JP2548955B2 - 内視鏡用採取具 - Google Patents

内視鏡用採取具

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JP2548955B2 JP62255179A JP25517987A JP2548955B2 JP 2548955 B2 JP2548955 B2 JP 2548955B2 JP 62255179 A JP62255179 A JP 62255179A JP 25517987 A JP25517987 A JP 25517987A JP 2548955 B2 JP2548955 B2 JP 2548955B2
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裕久 植田
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、内視鏡の鉗子チャンネルに挿通されて、
体腔内の異物等を回収するために用いられる内視鏡用採
取具に関するものである。
[従来の技術] この種の内視鏡用採取具は、可撓性チューブの先端か
ら弾性ワイヤを押し出して膨出させ、その弾性ワイヤ内
に異物等を捕捉するようになっており、弾性ワイヤがな
るべく大きく膨らみ、しかも、狭い可撓性チューブ内に
長時間引き込まれていても、復元力によってチューブ外
では常に充分に膨らむような性能が必要とされる。
そこで従来は、例えば第10図に示されるように、可撓
性チューブ21内に操作ワイヤ22を進退自在に挿通し、そ
の操作ワイヤ22に連結した弾性ワイヤ23の先端側に折り
曲げ部24を形成して全体としてかご状に膨らませ、弾性
ワイヤ23に大きな膨らみと復元力が生じるようにしてい
た。
[発明が解決しようとする問題点] 弾性ワイヤで大きなループを形成するためには、上述
の従来のものでは、折り曲げ部24を直角に近い角度で曲
げなければならない。しかし、その折り曲げ部24がチュ
ーブ内に引き込まれると、第11図に示されるように、折
り曲げ部24の角度が鈍角に広げられて塑性変形し、復元
性が不充分になって大きなループを形成することができ
なくなってしまう欠点があった。そして、弾性ワイヤ23
が、その部分で疲労により切断をしてしまうことさえあ
った。
また、弾性ワイヤ23を途中までチューブ21から押し出
した状態では、第12図に示されるように、弾性ワイヤ23
が全く拡がらず、直径の小さなループを形成することが
できない欠点があった。
この発明は、そのような従来の欠点を解消し、弾性ワ
イヤをチューブ内に繰り返し出し入れしても、常に安定
して大きなループを形成することができ、しかも、必要
に応じて適宜の大きさのループを、任意に形成すること
ができる内視鏡用採取具を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上述の問題点を解決するための、本発明による内視鏡
用採取具は、可撓性チューブと、そのチューブ内に進退
自在に挿通された操作ワイヤと、上記チューブの先端か
ら出入りできるように上記操作ワイヤに連結され上記チ
ューブ外でループ状に膨らむように形成された弾性ワイ
ヤよりなる内視鏡用採取具において、上記弾性ワイヤ
を、上記チューブから押し出したときに、先端側のルー
プの直径が小さくなった「8」の字状の形状に膨出する
ように形成したことを特徴とする。
[作用] 弾性ワイヤを可撓性チューブから押し出したときに
は、弾性ワイヤは、先端側のループの直径が小さくなっ
た「8」の字状のループを形成する。そして、弾性ワイ
ヤを可撓性チューブ内に引き込めば、弾性ワイヤは長い
範囲でゆるやかに変形して潰れ、チューブ内に収納され
る。したがって、弾性ワイヤは塑性変形を起こさず、常
に復元性を維持するので、弾性ワイヤを可撓性チューブ
から押し出せば、元の大きさのループを形成することが
できる。
また、弾性ワイヤを部分的に可撓性チューブから押し
出したときには、その押し出し長さに応じた大きさのル
ープが形成される。
[実施例] 第1図は、本発明の第1実施例の内視鏡用採取具を示
しており、図中、1は、例えば四フッ化エチレン樹脂よ
りなる可撓性チューブであり、その中には操作ワイヤ2
が進退自在に挿通されている。可撓性チューブ1の基端
部側には、操作ワイヤ2を進退操作する公知の操作部
(図示せず)が接続されている。
操作ワイヤ2の先端には、連結管3を介して、例えば
撚り線又は単線のステンレス鋼線などよりなる弾性ワイ
ヤ4が連結されている。尚、弾性ワイヤの材料としてい
わゆる超弾性合金(Ni−Ti合金より成る形状記憶合金の
一種)を使用すれば、優れた復元性が得られる。操作ワ
イヤ2と弾性ワイヤ4の各端部は、連結管3内に両側か
ら挿入されて、例えばロー付により連結管3に固着され
ている。尚、連結管3として金属コイル等を用いてもよ
く、また、操作ワイヤ2と弾性ワイヤ4を一本のワイヤ
で連続して形成してもよい。
弾性ワイヤ4は、単体では、第2図に示されるような
形状に形成されている。即ち、まっすぐに伸ばしたワイ
ヤの中央部を360度回転させて、そこに小さなループ4a
が形成されている。そして、このワイヤの両端を連結管
3に固着することにより、第1図に示されるような形
状、即ち、先端側のループ4aの直径が小さくなった
「8」の字状の形状が形成されている。4bは大きい方の
ループを示している。尚、小ループ4aは正円形状でなく
てもよく、長円形又は楕円形などでもよい。
上述の第1図は、弾性ワイヤ4が可撓性チューブ1か
ら押し出された状態を示しているが、第3図は、弾性ワ
イヤ4を可撓性チューブ1内へ引き込んだ状態を示して
いる。この状態では、弾性ワイヤ4の大ループ4b部分が
可撓性チューブ1内で押し潰されているが、弾性ワイヤ
4は、小ループ4aから大ループ4bにわたる長い範囲Aで
ゆるやかに変形するので、塑性変形は発生しない。つま
り、チューブ1内では弾性ワイヤ4は弾性域内で変形し
ており、弾性ワイヤ4を可撓性チューブ1内から押し出
せば、常に、第1図に示されるような、大きなループが
形成される。
第4図は、弾性ワイヤ4を途中まで可撓性チューブ1
から押し出した状態を示している。弾性ワイヤの大ルー
プ部4bには、第2図に示される直線状態に戻ろうとする
力がワイヤ全体にバランスして作用している。したがっ
て、弾性ワイヤ4が可撓性チューブ1から途中まで押し
出された状態では、大ループ部4bは、押し出し長さLに
ほぼ比例した直径の円に近い形状を形成する。
第5図は、本発明の第2の実施例であり、弾性ワイヤ
4を2本、90度ずらして設けたものである。このよう
に、本発明においては弾性ワイヤ4は、1本、2本又は
3本以上であってもよい。弾性ワイヤ4を2本設けた場
合には、第6図に示されるような、十字状の溝5を穿設
した先端チップ6を、第7図に示されるように、弾性ワ
イヤの小ループ部4aの頭部に固着してもよい。このよう
にすることにより、2本の弾性ワイヤ4の相互の位置関
係にずれが生じない。
第8図は、90度ずらして設けた2本の弾性ワイヤ14の
先端に、各々、小ループ部14aを2つずつ連続に形成
し、その最先端の小ループ部14aどうしを先端チップ16
で互いに固着したものである。小ループ部14aどうしを
固着する場合には、このように小ループ部14aを複数連
続して形成することにより、確実な復元性を得ることが
できる。
尚、可撓性チューブ1の先端部には、第9図に示され
るように、口金7を取着してもよい。このようにするこ
とにより、可撓性チューブ1が弾性ワイヤによって傷つ
けられないようになる。
本発明の構造は、内視鏡用の高周波スネアとしても有
効である。
[発明の効果] 本発明の内視鏡用採取具によれば、弾性ワイヤが可撓
性チューブ内に引き込まれたときに、弾性ワイヤが長い
範囲でゆるやかに変形して潰れ、塑性変形を起こさない
ので、常に復元性を維持し、常に安定して大きなループ
を形成することができる。また、弾性ワイヤを部分的に
可撓性チューブから押し出したときには、その押し出し
長さに応じた大きさのループが形成されるので、押し出
し長さを変えることにより、適宜の大きさのループを任
意に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の側面図、第2図はその実施
例に用いられる弾性ワイヤの側面図、第3図はその実施
例の弾性ワイヤを可撓性チューブ内に引き込んだ状態の
側面断面図、第4図はその実施例の弾性ワイヤを部分的
に可撓性チューブから押し出した状態の側面図、第5図
は本発明の第2の実施例の側面図、第6図は先端チップ
の斜視図、第7図はその先端チップを弾性ワイヤの先端
に取着した状態の部分側面図、第8図は本発明の第3図
の実施例の側面図、第9図は可撓性チューブの先端に口
金を取着した状態の側面断面図、第10図ないし第12図は
従来の内視鏡用採取具を示し、第10図は弾性ワイヤを可
撓性チューブから押し出した状態の側面図、第11図は弾
性ワイヤを可撓性チューブ内に引き込んだ状態の側面断
面図、第12図は弾性ワイヤを可撓性チューブから部分的
に押し出した状態の断面図である。 1……可撓性チューブ、2……操作ワイヤ、4,14……弾
性ワイヤ、4a,14a……小ループ部、4b……大ループ部。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性チューブと、そのチューブ内に進退
    自在に挿通された操作ワイヤと、上記チューブの先端か
    ら出入りできるように上記操作ワイヤに連結され上記チ
    ューブ外でループ状に膨らむように形成された弾性ワイ
    ヤよりなる内視鏡用採取具において、上記弾性ワイヤ
    を、上記チューブから押し出したときに、先端側のルー
    プの直径が小さくなった「8」の字状の形状に膨出する
    ように形成したことを特徴とする内視鏡用採取具。
  2. 【請求項2】上記弾性ワイヤが複数設けられている特許
    請求の範囲第1項記載の内視鏡用採取具。
  3. 【請求項3】上記の複数の弾性ワイヤが、先端の小ルー
    プ部において互いに固着されている特許請求の範囲第2
    項記載の内視鏡用採取具。
  4. 【請求項4】上記小ループ部が、上記各弾性ワイヤの先
    端に複数連続して設けられており、それらの最先端の小
    ループ部が互いに固着されている特許請求の範囲第3項
    記載の内視鏡用採取具。
  5. 【請求項5】上記弾性ワイヤが、超弾性合金により形成
    されている特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれ
    かの項に記載の内視鏡用採取具。
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JP2002253559A (ja) * 2001-03-01 2002-09-10 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡用ワイヤループ型処置具

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