JP2549204Y2 - 拡管装置 - Google Patents

拡管装置

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JP2549204Y2
JP2549204Y2 JP8568092U JP8568092U JP2549204Y2 JP 2549204 Y2 JP2549204 Y2 JP 2549204Y2 JP 8568092 U JP8568092 U JP 8568092U JP 8568092 U JP8568092 U JP 8568092U JP 2549204 Y2 JP2549204 Y2 JP 2549204Y2
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謙治 戸倉
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、熱交換器の拡管装置、
更に詳しくは熱交換器の全高や全幅等が、該熱交換器の
種類によって全く異なる場合であっても、確実に該熱交
換器を挾持して該熱交換器を形成する放熱フィンと複数
の管とを該管の拡管を介して一体的に固着させるための
拡管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の拡管装置としては、例え
ば、図6(イ)に示す様に、シリンダー8,8を介して
往復動自在で、且つ中央部に位置決めされた略矩形状の
往復作動体9に、複数の拡管用マンドレル10を吊設する
と共に、該往復作動体9の下方には後述する熱交換器の
拡管時於ける管の突出長を決定するストリッパー11a を
具備したストリッパープレート11を前記往復作動体9と
連動して往復動自在に具備した構成からなる拡管装置12
が存在する。
【0003】即ち、上記構成からなる拡管装置12は、前
記ストリッパープレート11の下方に、複数枚の放熱フィ
ン13に下端部14a が略U字状に形成された拡管対象の管
14を複数列同方向で貫挿し、且つ該管14が貫挿された放
熱フィン13の両端に所望のエンドプレート15a ,15b を
有して形成された熱交換器16を、レシーバ17を介して載
置してなるものであり、しかも前記シリンダー8,8を
介して前記往復作動体9を下降させることによって、同
図(ロ)の様に、拡管用マンドレル10を前記熱交換器16
の管14内に圧入して該管14を拡管させ、且つ該管14を介
して前記エンドプレート15a ,15b 並びに前記複数枚の
放熱フィン13の夫々を一体的に固着させることが出来る
ものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】然しながら、上記従来
の構成からなる拡管装置に於いては、下記の様な問題点
があった。
【0005】即ち、上記従来の拡管装置は往復作動体に
吊設された拡管用マンドレルを前記熱交換器に貫挿され
た管内に圧入して該管を拡管させるものである。
【0006】よって、前記管内に拡管用マンドレルを圧
入する場合に於いて、該管の拡管にともなって熱交換器
全体に歪みが発生することとなる。
【0007】従って、拡管時に於ける熱交換器の歪みを
防止すべく該熱交換器を前記往復作動体の往復動方向と
交差する方向で挾持することによって拡管時の熱交換器
の歪みを防止することにはなるが、如何せん、熱交換器
の全高や全幅等は、該熱交換器の種類によって異なるだ
けでなく、又該熱交換器の種類によっては、拡管時に於
いて、熱交換器に貫挿された拡管対象外の管に対向する
位置に吊設された拡管用マンドレルや前記エンドプレー
トに当接する恐れのある拡管用マンドレル等を該往復作
動体より予め取外しておかなければならないことから、
その取外し作業が非常に煩雑で、且つ時間がかかるだけ
でなく、熱交換器の全高や全幅等の異なる全ての熱交換
器にも対応可能な熱交換器挾持体が必要であるという極
めて重大な問題が生じていた。
【0008】然して、本考案は上記の問題を全て解決す
るものであり、熱交換器の全高や全幅等が、該熱交換器
の種類によって全く異なる場合であっても、瞬時に、且
つ正確に熱交換器を挾持して拡管時に於ける該熱交換器
の歪みを防止することが出来るだけでなく、熱交換器に
貫挿された拡管対象外の管に対向する拡管用マンドレル
や熱交換器のエンドプレートに当接する恐れのある拡管
用マンドレル等を往復作動体より取外すことなく、瞬時
に、しかも簡単に所定の拡管用マンドレルのみを前記拡
管対象外の管やエンドプレートより逃避させて該拡管対
象外の管やエンドプレートを保護することが出来る極め
て優れた拡管装置を提供することを課題とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、本考案は拡管装置
に於いて、拡管装置本体には、往復作動体の往復動方向
と交差する方向で熱交換器を挟持可能な少なくとも一対
の熱交換器挟持体を備えた熱交換器挟持装置が設けら
れ、且つ前記往復作動体には、拡管時に該熱交換器に対
向して前進する往復作動体から拡管対象外の管に対向す
るマンドレルのみを該往復作動体の移動方向とは逆方向
に突出させて逃避させるマンドレル逃がし手段が設けら
れてなり、しかも該マンドレル逃がし手段を介して前記
往復作動体の移動方向とは逆方向に突出するマンドレル
並びに該往復作動体と共に前進するマンドレルの全て
が、常に該往復作動体からの挿脱を阻止されるべくマン
ドレル支持手段を介して前記往復作動体に支持された点
にある。
【0010】更に、熱交換器挟持体には、前記往復作動
体の往復動方向と交差する方向に沿って分割された押圧
プレートが多段式に設けられ、しかも前記熱交換器挟持
体には、夫々隣接する押圧プレートの各々の間隔を前記
往復作動体の往復動方向に沿った方向で拡縮自在とする
押圧プレート間隔調整装置が設けられた点にある。
【0011】
【作用】上記構成からなる拡管装置に於いては、拡管装
置本体1に、前記往復作動体9の往復動方向と交差する
方向で前記熱交換器16を挟持可能な少なくとも一対の熱
交換器挟持体を備えた熱交換器挟持装置2が設けられ、
且つ前記往復作動体9には、拡管時に該熱交換器16に対
向して前進する往復作動体9から拡管対象外の管14に対
向するマンドレル10のみを該往復作動体9の移動方向と
は逆方向に突出させて逃避させるマンドレル逃がし手段
が設けられてなり、しかも該マンドレル逃がし手段を介
して前記往復作動体9の移動方向とは逆方向に突出する
マンドレル10並びに該往復作動体9と共に前進するマン
ドレル10の全てが、常に該往復作動体9からの挿脱を阻
止されるべくマンドレル支持手段を介して前記往復作動
体9に支持されてなることから、熱交換器16の全幅が、
該熱交換器16の種類によって全く異なる場合であって
も、瞬時に、且つ正確に熱交換器16を挾持して拡管時に
於ける該熱交換器16の歪みを防止することが出来るだけ
でなく、熱交換器16に貫挿された拡管対象外の管14に対
向すべく熱交換器16に貫挿された拡管対象外の管14に対
向する拡管用マンドレル10や熱交換器16のエンドプレー
ト15a に当接する恐れのある拡管用マンドレル10等を往
復作動体9より取外すことなく、瞬時に、しかも簡単に
所定の拡管用マンドレルのみを前記拡管対象外の管14や
エンドプレート15a より逃避させて該拡管対象外の管14
やエンドプレート15a を保護することが出来る。
【0012】更に、前記熱交換器挟持体には、前記往復
作動体9の往復動方向と交差する方向に沿って分割され
た押圧プレート2cが多段式に設けられてなり、しかも前
記熱交換器挟持体には、夫々隣接する押圧プレート2cの
各々の間隔を前記往復作動体9の往復動方向に沿った方
向で拡縮自在とする押圧プレート間隔調整装置3が設け
られてなることから、熱交換器16の全高が、該熱交換器
16の種類によって全く異なる場合であっても、熱交換器
16の全高に対応させて瞬時に、且つ確実に該熱交換器16
を複数分割された押圧プレート2cによって挾持すること
が出来る。
【0013】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に従って説明
する。
【0014】尚、本考案の一実施例に於ける拡管装置の
構成に関し、従来例の拡管装置と重複する箇所の説明は
以下省略する。
【0015】図1に於いて、1は基台1a上に垂設された
2本の支柱1bを介して立設された拡管装置本体を示す。
【0016】2は上記拡管装置本体1の下部に設けら
れ、且つ該拡管装置本体1の側方を通り抜け自在で敷設
された搬送レール7a上を移動する熱交換器載置台7に載
置されて順次搬送される熱交換器16を、該熱交換器16の
前後方向で挾持する前面押えガイド2a並びに後面押えガ
イド2bとから構成された熱交換器挾持体を備えた熱交換
器挾持装置を示す。
【0017】尚、上記熱交換器挾持装置2の熱交換器挾
持体の一方の前面押えガイド2aは、上記拡管装置本体1
の基台1aの前方側に延出すべく敷設された案内レール6
上を該拡管装置本体1の前面に対面して移動自在(矢印
A)に設けられてなり、しかも該前面押えガイド2a並び
に前記後面押えガイド2bには、複数のシリンダー5が設
けられ、且つ該複数のシリンダー5の組み合わせによっ
て前記往復作動体9の往復動方向と交差する方向、即
ち、前記拡管装置本体1の前後方向に沿った方向で突出
自在な押圧プレート2cが多段式に設けられてなる。
【0018】又、上記押圧プレート2cを突出させるシリ
ンダー5の各々は、図3(イ)に示す様に、該シリンダ
ー5を具備して隣接するケース体5aの各々の間隔を、所
定の間隔で拡縮自在とするために所定の長さを有した棒
体4と該棒体4に所定の間隔で取付けられたシリンダー
係止体4aとを介して多段に、且つ吊架可能に連結されて
なる。
【0019】更に、同図(ロ)に於いて、上記多段に、
且つ吊架可能に連結された一端側のケース体5aには、電
動機3a並びに減速機3bが設けられ、しかも所定の箇所に
垂設又は垂下された螺旋棒3cを介して上記多段に連結さ
れたケース体5aの夫々の間隔を自動的に拡縮自在(矢印
B)とするための押圧プレート間隔調整装置3が形成さ
れてなる。
【0020】図2に於いて、9bは前記往復作動体9の貫
通孔9aと、該貫通孔9aに挿通されるマンドレル10の一端
部に設けられ、且つ該マンドレル10の軸部10b よりも大
径の頭部10a とによって構成されたマンドレル支持手段
を具備する前記往復作動体9の貫通孔9a内で、前記マン
ドレル10の軸長方向と交差する方向で該マンドレル10の
頭部10a の上方位置で出退自在に設けられたマンドレル
逃がし手段としての往復移動体を示し、前記マンドレル
支持手段を介して該往復作動体9に支持されるマンドレ
ル10の夫々に対応して配設された複数のシリンダー9cの
伸縮ロッド9dに取付けられ、且つ前記貫通孔9aに穿設さ
れた案内孔9eに沿って往復移動自在な構成にしてなる。
【0021】本実施例に係る拡管装置は以上の構成から
なるが、次に係る装置を介して全高並びに全幅の異なる
熱交換器の拡管を行う場合について説明する。
【0022】先ず、予め拡管を行う熱交換器の品番、種
類等に応じた前記往復作動体9並びにストリッパープレ
ート11の下降寸法等を、上記拡管装置本体1に設けられ
た自動制御装置(図示せず)内の中央処理装置(図示せ
ず)に記憶させておくことにより、図3(ロ)に示す様
に、拡管時に於いて、例えば、標準長の熱交換器16より
全高が高い熱交換器16a の品番等を前記自動制御装置
(図示せず)に入力するだけで、該自動制御装置(図示
せず)並びに前記押圧プレート間隔調整装置3を介して
前記熱交換器挾持体の両押えガイドに隣接して設けられ
た押圧プレート2cの各々の間隔を自動的に拡げて(矢印
C)前記熱交換器16b の全高に応じた間隔で前記押圧プ
レートの夫々を所定の位置でセットすることが出来る。
【0023】その後、図4(イ)に示す様に、前記拡管
装置本体1の側方を通り抜け自在で敷設された搬送レー
ル7a上を熱交換器16を載置した熱交換器載置台7が、前
記拡管装置本体1に設けられた往復作動体9(図示せ
ず)並びにストリッパープレート11(図示せず)の真下
まで搬送(矢印D)されて来ると共に、所定の一時停止
機構(図示せず)を介して位置決めされることとなる。
【0024】次に、上記往復作動体9(図示せず)並び
にストリッパープレート11(図示せず)の真下で位置決
めされた熱交換器9は、同図(ロ)に示す様に、前記熱
交換器挾持装置2の前面押えガイド2a並びに後面押えガ
イド2bに設けられたシリンダー5の伸長(矢印E)によ
る押圧プレート2cの突出によって挾持することが出来
る。
【0025】尚、上記の如く熱交換器挾持装置2の前面
押えガイド2a並びに後面押えガイド2bに設けられたシリ
ンダー5の伸長(矢印E)による押圧プレート2cの突出
を介して熱交換器16を挾持する場合に於いて、該熱交換
器16の全幅が、前記熱交換器挾持装置2の前面押えガイ
ド2a並びに後面押えガイド2bの設けられた方向に沿った
方向で、増減したとしても前記押圧プレート2cのシリン
ダー5の伸縮長を前記自動制御装置(図示せず)を介し
て瞬時に調整して確実に熱交換器16を挾持することが出
来る。
【0026】従って、上記熱交換器16の全高や全幅が熱
交換器16の種類によって夫々異なる場合であっても、瞬
時に、且つ確実に該熱交換器16の全高又は全幅に対応さ
せて該熱交換器16を押圧プレートを介して挾持すること
で拡管時に於ける熱交換器16の歪みを完全に防止するこ
とが出来る。
【0027】更に、上記往復作動体9には、該熱交換器
挟持装置2を介して挟持された熱交換器16の拡管時に、
該熱交換器16に対向して前進する往復作動体9から拡管
対象外の管14に対向するマンドレル10のみを該往復作動
体9の移動方向とは逆方向に突出させて逃避させるマン
ドレル逃がし手段が設けられ、しかも該マンドレル逃が
し手段を介して前記往復作動体9の移動方向とは逆方向
に突出するマンドレル10並びに該往復作動体9と共に前
進するマンドレル10の全てが、常に該往復作動体9から
の挿脱を阻止されるべくマンドレル支持手段を介して前
記往復作動体9に支持されてなることから、上記の様
に、熱交換器16の全幅が、該熱交換器16の種類によって
全く異なる場合に於いて、該熱交換器16に貫挿された拡
管対象外の管14に対向すべく熱交換器16に貫挿された拡
管対象外の管14に対向する拡管用マンドレル10や熱交換
器16のエンドプレート15a に当接する恐れのある拡管用
マンドレル10等を往復作動体9より取外すことなく、瞬
時に、しかも簡単に所定の拡管用マンドレルのみを前記
拡管対象外の管14やエンドプレート15a より逃避させて
該拡管対象外の管14やエンドプレート15a を保護するこ
とが出来る。
【0028】尚、上記実施例に於いて、拡管を行うため
の熱交換器は、上記拡管装置本体の下部に設けられ、且
つ該拡管装置本体の側方を通り抜け自在で敷設された搬
送レール上を移動する熱交換器載置台に載置されて順次
搬送されてくるが、要は拡管装置本体に設けられた往復
作動体に対面して位置決めされる構成であれば、必ずし
も拡管装置本体の側方を通り抜け自在で敷設された搬送
レール上を移動する熱交換器載置台に載置されて順次搬
送されてくる必要はなく、例えば、該拡管装置の前方か
ら順次搬送され、且つ拡管後に再び拡管装置の前方向に
退く構成であってもよい。
【0029】更に、上記実施例に於いて、拡管装置本体
には、位置決めされた熱交換器を、該熱交換器の前後方
向で挾持する前面押えガイド並びに後面押えガイドとか
らなる熱交換器挾持体を有した熱交換器挾持装置が設け
られ、しかも前者前面押えガイドは、上記拡管装置本体
の基台の前方側に延出すべく敷設された案内レール上を
該拡管装置本体の前面に対面して移動自在に設けられ、
且つ該前面押えガイド並びに前記後面押えガイドには、
複数のシリンダーの組み合わせによって前記往復作動体
の往復動方向と交差する方向に沿って分割された押圧プ
レートが多段式に設けられ、しかも前記熱交換器挟持体
には、夫々隣接する押圧プレートの各々の間隔を前記往
復作動体の往復動方向に沿った方向で拡縮自在とする押
圧プレート間隔調整装置が設けられてなるが、要は往復
作動体の往復動方向と交差する方向に沿って前記熱交換
器を挾持可能な熱交換器挾持体を有した熱交換器挾持装
置が設けられていればその具体的な機構、形状、数量、
配設箇所等も決して限定されない。
【0030】更に、熱交換器挾持体を構成する前面押え
ガイド並びに後面押えガイドに設けられた押圧プレート
が、複数のシリンダーの組み合わせによって前記往復作
動体の往復動方向と交差する方向で突出する必要はな
く、押圧プレートの各々が前面押えガイド並びに後面押
えガイドに平面的に設けられ、且つ両押えガイドが前記
熱交換器を直接挾持すべく接離自在に設けられた構成で
あってもよく、又必ずしも本考案に於ける必須の要件で
ないのは言うまでもない。
【0031】更に、該押圧プレートが、図5に示す様
に、往復作動体の往復動方向に沿った方向で複数設けら
れていてもよく、該押圧プレートの数量、配設箇所、形
状等も決して限定されるものではない。
【0032】又、上記実施例に於いて、熱交換器挾持体
には、多段式に設けられた押圧プレートの各々の間隔を
前記往復作動体の往復動方向に沿った方向で拡縮自在と
するための押圧プレート間隔調整装置が、電動機、減速
機並びに螺旋棒等を介して設けられてなるが、要は、全
高の異なる熱交換器を確実に挾持すべく多段式に設けら
れた押圧プレートの各々の間隔を拡縮自在とすることが
出来るものであれば、必ずしも前記押圧プレート間隔調
整装置が、電動機、減速機並びに螺旋棒等を介して設け
られてなくともよく、例えば、ラックとピニオン、梃機
構、シリンダー等の組み合わせであってもよく、押圧プ
レート間隔調整装置の具体的な拡縮機構や数量、取付け
箇所等も決して限定されない。
【0033】更に、上記実施例に於いて、熱交換器挾持
体を構成する両押えガイドの一方の前面押えガイドは、
上記拡管装置本体の基台の前方側に延出すべく敷設され
た案内レール上を該拡管装置本体の前面に対面して移動
自在に設けられてなるが、要は搬送されてくる熱交換器
を挾持することが出来るものであれば、例えば、両押え
ガイドが前記熱交換器を挾持すべく回動自在に前記基台
上に設けられていてもよく、熱交換器挾持体の具体的な
形状、機構、数量、取付け箇所等の具体的な構成も決し
て限定されない。
【0034】更に、実施例に於いて、拡管装置は基台上
に立設した支柱を介して立設された所謂、竪型拡管装置
であるが、要は拡管用の複数のマンドレルが、熱交換器
に設けられた拡管対象の複数の管に圧入可能とすべく挿
着された往復作動体と、該往復作動体を往復動させて前
記複数の管を拡管するための往復動機構とを備えていれ
ば横型拡管装置であってもよいのは言うまでもなく、拡
管装置の具体的な形状、機構、構成等も決して限定され
るものではない。
【0035】更に、上記実施例に於いて、マンドレル逃
がし手段は、マンドレルを支持する往復作動体の貫通孔
内で、該マンドレルの軸長方向と交差する方向で該マン
ドレルの頭部の上方位置で出退自在に設けられた往復移
動体で構成されてなるが、前記マンドレルの軸長方向と
交差する方向で該マンドレルに貫通脱自在な往復移動体
であってもよく、又必ずしも往復作動体の貫通孔に支持
された全てのマンドレルの夫々に対応する必要もなく所
定のマンドレルが支持されたいくつかの貫通孔内に限定
して設けられていてもよく、更にマンドレル逃がし手段
が、複数の貫通孔が穿設された板状体で形成され、且つ
前記往復作動体の上方位置で出退自在に挿着されたもの
であってもよく、該マンドレル逃がし手段の具体的な機
構、形状、取付け箇所等も決して限定されないのは言う
までもない。
【0036】更に、上記実施例に於いて、マンドレル支
持手段は、前記往復作動体の貫通孔と、該貫通孔に挿通
されるマンドレルの一端部に設けられ、且つ該マンドレ
ルの軸部よりも大径の頭部とによって構成されてなる
が、例えば、該マンドレルの軸部に、該マンドレルの軸
長方向に沿って溝が刻設され、且つ前記往復作動体の貫
通孔に、前記マンドレルの軸長方向に沿って刻設された
溝に嵌入可能な突起体が設けられ、且つ双方の係合によ
ってマンドレルを支持する構成であってもよく、又必ず
しもマンドレルの軸部よりも大径の頭部を有している必
要もなく、マンドレル支持手段の具体的な機構、形状等
も決して限定されるものではない。
【0037】然して、本考案に於ける拡管装置に設けら
れた熱交換器挾持装置、押圧プレート間隔調整装置及び
マンドレル逃がし手段並びにマンドレル支持手段の数
量、形状、配設箇所、駆動機構等の具体的な構成も全て
本考案の意図する範囲内で任意に設計変更自在である。
【0038】
【考案の効果】叙上の様に、本考案は、拡管装置本体
に、往復作動体の往復動方向と交差する方向で前記熱交
換器を挟持可能な少なくとも一対の熱交換器挟持体を備
えた熱交換器挟持装置が設けられ、且つ前記往復作動体
には、該熱交換器挟持装置を介して挟持された熱交換器
の拡管時に、該熱交換器に対向して前進する往復作動体
から拡管対象外の管に対向するマンドレルのみを該往復
作動体の移動方向とは逆方向に突出させて逃避させるマ
ンドレル逃がし手段が設けられ、しかも該マンドレル逃
がし手段を介して前記往復作動体の移動方向とは逆方向
に突出するマンドレル並びに該往復作動体と共に前進す
るマンドレルの全てが、常に該往復作動体からの挿脱を
阻止されるべくマンドレル支持手段を介して前記往復作
動体に支持されてなることから、熱交換器の全幅が、該
熱交換器の種類によって全く異なる場合であっても、瞬
時に、且つ正確に熱交換器を挾持して拡管時に於ける該
熱交換器の歪みを防止することが出来るだけでなく、熱
交換器に貫挿された拡管対象外の管に対向すべく熱交換
器に貫挿された拡管対象外の管に対向する拡管用マンド
レルや熱交換器のエンドプレートに当接する恐れのある
拡管用マンドレル等を往復作動体より取外すことなく、
瞬時に、しかも簡単に所定の拡管用マンドレルのみを前
記拡管対象外の管やエンドプレートより逃避させて該拡
管対象外の管やエンドプレートを保護することが出来
る。
【0039】更に、前記熱交換器挟持体には、前記往復
作動体の往復動方向と交差する方向に沿って分割された
押圧プレートが多段式に設けられ、しかも前記熱交換器
挟持体には、夫々隣接する押圧プレートの各々の間隔を
前記往復作動体の往復動方向に沿った方向で拡縮自在と
する押圧プレート間隔調整装置が設けられてなることか
ら、熱交換器の全高が、該熱交換器の種類によって全く
異なる場合であっても、熱交換器の全高に対応させて瞬
時に、且つ確実に該熱交換器を複数分割された押圧プレ
ートによって挾持することが出来る。
【0040】従って、拡管を行う熱交換器の全高や全幅
等が、該熱交換器の種類によって全く異なる場合であっ
ても、確実に熱交換器を挾持して拡管時に於ける該熱交
換器の歪みの発生を防止することが出来ると共に、不要
の拡管用マンドレルを往復作動体より取外すことなく拡
管パターンのことなる拡管作業を行えることから、作業
性並びに生産性を飛躍的に向上させることが出来るとい
う格別な効果を有するに至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に於ける拡管装置を示し、同
図(イ)は正面図、同図(ロ)は側面図。
【図2】本実施例に於ける拡管装置のマンドレル逃がし
手段及びマンドレル支持手段が設けられた往復作動体の
要部断面図。
【図3】本実施例に於ける拡管装置の押圧プレート間隔
調整装置を示し、同図(イ)は作動前の拡大側面図,同
図(ロ)は作動時の拡大側面図。
【図4】本実施例に於ける熱交換器挾持装置を示し、同
図(イ)は熱交換器挾持前の一部断面平面図,同図
(ロ)は熱交換器挾持後の一部断面平面図。
【図5】熱交換器挾持装置の他の実施例を示す一部平面
図。
【図6】従来の拡管装置を示し、同図(イ)は正面図,
同図(ロ)は拡管時に於ける熱交換器の一部拡大断面
図。
【符号の説明】
1…拡管装置本体 2…熱交換器挾持装置 2c…押圧プレート 3…押圧プレート間隔調整装置 9…往復作動体 9a…貫通孔 9b…往復移動体 10…マンドレル 10a …マンドレル頭部 10b …マンドレル軸部

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡管用の複数のマンドレル(10)が、熱交
    換器(16)に挿通された複数の管(14)に圧入可能とすべく
    対向して具備された往復作動体(9) と、該往復作動体
    (9) を往復動させて前記複数の管(14)を拡管するための
    往復動機構とを備えた拡管装置に於いて、該拡管装置本
    体(1) には、前記往復作動体(9) の往復動方向と交差す
    る方向で前記熱交換器(16)を挟持可能な少なくとも一対
    の熱交換器挟持体を備えた熱交換器挟持装置(2) が設け
    られ、且つ前記往復作動体(9) には、拡管時に前記熱交
    換器(16)に対向して前進する往復作動体(9) から拡管対
    象外の管(14)に対向するマンドレル(10)のみを該往復作
    動体(9) の移動方向とは逆方向に突出させて逃避させる
    マンドレル逃がし手段が設けられてなると共に、該マン
    ドレル(10)の全てが、常に該往復作動体(9) からの挿脱
    を阻止されるべくマンドレル支持手段を介して前記往復
    作動体(9) に支持された構成にしてなることを特徴とす
    る拡管装置。
  2. 【請求項2】 前記熱交換器挟持体には、前記往復作動
    体(9) の往復動方向と交差する方向に沿って分割された
    押圧プレート(2c)が多段式に設けられてなり、しかも前
    記熱交換器挟持体には、夫々隣接する押圧プレート(2c)
    の各々の間隔を前記往復作動体(9) の往復動方向に沿っ
    た方向で拡縮自在とする押圧プレート間隔調整装置(3)
    が設けられてなることを特徴とする請求項1記載の拡管
    装置。
  3. 【請求項3】 前記押圧プレート(2c)の夫々が、伸縮手
    段を介して突出自在に設けられた構成にしてなることを
    特徴とする請求項2記載の拡管装置。
  4. 【請求項4】 前記マンドレル逃がし手段が、前記マン
    ドレル(10)を支持する往復作動体(9) の貫通孔(9a)内
    で、該マンドレル(10)の軸長方向と交差する方向で該マ
    ンドレル(10)に貫通脱自在又は該マンドレル(10)の頭部
    (10a) の上方位置で出退自在に設けられた往復移動体(9
    b)である請求項1乃至3何れかに記載の拡管装置。
  5. 【請求項5】 前記マンドレル支持手段が、前記往復作
    動体(9) の貫通孔(9a)と、該貫通孔(9a)に挿通されるマ
    ンドレル(10)の一端部に設けられ、且つ該マンドレル(1
    0)の軸部(10b)よりも大径の頭部(10a) とからなること
    を特徴とする請求項1乃至4何れかに記載の拡管装置。
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