JP2549145Y2 - ポジショナ - Google Patents

ポジショナ

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JP2549145Y2
JP2549145Y2 JP1992018126U JP1812692U JP2549145Y2 JP 2549145 Y2 JP2549145 Y2 JP 2549145Y2 JP 1992018126 U JP1992018126 U JP 1992018126U JP 1812692 U JP1812692 U JP 1812692U JP 2549145 Y2 JP2549145 Y2 JP 2549145Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、調節弁用電空ポジショ
ナ等に適用して好適な防爆型のポジショナに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から電空式の計器、例えば電空変換
器、調節弁用電空ポジショナ等に用いられる電気/変位
変換機構は、爆発ガス雰囲気中で使用される際、防爆基
準により十分な防爆性能を有することが義務付けられて
いる。そのため、電気/変位変換機構全体を格別の耐圧
容器により形成した防爆ケース内に納めるという構造が
普通採用されている。図3はこのような耐圧防爆構造を
採用した調節弁用電空ポジショナの従来例を示すもの
で、これを概略説明すると、同ポジショナ1は調整弁2
の作動軸3の変位量をポテンショメータ等の変位検出部
(フィードバック部)4によって電気信号I1 に変換
し、該電気信号I1 を制御演算部5にフィードバック
し、このフィードバック信号とポジショナ1への入力信
号I0 とを比較し、その差を電空変換部6に送信するこ
とにより、計器信号と弁軸位置との関係を外乱に抗して
常に正確に制御するように構成したものである。
【0003】制御演算部5は入力検出部、CPU等を有
している。電空変換部6は、入力信号I0 (例えば4〜
20mA)をマグネット7の変位に変換するマグネット
ユニット8、マグネット7の変位に応じてフラッパ9が
揺動し、ノズル10の背圧を変化させるノズルフラッパ
機構11およびノズル背圧を増幅しバルブ駆動力Pou
tとして調節弁2の駆動装置13に出力するパイロット
リレー(パイロット部)12等とで構成されている。
【0004】14は防爆室15を形成する耐圧型の防爆
ケースで、この防爆ケース14は、前記変位検出部4、
マグネットユニット8、ノズルフラッパ機構11、端子
盤16、スパン調整用スイッチ17、スパン調整用ねじ
18、零調整用スイッチ19、零調整用ねじ20等を収
納し、外壁面には図4に示すように前記パイロットリレ
ー12が複数個のボルト22によりガスケット23を介
して固定されている。ガスケット23は防爆ケース14
の外壁面に凹設された嵌合部24内に配設され、前記嵌
合部24の底面に形成された、前記電空変換部6とパイ
ロットリレー12を接続する空気回路25をシールして
いる。
【0005】26(図3)はパイロットリレー12を収
納するケースで、前記防爆ケース14の外壁面に取り付
けられ、この間にノズル背圧用と排気用のフレームアレ
スタ27、28が設けられている。これらのフレームア
レスタ27、28は、図5に示すように適宜な外径を有
する中心軸29と、肉厚一定で内外径が異なり前記中心
軸29の周りに略同軸配置される複数個、例えば5つの
円筒体30A〜30Eとで構成されることにより円筒組
合わせ型フレームアレスタを形成しており、前記防爆ケ
ース14の内壁面に凹設された凹部31(図4)内に一
対のバー32a、32bを介して収納配置されている。
中心軸29と各円筒体30A〜30Eは、ステンレス等
の金属によって形成され、これらの隙間が防爆基準に適
合する防爆スキd(例:0.1mm)を形成し、長さL
が防爆スキdの奥行を形成している。この場合、円筒体
30A〜30Eは互いに偏心して配置されるものであっ
てもよく、その最大隙間が防爆スキd以下であればよ
い。前記バー32a、32bはフレームアレスタ27と
凹部31の底面および電空変換部6との間に空隙を形成
するために用いられる。
【0006】前記凹部31の内側開口端は前記ノズル1
0の背圧通路35(図1、図4)に接続され、内側開口
端とは反対側は防爆ケース14の壁面を貫通して形成さ
れた連通孔36を介して前記空気回路25に接続されて
いる。前記電空変換部6は、防爆ケース14内に突設さ
れた取付部37にねじ39によって固定され、底面が前
記フレームアレスタ27を収納する凹部31を形成する
円筒部38の内側開口端面にOリング42を介して密接
されている。
【0007】なお、図1において43は圧力計、44は
減圧弁、45は自動、手動切換スイッチである。
【0008】このような構成において、ポジショナ1へ
の入力信号I0 は、例えば4mAから20mAの範囲で
変化し、4mAの時、調節弁2を全閉状態に保持し、2
0mAの時、全開状態に保持するものとする。調節弁2
の全閉状態において、作動軸3に連動して回動するレバ
ー46は下方に最大角度回動した位置に停止している。
この状態において変位検出部4の電気信号I1 は入力信
号I0 と等しく、A/D変換されフィードバック信号と
して制御演算部5に入力される。制御演算部5に入力さ
れる入力信号I0 と電気信号I1 とは同じ値であるた
め、その差電流は零で、電空変換部6に対する補正信号
の送出は行われない。入力信号I0 が設定値に応じて変
化し、制御演算部5において変位検出部4からの電気信
号I1 と偏差が生じると、それに応じた補正信号を電空
変換部6に出力する。したがって、マグネット7が変位
してフラッパ9を図3反時計方向に揺動させ、ノズルギ
ャップを減少させる。ノズルギャップが減少すると、ノ
ズル背圧が増大するため、パイロットリレー12の出力
空気圧が増加してPoutとなり、駆動装置13を動作
させる。この結果、作動軸3が上方に移動して調節弁2
を開く。また、作動軸3の動きはレバー46を反時計方
向へ回動変位させる力として伝達される。レバー46が
回動すると、変位検出部4から制御演算部5にフィード
バック信号として入力される電気信号I1 の電流値が徐
々に大きくなり、設定値に応じた入力信号I0 の電流値
との間の差が減少し、この差電流が零になるところで弁
開度が安定する。弁開状態から全閉状態に戻る動作は上
記と反対の動作をする。なお、マグネットユニット8、
フラッパ機構11、パイロットリレー12、スパン、ゼ
ロ調整用スイッチ17、19等は従来周知のものであ
り、また本考案と直接関係しないため、その詳細につい
ては説明を省略する。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た構成からなる従来のポジショナにおいては、防爆ケー
ス14の内壁に設けた凹部31にフレームアレスタ27
を嵌挿配置し、取付部37に取付けられる電空変換部6
によって前記凹部31の内側開口部を閉鎖しているの
で、電空変換部6を取付部37から取り外した際、凹部
31の内側開口部が開放されて内部に収納されているフ
レームアレスタ27およびバー32a、32bが防爆ケ
ース14の内部側に脱落するという問題があった。そこ
で、脱落防止対策を講じる必要があるが、その場合はそ
のための部品を必要とするという問題が生じる。
【0010】したがって、本考案は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、脱落防止用の部品を用いることなくフレームアレ
スタの脱落を確実に防止し得るようにしたポジショナを
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、電空変換部、フィードバック部等を内蔵し
た防爆ケースの外壁面にパイロット部を接続したポジシ
ョナにおいて、前記防爆ケースの壁面に凹部を形成し、
この凹部内に肉厚一定で内外径が異なり略同軸に配置さ
れた複数個の円筒体によって構成され防爆スキと防爆ス
キの奥行を形成するフレームアレスタを嵌挿配置し、前
記凹部の開口部側に前記電空変換部もしくはパイロット
部が取付けられる嵌合部を設け、この嵌合部に連通する
小径の空気通路を有する円板状のガスケットの外周部を
前記嵌合部の内壁に密接させて嵌合し、このガスケット
を前記電空変換部もしくはパイロット部によって固定し
たことを特徴とする。
【0012】
【作用】ガスケットは、凹部の嵌合部に外周部を嵌合部
の内壁に密接させて嵌合され、凹部が防爆ケースの外壁
面側に開放して形成されている場合は、パイロット部に
よって固定され前記凹部の開口部をシールする。パイロ
ット部が取り外された場合は、嵌合部内に残って凹部の
外側開口部を閉鎖し、フレームアレスタが凹部から脱落
するのを防止する。一方、前記凹部が防爆ケースの内壁
面側に開放して形成されている場合は、電空変換部によ
って固定され、電空変換部が取り外された場合は、嵌合
部内に残って凹部の内側開口部を閉鎖し、フレームアレ
スタが凹部から脱落するのを防止する。つまり、ガスケ
ットはシール兼脱落防止部材を形成する。
【0013】
【実施例】以下本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。図1は本考案に係るポジショナの一実施
例を示す要部断面図である。なお、図3〜図5と同一構
成部品のものに対しては同一符号を以て示し、その説明
を省略する。同図において、本実施例は防爆ケース14
の外壁面側に開放し円筒状組合わせ型のフレームアレス
タ27を収納する凹部31を凹設し、この凹部31の外
側開口部を小径の空気通路51を有する円板状のガスケ
ット50によって気密に閉鎖するようにしたものであ
る。前記防爆ケース14の外壁面には嵌合部24が凹設
されており、この嵌合部24にパイロットリレー12が
前記ガスケット50を介して嵌合され、且つ複数個のボ
ルト22によって固定されている。ガスケット50は、
嵌合部24の穴径と略等しい外径を有する。また、前記
嵌合部24の底面には前記凹部31と、この凹部31に
連通する溝状の空気回路25が形成されており、ガスケ
ット50が密接固定されている。したがって、パイロッ
トリレー12は前記空気通路51を介して空気回路25
に接続されている。そして、前記凹部31の底面には電
空変換部6のノズル背圧通路35に連通する通路53が
形成されている。
【0014】このような構成からなるポジショナにおい
て、パイロットリレー12を嵌合部24から取り外した
際、ガスケット50は嵌合部24内に残って凹部31を
閉鎖しているので、フレームアレスタ27が凹部31か
ら脱落するのを防止する。また、このような構成におい
ては空気回路25をシールするシール部材としてのガス
ケット50に脱落防止部材を兼用させているため、脱落
防止用の部品を設ける必要がなく、構造が簡単である。
【0015】図2は本考案の他の実施例を示す要部断面
図である。この実施例は防爆ケース14の内壁面側に凹
部31を形成する円筒部38をケース内部に開放するよ
う突設し、この円筒部38の開口端面に嵌合部55を形
成し、電空変換部6の下面に突設した凸部56をガスケ
ット57を介して嵌合したものである。ガスケット57
は小径の空気通路59を有し、嵌合部55の穴径と略等
しい外径を有することにより外周部が嵌合部55の内周
面に密接して嵌合され、電空変換部6のノズル背圧通路
35と凹部31を連通させている。他の構成は図2に示
した従来構造と同様である。
【0016】このような構成においても電空変換部6を
取付部37から取り外した際、ガスケット57は嵌合部
55内に残るので、フレームアレスタ27の凹部31か
らの脱落を防止し得るものである。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係るポジシ
ョナにおいては、電空変換部、フィードバック部等を内
蔵した防爆ケースの外壁前にパイロット部を接続したポ
ジショナにおいて、前記防爆ケースの壁面に凹部を形成
し、この凹部内に肉厚一定で内外径が異なり略同軸に配
置された複数個の円筒体によって構成され防爆スキと防
爆スキの奥行を形成するフレームアレスタを嵌挿配置
し、前記凹部の開口部側に前記電空変換部もしくはパイ
ロット部が取付けられる嵌合部を設け、この嵌合部に連
通する小径の空気通路を有する円板状のガスケットの外
周部を前記嵌合部の内壁に密接させて嵌合し、このガス
ケットを前記電空変換部もしくはパイロット部によって
固定したので、パイロット部または電空変換部をケース
壁面から取り外した際、ガスケットは嵌合部内に残って
凹部の開口部を閉鎖し、フレームアレスタの脱落防止部
材を兼用する。したがって、脱落防止用の部品を格別必
要とせず、構造が簡単でフレームアレスタの凹部からの
脱落を確実に防止することができ、また安価なポジショ
ナを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るポジショナの一実施例を示す要部
の断面図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図3】ポジショナの従来例を示す概略構成断面図であ
る。
【図4】従来のフレームアレスタの取付構造を示す断面
図である。
【図5】円筒組合わせ型フレームアレスタの分解斜視図
である。
【符号の説明】
4 変位検出部(フィードバック部) 6 電空変換部 12 パイロットリレー 14 防爆ケース 24 嵌合部 27、28 フレームアレスタ 31 凹部 50 ガスケット 51 空気通路 55 嵌合部 57 ガスケット 59 空気通路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電空変換部、フィードバック部等を内蔵
    した防爆ケースの外壁面にパイロット部を接続したポジ
    ショナにおいて、 前記防爆ケースの壁面に凹部を形成し、この凹部内に肉
    厚一定で内外径が異なり略同軸に配置された複数個の円
    筒体によって構成され防爆スキと防爆スキの奧行を形成
    するフレームアレスタを嵌挿配置し、前記凹部の開口部
    に前記電空変換部もしくはパイロット部が取付けられ
    る嵌合部を設け、この嵌合部に連通する小径の空気通路
    を有する円板状のガスケットの外周部を前記嵌合部の内
    壁に密接させて嵌合し、このガスケットを前記電空変換
    部もしくはパイロット部によって固定したことを特徴と
    するポジショナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS551107A (en) * 1978-06-16 1980-01-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Exposure device
JPH077481B2 (ja) * 1984-12-14 1995-01-30 充 上野 ステレオレコード再生装置
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