JP2696653B2 - 拡管装置 - Google Patents

拡管装置

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JP2696653B2
JP2696653B2 JP3663193A JP3663193A JP2696653B2 JP 2696653 B2 JP2696653 B2 JP 2696653B2 JP 3663193 A JP3663193 A JP 3663193A JP 3663193 A JP3663193 A JP 3663193A JP 2696653 B2 JP2696653 B2 JP 2696653B2
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謙治 戸倉
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京進工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱交換器の拡管装置、
更に詳しくは熱交換器を構成する多数枚の放熱フィンと
複数の管とを該管の拡管によって一体的に固着させるた
めの拡管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の拡管装置としては、例え
ば、図7(イ)に示す様に、シリンダー8を介して往復
動自在な往復作動体9に、複数の拡管用マンドレル10を
挿着して吊設すると共に、該往復作動体9の下方には拡
管時の管の突出長を決定するストリッパー11a を具備し
たストリッパープレート11を前記往復作動体9と連動し
て往復動自在に設けた拡管装置12が存在する。
【0003】即ち、上記構成からなる拡管装置12は、前
記ストリッパープレート11の下方位置に、複数枚の放熱
フィン13に下端部14a が略U字状に形成された拡管用の
ヘアピン管14を複数列同方向で挿通し、且つ該管14が挿
通された放熱フィン13の両端に所望のエンドプレート15
a 、15b を有して形成された熱交換器16を、該熱交換器
16に挿通された拡管用のヘアピン管14の下端部14a が挿
入可能な複数のレシーバ17を介して保持するものであ
り、しかも前記シリンダー8を介して前記往復作動体9
を降下させることで、同図(ロ)の様に、前記拡管用マ
ンドレル10を前記管14内に圧入して該管14を拡管させ、
前記エンドプレート15a 、15b と前記複数枚の放熱フィ
ン13と前記管14との夫々を一体的に固着させることが出
来るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記従来
の様な拡管装置に於いては下記の様な問題点があった。
【0005】即ち、上記従来の拡管装置は、往復作動体
9に挿着された拡管用マンドレル10を前記熱交換器16に
挿通された複数の管14内に圧入して該管14を拡管させる
ものである。
【0006】よって、前記管14内に拡管用マンドレル10
を圧入した場合には、該管14の拡管にともなって熱交換
器全体に歪みが発生することになる。
【0007】従って、拡管時に於ける熱交換器16の歪み
を防止すべく該熱交換器16を前記往復作動体9の往復動
方向と交差する方向で挾持することによって拡管時の熱
交換器16の歪みをある程度防止することは出来るが、如
何せん、熱交換器16を構成する複数の放熱フィン13に挿
通された管14の挿通方向での熱交換器16の全高は、該熱
交換器16の種類によって千差万別であることから全高の
異なる全ての熱交換器16に対応可能な熱交換器挾持体が
必要であるという極めて重大な問題が生じていた。
【0008】更に、上記構成からなる拡管装置を介して
拡管される熱交換器16は、複数枚の放熱フィン13に下端
部14a が略U字状に形成された拡管用のヘアピン管14を
複数列同方向で挿通したものであるが、該熱交換器16の
種類によっては前記複数枚の放熱フィン13に挿通される
拡管用のヘアピン管14の外径、挿通箇所又はピッチ等が
若干異なることもある。
【0009】従って、上記の如く複数枚の放熱フィン13
に挿通される拡管用のヘアピン管14の外径、挿通箇所及
びピッチ等が異なる場合には、図8に示す様に、該ヘア
ピン管14の略U字状に形成された下端部14a を挿入する
ことで該ヘアピン管14を介して前記熱交換器16を保持す
るレシーバ17の入換え作業が必要となるばかりか、レシ
ーバ17そのものも挿入されるヘアピン管14の外径、挿通
箇所又はピッチ等によって多種類及び多量に用意しなけ
ればならず、よって該レシーバ17にかかるコスト高や前
記入換え作業を介しての稼働率の低下等の重大な問題を
も生じさせていた。
【0010】然して、本発明は上記の問題を全て解決す
るものであり、熱交換器を構成する複数の放熱フィンに
挿通された管の挿通方向での熱交換器の全高が、該熱交
換器の種類によって全く異なる場合であっても、瞬時
に、且つ正確に熱交換器を挾持して拡管時に於ける該熱
交換器の歪みを完全に防止することが出来るだけでな
く、該熱交換器に挿通されたヘアピン管の外径、挿通箇
所又はピッチ等が熱交換器の種類によって逐次異なる場
合であっても、簡単に、且つ確実に前記ヘアピン管の下
端部を受けて前記熱交換器を保持することが出来る極め
て優れた拡管装置を提供することを課題とするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、拡管装
置本体1には、熱交換器保持台7に保持された熱交換器
16a が前記往復作動体9と対向して位置決めされた際
に、該往復作動体9の往復動方向と交差する方向で前記
熱交換器16a を挟持可能な少なくとも一対の熱交換器挟
持体を備えた熱交換器挟持装置2が設けられ、且つ該熱
交換器挟持装置2に設けられた前記熱交換器挟持体に
は、前記往復作動体9の往復動方向と交差する方向に沿
って複数の押圧プレート2cが多段式に設けられると共
に、且つ該熱交換器挟持体には、夫々隣接する押圧プレ
ート2cの各々の間隔を前記往復作動体9の往復動方向に
沿った方向で拡縮自在とする押圧プレート間隔調整装置
3が設けられてなり、しかも前記熱交換器保持台7に
は、前記往復作動体9を介しての前記熱交換器16a の拡
管時に、該往復作動体9に挿着されたマンドレル10の圧
入によって該往復作動体9の移動方向に付勢される該熱
交換器16a の管14を受けるための弾性レシーバ7bが設け
られた点にある。
【0012】
【作用】上記構成からなる拡管装置に於いては、熱交換
器保持台7に保持された熱交換器16a が前記往復作動体
9と対向して位置決めされた際に、該往復作動体9の往
復動方向と交差する方向で前記熱交換器16a を挟持可能
な少なくとも一対の熱交換器挟持体を備えた熱交換器挟
持装置2が設けられ、且つ該熱交換器挟持装置2に設け
られた前記熱交換器挟持体には、前記往復作動体9の往
復動方向と交差する方向に沿って複数の押圧プレート2c
が多段式に設けられると共に、且つ該熱交換器挟持体に
は、夫々隣接する押圧プレート2cの各々の間隔を前記往
復作動体9の往復動方向に沿った方向で拡縮自在とする
押圧プレート間隔調整装置3が設けられてなり、しかも
前記熱交換器保持台7には、前記往復作動体9を介して
の前記熱交換器16a の拡管時に、該往復作動体9に挿着
されたマンドレル10の圧入によって該往復作動体9の移
動方向に付勢される該熱交換器16a の管14を受けるため
の弾性レシーバ7bが設けられてなることから、熱交換器
16a を構成する複数の放熱フィン13に貫挿された管14の
貫挿方向での熱交換器16a の全高が、該熱交換器16a の
種類によって全く異なる場合であっても、熱交換器16a
の全高に対応させて瞬時に、且つ確実に該熱交換器16a
を複数の押圧プレート2cによって確実に挾持することが
出来ると共に、熱交換器16a に挿通された管14の外径、
挿通箇所又はピッチ等が熱交換器16a の種類によって逐
次異なる場合であっても簡単に、且つ確実に前記管14の
下端部14a を弾性レシーバ7bで受けて前記熱交換器16a
を保持することが出来る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って説明
する。
【0014】尚、本発明の一実施例に於ける拡管装置の
構成に関し、従来例の拡管装置と重複する箇所の説明は
以下省略する。
【0015】図1に於いて、1は基台1a上に立設した支
柱1bを介して立設された拡管装置本体を示す。
【0016】2は上記拡管装置本体1の下部に設けら
れ、且つ該拡管装置本体1の下方を一方から他方へと通
り抜け可能に敷設された搬送レール7a上を移動する熱交
換器保持台7に保持されて順次搬送される、例えば、一
列仕様の熱交換器16a を、該熱交換器16a の前後方向で
挾持する前面押えガイド2a並びに後面押えガイド2bとか
ら構成された熱交換器挾持体を備えた熱交換器挾持装置
を示す。
【0017】尚、上記熱交換器挾持装置2の熱交換器挾
持体の一方である前面押えガイド2aは、上記拡管装置本
体1の基台1aの前方側に延出すべく敷設された案内レー
ル6上を該拡管装置本体1の前面に対面して移動自在
(矢印A)に設けられてなり、しかも該前面押えガイド
2a並びに前記後面押えガイド2bには、複数のシリンダー
5が設けられ、且つ該複数のシリンダー5の組み合わせ
によって前記往復作動体9の往復動方向と交差する方
向、即ち、前記拡管装置本体1の前後方向に沿った方向
で突出自在な押圧プレート2cが多段式に設けられてな
る。
【0018】又、上記押圧プレート2cを突出させるシリ
ンダー5の各々は、図2(イ)に示す様に、該シリンダ
ー5を具備して相互に隣接するケース体5aの各々の間隔
を、所定の間隔で拡縮自在とするために所定の長さを有
した棒体4と該棒体4に所定の間隔で取付けられたシリ
ンダー係止体4aとを介して多段に、且つ吊架可能に連結
されてなる。
【0019】更に、同図(ロ)に於いて、上記多段に、
且つ吊架可能に連結された一端側のケース体5aには、電
動機3a並びに減速機3bが設けられ、しかも所定の箇所に
垂設又は垂下された螺旋棒3cを介して上記多段に連結さ
れたケース体5aの夫々の間隔を自動的に拡縮自在(矢印
B)とするための押圧プレート間隔調整装置3が形成さ
れてなる。
【0020】更に、図3に示す様に、前記熱交換器保持
台7の上面部には、硬度(JIS)60 〜75を有する合成ゴム
を介して直方体状に形成された弾性レシーバ7bが、前記
上面部に対面して敷設された断面略L字状の弾性レシー
バ案内体7dに、該弾性レシーバ7bの長手方向に穿設され
た凹状溝部7eをスライド嵌入することで着脱自在に設け
られてなり、しかも該弾性レシーバ7bの上面7cは前記熱
交換器16a の放熱フィン13に挿通された拡管用のヘアピ
ン管14の略U字状の下端部14a の夫々を同時に載置可能
な大きさを有してなるものである。
【0021】本実施例に於ける拡管装置は以上の構成か
らなるが、次にかかる拡管装置を介して熱交換器の全高
及び挿通されたヘアピン管の外径、挿通箇所又はピッチ
等の夫々異なる熱交換器の拡管を行う場合について説明
する。
【0022】先ず、図1及び図2(イ)に於いて、予め
拡管を行う熱交換器の品番、種類等に応じた前記往復作
動体9並びにストリッパープレート11の下降寸法等を、
上記拡管装置本体1に設けられた自動制御装置(図示せ
ず)内の中央処理装置(図示せず)に記憶させておく。
【0023】次に、図2(ロ)に示す様に、拡管時に於
いて、例えば、標準長の熱交換器16a より全高が高い熱
交換器16b の品番等を前記自動制御装置(図示せず)に
入力するだけで、該自動制御装置(図示せず)並びに前
記押圧プレート間隔調整装置3を介して前記熱交換器挾
持体の両押えガイドに隣接して設けられた押圧プレート
2cの各々の間隔を自動的に拡げて(矢印C)前記熱交換
器16b の全高に応じた間隔で前記押圧プレートの夫々を
所定の位置でセットすることが出来る。
【0024】その後、図4(イ)に示す様に、前記拡管
装置本体1の下方を一方から他方へ通り抜け可能で敷設
された搬送レール7a上を、熱交換器16a を前記弾性レシ
ーバ7bを介して保持した熱交換器保持台7が、前記拡管
装置本体1に設けられた往復作動体9(図示せず)並び
にストリッパープレート11(図示せず)の真下まで搬送
(矢印D)され、且つ所定の一時停止機構(図示せず)
を介して位置決めされることになる。
【0025】次に、上記往復作動体9(図示せず)並び
にストリッパープレート11(図示せず)の真下で位置決
めされた熱交換器9は、同図(ロ)に示す様に、前記熱
交換器挾持装置2の前面押えガイド2a並びに後面押えガ
イド2bに設けられたシリンダー5の伸長(矢印E)によ
る押圧プレート2cの突出によって確実に挾持することが
出来る。
【0026】よって、上記の如く位置決めされた状態で
前記往復作動体9を下降させることで、該往復作動体9
に挿着されたマンドレル10の夫々を、前記熱交換器16a
の放熱フィン13に挿通されたヘアピン管14の夫々に圧入
させて歪みのない確実な拡管を行うことが出来ると共
に、前記マンドレル10の圧入によって、図5に示す様に
前記往復作動体9の移動方向に付勢(矢印F)される該
熱交換器16a のヘアピン管14の下端部14a の夫々を前記
弾性レシーバ7bの蘇生力を有した座窟変形(矢印G)を
介して受けることで、該ヘアピン管14の下端部14a の径
や挿通箇所又はピッチ等に全く関係なく該ヘアピン管14
を確実に保持することが出来る。
【0027】従って、上記熱交換器を構成する複数の放
熱フィンに挿通された管の挿通方向での該熱交換器の全
高が熱交換器の種類によって夫々異なる場合であって
も、瞬時に、且つ確実に該熱交換器の全高に対応させて
該熱交換器を押圧プレートを介して挾持することで拡管
時に於ける熱交換器の歪みを防止することが出来ると共
に、該熱交換器に挿通されたヘアピン管の外径、挿通箇
所又はピッチ等が熱交換器の種類によって逐次異なる場
合であっても簡単に、且つ確実に前記ヘアピン管の下端
部を受けて前記熱交換器を保持することが出来るのであ
る。
【0028】尚、上記実施例に於いて、拡管を行うため
の熱交換器は、上記拡管装置本体の下部に設けられ、且
つ該拡管装置本体の下方を一方から他方へ通り抜け可能
で敷設された搬送レール上を移動する熱交換器保持台に
保持されて順次搬送されてくるが、要は拡管装置本体に
設けられた往復作動体に対向して熱交換器を位置決めす
る構成であれば、必ずしも拡管装置本体の下方を通り抜
け自在で敷設された搬送レール上を移動する熱交換器保
持台に保持されて順次搬送されてくる必要はなく、例え
ば、該拡管装置の前方から順次搬送され、且つ拡管後に
再び拡管装置の前方向に退く構成からなる熱交換器保持
台に保持されていてもよく、又該熱交換器保持台が前記
往復作動体の下方位置で固定された構成であってもよ
い。
【0029】更に、上記実施例に於いて、弾性レシーバ
は熱交換器保持台の上面部に設けられ、且つ硬度(JIS)6
0 〜75を有する合成ゴムを介して直方体状に形成されて
なるが、該合成ゴムの種類もスチレンブタジエンゴム、
アクリロニトリルブタジエンゴム、クロロプレンゴム、
エチレンプロピレン、フッ素ゴム、多硫化ゴム等に限定
されず、又硬度(JIS) 等も決して必須のものではなく、
又弾性レシーバが天然ゴムで形成されていてもよく、要
はマンドレルの圧入によって往復作動体の移動方向に付
勢される該熱交換器のヘアピン管の下端部を蘇生力を有
した座窟変形を介して受けることで、該ヘアピン管の下
端部の径や挿通パターン又はピッチ等に全く関係なく該
ヘアピン管を確実に保持することが出来るものであれば
該弾性レシーバが前記ヘアピン管に対向すべく複数設け
られたもの、又上部が柔らかく、下部が固い多層構造等
で形成されて設けられていてもよく、該弾性レシーバの
具体的な材質、数量、形状、更には該弾性レシーバの使
用劣化に伴う交換時の着脱手段等も決して限定されない
のは言うまでもない。
【0030】更に、上記実施例に於いて、拡管装置本体
には、位置決めされた熱交換器を、該熱交換器の前後方
向で挾持する前面押えガイド並びに後面押えガイドとか
らなる熱交換器挾持体を有した熱交換器挾持装置が設け
られ、しかも前者前面押えガイドは、上記拡管装置本体
の基台の前方側に延出すべく敷設された案内レール上を
該拡管装置本体の前面に対面して移動自在に設けられ、
且つ該前面押えガイド並びに前記後面押えガイドには、
複数のシリンダーの組み合わせによって前記往復作動体
の往復動方向と交差する方向で突出する複数の押圧プレ
ートが多段式に設けられてなるが、要は、前記往復作動
体の往復動方向と交差する方向で前記熱交換器を挟持可
能な少なくとも一対の熱交換器挟持体を備えた熱交換器
挟持装置が設けられ、且つ前記熱交換器挟持体には、前
記往復作動体の往復動方向と交差する方向に沿って複数
の押圧プレートが多段式に設けられ、しかも前記熱交換
器挟持体には、夫々隣接する押圧プレートの各々の間隔
を前記往復作動体の往復動方向に沿った方向で拡縮自在
とする押圧プレート間隔調整装置が設けられていれば、
必ずしも前記熱交換器挾持体を構成する前面押えガイド
並びに後面押えガイドに設けられた押圧プレートが、複
数のシリンダーの組み合わせによって前記往復作動体の
往復動方向と交差する方向で突出する必要はなく、押圧
プレートの各々が前面押えガイド並びに後面押えガイド
に平面的に設けられ、且つ両押えガイドが前記熱交換器
を直接挾持すべく接離自在に設けられた構成であっても
よいのは言うまでもなく、更に、該押圧プレートが、図
6に示す様に、熱交換器の長手方向に沿って複数設けら
れていてもよい。
【0031】又、上記実施例に於いて、熱交換器挾持体
には、多段式に設けられた押圧プレートの各々の間隔を
前記往復作動体の往復動方向に沿った方向で拡縮自在と
するための押圧プレート間隔調整装置が、電動機、減速
機並びに螺旋棒等を介して設けられてなるが、要は、全
高の異なる熱交換器を確実に挾持すべく多段式に設けら
れた押圧プレートの各々の間隔を拡縮自在とすることが
出来るものであれば、必ずしも前記押圧プレート間隔調
整装置が、電動機、減速機並びに螺旋棒等を介して設け
られてなくともよく、例えば、ラックとピニオン、梃機
構、シリンダー等の組み合わせであってもよく、押圧プ
レート間隔調整装置の具体的な拡縮機構や数量、取付け
箇所等も決して限定されない。
【0032】更に、上記実施例に於いて、熱交換器挾持
体を構成する両押えガイドの一方の前面押えガイドは、
上記拡管装置本体の基台の前方側に延出すべく敷設され
た案内レール上を該拡管装置本体の前面に対面して移動
自在に設けられてなるが、要は搬送されてくる熱交換器
を挾持することが出来るものであれば、例えば、両押え
ガイドが前記熱交換器を挾持すべく回動自在に前記基台
上に設けられたもの、又は押えガイドの双方が対向して
接離自在に移動する構成であってもよく、熱交換器挾持
体の具体的な形状、機構、数量、取付け箇所等の具体的
な構成も決して限定されない。
【0033】更に、実施例に於いて、拡管装置は基台上
に立設した支柱を介して立設された所謂、竪型拡管装置
であるが、要は拡管用の複数のマンドレルが、熱交換器
に設けられた拡管対象の複数の管に圧入可能とすべく挿
着された往復作動体と、該往復作動体を往復動させて前
記複数の管を拡管するための往復動機構とを備えていれ
ば横型拡管装置であってもよいのは言うまでもなく、拡
管装置の具体的な形状、機構、構成等も決して限定され
るものではない。
【0034】然して、本発明に於ける熱交換器挾持装置
並びに押圧プレート間隔調整装置のの数量、形状、設置
箇所、駆動機構等の具体的な構成は全て本発明の意図す
る範囲内で任意に設計変更自在である。
【0035】
【発明の効果】叙上の様に、本発明は、拡管装置本体
に、熱交換器保持台に保持された熱交換器が前記往復作
動体と対向して位置決めされた際に、該往復作動体の往
復動方向と交差する方向で前記熱交換器を挟持可能な少
なくとも一対の熱交換器挟持体を備えた熱交換器挟持装
置が設けられ、且つ該熱交換器挟持装置に設けられた前
記熱交換器挟持体には、前記往復作動体の往復動方向と
交差する方向に沿って複数の押圧プレートが多段式に設
けられると共に、且つ該熱交換器挟持体には、夫々隣接
する押圧プレートの各々の間隔を前記往復作動体の往復
動方向に沿った方向で拡縮自在とする押圧プレート間隔
調整装置が設けられてなり、しかも前記熱交換器保持台
には、前記往復作動体を介しての前記熱交換器の拡管時
に、該往復作動体に挿着されたマンドレルの圧入によっ
て該往復作動体の移動方向に付勢される該熱交換器の管
を受けるための弾性レシーバが設けられてなることか
ら、熱交換器を構成する複数の放熱フィンに貫挿された
管の貫挿方向での熱交換器の全高が、該熱交換器の種類
によって全く異なる場合であっても、熱交換器の全高に
対応させて瞬時に、且つ確実に該熱交換器を複数の押圧
プレートによって確実に挾持することが出来ると共に、
熱交換器に挿通された管の外径や挿通箇所又はピッチ等
が熱交換器の種類によって逐次異なる場合であっても簡
単に、且つ確実に前記管の下端部を弾性レシーバで受け
て前記熱交換器を保持することが出来る。
【0036】更に、前記押圧プレートの夫々が、伸縮手
段を介して突出自在に設けられた場合には、所定の幅を
有して位置決めされた保持台上に載置された熱交換器の
幅が該熱交換器の種類又は所定品番等によって夫々異な
る場合であっても前記押圧プレートの突出によって確実
に熱交換器を挾持することも出来る。
【0037】従って、上記熱交換器を構成する複数の放
熱フィンに挿通された管の挿通方向での該熱交換器の全
高が熱交換器の種類によって夫々異なる場合であって
も、瞬時に、且つ確実に該熱交換器の全高に対応させて
該熱交換器を押圧プレートを介して挾持することで拡管
時に於ける熱交換器の歪みを完全に防止することが出来
ると共に、該熱交換器に挿通された管の外径や挿通箇所
又はピッチ等が熱交換器の種類によって逐次異なる場合
であっても簡単に、且つ確実に前記管の下端部を受けて
前記熱交換器を保持することにより従来の様なレシーバ
の入換え作業が必要となるばかりか、従来の様に挿通さ
れる管の外径、挿通箇所又はピッチ等によって多種多量
なレシーバそのものも不必要になるいう格別な効果をも
有するに至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に於ける拡管装置を示し、同
図(イ)は正面図、同図(ロ)は側面図。
【図2】本実施例に於ける拡管装置の押圧プレート間隔
調整装置を示し、同図(イ)は作動前の拡大側面図、同
図(ロ)は作動時の拡大側面図。
【図3】本実施例に於ける弾性レシーバの取付け状態を
示す斜視図。
【図4】本実施例に於ける熱交換器挾持装置を示し、同
図(イ)は熱交換器挾持前の平面図、同図(ロ)は熱交
換器挾持後の平面図。
【図5】本実施例に於ける弾性レシーバの拡管時の状態
を示す斜視図。
【図6】熱交換器挾持装置の他の実施例を示す平面図。
【図7】従来の拡管装置を示し、同図(イ)は正面図、
同図(ロ)は拡管時に於ける熱交換器の一部拡大断面
図。
【図8】従来の拡管装置に於けるレシーバの入換時の状
態を示す斜視図。
【符号の説明】
1…拡管装置本体 2…熱交換器挾持装置 2c…押圧プレート 3…押圧プレート間隔調整装置 7…熱交換器保持台 7b…弾性レシーバ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡管用の複数のマンドレル(10)を、熱交
    換器(16a) に設けられた拡管対象の複数の管(14)に圧入
    可能に挿着した往復作動体(9) と、該往復作動体(9) を
    往復動させて前記複数の管(14)を拡管するための往復動
    機構とを備えた拡管装置に於いて、該拡管装置本体(1)
    には、熱交換器保持台(7) に保持された熱交換器(16a)
    が前記往復作動体(9) と対向して位置決めされた際に、
    該往復作動体(9) の往復動方向と交差する方向で前記熱
    交換器(16a) を挟持可能な少なくとも一対の熱交換器挟
    持体を備えた熱交換器挟持装置(2) が設けられ、且つ該
    熱交換器挟持装置(2) に設けられた前記熱交換器挟持体
    には、前記往復作動体(9)の往復動方向と交差する方向
    に沿って複数の押圧プレート(2c)が多段式に設けられる
    と共に、且つ該熱交換器挟持体には、夫々隣接する押圧
    プレート(2c)の各々の間隔を前記往復作動体(9) の往復
    動方向に沿った方向で拡縮自在とする押圧プレート間隔
    調整装置(3) が設けられてなり、しかも前記熱交換器保
    持台(7) には、前記往復作動体(9) を介しての前記熱交
    換器(16a) の拡管時に、該往復作動体(9) に挿着された
    マンドレル(10)の圧入によって該往復作動体(9) の移動
    方向に付勢される該熱交換器(16a) の管(14)を受けるた
    めの弾性レシーバ(7b)が設けられてなることを特徴とす
    る拡管装置。
  2. 【請求項2】 前記押圧プレート(2c)の夫々が、伸縮手
    段を介して突出自在に設けられた請求項1記載の拡管装
    置。
  3. 【請求項3】 前記弾性レシーバ(7b)が、ゴムで形成さ
    れた請求項1又は2記載の拡管装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性レシーバ(7b)が、前記熱交換器
    保持台(7) に着脱自在に設けられた請求項1乃至3何れ
    かに記載の拡管装置。
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