JP2549158Y2 - コンクリート型枠用セパレータの凹部形成部材 - Google Patents

コンクリート型枠用セパレータの凹部形成部材

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JP2549158Y2
JP2549158Y2 JP3120391U JP3120391U JP2549158Y2 JP 2549158 Y2 JP2549158 Y2 JP 2549158Y2 JP 3120391 U JP3120391 U JP 3120391U JP 3120391 U JP3120391 U JP 3120391U JP 2549158 Y2 JP2549158 Y2 JP 2549158Y2
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俊明 吉田
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ホーシンプロダクト株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンクリート型枠用セ
パレータに組み込んで使用される凹部形成部材に関し、
詳しくはコンクリート硬化後にコンクリート表面よりや
や内方に入り込んだ箇所でセパレータの耳部を切断する
為の凹部をコンクリート表面に形成する部材に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に打設コンクリート硬化後におい
て、コンクリート表面から外方に突出したセパレータの
偏平な板状耳部を切断除去しているが、コンクリート表
面の位置で切断したのではその切断端がコンクリート表
面に露出して不体裁であると共に錆が発生して問題であ
るので、従来では図12で示すように、断面台形状の凹
部形成部材(13)をコンクリート(14)に埋め込んで、コン
クリート表面よりやや入り込んだ箇所でセパレーター(1
5)の耳部(16)が切断出来るように凹部(17)を形成し、こ
の入り込んだ箇所で耳部(16)を切断した後、凹部形成部
材(13)を除去して凹部(17)をモルタルで埋めている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】所で前記凹部は一施工
面に数多く形成されるものであるから出来る限り小さく
しておくことがモルタルを埋める作業や外観面において
好ましい。しかるに前記偏平板状耳部を切断する時に先
端突出部分を上下動させて凹部の奥部で形成した切断線
から切り取るものであるから、上下動させるに必要な空
間を前記部材に形成しなければならない。この上下動を
させるための空間形成は前記耳部の切断部がコンクリー
ト表面に近いほど有利である。しかし凹部形成部材をコ
ンクリート面に安定保持させるためにはある程度の奥行
き(深さ)が必要であり、しかもこの奥部の底板部分に
耳部の切断線が形成されるものであるから、凹部の開口
部を大きくしない限り耳部を上下動させるための空間が
制限されるという問題点がある。
【0004】そこで本考案は、従来寸法と同じ奥行き並
びに開口部をもつ形態でありながら、セパレーター耳部
を大きく上下動させることができるスペースを確保し、
これにより部材全体を大きくすることなく容易に耳部を
切断出来るようにした凹部形成部材を提供することを主
たる目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案は、正面に向かってラッパ状に開口する有底
凹状部材であってこの開口部(2)の形態が四角形又は円
形をなし且つ正面中央縦断面形状が略台形状をなす合成
樹脂製本体(1)を含み、該本体(1)の底板(3)は縦断面形
状において凸面が前記開口部(2)に向かう円弧状又は三
角状の水平な凸条の形態に形成され、この凸条の底板
(3)の頂部にコンクリート形枠用セパレータ(6)の耳部
(7)が挿通可能な透穴(4)が水平方向に沿って設けられて
いる。更に、前記本体(1)の内面で前記底板(3)の頂部か
ら開口部(2)の内縁を結ぶ仮想直線を突出しない領域内
に偏平なつまみ片(5)が突出形成されている構造とした
ものである。
【0006】
【作用】上記のごとく構成された凹部形成部材(A)はコ
ンクリート型枠組成時に於いてコンクリートセパレータ
(6)の偏平板状耳部(7)を図4、図5に示すごとく透孔
(4)から挿通して取り付けて使用される。前記耳部(7)は
上下に隣接する型枠(8),(8)の周辺側板部分(8a),(8a)の
間に挟み込まれクリップ(9)により締結固定される。こ
の場合、凹部形成部材(A)はその開口部外端縁が型枠
(8),(8)の内面に当接するようにしておく。而して打設
コンクリート硬化後クリップ(9)を外して型枠(8)、(8)
を除去した後、コンクリート表面から突出した耳部を図
7で示すように上下に揺動させて凹部形成部材の奥部で
予め形成した切断線から切断除去する。この時、底板
(3)の凸出した分だけ、この透孔(4)から開口部の上下内
縁を結ぶ角度αを大きく取ることができるので容易に耳
部(7)を切断することができる。その後、図8で示すよ
うにつまみ片(5)をペンチ(10)等でつかんで凹部形成部
材(A)を取り出す。そしてこのようにして形成された凹
部(11)を図9で示すようにモルタルで埋めてコンクリー
ト表面を仕上げる。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例について図面を参照にし
て説明する。図1乃至図3において、符号(A)は本考案
に係る凹部形成部材を示すもので、該部材(A)は正面に
向かってラッパ状に開口する有底凹状部材であってこれ
の開口部(2)の形態が四角形をなし且つ正面中央縦断面
形状が略台形をなす本体(1)を含む。該本体(1)の底板
(3)は縦断面形状において凸面が前記開口部(2)に向かう
円弧状又は三角状の水平な凸条の形態に形成され、この
凸条の底板(3)の頂部にコンクリート形枠用セパレータ
(6)の耳部(7)が挿通可能な上下幅1〜1.5mm厚の透穴
(4)が水平方向に沿って設けられている。
【0008】更に、前記本体(1)の内面に補強を兼ねた
複数のリブ状のつまみ片(5)…が突出形成されている。
このつまみ片(2)…はセパレーター耳部(7)を上下動させ
るときに邪魔にならないように、底板(3)の頂部から開
口部(2)の内縁を結ぶ仮想直線を突出しない領域内に収
められている。尚、前記凹部形成部材(A)は合成樹脂材
料によって一体的に形成されている。
【0009】尚、本考案では、図10並びに図11の符
号(12)で示すように、前記凹部形部材の本体(1)の左右
側壁(1a),(1b)の奥端部を、凸条底板(3)の弯曲形状に沿
って切欠いて形成するようにしてもよい。これによりコ
ンクリートへの食い込み部分が少なくなって剥離が容易
になる。
【0010】以上本考案の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本考案は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではない。例えば、図示は省略す
るが、本体(1)の開口部(2)の形態が円形又は楕円形のも
のであってもよく、その他本考案の構成要件を備え、か
つ本考案にいう目的を達成し、以下にいう効果を有する
範囲内において適宜改変して実施することができるもの
である。
【0011】
【考案の効果】以上詳述したごとく本考案は、縦断面形
状が略台形状をなす合成樹脂製本体(1)の底板(3)が縦断
面形状において凸面が前記開口部(2)に向かう円弧状又
は三角状の水平な凸条の形態に形成され、この凸条の底
板(3)の頂部にコンクリート形枠用セパレータ(6)の耳部
(7)が挿通可能な透穴(4)が水平方向に沿って設けられて
いるので、底板(3)の凸出した分だけ、この透孔(4)から
開口部の上下内縁を結ぶ角度αを大きく取ることがで
き、従って本体(1)の奥行き並びに開口部を従来と同じ
寸法に形成しても、セパレーターの耳部(7)を大きく上
下動させる為のスペースを確保することができ、これに
より部材全体を大きくすることなく容易に耳部を切断す
ることができ、加えて本体(1)の内面で前記底板(3)の頂
部から開口部(2)の内縁を結ぶ仮想直線を突出しない領
域内にリブ状のつまみ片(5)が突出形成されているの
で、セパレーター耳部(7)を上下動させるときに邪魔に
なることがなく、しかもコンクリートから凹部形成部材
を除去するときのつまみとしての役目の他に本体(1)の
補強リブとして作用して肉厚を薄くしても充分強度を保
持できて材料節減に役立つ等の種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る凹部形成部材の一実施例を示す斜
視図である。
【図2】本考案の凹部形成部材の正面図である。
【図3】図2のB−B線に沿った正面中央縦断面図であ
る。
【図4】本考案を使用した状態を示す横断面図である。
【図5】同じく本考案を使用した状態を示す縦断面図で
ある。
【図6】図2のC−C線に沿った断面図である。
【図7】本考案を使用した縦断面図であって、耳部を切
断するときの状態を示すものである。
【図8】耳部を切断した後、本考案の凹部形成部材を除
去する状態を示す斜視図である。
【図9】凹部形成部材を除去した後、モルタルを埋め込
んだ状態を示す断面図である。
【図10】本考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図11】図10で示した実施例の縦断面図である。
【図12】従来の凹部形成部材の使用状態を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
(1) 本体 (2) 開口部 (3) 底板 (4) 透穴 (5) つまみ片 (A) 本考案に係る凹部形成部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面に向かってラッパ状に開口する有底
    凹状部材であってこの開口部(2)の形態が四角形又は円
    形をなし且つ正面中央縦断面形状が略台形状をなす合成
    樹脂製本体(1)を含み、該本体(1)の底板(3)は縦断面形
    状において凸面が前記開口部(2)に向かう円弧状又は三
    角状の水平な凸条の形態に形成され、この凸条の底板
    (3)の頂部にコンクリート形枠用セパレータ(6)の耳部が
    挿通可能な透穴(4)が水平方向に沿って設けられてお
    り、且つ前記本体(1)の内面で前記底板(3)の頂部から開
    口部(2)の内縁を結ぶ仮想直線を突出しない領域内に偏
    平なつまみ片(5)が突出形成されているコンクリート型
    枠用セパレータの凹部形成部材。
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