JP2549202Y2 - 拡管装置 - Google Patents
拡管装置Info
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- JP2549202Y2 JP2549202Y2 JP5823492U JP5823492U JP2549202Y2 JP 2549202 Y2 JP2549202 Y2 JP 2549202Y2 JP 5823492 U JP5823492 U JP 5823492U JP 5823492 U JP5823492 U JP 5823492U JP 2549202 Y2 JP2549202 Y2 JP 2549202Y2
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として熱交換器の拡
管装置、更に詳しくは多数枚の放熱フィンに貫挿着され
た管を、拡管用マンドレルの圧入によって拡管させて前
記放熱フィンと一体的に固着させるための拡管装置に関
する。
管装置、更に詳しくは多数枚の放熱フィンに貫挿着され
た管を、拡管用マンドレルの圧入によって拡管させて前
記放熱フィンと一体的に固着させるための拡管装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の拡管装置としては、例え
ば、図6に示す様に、シリンダー4 ,4 を介して往復動
自在で、且つ中央部に略矩形状の貫通孔5bを有した略ロ
の字状の往復作動体5の下面部5aに、係止用頭部6aを有
した複数の拡管用マンドレル6を挿着したマンドレル係
止体5cが設けられ、且つ該マンドレル係止体5cと前記往
復作動体5との間には、拡管時に前記拡管用マンドレル
6の係止用頭部6aを押圧するための挿脱自在な押圧アタ
ッチメント5dを挿着し、しかも前記往復作動体5の下方
には、拡管時に於ける管9の突出長を決定するストリッ
パー7aを具備したストリッパープレート7を有すると共
に、該ストリッパープレート7の下方には、複数枚の放
熱フィン8に、下端部が略U字状9aに形成された拡管対
象の管9を複数列同方向で貫挿し、且つ該管9が貫挿着
された放熱フィン8の両端にはエンドプレート10a ,10
b が取り付けられた熱交器11を、複数のレシーバ12を介
して載置した構成からなる拡管装置13が存在し適宜用い
られてなる。
ば、図6に示す様に、シリンダー4 ,4 を介して往復動
自在で、且つ中央部に略矩形状の貫通孔5bを有した略ロ
の字状の往復作動体5の下面部5aに、係止用頭部6aを有
した複数の拡管用マンドレル6を挿着したマンドレル係
止体5cが設けられ、且つ該マンドレル係止体5cと前記往
復作動体5との間には、拡管時に前記拡管用マンドレル
6の係止用頭部6aを押圧するための挿脱自在な押圧アタ
ッチメント5dを挿着し、しかも前記往復作動体5の下方
には、拡管時に於ける管9の突出長を決定するストリッ
パー7aを具備したストリッパープレート7を有すると共
に、該ストリッパープレート7の下方には、複数枚の放
熱フィン8に、下端部が略U字状9aに形成された拡管対
象の管9を複数列同方向で貫挿し、且つ該管9が貫挿着
された放熱フィン8の両端にはエンドプレート10a ,10
b が取り付けられた熱交器11を、複数のレシーバ12を介
して載置した構成からなる拡管装置13が存在し適宜用い
られてなる。
【0003】即ち、上記構成からなる拡管装置13に於い
ては、拡管対象の管9に対応するパターンを形成するこ
とで拡管時に拡管用マンドレル6の係止用頭部6aを押圧
することが出来る押圧アタッチメント5dを前記往復作動
体5の下面部5aに設けられたマンドレル係止体5c内に挿
着し、その後該往復作動体5を熱交換器11に向かって降
下(前進)させることによって該往復作動体5に挿着さ
れた拡管用マンドレル6を前記拡管対象の管9に圧入
し、前記エンドプレ−ト10a ,10b と前記複数枚の放熱
フィン8とを該管9の拡管によって一体的に固着させる
ことが出来るものである。
ては、拡管対象の管9に対応するパターンを形成するこ
とで拡管時に拡管用マンドレル6の係止用頭部6aを押圧
することが出来る押圧アタッチメント5dを前記往復作動
体5の下面部5aに設けられたマンドレル係止体5c内に挿
着し、その後該往復作動体5を熱交換器11に向かって降
下(前進)させることによって該往復作動体5に挿着さ
れた拡管用マンドレル6を前記拡管対象の管9に圧入
し、前記エンドプレ−ト10a ,10b と前記複数枚の放熱
フィン8とを該管9の拡管によって一体的に固着させる
ことが出来るものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の拡管装置に於いては下記の様な問題点があった。
来の拡管装置に於いては下記の様な問題点があった。
【0005】即ち、上記従来の拡管装置は、熱交換器の
管内にマンドレルを圧入して拡管させることにより、前
記エンドプレートと前記複数枚の放熱フィンとを前記管
を介して一体的に固着させることが出来るものである
が、熱交換器の種類によっては前記放熱フィンに貫挿着
された管の配列パターンの異なるものや拡管不要の管等
その仕様によって若干の違いがある。
管内にマンドレルを圧入して拡管させることにより、前
記エンドプレートと前記複数枚の放熱フィンとを前記管
を介して一体的に固着させることが出来るものである
が、熱交換器の種類によっては前記放熱フィンに貫挿着
された管の配列パターンの異なるものや拡管不要の管等
その仕様によって若干の違いがある。
【0006】よって、上記複数のマンドレルを、配列パ
ターンの異なる熱交換器や拡管不要の管が貫挿着された
熱交換器の拡管対象の管内に圧入させる際には、前記往
復作動体とマンドレル係止体との間に挿着される押圧ア
タッチメントに前記拡管不要の管と対向するマンドレル
の逃がし用の貫通孔5eを設けることによって前記往復作
動体が降下した場合であっても前記拡管不要の管に当接
した拡管用マンドレルの係止用頭部を前記往復作動体の
上面側より突出(矢印A)させることにより拡管不要の
管に前記拡管用マンドレルが圧入されるのを防いでい
た。
ターンの異なる熱交換器や拡管不要の管が貫挿着された
熱交換器の拡管対象の管内に圧入させる際には、前記往
復作動体とマンドレル係止体との間に挿着される押圧ア
タッチメントに前記拡管不要の管と対向するマンドレル
の逃がし用の貫通孔5eを設けることによって前記往復作
動体が降下した場合であっても前記拡管不要の管に当接
した拡管用マンドレルの係止用頭部を前記往復作動体の
上面側より突出(矢印A)させることにより拡管不要の
管に前記拡管用マンドレルが圧入されるのを防いでい
た。
【0007】しかしながら、上記往復作動体の降下によ
って拡管用マンドレルの先端が前記熱交換器のエンドプ
レート又は管の少なくとも何れか一方に当接した場合に
は、該拡管用マンドレルの先端又は熱交換器等に損傷が
生じることもある。
って拡管用マンドレルの先端が前記熱交換器のエンドプ
レート又は管の少なくとも何れか一方に当接した場合に
は、該拡管用マンドレルの先端又は熱交換器等に損傷が
生じることもある。
【0008】従って、その都度拡管用マンドレル又は熱
交換器の部材等を交換しなければならないことから、そ
の交換作業等が大変煩雑であるばかりか生産効率をも低
下させるという種々の難儀な問題が生じていた。
交換器の部材等を交換しなければならないことから、そ
の交換作業等が大変煩雑であるばかりか生産効率をも低
下させるという種々の難儀な問題が生じていた。
【0009】而して、本考案は上記の問題を全て解決す
るものであり、往復作動体の移動によって複数のマンド
レルが熱交換器に貫挿着された管内に圧入される場合に
於いても、拡管作業に不要の拡管用マンドレルを前記熱
交換器のエンドプレート又は該熱交換器に貫挿着された
拡管不要の管に当接させることなく所定の位置で停止さ
せて保持することによって瞬時に、且つ確実に適切な拡
管を行うことが出来る非常に作業性の優れた、しかも生
産効率の極めて高い拡管装置を提供することを課題とす
るものである。
るものであり、往復作動体の移動によって複数のマンド
レルが熱交換器に貫挿着された管内に圧入される場合に
於いても、拡管作業に不要の拡管用マンドレルを前記熱
交換器のエンドプレート又は該熱交換器に貫挿着された
拡管不要の管に当接させることなく所定の位置で停止さ
せて保持することによって瞬時に、且つ確実に適切な拡
管を行うことが出来る非常に作業性の優れた、しかも生
産効率の極めて高い拡管装置を提供することを課題とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、本考案は熱交換器
を構成する多数の放熱フィンに貫挿着された管の一端側
より、該管と対向して挿着された拡管用マンドレルを圧
入すべく往復動する往復作動体を有し、しかも拡管時に
おける該往復作動体の前進時には、拡管不要の管と対向
する拡管用マンドレルを、該往復作動体の移動方向と逆
方向に後退させて逃避させる構成にしてなる拡管装置に
於いて、該拡管装置本体には、前記往復作動体の前進に
よる前記管の拡管時に、前記熱交換器より突出する管の
突出長を決定するストリッパーを具備すると共に、前記
往復作動体の往復方向に沿って往復動するストリッパー
プレートが設けられてなり、しかも該ストリッパープレ
ートには、前記往復作動体を介して共に前進する拡管不
要の管と対向する拡管用マンドレルを、該拡管不要の管
に当接させることなく前記往復作動体の移動方向と逆方
向に後退させ、且つ所定の位置で停止させて保持するた
めのマンドレル保持装置が一体的に設けられた点にあ
る。
を構成する多数の放熱フィンに貫挿着された管の一端側
より、該管と対向して挿着された拡管用マンドレルを圧
入すべく往復動する往復作動体を有し、しかも拡管時に
おける該往復作動体の前進時には、拡管不要の管と対向
する拡管用マンドレルを、該往復作動体の移動方向と逆
方向に後退させて逃避させる構成にしてなる拡管装置に
於いて、該拡管装置本体には、前記往復作動体の前進に
よる前記管の拡管時に、前記熱交換器より突出する管の
突出長を決定するストリッパーを具備すると共に、前記
往復作動体の往復方向に沿って往復動するストリッパー
プレートが設けられてなり、しかも該ストリッパープレ
ートには、前記往復作動体を介して共に前進する拡管不
要の管と対向する拡管用マンドレルを、該拡管不要の管
に当接させることなく前記往復作動体の移動方向と逆方
向に後退させ、且つ所定の位置で停止させて保持するた
めのマンドレル保持装置が一体的に設けられた点にあ
る。
【0011】
【作用】上記構成からなる拡管装置13に於いては、往復
作動体5の上面側より突出すべく該往復作動体5の移動
方向と逆方向に移動した拡管用マンドレル6を所定の位
置で停止させて保持するためのマンドレル保持装置1が
設けられてなることから、拡管不要の管9と対向する拡
管用マンドレル6を、前記熱交換器11と当接させること
なく逃避させた状態で前記往復作動体5を往復動させる
ことが出来る。
作動体5の上面側より突出すべく該往復作動体5の移動
方向と逆方向に移動した拡管用マンドレル6を所定の位
置で停止させて保持するためのマンドレル保持装置1が
設けられてなることから、拡管不要の管9と対向する拡
管用マンドレル6を、前記熱交換器11と当接させること
なく逃避させた状態で前記往復作動体5を往復動させる
ことが出来る。
【0012】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に従って説明
する。
する。
【0013】尚、本考案の一実施例に於ける拡管装置の
構成に関し、従来例の拡管装置と重複する箇所の説明は
以下省略する。
構成に関し、従来例の拡管装置と重複する箇所の説明は
以下省略する。
【0014】図1に於いて、1は拡管装置本体13a に設
けられた往復作動体(図示せず)に吊架されると共に、
該往復作動体(図示せず)の往復方向に沿って往復動す
るストリッパープレート7の上方位置に一対のプレート
取付具(3c)を介して一体的に取り付けられ、しかも前記
拡管装置本体13a の上方部に具備されたシリンダー(図
示せず)の伸縮を介して上下動する往復作動体(図示せ
ず)に吊架されたストリッパープレート7と共に移動す
るマンドレル保持装置を示す。
けられた往復作動体(図示せず)に吊架されると共に、
該往復作動体(図示せず)の往復方向に沿って往復動す
るストリッパープレート7の上方位置に一対のプレート
取付具(3c)を介して一体的に取り付けられ、しかも前記
拡管装置本体13a の上方部に具備されたシリンダー(図
示せず)の伸縮を介して上下動する往復作動体(図示せ
ず)に吊架されたストリッパープレート7と共に移動す
るマンドレル保持装置を示す。
【0015】尚、上記マンドレル保持装置1は、図2及
び図3に示す様に、前記往復作動体に係止されて挿着さ
れた拡管用マンドレル6を、該拡管用マンドレル6の軸
径方向で掴持すべく対向する一対の断面略円弧状の掴持
体2a,2bと、該一対の掴持体2a,2bの相互に外嵌着さ
れ、且つ該一対の掴持体2a,2bを相互に当接すべく付勢
する断面略C字状の板バネ2cとからなるマンドレルホル
ダー2と、該マンドレルホルダー2を挟持して保持する
二枚のプレート体3a,3bからなるマンドレルプレート3
とから構成されてなる。
び図3に示す様に、前記往復作動体に係止されて挿着さ
れた拡管用マンドレル6を、該拡管用マンドレル6の軸
径方向で掴持すべく対向する一対の断面略円弧状の掴持
体2a,2bと、該一対の掴持体2a,2bの相互に外嵌着さ
れ、且つ該一対の掴持体2a,2bを相互に当接すべく付勢
する断面略C字状の板バネ2cとからなるマンドレルホル
ダー2と、該マンドレルホルダー2を挟持して保持する
二枚のプレート体3a,3bからなるマンドレルプレート3
とから構成されてなる。
【0016】本実施例に係る拡管装置は以上の構成から
なるが、次に係る装置を用いてセットされた熱交換器を
拡管する場合について説明する。
なるが、次に係る装置を用いてセットされた熱交換器を
拡管する場合について説明する。
【0017】先ず、図4に示す様に、上記往復作動体
(図示せず)がシリンダー(図示せず)の伸長を介して
下降すると、該往復作動体(図示せず)に吊架されたス
トリッパープレート7並びに該ストリッパープレート7
に一体的に取付けられたマンドレル保持装置1も同時に
下降(矢印B)することとなる。
(図示せず)がシリンダー(図示せず)の伸長を介して
下降すると、該往復作動体(図示せず)に吊架されたス
トリッパープレート7並びに該ストリッパープレート7
に一体的に取付けられたマンドレル保持装置1も同時に
下降(矢印B)することとなる。
【0018】次に、上記の如く下降(矢印B)するスト
リッパープレート7の下面部には、熱交換器11から突出
する管9の突出長を決定するストリッパー7aが設けられ
てなることから、該ストリッパー7aが前記熱交換器11の
エンドプレート10a に当接することによって、該エンド
プレート10a を所定の寸法だけ押し下げて(矢印C)該
管9の突出長を決定することになるが、この時、該スト
リッパー7aが設けられたストリッパープレート7にはマ
ンドレル保持装置1が前記拡管用マンドレル6を保持し
て一体的に設けられてなることから前記ストリッパー7a
が前記熱交換器11のエンドプレート10a に当接した時点
で前記拡管用マンドレル6の下降も停止することにな
る。
リッパープレート7の下面部には、熱交換器11から突出
する管9の突出長を決定するストリッパー7aが設けられ
てなることから、該ストリッパー7aが前記熱交換器11の
エンドプレート10a に当接することによって、該エンド
プレート10a を所定の寸法だけ押し下げて(矢印C)該
管9の突出長を決定することになるが、この時、該スト
リッパー7aが設けられたストリッパープレート7にはマ
ンドレル保持装置1が前記拡管用マンドレル6を保持し
て一体的に設けられてなることから前記ストリッパー7a
が前記熱交換器11のエンドプレート10a に当接した時点
で前記拡管用マンドレル6の下降も停止することにな
る。
【0019】よって、上記の様にストリッパープレート
7のストリッパー7aが前記熱交換器11のエンドプレート
10a に当接した時点で、図5に示す様に、往復作動体
(図示せず)を降下させると、該往復作動体(図示せ
ず)に係止された複数の拡管用マンドレル6は押圧アタ
ッチメント5dの拡管パターンを介して熱交換器11に貫挿
された管9の管内に圧入(矢印D)することになるが、
前記マンドレル保持装置1によって保持された拡管不要
の管9に対向する拡管用マンドレル6は該押圧アタッチ
メント5dに設けられた逃がし用の貫通孔5eを介して該往
復作動体(図示せず)の上面側より突出(図示せず)す
ることになる。
7のストリッパー7aが前記熱交換器11のエンドプレート
10a に当接した時点で、図5に示す様に、往復作動体
(図示せず)を降下させると、該往復作動体(図示せ
ず)に係止された複数の拡管用マンドレル6は押圧アタ
ッチメント5dの拡管パターンを介して熱交換器11に貫挿
された管9の管内に圧入(矢印D)することになるが、
前記マンドレル保持装置1によって保持された拡管不要
の管9に対向する拡管用マンドレル6は該押圧アタッチ
メント5dに設けられた逃がし用の貫通孔5eを介して該往
復作動体(図示せず)の上面側より突出(図示せず)す
ることになる。
【0020】従って、拡管時に於いて、熱交換器11に貫
挿着された拡管不要の管9と対向する拡管用マンドレル
6を、前記拡管不要の管9と当接させることなく逃避さ
せた状態で前記往復作動体5を往復動させて所望の拡管
作業を行うことが出来る。
挿着された拡管不要の管9と対向する拡管用マンドレル
6を、前記拡管不要の管9と当接させることなく逃避さ
せた状態で前記往復作動体5を往復動させて所望の拡管
作業を行うことが出来る。
【0021】尚、上記実施例に於いて、マンドレル保持
装置は、熱交換器と往復作動体との間に設けられ、しか
も該往復作動体に挿着された拡管用マンドレルを、該拡
管用マンドレルの軸径方向で掴持すべく対向する少なく
とも一対の掴持体と、該一対の掴持体を相互に引合うべ
く付勢する板バネ(弾発体)とからなるこマンドレルホ
ルダーと、該マンドレルホルダーを具備し、且つ前記往
復作動体と共に移動するホルダープレートとからなる
が、要は前記往復作動体の移動方向と逆方向に移動する
拡管用マンドレルを所定の位置で停止させて保持するこ
とが出来るものであれば、例えば、拡管用マンドレルに
形成された凹体に伸縮する凸体を挿入することにより該
拡管用マンドレルの移動を停止して保持する構成でもよ
く、その具体的なマンドレルの保持機構等も決して限定
されるものではない。
装置は、熱交換器と往復作動体との間に設けられ、しか
も該往復作動体に挿着された拡管用マンドレルを、該拡
管用マンドレルの軸径方向で掴持すべく対向する少なく
とも一対の掴持体と、該一対の掴持体を相互に引合うべ
く付勢する板バネ(弾発体)とからなるこマンドレルホ
ルダーと、該マンドレルホルダーを具備し、且つ前記往
復作動体と共に移動するホルダープレートとからなる
が、要は前記往復作動体の移動方向と逆方向に移動する
拡管用マンドレルを所定の位置で停止させて保持するこ
とが出来るものであれば、例えば、拡管用マンドレルに
形成された凹体に伸縮する凸体を挿入することにより該
拡管用マンドレルの移動を停止して保持する構成でもよ
く、その具体的なマンドレルの保持機構等も決して限定
されるものではない。
【0022】更に、上記実施例に於いて、マンドレルホ
ルダーは拡管用マンドレルを、該拡管用マンドレルの軸
径方向で掴持すべく対向する少なくとも一対の掴持体
と、該一対の掴持体を相互に当接すべく付勢する板バネ
(弾発体)とからなるが、前記拡管用マンドレルを保持
すべく掴持するものであれば掴持体の具体的な機構、形
状や数量等も決して限定されるものではなく、更に一対
の掴持体を当接すべく付勢する板バネも単なるスプリン
グバネ(図示せず)等であってもよい。
ルダーは拡管用マンドレルを、該拡管用マンドレルの軸
径方向で掴持すべく対向する少なくとも一対の掴持体
と、該一対の掴持体を相互に当接すべく付勢する板バネ
(弾発体)とからなるが、前記拡管用マンドレルを保持
すべく掴持するものであれば掴持体の具体的な機構、形
状や数量等も決して限定されるものではなく、更に一対
の掴持体を当接すべく付勢する板バネも単なるスプリン
グバネ(図示せず)等であってもよい。
【0023】又、上記実施例に於いて、熱交換器に貫挿
着された拡管不要の管に対向する拡管用マンドレルは前
記往復作動体の下降時に、該往復作動体の上面より突出
すると共に、常時マンドレル保持装置によって保持され
た状態にあるが、往復作動体の降下時のみに該マンドレ
ル保持装置を介して掴持されて下降する機構であっても
よい。
着された拡管不要の管に対向する拡管用マンドレルは前
記往復作動体の下降時に、該往復作動体の上面より突出
すると共に、常時マンドレル保持装置によって保持され
た状態にあるが、往復作動体の降下時のみに該マンドレ
ル保持装置を介して掴持されて下降する機構であっても
よい。
【0024】更に、上記実施例に於ける拡管装置は、前
後二列に並設された管を有する熱交換器に対応したマン
ドレル配列となっているが、本考案は決してこれに限定
されないのは言うまでもなく、拡管される熱交換器に貫
挿着された管の種々の配列パターンに沿って前記マンド
レルの配列が調整可能な機構を有していてもよい。
後二列に並設された管を有する熱交換器に対応したマン
ドレル配列となっているが、本考案は決してこれに限定
されないのは言うまでもなく、拡管される熱交換器に貫
挿着された管の種々の配列パターンに沿って前記マンド
レルの配列が調整可能な機構を有していてもよい。
【0025】更に、上記実施例に於いて、マンドレル保
持装置はストリッパープレートの上方位置に一対のプレ
ート取付具を介して一体的に設けられてなるが、該マン
ドレル保持装置とストリッパープレートとの間に、二、
三次拡管等に用いられる所定形状のフレアポンチ(図示
せず)を具備したフレアポンチプレート(図示せず)が
往復動自在に設けられていてもよい。
持装置はストリッパープレートの上方位置に一対のプレ
ート取付具を介して一体的に設けられてなるが、該マン
ドレル保持装置とストリッパープレートとの間に、二、
三次拡管等に用いられる所定形状のフレアポンチ(図示
せず)を具備したフレアポンチプレート(図示せず)が
往復動自在に設けられていてもよい。
【0026】而して、本考案に於けるマンドレル保持装
置に設けられたマンドレルホルダーや該マンドレルホル
ダーを具備したホルダープレート等の具体的な形状、数
量、機構等も決して限定されるものではなく、要は往復
作動体の移動方向と逆方向に移動可能で、且つ熱交換器
に貫挿着された拡管不要の管と対向する拡管用マンドレ
ルを、前記管に当接させることなく所定の位置で停止さ
せて保持するためのマンドレル保持装置が設けられてい
ればその具体的な構成は全て本考案の意図する範囲内で
任意に設計変更自在である。
置に設けられたマンドレルホルダーや該マンドレルホル
ダーを具備したホルダープレート等の具体的な形状、数
量、機構等も決して限定されるものではなく、要は往復
作動体の移動方向と逆方向に移動可能で、且つ熱交換器
に貫挿着された拡管不要の管と対向する拡管用マンドレ
ルを、前記管に当接させることなく所定の位置で停止さ
せて保持するためのマンドレル保持装置が設けられてい
ればその具体的な構成は全て本考案の意図する範囲内で
任意に設計変更自在である。
【0027】
【考案の効果】叙上の様に、本考案は熱交換器を構成す
る多数の放熱フィンに貫挿着された管の一端側より、該
管と対向して挿着された拡管用マンドレルを圧入すべく
往復動する往復作動体を有し、しかも拡管時における該
往復作動体の前進時には、拡管不要の管と対向する拡管
用マンドレルを、該往復作動体の移動方向と逆方向に後
退させて逃避させる構成にしてなる拡管装置に於いて、
該拡管装置本体には、前記往復作動体の前進による前記
管の拡管時に、前記熱交換器より突出する管の突出長を
決定するストリッパーを具備すると共に、前記往復作動
体の往復方向に沿って往復動するストリッパープレート
が設けられてなり、しかも該ストリッパープレートに
は、前記往復作動体を介して共に前進する拡管不要の管
と対向する拡管用マンドレルを、該拡管不要の管に当接
させることなく前記往復作動体の移動方向と逆方向に後
退させ、且つ所定の位置で停止させて保持するためのマ
ンドレル保持装置が一体的に設けられてなることから、
前記熱交換器に貫挿着された拡管不要の管と対向する拡
管用マンドレルを、前記熱交換器と当接させることなく
逃避させて所望の拡管作業を行なうことが可能となり、
よって従来の様に上記往復作動体の降下によって不要の
拡管用マンドレルの先端が前記熱交換器のエンドプレー
ト又は管の少なくとも何れか一方に当接することによる
該拡管用マンドレル又は熱交換器の損傷による部材等の
交換作業等も解消されると共に、適切な拡管作業を行う
ことが出来る非常に作業性の優れた、しかも生産効率の
極めて高い拡管装置を提供することが出来るという格別
な効果を有するに至った。
る多数の放熱フィンに貫挿着された管の一端側より、該
管と対向して挿着された拡管用マンドレルを圧入すべく
往復動する往復作動体を有し、しかも拡管時における該
往復作動体の前進時には、拡管不要の管と対向する拡管
用マンドレルを、該往復作動体の移動方向と逆方向に後
退させて逃避させる構成にしてなる拡管装置に於いて、
該拡管装置本体には、前記往復作動体の前進による前記
管の拡管時に、前記熱交換器より突出する管の突出長を
決定するストリッパーを具備すると共に、前記往復作動
体の往復方向に沿って往復動するストリッパープレート
が設けられてなり、しかも該ストリッパープレートに
は、前記往復作動体を介して共に前進する拡管不要の管
と対向する拡管用マンドレルを、該拡管不要の管に当接
させることなく前記往復作動体の移動方向と逆方向に後
退させ、且つ所定の位置で停止させて保持するためのマ
ンドレル保持装置が一体的に設けられてなることから、
前記熱交換器に貫挿着された拡管不要の管と対向する拡
管用マンドレルを、前記熱交換器と当接させることなく
逃避させて所望の拡管作業を行なうことが可能となり、
よって従来の様に上記往復作動体の降下によって不要の
拡管用マンドレルの先端が前記熱交換器のエンドプレー
ト又は管の少なくとも何れか一方に当接することによる
該拡管用マンドレル又は熱交換器の損傷による部材等の
交換作業等も解消されると共に、適切な拡管作業を行う
ことが出来る非常に作業性の優れた、しかも生産効率の
極めて高い拡管装置を提供することが出来るという格別
な効果を有するに至った。
【図1】本考案に於ける拡管装置を示す要部切欠き正面
図。
図。
【図2】本考案の拡管装置に於けるマンドレル保持装置
の要部拡大断面図。
の要部拡大断面図。
【図3】図2に於けるマンドレル保持装置のマンドレル
ホルダーを示す拡大斜視図。
ホルダーを示す拡大斜視図。
【図4】本考案の拡管装置に於ける拡管時の状態を示す
一部切り欠き側面図。
一部切り欠き側面図。
【図5】本考案の拡管装置に於ける拡管後の状態を示す
一部切り欠き側面図。
一部切り欠き側面図。
【図6】従来の拡管装置を示す正面図。
1 マンドレル保持装置 2 マンドレルホルダー 3 ホルダープレート 5 往復作動体 6 拡管用マンドレル 7 ストリッパープレート 11 熱交換器 13a 拡管装置本体
Claims (2)
- 【請求項1】 熱交換器(11)を構成する多数の放熱フィ
ン(8) に貫挿着された管(9) の一端側より、該管(9) と
対向して挿着された拡管用マンドレル(6) を圧入すべく
往復動する往復作動体(5) を有し、しかも拡管時におけ
る該往復作動体(5) の前進時には、拡管不要の管(9) と
対向する拡管用マンドレル(6) を、該往復作動体(5) の
移動方向と逆方向に後退させて逃避させる構成にしてな
る拡管装置(13)に於いて、該拡管装置本体(13a) には、
前記往復作動体(5) の前進による前記管(9) の拡管時
に、前記熱交換器(11)より突出する管(9) の突出長を決
定するストリッパー(7a)を具備すると共に、前記往復作
動体(5) の往復方向に沿って往復動するストリッパープ
レート(7) が設けられてなり、しかも該ストリッパープ
レート(7) には、前記往復作動体(5) を介して共に前進
する拡管不要の管(9)と対向する拡管用マンドレル(6)
を、該拡管不要の管(9) に当接させることなく前記往復
作動体(5) の移動方向と逆方向に後退させ、且つ所定の
位置で停止させて保持するためのマンドレル保持装置
(1) が一体的に設けられてなることを特徴とする拡管装
置。 - 【請求項2】 前記マンドレル保持装置(1) が、前記往
復作動体(5) に挿着された拡管用マンドレル(6) を、該
拡管用マンドレル(6) の軸径方向で掴持するマンドレル
ホルダー(2) と、該マンドレルホルダー(2) を具備した
ホルダープレート(3) と、該ホルダープレート(3) を前
記ストリッパープレートに取り付けるためのプレート取
付具(3c)とからなり、しかも該ホルダープレート(3) が
前記プレート取付具(3c)を介してストリッパープレート
(7) の上方位置に取り付けられた構成にしてなることを
特徴とする請求項1記載の拡管装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5823492U JP2549202Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 拡管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5823492U JP2549202Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 拡管装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0619945U JPH0619945U (ja) | 1994-03-15 |
JP2549202Y2 true JP2549202Y2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=13078408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5823492U Expired - Lifetime JP2549202Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 拡管装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549202Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108031762B (zh) * | 2017-11-30 | 2024-01-30 | 珠海格力智能装备有限公司 | 扩口机构及具有其的胀管机 |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP5823492U patent/JP2549202Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0619945U (ja) | 1994-03-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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