JPS5845188Y2 - オ−トバイのブレ−キペダル保護装置

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【考案の詳細な説明】この考案は、オートバイのブレーキペダル保護装置に関
する。

一般に、オートバイは、車体の下部−側に、先端にペダ
ルを固着したブレーキアームの基端を回動自在に軸着し
、ペダルを足で踏下げることによって、後輪にブレーキ
を掛けるようにしている。

ところで、ブレーキアームの近くには車体や排気管等も
通っているので、荒地等を走った場合、前輪で跳上げた
石が、万一、ブレーキアームと車体との間に噛込むと、
ペダルを踏下げることができなくなり、ブレーキが利か
なくなる危険がある。

又、石を噛んだ状態で、無理にペダルを踏むと、ブレー
キアームが曲ったりすることもある。

この考案は、かかる危険がないように改善したもので、
以下図面に示す本考案の実施例について説明する。

車体１の下部−側に、先端にペダルを固着したブレーキ
アーム３の基端を軸４で回動自在に軸着する。

ブレーキアーム３は、ボーデンワイヤ等で後輪のブレー
キと連結してあって、ペダル２を第２図二点鎖線で示す
ように踏下げると後輪のブレーキが利くようになってい
る。

而して本考案は、弾性板等で断面逆回字状に形成した保
護板５を設け、該保護板５で、ブレーキアーム３の車体
１等に近接する部分を跨ぐように覆う。

保護板５は、車体１側にビス６等によって固定する。

又、保護板５は第４図に示すように、弾性体で折曲げ可
能に成形し、内面に多数の針状突起７を設けてもよい。

作用について説明する。

ペダル２は、前述のように、足で踏下げて、後輪にプレ
〜キを掛ける。

前輪で跳上げたような石が、ブレーキアーム３と車体１
等の間へ入り込もうとしても、保護板５に当って、跳返
るので、ブレーキアーム３と車体１等の間に石が噛込む
ことがなくなる。

こうして、ペダル２の踏下げが妨害されることが防止で
きて安全である。

又、保護板５の内面に多数の針状突起７を設ければ、ブ
レーキアーム３の動きにつれて針状突起はたわむことが
できて、自由に回動でき、小石等が、保護板５０間に入
ることは、防止できる。

以上説明したように、この考案は、先端にペダルを固着
したブレーキアームの基端を車体の下部−側に回動自在
に軸着したものに於て、該ブレーキアームが車体等に近
接する部分を、断面逆回字状の保護板で覆ったので、ブ
レーキアームと車体等の間の隙間に石等が飛込むことを
、保護板によって阻止できる。

こうして、常にペダルを踏下げられるように、石等の噛
込を防止できて安全である。

又、保護板は、材質を弾性材とすれば、突出していて当
ったりしても安全で、内側に多数の針状突起を設ければ
、保護板の間に小石等が入ることも防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す平面図、第２図は同側
面図、第３図は第２図Ａ−Ａ矢視断面図、第４図は本考
案の他の実施例を示す第３図相当図である。１・・・・・・車体、２・・・・・・ペダル、−ム、５
・・・・・・保護板。３・・・・・・プレーキア

【実用新案登録請求の範囲】

先端にペダルを固着したブレーキアームの基端を車体の
下部−側に回動自在に軸着したものに於て、該ブレーキ
アームが車体等に近接する部分を、断面逆回字状の保護
板で覆ったことを特徴とするオートバイのブレーキペダ
ル保護装置。