JP3071212B2 - 自動変速機 - Google Patents

自動変速機

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、平行に配置した2つの軸上に各々変速装置
を配置した自動変速機の改良に関し、詳しくは、そのコ
ンパクト化対策に関する。
(従来の技術) 従来より、この種の自動変速機として、例えば特開昭
59−117943号公報に開示されるように、第1軸上に主変
速機を、第2軸上に副変速機を各々設けると共に、第1
軸の後端部に出力ギヤを配置し、第2軸の後端部に上記
出力ギヤに噛合するカウンタギヤを配置することによ
り、第1軸から第2軸への動力伝達を行いながら、主及
び副変速機での変速により多段の変速を行うようにした
ものが知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のものでは、第2軸において
副変速機の遊星歯車機構とカウンタギヤとが第2軸の軸
方向に並列に配置される関係上、その分、副変速機が第
2軸方向に長くなる欠点がある。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その
目的は、上記のように第1軸に伝達された動力をカウン
タギヤを経て第2軸に伝達する自動変速機において、第
2軸上の変速装置の第2軸方向長さを短縮して、そのコ
ンパクト化を図ることにある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明では、第2軸の遊
星歯車機構とカウンタギヤとを第2軸の半径方向に重ね
て配置することとする。
つまり、請求項1記載の発明の具体的な解決手段は、
トルクコンバ−タの出力軸と同軸に配置した第1軸上に
遊星歯車機構を有する第1の変速装置が設けられ、上記
第1軸と平行に配置した第2軸上に遊星歯車機構を有す
る第2の変速装置が設けられた自動変速機を前提とし
て、上記第1の変速装置の出力ギヤに第2の変速装置の
カウンタギヤを噛合させると共に、該第2の変速装置の
カウンタギヤの半径方向内方に、該第2の変速装置の遊
星歯車機構を配置して、該第2の変速装置のカウンタギ
ヤと上記遊星歯車機構とを上記第2軸の軸方向の同一位
置にて上記第2軸の半径方向に重ねて配置する構成とし
ている。
更に、請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の
自動変速機において、上記第2の変速装置の遊星歯車機
構が有するキャリアに、第2の変速装置の出力ギヤを接
続する構成としている。
(作用) 上記の構成により、請求項1記載の発明では、第2軸
では、カウンタギヤの半径方向内方に遊星歯車機構が配
置されて、この両者が第2軸の軸方向の同一位置にて第
2軸の半径方向に重ねた配置とされているので、この両
者を第2軸の軸方向に並列に配置する従来のものに比べ
て、第2軸の軸方向長さが短縮される。
しかも、請求項2記載の発明では、第2の変速装置が
有する遊星歯車機構のキャリアを第2軸に対して遊転自
在に支持するに際し、このキャリアを、第2軸に対して
遊転自在な第2の変速装置の出力ギヤに接続したので、
このキャリアを別途に第2軸に対して遊転自在に支持す
る構成が不要である。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、
第1軸に伝達された動力をその出力ギヤから第2軸に設
けたカウンタギヤを経て該第2軸に伝達する自動変速機
において、上記第2軸のカウンタギヤの半径方向内方に
遊星歯車機構を配置して、この第2軸のカウンタギヤと
遊星歯車機構とを第2軸の軸方向の同一位置にて第2軸
の半径方向に重ねた構造としたので、第2軸の軸方向長
さを有効に短縮でき、そのコンパクト化を図ることがで
きる。
また、請求項2記載の発明によれば、第2の変速装置
が有する遊星歯車機構のキャリアを第2の変速装置の出
力ギヤに接続したので、上記キャリアを別途に第2軸に
対して遊転自在に支持する構成を不要にできる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。第1
図は自動変速機10の構成を示す。同図の自動変速機10は
前進5段,後退1段のものを示し、15はエンジン出力
軸、16は、該エンジン出力軸15に連結されたポンプ16a
と、ステ−タ16bと、タ−ビン16cとを備えたトルクコン
バ−タであって、ステ−タ16bは、該ステ−タ16bをタ−
ビン16cと逆方向に回転させないためのワンウェイクラ
ッチ17を介してケ−ス18に固定可能に設けられている。
また、20は第1の変速装置としての前進4段の主変速機
であって、該主変速機20は上記トルクコンバ−タ16のタ
−ビン16cに連結したコンバ−タ出力軸16dの外周に該出
力軸16dと同軸上に配置した第1軸20a上に形成される。
また、80は上記第1軸20aに平行に配置した第2軸81に
設けた第2の変速装置としての2段の副変速機である。
上記主変速機20は、内部にラビニョオ型の遊星歯車機
構22を備え、該遊星歯車機構22は、第1軸20aに連結さ
れた小径サンギヤ23と、該小径サンギヤ23の後方に配置
された大径サンギヤ24と、該小径サンギヤ23に噛合する
ショ−トピニオンギヤ25と、上記大径サンギヤ24及びシ
ョ−トピニオンギヤ25に噛合するロングピニオンギヤ26
と、該ロングピニオンギヤ26に噛合するリングギヤ27と
から成る。上記小径サンギヤ23が連結された第1軸20a
は、その外方に配置したフォワ−ドクラッチ30及び該ク
ラッチ30に直列に接続され上記コンバ−タ出力軸16dの
逆駆動を阻止する第1ワンウェイクラッチ31を介して上
記コンバ−タ出力軸16dに連結される。そして、上記フ
ォワ−ドクラッチ30と第1ワンウェイクラッチ31とを直
列に接続した系路には、コ−ストクラッチ32が並列に接
続配置されている。また、上記ロングピニオンギヤ26に
は、その後部側キャリア35を介して該ロングピニオンギ
ヤ26を固定するロ−&リバ−スブレ−キ36と、ロングピ
ニオンギヤ26のエンジン出力軸15と同方向の回転を許容
する第2ワンウェイクラッチ37とが並列に接続されてい
ると共に、その前部側キャリア38は、3−4クラッチ39
を介して上記トルクコンバ−タ16の出力軸16dに連結さ
れている。さらに、大径サンギヤ24は、その斜め後方に
配置したリバ−スクラッチ34を介して上記トルクコンバ
−タ16の出力軸16dに連結されていると共に、大径サン
ギヤ24とリバ−スクラッチ34とを接続する軸47には、該
軸47をケ−ス18に固定する2−4ブレ−キ45及び該2−
4ブレ−キ45に直列接続した第3ワンウェイクラッチ48
が配置されていると共に、該2−4ブレ−キ45と第3ワ
ンウェイクラッチ48との直列系路に並列にコ−ストブレ
−キ46が配置されている。さらに、リングギヤ27は、コ
ンバ−タ出力軸16dの前後方向のほぼ中央部分で、出力
ギヤ40に連結されている。
次に、第2軸81上の副変速機80を説明する。該副変速
機80は、上記出力ギヤ40に噛合し該ギヤ40と同歯数のカ
ウンタギヤ82と、遊星歯車機構83とを備える。該遊星歯
車機構83は、第2軸80に固定されたサンギヤ84と、該サ
ンギヤ84に噛合するピニオンギヤ85と、該ピニオンギヤ
85に噛合するリングギヤ86とから成る。該リングギヤ86
は上記カウンタギヤ82と連結され、該カウンタギヤ82に
は、該カウンタギヤ82と第2軸81とを連結するダイレク
トクラッチ88が設けられていると共に、第2軸81には、
該第2軸81をケ−ス18に固定するリダクションブレ−キ
89が設けられている。さらに、上記ピニオンギヤ85の前
側キャリア90には出力ギヤ91が接続され、該出力ギヤ91
に伝達された動力は、差動装置92のケ−スに固定したリ
ダクションギヤ93を経て減速された後に駆動輪に伝達さ
れる。また、第2軸81の前端部には第4ワンウェイクラ
ッチ94が配置されている。従って、第2軸81の遊星歯車
機構83は、ダイレクトクラッチ88の締結により出力ギヤ
91をカウンタギヤ82と同一回転数で回転させる直結状態
とする一方、リダクションブレ−キ89の締結により、出
力ギヤ91をカウンタギヤ82よりも低回転数で回転させる
減速状態とするようにしいる。
尚、図中、42はエンジン出力軸15とコンバ−タ出力軸
16dとを直結するロックアップクラッチ、43は中間軸44
を介してエンジン出力軸15により駆動されるオイルポン
プである。
以上の構成において各変速段での各クラッチ、ブレ−
キの作動状態を第1表に示すと共に、各変速段における
第1軸20aの遊星歯車機構22と第2軸81の遊星歯車機構8
3との取る変速位置を第2表に示す。
そして、本発明の特徴として、カウンタギヤ82は、第
2図に具体的に示すように、く字形状に折り曲げて形成
され、このカウンタギヤ82の半径方向内方,つまりく字
形状の内部空間U内に上記の遊星歯車機構83が配置され
て、このカウンタギヤ82と遊星歯車機構83とが第2軸81
の軸方向の同一位置にて第2軸81の径方向に重ねて配置
される構成となっている。
したがって、上記実施例においては、第2軸81のカウ
ンタギヤ82の半径方向内方に位置するく字形状空間U内
に、遊星歯車機構83が配置されているので、カウンタギ
ヤ82と遊星歯車機構83とが第2軸81の軸方向の同一位置
にて第2軸81の径方向に重ねて配置されている分、該第
2軸81の軸方向長さを短縮することができる。
また、副変速機80の遊星歯車機構83の前側キャリア90
は、副変速機80の出力ギヤ91に接続され、この出力ギヤ
91は第2軸81に対して遊転自在に配置されているので、
遊星歯車機構83のキャリアを第2軸81に対して遊転自在
に支持する別途の構成が不要である。
しかも、主変速機20の出力ギヤ40を第1軸20aの後端
部に配置する場合には、第2軸81を後方に延設し、この
延設部分の後端部にカウントギヤ82を配置して上記出力
ギヤ40に噛合させる構成が必要になるが、本実施例で
は、第1軸20aの軸方向のほぼ中央部分に出力ギヤ40が
配置されているので、カウンタギヤ82を第2軸81の軸方
向のほぼ中央部分に配置して、第2軸81の軸方向長さを
第1軸20aよりも短縮できるので、自動変速機10をコン
パクト且つ軽量に構成できる。
さらに、最終減速用のリダクションギヤ93は小径で且
つ強度的に軸方向に厚いものとなるが、このギヤ93が第
2軸81に配置されるので、その分、第1軸20aの軸方向
長さを短縮できると共に、第1軸20aの出力ギヤ40を軸
方向に薄いものに形成できて、第1軸20aの軸方向長さ
を一層短縮できる。この場合、第2軸81では、リダクシ
ョンギヤ93を設ける分、軸方向長さが長くなるが、上記
のカウンタギヤ82と遊星歯車機構83との重ね配置によ
り、軸方向長さが長くなるのを抑制ないし解消できる。
尚、上記実施例では、第2軸81の遊星歯車機構83を直
結と減速との2段の変速を行うようにしたが、本発明は
これに限定されず、直結と増速の2段の変速を行うもの
で構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は前進5段,後退
1段の自動変速機のスケルトン図、第2図は第1図の具
体的構成を示す図である。 16……トルクコンバ−タ、16d……コンバ−タ出力軸、2
0a……第1軸、20……主変速機(第1の変速装置)、2
2,83……遊星歯車機構、40……出力ギヤ、80……副変速
機(第2の変速装置)、81……第2軸、82……カウンタ
ギヤ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トルクコンバ−タの出力軸と同軸に配置し
    た第1軸上に遊星歯車機構を有する第1の変速装置が設
    けられ、 上記第1軸と平行に配置した第2軸上に遊星歯車機構を
    有する第2の変速装置が設けられているとともに、 上記第1の変速装置の出力ギヤには第2の変速装置のカ
    ウンタギヤが噛合しており、 該第2の変速装置のカウンタギヤの半径方向内方には、
    該第2の変速装置の上記遊星歯車機構が配置されてい
    て、該第2の変速装置のカウンタギヤと上記遊星歯車機
    構とが上記第2軸の軸方向の同一位置にて上記第2軸の
    半径方向に重ねて配置されていることを特徴とする自動
    変速機。
  2. 【請求項2】上記第2の変速装置の遊星歯車機構が有す
    るキャリアには、第2の変速装置の出力ギヤが接続され
    ていることを特徴とする請求項(1)記載の自動変速
    機。
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