JP3683479B2 - 拡管装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多重重合された放熱フィンと該放熱フィンに挿通された複数の管とを、該管を拡径する拡管マンドレルの管内への圧入によって一体化させて熱交換器を製造する拡管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の拡管装置としては、例えば、図2に示す如く、基台部50上に立設された一対の支柱51,51の上端に跨がって天井部52が架設されると共に、該天井部52にシリンダー53が取り付けられ、該シリンダー53の伸縮を介して昇降自在な作動プレート54の裏面側に複数の拡管用マンドレル55,…が挿着された構成が一般的である。
【0003】
前記拡管用マンドレル55,…は、熱交換器の管径に合わせて長尺且つ小径に形成されているため、圧入時における横方向の撓みを規制すべく、適宜位置にて支持しておく必要がある。そこで、拡管装置では、作動プレート54の下方位置に複数のガイドプレート56,…を配設し、さらに最下方位置にエンドプレート57を配設して、拡管用マンドレル55,…がこれらガイドプレート56,…、エンドプレート57に挿通されるようになっている。
【0004】
そして、前記作動プレート54、ガイドプレート56,…、及びエンドプレート57には、基台部50と天井部52とを上下に連結する左右一対のガイドバー58,58が挿通され、これら作動プレート54、ガイドプレート56,…、及びエンドプレート57は、互いに平行な関係を維持しつつガイドバー58,58に沿って昇降自在となっている。尚、作動プレート54、ガイドプレート56,…、及びエンドプレート57には、それぞれ吊りボルト59,…が挿通され(図中、右側は図示しない)、該吊りボルト59,…の両端に設けられた頭部59a,…との係合によって、作動プレート54、ガイドプレート56,…、及びエンドプレート57の最大開き間隔が決められている。
【0005】
また、前記作動プレート54、ガイドプレート56,…、及びエンドプレート57には、ガイドバー58と平行な一対のボールネジ60,60が挿通され、その下端がエンドプレート57に回転自在に支持されている。そして、該ボールネジ60,60には、それぞれ上方側ストッパー61が螺着されている。該上方側ストッパー61には、円柱状のガイドバー58の約二分の一円弧面に当接する半割り部が形成されており、図示しないモーターによりボールネジ60が回転すると、半割り部がガイドバー58に沿ってスライドしつつ上方側ストッパー61がボールネジ60に沿って上下方向に螺動する。そして、該上方側ストッパー61は、ガイドプレート56,…に形成された長孔56a,…を通り抜けて作動プレート54の裏面側に当接可能になっている。
【0006】
さらに、前記基台部50とエンドプレート57との間には、下方側ストッパー62が設けられている。該下方側ストッパー62は、前方側にガイドバー58が挿通され、後方側が支柱51に固定されたガイドレール63にスライド自在に取り付けられている。また、ガイドバー58とガイドレール63との間には、両者と平行な第二のボールネジ64が設けられ、その下端が基台部50に回転自在に支持されている。そして、該第二のボールネジ64には、前記下方側ストッパー62が螺着されている。従って、図示しないモーターにより第二のボールネジ64が回転すると、前方側がガイドバー58に沿ってスライドし且つ後方側がガイドレール63に沿ってスライドしつつ下方側ストッパー62が第二のボールネジ64に沿って上下方向に螺動する。そして、該下方側ストッパー62は、シリンダー53の伸長によって下降するエンドプレート57の裏面側に当接可能になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の拡管装置は、ガイドバー58、第二のボールネジ64、及びガイドレール63が横並びに配置され、基台部50の左右側方を塞ぐ構成であるため、基台部50に対してワークを前方向Pからしか搬入・搬出させることができない。従って、熱交換器の生産ラインを構築する場合、他の装置から拡管装置へのワークの搬入、或いは拡管装置から他の装置へのワークの搬出は左右方向Qで行うという制約があるから、生産ラインの搬送経路に折返し部が生じ、この結果、搬送効率が悪くなるばかりでなく、折返し部のための特別な搬送機構が必要となってコストも悪化する。
【0008】
そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、ワークの搬送経路を一直線化、即ち拡管装置の側方からワークを搬入し、反対側からワークを搬出する方式(いわゆるセンター通し方式)を採用することにより、搬送効率を上げることができ、併せて、好適な生産ラインを構築することができる拡管装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、上下に対向する基台部2及び天井部4、そして基台部2及び天井部4の後方側を上下に連結する支柱3,3からなる装置フレーム1の天井部4に取り付けられたシリンダー5と、基台部2及び天井部4との間に介装され、上下方向に伸縮するシリンダーロッド5aに取り付けられた作動プレート6と、該作動プレート6の下方位置に配され、該作動プレート6と接離自在に吊り下げ支持されたガイドプレート8,…と、該ガイドプレート8の下方位置に配され、該ガイドプレート8と接離可能に吊り下げ支持されたエンドプレート9と、該エンドプレート9の下方位置に配された下方側ストッパー19とを備えた拡管装置において、作動プレート6、エンドプレート9、及び下方側ストッパー19の前方側に位置するように基台部2から上方に立設された第一のガイドバー10,10と、作動プレート6、エンドプレート9、及び下方側ストッパー19の後方側に位置するように支柱3,3に固定されたガイドレール11,11とによって、作動プレート6、エンドプレート9、及び下方側ストッパー19が上下方向にスライド自在に構成され、しかも、ガイドプレート8,…及び作動プレート6に順次挿通されるようにエンドプレート9から上方に立設された第二のガイドレール14,14によって、ガイドプレート8,…が上下方向にスライド自在に構成され、さらに、下方側ストッパー19の後方側に螺着するように基台部2から上方に回転自在に立設された第二のボールネジ20によって、下方側ストッパー19が上下方向に螺動自在に構成されてなることを特徴とする拡管装置を提供する。
【0010】
また、本発明は、前記ガイドプレート8,…及び作動プレート6に順次挿通されるようにエンドプレート9から上方に回転自在に立設された第一のボールネジ15が設けられ、該ボールネジ15に、ガイドプレート8,…を通過して、作動プレート6の裏面側に当接可能な上方側ストッパー17,17が設けられて構成の拡管装置をも提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図1に基づき説明する。
【0012】
本実施形態に係る拡管装置では、基台部2の後方側左右位置から上方に立設された一対の支柱3,3の上端に跨がって天井部4が架設され、該基台部2、支柱3,3、及び天井部4から装置フレーム1が構成される。そして、該天井部4には、該天井部4の裏面側から基台部2に向けて出退するシリンダーロッド5aを備えたシリンダー5が取り付けられている。前記シリンダーロッド5aの先端には、長方形状の作動プレート6がその中央部にて固着されており、シリンダー5の伸縮を介して作動プレート6が昇降自在となっている。また、作動プレート6の裏面側には、複数の拡管用マンドレル7,…が挿着されており、作動プレート6の昇降に伴って拡管用マンドレル7,…も追従して昇降する。
【0013】
前記拡管用マンドレル7,…は、熱交換器の管径に合わせて長尺且つ小径に形成されており、圧入時における横方向の撓みを規制すべく、適宜位置にて支持しておく必要がある。そこで、作動プレート6の下方位置には、複数のガイドプレート8,…、及びさらに最下方位置にエンドプレート9が配設され、拡管用マンドレル7,…がこれらガイドプレート8,…、及びエンドプレート9にスライド自在に挿通されている。
【0014】
前記装置フレーム1は、前方側左右位置に一対の第一のガイドバー10,10を備えている。即ち、第一のガイドバー10は、上端が天井部4の前方側(の角部)に支持されると共に、下端が基台部2の前方側(の角部)に支持されて、基台部2と天井部4とを上下に連結する棒体である。また、装置フレーム1は、後方側左右位置に一対のガイドレール11,11を備えている。即ち、ガイドレール11は、上端が天井部4の後方側(の角部)に近接すると共に、下端が基台部2の後方側(の角部)に近接して、左右の支柱3,3にそれぞれ上下方向に固定された軌条である。
【0015】
前記作動プレート6は、前方側の左右位置に一対の第一のガイドバー10,10が挿通され、且つ、後方側の左右位置が一対のガイドレール11,11にスライド自在に取り付けられることにより、水平状態を維持しつつ昇降可能となっている。より詳しくは、作動ブレート6の前端面の左右位置には、一対のブラケット12,12が取り付けられ、該ブラケット12,12にそれぞれ第一のガイドバー10が挿通され、作動プレート6の後端面の左右位置には、一対のスライダー13,13が取り付けられ、該スライダー13,13がそれぞれガイドレール11をスライドするようになっている。
【0016】
そして、エンドプレート9も、作動プレート6と同様、前方側の左右位置に一対の第一のガイドバー10,10が挿通され、且つ、後方側の左右位置が一対のガイドレール11,11にスライド自在に取り付けられることにより、水平状態を維持しつつ昇降可能となっている。より詳しくは、エンドプレート9の前端面の左右位置には、一対のブラケット12,12が取り付けられ、該ブラケット12,12にそれぞれ第一のガイドバー10が挿通され、エンドプレート9の後端面の左右位置には、一対のスライダー13,13が取り付けられ、該スライダー13,13がそれぞれガイドレール11をスライドするようになっている。
【0017】
前記ガイドプレート8は、拡管用マンドレル7の長さに応じて適宜複数枚配置された板体である。該ガイドプレート8には、ブラケット12,12が取り付けられていないため、第一のガイドバー10,10と係合することはなく、該第一のガイドバー10,10は、該ガイドプレート8の前方側から離間した位置に配されている。また、それぞれガイドプレート8の左右位置には、長孔8a,8aが形成されており、該長孔8a,8aにそれぞれ第二のガイドバー14及び第一のボールネジ15が挿通されている。
【0018】
前記第二のガイドバー14,14は、上端が作動プレート6の左右位置に上下方向に穿設された孔にスライド自在に挿通され、下端がエンドプレート9の左右位置に固定されて、第一のガイドバー10,10と平行に配されている。また、ガイドプレート8の長孔8aには、円柱状の第二のガイドバー14の約二分の一円弧面に接触する半割り形状のスライダー16が嵌合されており、該スライダー16が第二のガイドバー14に沿ってスライドすることにより、ガイドプレート8は、水平状態を維持しつつ昇降可能となっている。
【0019】
前記第一のボールネジ15,15は、上端が作動プレート6の左右位置に上下方向に穿設された孔にスライド自在に挿通され、下端がエンドプレート9の左右位置に回転自在に支持されて、第二のガイドバー14,14と平行に配されている。そして、該第一のボールネジ15,15には、それぞれ上方側ストッパー17が螺着されている。該上方側ストッパー17には、第二のガイドバー14の約二分の一円弧面に接触する半割り部が形成されており、図示しないモーターにより第一のボールネジ15が回転すると、半割り部が第二のガイドバー14に沿ってスライドしつつ上方側ストッパー17が第一のボールネジ15に沿って上下方向に螺動する。そして、該上方側ストッパー17は、ガイドプレート8,…に形成された長孔8a,…内を通り抜けて作動プレート6の裏面側に当接可能になっている。尚、第一のボールネジ15は、第二のガイドバー14よりも外側方に配されている(但し、第二のガイドバー14と第一のボールネジ15とは配置を逆にしてもよい。)ため、スライダー16は、第二のガイドバー14の内方の二分の一外周円弧面をスライドする一方、上方側ストッパー17は、第二のガイドバー14の外方の二分の一外周円弧面をスライドし、スライダー16と上方側ストッパー17とが相互に干渉することはない。
【0020】
以上の如く、前記作動プレート6、ガイドプレート8,…、及びエンドプレート9には、第一のガイドバー10,10及び第二のガイドバー14,14が挿通され、これら作動プレート6、ガイドプレート8,…、及びエンドプレート9は、互いに平行な関係を維持しつつ第一のガイドバー10,10及び第二のガイドバー14,14に沿って昇降自在となっている。尚、作動プレート6、ガイドプレート8,…、及びエンドプレート9には、それぞれ吊りボルト18,…が挿通され(図中、右側は図示しない)、該吊りボルト18,…の両端に設けられた頭部18a,…との係合によって、作動プレート6、ガイドプレート8,…、及びエンドプレート9の最大開き間隔が決められている。
【0021】
また、前記基台部2とエンドプレート9との間には、下方側ストッパー19が設けられている。該下方側ストッパー19も、作動プレート6と同様、前方側の左右位置に一対の第一のガイドバー10,10が挿通され、且つ、後方側の左右位置が一対のガイドレール11,11にスライド自在に取り付けられることにより、水平状態を維持しつつ昇降可能となっている。より詳しくは、下方側ストッパー19の前端面の左右位置には、一対のブラケット12,12が取り付けられ、該ブラケット12,12にそれぞれ第一のガイドバー10が挿通され、下方側ストッパー19の後端面の左右位置には、一対のスライダー13,13が取り付けられ、該スライダー13,13がそれぞれガイドレール11をスライドするようになっている。
【0022】
また、下方側ストッパー19の後方側には、第二のボールネジ20が配されている。該下方側ストッパー19は、上端が支柱3,3に固着されたブラケット21,21を介して該一対の支柱3,3(装置フレーム1の左右位置)に回転自在に支持され、下端が基台部2の後方側の左右位置に回転自在に支持されて、第一のガイドバー10,10と平行に配されている。そして、下方側ストッパー19は、後方側の左右位置が一対の第二のボールネジ20,20に螺着されている。より詳しくは、下方側ストッパー19の後端面の左右位置には、一対のナット22,22が取り付けられ、図示しないモーターにより第二のボールネジ20が回転すると、下方側ストッパー19は、前方側が第一のガイドバー10,10に沿ってスライドし且つ後方側が第二のボールネジ20,20に沿って上下方向に螺動することにより、水平状態を維持しつつ昇降可能となっている。
【0023】
かかる構成からなる拡管装置の動作態様は、まず、ワークの高さ位置に合わせて、第二のボールネジ20を回転させ、下方側ストッパー19を所望位置に位置決めする。また、ワークの高さ寸法に合わせて、第一のボールネジ15を回転させ、上方側ストッパー17を所望位置に位置決めする。
【0024】
次に、基台部2にワークをセットした状態で、シリンダー5を作動させる。このシリンダーロッド5aの伸長に伴って、作動プレート6、ガイドプレート8,…、及びエンドプレート9が互いの間隔を保ちながら下降する。しかる後、まず、エンドプレート9が下方側ストッパー19に当接してその下降が規制され、次いで、ガイドプレート8,…が順次エンドプレート9に当接してその下降が規制される。この間、拡管用マンドレル7はワークの管内に圧入されて、放熱フィンとの一体化が行われる。
【0025】
そして、しかる後、拡管用マンドレル7,…がワークの下端近傍に達すると、作動プレート6が上方側ストッパー17に当接してその下降が規制される。この段階で、作業が終了し、今度はシリンダーロッド5aを退避させて、拡管用マンドレル7,…をワークの管から引き抜く。完成されたワークは、基台部2から搬送方向Pに沿って搬出される。
【0026】
従って、本実施形態に係る拡管装置は、以上の構成、即ち、作動プレート6、エンドプレート9、及び下方側ストッパー19に挿通され、これらを上下方向にスライドさせるための第一のガイドバー10,10が、作動プレート6、エンドプレート9、及び下方側ストッパー19の前方側に配置されると共に、下方側ストッパー19に螺着され、これを上下方向に螺動させるための第二のボールネジ20,20が、下方側ストッパー19の後方側(基台部2の後方側の左右位置に立設された一対の支柱3,3間)に配置されているため、第一のガイドバー10,10と支柱3,3との間隔が大きく取れる(装置フレーム1の左右側方が開放状態となる)こととなり、ワークの搬送経路Pを一直線化、即ち拡管装置の側方からワークを搬入し、反対側からワークを搬出する方式(いわゆるセンター通し方式)を実現して、搬送効率を上げることができ、併せて、好適な生産ラインを構築することができるようになるのである。
【0027】
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にて種々の設計変更が可能である。例えば、ブラケット12やスライダー13は、作動プレート6、エンドプレート9、下方側ストッパー19に一体的に構成されるのであってもよく、別体に構成されるのであってもよい。
【0028】
拡管用マンドレル7,…の径、長さ、形状、数量、ガイドプレート8,…の数量、シリンダー5の数量、上方側ストッパー17の形状、半割りベアリング(スライダー)16の形状等は限定されない。また、第一のガイドバー10及び第二のガイドバー14の断面形状も円形に限定されない。
【0029】
【発明の効果】
以上の如く、本発明に係る拡管装置は、作動プレート、エンドプレート、及び下方側ストッパーに挿通され、これらを上下方向にスライドさせるための第一のガイドバーが、作動プレート、エンドプレート、及び下方側ストッパーの前方側に配置されると共に、下方側ストッパーに螺着され、これを上下方向に螺動させるための第二のボールネジが、下方側ストッパーの後方側に配置された構成を採用するため、第一のガイドバーと支柱との間隔が大きく取れることとなり、拡管装置の側方からワークを搬入し、反対側からワークを搬出する方式(いわゆるセンター通し方式)を実現して、搬送効率を上げることができ、併せて、好適な生産ラインを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る拡管装置の外観斜視図を示す。
【図2】従来の拡管装置の外観斜視図を示す。
【符号の説明】
1…装置フレーム、2…基台部、3…支柱、4…天井部、5…シリンダー、5a…シリンダーロッド、6…作動プレート、7…拡管用マンドレル、8…ガイドプレート、8a…長孔、9…エンドプレート、10…第一のガイドバー、11…ガイドレール、12…ブラケット、13…スライダー、14…第二のガイドバー、15…第一のボールネジ、16…スライダー、17…上方側ストッパー、18…吊りボルト、18a…頭部、19…下方側ストッパー、20…第二のボールネジ、21…ブラケット、22…ナット
Claims (2)
- 上下に対向する基台部(2)及び天井部(4)、そして基台部(2)及び天井部(4)の後方側を上下に連結する支柱(3,3)からなる装置フレーム(1)の天井部(4)に取り付けられたシリンダー(5)と、基台部(2)及び天井部(4)との間に介装され、上下方向に伸縮するシリンダーロッド(5a)に取り付けられた作動プレート(6)と、該作動プレート(6)の下方位置に配され、該作動プレート(6)と接離自在に吊り下げ支持されたガイドプレート(8,…)と、該ガイドプレート(8)の下方位置に配され、該ガイドプレート(8)と接離可能に吊り下げ支持されたエンドプレート(9)と、該エンドプレート(9)の下方位置に配された下方側ストッパー(19)とを備えた拡管装置において、作動プレート(6)、エンドプレート(9)、及び下方側ストッパー(19)の前方側に位置するように基台部(2)から上方に立設された第一のガイドバー(10,10)と、作動プレート(6)、エンドプレート(9)、及び下方側ストッパー(19)の後方側に位置するように支柱(3,3)に固定されたガイドレール(11,11)とによって、作動プレート(6)、エンドプレート(9)、及び下方側ストッパー(19)が上下方向にスライド自在に構成され、しかも、ガイドプレート(8,…)及び作動プレート(6)に順次挿通されるようにエンドプレート(9)から上方に立設された第二のガイドレール(14,14)によって、ガイドプレート(8,…)が上下方向にスライド自在に構成され、さらに、下方側ストッパー(19)の後方側に螺着するように基台部(2)から上方に回転自在に立設された第二のボールネジ(20)によって、下方側ストッパー(19)が上下方向に螺動自在に構成されてなることを特徴とする拡管装置。
- 前記ガイドプレート(8,…)及び作動プレート(6)に順次挿通されるようにエンドプレート(9)から上方に回転自在に立設された第一のボールネジ(15)が設けられ、該ボールネジ(15)に、ガイドプレート(8,…)を通過して、作動プレート(6)の裏面側に当接可能な上方側ストッパー(17,17)が設けられてなる請求項1記載の拡管装置。
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