JPH0689835B2 - 自動変速機の遊星歯車列 - Google Patents

自動変速機の遊星歯車列

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JPH0689835B2
JPH0689835B2 JP61101446A JP10144686A JPH0689835B2 JP H0689835 B2 JPH0689835 B2 JP H0689835B2 JP 61101446 A JP61101446 A JP 61101446A JP 10144686 A JP10144686 A JP 10144686A JP H0689835 B2 JPH0689835 B2 JP H0689835B2
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stator
turbine
shaft
planetary gear
gear
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正博 大窪
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株式会社大金製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、互いに遊星キャリヤとリングギャを共有する
2対のシンプル遊星ギャ組立体を有する遊星歯車列と摩
擦係合装置及び3要素1段型のトルクコンバータからな
る自動変速機の改良に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 従来のこの種の自動変速機は第3図に示すように構成さ
れている。
すなわち、1個のステータおよびタービン、ポンプから
なる3要素トルクコンバータの後段に、遊星ギャ、遊星
キャリヤ、サンギャ、リングギャからなる2対の互いに
分割されたシンプル遊星ギャ組立体10、12を有し、2個
のサンギャ14、16を各々個別に回転自在に軸支し、一方
の遊星キャリヤ18を他方のリングギャ20に連結し、この
遊星キャリヤ18から出力するようにしてある。
これらの各ギャを制御するブレーキB1、B2、クラッチC
1、C2、C3が設けられており、各ブレーキ、クラッチは
次の表1に示すようにON動作(○印)して前進4速、後
進1速の変速を行なう。
しかしながら、以上のような従来の遊星ギャ列ではクラ
ッチの個数が多く、構造及び制御が複雑になるという問
題がある。
(発明の目的) 本発明は、1速、2速領域で得られる牽引力性能を向上
させ、従来の構造より変速段数を1段減らしながら構造
及び制御を簡単にすることを目的としている。
(発明の構成) (1)技術的手段 本発明は、タービン34と、タービン34側から順次第1、
第2ステータ36、38及びポンプ32を有する4要素トルク
コンバータ30の後段に、トルクコンバータ30側から順次
第1、第2遊星ギャ28、24、第1、第2遊星キャリヤ2
9、18、第1、第2サンギャ16、14、第1、第2リング
ギャ25、20から成る第1、第2遊星ギャ組立体12、10を
設け、タービン34をタービン軸40を介して第2サンギャ
14に接続し、第1ステータ36を第1ワンウェイクラッチ
42を有しタービン軸40に外嵌したステータ筒軸44を介し
て第1サンギャ16に接続し、第2ステータ38を第2ワン
ウェイクラッチ46を有しステータ筒軸44に外嵌した固定
筒軸48を介してハウジング50に接続し、トルクコンバー
タ30直後のタービン軸40に固定したクラッチディスク55
をステータ筒軸44に設けたクラッチカバー56に収容して
クラッチC1を形成すると共にクラッチカバー56とハウジ
ング50の間に第1ブレーキB1を設け、第1遊星キャリヤ
29を第2リングギャ20に接続すると共に第1遊星キャリ
ヤ29とハウジング50の間に第2ブレーキB2を設け、第2
遊星キャリヤ18を第1リングギャ25に接続すると共に第
26遊星キャリヤ18の後端部に出力ギャ26を接続し、ター
ビン軸40の後端部とハウジング50の間に第3ブレーキB3
を設けたことを特徴とする自動変速機の遊星歯車列であ
る。
(2)作用 第1速では、出力側に繋がっていない遊星キャリヤをブ
レーキで固定し、タービンの正転力および第1ステータ
の逆転力を両遊星ギャ組立体で合成し、高トルク比、高
効率を得る。
第2速では、第1ステータをブレーキで固定し、かつ第
2ステータが空転する前の速度比域では第1ステータを
空転させて、高トルク比、高効率を得る。
(実施例) 本発明を採用した前輪駆動の乗用車用の前進3速、前進
1速の自動変速機を第1図で説明する。第1図におい
て、第3図と同一符号を付した部分は同一あるいは相当
部分を示す。
第1図中で30は4要素2段型トルクコンバータであり、
トルクコンバータ30はポンプ32、タービン34、第1ステ
ータ36、第2ステータ38等から構成されている。
タービン34はタービン軸40に連結し、第1ステータ36は
ワンウェイクラッチ42を介してステータ筒軸44に連結し
ている。ステータ筒軸44はタービン軸40に対して回転自
在な状態で同心状に配置されている。ワンウェイクラッ
チ42は第1ステータ36がタービン34と同方向に回転、す
なわち正転方向時には空転し、第1ステータ36が逆転方
向時にはロックして、第1ステータ36の逆転力をステー
タ筒軸44へ伝達するようになっている。第2ステータ38
はワンウェイクラッチ46を介して固定筒軸48に連結され
ている。固定筒軸48はステータ筒軸44の半径方向外方に
同心状に設けられている。固定筒軸48はハウジング50に
連続している。更にタービン34にはロックアップクラッ
チ52が備えられている。
以上のトルクコンバータ30の後段には、詳しくは後述す
る遊星歯車列が組合せられて自動変速機が構成されてい
る。
タービン軸40は第1図中における遊星ギャ組立体10の右
方に伸びて、遊星ギャ組立体10のサンギャ14(歯数:Za
2)に連結している。サンギャ14は遊星キャリヤ18で保
持された遊星ギャ24に噛み合っている。遊星キャリヤ18
の右端部には出力ギャ26が連結され、遊星キャリヤ18の
図中の左端部にはリングギャ25(歯数:Zr1)が固定され
ている。タービン軸40の半径方向外方には、タービン軸
40の回転を規制するブレーキBが設けられている。
遊星ギャ組立体12の遊星ギャ28は遊星キャリヤ29で保持
され、遊星キャリヤ29は遊星ギャ組立体10のリングギャ
20(歯数:Zr2)に連結し、遊星キャリヤ29の半径方向外
方にはブレーキB2が設けられている。遊星ギャ組立体12
のサンギャ16(歯数:Za1)に繋がるステータ筒軸44とタ
ービン軸40の間にはクラッチC1が介装され、クラッチC1
でタービン軸40、ステータ筒軸44を断続するようになっ
ている。更にクラッチC1の半径方向外方にはステータ筒
軸44の回転を規制するブレーキB1が設けられている。
次に作用を説明する。以上のような遊星ギャ列では、詳
しくは後述する表2に示すようにブレーキB1〜B3、クラ
ッチC1を選択的にON動作して前進3速、後進1速の変速
を行なう。
ブレーキB2のみがON動作する第1速時には、第1ステー
タ36の逆転力をステータ筒軸44から遊星ギャ組立体12の
サンギャ16に伝達し、出力軸と一体のリングギャ25より
正転力として出力させ、サンギャ14を通じてタービン軸
40から遊星ギャ組立体10のリングギャ20を介して出力軸
と一体の遊星キャリヤ18から出力されるタービン34の正
転力に、第1ステータ36の逆転力を加重して、第1ステ
ータ36が逆転する領域において効率およびトルク比を向
上させる。
すなわち、速度比eに対するトルク比t、効率ηの変化
を表す第1a図に示すように、第1ステータ36の回転方向
が正転に変るP以下の範囲で、効率は従来の効率特性η
0から効率特性η1に、トルク比はトルク比特性t0から
トルク比特性t1にそれぞれ向上する。なお、点P以上の
範囲では第1ステータ36はワンウェイクラッチ42の作用
で空転する。
次にブレーキB1のみがON動作する第2速では、第1ステ
ータ36が空転する迄の速度比域で第1ステータ36をロッ
クし、タービン34から伝わる動力を増やし、高トルク
比、高効率を得る。この第2速領域では第1b図に示すよ
うに、効率特性η0から効率特性η2に、トルク比特性
t0からトルク比特性t2にそれぞれ向上する。
更にクラッチC1のみがON動作する第3速では、第1c図に
示す効率特性η3、トルク比特性t3になる。
最後にブレーキB3がON動作する後進時には、タービン34
が固定され、第1ステータ36からの逆転力だけがサンギ
ャ16から遊星ギャ組立体12へ伝わり、リングギャ20、出
力ギャ26が逆転する。この後進時には第1d図に示すよう
に、効率特性ηR、トルク比特性tRを発揮する。
以上のような各変速段での変速比は詳しくは後述する表
3の通りになる。
(応用例) 本発明を応用した同じく前輪駆動の乗用車用の前進4
速、後進1速の自動変速機を第2図で説明する。
第2図中でサンギャ14とタービン軸40の間にはクラッチ
C2が介装され、遊星キャリヤ29とタービン軸40の間には
クラッチC1が介装されている。
以上のような遊星ギャ列では、各ブレーキ、クラッチを
次の表2に示すように選択的にON動作させて、前進4
速、後進1速の変速を行なう。
以上の表2のように各ブレーキ、クラッチを動作させる
と、タービン34および第1ステータ36の変速比は次の表
3のようになる。
表3で歯数をZa1=36、Za2=42、Zr1=Zr2=75に設定す
ると、第1速でのタービン34の変速比は2.786、第1ス
テータ36の変速比は−2.083、第2速ではタービン34が
1.579、第3速ではタービン34が1、第4速ではタービ
ン34が0.676、後進では、第1ステータ36が2.726にな
る。
(発明の効果) 以上説明したように本発明による自動変速機の遊星歯車
列では、次の効果を奏する。
第1速時には、第1ステータ36の逆転力をステータ筒軸
44から遊星ギャ組立体12のサンギャ16に伝達し、出力軸
と一体のリングギャ25より正転力として出力させ、サン
ギャ14を通じてタービン軸40から遊星ギャ組立体10のリ
ングギャ20を介して、出力軸と一体の遊星キャリヤ18か
ら出力されるタービン34の正転力に、第1ステータ36の
逆転力を加重して、第1ステータ36が逆転する領域にお
いて効率およびトルク比を向上させることができる。
したがって、第1a図に示すように、第1ステータ36の回
転方向が正転に変る点P以下の範囲で、効率を従来の効
率特性η0から効率特性η1に、トルク比をトルク比特
性t0からトルク比特性t1にそれぞれ向上させることがで
きる。
次にブレーキB1のみがON動作する第2速では、第1ステ
ータ36が空転する迄の速度比域で第1ステータ36をロッ
クし、タービン34から伝わる動力を増やし、第1b図に示
すように、効力特性η0から効率特性η2に、トルク比
特性t0からトルク比特性t2にそれぞれ向上させ、高トル
ク比、高効率を発揮することができる。
このように、第1速、第2速でトルク比および効率が向
上する。
しかも、構造が複雑で軸方向寸法が長くなるクラッチが
1個だけになり、自動変速機全体がコンパクトになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による実施例を示す構造略図、第1a図は
第1速での速度比に対するトルク比および効率の変化を
示すグラフ、第1b図は第2速および第4速での同グラ
フ、第1c図は第3速での同グラフ、第1d図は後進での同
グラフ、第2図は本発明の応用例を示す構造略図、第3
図は従来例を示す構造略図である。10、12……遊星ギャ
組立体、14、16……サンギャ、18……遊星キャリヤ、20
……リングギャ、26……出力ギャ、30……トルクコンバ
ータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タービン34と、タービン34側から順次第
    1、第2ステータ36、38及びポンプ32を有する4要素ト
    ルクコンバータ30の後段に、トルクコンバータ30側から
    順次第1、第2遊星ギャ28、24、第1、第2遊星キャリ
    ヤ29、18、第1、第2サンギャ16、14、第1、第2リン
    グギャ25、20から成る第1、第2遊星ギャ組立体12、10
    を設け、タービン34をタービン軸40を介して第2サンギ
    ャ14に接続し、第1ステータ36を第1ワンウェイクラッ
    チ42を有しタービン軸40に外嵌したステータ筒軸44を介
    して第1サンギャ16に接続し、第2ステータ38を第2ワ
    ンウェイクラッチ46を有しステータ筒軸44に外嵌した固
    定筒軸48を介してハウジング50に接続し、トルクコンバ
    ータ30直後のタービン軸40に固定したクラッチディスク
    55をステータ筒軸44に設けたクラッチカバー56に収容し
    てクラッチC1を形成すると共にクラッチカバー56とハウ
    ジング50の間に第1ブレーキB1を設け、第1遊星キャリ
    ヤ29を第2リングギャ20に接続すると共に第1遊星キャ
    リヤ29とハウジング50の間に第2ブレーキB2を設け、第
    2遊星キャリヤ18を第1リングギャ25に接続すると共に
    第2遊星キャリヤ18の後端部に出力ギャ26を接続し、タ
    ービン軸40の後端部とハウジング50の間に第3ブレーキ
    B3を設けたことを特徴とする自動変速機の遊星歯車列。
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US07/039,141 US4869128A (en) 1986-04-30 1987-04-16 Planetary gear train for automatic transmission
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