JP2548927B2 - 自動変速機の動力伝達装置 - Google Patents

自動変速機の動力伝達装置

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JP2548927B2
JP2548927B2 JP62012845A JP1284587A JP2548927B2 JP 2548927 B2 JP2548927 B2 JP 2548927B2 JP 62012845 A JP62012845 A JP 62012845A JP 1284587 A JP1284587 A JP 1284587A JP 2548927 B2 JP2548927 B2 JP 2548927B2
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謙 小倉
弘毅 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、例えば、ダブルピニオンにそれぞれサン
ギヤを噛み合わせたラビニヨ型複合遊星歯車列を備えた
ような自動変速機の動力伝達装置に関する。
(従来の技術) 従来、上述例の自動変速機の動力伝達装置としては、
例えば、実開昭61−55537号公報に記載の装置がある。
すなわち、トルクコンバータービンシャフト上にラビ
ニヨ型の遊星歯車機構を設けると共に、この遊星歯車機
構の半径方向外方にブレーキ装置およびワンウェイクラ
ッチ等の動力伝達状態切換手段を配置し、かつ、この動
力伝達状態切換手段とプラネットキャリアとをスプライ
ン結合した装置である。
上述のラビニヨ型の遊星歯車機構におけるプラネット
キャリアには、ロングピニオンの側部位置においてスプ
ラインを形成している関係上、この遊星歯車機構全体の
軸方向長さが長くなるばかりでなく、上述のようにスプ
ラインをオーバハングした位置に形成しているので、こ
のスプラインと結合される動力伝達状態切換手段の部材
を、スプライン位置まで延長させる必要があり、この部
材の剛性が弱くなる問題点を有していた。
(発明の目的) この発明は、遊星歯車機構全体の軸方向の長さを短く
することができ、かつスプラインと結合される動力伝達
状態切換手段の部材の剛性の向上を図ることができる自
動変速機の動力伝達装置の提供を目的とする。
(発明の構成) この発明は、ラビニヨ型の遊星歯車機構と、該遊星歯
車機構の半径方向外方に配置され、プラネットキャリヤ
にスプライン結合される動力伝達状態切換手段とを有す
る自動変速機であって、上記プラネットキャリヤは、ロ
ングピニオンと軸方向にラップして配置され外周に上記
動力伝達状態切換手段に結合されるスプラインが形成さ
れたスプライン形成部と、該スプライン形成部のロング
ピニオンを避けた周方向所定位置より半径方向内方に延
び、ショートピニオンを支持するピニオンシャフトのシ
ョートピニオン近傍位置に取付けられるボス部とが一体
的に形成されている自動変速機の動力伝達装置であるこ
とを特徴とする。
(発明の効果) この発明によれば、上記のショートピニオン近傍位置
に対応してプラネットキャリヤにロングピニオンを避け
たボス部を一体形成し、このボスをピニオンシャフトの
上にショートピニオン近傍に固定すると共に、スプライ
ン形成部外周の例えばショートピニオンと近接する側の
外方にスプラインを一体形成しているので、このスプラ
イン位置は従来のようなオーバハング位置とは異なり、
ショートピニオン後端に対応するので、遊星歯車機構全
体の軸方向の長さの短縮を図ることができる効果があ
る。
また、上述のスプライン位置は例えば動力伝達状態切
換手段のワンウェイクラッチ直下に設定することができ
るので、このスプラインと結合される部材の延長距離が
短くなり、同部材の剛性の向上を図ることができる効果
がある。
(実施例) この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は自動変速機の動力伝達装置を示し、第1図にお
いて、入力軸としてのエンジンのクランク軸1と同軸に
トルクコンバータ2および多段変速歯車装置3を配置し
ている。
上述のトルクコンバータ2は、ポンプ4、タービン5
およびステータ6を備え、ンプ4はクランク軸1に固定
されている。
またステータ6は一方向クラッチ7を介して前述の多
段変速歯車装置3のケース8と一体の固定軸9上で回転
する。
ここで、上述の一方向クラッチ7は、ステータ6のポ
ンプ4と同方向の回転のみを許容するクラッチである。
前述の多段変速歯車装置3は、オイルポンプ10に連結
された中央軸11を備えている。
上述のオイルポンプ10その基端がクランク軸1に固定
され、先端が多段変速歯車装置3の中央を貫通して延
び、該多段変速歯車装置3の側壁に配置されている。
また前述の中央軸11の外方には、基端が上述のトルク
コンバータ2のタービン5に連結され、先端が多段変速
歯車装置3の上述の側壁まで延び、この側壁に回転自在
に支持された中空のタービンシャフト12を設けている。
そして、このタービンシャフト12上には、ラビニヨ型
遊星歯車機構13を設けている。
このラビニヨ型遊星歯車機構13は、小径サンギヤ14
と、この小径サンギヤ14のエンジンから遠ざかる側の側
方に配置された大径サンギヤ15と、ロングピニオンギヤ
16と、ショートピニオンギヤ17と、リングギヤ18いわゆ
るインターナルギヤとを備えている。
上述のラビニヨ型遊星歯車機構13のエンジンから遠ざ
かる側の側方には、第1および第2のクラッチ装置19,2
0を並列状に配置している。
上述の第1クラッチ装置19は、第1のワンウェイクラ
ッチ21aを介して小径サンギヤ14とタービンシャフト12
との間の動力伝達を断続する。
また上述の第2クラッチ装置20は、第1クラッチ装置
19と並列で上述の小径サンギヤ14とタービンシャフト12
との間と動力伝達を断続する。
そして、上述の第2クラッチ装置20の径方向外方には
第1ブレーキ装置21を配置している。この第1ブレーキ
装置21はバンドブレーキで、前述の大径サンギヤ15に連
結されたブレーキドラム22と、このブレーキドラム22に
掛けられたブレーキバンド23とを有する。
上述の第1のクラッチ装置19の径方向外方で、かつ第
1ブレーキ装置21の側方には、第3クラッチ装置24を配
置している。
この第3クラッチ装置24は、第1ブレーキ装置21のブ
レーキドラム22を介して大径サンギヤ15とタービンシャ
フト12との間の動力伝達の断続を行なう。
また前述のラビニヨ型遊星歯車機構13の径方向外方に
は、該遊星歯車機構13のプラネットキャリヤ25と多段変
速歯車装置3のケース8とを係脱する第2ブレーキ装置
26を配置している。
上述の第1および第2の各ブレーキ装置21,26間に
は、第2ブレーキ装置26と並列でプラネットキャリヤ25
とケース8との係脱する第2のワンウェイクラッチ27を
配置している。
さらに、上述の遊星歯車機構13のエンジン側の側方に
は、該遊星歯車機構13のプラネットキャリヤ25と前述の
タービンシャフト12との間の動力伝達を断続する第4ク
ラッチ装置28を配置している。
そして、この第4クラッチ装置28のエンジン側の側方
には、リングギヤ18に連結されたアウヤプットギヤ29を
配置し、このアウトプットギヤ29はアウトプットシャフ
ト30と一体的に形成している。
ところで、前述のラビニヨ型の遊星歯車機構13は第2
図、第3図に示す如く、そのプラネットキャリヤ25は矢
印aの幅でロングピニオンギヤ16と軸方向にラップして
配置され、外周に上記動力伝達状態切換手段の部材34に
スプライン結合されるスプライン33が形成されたスプラ
イン形成部としての環状部39と、この環状部39のロング
ピニオンギヤ16を避けた周方向所定位置より半径方向内
方に延び、ショートピニオンギヤ17を支持するショート
ピニオンシャフト32のショートピニオンギヤ17近傍位置
に取付けられるボス部31とを一体形成している。
そして、上述の環状部39外周におけるショートピニオ
ンギヤ17と近接する側には前述のロングピニオンギヤ16
に干渉せず、かつ該ロングピニオンギヤ16とラップする
スプライン33を一体形成し、このスプライン33を動力伝
達状態切換手段の部材34にスプライン結合させている。
なお、図中、35…はロングピニオンシャフト、36はボ
ール、37はクラッチハブ、38はクラッチドラムである。
以上説明した構造の多段変速歯車装置3は、それ自体
で前進4段、後進1段の変速段を有し、第1図乃至第4
図の各クラッチ装置19,20,24,28、第1および第2の各
ブレーキ装置21,26を適宜作動させることにより所定の
変速段を得ることができる。
以上の構成において、各変速段とクラッチ、ブレーキ
の作動関係を次表に示す。
ところで、上述のラビニヨ型の遊星歯車機構13は、そ
のショートピニオンギヤ17近傍位置に対応してプラネッ
トキャリヤ25にロングピニオンギヤ16を避けたボス部31
を一体形成し、このボス部31をショートピニオンシャフ
ト32上のショートピニオンギヤ17近傍に固定すると共
に、環状部39外周のショートピニオンギヤ17と近接する
側の外方にスプライン33を一体形成しているので、この
スプライン33位置は既述した従来例のオーバハング位置
とは異なり、ショートピニオンギヤ17後端に対応するの
で、ラビニヨ型遊星歯車機構13全体の軸方向の長さを短
縮することができ、延いてはミッションケースの小型コ
ンパクト化を図ることができる効果ある。
加えて、上述のスプライン33位置は動力伝達状態切換
手段としての第2のワンウェイクラッチ27の直下に設定
することができるので、このスプライン33と結合される
部材34の延長距離が従来例のものと比較して短くなり、
同部材34の剛性の向上を図ることができる効果がある。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、 この発明の動力伝達状態切換手段は、実施例の第2ブ
レーキ装置26および第2のワンウェイクラッチ27に対応
し 以下同様に、 ショートピニオンは、ショートピニオンギヤ17に対応
し、 ピニオンシャフトは、ショートピニオンシャフト32に
対応し、 ロングピニオンは、ロングピニオンギヤ16に対応し、 スプライン形成部は、環状部39に対応するも、 この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるも
のではない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示し、 第1図は自動変速機の全体構造を示す軸方向断面図、 第2図は動力伝達装置を示す第1図の要部拡大断面図、 第3図は第2図のIII−III線矢視断面図である。 13……遊星歯車機構 16……ロングピニオンギヤ 17……ショートピニオンギヤ 25……プラネットキャリヤ 26……ブレーキ装置 27……ワンウェイクラッチ 31……ボス部 32……ショートピニオンシャフト 33……スプライン、39……環状部(スプライン形成部)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラビニヨ型の遊星歯車機構と、該遊星歯車
    機構の半径方向外方に配置され、プラネットキャリヤに
    スプライン結合される動力伝達状態切換手段とを有する
    自動変速機であって、 上記プラネットキャリヤは、ロングピニオンと軸方向に
    ラップして配置され外周に上記動力伝達状態切換手段に
    結合されるスプラインが形成されたスプライン形成部
    と、該スプライン形成部のロングピニオンを避けた周方
    向所要位置より半径方向内方に延び、ショートピニオン
    を支持するピニオンシャフトのショートピニオン近傍位
    置に取付けられるボス部とが一体的に形成されているこ
    とを特徴とする 自動変速機の動力伝達装置。
JP62012845A 1987-01-21 1987-01-21 自動変速機の動力伝達装置 Expired - Lifetime JP2548927B2 (ja)

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