JP3471891B2 - 管へのファスナー取り付け装置 - Google Patents

管へのファスナー取り付け装置

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JP3471891B2 JP08724194A JP8724194A JP3471891B2 JP 3471891 B2 JP3471891 B2 JP 3471891B2 JP 08724194 A JP08724194 A JP 08724194A JP 8724194 A JP8724194 A JP 8724194A JP 3471891 B2 JP3471891 B2 JP 3471891B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピアスナット、クリン
チナット、スタッドのような自己取り付けファスナー
を、管のような囲い構造体にこの構造体内部から永久的
に取り付ける囲い構造体への自己取り付けファスナー取
り付け装置、特に、管へのファスナー取り付け装置に関
する。例えば、本発明の装置は、自動車産業で用いられ
る構造支持部材のような構造鋼管にその内部から従来の
ピアスナットやクリンチナットを取り付けるのに使用で
きる。
【0002】
【従来の技術】自動取り付け・クリンチング・ファスナ
ーは、大量生産の分野、特に、自動車産業において、例
えば、部品を構造要素に取り付けるのに多年用いられて
きた。このような自己取り付けファスナーは、通常、ボ
デー部とこれから突出する突出部とを含む。取り付け装
置は、往復動プランジャと、自己取り付けファスナーが
取り付けられパネル(プレートとも言う)を剛性的に支
持するダイ部材(ダイボタンとも言う)とを有する取り
付けヘッドを含む。典型的な大量生産の分野では、取り
付けヘッドとダイ部材はパネルを取り付けと同時に所望
の形状に形成するダイプレス対向するプラテン内に取り
付けられる。自己取り付けファスナーの中には、ダイプ
レスのストローク毎にパネル内に取り付けられるように
なっているものがある。
【0003】これらの自己取り付けファスナーにおいて
は、ボデー部は取り付けヘッドの往復動プランジャ内に
支持されており、取り付け部は往復動プランジャから軸
方向へ延びている。ダイプレスが移動して閉じられる場
合、取り付けヘッドの往復動プランジャはファスナーを
パネル内へ打ち込む。ファスナーが取り付け部(パイロ
ット部又は胴部とも言う)を有する自己取り付け形のも
のである場合、このファスナーはパネルからスラグを打
ち抜き、取り付け部はパネルに打ち抜き形成された開口
部を通過する。なお、このようなファスナーを予め開口
部が形成されたパネルに取り付けることもできる。次い
で、ダイ部材はパネルの開口部に隣接する部分を変形さ
せてこれにファスナーを緊締係合させる。ピアスナット
と取り付けツーリングの例は、米国特許第3,152,
628号、第3,648,747号、第3,711,9
31号、第4,242,793号及び第4,971,4
99号に開示されている。
【0004】更に最近になって、ボデー部から突出する
環状胴部を有する自動取り付けスタッド・ナット・ファ
スナーが開発され、商品化された。このファスナーの胴
部は、上記の米国特許に開示されている打ち抜き・クリ
ンチ・ナットの取り付け部(パイロット部)と同様に機
能するが、これはファスナーとパネルとの間を非常に確
実に機械的結合をするために、取り付けと同時に半径方
向外側へパネルを変形させるものである。米国特許第
4,711,021号、第4,711,021号、第
4,915,558号及び第4,831,698号は、
このような自己取り付けスタッド・ナットの典型例と取
り付けツーリングの商業的具体例を開示している。
【0005】しかし、このような自己取り付けファスナ
ーの取り付けツーリングには、ファスナーの使用に当た
って或る制約がある。取り付けヘッドを上側ダイシュー
に設けて「下向き打ち抜き」装置とする場合、パネルと
ダイ部材は下側ダイシューに剛体的に支持される。他
方、「上向き打ち抜き」装置の場合、ピアスナット等の
ファスナーを下側ダイシュー内に剛性的に支持し、ダイ
部材を上側プラテンに支持しなければならない。従っ
て、上述の自己取り付けファスナーを管乃至は囲い構造
体内に、しかも、その内部から取り付けることができな
い。ファスナーが取り付けられつつある管の壁部とダイ
部材が剛体的に支持されないと、取り付け力によって管
が破損する。
【0006】しかし、今日では、構造金属管は、部品や
他の構造体を構造金属管に接続する必要がある自動車産
業を含む多数の応用分野で用いられている。構造金属管
の壁厚は1/8インチ(3.175mm)以上であれば
よい。多くの応用例では、構造金属管は接続部を平坦に
することが望ましい。従って、部品を構造金属管に取り
付けるには構造金属管の接続部を平坦にし、この平坦化
された部分にナットを溶接するかクランプを用いて接続
すればよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特に、上述
のタイプの自己取り付けナットなどの自己取り付けファ
スナーを構造金属管又は囲い構造体にその内部から取り
付けるのに適している。自己取り付けファスナーはダイ
プレスのストローク毎に取り付けられ、このファスナー
を取り巻く領域が打ち込みと同時に平坦にされ、他の構
造体乃至は部品を取り付けるための管用クレードル(サ
ドルとも言う)を形成することができる。本発明は、従
来の自己取り付けファスナーを構造金属管のような囲い
構造内で取り付ける従来の取り付け装置及び取り付け方
法に伴う困難な問題を解決する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明に基づく管へのファスナー取り付け装置は、
ボデー部と該ボデー部から突設された取り付け部とを有
する自己取り付けファスナーを実質的に円筒形の内面を
有する実質的に円筒形の金属の管に該管の内側から取り
付けるために(a)前記管を受ける形状にされた実質的
に凹状の円筒形の面を有する管用クレードルと、(b)
前記管内に受けられ該管の前記内面に係合する形状にさ
れた実質的に凸状円筒状の外面と、この外面に対向する
実質的に平坦な平面とを有するマンドレルと、(c)該
マンドレルの平面に受けられる平面とこの平面に対して
傾斜する傾斜カム面とを有するカムと、(d)該カムの
傾斜カム面に受けられる傾斜カム面と、このカム傾斜面
と反対側に形成され前記管の前記内面に係合する形状に
された実質的に凹状円筒形の支持面と、該支持面内に設
けられ前記自己取付ファスナーのボデー部を受ける形状
にされたファスナーポケットとを有するファスナーホル
ダーと、(e)前記自己取付ファスナーの前記取付部を
受ける形状にされた開口部とこの開口部の相対向する側
縁に設けられ前記ファスナーポケットの方へ前記管の壁
部を変形し前記ファスナーの取付部と緊締させるための
ダイ面とを有するダイ部材とを具備して成り、前記ファ
スナーホルダー内に支持された前記自己取付ファスナー
を前記管内に受け、前記ダイ部材によって前記管に取り
付けている間、該ファスナーホルダー及び前記マンドレ
ルに対して前記カムを移動させて前記ファスナーホルダ
ーの前記支持面を前記管の前記内面に係合させ、前記フ
ァスナーを剛性的に支持するように構成される。
【0009】本発明は、更に、実質的に円筒形の内面を
有する実質的に円筒形の管に、ボデー部とこのボデー部
に突設された取り付け部とを有する自己取り付けファス
ナーを取り付けるために(a)前記管内に受けられ該管
の前記内面係合する形状にされた実質的に凸状円筒状の
外面と、この外面に沿って形成された実質的に平坦な平
面を有するマンドレルと、(b)該マンドレルの平面に
受けられる平面とこの平面に対して傾斜する傾斜カム面
とを有するカムと、(c)一面が該カムの傾斜カム面に
受けられる傾斜面を形成し、この一面と反対の面が前記
管の前記内面に受けられる形状にされた実質的に突状円
筒形の支持面を有し、該支持面内に平坦な底面とこの底
面の両端にあって該底面から該支持面まで外側へ延びる
傾斜面で規定されたサドル形凹部を設け、前記自己取り
付けファスナーの前記ボデー部を受けて支持するように
ファスナーポケットを該底部内に設けて形成したファス
ナーホルダーと、(d)該ファスナーホルダーと前記管
の前記内面との間の間隔を減少させて前記自己取り付け
ファスナーを該管の該内面に隣接させ、該ファスナーホ
ルダーの前記支持面を該管の内面に係合させる移動機構
と、(e)前記自己取り付けファスナーの前記取り付け
部を受ける形状にされた開口部と、この開口部の相対す
る縁部に形成され前記管の壁部を前記ファスナーホルダ
ーの前記サドル形凹部内へ変形して該取り付け部に緊締
させるためのダイ面とを有するダイ部材とを具備して成
る。
【0010】上述の通り、本発明は、特に、構造金属管
のような囲い構造体の壁部にこの構造体内から金属製の
自己取り付けファスナーを取り付けるように構成されて
いる。ここで開示されるタイプの自己取り付けファスナ
ーは、一般的に、ボデー部とこれから突出する取り付け
部(パイロット部とも言う)とを含む。打ち抜き・クリ
ンチ・ナットは、取り付け部と、取り付け部の少なくと
も相対する側面に形成されたパネル支持面を含むボデー
部とを含む。更に、このナットは、取り付け部に隣接し
パネル(プレートとも言い、本発明では、管等の囲い構
造体の壁部である)の取り付け中にパネルを受ける溝を
含む。これとは別に、自己取り付けファスナー乃至はナ
ットは、半径方向のフランジ部を有するボデー部から突
出する環状胴部を有してもよい。本発明を、例えば、米
国特許第3,845,860号に開示されたタイプの汎
用的なピアスナットを参照して説明する。もっとも、上
述の米国特許に開示されたファスナーを含む他のタイプ
の自己取り付けファスナーを使用してもよい。
【0011】本発明においては、ファスナーのボデー部
をファスナーホルダー乃至はアンビル上に剛体的に支持
しかつファスナーの取り付け部を囲い構造体の内面の方
へ移動させてこれに隣接配設した状態にして、囲い構造
体の内部でファスナーホル乃至はアンビル上に自己取り
付けファスナーを剛性的に支持する。次いで、ダイ部材
は囲い構造体の外壁に打ち込まれて、自己取り付けファ
スナーの取り付け部をパネル即ち囲い構造体の壁部に取
り付ける。ダイ部材は、囲い構造体の開口部を通過して
きたファスナーの取り付け部を受ける形状にされたダイ
開口部と、このダイ開口部の相対する側部に設けられた
ダイ面とを含むことが望ましい。ファスナーが自己打ち
抜きタイプのものである場合、ファスナーの取り付け部
はダイ開口部に共同して、囲い構造体の壁部からスラグ
を打ち抜き、次いで、この壁部をファスナーのボデー部
の方へ打ち込み、取り付け部を壁部の開口部を通して打
ち込むようになっている。これとは別に、ファスナーの
取り付け部を受ける形状に予め開口部をこの壁部に形成
してもよい。次いで、本発明では、ダイ部材を囲い構造
体の壁部の外面に打ち込む。続いて、ダイ開口部の対向
側部に形成されたダイ面がこの壁部を永久変形させてフ
ァスナーの取り付け部に緊締係合させ、該壁部と自己取
り付けファスナーとの間をしっかりと機械的結合する。
【0012】アンビル・アセンブリーは囲い構造体の壁
部の内面に一致する対向面を有する。囲い構造体が円筒
形管の場合は、アンビル・アセンブリーの対向面が円筒
形であることが望ましい。ファスナーのボデー部を剛体
的に受けて支持する円筒面内にファスナーポケットが形
成される。アンビル・アセンブリーは、取り付けの間囲
い構造体の壁部の内面に隣接した取り付け部に位置する
ように拡張でき、取り付けに続いて囲い構造体から離脱
するように縮小できる。
【0013】次いで、アンビル乃至はファスナーホルダ
ーの支持面に自己取り付けファスナーのボデー部を嵌装
する。自己取り付けファスナーを取り付けたアンビル
は、取り付け部を囲い構造体の壁部の内面に対向して設
置された状態で、囲い構造体内へ挿入される。アンビル
に剛性的に支持されたファスナーを囲い構造体の壁部の
方へ移動させて取り付け部を壁部の内面に隣接させて設
置する。上述の通り、ダイ部材を囲い構造体の外面に打
ち込んで、ファスナーをこの壁部に固定する。最後に、
アンビル・アセンブリーは縮小されて囲い構造体から外
される。
【0014】本発明は、これに限定される訳ではない
が、特に、構造鋼管のような管にその内側から自己取り
付けファスナーを取り付けるように構成されている。更
に、管とファスナーアセンブリーの好適な実施例は、フ
ァスナーを囲む平坦な凹部を含む。従って、アンビル・
アセンブリーは、円筒形の支持面内に設けられファスナ
ーのポケット部を囲むサドル状凹部を有し、ダイ部材
は、ダイ開口部を囲むサドル状エンボスメントを有する
ことになる。自動取り付けファスナーの取付中、ダイ部
材は管の壁部をアンビル内のサドル状凹部に変形させて
いく。そして、ファスナーの取り付け部は管の壁部内で
サドル状凹部又はエンボスメントにほぼ面一にされて管
の壁部に取り付けられる。
【0015】アンビル・アセンブリーは、係合する傾斜
面を有する2つの相対運動をするアンビル部分を含む。
アンビル部分の1つにねじ係合してアンビル・アセンブ
リーを伸張・収縮するように移動させるねじ部材が設け
られている。傾斜面を有する両アンビル部分は、例え
ば、油圧式若しくは空圧式のピストン又はカムアセンブ
リーで相対運動させてもよい。実施例では、アンビル部
分の1つは、くさび形をし、傾斜面と実質的に方形で断
面くさび状のカムになっている。アンビル部分の他の1
つ(上記に、アンビル乃至はファスナーホルダーとして
説明されている)は傾斜底部を有する実質的に方形のス
ロットを有し、このスロットでくさび状のアンビル部を
摺動可能に受けるようになっている。これらのアンビル
部はカム部を成すものであり、マンドレルのスロット内
に受けられる。例えば、自己取り付けファスナーを円筒
形管内に取り付ける場合、マンドレルの外面は円筒形で
あることが望ましい。ねじ部はマンドレルに螺合され、
くさび状アンビル部分に接続される。このくさび状アン
ビル部分はねじ部(ねじ調整部)を螺合調整することに
よって他方のアンビル部分に対して移動される。管内に
自己取り付け装置を取り付けるためのアンビル・アセン
ブリーは、更に、自己取り付けファスナーの取り付け
中、管とアンビル・アセンブリーを剛性的に支持する管
用クレードルを含む。
【0016】従って、本発明は、ダイプレスのストロー
クの度毎に、公知の自己取り付けファスナーを囲い構造
体の金属の壁部にこの囲い構造体の内側から取り付ける
ために利用することができる。また、本発明は、ピアス
・クリンチ・ナット及びスタッドのような自己取り付け
ファスナーを構造鋼管内に管の内側から取り付けるため
に利用でき、この場合、管は取り付けと同時にエンボス
加工され、ファスナーを管部に面一に取り付ける。又、
本発明は、ダイプレスのストローク毎に数個の自己取り
付けファスナーを取り付ける大量生産の応用例の場合に
使用できる。
【0017】
【作用】自己取り付けファスナーをファスナーホルダー
のサドル状凹部に取り付け、ファスナーホルダーのスロ
ットにカムを嵌合させてカム部を形成し、マンドレルの
チャンネルに挿着する。囲い構造体である管を管用クレ
ードル上に載置すると共に、カム部を装着したマンドレ
ルを管内に挿入する。次いで、調整ねじを調整してマン
ドレルに対してカムを前進させ、ファスナー・ホルダー
の外周面を管の内面に係合させ、最後に、ダイ部材を管
に打ち込み、自己打ち抜きファスナーを管にその内側か
ら取り付ける。
【0018】
【実施例】以下、既に述べたように、自己取り付けファ
スナーとして自己取り付けピアスナットを用いて本発明
の実施例を説明する。図1及び2は、円筒形管(又はパ
イプ)22及び24に取り付けられたピアスナット22
を示す。しかし、本発明は、例えば、囲いチャンネル、
金属ハウジング、方形パイプなどのような他の囲い構造
体に他のタイプの自己取り付けファスナーを取り付ける
ようにしてもよい。更に、本発明は、これに限定する訳
ではないが、特に、自己取り付けファスナーに取り付け
るためにかなりの力を必要とする、囲い構造体の金属の
壁部に自己取り付けファスナーを取り付けるようになっ
ている。図1は、管20に本発明によって管20の内側
から複数のピアスナット22が取り付けられたものを示
す。管20は、鋼鉄、アルミニューム、又は他の材料製
であってよい。図2は、例えば、構造鋼製でよい管状の
自動車構造用クロスメンバー24を示す。典型的な自動
車構造用クロスメンバーは肉厚が約1/8インチ(3.
175mm)、外径約2−3/8インチ(60.3m
m)の1010鋼製であり、このクロスメンバーも以下
に「管」と呼ぶ。図示の通り、円筒形の管20及び24
は、それぞれ、後述するように、ピアスナット22を囲
む平坦な底面を有するサドル状凹部26が形成されてい
る。これらの平坦な底面は、排気マウティング・ブラケ
ット、燃料ライン等のような他の構造体(図示せず)を
受けて支持するために使用され得る。なお、ピアスナッ
ト22は、図1、2及び4乃至7に示すように、横断面
方形のボデー部33と、その上に突出して形成されたや
はり横断面が方形の取り付け部(パイロット部とも言
う)31と、ピアスナット22の両側面のボデー部33
と取り付け部31との間に形成された溝140とを含
む。
【0019】本発明は、その好適な実施例である図1及
び2に示す管(パイプ)20,24(以下、総合的に管
Tと言う)内にピアスナット22を取り付ける場合につ
いて説明する。しかし、本発明はピアスナット乃至は自
己取り付けファスナーを円筒状管内に取り付けることに
限定されるものではない。
【0020】図3は、本発明を用いることができる図4
乃至6に示したアンビル・アセンブリー28の分解図で
ある。このアンビル・アセンブリー28は、ファスナー
ホルダーの1種であるナットホルダー30及びカム32
から成るカム部30・32を含む。ナットホルダー30
は、ピアスナット22のボデー部33(図6参照)に受
けられる形状にされたファスナーポケットの1種である
ナットポケット34を有する。更に、ナットホルダー3
0の円筒形の支持面35は、後述のように、ナットポケ
ット34を取り巻くサドル形凹部36を有し、管T内に
はサドル形凹部26が形成されている。ナットホルダー
30は、後述のように、カム32を受ける傾斜カム面4
0を有する軸方向スロット38が形成されている。ナッ
トホルダー30の平面状の両側面41に、案内キー44
を受ける垂直スロット42が形成されている。これらの
平面状の側面41は、更に、ドエルピン48を受ける横
孔46を有する。
【0021】カム32は断面が方形になっており、か
つ、傾斜面50を有する。この傾斜面50は、軸方向ス
ロット38内に受けられ、ナットホルダー30の平面状
の傾斜面40に付勢される。カム32の側面41に傾斜
溝52が形成され、ナットホルダー30を傾斜面40及
び50に沿って案内するドエルピン48を受けるように
なっている。カム32の後端にC字形スロット54が形
成されており、これが、後に述べるように、カム32を
相対運動させるための調整ねじ部材58のヘッド56を
受けるようになっている。
【0022】カム部30・32はマンドレル60のチャ
ンネル(スロット)62内に受けられる。チャンネル6
2の底面(平面)はカム32の底面(平面)37を受け
るレール64に成っている。マンドレル60の外面77
の中央にストッパ66が設けられており、後に述べるよ
うに、ピアスナット33の取付中に管Tを正確に位置決
めする。案内キー44はマンドレル60のスロット68
内に受けられてソケット・ヘッド・キャップねじ70に
よってこれらのスロット68内に固定されている。マン
ドレル60の側面に、案内ブロック76の方形溝74に
正確に嵌合するように機械加工された平面部72が形成
されている。管T内に受けられるマンドレル60の外面
77は、管Tの内面と一致する形状にされることが望ま
しい。この実施例の場合は、この外面77は管Tの内面
73に一致する円筒状に形成されている。
【0023】本実施例のアンビル・アセンブリー28に
おいては、チャンネル62の後端部はカバープレート7
8で覆われている。このカバープレート78は、ピアス
ナット22が取り付けられる管T内に受けられるタング
部80を有する。このタング部80は管Tの円筒状内面
73に一致する円筒状頂面を含むことができる。カバー
プレート78は、キャップスクリュー82によってマン
ドレル60に固定される。調整ねじ部材58のねじ部8
3は、図4及び5に示すように、マンドレル60の後端
部内に設けられたねじ孔84に螺合している。上述のよ
うに、調整ねじ部材58のヘッド56はくさび状カム3
2内のC字形スロット54内に受けられている。調整ね
じ部材58の後端部にノブ(ハンドナット)86が設け
られている。このノブ86を回転することによって、カ
ム32は、マンドレル60のチャンネル62内で前進・
後退し、ナットホルダー30を上下させる。
【0024】カム32の自由端(前端)88は、マンド
レル60の前端に固定された端部ストッパー90の開口
部92内に受けられている。図4及び5に示すように、
ピアスナット22の取付中、端部ストッパー90は、ナ
ットホルダ30を長手方向へ移動しないようにしてい
る。その詳細は後に説明する。マンドレル60の円筒形
外面77を管用クレードル96内の円筒形の面で規定さ
れる円筒形チャンネル98で受け、続けて、マンドレル
60を管に挿入する。尤も、管Tが例えば方形の場合、
管用クレードル98のチャンネルを方形にし、マンドレ
ル60の外面も管の内面形状に一致させて方形にする。
案内ブロック76及び管用クレードル96はベースプレ
ート100に溶接されるか他の手段で固定される。な
お、ヘッド56、調整ねじ部材58、ねじ孔84及びノ
ブ86は移動機構を構成する。
【0025】アンビル・アセンブリー28の操作は図4
乃至6に最もよく示されている。図4に示すように、カ
ム32をマンドレル60内で後退させた状態にしておい
て、ピアスナット22のボデー部33をナットポケット
34内に挿入する。図4に示すようにカム32が後退し
ている状態では、アンビル・アセンブリー28は幅乃至
は直径が最小になり、ピアスナット22が図4に示すよ
うに管Tの内面73を容易に通り越せるようになってい
る。次いで、管Tが図4にT2で示すようにストッパ6
6に係合するまで、アンビル・アセンブリー28が管T
内に挿入される。かくして、管Tとアンビル・アセンブ
リー28は、ベースアセンブリー94の管用クレードル
96と案内ブロック76内に受けられる。
【0026】次いで、図5及び6に示すように調整ねじ
部材58を回転することによって、カム32が前進(即
ち、左行)される。カム32が図5において左へ動かさ
れると、ナットホルダー30の傾斜カム面40がカム3
2の傾斜カム面50に乗って上方に動かされ、図5及び
6に示すように、ナットホルダー30を上昇させる。図
6に示すように、ピアスナット22の取り付け部31が
管Tの内面73に接近乃至は接するまで、ナットホルダ
ー30のナットポケット34内に装着されたピアスナッ
ト22を上昇させる。このようにして、ピアスナット2
2の取り付け準備が行われる。
【0027】図6に示すように、ピアスナット22はア
ンビル・アセンブリー28内に剛性的かつ不動に支持さ
れている。即ち、ナットホルダー30、カム32、マン
ドレル60、管T、管用クレードル96を含む、ピアス
ナット22を支持する要素は図6に示すように面接触関
係で積層され、ピアスナット22を剛性的に保持する。
ナットポケット34はナットホルダー30内でピアスナ
ット22が動くのを阻止し、端部ストッパ90はナット
ホルダー30が動くのを阻止する。次いで、ピアスナッ
ト22は、図6に示すように、ダイ部材(ダイボタンと
も言う)120によって管Tに取り付けられる。ダイ部
材120は図6に示すタイプのピアスナット22を管T
の壁部に取り付けるようになっている。ダイ部材120
の詳細を図8乃至10に示す。ダイ部材120は、ピア
スナット22の取り付け部31に一致する形状にされた
ダイ開口部122を有する。この実施例では、図6及び
7に示すように、ピアスナット22の取り付け部31は
方形であるから、ダイ開口部122はピアスナット22
の取り付け部31を密着して受けるように方形に成って
いる。ダイ開口部122の両側にダイ面124が設けら
れ、同じくダイ開口部122の前後側にダイ面126が
設けられている(図8乃至10)。これらのダイ面12
4及び126は、管Tを外面から押してその押圧部を内
側へ変形するためのものである。そして、ダイ面124
は、図8及び9に最もよく示すように、断面がほぼ切頭
三角形に形成されている。そして、これらダイ面124
は、管Tに形成された開口の金属縁部をピアスナット2
2の溝140内に押し込むので、一般に、クリンチング
・リップと言われる。ダイ部材120の端128は、中
央の平面部129とそれの両側がそがれた面部(面取り
面部)130とから成り、ナットホルダー30のサドル
状凹部36に実質的に一致するようにようになってい
る。尤も、ダイ部材120の形状は、自己取り付けファ
スナーの形状により定められる。又、ダイ面126は図
10にそれらの断面が示されている。なお、他のタイプ
のダイ部材が上述の米国特許に開示されている。
【0028】上述の通り、ダイ部材120は、図6に示
すようにアンビル・アセンブリー28に剛性的に支持さ
れたピアスナット22に対向させて設置される。ピスナ
ット22の取り付け部31を管Tの内面73に接近させ
て設置するのが望ましい。ダイ開口部122は、ピアス
ナット22の取り付け部31を受ける形状にされ、これ
に共軸に設置される。次いで、ダイ部材120は管Tの
外面に打ち込まれ、ピアスナット22を管Tの壁部に取
り付ける。所で、ダイ部材120を図6に仮想線で示す
ようにダイホルダー(リテーナ)132内に支持する事
ができる。この場合、ダイ部材120を止めねじ134
又はその他の適当な手段でダイホルダー132内に保持
することができる。次いで、ダイホルダー132をダイ
プレス(図示せず)のダイプラテンに固定し、ベースア
センブリー94をこのダイプラテンに対向するダイプラ
テンに保持する。典型的な応用例では、ベースアセンブ
リー94を下側ダイプラテン内に保持し、ダイ部材12
0とダイホルダー132を上側ダイプラテン内に保持す
る。尤も、当然のことながら、この配列は逆にすること
ができる。ダイ部材120は、ダイプレスの往復動につ
れて管Tの外面に打ち込まれる。
【0029】図5乃至7は、管Tの管壁部内へのピアス
ナット22の取り付け方を示す。取り付け部31を有す
るピアスナット22を円筒形管Tに取り付ける場合、ピ
アスナット22の溝140が図6及び7に最もよく示す
ように管Tの軸にほぼ直角に面するようにピアスナット
22を指向させることが望ましい。即ち、ピアスナット
22は管Tの長手方向軸に対して横方向へ向けられる。
ダイ部材120が管Tの壁部内に打ち込まれると、ピア
スナット22の取り付け部31がダイ部材120の開口
部122内に受けられ、図7に示すように、管Tの壁部
からスラグ142を打ち抜く。クリンチングリップであ
るダイ面124は、これが当たっている管Tの壁部を変
形して、ピアスナット22の溝140に緊定係合させ、
ダイ部材120は管Tのこの壁部を打ち込んでピアスナ
ット22のボデー部33のフランジ部乃至は肩部144
に係合させる。図示のごとく、平面部129とそれの両
側の面取り面部130を含むダイ部材120の端128
はナットホルダー30内のサドル状凹部36に実質的に
一致し、ピアスナット22が管T内に取り付けられるの
と同時に、管Tの上記の壁部にサドル状凹部146を形
成する。このサドル状凹部146は構造管には特に利点
がある。なぜならば、一体に形成されたピアスナット2
2を用いることにより、構造要素乃至は部品を構造管に
固着することができるからである。ピアスナット22
は、管Tとは別の要素(例えば、燃料ライン用のブラケ
ットやその他の構造要素など)を取り付けるためのボル
トやねじ(共に図示せず)を螺合させるねじ孔138が
縦設されているとよい。
【0030】ピアスナットを含む自己取り付けファスナ
ーの中には、ダイプレスのストローク毎に、管を含む囲
い構造体に取り付けることができるものがいくつかあ
る。複数の部品から成るマンドレル・アセンブリーを備
え、これに複数のナットホルダー30を設け、これらナ
ットホルダー30を1個以上のカムに保持する構成にし
てもよい。管Tが例えば図2に示したような形状にされ
た構造管24の場合は、管Tが真直ぐな内にピアスナッ
ト2をこの管24に取り付けることが望ましい。その後
で、管Tを従来の管形成法とツーリングを用いて図2に
24で示すような所望形状にする。
【0031】本発明においては、図6に示すように、自
己取り付けファスナー22をアンビル・アセンブリー2
8内に剛体的に支持し、自己取り付けファスナー22の
取り付け部31を管T(囲い構造体)の内面73に隣接
させて配設する。最も望ましい場合、自己取り付けファ
スナー22のボデー部33をアンビル・アセンブリー2
8のファスナーポケット34内に設け、アンビル・アセ
ンブリー28を管T(囲い構造体)内に挿入し、自己取
り付けファスナー22を、これがアンビル・アセンブリ
ー28に剛体的に保持されている間に、移動させて管T
(囲い構造体)の内面73に隣接させて配設する。次い
で、ダイ部材120を管T(囲い構造体)の外面に打ち
込んで、自己取り付けファスナー22を管T(囲い構造
体)に形成された開口152を通してダイ開口部122
内へ打ち込む。ファスナーがピアスナット22のような
自己取り付けファスナーの場合、ファスナーの取り付け
部31は囲い構造体の壁部からスラグ142を打ち抜
く。スラグ142と取り付け部31は図7に示すよう
に、ダイ開口部122に受けられる。
【0032】管T(囲い構造体)内に自己取り付けファ
スナー22を取り付けると同時に、管T(囲い構造体)
の壁部内にサドル形凹部乃至はエンボス146を形成す
る。ここで用いられている「サドル形」とは、例えば、
図4及び5に示すように、平坦な底面154とピアスナ
ット22などのファスナーを囲む傾斜面156とで規定
される鞍形の凹部を言う。アンビル・アセンブリー28
は互いに係合し合う傾斜面40及び50を有するカム部
30・32を有し、ピアスナット22などの自己取り付
けファスナーは、カム部30・32の1つ(実施例に場
合はカム30)を移動させることによって、管T(囲い
構造体)の内面78に隣接した箇所へ設置される。管な
どの囲い構造体が構造鋼の場合は、取り付け力が数トン
になり得るので、この取り付け力が横方向にずれるのを
避けるために傾斜面40及び50の傾斜角を約数度にす
る。取り付け後、カム30・32の前記の1つ(実施例
の場合はカム30)が調整ねじ部材58を回転すること
によって図4に示す位置に後退される。この結果、アン
ビル・アセンブリー28は管などの囲い構造から取り除
くことができ、取り付けが完了する。
【0033】管Tなどの囲い構造体の壁部に用いられる
材料は、勿論、囲い構造体の用途よって選択される。し
かし、これに限るわけではないが、特に、この囲い構造
体は、厚さが1/16インチ(1.59mm)乃至1/
8インチ(3.175mm)の構造鋼を含む金属製の管
である。自動車産業で用いられる構造管は外径が2イン
チ(50.8mm)乃至4インチ(102mm)であ
る。本実施例で開示されているタイプのピアスナットは
高張力・低炭素鋼である。自己取り付けファスナーを構
造鋼に取り付ける場合、このファスナーは取り付け力に
耐えられるように熱処理することができる。
【0034】上述の通り、本発明には、その技術的範囲
に属する限り、種々の変形が可能である。例えば、自己
取り付けファスナー取り付ける囲い構造体の壁部が平坦
な場合、後退可能なアンビル・アセンブリーは不要であ
る。マンドレルとナットホルダーを含むファスナーホル
ダーの形状は自己取り付けファスナーが取り付けられる
囲い構造体の壁部の形状次第である。更に、本発明は、
予め開口部が形成された管又はその他の囲い構造体に自
己取り付けファスナーを取り付けるのに使用することが
できる。この場合は、囲い構造体の開口部は予め開けら
れているので、この開口部を取り付け作業中に打ち抜き
形成しないことだけが異なる。更に又、本発明は、ダイ
部材が往復動ポンチに取り付けられている場合には、ダ
イプレスよりはポンチ内で用いることができる。最後
に、空圧シリンダ、油圧シリンダ、カム、レバー機構等
の適当な手段によって、カム32をナットホルダー30
に対して動くようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明の装置は、管等の囲い構造体の内
部に自己取り付けファスナーを含むファスナーを取り付
けたアンビル・アセンブリーを挿入してファスナーを囲
い構造体の内面に近接させ、ダイ部材を囲い構造体の外
部から囲い構造体の壁部に打ち込んで囲い構造体にファ
スナーを取り付けるものであり、従来のファスナーであ
っても囲い構造体の内部から囲い構造体の壁部に容易に
取り付けることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づいて内側から複数の自己取り付け
ファスナーを取り付けた管の斜視図である。
【図2】本発明に基づいて内側から複数の自己取り付け
ファスナーを取り付けた管で、自動車産業で用いられる
U字形部分を有する部品の斜視図である。
【図3】本発明に基づく管へのファスナー取り付け装置
の1実施例のアンビル・アセンブリーの分解斜視図であ
る。
【図4】管を仮想線で表しこの管の取り付け以前の状態
での図3のアンビル・アセンブリーの縦断面図である。
【図5】管取り付け後の状態での図3のアンビル・アセ
ンブリーの縦断面図である。
【図6】図5の6−6線に沿う断面図である。
【図7】管にピアスナットが打ち込まれて形成された管
・ピアスナット・アセンブリーの主要部の断面をダイ部
材の端部の断面と共に示す。
【図8】図6の8−8線方向に沿うダイ部材の底面図で
ある。
【図9】図8の9−9線に沿うダイ部材の端部の断面図
である。
【図10】図9の10−10線に沿うダイ部材の端部の
断面図である。
【符号の説明】
22 ・・・ ピアスナット(ファスナー) 30 ・・・ ナットホルダー(ファスナーホルダー) 31 ・・・ 取り付け部 32 ・・・ カム 33 ・・・ ボデー部 34 ・・・ ナットポケット(ファスナーポケット) 35 ・・・ 支持面 36 ・・・ サドル状凹部 37 ・・・ 底面(平面) 38 ・・・ スロット 40 ・・・ 傾斜カム面 41 ・・・ 側面 44 ・・・ 案内キー 50 ・・・ 傾斜面 52 ・・・ 傾斜溝 56 ・・・ ヘッド 58 ・・・ 調整ねじ部材 60 ・・・ マンドレル 62 ・・・ チャンネル 73 ・・・ 内面 77 ・・・ 外面 84 ・・・ ねじ孔 86 ・・・ ノブ 96 ・・・ 管用クレードル 98 ・・・ 円筒形チャンネル 120 ・・・ ダイ部材 122 ・・・ 開口部 124 ・・・ ダイ面 126 ・・・ ダイ面 154 ・・・ 底面 156 ・・・ 傾斜面 T ・・・ 管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−200461(JP,A) 特開 平1−289628(JP,A) 実開 平2−145936(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 19/02 B21J 15/32

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボデー部と該ボデー部から突設された取
    り付け部とを有する自己取り付けファスナーを実質的に
    円筒形の内面を有する実質的に円筒形の金属の管に該管
    の内側から取り付けるための管へのファスナーの取り付
    け装置において、(a)前記管(T)を受ける形状にさ
    れた実質的に凹状の円筒形の面(98)を有する管用ク
    レードル(96)と、(b)前記管内に受けられ該管の
    前記内面(73)に係合する形状にされた実質的に凸状
    円筒状の外面(77)と、この外面に対向する実質的に
    平坦な平面(64)とを有するマンドレル(60)と、
    (c)該マンドレルの平面に受けられる平面(37)と
    この平面に対して傾斜する傾斜カム面(50)とを有す
    るカム(32)と、(d)該カムの傾斜カム面に受けら
    れる傾斜カム面(40)と、このカム傾斜面と反対側に
    形成され前記管の前記内面に係合する形状にされた実質
    的に凹状円筒形の支持面(35)と、該支持面内に設け
    られ前記自己取付ファスナー(22)のボデー部(3
    3)を受ける形状にされたファスナーポケット(34)
    とを有するファスナーホルダー(30)と、(e)前記
    自己取付ファスナーの前記取付部(31)を受ける形状
    にされた開口部(122)とこの開口部の相対向する側
    縁に設けられ前記ファスナーポケットの方へ前記管の壁
    部を変形し前記ファスナーの取付部と緊締させるための
    ダイ面(124,126)とを有するダイ部材(12
    0)とを具備して成り、 前記ファスナーホルダー内に支持された前記自己取付フ
    ァスナーを前記管内に受け、前記ダイ部材によって前記
    管に取り付けている間、該ファスナーホルダー及び前記
    マンドレルに対して前記カムを移動させて前記ファスナ
    ーホルダーの前記支持面を前記管の前記内面に係合さ
    せ、前記ファスナーを剛性的に支持する構成としたこと
    を特徴とする管へのファスナー取り付け装置。
  2. 【請求項2】 前記ファスナーホルダー(30)は、内
    部に前記ファスナーポケット(34)を形成した平坦な
    底面(154)と、この底面の両端に形成されこの底面
    から該ファスナーホルダーの前記支持面(35)へ外向
    きに傾斜する面部(156)とを有することを特徴とす
    る請求項1に記載の管へのファスナー取り付け装置。
  3. 【請求項3】 前記カム(32)は横断面が実質的に方
    形であり、前記ファスナーホルダー(30)はこのファ
    スナーホルダーの傾斜カム面(40)を内面とし該カム
    のカム面(50)を受ける方形のスロット(38)を含
    むことを特徴とする請求項1又は2に記載の管へのファ
    スナー取り付け装置。
  4. 【請求項4】 前記カム(32)の、前記平面(37)
    と前記傾斜カム面(50)との間の側面(41)は前記
    ファスナーホルダー(30)の前記傾斜カム面(40)
    に平行な傾斜溝(52)が形成され、該傾斜溝に前記マ
    ンドレル(60)に設けられた案内キー(44)を受け
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの1に記
    載の管へのファスナー取り付け装置。
  5. 【請求項5】 前記マンドレル(60)の一端にねじ孔
    (84)が形成され、前記ファスナーホルダー(30)
    と該マンドレルに対して前記カム(32)を移動させて
    該ファスナーホルダーの前記支持面(35)を前記管
    (T)の前記内面(73)に係合させるように前記カム
    (32)に作動的に接続させる調整ねじ部材(83)を
    該ねじ孔で受けることを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれかの1に記載の管へのファスナー取り付け装置。
  6. 【請求項6】 前記マンドレル(60)は、その外面
    (77)を断面概略U字形に形成し、この外面の一側に
    開口し該マンドレルの前記平面(64)を内面とするチ
    ャンネル(62)を形成したことを特徴とする請求項1
    乃至5のいずれかの1に記載の管へのファスナー取り付
    け装置。
  7. 【請求項7】 実質的に円筒形の内面を有する実質的に
    円筒形の管に、ボデー部とこのボデー部に突設された取
    り付け部とを有する自己取り付けファスナーを取り付け
    るための管へのファスナー取り付け装置において、
    (a)前記管(T)内に受けられ該管の前記内面(7
    3)に係合する形状にされた実質的に凸状円筒状の外面
    (77)と、この外面に沿って形成された実質的に平坦
    な平面(64)とを有するマンドレル(60)と、
    (b)該マンドレルの平面に受けられる平面(37)と
    この平面に対して傾斜する傾斜カム面(50)とを有す
    るカム(32)と、(c)一面が該カムの傾斜カム面に
    受けられる傾斜面(40)を形成し、この一面と反対の
    面が前記管の前記内面に受けられる形状にされた実質的
    に突状円筒形の支持面(35)を有し、該支持面内に平
    坦な底面(154)とこの底面の両端にあって該底面か
    ら該支持面まで外側へ延びる傾斜面(156)で規定さ
    れたサドル形凹部(36)を設け、前記自己取り付けフ
    ァスナー(22)の前記ボデー部(33)を受けて支持
    するようにファスナーポケット(34)を該底部内に設
    けて成るファスナーホルダー(30)と、(d)該ファ
    スナーホルダーと前記管(T)の前記内面(73)との
    間の間隔を減少させて前記自己取り付けファスナー(2
    2)を該管の該内面に隣接させ、該ファスナーホルダー
    の前記支持面(35)を該管の内面に係合させる移動機
    構(56,58,84,86)と、(e)前記自己取り
    付けファスナー(22)の前記取り付け部(31)を受
    ける形状にされた開口部(122)と、この開口部の相
    対する縁部に形成され前記管(T)の壁部を前記ファス
    ナーホルダー(30)の前記サドル形凹部(36)内へ
    変形して該取り付け部に緊締させるためのダイ面(12
    4,126)とを有するダイ部材(120)とを具備し
    て成る管へのファスナー取り付け装置。
  8. 【請求項8】 前記カム(32)は断面が実質的に円筒
    形であり、前記ファスナーホルダー(30)は内面にそ
    の傾斜カム面(40)を形成した方形のスロット(3
    8)を有することを特徴とする請求項7に記載の管への
    ファスナー取り付け装置。
  9. 【請求項9】 前記カム(32)の、前記平面(37)
    と前記傾斜カム面(50)との間の側面(41)は前記
    ファスナーホルダー(30)の前記傾斜カム面(40)
    平行な傾斜溝(52)が形成され、該傾斜溝に前記マン
    ドレル(60)に設けられた案内キー(44)を受ける
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の管へのファス
    ナー取り付け装置。
  10. 【請求項10】 実質的に円筒形の前記管(T)を受け
    る形状にされた実質的に凹状円筒面を有する管用クレー
    ドル(96)を具備することを特徴とする請求項7乃至
    9のいずれかの1に記載の管へのファスナー取り付け装
    置。
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