 |
JP2549522Y2 true JP2549522Y2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=31923970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991043665U Expired - Lifetime JP2549522Y2 (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 伸縮式ステアリングコラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549522Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61112127A (ja) * | 1984-11-06 | 1986-05-30 | Seiko Epson Corp | 液晶表示体 |
-
1991
- 1991-05-16 JP JP1991043665U patent/JP2549522Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04128975U (ja) | 1992-11-25 |
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