JP2548771B2 - 複合製品及びその製造方法 - Google Patents
複合製品及びその製造方法Info
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- JP2548771B2 JP2548771B2 JP9695088A JP9695088A JP2548771B2 JP 2548771 B2 JP2548771 B2 JP 2548771B2 JP 9695088 A JP9695088 A JP 9695088A JP 9695088 A JP9695088 A JP 9695088A JP 2548771 B2 JP2548771 B2 JP 2548771B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新しい形をした被覆製品を提供するための
複合製品、 特に被覆用複合製品と、その製造方法に関する。
複合製品、 特に被覆用複合製品と、その製造方法に関する。
被覆製品は、非常にいろいろな分野における使用が見
い出されており、また、多数の方法によって製造されて
いる。被覆製品は、その語を本願明細書において用いた
場合、基材が主としてその片面上で1種類もしくはそれ
以上の材料によって被覆されており、よって、基材自体
が保有しない性質がその基材に対して付与されているよ
うなものを指す。これらの性質は、以下に限定されるも
のではないけれども、化学的、物理的、電気的、光学的
及び美的性質を包含することができる。被膜は、それが
予め求められた所望の性質を被覆製品に対して付与する
場合、連続的であると考えられる。したがって、本発明
の目的に関連して考察した場合、連続的とは機能的な意
味で定義される。例えば、もしも被膜の意図が防水性の
提供にあるならば、もしも、規定の試験条件の下で、そ
の被膜が水の透過を許さないならば、その被膜は連続物
であるとみなされるであろう。同様に、任意のその他の
所望などに機能に依存して、もしも被膜が所望の性質、
例えば導電性、耐磨耗性、不透明性、美的組合せあるい
は適当な試験方法又は最終用途の特性のいずれかによっ
て規定されるようなその他の性質を奏するならば、その
被膜は連続物であるとみなされるであろう。特定の用途
では、被膜にピンホールがないことが必要である。これ
を測定する1方法としては、問題の被膜を本願明細書で
記載するように低静水圧試験(low pressure hydrostat
ic water challenge)に供することがあげられる。ここ
で、もしも被膜が試験に合格したならば、その被膜は連
続物であるとみなされる。被覆方法を有用な形でまとめ
たものは、Kirk−Othmer,Encyclopedia of Chemical Te
chnology,Vol.6,P.387−426(1979 Wiley)に見い出さ
れる。また、別の有用な情報を同書、Vol.10,P216−246
に見い出すことができる。
い出されており、また、多数の方法によって製造されて
いる。被覆製品は、その語を本願明細書において用いた
場合、基材が主としてその片面上で1種類もしくはそれ
以上の材料によって被覆されており、よって、基材自体
が保有しない性質がその基材に対して付与されているよ
うなものを指す。これらの性質は、以下に限定されるも
のではないけれども、化学的、物理的、電気的、光学的
及び美的性質を包含することができる。被膜は、それが
予め求められた所望の性質を被覆製品に対して付与する
場合、連続的であると考えられる。したがって、本発明
の目的に関連して考察した場合、連続的とは機能的な意
味で定義される。例えば、もしも被膜の意図が防水性の
提供にあるならば、もしも、規定の試験条件の下で、そ
の被膜が水の透過を許さないならば、その被膜は連続物
であるとみなされるであろう。同様に、任意のその他の
所望などに機能に依存して、もしも被膜が所望の性質、
例えば導電性、耐磨耗性、不透明性、美的組合せあるい
は適当な試験方法又は最終用途の特性のいずれかによっ
て規定されるようなその他の性質を奏するならば、その
被膜は連続物であるとみなされるであろう。特定の用途
では、被膜にピンホールがないことが必要である。これ
を測定する1方法としては、問題の被膜を本願明細書で
記載するように低静水圧試験(low pressure hydrostat
ic water challenge)に供することがあげられる。ここ
で、もしも被膜が試験に合格したならば、その被膜は連
続物であるとみなされる。被覆方法を有用な形でまとめ
たものは、Kirk−Othmer,Encyclopedia of Chemical Te
chnology,Vol.6,P.387−426(1979 Wiley)に見い出さ
れる。また、別の有用な情報を同書、Vol.10,P216−246
に見い出すことができる。
連続した被膜は、2つのタイプのフィルム形成方法に
よって製造されている: (1)フィルムの形成及びそのフィルムの基材への結合
を同時的に行うこと;及び (2)フィルムを独立して形成し引き続いて、独立した
別個の段階で、そのフィルムを基材に結合させること。
よって製造されている: (1)フィルムの形成及びそのフィルムの基材への結合
を同時的に行うこと;及び (2)フィルムを独立して形成し引き続いて、独立した
別個の段階で、そのフィルムを基材に結合させること。
フィルムの形成とそのフィルムと基材との結合を同時
的に行う被膜形成技法は、一般に、液状の被膜による水
圧を行使することを特徴としている。フィルムの形成を
ひきおこすの圧力は、また、基材中への被膜の浸透をも
ひきおこし、したがって、柔軟性がなくドレープ性に乏
しい製品を導びき得る。このことが望ましくない場合に
は、導入される基材、被膜のレオロジー及び表面張力、
そして被覆部のデザインや操作を含めたいろいろな変数
のコントロールを通じてデリケートなバランスを保持す
ることが必要である。しかし、このような方法は、大規
模なオペレータコントロールが必要であり、運転が難か
しく、かつしたがって運転に金がかかるので、望ましく
ない。
的に行う被膜形成技法は、一般に、液状の被膜による水
圧を行使することを特徴としている。フィルムの形成を
ひきおこすの圧力は、また、基材中への被膜の浸透をも
ひきおこし、したがって、柔軟性がなくドレープ性に乏
しい製品を導びき得る。このことが望ましくない場合に
は、導入される基材、被膜のレオロジー及び表面張力、
そして被覆部のデザインや操作を含めたいろいろな変数
のコントロールを通じてデリケートなバランスを保持す
ることが必要である。しかし、このような方法は、大規
模なオペレータコントロールが必要であり、運転が難か
しく、かつしたがって運転に金がかかるので、望ましく
ない。
高品質のフィルムを形成する一方で液状被膜の基材へ
の浸透をコントロールすることは、すべての変数を最適
化すること(このことは、せいぜい、これらの変数を折
衷させることである)によって達成することができる。
例えば、基材の変性を行って、被膜の浸透に対してより
大きな耐性を有するようにすることができる。しかしな
がら、これらの、この技術分野において公知な変性は、
いろいろな性質に悪い影響を及ぼし、例えば、被膜の付
着力を低下させ、基材のドレープ性と柔軟性を低下さ
せ、基材の透過性を損い、そして被膜の形成に先がけて
行う追加の処理工程のコストを上のせする。基材におけ
るこれらの変性は一般的に行われているものであり、ま
た、さらに、上述の被覆方法を促進する適当な特性を有
することによって選択がすでに制限されている基材の範
囲をよりせばめるものである。
の浸透をコントロールすることは、すべての変数を最適
化すること(このことは、せいぜい、これらの変数を折
衷させることである)によって達成することができる。
例えば、基材の変性を行って、被膜の浸透に対してより
大きな耐性を有するようにすることができる。しかしな
がら、これらの、この技術分野において公知な変性は、
いろいろな性質に悪い影響を及ぼし、例えば、被膜の付
着力を低下させ、基材のドレープ性と柔軟性を低下さ
せ、基材の透過性を損い、そして被膜の形成に先がけて
行う追加の処理工程のコストを上のせする。基材におけ
るこれらの変性は一般的に行われているものであり、ま
た、さらに、上述の被覆方法を促進する適当な特性を有
することによって選択がすでに制限されている基材の範
囲をよりせばめるものである。
この技術分野では、被膜が基材に浸透するのを防止す
るために、レオロジー及び表面張力のコントロールを通
じて被膜を変性を行うことを教示する。許容し得る被膜
の範囲は、したがって、さらにせばめられる。なぜな
ら、これらの折衷案には有害な結果、例えば付着力の低
下が伴い得るからである。
るために、レオロジー及び表面張力のコントロールを通
じて被膜を変性を行うことを教示する。許容し得る被膜
の範囲は、したがって、さらにせばめられる。なぜな
ら、これらの折衷案には有害な結果、例えば付着力の低
下が伴い得るからである。
好都合なことには、この技術分野において、広い範囲
の基材やいろいろな化学物質の被膜を上述のグループの
被覆方法による被覆製品に使用できるように使途をひら
いた多くの技法が開発された。一般的に、これらの被覆
方法は、フィルムの基材中への浸透をひきおこす水圧を
コントロールしかつ最小にすることを意図したものであ
る。しかし、相互の作用をいろいろな程度までバランシ
ングすることは依然として必要であり、また、前記した
ように、結果として折衷策をとらなければならないこと
もしばしばである。したがって、フィルムの形成を行い
かつ同時に基材との結合を行う技法によって製造される
被覆製品は、より緊密でより平滑な基材に、そして中庸
の粘度を可能ならしめるような被覆化学物質に、範囲が
限定されている。
の基材やいろいろな化学物質の被膜を上述のグループの
被覆方法による被覆製品に使用できるように使途をひら
いた多くの技法が開発された。一般的に、これらの被覆
方法は、フィルムの基材中への浸透をひきおこす水圧を
コントロールしかつ最小にすることを意図したものであ
る。しかし、相互の作用をいろいろな程度までバランシ
ングすることは依然として必要であり、また、前記した
ように、結果として折衷策をとらなければならないこと
もしばしばである。したがって、フィルムの形成を行い
かつ同時に基材との結合を行う技法によって製造される
被覆製品は、より緊密でより平滑な基材に、そして中庸
の粘度を可能ならしめるような被覆化学物質に、範囲が
限定されている。
これらの被覆方法はまた、薄くて連続的な被膜が所望
である場合に、使用可能な基材をさらに制限する。もし
も基材に実質的なテキスチャー(表面模様など)が存在
するならば、連続性を保証するために、より厚い被膜を
形成しなければならないか、されなければその反対であ
る。もしも、機能の面から薄い被膜が所望であるなら
ば、平滑な基材を選択しなければならない。さらに加え
て、不可能ではないとしても、開口をもった基材上に被
膜を形成することは非常に困難である。
である場合に、使用可能な基材をさらに制限する。もし
も基材に実質的なテキスチャー(表面模様など)が存在
するならば、連続性を保証するために、より厚い被膜を
形成しなければならないか、されなければその反対であ
る。もしも、機能の面から薄い被膜が所望であるなら
ば、平滑な基材を選択しなければならない。さらに加え
て、不可能ではないとしても、開口をもった基材上に被
膜を形成することは非常に困難である。
基材を選択するに際して、基材との結合に先がけてフ
ィルムの形成を行う場合、より大きな融通性が可能とな
る。これらの方法では、しかし、用いる化学物質に特別
のレオロジー特性が必要であり、したがって、利用候補
の被覆用化学物質が制限される。さらに、これらの方法
では高価な装置が必要であり、また、これらの方法はし
ばしば量に支配される業界及び製品において見い出され
る。装置及び化学物質の性能の面の要件は、被膜の膜厚
が小さくなればなるほどより正確度が増大する。さらに
加えて、これらの方法では、被膜の基材に対する付着力
その被膜の基材中への浸透の間の釣り開いの問題が依然
として存在している。
ィルムの形成を行う場合、より大きな融通性が可能とな
る。これらの方法では、しかし、用いる化学物質に特別
のレオロジー特性が必要であり、したがって、利用候補
の被覆用化学物質が制限される。さらに、これらの方法
では高価な装置が必要であり、また、これらの方法はし
ばしば量に支配される業界及び製品において見い出され
る。装置及び化学物質の性能の面の要件は、被膜の膜厚
が小さくなればなるほどより正確度が増大する。さらに
加えて、これらの方法では、被膜の基材に対する付着力
その被膜の基材中への浸透の間の釣り開いの問題が依然
として存在している。
これらの技法によって形成されるフィルムは、フィル
ムの形成後に直接に基材に結合せしめられるよりもむし
ろ、基材に積層(貼合せ)されることが屡々である。こ
のことが事実となるのは、特に、フィルムの一体性が破
壊されるのを避けるためにそのフィルムを薄くかつ連続
的にすることを所望とするような場合においてである。
積層は、その語を本願明細書において用いた場合、フィ
ルムが独立して形成され、そして引き続いて、それらの
フィルムが基材に対して付着せしめられることを必要と
する。とりわけ、薄くて連続的なフィルムが必要な場合
には、独立の接着剤層を介してフィルムを基材に付着さ
せることが屡々である。場合によっては、この付着工程
を、フィルムの表面層を部分的に再溶融するか、もしく
は別法によればリフローによって、達成してもよい。こ
のアプローチは、しかし、特に薄いフィルムに関して先
に言及したものと同様な、付着性、浸透性、連続性及び
コントロールの問題をかかえている。さらに、積層は、
接着剤層の基材中への浸透を調節することがなおも必要
である一方で別の処理工程も必要であるという、好まし
くない要件を有している。このようなかけ引きの窓口を
作った試みは、完全に満足し得るものではないけれど
も、この技術分野においてよく知られており、かつ自体
開発の努力が続けられている。
ムの形成後に直接に基材に結合せしめられるよりもむし
ろ、基材に積層(貼合せ)されることが屡々である。こ
のことが事実となるのは、特に、フィルムの一体性が破
壊されるのを避けるためにそのフィルムを薄くかつ連続
的にすることを所望とするような場合においてである。
積層は、その語を本願明細書において用いた場合、フィ
ルムが独立して形成され、そして引き続いて、それらの
フィルムが基材に対して付着せしめられることを必要と
する。とりわけ、薄くて連続的なフィルムが必要な場合
には、独立の接着剤層を介してフィルムを基材に付着さ
せることが屡々である。場合によっては、この付着工程
を、フィルムの表面層を部分的に再溶融するか、もしく
は別法によればリフローによって、達成してもよい。こ
のアプローチは、しかし、特に薄いフィルムに関して先
に言及したものと同様な、付着性、浸透性、連続性及び
コントロールの問題をかかえている。さらに、積層は、
接着剤層の基材中への浸透を調節することがなおも必要
である一方で別の処理工程も必要であるという、好まし
くない要件を有している。このようなかけ引きの窓口を
作った試みは、完全に満足し得るものではないけれど
も、この技術分野においてよく知られており、かつ自体
開発の努力が続けられている。
本発明によれば、(i)連続気孔の微細構造で40%よ
り大きい気孔率を有する、延伸ポリテトラフルオロエチ
レン(以下、延伸PTFE又はEPTFEとも称する。)からな
る微孔性基体材料(足場、即ち、scaffoldのことを本明
細書では基体と称する。)と、(ii)前記基体材料の少
なくとも一表面に付着され、かつ前記基体材料の気孔空
間内に充填されその気孔空間をじ充満した、ポリウレタ
ン又はポリウレタン(メタ)アクリレートから選ばれた
固体樹脂とで構成され、可撓性と少なくとも1200g/m2/2
4hrの水蒸気透過度(MVTR)を有することを特徴とする
製品が提供される。
り大きい気孔率を有する、延伸ポリテトラフルオロエチ
レン(以下、延伸PTFE又はEPTFEとも称する。)からな
る微孔性基体材料(足場、即ち、scaffoldのことを本明
細書では基体と称する。)と、(ii)前記基体材料の少
なくとも一表面に付着され、かつ前記基体材料の気孔空
間内に充填されその気孔空間をじ充満した、ポリウレタ
ン又はポリウレタン(メタ)アクリレートから選ばれた
固体樹脂とで構成され、可撓性と少なくとも1200g/m2/2
4hrの水蒸気透過度(MVTR)を有することを特徴とする
製品が提供される。
1態様において、前記基体材料は、70%よりも大きな
気孔率を有していてもよい。もう1つの態様において、
前記基体材料は、85%よりも大きな気孔率を有していて
もよい。この基体材料は、100μm未満の厚さを有し、
好ましくは35μm未満の厚さ、最も好ましくは20mm未満
の厚さである。
気孔率を有していてもよい。もう1つの態様において、
前記基体材料は、85%よりも大きな気孔率を有していて
もよい。この基体材料は、100μm未満の厚さを有し、
好ましくは35μm未満の厚さ、最も好ましくは20mm未満
の厚さである。
化学物質としては、本発明では特にポリウレタン、ポ
リウレタン(メタ)アクリレート、又はポリ塩化ビニル
から選ばれる樹脂を用いる。これらの樹脂の間あるいは
その他の樹脂との混合物でもよい。この化学物質は好ま
しい態様において選択透過性を有する。
リウレタン(メタ)アクリレート、又はポリ塩化ビニル
から選ばれる樹脂を用いる。これらの樹脂の間あるいは
その他の樹脂との混合物でもよい。この化学物質は好ま
しい態様において選択透過性を有する。
本発明の製品は、防水−通気性製品、防水−通気性衣
料、靴又は手袋において使用することができる。この製
品はまた、医療機器及び選択透過性膜においても使用す
ることができる。この製品はまた、以下に限定されるも
のではないけれども、テント、日除け、カノピー(ひさ
し)、窓カバーあるいは包装材料において使用してもよ
い。さらに、この製品は、電線絶縁材、印刷回路基板、
おむつ、女性用衛生用品、鞄、離型材及びライナーにお
いて使用してもよい。
料、靴又は手袋において使用することができる。この製
品はまた、医療機器及び選択透過性膜においても使用す
ることができる。この製品はまた、以下に限定されるも
のではないけれども、テント、日除け、カノピー(ひさ
し)、窓カバーあるいは包装材料において使用してもよ
い。さらに、この製品は、電線絶縁材、印刷回路基板、
おむつ、女性用衛生用品、鞄、離型材及びライナーにお
いて使用してもよい。
本発明によれば、連続気孔の微細構造で40%より大き
い気孔率を有する延伸ポリテトラフルオロエチレンから
なる微孔性基体材料の少なくとも一表面に、ポリウレタ
ン又はポリウレタン(メタ)アクリレートのコーティン
グを施し、該ポリウレタン又はポリウレタン(メタ)ア
クリレートが該基体材料の気孔空間内に充填されその気
孔空間を充満させ、かつ少なくとも1200g/m2/24hrの水
蒸気透過度(MVTR)を有するようにすることを特徴とす
る製品の製造方法も提供される。
い気孔率を有する延伸ポリテトラフルオロエチレンから
なる微孔性基体材料の少なくとも一表面に、ポリウレタ
ン又はポリウレタン(メタ)アクリレートのコーティン
グを施し、該ポリウレタン又はポリウレタン(メタ)ア
クリレートが該基体材料の気孔空間内に充填されその気
孔空間を充満させ、かつ少なくとも1200g/m2/24hrの水
蒸気透過度(MVTR)を有するようにすることを特徴とす
る製品の製造方法も提供される。
以下、本発明の新規な複合製品及びその製造方法を詳
細に説明する。
細に説明する。
本発明の課題解決の1つのかぎとしては、多孔性の基
体材料を利用して、被覆製品において処理的利点及び最
終製品の驚くべき特徴の両方をもたらすことがある。基
体材料は、多孔質であり、かつ、好ましくは、最終的に
所望な膜厚にほぼ等しい厚さをもつように、選らばれ
る。基体材料に利用することのできる多孔質材料には、
いろいろな例が存在している。
体材料を利用して、被覆製品において処理的利点及び最
終製品の驚くべき特徴の両方をもたらすことがある。基
体材料は、多孔質であり、かつ、好ましくは、最終的に
所望な膜厚にほぼ等しい厚さをもつように、選らばれ
る。基体材料に利用することのできる多孔質材料には、
いろいろな例が存在している。
本発明の1つの特徴は、広範囲の材料を基体材料とし
て使用することができることである。例えば、基体材料
は、重合体(合成及び天然)、プラスチックス及びエラ
ストマーを包含する。かかる基体材料は、その材料の化
学的性状や気孔を形成する方法によって制限されないと
考えられるけれども、しかし、物理的及び構造的特性に
よってより制限されるものと思われる。
て使用することができることである。例えば、基体材料
は、重合体(合成及び天然)、プラスチックス及びエラ
ストマーを包含する。かかる基体材料は、その材料の化
学的性状や気孔を形成する方法によって制限されないと
考えられるけれども、しかし、物理的及び構造的特性に
よってより制限されるものと思われる。
好ましい基体材料は、微孔性のものであることがわか
る。さらに詳しく述べると、好ましい基体材料は、微孔
性の気孔からなる開放した連続気孔の網状構造を有して
いる。さらに、本発明の基体材料は、40%のオーダーの
高い気孔率を有していて、好ましくは約70%を上廻る気
孔率、そして最も好ましくは85%を上廻る気孔率である
ことがわかる。このように気孔率が高いと、気孔への化
学物質の充填を実質的に一回で済まし、よって、最終被
膜の化学を基体材料のそれではなくて、化学物質のそれ
に近づけることができる。本発明の教示内容は基体材料
の厚さを限定するものではなく、また、そのような厚さ
の限定は、得られる被膜の最終所望膜厚による以外はな
い。しかし、本発明は、約100μmもしくはそれ未満、
好ましくは約40μmもしくはそれ未満、そして最も好ま
しくは20μm未満の厚さを有する基体材料を用いた時に
より容易に実施し得るということが判明した。気孔率
は、基体を構成している材料の物理的寸法、重量及び密
度から、基体の破壊を制限する厚さあるいはその他の手
段を測定するための軽量バネ負荷式マイクロメータを使
用して、測定することができる。
る。さらに詳しく述べると、好ましい基体材料は、微孔
性の気孔からなる開放した連続気孔の網状構造を有して
いる。さらに、本発明の基体材料は、40%のオーダーの
高い気孔率を有していて、好ましくは約70%を上廻る気
孔率、そして最も好ましくは85%を上廻る気孔率である
ことがわかる。このように気孔率が高いと、気孔への化
学物質の充填を実質的に一回で済まし、よって、最終被
膜の化学を基体材料のそれではなくて、化学物質のそれ
に近づけることができる。本発明の教示内容は基体材料
の厚さを限定するものではなく、また、そのような厚さ
の限定は、得られる被膜の最終所望膜厚による以外はな
い。しかし、本発明は、約100μmもしくはそれ未満、
好ましくは約40μmもしくはそれ未満、そして最も好ま
しくは20μm未満の厚さを有する基体材料を用いた時に
より容易に実施し得るということが判明した。気孔率
は、基体を構成している材料の物理的寸法、重量及び密
度から、基体の破壊を制限する厚さあるいはその他の手
段を測定するための軽量バネ負荷式マイクロメータを使
用して、測定することができる。
本発明の基体材料は、膨張延伸PTFE(EPTFE)であ
る。この材料は、開放せる連続気孔が多数存在するこ
と、高強度であること、そして安定な化学的性質を有し
ていること、を特徴としている。この材料は、米国特許
第3,953,566号及び同第4,187,390号に記載の教示内容に
したがって製造することができ、また、さらに、非常に
高い気孔率まで膨張延伸させ得ること、及び均一な厚さ
に製造し得ること、を特徴としている。
る。この材料は、開放せる連続気孔が多数存在するこ
と、高強度であること、そして安定な化学的性質を有し
ていること、を特徴としている。この材料は、米国特許
第3,953,566号及び同第4,187,390号に記載の教示内容に
したがって製造することができ、また、さらに、非常に
高い気孔率まで膨張延伸させ得ること、及び均一な厚さ
に製造し得ること、を特徴としている。
本発明において用いられる化学物質は、基体材料を利
用することのおかげで、非常に広くかつ多様な性状を奏
することができる。唯一判っている制限は、化学物質が
処理中に、さらに詳しく述べると、化学物質を基体材料
に適用する間に、液相として存在し得ることである。化
学物質は、それが液体である場合、したがって、上記し
た基体材料の気孔構造の中に入っていって、その気孔に
実質的に充満し、よって、全体の化学が実質的に化学物
質のそれとなるような高充填の材料を提供することがで
きる。化学物質の選択は、第1に、それらの物質を用い
て最終被覆製品で得ようとしている所望の機能にもとづ
いて行われる。化学物質は、基体材料中に添加された
後、硬化、反応、乾燥又はその他の凝固手段を経て最終
被膜を提供する。基体材料が高度の多孔性を有しかつ化
学的に不動態である場合、例えばEPTFEを使用する場
合、化学物質は、得られる被膜の化学特性を決定する主
たるファクターである。そういうわけで、被膜の機能面
での性質をもたらすものは化学物質である。
用することのおかげで、非常に広くかつ多様な性状を奏
することができる。唯一判っている制限は、化学物質が
処理中に、さらに詳しく述べると、化学物質を基体材料
に適用する間に、液相として存在し得ることである。化
学物質は、それが液体である場合、したがって、上記し
た基体材料の気孔構造の中に入っていって、その気孔に
実質的に充満し、よって、全体の化学が実質的に化学物
質のそれとなるような高充填の材料を提供することがで
きる。化学物質の選択は、第1に、それらの物質を用い
て最終被覆製品で得ようとしている所望の機能にもとづ
いて行われる。化学物質は、基体材料中に添加された
後、硬化、反応、乾燥又はその他の凝固手段を経て最終
被膜を提供する。基体材料が高度の多孔性を有しかつ化
学的に不動態である場合、例えばEPTFEを使用する場
合、化学物質は、得られる被膜の化学特性を決定する主
たるファクターである。そういうわけで、被膜の機能面
での性質をもたらすものは化学物質である。
本発明によれば、具体的には、この化学物質としてポ
リウレタン又はポリウレタン(メタ)アクリレートから
選択された樹脂を選択使用することにより、上記及び下
記の観点で特に好適な複合製品、被覆製品を提供するこ
とができる。
リウレタン又はポリウレタン(メタ)アクリレートから
選択された樹脂を選択使用することにより、上記及び下
記の観点で特に好適な複合製品、被覆製品を提供するこ
とができる。
適当でかつ満足し得る化学物質は、それらを説明する
と(但し、可能な化学の幅を制限するものではない)、
溶融加工可能な材料、溶媒和材料、UV又は化学線硬化性
材料、プラスゾル材料、そして液相の状態にあるその他
の重合体あるいは重合体溶液を包含する。したがって、
かかる化学物質によってもたらされるところの最終被膜
における特性は、機能的に広い範囲にわたると、例え
ば、以下に限定されるものでないけれども、防水及び通
気性、導電性、化学的選択性、耐磨耗性、不透明性、難
燃性、高温特性、そして柔軟性であると考えることがで
きる。
と(但し、可能な化学の幅を制限するものではない)、
溶融加工可能な材料、溶媒和材料、UV又は化学線硬化性
材料、プラスゾル材料、そして液相の状態にあるその他
の重合体あるいは重合体溶液を包含する。したがって、
かかる化学物質によってもたらされるところの最終被膜
における特性は、機能的に広い範囲にわたると、例え
ば、以下に限定されるものでないけれども、防水及び通
気性、導電性、化学的選択性、耐磨耗性、不透明性、難
燃性、高温特性、そして柔軟性であると考えることがで
きる。
好ましい化学物質は、非常に少量の溶媒あるいは不安
定物質を有するものであると考えることができ、また、
さらに好ましくは、処理後において液体液体から固定へ
の100%変換が可能であるものである。
定物質を有するものであると考えることができ、また、
さらに好ましくは、処理後において液体液体から固定へ
の100%変換が可能であるものである。
そのために、基体材料と化学物質の間の可能性の幅が
与えられたとすると、総体的な所望の結果を得るため、
何らかの実験が必要となる。この実験は、いろいろな最
終製品及び/又は特徴を達成するため、基体材料又は化
学物質のいずれか一方、あるいは両者を要求の通りに調
製することを包含するであろう。ところで、以下に記載
する説明は、当業者であって特定の被覆製品を製造する
ことを希望する者にとっての一般的なガイドとして有用
であろう。
与えられたとすると、総体的な所望の結果を得るため、
何らかの実験が必要となる。この実験は、いろいろな最
終製品及び/又は特徴を達成するため、基体材料又は化
学物質のいずれか一方、あるいは両者を要求の通りに調
製することを包含するであろう。ところで、以下に記載
する説明は、当業者であって特定の被覆製品を製造する
ことを希望する者にとっての一般的なガイドとして有用
であろう。
この本発明の1つのユニークな面は、プロセスが簡単
でありかつ融通性に富むことである。化学物質を基体材
料の気孔に導入して被膜を形成し、次いでこの被膜を基
材と合する。次いで、化学物質において利用される化学
の凝固モードに依存して、化学物質を硬化、反応、ゲル
化、乾燥又は凝固させるかもしくはそれを惹起し、よっ
て、最終被覆製品を提供する。
でありかつ融通性に富むことである。化学物質を基体材
料の気孔に導入して被膜を形成し、次いでこの被膜を基
材と合する。次いで、化学物質において利用される化学
の凝固モードに依存して、化学物質を硬化、反応、ゲル
化、乾燥又は凝固させるかもしくはそれを惹起し、よっ
て、最終被覆製品を提供する。
化学物質を基体材料に供給するに当っては、多孔性基
体材料の気孔を充填するかもしくは実質的に充填するの
に必要なコントロールされた容量でもってそれを行う。
被覆方法は、それを説明すると、以下の記載のものに限
定されるものではないけれども、第1図に示されるよう
な4本ロールの段重ねを用いて下記のように行うことが
できる:化学物質の計量とそのコントロールは、グラビ
アロール1及びドクタブレード/供給材料の溜め10を用
いてそれを行う。化学物質9を連続的に移動せる基体材
料5に、2本の回転ロール2及び3の間で、薄くて連続
した液膜として供給する。上記した回転ロールの一方、
2には、化学物質が塗布されており、また、他方のその
ようなロール3には、基体材料5の多孔性構造体中に化
学物質を圧入するため、支持体の作用が付与されてい
る。引き続いて、被膜7(すなわち、基体材料プラス化
学物質)を2本の回転ロール3及び4の間で基材6と合
する。このようにして、本発明の被覆製品8を得ること
ができる。また、この方法をさらに変更して、被膜の裏
面に第2の基材を施してサンドイッチ効果(2枚の基材
の中間に被膜を介在させること)を得ることもできる。
さらにまた、この方法を利用して、基材の両面に被膜を
施すことも可能である。
体材料の気孔を充填するかもしくは実質的に充填するの
に必要なコントロールされた容量でもってそれを行う。
被覆方法は、それを説明すると、以下の記載のものに限
定されるものではないけれども、第1図に示されるよう
な4本ロールの段重ねを用いて下記のように行うことが
できる:化学物質の計量とそのコントロールは、グラビ
アロール1及びドクタブレード/供給材料の溜め10を用
いてそれを行う。化学物質9を連続的に移動せる基体材
料5に、2本の回転ロール2及び3の間で、薄くて連続
した液膜として供給する。上記した回転ロールの一方、
2には、化学物質が塗布されており、また、他方のその
ようなロール3には、基体材料5の多孔性構造体中に化
学物質を圧入するため、支持体の作用が付与されてい
る。引き続いて、被膜7(すなわち、基体材料プラス化
学物質)を2本の回転ロール3及び4の間で基材6と合
する。このようにして、本発明の被覆製品8を得ること
ができる。また、この方法をさらに変更して、被膜の裏
面に第2の基材を施してサンドイッチ効果(2枚の基材
の中間に被膜を介在させること)を得ることもできる。
さらにまた、この方法を利用して、基材の両面に被膜を
施すことも可能である。
本発明の多くの利点の1つとして、多種多様の基材を
被覆製品に加工できることがあげられる。これは、基材
が、フィルム形成プロセスをコントロールしないばかり
でなく、基材の形状寸法、性質又は特性が被膜の基材中
への浸透をコントロールしないからである。基体は、化
学物質が基材のなかに入り込んでいってそれに付着する
程度を意外な形でコントロールしかつ、さらに、被膜の
形状寸法及び連続性をユニークな形でコントロールし、
したがって、任意の形状寸法(すなわち、厚さ、テキス
チャー、開放度など)を具えた任意の基材の選択を可能
にする。基材の選択は、したがって、主として、最終使
用に係る用件のニーズに応じて行われる。
被覆製品に加工できることがあげられる。これは、基材
が、フィルム形成プロセスをコントロールしないばかり
でなく、基材の形状寸法、性質又は特性が被膜の基材中
への浸透をコントロールしないからである。基体は、化
学物質が基材のなかに入り込んでいってそれに付着する
程度を意外な形でコントロールしかつ、さらに、被膜の
形状寸法及び連続性をユニークな形でコントロールし、
したがって、任意の形状寸法(すなわち、厚さ、テキス
チャー、開放度など)を具えた任意の基材の選択を可能
にする。基材の選択は、したがって、主として、最終使
用に係る用件のニーズに応じて行われる。
上述の技法によって製造される被覆製品は、多くのユ
ニークな特性を有していることがわかる。本発明により
提供される材料の顕微鏡写真(第2図)を見ると、被膜
(化学物質と基体材料が組み合わさったもの)が基材に
対して独特な形で付着していることがわかる。驚くべき
ことに、被膜と基材とは特定の個所においてのみ結合し
ている。このことは、従来の技術において一般的に認め
られた結合(第3図)とは対照的である。第3図では、
被膜は、一般に、基材の外形線に従っており、かつ/ま
た、基材中の気孔と谷を埋めていると思われ、そして全
体的に規制的な厚みを有していないと認められる。この
ことは、用いられる化学物質にかかわらずかつ用いられ
る基材にかかわらず当てはまると解され、また、基材を
被膜に結合させる際に加えられる圧力によって左右され
ることがない。被膜は、顕微鏡的スケールで見た場合
に、基材の表面の外形線に従っているというよりもむし
ろ、基材の接触点間で橋をかけているように認められ
る。さらに驚くべきことには、被膜層を基材に付着せし
めているところの化学物質が、通常、被膜層と基材の接
触点のところで高濃度で存在していることが認められ
る。
ニークな特性を有していることがわかる。本発明により
提供される材料の顕微鏡写真(第2図)を見ると、被膜
(化学物質と基体材料が組み合わさったもの)が基材に
対して独特な形で付着していることがわかる。驚くべき
ことに、被膜と基材とは特定の個所においてのみ結合し
ている。このことは、従来の技術において一般的に認め
られた結合(第3図)とは対照的である。第3図では、
被膜は、一般に、基材の外形線に従っており、かつ/ま
た、基材中の気孔と谷を埋めていると思われ、そして全
体的に規制的な厚みを有していないと認められる。この
ことは、用いられる化学物質にかかわらずかつ用いられ
る基材にかかわらず当てはまると解され、また、基材を
被膜に結合させる際に加えられる圧力によって左右され
ることがない。被膜は、顕微鏡的スケールで見た場合
に、基材の表面の外形線に従っているというよりもむし
ろ、基材の接触点間で橋をかけているように認められ
る。さらに驚くべきことには、被膜層を基材に付着せし
めているところの化学物質が、通常、被膜層と基材の接
触点のところで高濃度で存在していることが認められ
る。
本発明の被膜は、非常に薄く可能であって、屡々25μ
m未満であり、また、非常に連続した性状を具えてい
る。これらの製品はすぐれたドレープ性(可撓性)を呈
示し、実際、そのドレープ特性はもとの基材のそれに実
質的に同じである。したがって、薄くて連続的な被膜を
種々の基材に施して、基材に望ましい性質の全部、例え
ばドレープ性や美観を保持する一方で、機能的性質、例
えば防水性を追加することができる。この手段によっ
て、有用でありかつ従来の方法では今までに得られなか
った被覆製品を、簡単な手法を使用して得ることができ
る。このように化学及び基材を適宜選択することの結果
として、全く新規なグループに属する被覆製品を提供す
ることができる。
m未満であり、また、非常に連続した性状を具えてい
る。これらの製品はすぐれたドレープ性(可撓性)を呈
示し、実際、そのドレープ特性はもとの基材のそれに実
質的に同じである。したがって、薄くて連続的な被膜を
種々の基材に施して、基材に望ましい性質の全部、例え
ばドレープ性や美観を保持する一方で、機能的性質、例
えば防水性を追加することができる。この手段によっ
て、有用でありかつ従来の方法では今までに得られなか
った被覆製品を、簡単な手法を使用して得ることができ
る。このように化学及び基材を適宜選択することの結果
として、全く新規なグループに属する被覆製品を提供す
ることができる。
本発明は、基体材料を利用したことを通じて、被覆製
品を製造するに際して、基材と化学物質を本質的に互い
に無関係となすものである。実際に、基体及びその化学
物質は、基材に付着させなくても、それ自体の有用な製
品として使用することができる。被膜を基材に付着させ
るに際して、基材の両面がこの被膜を有してもよく、あ
るいは2枚の基材の間に被膜をサンドイッチしてもよ
い。多層構造の使用もまた可能である。被覆製品の製造
するためのこのアプローチには多きな融通性があり、ま
た、したがって、いろいろな製品が考えられかつ、さら
に、多くの用途も同様に考えられる。被覆製品及び用途
は、創作力、必要性、そして入主可能な材料によっての
み制限されるものである。
品を製造するに際して、基材と化学物質を本質的に互い
に無関係となすものである。実際に、基体及びその化学
物質は、基材に付着させなくても、それ自体の有用な製
品として使用することができる。被膜を基材に付着させ
るに際して、基材の両面がこの被膜を有してもよく、あ
るいは2枚の基材の間に被膜をサンドイッチしてもよ
い。多層構造の使用もまた可能である。被覆製品の製造
するためのこのアプローチには多きな融通性があり、ま
た、したがって、いろいろな製品が考えられかつ、さら
に、多くの用途も同様に考えられる。被覆製品及び用途
は、創作力、必要性、そして入主可能な材料によっての
み制限されるものである。
適当な基材上に親水性の化学を具えた薄くて連続した
被膜を被覆したものは、防水通気性を利用した用途、例
えば衣料、自動車カバー、おむつ、成人用失禁用品、女
性用衛生用品、防護衣服、医用バリヤ、靴/手袋材料、
テントなどにおいて有用性が見い出されるものと、期待
される。
被膜を被覆したものは、防水通気性を利用した用途、例
えば衣料、自動車カバー、おむつ、成人用失禁用品、女
性用衛生用品、防護衣服、医用バリヤ、靴/手袋材料、
テントなどにおいて有用性が見い出されるものと、期待
される。
本発明の製品は、防水性及び通気性の用途における使
用に限定されるばかりではなくて、ドレープ性、美観及
び連続性が重要であるような場合にも使用することがで
きる。このような領域としては、日除け及びカノピー、
壁及び窓のカバー(カバリング)、ライナー及びアセン
ブリ材料、種々の断熱ブランケット、旗、包装材料、膨
張式アセンブリ、そして居所的環境コントロール用材料
があげられる。本発明の技法は、適当な化学物質、例え
ば特別にデザインされたポリウレタンを選択することに
よって、選択透過性の膜において使用してもよい。さら
に、化学物質を適宜選択すると、電線及びケーブル工業
で使用するための、導電性、不導電性、高温特性あるい
はその他の性質もまた本発明の技法によって生み出され
る。この技法によって、自体有用であるか(すなわち、
基材なしで)、もしくはその他の材料と組み合わせて有
用である被膜を製造することができる。これらの被膜
は、複合体アセンブリにおいてあるいはシート状接着剤
として有用である。この技法から、薄くて連続した形の
プラスチック及びエラストマーの特徴からの利点をとり
入れた用途も有利であろう。期待されるその他の一般的
な用途としては、滅菌包装材、スポーツ用品、研磨布、
バッグの内張り、鞄用及び一般用カバー、医用製品、放
出調節製品、ジェオーテキスタイル、そしてジェオーメ
ンブランをあげることができる。
用に限定されるばかりではなくて、ドレープ性、美観及
び連続性が重要であるような場合にも使用することがで
きる。このような領域としては、日除け及びカノピー、
壁及び窓のカバー(カバリング)、ライナー及びアセン
ブリ材料、種々の断熱ブランケット、旗、包装材料、膨
張式アセンブリ、そして居所的環境コントロール用材料
があげられる。本発明の技法は、適当な化学物質、例え
ば特別にデザインされたポリウレタンを選択することに
よって、選択透過性の膜において使用してもよい。さら
に、化学物質を適宜選択すると、電線及びケーブル工業
で使用するための、導電性、不導電性、高温特性あるい
はその他の性質もまた本発明の技法によって生み出され
る。この技法によって、自体有用であるか(すなわち、
基材なしで)、もしくはその他の材料と組み合わせて有
用である被膜を製造することができる。これらの被膜
は、複合体アセンブリにおいてあるいはシート状接着剤
として有用である。この技法から、薄くて連続した形の
プラスチック及びエラストマーの特徴からの利点をとり
入れた用途も有利であろう。期待されるその他の一般的
な用途としては、滅菌包装材、スポーツ用品、研磨布、
バッグの内張り、鞄用及び一般用カバー、医用製品、放
出調節製品、ジェオーテキスタイル、そしてジェオーメ
ンブランをあげることができる。
以下に記載する実施例で本発明のいくつかの態様を説
明する。しかし、これらの実施例は本発明の範囲を限定
するものではないことを理解されたい。
明する。しかし、これらの実施例は本発明の範囲を限定
するものではないことを理解されたい。
試験方法 下記の実施例では、追加される機能を立証するため
に、いろいろな異なる試験を使用した。以下、これらの
試験方法を説明する。なお、必要あれば、これらの試験
やその他の試験を任意に使用し得ることを理解された
い。これらの試験のいずれかあるいは全部を満足させる
ことは不必要である。最終用途によって適当な試験が決
定される。
に、いろいろな異なる試験を使用した。以下、これらの
試験方法を説明する。なお、必要あれば、これらの試験
やその他の試験を任意に使用し得ることを理解された
い。これらの試験のいずれかあるいは全部を満足させる
ことは不必要である。最終用途によって適当な試験が決
定される。
ガーレイ数の測定: EPTFEをガーレイ数(Gurley Number)について試験し
た。ガーレイ数は、本願明細書の場合、1.2kPaの圧力低
下下において100ccの空気が6.45cm2の供試材料を貫流す
るに要する時間(秒)として定義される。試験装置、Gu
rley Densometer Model 4110、をASTM D726−58のメソ
ッドAに同様な手法で使用した。供試サンプルが破れる
のを防止するためにその供試サンプルの下方で補強用の
メッシュスクリーン(150μm)を使用して、EPTFEを試
験装置に取り付けた。6個の供試サンプルを使用した。
た。ガーレイ数は、本願明細書の場合、1.2kPaの圧力低
下下において100ccの空気が6.45cm2の供試材料を貫流す
るに要する時間(秒)として定義される。試験装置、Gu
rley Densometer Model 4110、をASTM D726−58のメソ
ッドAに同様な手法で使用した。供試サンプルが破れる
のを防止するためにその供試サンプルの下方で補強用の
メッシュスクリーン(150μm)を使用して、EPTFEを試
験装置に取り付けた。6個の供試サンプルを使用した。
バブルポイントの測定: EPTFEをバブルポイントに関して測定した。バブルポ
イントは、本願明細書において、空気の泡が最初に泡立
つ(サンプルを被覆した液体の膜を通って気泡が上昇す
ることによってこれを検出可能)に必要な圧力として定
義される。ASTM F316−80において用いられるものと同
様な、フィルターボルダ、マニホールド及び圧力計(最
高ゲージ圧276kPa)からなる試験装置を使用した。フィ
ルターホルダは、ベース、ロッキングリング、O−リン
グの封止材、支持ディスク及び空気装入口からできてい
た。支持ディスクは、150μmのメッシュスクリーン及
び剛性を出すための有孔金属プレートからなっていた。
供試サンプルの有効面積は8.0±0.5cm2であった。
イントは、本願明細書において、空気の泡が最初に泡立
つ(サンプルを被覆した液体の膜を通って気泡が上昇す
ることによってこれを検出可能)に必要な圧力として定
義される。ASTM F316−80において用いられるものと同
様な、フィルターボルダ、マニホールド及び圧力計(最
高ゲージ圧276kPa)からなる試験装置を使用した。フィ
ルターホルダは、ベース、ロッキングリング、O−リン
グの封止材、支持ディスク及び空気装入口からできてい
た。支持ディスクは、150μmのメッシュスクリーン及
び剛性を出すための有孔金属プレートからなっていた。
供試サンプルの有効面積は8.0±0.5cm2であった。
供試サンプルをフィルターホルダ上に固定し、そして
透明となるまで無水メタノールで湿めらした。次いで、
支持スクリーンをサンプルの上面上に載置し、そしてフ
ィルターホルダの上半分を適切に緊張した。約2cmの無
水メタノールを供試サンプル上に注加した。次いで、供
試サンプル上の圧力をオペレータが徐々にかつ一様に、
無水メタノールを通る気泡の最初の定常的な流れが観察
可能となるまで、上昇させた。外側の縁部におけるラン
ダムな気泡あるいは気泡の流れはこれを無視した。バブ
ルポイントを圧力計から直接に読みとった。
透明となるまで無水メタノールで湿めらした。次いで、
支持スクリーンをサンプルの上面上に載置し、そしてフ
ィルターホルダの上半分を適切に緊張した。約2cmの無
水メタノールを供試サンプル上に注加した。次いで、供
試サンプル上の圧力をオペレータが徐々にかつ一様に、
無水メタノールを通る気泡の最初の定常的な流れが観察
可能となるまで、上昇させた。外側の縁部におけるラン
ダムな気泡あるいは気泡の流れはこれを無視した。バブ
ルポイントを圧力計から直接に読みとった。
水蒸気透過試験: 水蒸気透過度(moisture vapor transmission rate;
以下、MVTRと記す)を測定するために用いた試験の説明
を以下で行う。この方法は、被膜及び被覆製品を試験す
るのに適当であることが判明した。
以下、MVTRと記す)を測定するために用いた試験の説明
を以下で行う。この方法は、被膜及び被覆製品を試験す
るのに適当であることが判明した。
この方法では、酢酸カリウムと蒸留水の飽和塩溶液約
70mlを、開口部の内径が6.5cmである133mlのポリプロピ
レン製カップに加えた。上述の塩溶液を含有する緊張し
た漏れのない微孔性バリヤーを形成するため、カップの
リップ部に膨張延伸(expanded)PTFE膜(以下、EPTFE
膜と記す)を熱封止した。このEPTFE膜は、ガーレイ数
が約7秒で、バブルポイントが約179kPaで、膜厚が約37
μmで、そして重量が約20g/m2で、米国Delaware州Newa
rk在のW.L.Gore and Associates(出願人に同じ)から
入手可能であった。
70mlを、開口部の内径が6.5cmである133mlのポリプロピ
レン製カップに加えた。上述の塩溶液を含有する緊張し
た漏れのない微孔性バリヤーを形成するため、カップの
リップ部に膨張延伸(expanded)PTFE膜(以下、EPTFE
膜と記す)を熱封止した。このEPTFE膜は、ガーレイ数
が約7秒で、バブルポイントが約179kPaで、膜厚が約37
μmで、そして重量が約20g/m2で、米国Delaware州Newa
rk在のW.L.Gore and Associates(出願人に同じ)から
入手可能であった。
同様なEPTFE膜を12.5cmのししゅう用の枠にぴんと張
って固定し、水浴の表面に浮かばせた。水浴の装置を、
温度調節室及び水循環浴を利用して23℃±0.1℃でコン
トロールした。
って固定し、水浴の表面に浮かばせた。水浴の装置を、
温度調節室及び水循環浴を利用して23℃±0.1℃でコン
トロールした。
MVTR測定用のサンプルを約7.5cmの直径に切断し、相
対湿度約86%のチャンバ内で最低4時間にわたって平衡
を保った。次いで、このサンプルを、浮遊せるEPTFE膜
の表面に表を下にして押し付けた。
対湿度約86%のチャンバ内で最低4時間にわたって平衡
を保った。次いで、このサンプルを、浮遊せるEPTFE膜
の表面に表を下にして押し付けた。
カップの集成体を最も精密に1/1000gまで秤量し、そ
して反転させて供試サンプルの中央部上に載置した。
して反転させて供試サンプルの中央部上に載置した。
水と飽和塩溶液の間の駆出力によって水の移動をおこ
させ、よって、その方向で拡散による水の流出を生じさ
せた。サンプルを15分間にわたって試験し、そして次に
カップ集成体を取り除き、再び1/1000g以内まで秤量し
た。
させ、よって、その方向で拡散による水の流出を生じさ
せた。サンプルを15分間にわたって試験し、そして次に
カップ集成体を取り除き、再び1/1000g以内まで秤量し
た。
サンプルのMVTRをカップ集成体の重量増加から算出
し、そして24時間当りのサンプル1m2ごとの水のグラス
数、g/m2/24hr、で表わした。
し、そして24時間当りのサンプル1m2ごとの水のグラス
数、g/m2/24hr、で表わした。
同時に、第2のカップ集成体を1/1000g以内まで秤量
し、そして上記とは逆の方向で供試サンプル上に載置し
た。2つの反復MVTR値により定常状態のMVTRが観察され
るまで、試験を繰り返した。薄い(0.28mm未満の)親水
性被膜の場合、試験の変動の範囲内で定常状態の情報を
達成するためには1回だけの試験間隔が必要であるとい
うことが一般的に判明した。
し、そして上記とは逆の方向で供試サンプル上に載置し
た。2つの反復MVTR値により定常状態のMVTRが観察され
るまで、試験を繰り返した。薄い(0.28mm未満の)親水
性被膜の場合、試験の変動の範囲内で定常状態の情報を
達成するためには1回だけの試験間隔が必要であるとい
うことが一般的に判明した。
連続性試験: 本発明の被覆製品を、改良スーター(Suter)試験装
置(低入口水圧試験用)を使用して、被膜の連続性に関
して試験した。クランプ装置を用いて2個のゴム製ガス
ケットによって封止した直径10cmのサンプルに対して水
を強制的に吹きつけた。サンプルの固定は、その被膜側
が水に当たらないようにして行った。クランプ機構、ガ
スケット及びサンプルによって漏れ止めシールが形成さ
れていることが重要である。変形可能なサンプルでは、
補強用のスクリム(例えば開放不織布)によってサンプ
ルを適所に保持した。サンプルを大気条件にさらし、試
験者が見ることができるようにした。サンプルにかかる
水圧を貯水器に接続したポンプによって6.89kPaまで増
大させ、その際、水圧を適当な圧力計によって指示しか
つインライン式のバルブで調節した。水の接触を保証す
るとともに供試サンプルの下面に空気がまわり込まない
ようにするため、サンプルをある角度で傾け、そして水
を再循環させた。サンプルの上面を、そのサンプルを通
って強制的に移動せしめられる任意の水の存在を確認す
るため、最低1分間にわたって目視で観察した。サンプ
ル表面において認められた液状の水を被膜の連続性にお
ける欠陥として理解した。1分間以内に液状の水が認め
られなかったものについて“合格”の評価を与えた。す
なわち、ここでは、連続した被膜が防水性の望ましい機
能として規定されることがわかる。
置(低入口水圧試験用)を使用して、被膜の連続性に関
して試験した。クランプ装置を用いて2個のゴム製ガス
ケットによって封止した直径10cmのサンプルに対して水
を強制的に吹きつけた。サンプルの固定は、その被膜側
が水に当たらないようにして行った。クランプ機構、ガ
スケット及びサンプルによって漏れ止めシールが形成さ
れていることが重要である。変形可能なサンプルでは、
補強用のスクリム(例えば開放不織布)によってサンプ
ルを適所に保持した。サンプルを大気条件にさらし、試
験者が見ることができるようにした。サンプルにかかる
水圧を貯水器に接続したポンプによって6.89kPaまで増
大させ、その際、水圧を適当な圧力計によって指示しか
つインライン式のバルブで調節した。水の接触を保証す
るとともに供試サンプルの下面に空気がまわり込まない
ようにするため、サンプルをある角度で傾け、そして水
を再循環させた。サンプルの上面を、そのサンプルを通
って強制的に移動せしめられる任意の水の存在を確認す
るため、最低1分間にわたって目視で観察した。サンプ
ル表面において認められた液状の水を被膜の連続性にお
ける欠陥として理解した。1分間以内に液状の水が認め
られなかったものについて“合格”の評価を与えた。す
なわち、ここでは、連続した被膜が防水性の望ましい機
能として規定されることがわかる。
耐摩耗性: 下記の実施例に示した耐摩耗性についてのデータを、
万能耐摩耗性試験(米連邦標準試験規格No.191A、メソ
ッド5302)を使用することによって入手した。重量0.45
kg、空気圧10.3kPa及びTaslan 糸(デュポン社製のか
らみ合いナイロンループ糸)でできた101.8g/m2の織布
基材からなる研磨材を使用して、サンプルが被膜連続性
試験で不合格になるまでに費やされた研磨サイクルの回
数を測定した。
万能耐摩耗性試験(米連邦標準試験規格No.191A、メソ
ッド5302)を使用することによって入手した。重量0.45
kg、空気圧10.3kPa及びTaslan 糸(デュポン社製のか
らみ合いナイロンループ糸)でできた101.8g/m2の織布
基材からなる研磨材を使用して、サンプルが被膜連続性
試験で不合格になるまでに費やされた研磨サイクルの回
数を測定した。
導電性試験: 下記例5Hに記載の導電性被覆製品を導電性に関して、
ASTM D257−78で用いられたものと同様な試験装置を使
用して体積抵抗率を測定することによって、試験した。
試験装置の構成は2個の平行プレートであった。それぞ
れのプレートに、7.5cmの間隔をあけて一対の銅電極を
配置した。デバイスを固定した場合に電極が垂直方向で
位置決めされるように、平行なプレートの調整を行っ
た。供試サンプルを、幅が1.25cmで、長さが7.5cmとな
るように作製した。このサンプルを2個のプラットフォ
ームの間のギャップにマウントし、そして固定機構を作
動させて適所に固定した。固定機構は、試験の間じゅう
圧力344.5kPaで保持した。一旦サンプルを適所に固定し
た後、4個の銅電極に接続したオーム計を使用して体積
抵抗率を測定した。
ASTM D257−78で用いられたものと同様な試験装置を使
用して体積抵抗率を測定することによって、試験した。
試験装置の構成は2個の平行プレートであった。それぞ
れのプレートに、7.5cmの間隔をあけて一対の銅電極を
配置した。デバイスを固定した場合に電極が垂直方向で
位置決めされるように、平行なプレートの調整を行っ
た。供試サンプルを、幅が1.25cmで、長さが7.5cmとな
るように作製した。このサンプルを2個のプラットフォ
ームの間のギャップにマウントし、そして固定機構を作
動させて適所に固定した。固定機構は、試験の間じゅう
圧力344.5kPaで保持した。一旦サンプルを適所に固定し
た後、4個の銅電極に接続したオーム計を使用して体積
抵抗率を測定した。
ミューレン破裂試験: 下記例1に記載の被覆製品を防水性に関して、ミュー
レン破裂試験(米連邦標準試験規格No.191、メソッド55
12)によって評価した。破裂圧力かもしくは本発明の被
覆製品が漏水し始める圧力を測定するために、低圧側に
基材がありかつ高圧側に被膜がある被覆製品を試験し
た。
レン破裂試験(米連邦標準試験規格No.191、メソッド55
12)によって評価した。破裂圧力かもしくは本発明の被
覆製品が漏水し始める圧力を測定するために、低圧側に
基材がありかつ高圧側に被膜がある被覆製品を試験し
た。
有効膜厚の測定: 被覆製品の有効膜厚を決定するため、供試サンプルの
横断面部分の顕微鏡写真を撮影した。通常、横断面部分
を500倍に拡大して使用した。この拡大率で、有効被膜
は、基材との接触点間に橋かけが認められる領域である
と、目視により決定した。この領域の厚さを顕微鏡写真
上の参照スケールを使用してマニュアル測定した。
横断面部分の顕微鏡写真を撮影した。通常、横断面部分
を500倍に拡大して使用した。この拡大率で、有効被膜
は、基材との接触点間に橋かけが認められる領域である
と、目視により決定した。この領域の厚さを顕微鏡写真
上の参照スケールを使用してマニュアル測定した。
難燃性試験: 被覆製品の燃焼試験を米連邦標準試験規格、メソッド
5903に従う方法を使用して実施した。この方法で、供試
サンプルの耐燃性を決定し、かつ残炎時間、残燼時間及
び炭化長を測定した。
5903に従う方法を使用して実施した。この方法で、供試
サンプルの耐燃性を決定し、かつ残炎時間、残燼時間及
び炭化長を測定した。
適当な未洗浄の供試サンプルを平滑で緊張させてある
テストホルダにおいて位置合わせした。サンプルホルダ
を換気チャンバ内のガスバーナ上に配置した。ガス圧を
調節して、その火炎がインディケータの頂部に達するよ
うにした。供試サンプルを12秒間にわたって火炎にさら
すことによって、試験を開始した。この時間の間、点火
用の火炎が消えた後もサンプルが燃焼し続ける時間を試
験者が記録した。2秒間もしくはそれ未満の残炎時間が
読み取れたものを合格と判断した。残燼時間を、炎が消
えた後でも材料が赤く輝いている時間を観察することに
よって測定した。2秒間もしくはそれ未満の残燼時間が
読み取れたものを合格と判断した。サンプルの輝きがな
くなった後、試験者がそのサンプルをホルダから取り外
し、カウンタ甲板上に平らに載置した。サンプルを、そ
の高炭化個所のところで長手方向に折りたたんだ。次い
で、このサンプルを、その炭化した端部を軽量スケール
にクランプすることによって引きちぎった。サンプルの
端部とその引きちぎれた頂部の間の長さを測定すること
によって炭化長を決定した。10cmもしくはそれ未満の炭
化長を合格と判断した。
テストホルダにおいて位置合わせした。サンプルホルダ
を換気チャンバ内のガスバーナ上に配置した。ガス圧を
調節して、その火炎がインディケータの頂部に達するよ
うにした。供試サンプルを12秒間にわたって火炎にさら
すことによって、試験を開始した。この時間の間、点火
用の火炎が消えた後もサンプルが燃焼し続ける時間を試
験者が記録した。2秒間もしくはそれ未満の残炎時間が
読み取れたものを合格と判断した。残燼時間を、炎が消
えた後でも材料が赤く輝いている時間を観察することに
よって測定した。2秒間もしくはそれ未満の残燼時間が
読み取れたものを合格と判断した。サンプルの輝きがな
くなった後、試験者がそのサンプルをホルダから取り外
し、カウンタ甲板上に平らに載置した。サンプルを、そ
の高炭化個所のところで長手方向に折りたたんだ。次い
で、このサンプルを、その炭化した端部を軽量スケール
にクランプすることによって引きちぎった。サンプルの
端部とその引きちぎれた頂部の間の長さを測定すること
によって炭化長を決定した。10cmもしくはそれ未満の炭
化長を合格と判断した。
例1 本発明に従い、第1図に示した装置を使用して、被覆
製品を製造した。ロールコータを、幅員0.425m、4本ロ
ールの段重ね形状で、そして幅出機(テンタ)及び巻取
り装置と一直線に配置して、使用した。段重ねの構成
は、グラビアロール、4角形のパターン、1cmにつき33
個のセル、セルの深さ110μm(33Q/110)、このロール
と275.6kPaでニップを形成する、90ジュロメータのVito
n (デュポン社製のフルオロエラストマー)ゴムロー
ル、このロールと137.8kPaでニップを形成するクロムロ
ール、そしてこのロールと137.8kPaでニップを形成す
る、60ジュロメータのシリコーンロールであった。グラ
ビアロールを100℃に、そしてクロムロールを85〜90℃
に加熱し、接触せるゴムロールもまた高温とした。グラ
ビアロールを、米国特許第4,532,316号の教示内容に従
って調製した反応性ホットメルト型親水性ポリウレタン
を含有するトラフと接触させた。前記化学物質の溶融粘
度は、100℃の適用温度で平行振動ディスクを使用して
レオメータ上で測定して、約5000cpsであった。この化
学物質を、グラビアロールから、それが基体材料と接触
するに至るまで、ロールの段重ねにそって移動させた。
基体材料は、米国特許第3,953,566号及び同第4,187,390
号に記載の教示内容にしたがって調製したEPTFEであ
り、気孔率約87%、全体厚約18μm及び重量約6g/m2で
あった。被膜(すなわち、基体と化学物質が結合したも
の)を50%/50/ポリエステル/綿の織布基材、142.5g/m
2、とクロムロール/シリコーンロールニップのところ
で接触させた。次いで、このようにして製造された被覆
製品をニップから幅出機まで移送し、さらに水スプレー
内を通過させて巻取りロールに送った。次いで、被覆製
品を周囲条件下に48時間にわたって硬化させた。この被
覆製品の最終的な性質を次の第1表に示す。すべての性
質は、上記したところの適当な試験を使用してもとめ
た: 第1表 例1の被覆製品の性質 全重量: 148.6g/m2 MVTR: 21200g/m2/24hrs 全厚: 0.31/mm ミューレン破裂試験: 434.1kPa 有効膜厚: 4〜5μm 被膜連続性試験: 合 格 例2 本例では、本発明の被覆製品の優秀性を従来の被覆織
物と比較して説明する。
製品を製造した。ロールコータを、幅員0.425m、4本ロ
ールの段重ね形状で、そして幅出機(テンタ)及び巻取
り装置と一直線に配置して、使用した。段重ねの構成
は、グラビアロール、4角形のパターン、1cmにつき33
個のセル、セルの深さ110μm(33Q/110)、このロール
と275.6kPaでニップを形成する、90ジュロメータのVito
n (デュポン社製のフルオロエラストマー)ゴムロー
ル、このロールと137.8kPaでニップを形成するクロムロ
ール、そしてこのロールと137.8kPaでニップを形成す
る、60ジュロメータのシリコーンロールであった。グラ
ビアロールを100℃に、そしてクロムロールを85〜90℃
に加熱し、接触せるゴムロールもまた高温とした。グラ
ビアロールを、米国特許第4,532,316号の教示内容に従
って調製した反応性ホットメルト型親水性ポリウレタン
を含有するトラフと接触させた。前記化学物質の溶融粘
度は、100℃の適用温度で平行振動ディスクを使用して
レオメータ上で測定して、約5000cpsであった。この化
学物質を、グラビアロールから、それが基体材料と接触
するに至るまで、ロールの段重ねにそって移動させた。
基体材料は、米国特許第3,953,566号及び同第4,187,390
号に記載の教示内容にしたがって調製したEPTFEであ
り、気孔率約87%、全体厚約18μm及び重量約6g/m2で
あった。被膜(すなわち、基体と化学物質が結合したも
の)を50%/50/ポリエステル/綿の織布基材、142.5g/m
2、とクロムロール/シリコーンロールニップのところ
で接触させた。次いで、このようにして製造された被覆
製品をニップから幅出機まで移送し、さらに水スプレー
内を通過させて巻取りロールに送った。次いで、被覆製
品を周囲条件下に48時間にわたって硬化させた。この被
覆製品の最終的な性質を次の第1表に示す。すべての性
質は、上記したところの適当な試験を使用してもとめ
た: 第1表 例1の被覆製品の性質 全重量: 148.6g/m2 MVTR: 21200g/m2/24hrs 全厚: 0.31/mm ミューレン破裂試験: 434.1kPa 有効膜厚: 4〜5μm 被膜連続性試験: 合 格 例2 本例では、本発明の被覆製品の優秀性を従来の被覆織
物と比較して説明する。
従来の技法は米国特許第4,532,316号、例10、に記載
されており、本発明をさらに説明するためのこの技法を
使用する。第3図は、トランスファー塗布法を用いて作
製した。上述の文献に記載の被覆織物の顕微鏡写真であ
る。このトランスファー塗布法では、フィルムの形成と
フィルムと基材の結合を別の段階で行い、そして重合体
フィルムと織物の布帛との結合をコントロールされた水
圧の行使を介して行った。第3図において認めることが
できるように、被膜は、大きさが大幅に異なる厚い領域
と薄い領域の両方を有することがわかる。薄い領域は、
織物の高スポットによってひきおこされるものであっ
て、先に述べたように、被膜の連続性に対して障害とな
り得る。この被膜は、高スポットを橋かけしているとは
認められず、むしろ、かかるスポット間の隙間を埋め尽
している。第3図及び第2図の比較を通じて、本発明と
従来技術の間の相違点がより明らかとなる。
されており、本発明をさらに説明するためのこの技法を
使用する。第3図は、トランスファー塗布法を用いて作
製した。上述の文献に記載の被覆織物の顕微鏡写真であ
る。このトランスファー塗布法では、フィルムの形成と
フィルムと基材の結合を別の段階で行い、そして重合体
フィルムと織物の布帛との結合をコントロールされた水
圧の行使を介して行った。第3図において認めることが
できるように、被膜は、大きさが大幅に異なる厚い領域
と薄い領域の両方を有することがわかる。薄い領域は、
織物の高スポットによってひきおこされるものであっ
て、先に述べたように、被膜の連続性に対して障害とな
り得る。この被膜は、高スポットを橋かけしているとは
認められず、むしろ、かかるスポット間の隙間を埋め尽
している。第3図及び第2図の比較を通じて、本発明と
従来技術の間の相違点がより明らかとなる。
例3 本発明の融通性を立証するために、いろいろな基材、
化学物質及び基体材料(第4図参照)を使用して23回の
要因分析を行った。使用した材料は、下記の通りであ
る: 基 材 1. 織 布:ポリエスル/綿の混紡織布(102〜143g/
m2)。
化学物質及び基体材料(第4図参照)を使用して23回の
要因分析を行った。使用した材料は、下記の通りであ
る: 基 材 1. 織 布:ポリエスル/綿の混紡織布(102〜143g/
m2)。
2. 不織布:スパンボンデッドのポリアミド不織布(10
g/m2)。
g/m2)。
化学物質 1. ホットメルト:前記例1に記載の反応性ホットメル
ト型親水性ポリウレタン。
ト型親水性ポリウレタン。
2. UV:下記例5Bに記載の親水性オリウレタンアクリレ
ート。
ート。
基体材料 1. EPTFE:膨張延伸ポリテトラフルオロエチレン(米国
特許第3,953,566号及び同第4,187,390号に記載の手法に
従い製造;大略の気孔率=87%、大略の厚さ=7mm、大
略の重量=6g/m2)。
特許第3,953,566号及び同第4,187,390号に記載の手法に
従い製造;大略の気孔率=87%、大略の厚さ=7mm、大
略の重量=6g/m2)。
2. PP:微孔性ポリプロピレン(商品名Celgard 2500と
して入手可能;大略の気孔率=45%、大略の厚さ=25μ
m、大略の重量=10g/m2)。
して入手可能;大略の気孔率=45%、大略の厚さ=25μ
m、大略の重量=10g/m2)。
例3A 50%/50%ポリエステル/綿混紡織布基材を、前記例
1において記載した手法を使用して、親水性で反応性の
ホットメルト型ポリウレタンとEPTFEとからなる被膜と
合し、周囲条件で48時間にわたって硬化させた。下記の
第2表に示すような性質を具えた最終被覆製品が得られ
た。EPTFEを基体材料として使用した場合、満足し得る
美観及び特に満足し得るドレープ性が最終被覆製品にお
いて得られた。
1において記載した手法を使用して、親水性で反応性の
ホットメルト型ポリウレタンとEPTFEとからなる被膜と
合し、周囲条件で48時間にわたって硬化させた。下記の
第2表に示すような性質を具えた最終被覆製品が得られ
た。EPTFEを基体材料として使用した場合、満足し得る
美観及び特に満足し得るドレープ性が最終被覆製品にお
いて得られた。
例3B 50%/50%ポリエステル/綿混紡織布基材を、前記例
1において記載した手法を使用して、親水性の反応性の
ホットメルト型ポリウレタン及び微孔性ポリプロピレン
基体材料からなる被膜と合し、周囲条件で48時間にわた
って硬化させた。下記の第2表に示すような性質をもっ
た最終被覆製品が得られた。
1において記載した手法を使用して、親水性の反応性の
ホットメルト型ポリウレタン及び微孔性ポリプロピレン
基体材料からなる被膜と合し、周囲条件で48時間にわた
って硬化させた。下記の第2表に示すような性質をもっ
た最終被覆製品が得られた。
例3C 前記例1に記載の手法を使用して、スパンボンデッド
のポリアミド不織布基材を親水性反応性ホットメルト型
ポリウレタン及びEPTFE基体材料からなる被膜と合し、
水スプレーを適用しないで、周囲条件で48時間にわたっ
て硬化させた。下記の第2表に示すような性質をもった
最終被覆製品が得られた。
のポリアミド不織布基材を親水性反応性ホットメルト型
ポリウレタン及びEPTFE基体材料からなる被膜と合し、
水スプレーを適用しないで、周囲条件で48時間にわたっ
て硬化させた。下記の第2表に示すような性質をもった
最終被覆製品が得られた。
例3D 前記例1の手法を使用して、スパンボンデッドのポリ
アミド不織布基材を親水性反応性ホットメルト型ポリウ
レタン及び微孔性ポリプロピレン基体材料からなる被膜
と合した。本例では、しかし、ピラミッド形のセルをも
ち、1cm当りのセル数が9.8個であり、セル枚の深さが23
6μm(9.8P/236)であるグラビアロールを代りに使用
し、かつ水スプレーを用いなかった。周囲条件で48時間
にわたって硬化させたところ、下記の第2表に示すよう
な性質をもった最終被覆製品が得られた。
アミド不織布基材を親水性反応性ホットメルト型ポリウ
レタン及び微孔性ポリプロピレン基体材料からなる被膜
と合した。本例では、しかし、ピラミッド形のセルをも
ち、1cm当りのセル数が9.8個であり、セル枚の深さが23
6μm(9.8P/236)であるグラビアロールを代りに使用
し、かつ水スプレーを用いなかった。周囲条件で48時間
にわたって硬化させたところ、下記の第2表に示すよう
な性質をもった最終被覆製品が得られた。
例3E 前記例1に同様な手法を使用して、スパンボンデッドの
ポリアミド不織布基材を25〜30℃のポリウレタン−アク
リレート及びEPTFE基体材料からなる被膜と合した。本
例では、しかし、ロールを25〜30℃とし、すべてのロー
ル間の圧力を275.6kPaとし、そして2本の紫外線、118W
/cm水銀ランプを一列にならべ、水スプレーを用いなか
った。UVランプ下を通過させることによって化学物質を
硬化させ、ひき続いて周囲条件下に48時間にわたって最
終硬化を行った。下記の第2表に示すような性質をもっ
た最終被覆製品が得られた。
ポリアミド不織布基材を25〜30℃のポリウレタン−アク
リレート及びEPTFE基体材料からなる被膜と合した。本
例では、しかし、ロールを25〜30℃とし、すべてのロー
ル間の圧力を275.6kPaとし、そして2本の紫外線、118W
/cm水銀ランプを一列にならべ、水スプレーを用いなか
った。UVランプ下を通過させることによって化学物質を
硬化させ、ひき続いて周囲条件下に48時間にわたって最
終硬化を行った。下記の第2表に示すような性質をもっ
た最終被覆製品が得られた。
例3F 前記例3Fと同様な手法を使用して、かつ9.8P/236のグ
ラビアロールならびにグラビアロールとゴムロール間の
ニップ圧力、ゴムロールとクロムロール間のニップ圧
力、そしてクロムロールとシリコーンゴムロール間のニ
ップ圧力としてそれぞれ103,551及び69kPaを使用して、
70%/30%ポリエステル/綿混紡織布基材を25〜30℃の
ポリウレタン−アクリレート及び微孔性ポリプロピレン
基体材料からなる被膜と合した。UVランプ下を通過させ
ることによって化学物質を凝固させ、そして引き続いて
周囲条件で48時間にわたって硬化させた。下記の第2表
に示すような性質をもった最終被覆製品が得られた。
ラビアロールならびにグラビアロールとゴムロール間の
ニップ圧力、ゴムロールとクロムロール間のニップ圧
力、そしてクロムロールとシリコーンゴムロール間のニ
ップ圧力としてそれぞれ103,551及び69kPaを使用して、
70%/30%ポリエステル/綿混紡織布基材を25〜30℃の
ポリウレタン−アクリレート及び微孔性ポリプロピレン
基体材料からなる被膜と合した。UVランプ下を通過させ
ることによって化学物質を凝固させ、そして引き続いて
周囲条件で48時間にわたって硬化させた。下記の第2表
に示すような性質をもった最終被覆製品が得られた。
例3G 前記例3Fに記載の手法を使用して、スパンボンデッド
のポリアミド不織布基材を25〜30℃のポリウレタン−ア
クリレート及び微孔性ポリプロピレン基体材料からなる
被膜と合した。UVランプ下の通過させることによって化
学物質を凝固させ、そして引き続いて周囲条件で48時間
にわたって硬化させた。下記の第2表に示すような性質
をもった最終被覆製品が得られた。
のポリアミド不織布基材を25〜30℃のポリウレタン−ア
クリレート及び微孔性ポリプロピレン基体材料からなる
被膜と合した。UVランプ下の通過させることによって化
学物質を凝固させ、そして引き続いて周囲条件で48時間
にわたって硬化させた。下記の第2表に示すような性質
をもった最終被覆製品が得られた。
例3H 前記例3Eと同様な手法を使用して、かつロールを40〜
45℃で、そしてグラビアロールとゴムロール間、ゴムロ
ールとクロムロール間、及びクロムロールとシリコーン
ゴムロール間の圧力としてそれぞれ276,276及び413kPa
を使用して、50%/50%ポリエステル/綿混紡織布基材
を25〜30℃のポリウレタン−アクリレート及びEPTFE基
体材料からなる被膜と合した。UVランプ下の通過させる
ことによって化学物質を凝固させ、そして引き続いて周
囲条件で48時間にわたって硬化させた。下記の第2表に
示すような性質をもった最終被覆製品が得られた。
45℃で、そしてグラビアロールとゴムロール間、ゴムロ
ールとクロムロール間、及びクロムロールとシリコーン
ゴムロール間の圧力としてそれぞれ276,276及び413kPa
を使用して、50%/50%ポリエステル/綿混紡織布基材
を25〜30℃のポリウレタン−アクリレート及びEPTFE基
体材料からなる被膜と合した。UVランプ下の通過させる
ことによって化学物質を凝固させ、そして引き続いて周
囲条件で48時間にわたって硬化させた。下記の第2表に
示すような性質をもった最終被覆製品が得られた。
例4 本発明を実施するのに有用な基材の幅を立証するため
に、キャリヤウェブとして用いられる幅38cm、長さ約4.
6mの未仕上げタフタ(47.5g/m2)上に29種類の異なる不
織布基材を載置した(マスキングテープを使用)。不織
布のサンプルは、製造業者作成の技術パンフレットや19
86年Inda会議の“Nonwoven Classics"なるタイトルのパ
ンフレットから入手した風合い見本であった。
に、キャリヤウェブとして用いられる幅38cm、長さ約4.
6mの未仕上げタフタ(47.5g/m2)上に29種類の異なる不
織布基材を載置した(マスキングテープを使用)。不織
布のサンプルは、製造業者作成の技術パンフレットや19
86年Inda会議の“Nonwoven Classics"なるタイトルのパ
ンフレットから入手した風合い見本であった。
したがって、前記例1でアウトラインを示した手法
(95℃のグラビアロール)に従って、前記例1の反応性
ホットメルト型親水性ポリウレタン及びEPTFEならびに
不織布基材とともに本発明の方法を使用して、薄くて連
続した被膜を有する広範囲の被覆製品を一回実施の実験
でもって製造した。これらの製品を周囲条件で48時間に
わたって硬化させたところ、下記の第3表に示すような
性質をもった最終被覆製品が得られた。
(95℃のグラビアロール)に従って、前記例1の反応性
ホットメルト型親水性ポリウレタン及びEPTFEならびに
不織布基材とともに本発明の方法を使用して、薄くて連
続した被膜を有する広範囲の被覆製品を一回実施の実験
でもって製造した。これらの製品を周囲条件で48時間に
わたって硬化させたところ、下記の第3表に示すような
性質をもった最終被覆製品が得られた。
例4A 前記例1に記載の手法を使用したもう1つの実験にお
いて、3種類の追加の風合い見本の不織布基材(下記第
3表のサンプルNo.30〜32)をキャリヤタフタにテープ
で貼り付け、そして薄くて連続した被膜を有する被覆製
品に変えた。これらの製品を周囲条件で48時間にわたっ
て硬化させたところ、下記の第3表に示すような性質を
もった最終被覆製品が得られた。
いて、3種類の追加の風合い見本の不織布基材(下記第
3表のサンプルNo.30〜32)をキャリヤタフタにテープ
で貼り付け、そして薄くて連続した被膜を有する被覆製
品に変えた。これらの製品を周囲条件で48時間にわたっ
て硬化させたところ、下記の第3表に示すような性質を
もった最終被覆製品が得られた。
例4B 前記例1に記載の手法を使用した、但し、水スプレー
を行なわないもう1つの実験において、幅43cmで数フィ
ートの溶融ブロー成形エチレン酢酸ビニル基材(101.8g
/m2)を反応性ホットメルト型ポリエチレン及びEPTFE基
体材料と合した。化学物質を周囲条件で48時間にわたっ
て硬化させたところ、下記の第3表、サンプルNo.33に
示すような性質をもった適当なサイズの被覆製品が得ら
れた。このことから、連続性実験におけるサンプルNo.1
8の不合格は例外であることが確かめられる。
を行なわないもう1つの実験において、幅43cmで数フィ
ートの溶融ブロー成形エチレン酢酸ビニル基材(101.8g
/m2)を反応性ホットメルト型ポリエチレン及びEPTFE基
体材料と合した。化学物質を周囲条件で48時間にわたっ
て硬化させたところ、下記の第3表、サンプルNo.33に
示すような性質をもった適当なサイズの被覆製品が得ら
れた。このことから、連続性実験におけるサンプルNo.1
8の不合格は例外であることが確かめられる。
例5 本発明の別の融通性を立証するために、いろいろな化
学物質をEPTFE基体材料及び適当な基材と使用して、被
覆製品を製造した。
学物質をEPTFE基体材料及び適当な基材と使用して、被
覆製品を製造した。
例5A 前記例1に記載の手法を使用して、水スプレーを行わ
ないで、スパンボンデッドポリアミド不織布基材(10.2
g/m2)を前記例1の反応性ホットメルト型親水性ポリウ
レタン及びEPTFE基体材料からなる被覆と合した。化学
物質を周囲条件で48時間にわたって硬化させたところ、
被膜連続性試験にパスし、かつ全厚が0.138mm、MVTRが2
1,700g/m2/hrs及び有効膜厚が4〜5μmである最終被
覆製品が得られた。
ないで、スパンボンデッドポリアミド不織布基材(10.2
g/m2)を前記例1の反応性ホットメルト型親水性ポリウ
レタン及びEPTFE基体材料からなる被覆と合した。化学
物質を周囲条件で48時間にわたって硬化させたところ、
被膜連続性試験にパスし、かつ全厚が0.138mm、MVTRが2
1,700g/m2/hrs及び有効膜厚が4〜5μmである最終被
覆製品が得られた。
例5B 親水性のポリウレタン−アクリレート組成物を233.4g
(1.8672モル当量)の4,4′−ジフェニルメタンジイソ
シアネート、682.4g(0.9329モル当量)の分子量1463の
ポリオキシエチレングリコール及び101.8g(0.7069モル
当量)の1,4−ブタンデジオールモノアクリレートか
ら、152.7g(組成物の15%pbw)の、反応性希釈剤とし
てのN−ビニルピロリドン、0.17g(組成物の1.7ppm)
の、熱安定剤としてのフェノチアジン、30.534g(組成
物の3%pbw)の、光開始剤としてのIrgacure 500(ヂ
バ−ガイギー社製;ベンゾフェノンと1−ヒドロキシフ
ェニルシクロヘキシルフェニルケトンの50%/50%共融
混合物であると考えられる)を使用して、次のような手
法に従って調製した: 80℃のポリオキシエチレングリコールを1のジャケ
ット付き重合がまに80℃で装填し、そしてフラスコ全体
を撹拌しながら最低2時間にわたって真空で排気して脱
ガス及び水分の除去を行った。次いで、真空をこわし、
それを乾燥窒素パージで置き換えた。フレーク状の4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネートを撹拌中の80
℃の反応容器に装填した。イソシアネートの添加後一般
に2時間以内で、標準ジブチルアミン滴定(ASTM D2572
−80)により測定して、理論値のNCO%が達成せられ
た。このようにして得られたイソシアネート末端基含有
ポリオキシエチレンを真空で排気し、そして乾燥空気で
パージした。撹拌を増強しながら、反応物を45℃まで冷
却した。N−ビニルピロリドンを45℃の反応容器に装填
した。即刻の粘度の低下が観察された。N−ビニルピロ
リドンの添加後直ちに、反応物をさらに35℃まで冷却し
た。フェノチオジン及び1,4−ブタンデジオールモノア
クリレートを反応容器に装填し、これを35℃で一晩(18
時間)にわたって保持した。理論NCO%を標準ジブチル
アミン滴定法によって測定し、これが理論値と一致する
ことを見い出した。Irgacure 500を、コハク色の低密
度ポリエチレン容器中に排出する直前のアクリレートキ
ャップ含有プレポリマー中に混入した。これらの容器を
30℃で保存したところ、ポリウレタン−アクリレートが
低粘度の液体の状態で保持された。
(1.8672モル当量)の4,4′−ジフェニルメタンジイソ
シアネート、682.4g(0.9329モル当量)の分子量1463の
ポリオキシエチレングリコール及び101.8g(0.7069モル
当量)の1,4−ブタンデジオールモノアクリレートか
ら、152.7g(組成物の15%pbw)の、反応性希釈剤とし
てのN−ビニルピロリドン、0.17g(組成物の1.7ppm)
の、熱安定剤としてのフェノチアジン、30.534g(組成
物の3%pbw)の、光開始剤としてのIrgacure 500(ヂ
バ−ガイギー社製;ベンゾフェノンと1−ヒドロキシフ
ェニルシクロヘキシルフェニルケトンの50%/50%共融
混合物であると考えられる)を使用して、次のような手
法に従って調製した: 80℃のポリオキシエチレングリコールを1のジャケ
ット付き重合がまに80℃で装填し、そしてフラスコ全体
を撹拌しながら最低2時間にわたって真空で排気して脱
ガス及び水分の除去を行った。次いで、真空をこわし、
それを乾燥窒素パージで置き換えた。フレーク状の4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネートを撹拌中の80
℃の反応容器に装填した。イソシアネートの添加後一般
に2時間以内で、標準ジブチルアミン滴定(ASTM D2572
−80)により測定して、理論値のNCO%が達成せられ
た。このようにして得られたイソシアネート末端基含有
ポリオキシエチレンを真空で排気し、そして乾燥空気で
パージした。撹拌を増強しながら、反応物を45℃まで冷
却した。N−ビニルピロリドンを45℃の反応容器に装填
した。即刻の粘度の低下が観察された。N−ビニルピロ
リドンの添加後直ちに、反応物をさらに35℃まで冷却し
た。フェノチオジン及び1,4−ブタンデジオールモノア
クリレートを反応容器に装填し、これを35℃で一晩(18
時間)にわたって保持した。理論NCO%を標準ジブチル
アミン滴定法によって測定し、これが理論値と一致する
ことを見い出した。Irgacure 500を、コハク色の低密
度ポリエチレン容器中に排出する直前のアクリレートキ
ャップ含有プレポリマー中に混入した。これらの容器を
30℃で保存したところ、ポリウレタン−アクリレートが
低粘度の液体の状態で保持された。
次いで、前記例1と同様な手法を使用して、かつロー
ルを25〜30℃で、ロールの段重ねの圧力を276kPaで、そ
して2個の直列の紫外線、118W/cm水銀ランプを用い
て、また、水スプレーを行わないで、スパンボンデッド
ポリアミド不織布基材(10.2g/m2)を25〜30℃の上述の
ポリウレタン−アクリレート及びEPTFE基体材料からな
る被膜と合した。UVアンプ下を通過させて化学物質を凝
固させ、引き続いて周囲条件で48時間にわたって硬化さ
せたところ、全厚が0.1mm、MVTRが22,800g/m2/24hrs、
そして有効膜厚が4〜5μmであり、かつ補強用スクリ
ムを用いた時に連続性試験にパスするような最終製品が
得られた。
ルを25〜30℃で、ロールの段重ねの圧力を276kPaで、そ
して2個の直列の紫外線、118W/cm水銀ランプを用い
て、また、水スプレーを行わないで、スパンボンデッド
ポリアミド不織布基材(10.2g/m2)を25〜30℃の上述の
ポリウレタン−アクリレート及びEPTFE基体材料からな
る被膜と合した。UVアンプ下を通過させて化学物質を凝
固させ、引き続いて周囲条件で48時間にわたって硬化さ
せたところ、全厚が0.1mm、MVTRが22,800g/m2/24hrs、
そして有効膜厚が4〜5μmであり、かつ補強用スクリ
ムを用いた時に連続性試験にパスするような最終製品が
得られた。
例5C 前記例1と同様な手法を使用して、かつロールを周囲
温度で、そしてグラビアロール及びゴムロール間、ゴム
ロール及びクロムロール間、クロムロール及びシリコー
ンゴムロール間をそれぞれ137.8,68.9,68.9kPaとし、そ
して赤外線炉付きの幅出機を約160℃にセットして、ス
パンボンデッドポリアミド不織布基材(10.2g/m2)をPV
Cプラスチゾル及びEPTFE基体材料からなる被膜と合し
た。化学物質を炉内で溶融させたところ、連続性試験に
パスし、かつ全厚が0.138mm、MVTRが90g/m2/24hrs及び
有効膜厚が12μmである最終被覆製品が得られた。
温度で、そしてグラビアロール及びゴムロール間、ゴム
ロール及びクロムロール間、クロムロール及びシリコー
ンゴムロール間をそれぞれ137.8,68.9,68.9kPaとし、そ
して赤外線炉付きの幅出機を約160℃にセットして、ス
パンボンデッドポリアミド不織布基材(10.2g/m2)をPV
Cプラスチゾル及びEPTFE基体材料からなる被膜と合し
た。化学物質を炉内で溶融させたところ、連続性試験に
パスし、かつ全厚が0.138mm、MVTRが90g/m2/24hrs及び
有効膜厚が12μmである最終被覆製品が得られた。
例5D 前記例5Cの方法を使用して、但し赤外線炉を用いない
で、スパンボンデッドポリアミド不織布基材(10.2g/
m2)を溶媒和ポリウレタンプレポリマー(この技術分野
において公知であるように、ポリ(テトラメチレンオキ
シドを4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートでキ
ャップすることによって調製;固体80%、キシレン20
%)及びEPTFE基体材料からなる被膜と合した。化学物
質を乾燥させ、周囲条件で48時間にわたって硬化させた
ところ、全厚が0.113mm、MVTRが1,600g/m2/24hrs、有効
膜厚が10μmであり、かつ連続性試験にパスする最終被
覆製品が得られた。
で、スパンボンデッドポリアミド不織布基材(10.2g/
m2)を溶媒和ポリウレタンプレポリマー(この技術分野
において公知であるように、ポリ(テトラメチレンオキ
シドを4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートでキ
ャップすることによって調製;固体80%、キシレン20
%)及びEPTFE基体材料からなる被膜と合した。化学物
質を乾燥させ、周囲条件で48時間にわたって硬化させた
ところ、全厚が0.113mm、MVTRが1,600g/m2/24hrs、有効
膜厚が10μmであり、かつ連続性試験にパスする最終被
覆製品が得られた。
例5E 前記例1に記載の手法を使用して、但し本例では9.8P
/236グラビアロールを代りに使用しかつ水スプレーを行
わないで、スパンボンデッドポリアミド不織布基材(1
0.2g/m2)をポリ(テトラメチレンオキシド)グリコー
ル主鎖を有しかつ米国特許第4,532,316号、例3の教示
内容にしたがって調製した反応性ホットメルト型ポリウ
レタン、及びEPTFE基体材料からなる被膜と合した。化
学物質を周囲条件で48時間にわたって硬化させたとこ
ろ、全厚が0.158〜0.168mm、MVTRが1,200g/m2/24hrs、
有効膜厚が9〜10μmであり、かつ連続性試験をパスす
る最終被覆製品が得られた。
/236グラビアロールを代りに使用しかつ水スプレーを行
わないで、スパンボンデッドポリアミド不織布基材(1
0.2g/m2)をポリ(テトラメチレンオキシド)グリコー
ル主鎖を有しかつ米国特許第4,532,316号、例3の教示
内容にしたがって調製した反応性ホットメルト型ポリウ
レタン、及びEPTFE基体材料からなる被膜と合した。化
学物質を周囲条件で48時間にわたって硬化させたとこ
ろ、全厚が0.158〜0.168mm、MVTRが1,200g/m2/24hrs、
有効膜厚が9〜10μmであり、かつ連続性試験をパスす
る最終被覆製品が得られた。
例5F 前記例5Eの手法を使用して、スパンボンデッドポリア
ミド不織布基材(10.2g/m2)をポリカプロラクタンジオ
ール主鎖を有しかつ米国特許第4,532,316号の教示内容
に従って調製した反応性ホットメルト型ポリウレタン、
及びEPTFE基体材料からなる被膜と合した。化学物質を
周囲条件で48時間にわたって硬化させたところ、サイク
ル数50の耐摩耗性試験と被膜連続性試験にパスし、かつ
全厚が0.155〜0.163mm、有効膜厚が12〜14μmである最
終被覆製品が得られた。
ミド不織布基材(10.2g/m2)をポリカプロラクタンジオ
ール主鎖を有しかつ米国特許第4,532,316号の教示内容
に従って調製した反応性ホットメルト型ポリウレタン、
及びEPTFE基体材料からなる被膜と合した。化学物質を
周囲条件で48時間にわたって硬化させたところ、サイク
ル数50の耐摩耗性試験と被膜連続性試験にパスし、かつ
全厚が0.155〜0.163mm、有効膜厚が12〜14μmである最
終被覆製品が得られた。
例5G 前記例1の手法を使用して、但しグラビアロールを12
0℃としかつ水スプレーを行わないで、NomexTM難燃型ア
ラミッド系をリップストップ様パターンで織って得たパ
ジャマチェック基材を前記例5Fの反応性ホットメルト型
ポリウレタン及びEPTFE基体材料からなる被膜と合し
た。化学物質を周囲条件で48時間にわたって硬化させた
ところ、全厚が0.295〜0.305mm、有効膜厚が5μmであ
りかつ難燃性試験及び被膜連続性試験の両方にパスする
最終被覆製品が得られた。
0℃としかつ水スプレーを行わないで、NomexTM難燃型ア
ラミッド系をリップストップ様パターンで織って得たパ
ジャマチェック基材を前記例5Fの反応性ホットメルト型
ポリウレタン及びEPTFE基体材料からなる被膜と合し
た。化学物質を周囲条件で48時間にわたって硬化させた
ところ、全厚が0.295〜0.305mm、有効膜厚が5μmであ
りかつ難燃性試験及び被膜連続性試験の両方にパスする
最終被覆製品が得られた。
例5H 前記例5Cの手法を使用して、但し赤外線炉を用いない
で、ポリエステル、カーボン繊維導電性不織布基材(1
0.2g/m2)をメチルエチルケトン(固体36%、MEK64%)
中で溶媒和させた半導電性ポリ塩化ビニル(Scientific
Materials Corporationから入手)及びEPTFE基体材料
からなる被膜と合した。化学物質を24時間にわたって乾
燥させたところ、導電率が99Ω/スクエア、全厚が0.09
5〜0.105mm、そして有効膜厚が3〜4μmである最終被
覆製品が得られた。このサンプルのサイズが小型である
ので、直径2.5cmの低入口水圧試験(low water entry p
ressure challenge test)を行ったところ、6.89kPaで
1分間にわたって合格グレードが達成された。
で、ポリエステル、カーボン繊維導電性不織布基材(1
0.2g/m2)をメチルエチルケトン(固体36%、MEK64%)
中で溶媒和させた半導電性ポリ塩化ビニル(Scientific
Materials Corporationから入手)及びEPTFE基体材料
からなる被膜と合した。化学物質を24時間にわたって乾
燥させたところ、導電率が99Ω/スクエア、全厚が0.09
5〜0.105mm、そして有効膜厚が3〜4μmである最終被
覆製品が得られた。このサンプルのサイズが小型である
ので、直径2.5cmの低入口水圧試験(low water entry p
ressure challenge test)を行ったところ、6.89kPaで
1分間にわたって合格グレードが達成された。
例6 本発明の融通性をさらに立証するために、種々の不織
布基材を前記例1の反応性ホットメルト型親水性ポリウ
レタン及び種々の基体材料からなる被膜と合して最終被
覆製品を製造した。
布基材を前記例1の反応性ホットメルト型親水性ポリウ
レタン及び種々の基体材料からなる被膜と合して最終被
覆製品を製造した。
例6A 前記例1のロールコータを4本ロールの段重ね形状で
使用した。段重ねの構成は、グラビアロールと、それと
275.6kPaでニップを形成するViton ロール、それと689
kPaでニップを形成するクロムロール、そしてそれと13
7.8kPaでニップを形成するシリコーンロールであった。
グラビアロールを90〜95℃に、そしてクロムロールを11
5〜120℃に加熱し、そしてまた、接触せるゴムロールも
高温度とした。グラビアロールを、前記例1の反応性ホ
ットメルト型親水性ポリウレタン化学物質を含有するト
ラフと接触させた。なお、この化学物質の溶融粘度は、
平行振動ディスクを用いたレオメータで測定温度95℃で
測定して、約2500cpsであった。基体材料は、米国特許
第3,953,566号の教示内容にしたがって調製したもので
あって、気孔率が約70%、全厚が約25μm、そして重量
が約16.4g/m2であるEPTFEであった。被膜(すなわち、
基体と化学物質の組合せ)を、クロムロール/シリコー
ンニップのところで、Taslite 織布(Taslan糸からな
る約84.9g/m2の織布)である織布基材、108.6g/m2、と
接触させた。次いで、このようにして製造された被覆製
品を周囲条件で48時間にわたって硬化させたところ、全
厚が0.23mm、MVTRが14,500g/m2/24hrs、有効膜厚が22μ
mであり、かつ被膜連続性試験にパスする最終被覆製品
が得られた。
使用した。段重ねの構成は、グラビアロールと、それと
275.6kPaでニップを形成するViton ロール、それと689
kPaでニップを形成するクロムロール、そしてそれと13
7.8kPaでニップを形成するシリコーンロールであった。
グラビアロールを90〜95℃に、そしてクロムロールを11
5〜120℃に加熱し、そしてまた、接触せるゴムロールも
高温度とした。グラビアロールを、前記例1の反応性ホ
ットメルト型親水性ポリウレタン化学物質を含有するト
ラフと接触させた。なお、この化学物質の溶融粘度は、
平行振動ディスクを用いたレオメータで測定温度95℃で
測定して、約2500cpsであった。基体材料は、米国特許
第3,953,566号の教示内容にしたがって調製したもので
あって、気孔率が約70%、全厚が約25μm、そして重量
が約16.4g/m2であるEPTFEであった。被膜(すなわち、
基体と化学物質の組合せ)を、クロムロール/シリコー
ンニップのところで、Taslite 織布(Taslan糸からな
る約84.9g/m2の織布)である織布基材、108.6g/m2、と
接触させた。次いで、このようにして製造された被覆製
品を周囲条件で48時間にわたって硬化させたところ、全
厚が0.23mm、MVTRが14,500g/m2/24hrs、有効膜厚が22μ
mであり、かつ被膜連続性試験にパスする最終被覆製品
が得られた。
例6B 前記例1に記載の手法を使用して、50%/50%ポリエ
ステル/綿混紡織布基材(142.5g/m2)と反応性ホット
メルト型親水性化学物質及び前記例3の微孔性ポリプロ
ピレン基体材料からなる被膜と合した。化学物質の周囲
条件で48時間にわたって硬化させたところ、全厚が0.48
mm、MVTRが、9,300g/m2/24hrs.、有効膜厚が25μmであ
り、かつ連続性試験にパスする最終被覆製品が得られ
た。
ステル/綿混紡織布基材(142.5g/m2)と反応性ホット
メルト型親水性化学物質及び前記例3の微孔性ポリプロ
ピレン基体材料からなる被膜と合した。化学物質の周囲
条件で48時間にわたって硬化させたところ、全厚が0.48
mm、MVTRが、9,300g/m2/24hrs.、有効膜厚が25μmであ
り、かつ連続性試験にパスする最終被覆製品が得られ
た。
例6C タフタ織布基材(64.5g/m2)を前記例1の反応性ホッ
トメルト型親水性化学物質及び微孔性ポリエチレン基体
材料(Millipore Corporationから入手可能;気孔率89
%、報告の平均バルブポイント約231.5kPa、厚さ約17.8
μm、及びベース重量4.2g/m2)と組み合わせた。この
化学物質と記載の基体材料を、前記例1の手法を使用し
て、クロムロールとシリコーンロールのニップのところ
で275.6kPaで、合した。化学物質を周囲条件で48時間に
わたって硬化させたところ、全厚が0.12mm、MVTRが9,32
9g/m2/24hrs、有効膜厚が5μmであり、かつ連続性試
験にパスする最終被覆製品が得られた。
トメルト型親水性化学物質及び微孔性ポリエチレン基体
材料(Millipore Corporationから入手可能;気孔率89
%、報告の平均バルブポイント約231.5kPa、厚さ約17.8
μm、及びベース重量4.2g/m2)と組み合わせた。この
化学物質と記載の基体材料を、前記例1の手法を使用し
て、クロムロールとシリコーンロールのニップのところ
で275.6kPaで、合した。化学物質を周囲条件で48時間に
わたって硬化させたところ、全厚が0.12mm、MVTRが9,32
9g/m2/24hrs、有効膜厚が5μmであり、かつ連続性試
験にパスする最終被覆製品が得られた。
例6D タフタ織布基材(64.5g/m2)を前記例1の反応性ホッ
トメルト型親水性化学物質及び微孔性ポリエチレン基体
材料(Millipore Corporationから入手可能;気孔率約9
1%、報告の平均バルブポイント約187.4kPa、厚さ約25.
4μm、及びベース重量約4.8g/m2)と組み合わせた。こ
の化学物質と記載の基体材料を、前記例6Cの手法を使用
して合した。化学物質を周囲条件で48時間にわたって硬
化させたところ、全厚が0.125mm、MVTRが7,609g/m2/24h
rs、有効膜厚が5μmであり、かつ連続性試験にパスす
る最終被覆製品が得られた。
トメルト型親水性化学物質及び微孔性ポリエチレン基体
材料(Millipore Corporationから入手可能;気孔率約9
1%、報告の平均バルブポイント約187.4kPa、厚さ約25.
4μm、及びベース重量約4.8g/m2)と組み合わせた。こ
の化学物質と記載の基体材料を、前記例6Cの手法を使用
して合した。化学物質を周囲条件で48時間にわたって硬
化させたところ、全厚が0.125mm、MVTRが7,609g/m2/24h
rs、有効膜厚が5μmであり、かつ連続性試験にパスす
る最終被覆製品が得られた。
例6E タフタ織布基材(64.5g/m2)を前記例1の反応性ホッ
トメルト型親水性化学物質及び微孔性ポリエチレン基体
材料(Millipore Corporationから入手可能;気孔率約9
1%、報告の平均バルブポイント約116.4kPa、厚さ約38.
1mm、及びベース重量約5.3g/m2)と組み合わせた。この
化学物質と記載の基体材料を、前記例6Cの手法を使用し
て合した。化学物質を周囲条件で48時間にわたって硬化
させたところ、全厚が0.125mm、MVTRが7,096g/m2/24hr
s、有効膜厚が12μmであり、かつ連続性試験にパスす
る最終被覆製品が得られた。
トメルト型親水性化学物質及び微孔性ポリエチレン基体
材料(Millipore Corporationから入手可能;気孔率約9
1%、報告の平均バルブポイント約116.4kPa、厚さ約38.
1mm、及びベース重量約5.3g/m2)と組み合わせた。この
化学物質と記載の基体材料を、前記例6Cの手法を使用し
て合した。化学物質を周囲条件で48時間にわたって硬化
させたところ、全厚が0.125mm、MVTRが7,096g/m2/24hr
s、有効膜厚が12μmであり、かつ連続性試験にパスす
る最終被覆製品が得られた。
例7 前記例1に記載の手法を使用して、かつグラビアロー
ルを120℃とし、そして水スプレーを行わないで、基材
としての剥離紙を米国特許第4,532,316号、例1の教示
内容による反応性ホットメルト型ポリウレタン及びEPTF
E基体材料からなる被膜と合した。48時間にわたって周
囲条件で硬化させた後、この製品は、全厚が0.015〜0.0
175mm、有効膜厚が5μmであることが判明した。
ルを120℃とし、そして水スプレーを行わないで、基材
としての剥離紙を米国特許第4,532,316号、例1の教示
内容による反応性ホットメルト型ポリウレタン及びEPTF
E基体材料からなる被膜と合した。48時間にわたって周
囲条件で硬化させた後、この製品は、全厚が0.015〜0.0
175mm、有効膜厚が5μmであることが判明した。
例8 前記例1の手法及び材料を使用して、追加の基体と被
膜を合することによりサンドイッチ構造体を形成した。
膜を合することによりサンドイッチ構造体を形成した。
例8A 前記例1に記載の手法を使用して、50%/50%ポリエ
ステル/綿混紡織布基材を反応性ホットメルト型親水性
ポリウレタン及びEPTFE基体材料からなる被膜と合し
た。この被覆製品を巻き取る前に、一枚のスパンボンデ
ッドポリアミド不織布(10.2g/m2)を被膜表面上に重
ね、被覆製品をコアに巻き取った。化学物質を周囲条件
で48時間にわたって硬化させたところ、被膜が基体間に
サッドイッチされていて、全厚が0.385mm、MVTRが14,90
0g/m2/24hrs、有効膜厚が10μmであり、かつ連続性試
験にパスする被覆製品が得られた。
ステル/綿混紡織布基材を反応性ホットメルト型親水性
ポリウレタン及びEPTFE基体材料からなる被膜と合し
た。この被覆製品を巻き取る前に、一枚のスパンボンデ
ッドポリアミド不織布(10.2g/m2)を被膜表面上に重
ね、被覆製品をコアに巻き取った。化学物質を周囲条件
で48時間にわたって硬化させたところ、被膜が基体間に
サッドイッチされていて、全厚が0.385mm、MVTRが14,90
0g/m2/24hrs、有効膜厚が10μmであり、かつ連続性試
験にパスする被覆製品が得られた。
例8B 前記例1に記載の手法を使用して、50%/50%ポリエ
ステル/綿混紡織布基材を反応性ホットメルト型親水性
ポリウレタン及びEPTFE基体材料からなる被膜と合し
た。この被覆製品に巻き取る前に、一枚の熱結合ポリエ
ステル不織布(27.2g/m2)を被膜表面上に重ね、被覆製
品をコアに巻き取った。化学物質を周囲条件で48時間に
わたって硬化させたところ、全厚が0.385〜0.465mm、MV
TRが17,900g/m2/24hrs、有効膜厚が14〜15μmであり、
かつ連続性試験にパスするサンドイッチ構造体が得られ
た。
ステル/綿混紡織布基材を反応性ホットメルト型親水性
ポリウレタン及びEPTFE基体材料からなる被膜と合し
た。この被覆製品に巻き取る前に、一枚の熱結合ポリエ
ステル不織布(27.2g/m2)を被膜表面上に重ね、被覆製
品をコアに巻き取った。化学物質を周囲条件で48時間に
わたって硬化させたところ、全厚が0.385〜0.465mm、MV
TRが17,900g/m2/24hrs、有効膜厚が14〜15μmであり、
かつ連続性試験にパスするサンドイッチ構造体が得られ
た。
例8C 前記例1に記載の手法を使用して、50%/50%ポリエ
ステル/綿混紡織布基材を反応性ホットメルト型親水性
ポリウレタン及びEPTFE基体材料からなる被膜と合し
た。この被覆製品を巻き取る前に、ルーズな綿繊維のフ
ロックを被膜表面上に施し、被覆製品をコアに巻き取っ
た。化学物質を周囲条件で48時間にわたって硬化させた
ところ、全厚が0.32mm、MVTRが19,000g/m2/24hrs、有効
膜厚が10μmであり、かつ連続性試験にパスするサンド
イッチ構造体が得られた。
ステル/綿混紡織布基材を反応性ホットメルト型親水性
ポリウレタン及びEPTFE基体材料からなる被膜と合し
た。この被覆製品を巻き取る前に、ルーズな綿繊維のフ
ロックを被膜表面上に施し、被覆製品をコアに巻き取っ
た。化学物質を周囲条件で48時間にわたって硬化させた
ところ、全厚が0.32mm、MVTRが19,000g/m2/24hrs、有効
膜厚が10μmであり、かつ連続性試験にパスするサンド
イッチ構造体が得られた。
例8D 前記例1に記載の手法を使用して、50%/50%ポリエ
ステル/綿混紡織布基材を反応性ホットメルト型親水性
ポリウレタン及びEPTFE基体材料からなる被膜と合し
た。この被覆製品を巻き取る前に、ルーズなレイヨン繊
維のフロックを被膜表面上に施し、被覆製品をコアに巻
き取った。化学物質を周囲条件で48時間にわたって硬化
させたところ、全厚が0.318〜0.325mm、MVTRが20,500g/
m2/24hrs、有効膜厚が6μmであり、かつ連続性試験に
パスするサンドイッチ構造体が得られた。
ステル/綿混紡織布基材を反応性ホットメルト型親水性
ポリウレタン及びEPTFE基体材料からなる被膜と合し
た。この被覆製品を巻き取る前に、ルーズなレイヨン繊
維のフロックを被膜表面上に施し、被覆製品をコアに巻
き取った。化学物質を周囲条件で48時間にわたって硬化
させたところ、全厚が0.318〜0.325mm、MVTRが20,500g/
m2/24hrs、有効膜厚が6μmであり、かつ連続性試験に
パスするサンドイッチ構造体が得られた。
例8E 前記例1に記載の手法を使用して、50%/50%ポリエ
ステル/綿混紡織布基材を反応性ホットメルト型親水性
ポリウレタン及びEPTFE基体材料からなる被膜と合し
た。この被覆製品を巻き取る前に、塩基で加水分解した
デンプン−ポリアクリロニトリルグラフト共重合体を被
膜表面上に重ね、被覆製品をコアに巻き取った。化学物
質を周囲条件で48時間にわたって硬化させたところ、被
膜が基材間にサンドイッチされていて、全厚が0.368〜
0.465mm、MVTRが17,900g/m2/24hrs、有効膜厚が5〜6
μmであり、かつ連続性試験にパスする3層サンドイッ
チ構造体が得られた。
ステル/綿混紡織布基材を反応性ホットメルト型親水性
ポリウレタン及びEPTFE基体材料からなる被膜と合し
た。この被覆製品を巻き取る前に、塩基で加水分解した
デンプン−ポリアクリロニトリルグラフト共重合体を被
膜表面上に重ね、被覆製品をコアに巻き取った。化学物
質を周囲条件で48時間にわたって硬化させたところ、被
膜が基材間にサンドイッチされていて、全厚が0.368〜
0.465mm、MVTRが17,900g/m2/24hrs、有効膜厚が5〜6
μmであり、かつ連続性試験にパスする3層サンドイッ
チ構造体が得られた。
第1図は、本発明の被覆製品の製造に用いられる装置の
一例を示した略示図、 第2図は、本発明の被覆製品における繊維の形状を示し
た顕微鏡写真、 第3図は、従来の被覆製品における繊維の形状を示した
顕微鏡写真、そして 第4図は、本願明細書の、例3で使用した材料の関係を
示す説明図である。 第1図において、1はグラビアロール、2,3及び4は回
転ロール、5は基体材料、6は基材、7は被膜、そして
8は被覆製品である。
一例を示した略示図、 第2図は、本発明の被覆製品における繊維の形状を示し
た顕微鏡写真、 第3図は、従来の被覆製品における繊維の形状を示した
顕微鏡写真、そして 第4図は、本願明細書の、例3で使用した材料の関係を
示す説明図である。 第1図において、1はグラビアロール、2,3及び4は回
転ロール、5は基体材料、6は基材、7は被膜、そして
8は被覆製品である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 5/24 B32B 7/02 7/02 27/04 Z 27/04 C08J 9/36 CES C08J 9/36 CES A61F 13/18 320 (72)発明者 カロル ホーフリング モレル アメリカ合衆国,デラウェア 19707, ホッケシン,スタイベサント ドライブ 23 (72)発明者 エドワード ジョセフ ダニエル アメリカ合衆国,ペンシルバニア 19350,ランデンバーグ,ジョシュズ ウェイ 16 (56)参考文献 特開 昭54−145739(JP,A) 特開 昭57−81805(JP,A) 特開 昭48−29859(JP,A) 特開 昭61−296042(JP,A) 特開 昭53−50303(JP,A) 特開 昭61−64735(JP,A) 特開 昭61−133242(JP,A)
Claims (10)
- 【請求項1】(i)連続気孔の微細構造で40%より大き
い気孔率を有し、延伸ポリテトラフルオロエチレンから
なり、100μm未満の厚さを有する微孔性基体材料と、 (ii)前記基体材料の少なくとも一表面に付着され、か
つ前記基体材料の気孔空間内に充填されその気孔空間を
充満した、ポリウレタン又はポリウレタン(メタ)アク
リレートから選ばれた固体樹脂とで構成され、可撓性と
少なくとも1200g/m2/24hrの水蒸気透過度(MVTR)を有
することを特徴とする製品。 - 【請求項2】前記基体材料が70%よりも大きな気孔率を
有する、請求項1に記載の製品。 - 【請求項3】前記基体材料が85%よりも大きなき気孔率
を有する、請求項2に記載の製品。 - 【請求項4】前記基体材料が20μmの厚さを有する、請
求項1〜3のいずれか1項に記載の製品。 - 【請求項5】前記水蒸気透過度(MVTR)が少なくとも1
0,000g/m2/24hrである請求項1〜4のいずれか1項に記
載の製品。 - 【請求項6】100μm未満の厚さを有し、連続気孔の微
細構造で40%より大きい気孔率を有する延伸ポリテトラ
フルオロエチレンからなる微孔性基体材料の少なくとも
一表面に、ポリウレタン又はポリウレタン(メタ)アク
リレートから選ばれた樹脂をコーティングし、該ポリウ
レタン又はポリウレタン(メタ)アクリレートが該基体
材料の気孔空間内に充填してその気孔空間を充満させ、
かつ少なくとも1200g/m2/24hrの水蒸気透過度(MVTR)
を有するようにすることを特徴とする製品の製造方法。 - 【請求項7】前記基体材料が70%よりも大きな気孔率を
有する、請求項6に記載の製造方法。 - 【請求項8】前記基体材料が85%よりも大きな気孔率を
有する、請求項7に記載の製造方法。 - 【請求項9】前記基体材料が20μm未満の厚さを有す
る、請求項6〜8のいずれか1項に記載の製造方法。 - 【請求項10】前記水蒸気透過度(MVTR)が少なくとも
10,000g/m2/24hrである請求項6〜9のいずれか1項に
記載の製造方法。
Applications Claiming Priority (3)
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---|---|---|---|
US4096287A | 1987-04-21 | 1987-04-21 | |
US40962 | 1987-04-21 | ||
US040962 | 1987-04-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63284236A JPS63284236A (ja) | 1988-11-21 |
JP2548771B2 true JP2548771B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=21913954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9695088A Expired - Lifetime JP2548771B2 (ja) | 1987-04-21 | 1988-04-21 | 複合製品及びその製造方法 |
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Country | Link |
---|---|
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AU (1) | AU619175B2 (ja) |
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CA2221136A1 (en) | 1995-06-06 | 1996-12-12 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Microporous film containing a microbial adsorbent |
AU5882296A (en) | 1995-06-06 | 1996-12-24 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Microporous fabric containing a microbial adsorbent |
NZ331962A (en) | 1996-03-29 | 1999-05-28 | Kimberly Clark Co | Absorbent article comprising a vapour permeable material with a specified water vapour transmission rate |
US5843056A (en) | 1996-06-21 | 1998-12-01 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Absorbent article having a composite breathable backsheet |
US6737158B1 (en) * | 2002-10-30 | 2004-05-18 | Gore Enterprise Holdings, Inc. | Porous polymeric membrane toughened composites |
GB0500985D0 (en) * | 2005-01-18 | 2005-02-23 | Zotefoams Plc | Polyamide foams, process to make them and applications thereof |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3679540A (en) * | 1970-11-27 | 1972-07-25 | Celanese Corp | Reinforced microporous film |
BE787341R (nl) * | 1971-08-17 | 1973-02-09 | Shell Int Research | Werkwijze voor het vervaardigen van een voorwerp van thermohardbare |
JPS5223367B2 (ja) * | 1973-02-20 | 1977-06-23 | ||
JPS53129259A (en) * | 1977-04-18 | 1978-11-11 | Toyo Rubber Chem Ind Co Ltd | Production of high-frequency bonding or heat-fusing foam |
JPS53129260A (en) * | 1977-04-19 | 1978-11-11 | Junkosha Co Ltd | Production of continuous porous body comprising hydrophilic tetra fluorinated ethylene resin |
JPS54145739A (en) * | 1978-05-08 | 1979-11-14 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Sealing tape |
JPS5663772A (en) * | 1979-10-26 | 1981-05-30 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Alkaline battery |
JPS5781805A (en) * | 1980-11-11 | 1982-05-22 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Gas selective permeable composite membrane and its production |
JPS61103946A (ja) * | 1984-10-26 | 1986-05-22 | Japan Goatetsukusu Kk | ガス不透過性導電性複合シート |
US4613544A (en) * | 1984-12-04 | 1986-09-23 | Minnesota Mining And Manufacturing Co. | Waterproof, moisture-vapor permeable sheet material and method of making the same |
JPS61163944A (ja) * | 1985-01-16 | 1986-07-24 | Daikin Ind Ltd | 隔膜 |
JPS61296042A (ja) * | 1985-06-25 | 1986-12-26 | Tooken Jushi Kagaku Kk | ポリウレタン発泡体の成形物 |
JPS625521A (ja) * | 1985-07-01 | 1987-01-12 | 株式会社 潤工社 | 電気絶縁材料 |
-
1988
- 1988-03-18 AU AU13286/88A patent/AU619175B2/en not_active Expired
- 1988-03-24 CA CA000562322A patent/CA1312426C/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-04-21 JP JP9695088A patent/JP2548771B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63284236A (ja) | 1988-11-21 |
CA1312426C (en) | 1993-01-12 |
AU619175B2 (en) | 1992-01-23 |
AU1328688A (en) | 1988-10-27 |
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