JPH092362A - 自動二輪車のブレーキキャリパー取付構造 - Google Patents

自動二輪車のブレーキキャリパー取付構造

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JPH092362A
JPH092362A JP14767495A JP14767495A JPH092362A JP H092362 A JPH092362 A JP H092362A JP 14767495 A JP14767495 A JP 14767495A JP 14767495 A JP14767495 A JP 14767495A JP H092362 A JPH092362 A JP H092362A
Authority
JP
Japan
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brake caliper
motorcycle
swing arm
brake
muffler
Prior art date
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Pending
Application number
JP14767495A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Honma
光男 本間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH092362A publication Critical patent/JPH092362A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リヤブレーキにディスクブレーキ装置を採用
した自動二輪車において、マフラーの容量を大きくする
ために、マフラーの径を大きくした場合でも、スイング
アームのストローク量を小さくせずにスイグアームに取
り付けられたブレーキキャリパーをマフラーに当接しな
いようにし、さらにはブレーキディスクを飛石等から十
分保護し、かつ車輛重量を軽減することまで可能な自動
二輪車のブレーキキャリパー取付構造を提供すること。 【構成】 リヤブレーキにディスクブレーキ装置を採用
した自動二輪車1において、ディスクブレーキ装置4の
ディスク26の回転を制動するブレーキキャリパー22
の取り付けられるリヤスイングアーム8に凹状部20を
形成し、この凹状部にブレーキキャリパー22を配置し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動二輪車のブレーキキ
ャリパー取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】オフロードバイクにあっては、林道など
のラフロードを走り易いように工夫されている。例え
ば、路面の悪さによってバイクが揺さぶられるため、ラ
イダーがそれを押さえ付けられるようにハンドルを幅広
にしたり、走行中のショックを吸収できるようにサスペ
ンションのストローク量をオンロードバイクのそれより
も大きくしたりしている。
【0003】また、リヤサスペンションにあっては、そ
のストローク量が大きいと、リヤスイングアームのスト
ローク量も当然大きくなるので、リヤスイングアームが
マフラーに当たらないように、マフラーをリヤフェンダ
ー近傍の上位置に配置するようにしたアッパーマフラー
構造とされている。
【0004】一方、マフラーの容量を大きくするために
は、単純にはマフラーの径を大きくすればよいが、そう
するとマフラーの下縁が下方に位置し、リヤサスペンシ
ョンが最も沈んだ(縮んだ)時にマフラー下縁にスイン
グアーム上縁がかなり近づいて、両者が当接してしまう
虞れがある。したがって、このような場合には、アッパ
ーマフラー構造の利点が活かされない。
【0005】特に、リヤブレーキにディスクブレーキ装
置を採用した場合には、図5に示めすように、ブレーキ
キャリパーaがスイグアームbの上縁から上方へ突出し
た状態で取り付けられるため、一層マフラーcに当接し
易い。したがって、両者が当接しない位置にまで、マフ
ラーをさらに上げるか、あるいはスイグアームbのスト
ローク上限を下方に設定せざるを得ない。しかし、リヤ
フェンダーとの位置関係、全体のバランス、デザイン等
を考慮するとマフラーの上限位置には自ずと限度がある
ため、スイングアームbのストローク量を小さく制限せ
ざるを得ない。しかし、そうすると走行中のショックを
十分に吸収できない虞れがある。
【0006】一方、ブレーキディスクを保護するため
に、ブレーキディスクdの車輛前方側下部は、スイング
アームbの適所に取り付けたディスクプレートカバーe
によって覆われている。しかし、ディスクプレートカバ
ーeは軽量化のために樹脂でできているので、これに飛
石等による強い衝撃があると破損の原因になりかねな
い。そこで、ディスクプレートカバーeを金属で作る
と、今度は車輛重量増加の一因となってしまう。
【0007】そこで、ブレーキディスクを保護する技術
において、衝撃に強く、かつ車輛重量を軽減できる新た
な技術の提供が望まれていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みて発明されたものであって、その解決しようとする
課題は、リヤブレーキにディスクブレーキ装置を採用し
た自動二輪車において、マフラーの容量を大きくするた
めに、マフラーの径を大きくし、またはマフラーを車輛
に組み付けたときにおけるその鉛直方向寸法が大きな場
合でも、スイングアームのストローク量を小さくせずに
スイグアームに取り付けられたブレーキキャリパーをマ
フラーに当接しないようにし、さらにはブレーキディス
クを飛石等から十分保護し、かつ車輛重量を軽減するこ
とが可能な自動二輪車のブレーキキャリパー取付構造を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するものであって、次のようなものである。
すなわち、請求項1に記載の本発明自動二輪車のブレー
キキャリパー取付構造は、ブレーキキャリパーによって
ディスクの回転を制動するディスクブレーキ装置をリヤ
ブレーキに採用した自動二輪車において、前記ディスク
ブレーキ装置の取り付けられるリヤスイングアームに凹
状部を形成し、この凹状部に前記ブレーキキャリパーを
配置した。
【0010】また、請求項2に記載の本発明自動二輪車
のブレーキキャリパー取付構造は、前記凹状部を、リヤ
スイングアームの後端部を上方に折り曲げて屈曲状態に
することで形成し、当該屈曲部分によって前記ディスク
の車輛前方側下部の側面を覆うようにした。
【0011】
【作用】したがって、請求項1に記載の本発明自動二輪
車のブレーキキャリパー取付構造によれば、リヤスイン
グアームに形成した凹状部に前記ブレーキキャリパーを
配置したので、ブレーキキャリパーは凹状部内に納ま
り、それだけブレーキキャリパーの位置は下方に位置す
るようになる。したがって、ブレーキキャリパーが下方
に位置した分だけ、ブレーキキャリパーとマフラーとの
離間距離が大きくなる。
【0012】請求項2に記載の本発明自動二輪車のブレ
ーキキャリパー取付構造によれば、リヤスイングアーム
の屈曲部分によって前記ディスクの車輛前方側下部の側
面が覆われるので、スイングアームの一部である屈曲部
分によってディスクが保護される。このため、既存の金
属でできたスイングアームが従来のディスクプレートカ
バーの代わりになる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明を図示した実
施例に従って詳細に説明する。図1は本発明に係る自動
二輪車のブレーキキャリパー取付構造Aの採用された自
動二輪車1の側面図、図2は本発明に係る自動二輪車の
ブレーキキャリパー取付構造の採用されたリヤスイング
アーム8の拡大右側面図、図3は図2の左側面図、図4
は図3のIV−IV線を含む平面で切断し矢印方向に見た断
面図である。
【0014】自動二輪車1は、オフロード用バイクであ
って、後輪3のブレーキには、ディスクブレーキ装置4
が採用されている。また、後輪3は、車体フレーム5の
後部に設けられたリヤサスペンション7とリアスイング
アーム8とを介して懸架されている。そして、リヤスイ
ングアーム8がマフラー10に当たらないように、マフ
ラー10は、これをリヤフェンダー11の近傍である上
位置に配置する、アッパーマフラー構造とされている。
【0015】リアスイングアーム8は、その回動中心と
なるピボット12から左右に分岐して延びる車輛左側の
アーム8lと車輛右側のアーム8rとからなる二股状形
体をしている。
【0016】各アーム8l・8rは、それらの後端部を
上方に折り曲げて屈曲状態とし、これによって後輪3の
リヤアクスル13を支持する車軸受け部14が上方に位
置するようになっている。詳しくは、左右のアーム8l
・8rは、共にピボット12から車輛後方に延びる平坦
部分15と、屈曲部としての前記車軸受け部14とから
なる、全体でJの字状をしたものである。なお、左右ア
ーム8l・8rのうち平坦部分15に係る平縁を符号1
8pで示し、車軸受け部14に係る斜縁を符号18sで
示すものとする。
【0017】そして、右アーム8rの上縁18のうち、
平坦部分15に係る平縁18pと車軸受け部14に係る
斜縁18sとの境界部分、換言するとJの字の湾曲凹状
部に相当する右アーム8rの凹状部20にディスクブレ
ーキ装置4の構成要素の一つであるブレーキキャリパー
22が載置状に配置されて、あたかもブレーキキャリパ
ー22が、車輛前下に回転されたごときに取り付けられ
ている。なお、このような配置関係にしたことにより、
ブレーキキャリパー22のエア抜き23の位置は、図1
および図2に示したように車輛後方側にされている。ま
た、ディスクブレーキ装置4の構成要素の他の一つであ
って、リヤホイール24の図示しないハブに固定される
ディスクを符号26で示す。
【0018】上記、ブレーキキャリパー22は、車軸受
け部14の先端部14aとリヤホイール24の前記ハブ
との間で挟持される、図示しないキャリパーブラケット
を介して、アーム8rに固定されている。
【0019】また、図3からよくわかるように、アーム
8l側で後輪3のリヤホイール24の前記ハブに固定さ
れるのは、後輪3をチェーン28で駆動するためのリヤ
スプロケット30である。なお、アーム8lの下縁後部
には、チェーンガイド32が取り付けられている。
【0020】しかして、自動二輪車のブレーキキャリパ
ー取付構造Aによれば、各アーム8l・8rは、それら
の後端部が上方に折り曲げられた如きJ字屈曲状態とさ
れ、これによって後輪3のリヤアクスル13を支持する
車軸受け部14が上方に位置された形体をしているの
で、車軸受け部14にリヤアクスル13を介して支持さ
れている後輪3の中心部分は、それだけアーム8l・8
rの平坦部分15に係る平縁18pよりも上部に位置す
るようになる。したがって、後輪3のディスク26およ
びリヤスプロケット30も上部に位置するようになる。
したがって、各アーム8l・8rの下縁からディスク2
6およびリヤスプロケット30が突出する量が減少す
る。
【0021】このとき、リヤスイングアーム8の屈曲部
分である車軸受け部14によってディスク26の車輛前
方側下部の側面が覆われるようになるので、ディスク2
6は車軸受け部14によって保護される。このため、既
存のリヤスイングアームが従来のディスクプレートカバ
ーの代わりにもなるので、ディスクプレートカバーがな
いだけ車輛重量を軽減できる。また、リヤスイングアー
ム18は金属でできているので、従来の合成樹脂製のデ
ィスクプレートカバーに比べてその強度が高まる。この
ため、飛石等の強い衝撃からディスク26を一層保護で
きる。また、上記したように、リヤスプロケット30が
左アーム8lの下縁から突出する量が減少するので、図
4に示すようにチェーンガイド32もその高さ寸法lが
小さなもので済む。したがって、チェーンガイド32が
小さいので、それが曲がったり折れたりしにくくなり、
またチェーン外れの防止にもなる。
【0022】また、リヤスイングアーム8の右アーム8
rに形成した凹状部20にブレーキキャリパー22を配
置したので、ブレーキキャリパー22は凹状部20内に
納まり、それだけブレーキキャリパー22の位置は、車
軸受け部分14よりも下方に位置する。したがって、ブ
レーキキャリパー22が下方に位置した分だけ、ブレー
キキャリパー22とマフラー10との離間距離が大きく
なる。このため、マフラー10の容量を大きくするの
に、マフラー10の径を大きくし、またはマフラー10
を車輛に組み付けたときにおけるその鉛直方向寸法が大
きな場合でも、リヤスイングアーム8のストローク量を
小さくしないで、ブレーキキャリパー22をマフラー1
0に当接しないようにできる。
【0023】
【発明の効果】本発明自動二輪車のブレーキキャリパー
取付構造によれば、ブレーキキャリパーが下方に位置し
た分だけ、ブレーキキャリパーとマフラーとの離間距離
が大きくなるため、マフラーの容量を大きくするのに、
マフラーの径を大きくし、またはマフラーを車輛に組み
付けたときにおけるその鉛直方向寸法が大きな場合で
も、スイングアームのストローク量を小さくしないで、
スイグアームに取り付けられたブレーキキャリパーをマ
フラーに当接しないようにできる。また、既存の金属製
のリヤスイングアームが従来の合成樹脂製のディスクプ
レートカバーの代わりになるので、ディスクプレートカ
バーがないだけ車輛重量を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車のブレーキキャリパー
取付構造の採用された自動二輪車の右側面図である。
【図2】本発明に係る自動二輪車のブレーキキャリパー
取付構造の採用されたリヤスイングアームの拡大右側面
図である。
【図3】図2の左側面図である。
【図4】図3のIV−IV線を含む平面で切断し矢印方向に
見た断面図である。
【図5】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車 4 ディスクブレーキ装置 8 リヤスイングアーム 22 ブレーキキャリパー 26 ディスク 20 凹状部 A 自動二輪車のブレーキキャリパー取付構造

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキキャリパーによってディスクの
    回転を制動するディスクブレーキ装置をリヤブレーキに
    採用した自動二輪車において、前記ディスクブレーキ装
    置の取り付けられるリヤスイングアームに凹状部を形成
    し、この凹状部に前記ブレーキキャリパーを配置したこ
    とを特徴とする自動二輪車のブレーキキャリパー取付構
    造。
  2. 【請求項2】 前記凹状部は、リヤスイングアームの後
    端部を上方に折り曲げて屈曲状態にすることで形成さ
    れ、当該屈曲部分によって前記ディスクの車輛前方側下
    部の側面を覆うようにしたことを特徴とする請求項1に
    記載の自動二輪車のブレーキキャリパー取付構造。
JP14767495A 1995-06-14 1995-06-14 自動二輪車のブレーキキャリパー取付構造 Pending JPH092362A (ja)

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JP14767495A JPH092362A (ja) 1995-06-14 1995-06-14 自動二輪車のブレーキキャリパー取付構造

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JP14767495A JPH092362A (ja) 1995-06-14 1995-06-14 自動二輪車のブレーキキャリパー取付構造

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JPH092362A true JPH092362A (ja) 1997-01-07

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ID=15435722

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14767495A Pending JPH092362A (ja) 1995-06-14 1995-06-14 自動二輪車のブレーキキャリパー取付構造

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JP (1) JPH092362A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2165819A1 (es) * 1999-09-30 2002-03-16 Honda Motor Co Ltd Motocicleta.
US7232014B2 (en) * 2003-10-10 2007-06-19 Honda Motor Co., Ltd. Brake caliper support structure for motorcycle

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2165819A1 (es) * 1999-09-30 2002-03-16 Honda Motor Co Ltd Motocicleta.
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