JP2548728Y2 - 自動2輪車のディスクブレーキカバー - Google Patents

自動2輪車のディスクブレーキカバー

Info

Publication number
JP2548728Y2
JP2548728Y2 JP1795291U JP1795291U JP2548728Y2 JP 2548728 Y2 JP2548728 Y2 JP 2548728Y2 JP 1795291 U JP1795291 U JP 1795291U JP 1795291 U JP1795291 U JP 1795291U JP 2548728 Y2 JP2548728 Y2 JP 2548728Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disc brake
mesh
brake cover
cover
motorcycle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1795291U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04113294U (ja
Inventor
日出夫 鶴巻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP1795291U priority Critical patent/JP2548728Y2/ja
Publication of JPH04113294U publication Critical patent/JPH04113294U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2548728Y2 publication Critical patent/JP2548728Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】〔考案の目的〕
【0002】
【産業上の利用分野】この考案は自動2輪車のディスク
ブレーキカバーに関する。
【0003】
【従来の技術】自動2輪車では、図4に示すように前輪
1の車軸部分にディスクブレーキ2を用いたものがあ
る。このディスクブレーキ2はブレーキ操作により作動
するキャリパー3によりディスクの両面を挟圧し、前輪
1に制動力を加えるものであるが、このディスクブレー
キ2が設けられる位置は走行時のカーブ時に路面の突起
物に当りやすいと共にはね上げた飛石が当りやすく、そ
のためディスクブレーキ2を覆うようにディスクブレー
キカバー4が設けられる。
【0004】このディスクブレーキカバー4は、ディス
クブレーキ2の周囲のみをカバーするもの、あるいはデ
ィスクブレーキ2の全体をカバーするものがあるが、飛
石による被害や泥はねによる影響を避けるには全体をカ
バーする構造であることが望ましい。
【0005】しかしディスクブレーキ全体をカバーする
構造であると、ブレーキ作動時に発生する熱の放散性が
悪くなり、そのため図5および図6に示すようにディス
クブレーキカバー4に抜き孔5を設けることがある。
【0006】この抜き孔5は、ディスクブレーキ2の冷
却効果を挙げるためには大きくあけなければならない
が、大きくすると飛石や泥が抜き孔5から内部に飛込ん
でしまい、ディスクブレーキ2を傷めたり、ブレーキ作
用が減退するなどの問題がある。
【0007】そこで飛石の飛込みを防ぎ、かつ通気性を
高めてディスクブレーキ2の冷却効果を挙げるためにデ
ィスクブレーキカバー4にメッシュ構造の通気窓を適当
数開口し、このメッシュを通じて外気を導入し、飛石は
メッシュによりガードして内部に飛込まないようにした
ものがある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらメッシュ
構造の通気窓は、大きい石が当るとメッシュ部分が損傷
を受けやすく、そのためメッシュ構造としても大きな開
口面積をとることができず、やはり十分な通気性を確保
することが難かしかった。
【0009】この考案は、上述した事情を考慮してなさ
れたもので、ディスクブレーキカバーにメッシュ構造の
通気窓を大きい面積に開口することができ、メッシュの
損傷が少なくてすむ自動2輪車のディスクブレーキカバ
ーを提供することを目的とする。 〔考案の構成〕
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案では、ディスクブレーキカバーに設けられ
る通気窓のうち路面への接触および飛石が飛来する箇所
の通気窓をディスクブレーキカバーの表面に対し凹ませ
て形成した凹部内に形成し、かつこのメッシュを他の箇
所のメッシュより肉厚としたことを特徴とする。
【0011】
【作用】ディスクブレーキカバーに形成されるメッシュ
構造の通気窓がディスクブレーキカバーの表面より凹ん
だ凹部内に形成されているので、主として下方から飛来
しやすい飛石がメッシュに当りにくく、メッシュの損傷
が防がれる。また飛石の当りやすい箇所のメッシュを他
の箇所のメッシュより肉厚としてあるので、石が当って
も損傷を受けにくい。これらにより通気窓の開口面積を
大きくすることができて外気の導入量が増し、ディスク
ブレーキの冷却効果が高められる。
【0012】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面について説明
する。
【0013】この考案によるディスクブレーキカバー6
は、図1および図2に示すようにディスクブレーキ2を
カバーするようにほぼ円形状に形成され、その一部にフ
ロントフォーク7のプロテクター8の下端が接合する切
欠き9が形成されており、他の表面、主として車軸10
より前側の上、中、下部にメッシュ構造の通気窓11,
12,13が、また後方位置には小さい抜孔14,14
が形成されている。このメッシュ15は図1のような格
子状、図2のようなハニカム状などデザイン上から適宜
な形状とされる。
【0014】上記通気窓11,12,13が設けられる
箇所は、ディスクブレーキカバー6の外面から凹ませら
れた凹部16とされており、この凹部16の底部分がメ
ッシュ構造とされて樹脂等により一体に形成されてい
る。
【0015】ディスクブレーキカバー6の下部の通気窓
13は、走行中カーブ時等に路面の凸部に当りやすく、
またはね上げられた石が当りやすい位置にある。そこで
この位置の通気窓13のメッシュ15は、図3に示すよ
うにその桟17が他所の通気窓11,12のメッシュ1
5,15の桟よりも肉厚あるいは太径に形成され、剛性
を高めて飛石が当っても損傷しないようになされてい
る。図1のようにメッシュ15が縦桟18と横桟17と
で格子状に構成される場合には、例えば横桟17の肉厚
を増すことが効果的であるが、縦、横ともあるいは縦の
み肉厚(太径)としてもよい。
【0016】従ってディスクブレーキカバー6に形成さ
れるメッシュ構造の通気窓11,12,13がディスク
ブレーキカバー6の外面より凹んだ凹部16内に形成さ
れているので、主として下方から飛来する飛石がメッシ
ュ15に当りにくくなり、メッシュ15の損傷が少なく
なる。また飛石の当りやすい箇所の通気窓13のメッシ
ュ15を他の箇所の通気窓11,12のメッシュ15よ
り肉厚としてあるので、石が当っても損傷を受けにくく
なる。これらにより通気窓13の開口面積を大きくとる
ことが可能となり、外気の導入量が増加してディスクブ
レーキ2の冷却効果が高められる。
【0017】
【考案の効果】以上のようにこの考案によれば、通気窓
のメッシュを凹部内に設けたのでカーブ時に路面の凸部
がメッシュに当りにくいと共に下方からはね上がる飛石
も当りにくく、これによりメッシュが保護されて破損を
防ぐことができ、また路面の凸部や飛石が当りやすい位
置の通気窓のメッシュを他部のそれよりも肉厚としてあ
るので、これらに当っても破損しにくいものとなり、デ
ィスクブレーキカバーの耐久性を著しく延ばすことがで
き、またこれらにより通気窓を大きくできるので通気量
を増大させ、ディスクブレーキの冷却効果を高めること
ができ、通気窓が大きくできることによってディスクブ
レーキカバーの重量が軽減され、車体重量を軽くするこ
とができ、デザイン上の自由度も増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る自動2輪車のディスクブレーキ
カバーの使用状態の側面図。
【図2】ディスクブレーキカバーの他の例の側面図。
【図3】図1の通気窓部分の断面図。
【図4】この考案を適用する自動2輪車の一例を示す側
面図。
【図5】従来のディスクブレーキカバーの斜視図。
【図6】従来のディスクブレーキカバーの他の例の斜視
図。
【符号の説明】
1 前輪 2 ディスクブレーキ 3 キャリパー 4 ディスクブレーキカバー 5 抜孔 6 ディスクブレーキカバー 9 切欠 11,12,13 通気窓 14 抜孔 15 メッシュ 16 凹部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動2輪車の車輪の車軸部に設けられる
    ディスクブレーキをカバーするディスクブレーキカバー
    にメッシュ構造の通気窓を設け、少なくとも路面への接
    触および飛石が飛来する箇所の通気窓をディスクブレー
    キカバーの表面に対し凹ませて形成した凹部内に形成
    し、かつこのメッシュを他の箇所のメッシュより肉厚と
    したことを特徴とする自動2輪車のディスクブレーキカ
    バー。
JP1795291U 1991-03-25 1991-03-25 自動2輪車のディスクブレーキカバー Expired - Lifetime JP2548728Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1795291U JP2548728Y2 (ja) 1991-03-25 1991-03-25 自動2輪車のディスクブレーキカバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1795291U JP2548728Y2 (ja) 1991-03-25 1991-03-25 自動2輪車のディスクブレーキカバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04113294U JPH04113294U (ja) 1992-10-02
JP2548728Y2 true JP2548728Y2 (ja) 1997-09-24

Family

ID=31904590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1795291U Expired - Lifetime JP2548728Y2 (ja) 1991-03-25 1991-03-25 自動2輪車のディスクブレーキカバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2548728Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023175997A1 (ja) * 2022-03-18 2023-09-21 日立Astemo株式会社 アクスルブラケット及びこれを備えた鞍乗り型車両用フロントフォーク

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04113294U (ja) 1992-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61257378A (ja) 自動二輪車のリヤフエンダ装置
JP2548728Y2 (ja) 自動2輪車のディスクブレーキカバー
JPS6067245A (ja) デイスクブレ−キカバ−
JPS6236982Y2 (ja)
JP2528075Y2 (ja) アルミロードホイール
JPS5845188Y2 (ja) オ−トバイのブレ−キペダル保護装置
JP2528650Y2 (ja) 自動二輪車のブレーキキャリパーガード
JP2513608Y2 (ja) 自動二輪車用ディスクブレ―キ装置のディスクロ―タカバ―保持構造
JPS6225992Y2 (ja)
JPS5851113Y2 (ja) オ−トバイのブレ−キペダル保護装置
JPH0642953Y2 (ja) 二輪車のヘルメット格納構造
JPS6232159Y2 (ja)
JP2730130B2 (ja) オートバイのメーターケーブルガイド
JPS621822Y2 (ja)
JPS5831744Y2 (ja) 一輪自転車用サドルのガ−ド装置
JPS5823749Y2 (ja) 一輪自転車用サドルの補強装置
JPS5834564Y2 (ja) カ−トリッジ取付用ヘッドシェル
JPS6230859Y2 (ja)
JPH092362A (ja) 自動二輪車のブレーキキャリパー取付構造
JPH028693U (ja)
JPS6429062U (ja)
JPS58103980U (ja) 自動二輪車のリヤフエンダ
JPS621823Y2 (ja)
JPS6327032Y2 (ja)
JPH05164161A (ja) 車両用ディスクブレーキのローター