JP2548732B2 - 生化学自動分析装置 - Google Patents

生化学自動分析装置

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JP2548732B2 JP62167505A JP16750587A JP2548732B2 JP 2548732 B2 JP2548732 B2 JP 2548732B2 JP 62167505 A JP62167505 A JP 62167505A JP 16750587 A JP16750587 A JP 16750587A JP 2548732 B2 JP2548732 B2 JP 2548732B2
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美代子 渡辺
弘 三巻
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、希釈法に基づき生化学自動分析装置に係
り、特に血漿サンプルの測定に好適な抗血液凝固対策が
なされていた生化学自動分析装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の生化学自動分析装置では、試料を希釈液で希釈
したのちに、試料の生化学分析を行つていた。血漿試料
では、フイグリンが析出するおそれがあるため、希釈液
に抗血液凝固剤を添加したものを用いていた。
従来の装置では、特開昭57−203933号公報に記載され
たように、サンプリング用管内を抗血液凝固剤(ヘパリ
ン)が常に添加された交換液で満たすことにより管内の
洗浄効果と凝結による閉塞を防止するようになつてい
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、希釈液中に存在する抗血漿凝固剤の安定性は
十分でなく、特にヘパリンの安定性については十分でな
い。ヘパリンは、抗血液凝固剤としての使用が高いもと
なつている。そのため、抗血液凝固剤の凝固能力が失わ
れ、血漿試料ではフイブリンが析出し、その結果装置内
の管内が閉塞し、測定データの不良の原因となる。
また、上記従来の装置では、抗血液凝固剤が必要でな
い試料の場合でも、希釈液中に抗血液凝固剤が混合され
ているために、常時抗血液凝固剤が希釈液として消費さ
れる。その結果、抗血液凝固剤の浪費となる。
本発明は、かかる問題点を解決するために、装置内の
閉塞を完全に防止できることにより測定データの信頼性
を良好とでき、かつ抗血液凝固剤の無駄のない生化学自
動分析装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、被検試料を分
取する試料分取手段と、分取された被検処試料を希釈す
る希釈槽と、該希釈槽に希釈液を供給する希釈液供給手
段と、被検試料の生化学分析を行う分析手段と、吸引さ
れた被検試料を分析手段まで移送する搬送する手段と、
分析済みの被検試料を排出する排出手段と、からなる生
化学自動分析装置において、前記希釈槽に抗血液凝固剤
を供給する抗血液凝固剤供給手段と、前記被検試料の種
類が血漿試料か否かを入力する入力手段と、前記入力手
段により入力された情報を記憶する記憶手段と、前記記
憶手段に記憶された情報に基づいて前記被検試料が血漿
試料であるか否かを判定する判定手段と、前記被検試料
が血漿試料であると判定された場合に、抗血液凝固剤供
給手段に前記希釈槽に抗血液凝固剤を添加する信号を出
力する制御装置と、が備えられていることを特徴とする
生化学自動分析装置である。
〔作用〕
上記本発明によれば、抗血液凝固剤は、必要なときに
希釈槽内の被検試料に添加されるため、凝固剤が長期に
わたつて安定となる。そのため、装置内の閉塞を確実に
防止できることになる。
また、被検試料が血漿の場合にのみ、抗血液凝固剤が
希釈槽内の被検試料に添加されるため、凝固剤の浪費を
防止できるものである。
〔実施例〕
次に、本発明に係る生化学自動分析装置の一実施例に
ついて説明する。第1図は、その実施例を示した系統図
である。
第1図において、試料分取機構1により分取された被
検試料は、希釈槽2に分注される。次いで、逆止弁19と
2方電磁弁14を開放し、シリンジ11を排出動作させ、一
定量を希釈絵5を吐出させる。被検試料が血漿の場合に
は、希釈液5を吐吐出させたのち、2方電磁弁14を閉じ
ると同時に2方電磁弁15を開方にし、抗血液凝固剤7を
一定量吐出させる。この際、希釈液5と抗血液凝固剤
が、混合された状態で同時に勢いよくノズル10から希釈
槽2に吐出することにより、試料が希釈および撹拌され
る。次いで、2方電磁弁16を開方し、試料吸排総作用シ
リンジ13が吸引動作し、希釈槽2内の試料を電極測定部
3へ吸引する。この電極測定部3では、比較電極および
各種のイオン電極が配置されている。イオン電極とし
は、K+電極,Na+電極、Cl−電極がある。電極部3に
試料が吸引されると、シリンジ13は吸引動作を停止し、
ピンチ弁23が閉塞されて試料の起電力が測定される。そ
して、逆止弁22と2方電磁弁17を開放し、シリンジ13を
排出動作させ、排液タンク30内に試料を排出する。
希釈槽2内に残留された試料は、2方電磁弁18を開放
し、真空ポンプ24によつて真空吸引することによつて排
液タンク4に排出される。次に、逆止弁20,21を開き、
シリンジ12を吸引動作させて、一定の内部標準液6をノ
ズル9により希釈槽2に勢いよく排出させる。ピンチ弁
23を開放し、試料吸引時と同様に内部標準液を電極測定
部3内に吸引し、その起電力を測定したのち、シリンジ
13および真空ポンプ24により排液タンクに排出する。
測定される試料としては、血清,血漿,尿,糖種々の
生体試料がある。各種生体試料に、血漿試料が混ざつて
いた場合に、血漿試料のみに抗血液凝固剤を添加するこ
とができる。
抗血液凝固剤は、血漿試料にのみ添加することによ
り、常時希釈液に混ざることがなく、その分電極測定部
3における電極の電極膜や希釈等の影響を及ぼすことを
防止できる。かつ、抗血液凝固剤は必要なときのみ希釈
液に添加されるために、その分抗血液凝固剤の安定を確
保することができる。
第2図に、第1図で示した実施例の動作を説明するフ
ローチャートを示す。第2図において、サンプルの種類
に応じて必要な希釈法が選択される。すなわち、試料が
血清試料である場合には、希釈液のみ添加(ステツプ20
0)される。一方、試料が血漿試料である場合には、抗
血液凝固剤が希釈液に添加された状態で、試料が希釈さ
れる(ステツプ202)。次いで、これらの試料におい
て、上記した吐出,撹拌され(ステツプ202)、さらに
各試料について生化学分析のための測定が行われる(ス
テツプ203)。
第2図におけるサンプル種の選択は、第3図に示すよ
うに、分析前に情報の入力手段であるキーボード300か
ら、被検試料が血漿試料であるか又はそれ以外の試料で
あるいかが入力され、CPU301の記憶部(図示せず)に記
憶される。そして、CPU301の判定部(図示せず)が前記
記憶部に記憶された情報に基づいて被検試料が血漿試料
であると判定した場合に、分析部302が抗血液凝固剤を
希釈層に添加する。一方、それ以外の試料の場合には、
希釈液のみが試料に添加される。このようにして、前記
第2図の分析が行われる。最終的な結果はプリントアウ
トされる。プリントアウトされたデータには、特に血漿
サンプルデータについては、マークが印字される(ステ
ツプ303)。
第1表に、サンプル種に応じて希釈液,抗血液凝固
剤,サンプル量を示す。例えば、31倍希釈法を用いた場
合、血清サンプル20μlに対しては、従来の手法に従
い、希釈液のみ600μlを添加し、血漿サンプル20μl
に対しては、希釈液500μlと抗血液凝固液20μlを添
加する。
添加される抗血液凝固剤の種類については、第2表に
示すように、ヘパリナトリウムやEDTA2liなどが電極へ
の影響もなく使用可能である。他の抗血液凝固剤、例え
ばクエン酸ナトリウム等を使用することもできる。
ヘパリンナトリウムは、希釈液に添加した状態で存在
すると、経時的に抗血液凝固作用は低下するが、被検試
料が血漿試料の場合のみ、同時被検試料に添加すること
により、抗血液凝固作用の低下を防ぐことができる。
一方、EDTAは安定なものであるがヘパリンナトリウム
に比べ、100倍濃度を必要とする。この結果、常時希釈
液にEDTAを添加しておくと、抗血液凝固剤の浪費とな
る。
これらの抗血液凝固剤は、通常使用される濃度の10倍
量を適用濃度とし、原末を蒸留水等で希釈し、目的とす
る濃度の抗血液凝固剤溶液を調整してボトル内に入れ、
前記第1図で示すように設置する。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれら、被検試料が血
漿の場合のみ選択的に抗血液凝固剤を添加するために、
抗血液凝固剤の安定性を確保しつつ、試料を希釈するこ
とによるフイブリンの析出の防止およびそれに伴う装置
流路内の閉塞および汚れを防止できる。したがつて、長
時間安定した分析が可能となり、このために測定データ
の信頼性,精度とも良好となる。
さらに、抗血液凝固剤の消費を最少限に抑えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る生化学自動分析装置の一実施例の
構成を示す系統図、第2図は第1図の動作を示すフロー
チャート、第3図はサンプル種の選択の動作を示すブロ
ツク図である。 1……試料分注機構、2……希釈槽、3……電極測定
部、4…30……排液タンク、5……希釈液、6……内部
標準液、7……抗血液凝固剤、8,9,10……ノズル、11,1
2,13……シリンジ、14,15,16,17,18……2方電磁弁、1
9,20,21,22……逆止弁、23……ピンチ弁、24……真空ポ
ンプ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検試料を分取する試料分取手段と、分取
    された被検試料を希釈する希釈槽と、該希釈槽に希釈液
    を供給する希釈液供給手段と、被検試料の生化学分析を
    行う分析手段と、吸引された被検試料を分析手段まで移
    送する搬送手段と、分析済の被検試料を排出する排出手
    段と、を備えた生化学自動分析装置において、 前記希釈槽に抗血液凝固剤を供給する抗血液凝固剤供給
    手段と、前記被検試料の種類が血漿試料か否かを入力す
    る入力手段と、前記入力手段により入力された情報を記
    憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された情報に基
    づいて前記被検試料が血漿試料であるか否かを判定する
    判定手段と、前記被検試料が血漿試料であると判定され
    た場合に、抗血液凝固剤供給手段に前記希釈槽に抗血液
    凝固剤を添加する信号を出力する制御装置とが備えられ
    ていることを特徴とする生化学自動分析装置。
JP62167505A 1987-07-03 1987-07-03 生化学自動分析装置 Expired - Lifetime JP2548732B2 (ja)

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